JPH0377009A - 長尺物の計尺方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、電力用や通信用のケーブルの如き長尺物の計
尺方法に関するものである。

［従来の技術］ 従来の長尺物の計尺方法としては、第２図に示すように
走行する長尺物１に対向させてマーキングヘッドとして
のマーキングノズル２を設置し、コントローラ３から出
すマーキング信号でマーキングノズル２から塗料を噴出
させて長尺物１の表面に塗料のマーク４をつけ、該マー
キングノズル２に対して長尺物１の長手方向に距離りだ
け隔てて設置された検出ヘッドとしての受光ヘッド５で
長尺物１上のマーク４の通過を検出し、該受光ヘッド５
からのマーク検出信号をコントローラ３に与え、このマ
ーク検出信号の入力に伴い、該コントローラ３はマーク
カウント信号をカウンタ６に与えてマーク４の通過数を
カウントさせると共にマーキングノズル２にマーキング
指令を出して次のマーク４を長尺物１の表面につける制
御を行い、最終的なマーク４のカウント数と前記距離り
とから長尺物１の計尺を行っていた。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、前述した如き従来のマーキング方式の計
尺方法では、次のような問題点がある。

（イ）マーキング時にマーキングノズル２から塗料を噴
出させる構造なので、マーキング指令を受けてから長尺
物１の表面にマーク４がつくまでの時間遅れが大きく、
計尺誤差の原因となる。

（ロ）塗料によるマーク付けでは、マーク４の幅を狭く
するのに限界があり、計尺誤差の原因となる。

本発明の目的は、マークを瞬時にしかもシャープにつけ
ることができる計尺精度の高い長尺物の計尺方法を提供
することにある。

［課題を解決するための手段］ 上記の目的を達成するための本発明の詳細な説明すると
、本発明に係る長尺物の計尺方法は、長尺物の走行中に
該長尺物上にマーキングヘッドでマークをつけ、前記マ
ーキングヘッドに対して所定距離りだけへだてて設置さ
れたマーク検出ヘッドで前記長尺物上の前記マークの通
過を検出し、その検出時に前記マークの通過数をカウン
トすると共に前記マーキングヘッドに次のマーキング指
令を出し、前記マークの通過数のカウント値と前記距離
りとから前記長尺物の計尺を行う長尺物の計尺方法にお
いて、前記マーキングヘッドとして録音ヘッドを用い、
前記マーク検出ヘッドとして再生ヘッドを用い、前記長
尺物の表面に磁気テープを添わせて走行させ、該長尺物
に対するマーキングは前記録音ヘッドから前記長尺物の
表面の前記磁気テープに磁気的に行うことを特徴とする
。

［作用］ 長尺物上の磁気テープに対して録音ヘッドでマークっけ
を磁気的に行うと、瞬時にしかもシャープにマークっけ
が行えるようになる。

［実施例］ 以下、本発明の実施例を第１図を参照して詳細に説明す
る。

まず、本実施例の計尺方法を実施する計尺装置の構成に
ついて説明する。図において、７は磁気テープ８を繰り
出すテープサプライドラム、９は磁気テープ８を長尺物
１の表面にその走行中に逐次貼付けるためのテープ貼付
はローラ、１０は磁気テープ８の貼付は時に長尺物１を
支えるバックアップローラである。１１は長尺物１に貼
付けられた磁気テープ８に接触して配置されて該磁気テ
ープ８にマークを磁気的に記録する録音ヘッド、１２は
録音ヘッド１１を制御する録音回路、１３は録音ヘッド
１１から距離りだけ離れた位置で長尺物１上の磁気テー
プ８に接触して配置されて該磁気テープ８のマークを検
出するマーク検出ヘッドとしての再生ヘッド、１４は再
生ヘッド１３で検出したマークを再生する再生回路であ
る。１５はコントローラ、１６はカウンタである。コン
トローラ１５は、再生ヘッド１３から再生回路１４を経
てマーク検出信号が入力されると、録音回路１２に次の
マーキング指令を出すと共にカウンタ１６にマークカウ
ント信号を与えてマークの通過数をカウントさせるよう
になっている。１７は再生ヘッド１３を通り過ぎた磁気
テープ８を長尺物１の表面から剥離するテープ剥離ロー
ラ、１８は磁気テープ８の剥離時に長尺物１をバックア
ップするバックアップローラ、１９は剥離された磁気テ
ープ８を巻取るテープ巻取リドラムである。

次に、このような計尺装置による長尺物１の計尺方法に
ついて説明する。

走行中の長尺物１に対して磁気テープ８を逐次貼付ける
。長尺物１に対する磁気テープ８の貼付けは、例えば磁
気テープ８の片面に剥離性粘着剤を予めつけておいて接
着するか、長尺物１と磁気テープ８との間に両面接着タ
イプの剥離性粘着テープを送り込んで接着する等、適宜
の方法で行えばよい。このように長尺物１の表面に磁気
テープ８を貼付けると、該磁気テープ８は長尺物１の表
面で滑らずに一体になって移動する。

かかる状態で、作業者がコントーラ１５に計尺指令を出
すと、該コントローラ１５はカウンタ１６にリセット指
令を出して該カウンタ１６のカウント内容をクリアする
と同時に、再生回路１２にマーキング指令を出す。これ
により、録音ヘッド１１が長尺物１上の磁気テープ８に
マー、りを瞬時に磁気的に記録する。磁気的にマークを
記録すると、印刷等と違って該マークを数μｍのオーダ
でシャープに記録できる。録音ヘッド１１に対してＬの
位置にある再生ヘッド１３は、長尺物ｌ上の磁気テープ
８に記録されたマークの通過を検出し、マーク検出信号
を再生回路１４からコントローラ■５に与える。コント
ローラ１５は、マーク検出信号が入力されると、録音回
路１２に次のマーキング指令を出し、録音ヘッド１１で
長尺物１上の磁気テープ８に次のマークを記録すると同
時に、カウンタ１６にマークカウント信号を与えてマー
クの通過数を１カウントさせる。

再生ヘッド１３がマークを検出してから、録音ヘッド１
１にマーキング指令が達するまでの時間も、制御が電気
的に行われるので、瞬時に行える。

再生ヘッド１３を通り過ぎた磁気テープ８は、テープ剥
離ローラ１７で剥離し、テープ巻取りドラム１９に巻取
る。長尺物１からの磁気テープ８の剥離は、粘着剤又は
粘着テープとして剥離性のものを使用しているので、糊
残りがなく、容易に剥離を行わせることができる。

長尺物１の走行につれて上記の計尺動作を繰返す。この
ようにすると、カウント数Ｎと両ヘッド１１．１３の間
隔りとから計尺長は、 計尺長＝ＮＸＬ にて求めることができる。

なお、磁気テープ８はエンドレス構造にしてテープ剥離
ローラ１７で剥離した後、テープ貼付はローラ９側に戻
してもよい。

また、長尺物１に貼付けた磁気テープ８は、差支えがな
ければ剥離せず、貼付けたままの状態にしてもよい。

更に、磁気テープ８の長尺物１に添わせる面をザラザラ
にして摩擦係数を大きくしてスリップしにくい構造にす
れば、粘着剤を省略することができる。

［発明の効果コ 以上説明したように本発明に係る長尺物の計尺方法によ
れば、下記のような効果を得ることができる。

（ａ、　）長尺物上の磁気テープに対して録音ヘッドで
マーク付けを磁気的に行うので、マーキング指令を受け
てから瞬時にマーク付けが行え、計尺誤差の原因を除去
できる。

（ｂ）磁気テープに対して磁気的にマーク付けを行うと
、非常にシャープなマーク付けが行える。

従って、本発明によれば、精度良く長尺物の計尺を行う
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の計尺方法を実施する計尺装置の一例を
示すブロック図、第２図は従来の計尺装置の正面図であ
る。 １・・・長尺物、７・・・テープサプライドラム、８・
・・磁気テープ、９・・・テープ貼付はローラ、１工・
・・録音ヘッド（マーキングヘッド）、１２・・・録音
回路、１３・・・再生ヘッド（マーク検出ヘッド）、１
４・・・再生回路、１５・・・コントローラ、１６・・
・カウンタ、１７・・・テープ剥離ローラ、１９・・・
テープ巻取リド第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 長尺物の走行中に該長尺物上にマーキングヘッドでマー
   クをつけ、前記マーキングヘッドに対して所定距離Ｌだ
   けへだてて設置されたマーク検出ヘッドで前記長尺物上
   の前記マークの通過を検出し、その検出時に前記マーク
   の通過数をカウントすると共に前記マーキングヘッドに
   次のマーキング指令を出し、前記マークの通過数のカウ
   ント値と前記距離Ｌとから前記長尺物の計尺を行う長尺
   物の計尺方法において、前記マーキングヘッドとして録
   音ヘッドを用い、前記マーク検出ヘッドとして再生ヘッ
   ドを用い、前記長尺物の表面に磁気テープを添わせて走
   行させ、該長尺物に対するマーキングは前記録音ヘッド
   から前記長尺物の表面の前記磁気テープに磁気的に行う
   ことを特徴とする長尺物の計尺方法。