JPH0813680B2 - 航空機用作業設備 - Google Patents

航空機用作業設備

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JPH0813680B2
JPH0813680B2 JP2158428A JP15842890A JPH0813680B2 JP H0813680 B2 JPH0813680 B2 JP H0813680B2 JP 2158428 A JP2158428 A JP 2158428A JP 15842890 A JP15842890 A JP 15842890A JP H0813680 B2 JPH0813680 B2 JP H0813680B2
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四郎 小田原
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B64FGROUND OR AIRCRAFT-CARRIER-DECK INSTALLATIONS SPECIALLY ADAPTED FOR USE IN CONNECTION WITH AIRCRAFT; DESIGNING, MANUFACTURING, ASSEMBLING, CLEANING, MAINTAINING OR REPAIRING AIRCRAFT, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; HANDLING, TRANSPORTING, TESTING OR INSPECTING AIRCRAFT COMPONENTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B64F5/00Designing, manufacturing, assembling, cleaning, maintaining or repairing aircraft, not otherwise provided for; Handling, transporting, testing or inspecting aircraft components, not otherwise provided for
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    • E04B1/346Rotary buildings; Buildings with rotary units, e.g. rooms
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、航空機用作業設備に関し、詳しくは、航空
機を収容する建屋内において、前記航空機の胴部廻りの
胴作業域と主翼部廻りの主翼作業域とを仕切る隔壁を設
け、この隔壁を、所定の仕切り作用位置と前記航空機の
出入りを許す退避位置とにわたって移動自在に構成し、
前記胴作業域に作業台を配備した航空機用作業設備に関
する。
〔従来の技術〕
従来、上記の如き航空機用作業設備においては、第12
図及び第13図に示す如く、航空機(2)の胴部(2a)の
ほぼ全長にわたって一連で、かつ、上下に複数段の作業
台(9)を備えるフレーム構造物(A)を、胴部(2a)
の両側に配置すると共に、これらフレーム構造物(A)
夫々の外側に幕材(7)を張設し、もって、この幕材
(7)を、胴部(2a)廻りの胴作業域(5)と主翼部
(2b)廻りの主翼作業域(6)とを仕切る隔壁とすると
共に、上記の上下複数段の作業台(9)を胴作業域
(5)での胴部(2a)に対する各種作業のための作業台
としていた。
そして、幕材からなる隔壁(7)を、胴部(2a)の両
側の仕切り作用位置と航空機(2)の出入りを許す退避
位置とにわたって移動させるについては、両フレーム構
造物(A)自体を、胴部(2a)の近傍位置と胴部(2a)
から両外側へ大きく離れた退避位置とにわたって移動さ
せる構成としていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上述の従来構成では、胴部(2a)のほぼ全長
にわたって一連で、かつ、上下に複数段の作業台(9)
を備える大構造のフレーム構造物(A)自体を移動させ
て、隔壁(7)を仕切り作用位置と退避位置とにわたっ
て移動させるため、その移動のための設備が極めて大掛
かりな設備となって設備コストが嵩む問題があった。
しかも、作業台(9)については、胴部(2a)のほぼ
全長にわたって一連で、かつ、上下に複数段の作業台
(9)上を作業者自身が移動して胴部(2a)の各所に対
する各種作業を行うために、作業性が悪く、又、作業能
率が低い問題があり、 更に、この種設備では一般に、胴作業域(5)に対し
て換気が行われるが、上記作業台(9)が胴部(2a)の
ほぼ全長にわたって一連で、かつ、上下に複数段である
ために、作業台(9)そのものが換気気流の障害となっ
て作業台(9)上の各部に対する換気気流の流通が悪
く、このため、換気による作業環境の良化が充分に達成
されない問題もあった。
本発明の目的は、合理的な設備構成により、上述従来
の各問題の解消を図る点にある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の航空機用作業設備の第1の特徴構成は、航空
機を収容する建屋内において、前記航空機の胴部廻りの
胴作業域と主翼部廻りの主翼作業域とを仕切る隔壁を設
け、この隔壁を、所定の仕切り作用位置と前記航空機の
出入りを許す退避位置とにわたって移動自在に構成し、
前記胴作業域に作業台を配備する構成において、 前記作業台を、前記隔壁とは分離した構成で前記胴作
業域内を移動自在に構成してあることにあり、その作用
・効果は次の通りである。
〔作 用〕 つまり、胴作業域における作業台を隔壁とは分離した
構成とするから、換言すれば、作業台とは分離した構成
で隔壁を仕切り作用位置と退避位置とにわたって移動す
る構成とするから、従来の形式、即ち、航空機胴部のほ
ぼ全長にわたって一連で、かつ、上下に複数段の作業台
を備えると共に、外側に隔壁としての幕材を張設した大
構造のフレーム構造物自体を移動させて、隔壁を仕切り
作用位置と航空機の出入りを許す退避位置とにわたって
移動させる形式に比べ、隔壁の仕切り作用位置と退避位
置とにわたる移動設備構成を大幅に簡略化できる。
又、作業台の移動構成が必要となるものの、航空機胴
部の各所に対する作業を作業台の移動をもって可能とす
るものであって、作業台そのものが従来の作業台、即
ち、航空機胴部のほぼ全長にわたって一連で、かつ、上
下に複数段の作業台に比べ大幅に小型化なものとなるか
ら、作業台の移動構成も比較的簡略なもので済む。
従って、隔壁及び作業台夫々に対する移動構成を考慮
しても、航空機胴部のほぼ全長にわたって一連で、か
つ、上下に複数段の作業台を備えると共に、外側に隔壁
としての幕材を張設した大構造のフレーム構造物自体を
移動させる従来の移動設備構成に比べ、全体移動設備構
成を簡略化できる。
しかも、作業性については、上述の如く、胴作業域内
を移動自在に構成した作業台の移動をもって航空機胴部
の各所に対する作業を可能とするものであるから、従来
のように、航空機胴部のほぼ全長にわたって一連で、か
つ、上下に複数段の作業台上を作業者自身が移動しなが
ら胴部の各所に対する各種作業を行うに比して、作業性
を大幅に向上できて作業能率の向上を効果的に達成でき
る。
又、胴作業域に対して換気を行う場合については、上
記の如く作業台が大幅に小型化されることにより、従来
のように、航空機胴部のほぼ全長にわたって一連で、か
つ、上下に複数段の作業台そのものが換気気流の障害と
なって作業台上の各部に対する換気気流の流通が阻害さ
れるといったことが回避でき、換気による作業環境の良
化も極めて効果的に達成できるようになる。
〔発明の効果〕
以上作用の結果、本発明の第1特長構成によれば、従
来のこの種航空機用作業設備に比べ、作業性及び作業能
率の向上を効果的に達成でき、又、換気を行う場合には
換気による作業環境の良化も効果的に達成できながら、
移動設備構成の簡略化により全体設備コストを大きく節
減でき、設備機能及び経済性の両面で極めて優れた航空
機用作業設備とし得るに至った。
〔本発明の第2及び第3特徴構成〕 本発明による航空機用作業設備の第2の特徴構成は、
前記作業台を、前記胴部の長手方向と幅方向、及び上下
方向に移動自在に構成してあることにあり、 この第2特徴構成を採用すれば、作業台の胴部長手方
向への移動、胴部幅方向への移動、及び、上下方向への
移動の組み合わせにより、航空機の胴部に対する各種作
業を胴部の各所に対して、作業者自身の移動労力をほと
んど要することなく容易かつ能率的に実施できる。
本発明による航空機作業設備の第3の特徴構成は、前
記作業台上で自動作業機と搭乗者用作業スペースとを一
側と他側とに振り分け配置し、前記作業台を縦軸芯廻り
での回転により、自動作業機配置側の一側が前記胴部に
向く姿勢と搭乗者用作業スペース配置側の他側が前記胴
部に向く姿勢とに向き変更自在に構成してあることにあ
り、 この第3特徴構成を採用すれば、自動作業作業を行う
場合には、自動作業機配置側の一側が胴部に向く姿勢に
作業台を向けることにより、搭乗者用作業スペースにお
いて作業監視者が自動作業機の作業動作の支障とならな
い状態で自動作業を監視でき、又、胴部に対する各種の
人為作業を行う場合には、搭乗者用作業スペース配置側
の他側が胴部に向く姿勢に作業台を向けることにより、
搭乗作業者が自動作業機を障害とすることなく作業性の
良い状態で能率良く所定の人為作業を行うことができ
る。
〔実施例〕
次に実施例を図面に基づいて説明する。
図中(1)は、航空機(2)を再塗装作業や整備作業
等のために収納する建屋であり、この建屋(1)へは航
空機(2)をその頭部から侵入させる形態としてある。
建屋(1)は、航空機(2)の胴部(2a)及び主翼部
(2b)を収納する本棟部(1A)と、航空機(2)の尾翼
部(2c)を収納するべく本棟部(1A)の出入口側に連設
された尾翼棟部(1B)とを備え、本棟部(1A)は、主翼
部(2b)を収納する必要があることから尾翼棟部(1B)
よりも巾広に構成し、一方、尾翼棟部(1B)は垂直尾翼
を収納する必要があることから本棟部(1A)よりも高く
構成してある。
尾翼棟部(1B)を本棟部(1A)よりも巾狭に構成する
ことに対し、胴部(2a)及び主翼部(2b)の本棟部(1
A)に対する出入りを許すべく、尾翼棟部(1B)は、巾
方向において2分割形成し、そして、それら分割部分
(1b)を、互いに合体した状態となって尾翼部(2c)を
収納する収納作用位置(図中、実線で示す位置)と、巾
方向の両外側へ互いが離間して胴部(2a)及び主翼部
(2b)の本棟部(1A)への出入りを許す退避位置(図
中、一点鎖線で示す位置)とに移動自在に構成してあ
る。
図中(3)は、上記両分割部分(1b)の移動を案内す
る案内機構であり、又、(4)は本棟部(1A)に対する
主翼部(2b)の出入りを許すための補助扉である。
つまり、上述の如く本棟部(1A)及び尾翼棟部(1B)
を構成することにより、建屋(1)の全体を、主翼部
(2b)の巾に見合った巾広の構造で、かつ、垂直尾翼の
高さに見合った嵩高の構造に構成するに比べ、建屋
(1)の建築コストが低コストで済むように、又、建屋
(1)内の気積が小となって建屋(1)内の換気・空調
に要する設備コスト及びランニングコストが低コストで
済むようにしてある。
建屋(1)の本棟部(1A)には、収容した胴部(2a)
(本例では機体頭部を含む)の廻りの胴作業域(5)
と、収容した主翼部(2b)の廻りの主翼作業域(6)と
に作業域を仕切る隔壁(7)を設けてあり、この隔壁
(7)をもって胴作業域(5)と主翼作業域(6)とを
仕切ることで、両作業域(5),(6)において互いに
異なる作業(例えば塗装作業と整備作業)を互いに悪影
響を及ぼすことなく並行実施できるようにしてある。
上記隔壁(7)は、胴部(2a)の全長にわたって胴部
(2a)の両側に位置する仕切り作用位置(図中に示す位
置)と、航空機(2)の出入りを許す退避位置とに移動
自在に構成してあり、又、このように移動自在とするに
ついては、仕切り作用位置にあることが航空機(2)の
出し入れ作業に支障とならない部分、すなわち、主翼部
(2b)よりも前方で胴部(2a)の両側に位置する先端部
(7a)、及び、主翼部(2b)よりも上方で胴部(2a)の
両側に位置する中央上部(7b)は固定設置とし、これに
対し、仕切り作用位置にあることが航空機(2)の出し
入れ作業の支障となる部分、すなわち、主翼部(2b)よ
りも下方で胴部(2a)の両側に位置する中央下部(7
c)、及び、主翼部(2b)よりも後方で胴部(2a)の両
側に位置する後部(7d)のみを移動可能にしてある。
具体的には、隔壁(7)のうち上記中央下部(7c)
は、キャスタ構造等の採用により隔壁としての壁体構造
のままで胴部(2a)側方の仕切り作用位置と所定の退避
位置とにわたって左右を各別に移動する構成としてあ
り、又、隔壁(7)のうち上記後部(7d)は、屏風式の
折り畳み構造として、上下のレール式案内機構に案内さ
せながら、隔壁として機能させるべく開いた状態で位置
させる胴部(2a)側方の仕切り作用位置と、折り畳んだ
状態で位置させる尾翼棟部(1B)における所定の格納位
置とにわたって左右を各別に移動すると共に、その折り
畳み格納状態において尾翼棟部(1B)における各分割成
分(1b)の退避位置への移動に伴い退避移動させる構成
としてある。
尚、隔壁(7)の各部には、胴作業域(5)への採光
のため、及び、胴作業域(5)内での作業を外側から監
視できるようにするために、多数の透明ガラス窓(8)
を配設してある。
胴作業域(5)には、仕切り作用位置にある上述の隔
壁(7)とは分離した状態で胴作業域(5)内を移動で
きる作業台(9)を設けてあり、この作業台(9)の自
由な域内移動により、胴部(2a)に対する各種作業を能
率良く行えるようにしてある。
上記作業台(9)の移動構造については、建屋(1)
の天井部で胴作業域(5)の両側縁に対応位置する箇所
に、胴作業域(5)の全長にわたって延びる一対のレー
ル(10)を設けると共に、これらレール(10)間に架設
されてレール(10)上を胴部(2a)の長手方向に走行移
動する横フレーム(11)を複数機設け、そして、これら
横フレーム(11)の夫々から、1台又は胴部(2a)の一
側方と他側方とに振り分けるべき2台の上下伸縮フレー
ム(12)を、胴部(2a)の巾方向に駆動移動自在状態で
垂下連設して、これら上下伸縮フレーム(12)夫々の下
端に作業台(9)を取り付けてある。
つまり、胴作業域(5)内において各作業台(9)
を、横フレーム(11)のレール(10)上走行により胴部
(2a)の長手方向へ移動させ、又、各上下伸縮フレーム
(12)の伸縮動作により上下方向へ移動させ、更に、横
フレーム(11)に対する上下伸縮フレーム(12)の駆動
移動により胴部(2a)の巾方向へ移動させるようにして
ある。
又、前述の如く横フレーム(11)を複数機設けて、上
述の作業台(9)を胴部(2a)の長手方向に複数分散配
置したことにより、胴作業域(5)を胴部(2a)の長手
方向において更に複数の作業ゾーンに区画した形態で、
胴部(2a)に対する各種作業を実施できるようにしてあ
る。
胴作業域(5)における上記作業台(9)のうち、航
空機(2)の頭部側端に位置する一対の作業台(9a)に
は、搭乗作業者が胴部(2a)に対する人為塗装作業を行
うための塗装作業装置類(13)を搭載すると共に、人為
塗装作業を含む胴部(2a)に対する各種人為作業を行う
ための搭乗者用作業スペースを設けてあり、他方、胴部
(2a)の長手方向において中間に位置する2対の作業台
(9b)には、胴部(a)の側周面を自動塗装するワンハ
ンドロボット型のサイド用自動塗装機(14)を搭載する
と共に、胴部(2a)に対する各種の人為作業を行うため
の搭乗者用作業スペースを設けてある。
又、胴部(2a)の尾部側端に位置する作業台(9c)に
は、胴部(2a)の上周面を自動塗装するワンハンドロボ
ット型のトップ用自動塗装機(15)を搭載すると共に、
他の作業台(9a),(9b)と同様に胴部(2a)に対する
各種の人為作業を行うための搭乗者用作業スペースを設
けてある。
サイド用自動塗装機(14)又はトップ用自動塗装機
(15)を搭載する作業台(9b),(9c)については、第
8図及び第9図に示すように、作業台(9b),(9c)上
で自動塗装機(14),(15)と搭乗者用作業スペース
(16)とを一側と他側とに振り分け配置し、そして、そ
れら作業台(9b),(9c)を、その中央部の縦軸芯
(P)回りでの回転により、自動塗装機(14),(15)
搭載側の一側が胴部(2a)に向く自動塗装作業用姿勢
(第9図に示す状態)と、搭乗者用作業スペース(16)
設置側の他側が胴部(2a)に向く人為作業用姿勢(第8
図に示す状態)とに向き変更できるように前述の上下伸
縮フレーム(12)に取り付けてあり、これによって、自
動塗装作業を行う場合には、搭乗者用作業スペース(1
6)において作業監視者が自動塗装機(14),(15)の
作業動作の支障とならない状態で自動塗装作業を監視で
きるように、又、胴部(2a)に対する各種の人為作業を
行う場合には、搭乗作業者が自動塗装機(14),(15)
を障害とすることなく作業性の良い状態で能率良く所定
の人為作業を行えるようにしてある。
一方、主翼作業域(6)においては、床上を移動でき
る床上設置型の作業台(17)を複数配備してあり、これ
ら作業台(17)上に各種作業機器を搭載して、これら作
業台(17)上でエンジン整備作業や塗作業等の主翼部
(2b)に対する各種作業を行うようにしてある。
又、主翼作業域(6)における上記作業台(17)には
昇降機構を具備してあり、作業種に応じて作業台(17)
の高さを昇降機構により調整できるようにしてある。
尾翼棟部(1B)においては、収容した尾翼部(2c)の
廻りの尾翼作業域(18)を囲う内壁(19)を設けると共
に、この尾翼作業域(18)内を移動できる作業台(20)
を垂直尾翼の両側に設け、そして、これら作業台(20)
に、搭乗作業者が尾翼部(2c)に対する人為塗装作業を
行うための塗装作業装置類(13)を搭載すると共に、人
為塗装作業を含む尾翼部(2c)に対する各種人為作業を
行うための搭乗者用作業スペースを設けてある。
尾翼作業域(18)における上記作業台(20)の移動構
造については、胴作業域(5)の作業台(9)と同型式
を採用してあり、天井部に設けたレール(21)上を胴部
(2a)の長手方向に走行移動する左右一対の横フレーム
(22)夫々から上下伸縮フレーム(23)を、胴部(2a)
の巾方向に駆動移動自在な状態で垂下連設し、これら上
下伸縮フレーム(23)夫々の下端に作業台(20)を取り
付けてある。
尾翼作業域(18)を囲む左右の内壁(19)、及び、レ
ール(21)から作業台(20)にわたる左右の作業台機構
(20,21,22,23)は、尾翼棟部(1B)を形成する前述の
分割部分(1b)に左右各別に付帯装備してあり、本棟部
(1A)に対する胴部(2a)及び主翼部(2b)の出入りの
際には、上記左右の内壁(19)及び左右の作業台機構
(20,21,22,23)を左右各別の形態で各分割部分(1b)
と一体的に移動させるようにしてある。
次に、前述の胴作業域(5)に対する換気空調につい
ては、胴作業域(5)に供給する換気空気を除塵及び温
湿度調整する主空調器(24)を設け、そして、胴作業域
(5)に対応位置する天井部において、主空調器(24)
から給気ファン(25)及び給気風路(26)を介して供給
される換気空気を胴作業域(5)に吹き出し供給する胴
部用吹出口(27a),(27b),(27c),(27d)を胴部
(2a)の長手方向に並べて設け、一方、胴作業域(5)
に対応位置する床部において、胴作業域(5)の域内気
を吸い込み排気する胴部用吸込口(28a),(28b),
(28c)を、胴部(2a)の頭部側及び尾部側の夫々で胴
作業域(5)の域縁に沿う位置と、胴部(2a)の長手方
向の中央部に対応する位置とに配置してある。
つまり、天井部に配置の胴部用吹出口(27a),(27
b),(27c),(27d)から除塵及び温湿度調整を施し
た換気空気を吹き出し供給し、かつ、床部に配置の胴部
用吸込口(28a),(28b),(28c)から域内気を域内
発生有害物質(例えば、塗料ミスト、溶剤ガス、塵埃
等)とともに吸い込み排気することにより、主翼作業域
(6)との間での作業環境上の相互悪影響を回避すべく
前述の隔壁(7)により仕切った胴作業域(5)におい
て、換気気流を所謂プッシュプル形態で下向きに流動さ
せ、これによって、胴作業域(5)における作業環境の
良化を効果的に達成できるようにしてある。
又、胴作業域(5)における作業台を、胴部(2a)の
全長にわたり、かつ、上下複数段の型式とするに代え
て、先述の如き移動式の作業台(9)を採用したことに
より、胴作業域(5)における上述の如きプッシュプル
形態での換気気流流動が作業台の存在のために阻害され
ることを回避して、胴作業域(5)における作業環境の
良化を一層効果的に達成できるようにしてある。
胴部用吹出口(27a),(27b),(27c),(27d)、
及び、胴部用吸込口(28a),(28b),(28c)は、給
気風路(26)側のダンパ(29)及び排気風路(30)側の
ダンパ(71)に対する遠隔切換操作により、胴部(2a)
の長手方向の前側寄りに位置する吹出口(27a),(27
b)及び吸込口(28a),(28b)の夫々を吹き出し及び
吸い込み機能させる状態と、胴部(2a)の長手方向の後
側寄りに位置する吹出口(27c),(27d)及び吸込口
(28c)の夫々を吹き出し及び吸い込み機能させる状態
とに、胴作業域(5)内の作業形態に応じて使用状態を
択一的に切り換えるようにしてあり、これによって、胴
作業域(5)における作業環境は前述のプッシュプル形
態での換気気流流動をもって効果的に良化しながらも、
胴作業域(5)での各種作業の進行上、換気空調が不要
である部分に対する無駄な換気空調を省いて、胴作業域
(5)の換気空調に要する設備機器を小型なもので済ま
せられるように、又、換気空調に要するエネルギを節減
するようにしてある。
主翼作業域(6)に対する換気空調については、胴作
業域(5)からの排気を浄化して、この浄化空気を主翼
作業域(6)に対し換気空気として供給する換気空気再
利用装置(31)を設けてあり、具体的には、排気ファン
(32)により胴部用吸込口(28a),(28b),(28c)
から排気風路(30)へ導びいた胴作業域(5)からの排
気を除塵する除塵装置(33)、及び、この除塵装置(3
3)により除塵した空気中に未だ含まれる溶済ガス等の
透過有害物質を分離除去する回転吸脱着式の空気処理装
置(34)を主要構成装置として上記換気空気再利用装置
(31)を構成してある。
換気空気再利用装置(31)により浄化した空気を主翼
作業域(6)に対する換気空気として利用するについて
は、この浄化空気を所定の分流比で3流に分流し、1流
は屋外排気風路(35)を介し浄化済排気として屋外へ廃
棄し、別の1流は還気回路(36)を介し前述の主空調器
(24)へ還気し、そして、残りの1流を、中継風路(3
7)を介し主翼部用空調器(38)に導びいて、この主翼
部用空調器(38)により再度除塵及び温湿度調整した上
で主翼作業域(6)に対する換気空気として主翼部用の
給気ファン(39)及び給気風路(40)を介し主翼部用吹
出口(41)へ送給するようにしてある。
又、上記主翼部用空調器(38)へは、換気空気再利用
装置(31)からの浄化空気とともに、外気取入風路(4
2)を介し取り入れた新鮮外気を換気空気再利用装置(3
1)からの浄化空気に合流させて供給し、この合流気を
主翼作業域(6)に対する換気空気として主翼部用空調
器(38)で除塵及び温湿度調整するようにしてあるが、
前述の如く胴作業域(5)からの排気を換気空気再利用
装置(31)により浄化して、この浄化空気を主翼作業域
(6)に対する換気空気に利用することにより、主翼作
業域(6)に対する換気空気の全量を外気の温湿度調整
気とするに比べ、換気空気再利用装置(31)から主翼部
用空調器(38)へ供給する浄化空気(すなわち、胴作業
域(5)からの排気の一部)が未だ保有する保有熱量
(主空調器(24)での温調が冷却の場合には冷熱量、加
熱の場合には温熱量)だけ、主翼作業域(6)に対する
換気空気の温調に要するエネルギを節減できるように、
又、主翼部用空調器(38)における温調装置を能力的に
小型なもので済ませられるようにしてある。
一方、換気空気再利用装置(31)による浄化空気の一
部を還気する主空調器(24)へは、換気空気再利用装置
(31)からの浄化空気とともに、外気取入風路(43)を
介し取り入れた新鮮外気を換気空気再利用装置(31)か
らの浄化空気に合流させて供給し、この合流気を胴作業
域(5)に対する換気空気として主空調器(24)で除塵
及び温湿度調整するようにしてあるが、これについて
も、胴作業域(5)からの排気を換気空気再利用装置
(31)により浄化して、この浄化空気を胴作業域(5)
に対する換気空気に利用することにより、胴作業域
(5)に対する換気空気の全量を外気の温湿度調整気と
するに比べ、換気空気再利用装置(31)から主空調器
(24)へ還気する浄化空気(すなわち、胴作業域(5)
からの排気の一部)が未だ保有する保有熱量だけ、胴作
業域(5)に対する換気空気の温調に要するエネルギを
節減できるように、又、主空調器(24)における温調装
置を能力的に小型なもので済ませられるようにしてあ
る。
主翼部用空調器(38)により除塵及び温湿度調整した
換気空気を主翼作業域(6)に対し吹き出し供給する主
翼部用吹出口(41)は、主翼部(2b)の全巾にわたって
主翼部(2b)の前方近傍から主翼部(2b)へ向けて後方
向きないし斜め後方向きに換気空気を吹き出す構造とし
て、主翼作業域(6)の中でも主翼部近傍のみをスポッ
ト的に換気するようにしてあり、これによって、胴作業
域(5)に比べ広域の主翼作業域(6)においても、主
翼部(2b)に対する各種作業の作業環境の良化を少い換
気風量で効果的に達成できるようにしてある。
図中(44)は、回転吸脱着式の空気処理装置(34)で
排気から分離除去して脱着用の高温再生空気へ移行させ
た溶済ガス等の脱着有害物質を焼却処理する触媒燃焼装
置である。
又、(45)は、回転吸脱着式の空気処理装置(34)に
対するバイパス風路であり、除塵装置(33)からの除塵
空気の一部はこのバイパス風路(45)を通過する。
建屋(1)内において本棟部(1A)と尾翼棟部(1B)
とを仕切る仕切壁(46)には、主翼作業域(6)の域内
気を排気ファン(47)の吸引力により吸い込み排気する
主翼部用吸込口(48)を設けてあり、前述の主翼部用吹
出口(41)からの後方向きの換気空気の吹き出しと、上
記配置の主翼部用吸込口(48)による域内気の吸い込み
排気とをもって主翼部(2b)周りで換気気流を後方向き
に円滑に流動させ、これによって、主翼部(2b)廻りの
作業環境の良化をより効果的に達成できるようにしてあ
る。
次に尾翼作業域(18)に対する換気空調については、
主翼作業域(6)からの排気を浄化して、この浄化空気
を尾翼作業域(18)に対し換気空気として供給する尾翼
作業域用の換気空気再利用装置を設けてあり、具体的に
は、この尾翼作業域用の換気空気再利用装置として、主
翼部用吸込口(48)により吸い込んだ主翼作業域(6)
からの排気を濾過処理により浄化するドライフィルタ装
置(49)を尾翼棟部(1B)に設けてある。
そして、このドライフィルタ装置(49)により浄化し
た浄化空気の一部は屋外排気風路(50)を介し浄化済排
気として屋外へ廃棄し、浄化空気のうちの残部を、中継
風路(51)を介して尾翼部用空調器(52)に導びいて、
この尾翼部用空調器(52)により再度除塵及び温湿度調
整した上で尾翼作業域(18)に対する換気空気として尾
翼部用の給気ファン(53)及び給気風路(54)を介し尾
翼部用吹出口(55)へ送給するようにしてある。
又、上記尾翼部用空調器(52)へは、尾翼作業域用の
換気空気再利用装置としての前記ドライフィルタ装置
(49)からの浄化空気とともに、外気取入風路(56)を
介し取り入れた新鮮外気をドライフィルタ装置(49)か
らの浄化空気に合流させて供給し、この合流気を尾翼作
業域(18)に対する換気空気として尾翼部用空調器(5
2)で除塵及び温湿度調整するようにしてあるが、主翼
作業域(6)からの排気を浄化して、この浄化空気を尾
翼作業域(18)に対する換気空気に利用することによ
り、尾翼作業域(18)に対する換気空気の全量を外気の
温湿度調整気とするに比べ、ドライフィルタ装置(49)
から尾翼部用空調器(52)へ供給する浄化空気(すなわ
ち、主翼作業域(6)からの排気の一部)が未だ保有す
る保有熱量だけ、尾翼作業域(18)に対する換気空気の
温調に要するエネルギを節減できるように、又、尾翼部
用空調器(52)における温調装置を能力的に小型なもの
で済ませられるようにしてある。
前記尾翼部用吹出口(55)を尾翼作業域(18)の上部
に設けるのに対し、尾翼作業域(18)の域内気を吸い込
み排気する尾翼部用吸込口(57)は、尾翼作業域(18)
における作業環境の良化を効果的に達成すべく尾翼作業
域(18)の下部に配設してあり、又、この尾翼部用吸込
口(57)により吸い込んだ尾翼作業域(18)からの排気
は、前述の主翼部用吸込口(48)により吸い込んだ主翼
作業域(6)からの排気とともに、前記のドライフィル
タ装置(49)で浄化するようにしてある。
つまり、尾翼作業域(18)からの排気はドライフィル
タ装置(49)で浄化した後、その一部は前記の屋外排気
風路(50)を介し浄化済空気として屋外へ廃棄するが、
残部は尾翼部用空調器(52)へ還気するようにしてあ
り、これによって、尾翼作業域(18)からの排気が未だ
保有する保有熱量の一部をも有効利用するようにして、
尾翼作業域(18)に対する換気空気の温調に要するエネ
ルギを一層節減できるように、又、尾翼部用空調器(5
2)における温調装置を能力的に更に小型なもので済ま
せられるようにしてある。
以上要するに、各作業域(5),(6),(18)に対
する換気空調の夫々において排気保有熱量を有効利用し
て換気空気の温調に要するエネルギを節減すると共に、
各空調器(24),(38),(52)における温調装置を能
力的に小型なもので済ませられるようにすることによ
り、建屋(1)全体として、大巾な省エネを達成すると
共に、設備コストの大巾な節減を図ってある。
尚、主翼部用吸込口(48)を設ける左右の前記仕切壁
(46)、左右のドライフィルタ装置(49)、並びに、左
右の尾翼部用空調器(52)の夫々は、前述の内壁(19)
及び作業台機構(20,21,22,23)と同様に、尾翼棟部(1
B)を形成する分割部分(1b)に左右各別に付帯装備
し、本棟部(1A)に対する胴部(2a)及び主翼部(2b)
の出入りの際は、左右の仕切壁(46)、左右のドライフ
ィルタ装置(49)、並びに、左右の尾翼部用空調器(5
2)の夫々を左右各別の形態で各分割部分(1b)と一体
的に移動させるようにしてある。
胴作業域(5)及び尾翼作業域(18)の床部には、胴
作業域(5)の前端から尾翼作業域(18)の後端にわた
る一連の回収溝(58)を設けてあり、胴部(2a)及び尾
翼部(2c)に対する再塗装に先立ち、以前の塗布塗料を
剥離液を用いて剥離させた上で洗浄水により洗い流す作
業において、流下洗浄水を回収溝(58)へ流入させ、そ
の流入洗浄水を回収溝(58)の下流側端に設けた貯水槽
(59)へ自然流下により集水するようにしてある。
又、上記回収溝(58)には、その全長にわたる塗料ス
ラッジ捕集用のフィルタコンベア(60)を内装してあ
り、このフィルタコンベア(60)により、回収溝(58)
への流入洗浄水を濾過処理して、洗浄水とともに回収溝
(58)に流入する塗料スラッジを捕捉するようにしてあ
る。
そして、フィルタコンベア(60)により捕捉した塗料
スラッジは、フィルタコンベア(60)による搬送により
スラッジ貯留槽(61)に集め、その後、別途設けたスラ
ッジ処理設備に送って適宜後処理を施すようにしてあ
る。
一方、貯水槽(59)に集水した洗浄水は、ポンプ(6
2)により遠心分離器(63)へ送り、この遠心分離器(6
3)により未だ残る塗料スラッジ及び油分を分離除去す
るようにしてあり、そして、遠心分離器(63)により分
離した塗料スラッジはスラッジ濾過装置(64)で脱水処
理した後、搬送容器(65)をもって前記のスラッジ処理
設備へ送り、又、遠心分離器(63)により分離した油分
は回収容器(66)へ回収するようにしてある。
遠心分離器(63)により塗料スラッジ及び油分を分離
除去した洗浄水の一部は、循環路(67)を介して回収溝
(58)の上流端に供給し、回収溝(58)における塗料ス
ラッジの流下用水に再利用するようにしてある。
尚、遠心分離器(63)により塗料スラッジ及び油分を
分離除去した洗浄水の残部は、排水路(68)を介して排
水処理設備へ送り適宜排水処理を施すようにしてある。
前記貯水槽(59)には、前述のポンプ(62)により汲
み出した洗浄水の一部を還流して貯水槽(59)における
貯留洗浄水中に噴出するノズル装置(69)を設けてあ
り、このノズル装置(69)による洗浄水噴出により貯留
洗浄水を撹拌して貯水槽(59)での塗料スラッジの沈降
堆積を防止するようにしてある。
図中(70)は、スラッジ濾過装置(64)において塗料
スラッジから脱水した洗浄水を貯水槽(59)に戻す還水
路である。
〔別実施例〕
次に別実施例を列記する。
i 胴作業域(5)と主翼作業域(6)とを仕切る隔壁
(7)の具体的な構造は種々の改良が可能であり、前述
実施例の如く隔壁(7)を、複数の分割部分(7a),
(7b),(7c),(7d)より構成するに代えて、例え
ば、胴部(2)の両側に位置させる隔壁(7)の夫々を
胴部(2)の長手方向に一連の構成としてもよい。
ii 隔壁(7)の材質は種々の材質を適用でき、例え
ば、布材等を用いて隔壁(7)を構成してもよい。
iii 隔壁(7)の移動構造は、前述実施例の如く隔壁
(7)の屏風式の折り畳み構造としてレール式の案内機
構により移動を案内する形式や、隔壁(7)を壁体構造
のままでキャスタ構造により移動自在とする形式の他
に、種々の形式変更、構成変更が可能である。
又、隔壁(7)を所定の仕切り作用位置と退避位置と
に移動させるに、前述の実施例の如く隔壁(7)の内の
一部(7c),(7d)のみを移動自在とする形式と、隔壁
(7)の全体を移動自在とする形式のいずれを採用して
もよい。
iv 隔壁(7)の仕切り作用位置、及び航空機の出入り
を許す退避位置の夫々の具体的位置は建屋(1)構成等
に応じて適宜決定すればよい。
v 胴作業域(5)における作業台(9)の具体的構性
は種々の構成変更が可能であり、例えば、胴部(2a)の
長手方向に短尺の作業台(9)を上下複数段に設けた作
業台ユニットを胴部(2a)の長手方向に移動自在とする
構成や、胴部(2a)の長手方向に並置した複数作業台
(9)の夫々を上下方向及び胴部幅方向に移動自在とす
る構成等を採用してもよい。
vi 作業台(9)を移動させる移動構造も種々の形式の
移動構造を採用でき、又、作業台(9)の支持は、天井
側からの吊り下げ支持ないし床側からの脚式支持のいず
れを採用してもよい。
vii 前述実施例において示した胴作業域(5)の作業
台(9)と同構成の作業台を主翼作業域(6)において
も採用するようにしてもよい。
viii 作業台(9)に自動作業機(14),(15)を搭載
する場合、その自動作業機(14),(15)は、前述実施
例の如き自動塗装作業機の他、どのような作業内容のも
のであってもよい。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする
為に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構
造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第11図は実施例を示し、第1図は建屋構成
を示す平面図、第2図は縦断面図、第3図及び第4図は
夫々、建屋内設備構成を示す平面図、第5図ないし第7
図は胴作業域の長手方向各位置、及び尾翼作業域に対応
する位置夫々での横断面図、第8図及び第9図は夫々、
作業台の使用状態を示す平面図、第10図は換気空調設備
の系統図、第11図は排水設備の系統図である。 第12図及び第13図は従来例を示す正面視断面図と平面視
断面図である。 (1)……建屋、(2)……航空機、(2a)……胴部、
(2b)……主翼部、(5)……胴作業域、(6)……主
翼作業域、(7)……隔壁、(9)……作業台、(1
4),(15)……自動作業機、(16)……搭乗者用作業
スペース、(P)……縦軸芯。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】航空機(2)を収容する建屋(1)内にお
    いて、前記航空機(2)の胴部(2a)廻りの胴作業域
    (5)と主翼部(2b)廻りの主翼作業域(6)とを仕切
    る隔壁(7)を設け、この隔壁(7)を、所定の仕切り
    作用位置と前記航空機(2)の出入りを許す退避位置と
    にわたって移動自在に構成し、前記胴作業域(5)に作
    業台(9)を配備した航空機用作業設備であって、 前記作業台(9)を、前記隔壁(7)とは分離した構成
    で前記胴作業域(5)内を移動自在に構成してある航空
    機用作業設備。
  2. 【請求項2】前記作業台(9)を、前記胴部(2a)の長
    手方向と幅方向、及び上下方向に移動自在に構成してあ
    る請求項1記載の航空機用作業設備。
  3. 【請求項3】前記作業台(9)上で自動作業機(14),
    (15)と搭乗者用作業スペース(16)とを一側と他側と
    に振り分け配置し、前記作業台(9)を縦軸芯(P)廻
    りでの回転により、自動作業機配置側の一側が前記胴部
    (2a)に向く姿勢と搭乗者用作業スペース配置側の他側
    が前記胴部(2a)に向く姿勢とに向き変更自在に構成し
    てある請求項1又は2記載の航空機用作業設備。
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