JP2018206975A - プラズマ処理装置及びガスシャワーヘッド - Google Patents

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Abstract

【課題】プラズマプロセスの均一性を改善することを目的とする。【解決手段】処理容器内の載置台に載置された基板をプラズマ処理するプラズマ処理装置であって、前記載置台に対向して前記処理容器に形成された、複数の導電性の部分窓部を有する金属窓と、前記部分窓部の間、及び前記部分窓部と前記処理容器との間に設けられる絶縁物の仕切部材と、前記金属窓の上方側に設けられ、誘導結合により処理ガスをプラズマ化するアンテナと、前記仕切部材の前記処理容器の側の面を覆い、隣接する前記部分窓部の縁部を跨ぐ絶縁体のカバー部材とを有し、複数の前記部分窓部のそれぞれは、複数の第1のガス孔を有し、前記カバー部材は、複数の第2のガス孔を有し、該カバー部材の内部にて複数の前記第1のガス孔の少なくともいずれかと複数の前記第2のガス孔とが連通するように前記処理容器の側の面に延在するプラズマ処理装置が提供される。【選択図】図3

Description

本発明は、プラズマ処理装置及びガスシャワーヘッドに関する。
誘導結合により処理ガスをプラズマ化し、処理容器内の載置台に載置された被処理基板をプラズマ処理する誘導結合型のプラズマ処理装置が知られている。かかるプラズマ処理装置では、プラズマ処理装置の上部に設けられた金属窓となる板状部材に複数のガス孔を設け、複数のガス孔から処理容器内に処理ガスを供給するガスシャワーヘッドが提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2017−27775号公報 特許第5582816号明細書 特開2013−149377号公報 特許第3599619号明細書 特開2015−22806号公報 特開2014−179311号公報
金属窓が複数の部分窓部に分割されている場合、部分窓部間を絶縁体により仕切ることで、隣接する部分窓部の間を電気的に絶縁し、隣接する部分窓部間に跨って高周波の電流が流れないようにしている。このような金属窓の構造では、部分窓部の間にガス孔を設けることができないため、部分窓部間の下方に位置する処理容器内の空間にガスを供給することが困難になる。この結果、部分窓部の間の下方におけるエッチングレートが低下する等、プラズマプロセスの結果に分布が生じる。
これに対して、処理容器内に供給するガス流量を増やして、部分窓部の間の下方におけるエッチングレートを高めることが考えられる。しかしながら、この場合、部分窓部の直下のエッチングレートが高くなり過ぎてしまい、エッチング等のプラズマプロセスの均一性を改善することはできない。
上記課題に対して、一側面では、本発明は、プラズマプロセスの均一性を改善することを目的とする。
上記課題を解決するために、一の態様によれば、処理容器内の載置台に載置された被処理基板をプラズマ処理するプラズマ処理装置であって、前記載置台に対向して前記処理容器に形成された、複数の導電性の部分窓部を有する金属窓と、前記部分窓部の間、及び前記部分窓部と前記処理容器との間に設けられる絶縁物の仕切部材と、前記金属窓の上方側に設けられ、誘導結合により処理ガスをプラズマ化するアンテナと、前記仕切部材の前記処理容器の側の面を覆い、隣接する前記部分窓部の縁部を跨ぐ絶縁体のカバー部材とを有し、複数の前記部分窓部のそれぞれは、複数の第1のガス孔を有し、前記カバー部材は、複数の第2のガス孔を有し、該カバー部材の内部にて複数の前記第1のガス孔の少なくともいずれかと複数の前記第2のガス孔とが連通するように前記処理容器の側の面に延在するプラズマ処理装置が提供される。
一の側面によれば、プラズマプロセスの均一性を改善することができる。
一実施形態に係るプラズマ処理装置の一例を示す図。 一実施形態に係る金属窓の平面図の一例を示す図。 一実施形態に係るカバー部材の一例を示す断面図及び1/4平面図。 第1実施形態に係るカバー部材に設けられたガス孔の一例を示す図。 第2実施形態及びその変形例に係るカバー部材に設けられたガス孔の他の例を示す図。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の構成については、同一の符号を付することにより重複した説明を省く。
[プラズマ処理装置の全体構成]
まず、本発明の一実施形態に係るプラズマ処理装置1の全体構成について、図1を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るプラズマ処理装置1の全体構成を示す。本実施形態では、プラズマ処理装置1の一例として誘導結合型のプラズマエッチング装置を挙げる。
ただし、本実施形態に係るプラズマ処理装置1は、エッチング装置に限らず、誘導結合型の成膜装置であってもよい。プラズマ処理装置1は、被処理基板である矩形基板、例えば、FPD(Flat Panel Display)用のガラス基板(以下。「基板G」と記す)上に薄膜トランジスタを形成する際のメタル膜、ITO(Indium Tin Oxide)膜、酸化膜などを形成する成膜処理やこれらの膜をエッチングするエッチング処理、レジスト膜のアッシング処理などの各種プラズマ処理に用いることができる。ここで、FPDとしては、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、エレクトロルミネセンス(EL:Electro Luminescence)ディスプレイ、プラズマディスプレイパネル(PDP:Plasma Display Panel)などが例示される。また、プラズマ処理装置1は、FPD用の基板Gに限らず、太陽電池パネル用の基板Gに対する上述の各種プラズマ処理にも用いることができる。
プラズマ処理装置1は、導電性材料、例えば、内壁面が陽極酸化処理されたアルミニウムからなる角筒形状の処理容器10を有している。処理容器10は電気的に接地されている。処理容器10の上面には開口が形成され、開口は金属窓3によって気密に塞がれる。処理容器10及び金属窓3によって囲まれる空間は、プラズマが生成されるプラズマ処理空間Uである。
処理容器10の側壁の上面側には、金属枠11が設けられている。金属窓3の上方側には天板部61が配置され、天板部61は、金属枠11上に設けられた側壁部63によって支持されている。処理容器10と金属枠11との間には、Oリング等のシール部材110が設けられ、プラズマ処理空間Uを気密に保つようになっている。処理容器10及び金属枠11は本実施形態の処理容器10を構成している。プラズマ処理空間Uの側壁には、ガラス基板Gを搬入出するための搬入出口101および搬入出口101を開閉するゲートバルブ102が設けられている。
金属窓3、側壁部63及び天板部61にて囲まれた空間はアンテナ室50となっている。アンテナ室50の内部には、部分窓部30に面するように高周波アンテナ5が配置されている。高周波アンテナ5は、例えば、図示しない絶縁体からなるスペーサを介して部分窓部30から離間して配置される。高周波アンテナ5は、各部分窓部30に対応する面内で、矩形状の金属窓3の周方向に沿って周回するように、渦巻状に形成される。なお、高周波アンテナ5の形状は、渦巻に限定されるものではなく、一本または複数のアンテナ線を環状にした環状アンテナであってもよい。なお、金属窓3や金属窓3を構成する各部分窓部30に対応する面内で、その周方向に沿って周回するようにアンテナ線が設けられていれば、高周波アンテナ5の構造は問わない。
図1及びプラズマ処理空間U側から金属窓3を平面視した図2に示すように、処理容器10の側壁の上面側に設けられた金属枠11は、アルミニウムなどの金属からなる矩形状の枠体である。
金属窓3は複数の部分窓部30に分割されている。各部分窓部30は、例えば非磁性体で導電性の金属、アルミニウムまたはアルミニウムを含む合金などにより構成される。部分窓部30は必要に応じて種々の形状及び種々の個数に分割される。金属枠11と部分窓部30との間、及び隣り合う部分窓部30の間は、部分窓部30の分割形状に応じて、絶縁体の仕切部材31により仕切られている。
互いに分割された部分窓部30は、仕切部材31によって金属枠11やその下方側の処理容器10から電気的に絶縁されると共に、隣り合う部分窓部30同士が仕切部材31によって電気的に絶縁されている。
仕切部材31は、例えば、テフロン(登録商標)又は樹脂製の絶縁物により形成される。高周波アンテナ5に供給される高周波の電流は、複数の部分窓部30のそれぞれの表面を流れ、処理容器10側の面に流れる電流により誘導電界が発生し、発生した誘導電界により金属窓3の下方にて処理ガスが乖離される。
本実施形態では、仕切部材31により絶縁された複数の部分窓部30のそれぞれは、電気的に分離されている。このため、本実施形態に係るプラズマ処理装置1では、各部分窓部30にて別々に誘導電界が発生する。よって、複数の部分窓部30に生じる誘導電界を各部分窓部30の大きさや配置によって制御することにより、金属窓3の処理容器10側の面にて発生する誘導電界を制御することができ、エッチングレートの分布を改善することができる。
仕切部材31の処理容器10側の面は、絶縁体のカバー部材32により覆われている。仕切部材31をプラズマから保護するためには、カバー部材32は、仕切部材31のプラズマ処理空間U側の全ての面を覆うことが好ましい。しかし、仕切部材31のプラズマ処理空間U側の全ての面をカバー部材32により覆うと、処理空間Uの側に露出する部分窓部30の面積が小さくなる。プラズマは、部分窓部30の処理空間Uの側に露出する部分の近傍で生成されるため、部分窓部30の面積が小さくなるとプラズマの強度が弱くなる。また、カバー部材32のセラミックスの出っ張りにより誘導電界が弱められる。よって、仕切部材31のプラズマ処理空間U側の最小範囲をカバー部材32により覆うことが好ましい。
また、図1に示すように、各部分窓部30内には、温調流路307が形成されている。部分窓部30は、温調流路307に冷却媒体もしくは加熱媒体を通すことで予め設定された温度に調節される。
本実施形態に係るカバー部材32は、複数に分割され、仕切部材31の一部を覆うように配置されている。たとえば、各カバー部材32は、細長い平板状に成形されたアルミナなどのセラミックス製の部材からなる。これにより、複数のカバー部材32が金属窓3の処理容器10側を覆う面積を適宜特定することができる。本実施形態では、カバー部材32は、金属窓3の対角線及び中央の仕切部材31を覆う。ただし、仕切部材31を覆う複数のカバー部材32のサイズや配置は、これに限らず、部分窓部30の分割数や部分窓部30の形状に応じて様々なパターンを採用することができる。カバー部材32の大きさを更に分割したり、カバー部材32の個数を変えたりしてもよい。カバー部材32は、プラズマの強度を考慮して仕切部材31の任意の場所の一部又は全部を覆うように配置することができる。
プラズマ処理装置1において、仕切部材31にはPTFE(Polytetrafluoroethylene)などのフッ素樹脂が採用される。例えばPTFEは、体積抵抗率が>1018[Ω・cm(23℃)]、密度が2.1〜2.2[g/cm]程度である。このような樹脂製の仕切部材31を採用することにより、例えば仕切部材31の材料としてアルミナ(体積抵抗率>1014程度[Ω・cm(23℃)]程度、密度3.9程度[g/cm])を採用する場合と比較して、高い絶縁性能と、仕切部材31を含む金属窓3の軽量化を同時に実現することができる。
図1及び図2に示すように、複数の部分窓部30のそれぞれには、プラズマ処理空間U側に開口する多数のガス孔302が形成されている。図2には、ガス孔302の一部のみ図示しているが、多数のガス孔302が、すべての部分窓部30に形成されている。また、複数のカバー部材32のぞれぞれには、プラズマ処理空間U側に開口する多数のガス孔402が形成されている。これにより、かかる構成の複数の部分窓部30及び複数のカバー部材32は、処理ガスを供給するためのガスシャワーヘッドの機能を有する。
部分窓部30の耐プラズマ性を向上させるために、各部分窓部30の処理容器10側の面は耐プラズマコーティングされている。耐プラズマコーティングの具体例としては、陽極酸化処理やセラミックス溶射処理を挙げることができる。
図1に戻り、プラズマ処理空間Uの金属窓3と対向する側には、基板Gを載置するための載置台13が設けられている。載置台13は、導電性材料、例えば表面が陽極酸化処理されたアルミニウムで構成されている。載置台13に載置された基板Gは、静電チャックにより吸着保持されてもよい。載置台13は絶縁体枠14を介して処理容器10の底面に設置されている。
載置台13には、整合器151を介して第2の高周波電源152が接続されている。第2の高周波電源152は、バイアス用の高周波電力、例えば周波数が3.2MHzの高周波電力を載置台13に印加する。バイアス用の高周波電力によりプラズマ中のイオンを基板Gに引き込むことができる。なお、載置台13内には、基板Gの温度を制御するために、加熱手段もしくは冷却手段として機能するチラーなどの温調機構、基板Gの裏面に伝熱ガスを供給する機構を設けることができる。
処理容器10の底面には、排気口103が形成され、この排気口103にはターボ分子ポンプやドライポンプなどの排気装置12が接続されている。プラズマ処理空間Uの内部は、排気装置12によってプラズマ処理時の圧力に真空排気される。
各高周波アンテナ5には、整合器511を介して第1の高周波電源512が接続されている。各高周波アンテナ5には、第1の高周波電源512から、例えば13.56MHzの高周波電力が供給される。これにより、プラズマ処理中、部分窓部30それぞれの表面に渦電流が誘起され、この渦電流によってプラズマ処理空間Uの内部に誘導電界が形成される。処理ガスは、金属窓3に設けられた複数のガス孔302及び複数のガス孔402からプラズマ処理空間Uに供給され、誘導電界によってプラズマ処理空間Uの内部においてプラズマ化される。
図1に示すように、各部分窓部30の内部に形成されたガス拡散室301は、ガス供給管41を介してガス供給源42に接続されている。ガス供給源42からは、既述の成膜処理、エッチング処理、アッシング処理などに必要な処理ガスが供給される。ガス供給源42から供給される処理ガスは、ガス供給管41からガス拡散室301を通って、プラズマ処理空間Uの天井面側に形成された多数のガス孔302、402からプラズマ処理空間U内にシャワー状に供給される。なお、図示の便宜上、図1には、1つの部分窓部30にガス供給源42を接続した状態を示してあるが、実際には各部分窓部30のガス拡散室301がガス供給源42に接続される。
プラズマ処理装置1には制御部8が設けられている。制御部8はCPU(Central Processing Unit)とメモリと有するコンピュータからなり、メモリには基板Gが配置されたプラズマ処理空間U内を真空排気し、高周波アンテナ5を用いて処理ガスをプラズマ化して基板Gを処理する動作を実行させるためのレシピ(プログラム)が記録されている。レシピは、例えばハードディスク、コンパクトディスク、マグネットオプティカルディスク、メモリカードなどの記憶媒体に格納され、メモリにインストールされてもよい。
以上に説明した構成のプラズマ処理装置1において、部分窓部30間は絶縁体の仕切部材31により仕切られ、各部分窓部30内を流れる電流が隣接する部分窓部30や処理容器10側に流れないようになっている。このような構造において、隣接する部分窓部30の間の下方に供給されるガスが少ないと、生成されるプラズマは、隣接する部分窓部30間の下方で弱くなり、エッチングレート等の分布が改善しない。
そこで、本実施形態にかかるプラズマ処理装置1に設けられた金属窓3のガスシャワーヘッドは、カバー部材32に多数のガス孔402を設けることで、隣接する部分窓部30間の下方からも処理ガスの供給を可能とする。以下、第1及び第2実施形態に係る金属窓3のガスシャワーヘッドの構成の詳細について、比較例に係る金属窓3のガスシャワーヘッドと比較しながら、図3〜図5を参照して説明する。
[金属窓のガスシャワーヘッド]
図3(a)の上図は、金属窓3のガスシャワーヘッドの処理容器10側の面に取り付ける比較例に係るカバー部材2の断面の一例を示す。図3(a)の下図は、処理容器10の天井面の左上1/4の平面を示す。図3(a)の上図の断面は、図3(a)の下図のA−A断面である。図3(a)の下図において、ガス孔302は省略する。
図3(b)の上図は、金属窓3のガスシャワーヘッドの処理容器10側の面に、第1実施形態に係るカバー部材32を取り付けたときの断面の一例を示す。図3(b)の下図は、処理容器10の天井面の左上1/4の平面を示す。図3(b)の上図の断面は、図3(b)の下図のB−B断面である。
<比較例に係るカバー部材>
図3(a)に示す、金属窓3のガスシャワーヘッドの処理容器10側の面に取り付ける比較例のカバー部材2は板状部材であり、隣接する部分窓部30に設けられた絶縁物の仕切部材31の処理容器10側の面を覆う。かかる構成では、処理ガスは、部分窓部30内のガス拡散室301にて拡散し、ガス孔302から処理容器内の部分窓部30の下方に供給される。かかる構成では、処理ガスは、部分窓部30の間に取り付けられたカバー部材2の下方に供給されないため、カバー部材2の下方にてエッチングレートが低下する。
<第1実施形態に係るカバー部材>
これに対して、図3(b)に示す、部分窓部30の間の処理容器10側の面に取り付ける第1実施形態に係るカバー部材32は、仕切部材31を覆い、プラズマから仕切部材31を保護するとともに、隣接する部分窓部30の縁部に跨って配置される。
カバー部材32の内部には、仕切部材31の両側に2つのガス拡散室401が、仕切部材31の長手方向に沿って平行して設けられる。カバー部材32には、部分窓部30の下方の位置に、ガス拡散室401に連通する複数のガス孔402が形成されている。本実施形態では、複数のガス孔302の少なくともいずれかが複数のガス孔402と連通するように、カバー部材32が処理容器10側の面に延在する。これにより、ガス拡散室401には、複数のガス孔302の少なくともいずれかから処理ガスが供給される。
図4(a)に、第1実施形態に係るカバー部材32の平面図を示すように、複数のガス孔302のうち、各部分窓部30の縁部(最も外側又はその近傍)に形成されたガス孔302は、カバー部材32に覆われている。カバー部材32には、仕切部材31の下方の近傍であって複数のガス孔302の間に、ガス拡散室401に連通する複数のガス孔402が形成されている。本実施形態では、カバー部材32に設けられた複数のガス孔402から処理ガスが供給されるガス供給路R2が設けられる。
ガス供給路R2では、各部分窓部30の縁部に形成されたガス孔302からガス拡散室401に処理ガスが供給される。ガス供給路R2では、処理ガスは、ガス拡散室301からガス孔302を介してガス拡散室401に供給され、複数のガス孔402からシャワー状に処理容器10内の部分窓部30の間の下方に導入される。また、ガス供給路R1では、処理ガスは、部分窓部30のそれぞれに形成された多数のガス孔302からシャワー状に処理容器10内の部分窓部30の下方に導入される。これにより、部分窓部30に形成された多数のガス孔302,402から処理ガスをシャワー状に処理容器10内に導入することができる。
図4(b)に第1実施形態の変形例を示す。ガス供給路R2はガス穴302の1箇所毎に設けても良く、この場合、図4(b)の変形例に示すように拡散室401は複数個所必要となる。
以上のように本実施形態では、ガス供給路R1の他にガス供給路R2が形成される。これにより、本実施形態では、ガス供給路R1を用いて部分窓部30に形成された多数のガス孔302から部分窓部30の下方に処理ガスをシャワー状に供給することができる。加えて、ガス供給路R2を用いてカバー部材32に形成された多数のガス孔402から部分窓部30の間の下方に処理ガスをシャワー状に供給することができる。
かかる構成により、本実施形態に係る金属窓3のシャワープレートは、ガスの噴き出し口を部分窓部30の間まで拡張することで、金属窓3の下面からガスを供給する範囲を広げることができる。これにより、金属窓3の下面にて継ぎ目がなく処理ガスを吹き出すことが可能になる。この結果、エッチングレートの分布や成膜レートの分布を良好に制御できる。このようにして、本実施形態によれば、エッチングレート等の分布を改善することができる。
また、本実施形態に係る金属窓3のシャワープレートでは、カバー部材32のサイズ及び数を部分窓部30の形状及び数に応じて最適化し、金属窓3の部分窓部30の間、及び部分窓部30と処理容器10の間の最適位置に複数のカバー部材32が配置される。これにより、最適位置に置かれた複数のカバー部材32に形成された多数のガス孔402と、部分窓部30に形成された多数のガス孔302とから処理ガスを均一に供給できる。
また、プラズマ処理装置1の構造を変えることなく、カバー部材32を隣接する部分窓部30の縁部間を跨ぐように配置するだけで、エッチングレート等のプラズマプロセス特性を改善できる。このため、既存のプラズマ処理装置1に容易に本実施形態に係る金属窓3のシャワープレートを適用でき、低コストでエッチングレート等を改善できる。
なお、ガス孔302は、複数の部分窓部30のそれぞれに形成された第1のガス孔の一例であり、ガス孔402は、カバー部材32に形成された第2のガス孔の一例である。
<第2実施形態に係るカバー部材>
図3(b)のLに示すように、第1実施形態に係る金属窓3では、カバー部材32の外周側にて、カバー部材32が部分窓部30に接触する部分Lの隙間からガスが漏れることがある。つまり、部分窓部30に接触する部分Lでは隙間の管理ができず、プラズマ処理装置1間の機差によりガスの漏れ量が制御できないため、ガス供給量のばらつきの原因となる場合がある。
そこで、図3(c)に示すように、ガスの漏れが生じない構造として、第2実施形態に係るカバー部材32を金属窓3のガスシャワーヘッドの処理容器10側の面に取り付けるときの一例を示す。図3(c)の下図は、処理容器10の天井面の左上1/4の平面を示す。図3(c)の上図の断面は、図3(c)の下図のC−C断面である。
第2実施形態に係るカバー部材32は、仕切部材31により仕切られる隣接する部分窓部30の一方に設けられる第1のカバー部材32aと、部分窓部30の他方に設けられる第2のカバー部材32bとを有する。第1のカバー部材32aと第2のカバー部材32bとは、セラミックスの袋状に形成される。
具体的には、カバー部材32は、プラズマから仕切部材31を保護するために、仕切部材31の処理容器10側の面に取り付けられた板状のセラミックス部材34、セラミックス部材34に隣接して配置された第1のカバー部材32a及び第2のカバー部材32bを有する。
第1のカバー部材32a及び第2のカバー部材32bは、セラミックス部材34を挟んで、内部に中空部分を有する構造となっている。第1のカバー部材32a及び第2のカバー部材32bは、仕切部材31の長手方向に沿って平行して設けられ、互いに分離し、その間に溝部35が形成されている(図5(a)参照)。溝部35からセラミックス部材34が露出している。
第1のカバー部材32a及び第2のカバー部材32bの中空部分は、ガス拡散室403となっている。第1のカバー部材32a及び第2のカバー部材32bの部分窓部30の間の下方の位置には、ガス拡散室403に連通する複数のガス孔404が形成されている。
また、本実施形態では、部分窓部30の縁部の近傍に形成されたガス孔302bに、第1のカバー部材32aに形成された管状部材32a1が挿入されている。また、部分窓部30の縁部の近傍に形成された他のガス孔302bに、第2のカバー部材32bに形成された管状部材32b1が挿入されている。管状部材32a1及び管状部材32b1が挿入された第1のカバー部材32a及び第2のカバー部材32bと、部分窓部30との間は、Oリング304によりシールされている。これにより、第1のカバー部材32a及び第2のカバー部材32bと部分窓部30との隙間からガスが漏れないようになっている。ガス孔302bは、第1のカバー部材32aの管状部材32a1及び第2のカバー部材32bに形成された管状部材32b1が挿入される構造となるため、部分窓部30に形成された他のガス孔302aよりも径が大きくなっている。
第1のカバー部材32a及び第2のカバー部材32bは、1つまたは複数のガス孔302bと連通するように処理容器10側の面に延在する。これにより、第1のカバー部材32a及び第2のカバー部材32b内のガス拡散室403には、1つまたは複数のガス孔302bから処理ガスが供給される。
かかる構成の第2実施形態に係る第1のカバー部材32a及び第2のカバー部材32bによれば、処理ガスは、ガス供給路R1を用いて処理容器10内の部分窓部30の下方に、複数のガス孔302aからシャワー状に供給される。これに加えて、処理ガスは、ガス供給路R2を用いて、処理容器10内の部分窓部30の間の下方に、複数のガス孔404aからシャワー状に供給される。
本実施形態に係るガス供給路R2は、処理ガスを第1のカバー部材32aの内部に通す第1ルートと、第2のカバー部材32bの内部に通す第2ルートとを有する。これにより、部分窓部30に形成された複数のガス孔302aから処理容器10内に直接処理ガスを供給するガス供給路R1の他に、第1のルートと第2のルートを有するガス供給路R2を用いて、金属窓3の全面から処理容器10内にシャワー状に供給することができる。
なお、ガス孔302a、302bは、複数の部分窓部30のそれぞれに形成された第1のガス孔の一例であり、ガス孔404は、第1のカバー部材32a及び第2のカバー部材32bに形成された第2のガス孔の一例である。Oリング304は、第1のカバー部材32aと第2のカバー部材32bとに設けられ、ガス孔302bに挿入される管状部材32a1、32b1のそれぞれと部分窓部30との間を封止する封止部材の一例である。
隣接する部分窓部30は金属により形成されている。このため、プラズマ処理においてプラズマからの入熱や部分窓部30からの伝熱により、隣接する各部分窓部30がそれぞれ熱膨張する。更に、排気装置12により処理容器10内を真空引きし、所定の真空状態にすると、金属窓3の大気側(アンテナ室50側)から真空側(処理容器10側)に大きな圧力がかかり金属窓3が処理容器10側に変形する。そのため、隣接する部分窓部30の縁部に跨って取り付けられている第1のカバー部材32a及び第2のカバー部材32bが一体化していると、隣接する部分窓部30の異なる動きによりカバー部材が割れたり、破損することがある。
これに対して、本実施形態では、隣接する部分窓部30のそれぞれに対して第1のカバー部材32a及び第2のカバー部材32bが分離して設けられているため、隣接する部分窓部30の異なる動きにそれぞれのカバー部材が追従することができる。これにより、各部分窓部30の熱膨張や変形により、第1のカバー部材32a及び第2のカバー部材32bが損傷することを防止できる。ただし、1のカバー部材32a及び第2のカバー部材32bは一体的に設けられてもよい。
プラズマ処理において排気装置12により処理容器10内を真空引きし、所定の真空状態にすると、金属窓3の大気側(アンテナ室50側)から真空側(処理容器10側)に大きな圧力がかかり金属窓3が処理容器10側に撓む。したがって、金属窓3及びカバー部材を接触させることによりガス拡散室を形成する場合には、金属窓3の撓みやプラズマからの入熱により接触面の隙間の寸法が増大すると、その隙間からガス拡散室のガスが漏れる可能性がある。
これに対して、本実施形態に係る金属窓3のガスシャワーヘッドによれば、第1のカバー部材32a及び第2のカバー部材32b内は中空構造となっているため、処理ガスをガス孔404から漏れなくシャワー状に供給できるため、処理ガスの制御性を高めることができる。
図5(a)は、図3(c)の第1のカバー部材32a及び第2のカバー部材32bの平面図である。これによれば、処理ガスは、ガス供給路R1を用いて、部分窓部30に形成された多数のガス孔302aから直接処理容器10内の部分窓部30の下方に導入される。また、処理ガスは、ガス供給路R2を用いて第2実施形態に係る第1のカバー部材32a及び第2のカバー部材32bに形成された複数のガス孔404を通って、処理容器10内の部分窓部30の間の下方に導入される。これにより、処理容器10内のエッチングレート等を改善できる。
図5(b)は、第2実施形態の変形例に係るカバー部材32を示す。これによれば、第2実施形態の変形例に係るカバー部材32では、ガス孔302bと、ガス孔302bに挿入される第1のカバー部材32a及び第2のカバー部材32bの管状部材32a1、32b1とをスリット状に形成したものである。これによっても、ガス供給路R2のコンダクタンスを確保しながら、部分窓部30の間の下方に十分な流量の処理ガスをシャワー状に供給することができる。これにより、処理容器10内のエッチングレート等を改善できる。
以上、かかる構成の各実施形態に係るカバー部材をプラズマ処理装置1に使用した場合、これらのカバー部材を使用しない場合に比べて金属窓3の処理ガスをシャワー状に供給可能な面積を、13%増加することができた。
以上、プラズマ処理装置及びガスシャワーヘッドを上記実施形態により説明したが、本発明にかかるプラズマ処理装置及びガスシャワーヘッドは上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能である。上記複数の実施形態に記載された事項は、矛盾しない範囲で組み合わせることができる。
本明細書では、被処理基板の一例としてFPD用のガラス基板Gを挙げて説明した。しかし、基板は、これに限らず、太陽電池、LCD(Liquid Crystal Display)に用いられる各種基板や、半導体ウェハ、フォトマスク、CD基板、プリント基板等であっても良い。
1 プラズマ処理装置
3 金属窓
5 高周波アンテナ
10 処理容器
13 載置台
30 部分窓部
31 仕切部材
32 カバー部材
32a 第1のカバー部材
32b 第2のカバー部材
32a1、32b1 管状部材
34 セラミックス部材
35 溝部
50 アンテナ室
152 第2の高周波電源
301 ガス拡散室
302、302a、302b ガス孔
304 Oリング
401,403 ガス拡散室
402、404 ガス孔
R1 第1のガス供給路
R2 第2のガス供給路

Claims (9)

  1. 処理ガスをプラズマ化し、処理容器内の載置台に載置された被処理基板をプラズマ処理するプラズマ処理装置であって、
    前記載置台に対向して前記処理容器に形成された、複数の導電性の部分窓部を有する金属窓と、
    前記部分窓部の間、及び前記部分窓部と前記処理容器との間に設けられる絶縁物の仕切部材と、
    前記金属窓の上方側に設けられ、誘導結合により処理ガスをプラズマ化するアンテナと、
    前記仕切部材の前記処理容器の側の面を覆い、隣接する前記部分窓部の縁部を跨ぐ絶縁体のカバー部材と、を有し、
    複数の前記部分窓部のそれぞれは、複数の第1のガス孔を有し、
    前記カバー部材は、複数の第2のガス孔を有し、該カバー部材の内部にて複数の前記第1のガス孔の少なくともいずれかと複数の前記第2のガス孔とが連通するように前記処理容器の側の面に延在する、
    プラズマ処理装置。
  2. 前記カバー部材の内部には、複数の前記第1のガス孔の少なくともいずれかから処理ガスが供給されるガス拡散室が形成される、
    請求項1に記載のプラズマ処理装置。
  3. 前記金属窓は、複数の前記第1のガス孔から前記処理容器内に処理ガスを供給する第1のガス供給路と、複数の前記第1のガス孔の少なくともいずれかから前記ガス拡散室を介して複数の第2のガス孔を通って前記処理容器内に処理ガスを供給する第2のガス供給路と、を有する、
    請求項2に記載のプラズマ処理装置。
  4. 前記第2のガス供給路は、隣接する前記部分窓部の間の下方に配置された複数の前記第2のガス孔から処理ガスを供給する、
    請求項3に記載のプラズマ処理装置。
  5. 前記ガス拡散室は、前記カバー部材が覆う前記仕切部材の長手方向に沿って、前記カバー部材内に設けられる2つの空間である、
    請求項2〜4のいずれか一項に記載のプラズマ処理装置。
  6. 前記ガス拡散室は、前記カバー部材が覆う前記仕切部材の長手方向に沿って、前記第1のガス孔1箇所毎に複数設けられる、
    請求項2〜4のいずれか一項に記載のプラズマ処理装置。
  7. 前記カバー部材は、前記仕切部材により仕切られる隣接する部分窓部の一方の縁部に設けられる第1のカバー部材と、前記部分窓部の他方の縁部に設けられる第2のカバー部材とを有し、
    前記第1のカバー部材と前記第2のカバー部材とは、セラミックスの袋状に形成される、
    請求項1〜6のいずれか一項に記載のプラズマ処理装置。
  8. 前記第1のカバー部材と前記第2のカバー部材とは、複数の前記第1のガス孔の少なくともいずれかに挿入される管状部材をそれぞれ有し、それぞれの前記管状部材と前記部分窓部との間に封止部材が設けられている、
    請求項7に記載のプラズマ処理装置。
  9. 誘導結合により処理ガスをプラズマ化し、処理容器内の載置台に載置された被処理基板をプラズマ処理するプラズマ処理装置に用いられるガスシャワーヘッドであって、
    複数の導電性の部分窓部を有する金属窓と、
    前記部分窓部の間、及び前記部分窓部と前記処理容器との間に設けられる絶縁物の仕切部材と、
    前記金属窓の上方側に設けられ、誘導結合により処理ガスをプラズマ化するアンテナと、
    前記仕切部材の前記処理容器の側の面を覆い、隣接する前記部分窓部の縁部を跨ぐ絶縁体のカバー部材と、を有し、
    複数の前記部分窓部のそれぞれは、複数の第1のガス孔を有し、
    前記カバー部材は、複数の第2のガス孔を有し、該カバー部材の内部にて複数の前記第1のガス孔の少なくともいずれかと複数の前記第2のガス孔とが連通するように前記処理容器の側の面に延在する、ガスシャワーヘッド。
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