JP2011029584A - 誘導結合プラズマ処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 被処理基板の大型化に対応できる誘導結合プラズマ処理装置を提供すること。
【解決手段】 被処理基板を収容してプラズマ処理を施す処理室4と、処理室4内で被処理基板Gが載置される載置台23と、処理室4内に処理ガスを供給する処理ガス供給系20と、処理室4内を排気する排気系30と、処理室4内に誘導電界を形成する高周波アンテナ13と、高周波アンテナ13に高周波電力を供給する第一の高周波電源15と、を具備し、高周波アンテナ13と処理室4との間に、処理室4を構成する本体容器1と絶縁されて形成された非磁性体で導電性の金属窓2が形成されている。
【選択図】図1

Description

この発明は、液晶表示装置(LCD)等のフラットパネルディスプレイ(FPD)製造用のガラス基板等の基板にプラズマ処理を施す誘導結合プラズマ処理装置に関する。
液晶表示装置(LCD)等の製造工程においては、ガラス基板に所定の処理を施すために、プラズマエッチング装置やプラズマCVD成膜装置等の種々のプラズマ処理装置が用いられる。このようなプラズマ処理装置としては従来、容量結合プラズマ処理装置が多用されていたが、近時、高密度のプラズマを得ることができるという大きな利点を有する誘導結合プラズマ(Inductively Coupled Plasma:ICP)処理装置が注目されている。
誘導結合プラズマ処理装置は、被処理基板を収容する処理室の誘電体窓の外側に高周波アンテナを配置し、処理室内に処理ガスを供給するとともにこの高周波アンテナに高周波電力を供給することにより、処理室内に誘導結合プラズマを生じさせ、この誘導結合プラズマによって被処理基板に所定のプラズマ処理を施すものである。誘導結合プラズマ処理装置の高周波アンテナとしては、平面状の所定パターンをなす平面アンテナが多用されている。公知例としては、特許文献1がある。
近時、被処理基板のサイズが大型化している。例えば、LCD用の矩形状ガラス基板を例にあげると、短辺×長辺の長さが、約1500mm×約1800mmのサイズから約2200mm×約2400mmのサイズへ、さらには約2800mm×約3000mmのサイズへとその大型化が著しい。
誘導結合プラズマ処理装置の場合、高周波アンテナと処理室との間に、誘電体窓を介在させる。被処理基板が大型化すれば、誘電体窓も大型化される。誘電体窓には、特許文献1にも記載されているように、一般的に石英ガラス、あるいはセラミックが用いられる。
しかし、石英ガラスやセラミックは脆く、大型化には不向きである。このため、例えば、特許文献2に記載されているように、石英ガラスを分割することで誘電体窓の大型化に対処している。
特許第3077009号公報 特許第3609985号公報
しかしながら、被処理基板の大型化はなお著しい。このため、特許文献2に記載されているような誘電体窓を分割する手法においても、大型化への対応が困難化してきている。
この発明はかかる事情に鑑みてなされたものであって、被処理基板の大型化に対応できる誘導結合プラズマ処理装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、この発明の一態様に係る誘導結合プラズマ処理装置は、被処理基板を収容してプラズマ処理を施す処理室と、前記処理室内で被処理基板が載置される載置台と、前記処理室内に処理ガスを供給する処理ガス供給系と、前記処理室内を排気する排気系と、前記処理室内に誘導電界を形成する高周波アンテナと、前記高周波アンテナに高周波電力を供給する第一の高周波電源と、を具備し、前記高周波アンテナと前記処理室との間に、前記処理室を構成する本体容器と絶縁されて形成された非磁性体で導電性の金属窓が形成されている。
この発明によれば、被処理基板の大型化に対応できる誘導結合プラズマ処理装置を提供できる。
この発明の第1の実施形態に係る誘導結合プラズマ処理装置を概略的に示す断面図 第1の実施形態に係る誘導結合プラズマ処理装置に用いられる非磁性体で導電性の金属窓の一例を示す平面図 第1の実施形態に係る誘導結合プラズマ処理装置に用いられる高周波アンテナの一例を示す平面図 第1の実施形態に係る誘導結合プラズマ処理装置をより概略的に示す図 第1の実施形態に係る誘導結合プラズマ処理装置から得られたプラズマ電子密度を示す図 推測されたプラズマ生成原理を示す図 四分割型金属窓の一例を示す平面図 四分割型金属窓の他例を示す平面図 高周波アンテナを直線状とした場合の金属窓の一例を示す平面図 この発明の第2の実施形態に係る誘導結合プラズマ処理装置が備える金属窓の一例を示す平面図 金属窓の具体的な一例を示す断面図 この発明の第2の実施形態に係る誘導結合プラズマ処理装置が備える金属窓の他例を示す平面図 この発明の第3の実施形態に係る誘導結合プラズマ処理装置が備える金属窓の一例を概略的に示す断面図 この発明の第4の実施形態に係る誘導結合プラズマ処理装置が備える金属窓の一例を概略的に示す断面図 この発明の第5の実施形態に係る誘導結合プラズマ処理装置が備える容量結合モード回路の一回路例を示す回路図 高周波アンテナ側の回路と容量結合モード回路側の各インピーダンスにおける可変コンデンサの容量依存性を示す図 プラズマ電子密度分布を示す図 金属窓2のチャンバ側表面に貼り付けたSiO膜の削れ量を示す図 図19Aはこの発明の第6の実施形態に係る誘導結合プラズマ処理装置が備える金属窓の一例を示す平面図、図19Bは図19Aに示す金属窓の斜視図 この発明の第7の実施形態に係る誘導結合プラズマ処理装置の一例を概略的に示す断面図 第7の実施形態に係る誘導結合プラズマ処理装置から得られたプラズマ電子密度を示す図
以下、添付図面を参照してこの発明の実施の形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1はこの発明の第1の実施形態に係る誘導結合プラズマ処理装置を概略的に示す断面図、図2はこの誘導結合プラズマ処理装置に用いられる非磁性体で導電性の金属窓の一例を示す平面図、図3はこの誘導結合プラズマ処理装置に用いられる高周波アンテナの一例を示す平面図である。この装置は、例えばFPD用ガラス基板上に薄膜トランジスターを形成する際のメタル膜、ITO膜、酸化膜等のエッチングや、レジスト膜のアッシング処理に用いられる。ここで、FPDとしては、液晶ディスプレイ(LCD)、エレクトロルミネセンス(Electro Luminescence;EL)ディスプレイ、プラズマディスプレイパネル(PDP)等が例示される。
このプラズマ処理装置は、導電性材料、例えば、内壁面が陽極酸化処理(アルマイト処理)されたアルミニウムからなる角筒形状の気密な本体容器1を有する。この本体容器1は、接地線1aにより接地されている。本体容器1は、この本体容器1と絶縁されて形成された金属窓2により上下にアンテナ室3および処理室4に区画されている。金属窓2は、本例では処理室4の天井壁を構成する。金属窓2は、例えば、非磁性体で導電性の金属で構成される。非磁性体で導電性の金属の例は、アルミニウム、又はアルミニウムを含む合金である。
本体容器1におけるアンテナ室3の側壁3aと処理室4の側壁4aとの間には、本体容器1の内側に突出する支持棚5、及び処理ガス供給用のシャワー筐体を兼ねる十字形状の支持梁11が設けられている。支持梁11がシャワー筐体を兼ねる場合には、支持梁11の内部に、被処理基板Gの被処理面に対して平行に伸びるガス流路12が形成され、このガス流路12には、処理室4内にガスを噴出する複数のガス吐出孔12aが連通される。また、支持梁11の上部には、ガス流路12に連通するようにガス供給管20aが設けられる。ガス供給管20aは、本体容器1の天井からその外側へ貫通し、処理ガス供給源およびバルブシステム等を含む処理ガス供給系20に接続されている。したがって、プラズマ処理においては、処理ガス供給系20から供給された処理ガスがガス供給管20aを介して支持梁11内に供給され、ガス吐出孔12aから処理室4内へ吐出される。支持棚5、及び支持梁11は導電性材料、望ましくは金属で構成される。金属の例としてはアルミニウムである。
また、本例では、金属窓2は、図2に示すように金属窓2−1〜2−4に四分割されており、これら四つの金属窓2−1〜2−4は、支持棚5、及び支持梁11の上に絶縁物6を介して載置される。本例では、載置台23に対向する処理室4の壁面形状を矩形とすると、この矩形の中心から各辺の中点を結ぶ線に沿って、金属窓2が金属窓2−1〜2−4に四分割されている。このように、矩形のマス目状に四分割された金属窓2−1〜2−4は、絶縁物6を介して支持棚5、及び支持梁11の上に載置されることで、支持棚5、支持梁11、並びに本体容器1から絶縁され、かつ、金属窓2−1〜2−4どうしも互いに絶縁される。絶縁物6の材料例は、例えば、セラミックやポリテトラフルオロエチレン(PTFE)である。
アンテナ室3内には金属窓2の上に、この金属窓2に面するように高周波(RF)アンテナ13が配設されている。この高周波アンテナ13は絶縁部材からなるスペーサ17により金属窓2から離間している。高周波アンテナ13は、図3に示すように渦巻アンテナを構成しており、金属窓2は、この渦巻きの中心から周辺へ放射状に延びる線に沿って、分割されていることになる。
プラズマ処理中、第一の高周波電源15からは、誘導電界形成用の、例えば、周波数が13.56MHzの高周波電力が給電部材16を介して高周波アンテナ13へ供給される。本例の高周波アンテナ13は、その中心部の周囲に、中心からほぼ同一半径位置で90°ずつ、ずれた位置に給電部材16に接続される4つの給電部41、42、43、44を有し、これら各給電部41、42、43、44から2本ずつのアンテナ線が外側に延びて構成される。各アンテナ線の終端にはコンデンサ18が接続され、各アンテナ線はコンデンサ18を介して接地される。このように高周波電力が供給された高周波アンテナ13により、処理室4内に誘導電界が形成され、この誘導電界により複数のガス吐出孔12aから供給された処理ガスがプラズマ化される。
処理室4内の下方には、金属窓2を挟んで高周波アンテナ13と対向するように、被処理基板G、例えば、LCDガラス基板を載置するための載置台23が設けられている。載置台23は、導電性材料、例えば表面が陽極酸化処理されたアルミニウムで構成されている。載置台23に載置された被処理基板Gは、静電チャック(図示せず)により吸着保持される。
載置台23は絶縁体枠24内に収納され、さらに、中空の支柱25に支持される。支柱25は本体容器1の底部を、気密状態を維持しつつ貫通し、本体容器1外に配設された昇降機構(図示せず)に支持され、被処理基板Gの搬入出時に昇降機構により載置台23が上下方向に駆動される。なお、載置台23を収納する絶縁体枠24と本体容器1の底部との間には、支柱25を気密に包囲するベローズ26が配設されており、これにより、載置台23の上下動によっても処理室4内の気密性が保証される。また、処理室4の側壁4aには、被処理基板Gを搬入出するための搬入出口27aおよびそれを開閉するゲートバルブ27が設けられている。
載置台23には、中空の支柱25内に設けられた給電線25aにより、整合器28を介して第二の高周波電源29が接続されている。この第二の高周波電源29は、プラズマ処理中に、バイアス用の高周波電力、例えば、周波数が3.2MHzの高周波電力を載置台23に印加する。このバイアス用の高周波電力により、処理室4内に生成されたプラズマ中のイオンが効果的に基板Gに引き込まれる。
さらに、載置台23内には、基板Gの温度を制御するため、セラミックヒータ等の加熱手段や冷媒流路等からなる温度制御機構と、温度センサーとが設けられている(いずれも図示せず)。これらの機構や部材に対する配管や配線は、いずれも中空の支柱25を通して本体容器1外に導出される。
処理室4の底部には、排気管31を介して真空ポンプ等を含む排気装置30が接続される。この排気装置30により、本体容器4が排気され、プラズマ処理中、処理室4内が所定の真空雰囲気(例えば1.33Pa)に設定、維持される。
載置台23に載置された被処理基板Gの裏面側には冷却空間(図示せず)が形成されており、一定の圧力の熱伝達用ガスとしてHeガスを供給するためのHeガス流路45が設けられている。Heガス流路45にはHeガスライン46が接続され、圧力制御バルブ47を介して図示せぬHe源に接続される。
このプラズマ処理装置の各構成部は、コンピュータからなる制御部50に接続されて制御される構成となっている。また、制御部50には、工程管理者がプラズマ処理装置を管理するためにコマンドの入力操作等を行うキーボードや、プラズマ処理装置の稼働状況を可視化して表示するディスプレイ等からなるユーザーインターフェース51が接続されている。さらに、制御部50には、プラズマ処理装置で実行される各種処理を制御部50の制御にて実現するための制御プログラムや、処理条件に応じてプラズマ処理装置の各構成部に処理を実行させるためのプログラムすなわちレシピが格納された記憶部52が接続されている。レシピはハードディスクや半導体メモリーに記憶されていてもよいし、CD−ROM、DVD等の可搬性の記憶媒体に収容された状態で記憶部52の所定位置にセットするようになっていてもよい。さらに、他方の装置から、例えば専用回線を介してレシピを適宜伝送させるようにしてもよい。そして、必要に応じて、ユーザーインターフェース51からの指示等にて任意のレシピを記憶部52から呼び出して制御部50に実行させることで、制御部50の制御下で、プラズマ処理装置での所望の処理が行われる。
第1の実施形態に係る誘導結合プラズマ処理装置によれば、従来、誘電体、例えば、石英製であった窓を、非磁性体で導電性の金属、例えば、アルミニウム製、又はアルミニウムを含む合金製の金属窓2とした。これにより、金属窓2の剛性が、誘電体、例えば、石英製であった場合に比較して向上し、被処理基板の大型化に対応することが可能となった。図4に、図1よりもさらに簡略化した構成を示す。
図1、又は図4に示す誘導結合プラズマ処理装置における被処理基板Gの中央と短辺中央を結ぶ線に沿ったプラズマ電子密度測定結果を図5に示す。
図5に示すように、パワー5000Wのとき、中央(X=0)及びその近傍において、ほぼ6×1010cm−3のプラズマ電子密度を持つ高密度プラズマの生成が確認された。
この推測されるプラズマ生成原理を、図6に示す。
図6に示すように、高周波アンテナ13に流れた電流IRFより、金属窓2の上面(高周波アンテナ側表面)に渦電流ILOOPが発生する。金属窓2は、支持棚5、支持梁11、及び本体容器1から絶縁されている。このため、金属窓2の上面に流れた渦電流ILOOPは、金属窓2の側面に流れる。さらに、金属窓2の側面に流れた渦電流ILOOPは、金属窓2の下面(処理室側表面)に流れ、さらに、金属窓2の側面を介して、再度金属窓2の上面に戻る。このようにして、金属窓2の上面(高周波アンテナ側表面)から下面(処理室側表面)にループする渦電流ILOOPが生成される。このループする渦電流ILOOPのうち、金属窓2の下面を流れた電流が処理室4内に誘導電界を形成する。処理室4内に誘導電界が形成されることにより、処理室4内のガスが励起されてプラズマが生成される。生成原理は、このように推測される。さらに、金属窓2の下面を流れた電流は、処理室4内に生成されたプラズマの表皮(数cm程度)を誘導加熱する。このようにして、高密度のプラズマが生成される。図7に、四分割型金属窓の一平面例を、図8に四分割型金属窓の他平面例を示しておく。
さらに、金属窓2を分割するか否かは、高周波アンテナ13の平面形状による。例えば、高周波アンテナ13の平面形状が、図3に示したように渦巻き状、あるいは環状の場合には、図7、又は図8に示したように、渦巻き状あるいは環状の高周波アンテナ13の中心から周辺へ放射状に延びる線に沿って、金属窓2を分割する。これは、高周波アンテナ13の平面形状が渦巻き状、あるいは環状であった場合、金属窓2を一枚板とすると、高周波アンテナ13によって金属窓2の上面に形成される渦電流ILOOPは、金属窓2の上面をループするのみとなる。即ち、金属窓2の下面に廻らない。このため、金属窓2を複数に分割し、かつ、複数に分割した金属窓2を互いに絶縁しなければならない。
対して、高周波アンテナ13の形状が、例えば、図9に示すように直線状であった場合には、金属窓2を一枚板で構成することができる。
このように、第1の実施形態によれば、従来、誘電体で構成されていた窓を、非磁性体で導電性の金属窓2とすることで、窓自体の剛性が高まり、被処理基板の大型化に対応できる誘導結合プラズマ処理装置を提供することができる。
(第1の変形例)
なお、第1の実施形態に係る誘導結合プラズマ処理装置において、金属窓2の表面に、誘電体膜が形成されても良い。誘電体膜の例は、陽極酸化膜、又は溶射セラミック膜である。
このように、金属窓2の表面、少なくとも処理室4側表面に、陽極酸化膜、又は溶射セラミック膜の被膜を形成することにより、金属窓2をそのまま、例えば、アルミニウム、又はアルミニウムを含む合金製の金属窓2をそのまま、処理室4側に露出させる場合に比較して、金属窓2の耐プラズマを向上させることができる。
(第2の変形例)
また、金属窓2の処理室4側表面に、誘電体カバーを設けても良い。誘電体カバーの一例は、石英製のカバー、又はセラミック製のカバーである。セラミックの一例は、アルミナセラミックである。
このように、金属窓2の処理室4側表面を、石英製のカバー、又はセラミック製のカバーで覆うことによっても、金属窓2をそのまま、例えば、アルミニウム、又はアルミニウムを含む合金製の金属窓2をそのまま、処理室4側に露出させる場合に比較して、金属窓2の耐プラズマを向上させることができる。
(第3の変形例)
また、金属窓2の表面に、この金属窓2を構成する材料よりも導電率が高い、非磁性体で導電性の膜を形成しても良い。上述したように、金属窓2の表面には、ループ電流ILOOPが流れる。金属窓2の表面の導電率を高くしておけば、高周波アンテナ13を流れる電流によって生成されるループ電流ILOOPを、より効率よく生成することができる。
非磁性体で導電性の膜の例は、例えば、金属窓2がアルミニウム、又はアルミニウムを含む合金から構成される場合、銅、又は銅を含む合金、又は銀、又は銀を含む合金である。
これら、第1〜第3の変形例は、以下に説明する他の実施形態にも適用することができる。
(第2の実施形態)
図9に示したように、高周波アンテナ13の形状を直線状とすることにより、金属窓2を一枚板で構成することができる。金属窓2を一枚板とした場合には、支持梁11が必要なくなる。このため、ガス吐出孔12aを何処に形成するかが選択事項となる。ガス吐出孔12aを本体容器1の側壁に形成しても良い。しかし、金属窓2は、誘電体、例えば、石英やセラミックに比較して加工性が良いことを考慮すると、金属窓2自体に、ガス流路12、及びガス吐出孔12aを形成することができる。
図10は、この発明の第2の実施形態に係る誘導結合プラズマ処理装置が備える金属窓2bの一例を示す平面図である。
図10に示すように、金属窓2bには、ガス流路12が形成されている。本例では、ガス流路12は、シャワーヘッドのガス拡散室のような空間を金属窓2b内部に設けることによって形成されている。空間状のガス流路12には、図1に示したガス供給管20aが接続されており、同じく図1に示したガス供給系20から処理ガスが供給される。ガス流路12に供給された処理ガスは、ガス流路12に連通された複数のガス吐出孔12aを介して処理室4の内部へと吐出される。
このように、金属窓2には、ガス流路12、及びガス吐出孔12aを形成することもできる。
図11は、金属窓2bの、より具体的な一例を示す断面図である。
図11に示すように、本例に係る金属窓2bは、処理室4の内部に面した複数のガス吐出孔12aを有するシャワープレート102と、シャワープレート102の周縁に対応した縁部103及び縁部103に囲まれた凹部を有する本体101と、を備えている。シャワープレート102を縁部103に取り付けることにより、本体101の凹部がガス拡散室のような空間状のガス流路12となる。シャワープレート102と縁部103との間には気密封止部材104が介在されている。気密封止部材104を介在させることで、シャワープレート102と縁部103との間からのガス漏れを防ぐ。気密封止部材104の一例は、例えば、Oリングである。
本体101のシャワープレート102の取り付け面と反対側の面には、ガス流路12に連通するガス供給孔105が形成されている。ガス供給孔105には、絶縁物106を介してガス供給管20aが取り付けられている。ガス供給管20aを絶縁物106を介してガス供給孔105に取り付けることで、金属窓2bの上面から下面に流れる渦電流ILOOPが、ガス供給管20aに流れ込むことを抑制できる。
さらに、本例に係る金属窓2bにおいては、シャワープレート102と縁部103との間に、電気的接触部材107が設けられている。電気的接触部材107は、本体101とシャワープレート102との電気的な接触をより確実にする役目を持つ。例えば、シャワープレート102と縁部103との間には、シャワープレート102の自重による僅かな撓みに起因した微小な隙間が生じることがある。また、本例のように、シャワープレート102と縁部103との間にOリングのような気密封止部材104を介在させるような場合には隙間はより生じやすい。このような隙間が生じると、渦電流ILOOPが、シャワープレート102の下面(処理室側表面)に流れることを妨げる虞がある。このような虞は、本例のように、シャワープレート102と縁部103との間に、電気的接触部材107を設けることで解消できる。このような電気的接触部材107の一例としては、伸縮可能な導電性部材を挙げることができる。さらに、伸縮可能な導電性部材の一例としては導電性部材を螺旋状に巻いたもの、具体的には、金属製のシールドスパイラルを挙げることができる。
図12は、この発明の第2の実施形態に係る誘導結合プラズマ処理装置が備える金属窓2bの他例を示す平面図である。
図12に示すように、金属窓2bを複数に分割、例えば、金属窓2b−1〜2b−4のように四分割した場合においても、分割された金属窓2b−1〜2b−4それぞれに対して、ガス流路12、及びガス吐出孔12aを形成することもできる。
例えば、四分割した金属窓2b−1〜2b−4を備える誘導結合プラズマ処理装置においては、ガス吐出孔12aは、十字型の支持梁11に形成される。このため、処理室4に対するガス吐出孔12aの分布は、十字型にならざるを得ない。このため、処理室4の内部において、処理ガスの分布を均一にすることが難しい。
対して、図12に示す金属窓2b−1〜2b−4に示すように、金属窓2b−1〜2b−4にもガス流路12、及びガス吐出孔12aを形成することで、処理室4に対するガス吐出孔12aの分布を、十字型に比較して、より均一にすることができる。
また、本例のように、金属窓2bを金属窓2b−1〜2b−4のように分割した場合においても、金属窓2b−1〜2b−4のそれぞれには、図11に示したような金属窓2bをガス流路12となる凹部を有した本体101と、複数のガス吐出孔12aを有したシャワープレート102とから構成される構造を採用することができる。
さらに、このような構造を採用した場合、金属窓2b−1〜2b−4のそれぞれには、ガス流路12となる凹部を有した本体101と、複数のガス吐出孔12aを有したシャワープレート102とを含んで構成されるようにしても良い。
さらに、本体101とシャワープレート102との接合面、例えば、本体101の縁部103とシャワープレート102との間には、図11に示したように、本体101とシャワープレート102とを電気的に接触させる導電性部材107を設けるようにしても良い。
このように、第2の実施形態に係る誘導結合プラズマ処理装置によれば、第1の実施形態により説明した利点に加えて、1枚の金属窓2b、あるいは分割された金属窓2b−1〜2b−4に、ガス流路12、及びガス吐出孔12aを形成することで、処理室4に対する吐出孔12aの分布を均一にでき、処理室4の内部における処理ガスの分布の均一化を、より促進させることが可能になる、という利点も得ることができる。
(第3の実施形態)
図13は、この発明の第3の実施形態に係る誘導結合プラズマ処理装置が備える金属窓の一例を概略的に示す断面図である。
図13に示すように、第3の実施形態に係る誘導結合プラズマ処理装置が備える金属窓2cは、金属窓2cの内部に、温調用流路203を設けたものである。金属窓2cは、上述したように、誘電体、例えば、石英やセラミックに比較して加工性が良い。このため、窓が誘電体で構成されていた場合には実現不可能であった、窓自体に温調用流路203を形成し、窓自体の温度調節が可能となる。
このように、第3の実施形態に係る誘導結合プラズマ処理装置によれば、第1の実施形態により説明した利点に加えて、例えば、金属窓2cに、温調流路203を形成することで、金属窓2c自体の温度調節、例えば、金属窓2cの温度分布が均一になるように、金属窓2c自体の温度調節が可能となる。例えば、金属窓2cの温度を、温度分布が均一になるように調節することで、被処理基板Gに対するより均一な処理を促進させることが可能になる、という利点も得ることができる。
なお、図13は金属窓2cを複数に分割している場合を示したが、特に、図示しないが、温調流路203は、金属窓2cが一枚板の場合にも適用可能であるし、もちろん、第2の実施形態において説明した、ガス流路12、ガス吐出孔12aと併用することも可能である。
(第4の実施形態)
図14は、この発明の第4の実施形態に係る誘導結合プラズマ処理装置が備える金属窓の一例を概略的に示す断面図である。
図14に示すように、第4の実施形態に係る誘導結合プラズマ処理装置が備える金属窓2dは、第二の高周波電源29を載置台23に接続した際、金属窓2dを、第二の高周波電源29の高周波のみを通すフィルタ204を介して接地し、金属窓2d自体を、第二の高周波電源29に接続されて下部電極として機能する載置台23に対する対向電極として機能させたものである。金属窓2dは非磁性体であるが、導電性である。このため、対向電極として使うこともできる。
金属窓2dを下部電極である載置台23の対向電極として機能させることで、誘電体の窓を用いた場合には不可能であった窓への堆積物付着の抑制効果を期待することができる。
これは、金属窓2dを対向電極として機能させることで、金属窓2dの下面に対して垂直な方向に電界を発生させることができ、この電界によって堆積物付着が抑制されるものである。
このように、第4の実施形態に係る誘導結合プラズマ処理装置によれば、第1の実施形態により説明した利点に加えて、例えば、金属窓2dを対向電極として機能させることで、金属窓2dへの堆積物付着を抑制することができ、被処理基板Gに対するより清浄な処理、及びメンテナンスの省力化を促進させることが可能になる、という利点も得ることができる。
また、下部電極である載置台23に接続された第二の高周波電源29から見ると、金属窓2dはアノード電極として見える。このため従来の誘導結合プラズマ処理装置に比べると、第二の高周波に対するアノード電極の面積が増加したことになり、結果的にカソード電極に対するアノード電極の面積比が大きくなることから、自己バイアス電圧(Vdc)の増加やプラズマの均一化することができる。
なお、図14は金属窓2cを複数に分割している場合を示したが、特に、図示しないが、第4の実施形態は、金属窓2cが一枚板の場合にも適用可能であり、上記第2、第3の実施形態と併用することも可能である。
(第5の実施形態)
上記第1乃至第4の実施形態においては、例えば、四分割された金属窓2−1〜2−4を、絶縁物6を介して支持棚5、及び支持梁11の上に載置することで、金属窓2−1〜2−4を、支持棚5、支持梁11、並びに本体容器1から絶縁し、かつ、金属窓2−1〜2−4どうしも互いに絶縁する。これにより、高密度な誘導電界プラズマ(ICP)を生成することができた。
しかしながら、誘導電界が金属窓2−1〜2−4に対して水平方向であるため、垂直電界がほとんど無く、金属窓2−1〜2−4に反応生成物が付着しやすく、パーティクルが発生しやすい。
そこで、本第5の実施形態おいては、金属窓2−1〜2−4に付着した反応生成物を除去することが可能な誘導結合プラズマ処理装置を提供する。
図15は、この発明の第5の実施形態に係る誘導結合プラズマ処理装置が備える容量結合モード回路の一回路例を示す回路図である。
図15に示すように、容量結合モード回路60は、一端を高周波アンテナ13とマッチングボックス(インピーダンス整合器)14との相互接続点Aに接続し、他端を金属窓2に接続した可変コンデンサVCを有している。
第5の実施形態においては、可変コンデンサVCの容量を調整することにより、誘導結合プラズマモード(ICPモード)と、容量結合プラズマモード(CCPモード)との切り替えを可能とする。
図16は、高周波アンテナ13側の回路と容量結合モード回路60側の各インピーダンスにおける可変コンデンサの容量依存性を示す図である。
図16に示すように、可変コンデンサVCの容量が低容量側では、容量結合モード回路60のインピーダンスは、大きな容量性(インピーダンスが負)を示す。そのため電流は、低インピーダンスの高周波アンテナ13に流れ、プラズマ処理装置は主にICPモードで動作する。
反対に、可変コンデンサVCの静電容量が大容量側では、容量結合モード回路60のインピーダンスがほとんど“0”になるため、電流は容量結合モード回路60を介して金属窓2に流れる。このため、プラズマ処理装置は主にCCPモードで動作する。
図17に、プラズマ電子密度分布を示す。
図17に示すように低容量側(VC1%)では、高周波アンテナ13に電流が流れて、高密度な誘導結合プラズマ(ICP)が生成される。
一方、大容量側(VC100%)では、金属窓2に電流が流れ、上部電極を金属窓2とし、対向電極をチャンバ1の側壁、又は載置台(下部電極)23として容量結合プラズマ(CCP)が生成される。
図18に金属窓2のチャンバ1側表面に貼り付けたSiO膜の削れ量を示す。チャンバ1内には塩素(Cl)ガスを流した。チャンバ1の内部には、塩素プラズマが生成されるが、垂直電界が大きいほど、SiOのエッチングレートは大きくなる。
図18に示すように、ICPモード(VC1%)においてはSiOの削れ量が小さく、CCPモード(VC100%)においてはSiOの削れ量が大きい、という結果が得られた。
このように、第5の実施形態によれば、一端を高周波アンテナ13とマッチングボックス(インピーダンス整合器)14との相互接続点Aに接続し、他端を金属窓2に接続した可変コンデンサVCを有した容量結合モード回路60を備えることで、プラズマ処理装置をICPモードとCCPモードとのいずれか一方を主に選択して動作させることができる。あるいは、可変コンデンサVCの容量を適当に選ぶことにより、誘導結合プラズマモード(ICPモード)と、容量結合プラズマモード(CCPモード)が適当な割合にて混在した状態で、プラズマ処理装置を動作させることも可能である。
これにより、通常の基板処理においては、プラズマ処理装置をICPモードで動作せることで、高密度なプラズマを用いて基板を処理することができ、また、金属窓2に付着物が付着した時には、プラズマ処理装置をCCPモードで動作せることで、金属窓2に付着した付着物をエッチングし、金属窓2をクリーニングすることができる。
このように、第5の実施形態によれば、第1〜第4の実施形態と同様の利点を得ることができるとともに、金属窓2をクリーニングすることができるので、通常の基板処理においては、パーティクルの発生を抑制できる、という利点をさらに得ることができる。
(第6の実施形態)
図19Aは、この発明の第6の実施形態に係る誘導結合プラズマ処理装置が備える金属窓の一例を示す平面図、図19Bは図19Aに示す金属窓の斜視図である。
図19A及び図19Bに示すように、この発明の第6の実施形態に係る誘導結合プラズマ処理装置が備える金属窓2eは、金属窓2eの側面、及び処理室4側表面に、金属窓2eを構成する材料よりも導電率が高い、非磁性体で導電性の膜205を形成し、かつ、非磁性体で導電性の膜205が、処理室4の内部に生成される誘導電界の方向を規定するように配線状に形成したものである。
第1の実施形態において、金属窓の下面を流れる渦電流ILOOPは、最短経路で流れることを説明した。これは、金属窓の表面の導電率が均一であるからである。ここに、金属窓2eを構成する材料よりも導電率が高い、非磁性体で導電性の膜205を形成すれば、金属窓2eの下面を流れる渦電流ILOOPの経路を規定することができる。金属窓2eの下面を流れる渦電流ILOOPの経路を規定すれば、処理室4の内部に生成される誘導電界の方向を規定することが可能となる。
例えば、図19A及び図19Bに示す例では、膜205を、複数に分割された金属窓2e−1〜2e−4に対し、鍵型に形成することで渦電流ILOOPの経路を、全体として矩形とする。この場合、処理室4の内部には矩形に循環する誘導電界が形成される。
このような矩形の誘導電界は、例えば、被処理基板Gの平面形状が矩形である場合に、誘導電界を、平面形状が矩形の被処理基板G上に、均一に生じさせることができる。従って、平面形状が矩形の被処理基板Gに対する処理の均一化をより促進させることが可能となる。
また、特に、図示しないが、膜205を、複数に分割された金属窓2e−1〜2e−4に対し、円弧に形成すれば、渦電流ILOOPの経路を、全体として円形とすることもできる。この場合、処理室4の内部には円形に循環する誘導電界が形成される。
円形の誘導電界は、例えば、被処理基板Gの平面形状が円形である場合に、誘導電界を、平面形状が円形の被処理基板G上に、均一に生じさせることができる。従って、平面形状が円形の被処理基板Gに対する処理の均一化をより促進させることが可能となる。
また、膜205の材料例としては、金属窓2e−1〜2e−4がアルミニウム、又はアルミニウムを含む合金から構成される場合、銅、又は銅を含む合金、又は銀、又は銀を含む合金を挙げることができる。
このように、第6の実施形態に係る誘導結合プラズマ処理装置によれば、第1の実施形態により説明した利点に加えて、金属窓2eの下面に、配線状の膜205を形成することで、処理室4の内部に形成される誘導電界の形状を制御することができ、様々な形状の被処基板Gに対応した誘導電界の形状を得ることができる。この結果、被処理基板に対する均一な処理を促進させることが可能になる、という利点も得ることができる。
なお、特に、図示しないが、第6の実施形態は、上記第2、第3、第4、第5の実施形態と併用することも可能である。
(第7の実施形態)
図20は、この発明の第7の実施形態に係る誘導結合プラズマ処理装置の一例を簡略化して示す断面図である。
図20に示すように、第7の実施形態に係る誘導結合プラズマ処理装置は、誘電体窓206上に、金属板207を形成したものである。
本例では、誘電体窓206が、例えば、図2に示したように、矩形のマス目状に四分割されており(図中では四分割された誘電体窓206のうちの2枚を示す)、これら四分割された誘電体窓206それぞれの上に、一枚ずつ、合計四枚の金属板207を、互いに絶縁された状態で固定する。
図21に、図20に示す誘導結合プラズマ処理装置から得られたプラズマ密度を示す。
図21に示すように、第7の実施形態に係る誘導結合プラズマ処理装置においても、第1の実施形態に係る誘導結合プラズマ処理装置と同様に、高密度なプラズマを発生させることができる。
第7の実施形態に係る誘導結合プラズマ処理装置においても、誘電体窓206上に、金属板207を固定するので、誘電体窓206の剛性が、誘電体窓206のみの場合に比較して高めることができる。この結果、第1の実施形態と同様の利点を得ることができる。
誘電体窓206の材料例は、石英、又はセラミックである。セラミックの例は、アルミナセラミックである。
また、金属板207の材料例は、アルミニウム、又はアルミニウムを含む合金である。
以上、この発明の実施形態に係る誘導結合プラズマ処理装置によれば、被処理基板の大型化に対応できる誘導結合プラズマ処理装置を提供できる。
なお、この発明は上記実施形態に限定されることなく種々変形可能である。
例えば、高周波アンテナの構造は上記実施形態に開示した構造に限るものではなく、本体容器内に誘導電界を形成することができるならば、如何なる構造であっても採用することができる。
また、上記実施形態では、非磁性体で導電性の金属窓を、矩形のマス目状に四分割、又は四つの三角形状の金属窓に分割した例を示したが、分割数はこれに限られるものではない。例えば、矩形のマス目状に9分割、16分割…、あるいは三角形のマス目状に8分割…、というように分割数は任意である。
さらにまた、上記実施系では誘導結合プラズマ処理装置の一例としてアッシング装置を例示したが、アッシング装置に限らず、エッチングや、CVD成膜等の他方のプラズマ処理装置に適用することができる。
さらにまた、被処理基板としてFPD基板を用いたが、この発明はこれに限らず半導体ウエハ等他方の基板を処理する場合にも適用可能である。
1;本体容器、2;金属窓、3;アンテナ室、4;処理室、13;高周波アンテナ、14;整合器、15;第一の高周波電源、16;給電部材、20;処理ガス供給系、23;載置台、29;第二の高周波電源、30;排気装置、50;制御部、51;ユーザーインターフェース、52;記憶部、60;容量結合モード回路、VC;可変コンデンサ、G;被処理基板

Claims (18)

  1. 被処理基板を収容してプラズマ処理を施す処理室と、
    前記処理室内で被処理基板が載置される載置台と、
    前記処理室内に処理ガスを供給する処理ガス供給系と、
    前記処理室内を排気する排気系と、
    前記処理室内に誘導電界を形成する高周波アンテナと、
    前記高周波アンテナに高周波電力を供給する第一の高周波電源と、を具備し、
    前記高周波アンテナと前記処理室との間に、前記処理室を構成する本体容器と絶縁されて形成された非磁性体で導電性の金属窓が形成されていることを特徴とする誘導結合プラズマ処理装置。
  2. 前記金属窓が、一枚板であることを特徴とする請求項1に記載の誘導結合プラズマ処理装置。
  3. 前記金属窓が、絶縁体により互いに絶縁された状態で、複数に分割されていることを特徴とする請求項1に記載の誘導結合プラズマ処理装置。
  4. 前記高周波アンテナの平面形状が、渦巻き状あるいは環状であって、前記渦巻きあるいは環の中心から周辺へ放射状に延びる線に沿って、前記金属窓が分割されていることを特徴とする請求項3に記載の誘導結合プラズマ処理装置。
  5. 前記載置台に対向する前記処理室壁面の形状が矩形であるとき、該矩形の中心から各辺の中点を結ぶ線に沿って、前記金属窓が分割されていることを特徴とする請求項4に記載の誘導結合プラズマ処理装置。
  6. 前記載置台に対向する前記処理室壁面の形状が矩形であるとき、該矩形の中心から各角を結ぶ線に沿って、前記金属窓が分割されていることを特徴とする請求項4に記載の誘導結合プラズマ処理装置。
  7. 前記金属窓の表面に、誘電体膜が形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項6いずれか一項に記載の誘導結合プラズマ処理装置。
  8. 前記誘電体膜が、陽極酸化膜、又は溶射セラミック製であることを特徴とする請求項7に記載の誘導結合プラズマ処理装置。
  9. 前記金属窓の処理室側表面に、誘電体カバーが設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3いずれか一項に記載の誘導結合プラズマ処理装置。
  10. 前記誘電体カバーが、石英製、又はセラミック製であることを特徴とする請求項9に記載の誘導結合プラズマ処理装置。
  11. 前記金属窓の表面に、この金属窓を構成する材料よりも導電率が高い、非磁性体で導電性の膜が形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3いずれか一項に記載の誘導結合プラズマ処理装置。
  12. 前記非磁性体で導電性の膜は、前記金属窓の側面、及び前記処理室側表面に、前記処理室に生成される誘導電界の方向を規定するように配線状に形成されていることを特徴とする請求項11に記載の誘導結合プラズマ処理装置。
  13. 前記金属窓がアルミニウム、又はアルミニウムを含む合金から構成され、
    前記非磁性体で導電性の膜が、銅、又は銅を含む合金、又は銀、又は銀を含む合金から構成されていることを特徴とする請求項11又は請求項12に記載の誘導結合プラズマ処理装置。
  14. 前記載置台に高周波電力を供給する第二の高周波電源を具備し、
    前記第二の高周波電源の高周波のみを通すフィルタを介して、前記金属窓を接地したことを特徴とする請求項1乃至請求項3いずれか一項に記載の誘導結合プラズマ処理装置。
  15. 前記金属窓に、温調用流路が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3いずれか一項に記載の誘導結合プラズマ処理装置。
  16. 前記金属窓に、前記処理ガスを吐出する吐出孔が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3いずれか一項に記載の誘導結合プラズマ処理装置。
  17. 前記金属窓が、ガス流路となる凹部を有した本体と、吐出孔を有したシャワープレートとを含んで構成され、前記本体と前記シャワープレートとの接合面に、前記本体と前記シャワープレートとを電気的に接触させる導電性部材が設けられていることを特徴とする請求項16に記載の誘導結合プラズマ処理装置。
  18. 一端を前記第一の高周波電源と前記高周波アンテナとの相互接続点に接続し、他端を前記金属窓に接続した可変容量を含む容量結合モード回路を、さらに備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項17いずれか一項に記載の誘導結合プラズマ処理装置。
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