JP2011029270A - 圧電アクチュエーターの製造方法、圧電アクチュエーター、および液体噴射ヘッド - Google Patents

圧電アクチュエーターの製造方法、圧電アクチュエーター、および液体噴射ヘッド Download PDF

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栄治 大澤
Setsuya Iwashita
節也 岩下
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Abstract

【課題】鉛の添加量を低減させることによって、環境負荷を低減させた圧電アクチュエーターの製造方法、圧電アクチュエーター、および液体噴射ヘッドを提供する。
【解決手段】製造方法は、基板10を準備する工程と、基板10の上方に下部電極12を形成する工程と、下部電極12の上方に鉛、ジルコニウム、およびチタンを含む材料を供給して膜を形成し、熱処理することによって第1膜を形成する第1熱処理工程と、第1膜を熱処理することによって第2膜18を形成する第2熱処理工程と、第2膜18の上方に上部電極20を形成する工程と、を含み、第1膜は、チタン酸ジルコン酸鉛膜と、チタン酸ジルコン酸鉛膜上に位置する酸化ジルコニウム膜と、からなり、第2膜18はチタン酸ジルコン酸鉛からなり、材料において含まれる鉛のモル数は、材料において含まれるジルコニウムおよびチタンのモル数の合計に対して、1.04倍以上1.06倍以下である。
【選択図】図5

Description

本発明は、圧電アクチュエーターの製造方法、圧電アクチュエーター、および液体噴射ヘッドに関する。
インクジェット式記録ヘッドなどに用いられる圧電アクチュエーターでは、チタン酸ジルコン酸鉛等に代表される材料を圧電体膜として用いている。圧電体膜としてチタン酸ジルコン酸鉛を用いた場合には、圧電体膜の焼成時に鉛成分の拡散や蒸発が起こる。このように、圧電体膜における鉛の含有率が低下すると、圧電特性が低下するので、鉛成分を過剰に添加する必要がある。
このような圧電体膜における鉛の過剰添加に関して、特許文献1には、圧電素子に印加する電界強度に応じて鉛の過剰添加量を調整することについて記載されている。
特開2001−223404号公報
本発明に係る幾つかの態様は、鉛の添加量を低減させることによって、環境負荷を低減させた圧電アクチュエーターの製造方法を提供することにある。
本発明に係る幾つかの態様は、鉛の添加量を低減させることによって、環境負荷を低減させた圧電アクチュエーターを提供することにある。
本発明に係る幾つかの態様は、前記アクチュエーターを含む液体噴射ヘッドを提供することにある。
(1)本発明の態様の1つに係る圧電アクチュエーターの製造方法は、
基板を準備する工程と、
前記基板の上方に、下部電極を形成する工程と、
前記下部電極の上方に、鉛、ジルコニウム、およびチタンを含む材料を供給して膜を形成する工程と、
前記膜を熱処理することによって、第1膜を形成する第1熱処理工程と、
前記第1膜を熱処理することによって、第2膜を形成する第2熱処理工程と、
前記第2膜の上方に、上部電極を形成する工程と、
を含み、
前記第1膜は、チタン酸ジルコン酸鉛膜と、該チタン酸ジルコン酸鉛膜上に位置する酸化ジルコニウム膜と、からなり、
前記第2膜は、チタン酸ジルコン酸鉛からなり、
前記材料において含まれる鉛のモル数は、前記材料において含まれるジルコニウムおよびチタンのモル数の合計に対して、1.04倍以上1.06倍以下である。
本発明の態様の1つに係る圧電アクチュエーターの製造方法によれば、鉛の添加量を低減できるので、環境負荷を低減することができる。
なお、本発明に係る記載では、「上方」という文言を、例えば、「特定のもの(以下「A」という)の「上方」に他の特定のもの(以下「B」という)を形成する」などと用いている。本発明に係る記載では、この例のような場合に、A上に直接Bを形成するような場合と、A上に他のものを介してBを形成するような場合とが含まれるものとして、「上方」という文言を用いている。同様に、「下方」という文言は、A下に直接Bを形成するような場合と、A下に他のものを介してBを形成するような場合とが含まれるものとする。
(2)本発明の態様の1つに係る圧電アクチュエーターの製造方法において、
前記材料において含まれるジルコニウムのモル数は、前記材料において含まれるチタンのモル数よりも多いことができる。
本発明の態様の1つに係る圧電アクチュエーターの製造方法によれば、良好な圧電特性を有する圧電アクチュエーターを得ることができる。
(3)本発明の態様の1つに係る圧電アクチュエーターの製造方法において、
前記下部電極は、ニッケル酸ランタンを有することができる。
本発明の態様の1つに係る圧電アクチュエーターの製造方法によれば、下部電極の材料にニッケル酸ランタンを用いることによって、第2膜からの鉛の拡散を効果的に抑制できる。したがって、良好な圧電特性を有する圧電アクチュエーターを得ることができる。
(4)本発明の態様の1つに係る圧電アクチュエーターの製造方法において、
前記第2熱処理工程は、600℃以上800℃以下で行われることができる。
本発明の態様の1つに係る圧電アクチュエーターの製造方法によれば、第2膜の結晶性が良好となる。したがって、良好な圧電特性を有する圧電アクチュエーターを得ることができる。
(5)本発明の態様の1つに係る圧電アクチュエーターは、上記の圧電アクチュエーターの製造方法によって製造される。
本発明の態様の1つに係る圧電アクチュエーターは、上記の製造方法によって製造されるので、鉛の添加量を低減でき、環境負荷を低減することができる。
(6)本発明の態様の1つに係る液体噴射ヘッドは、上記の圧電アクチュエーターを含む。
本発明の態様の1つに係る液体噴射ヘッドは、上記の圧電アクチュエーターを含むので、鉛の添加量を低減でき、環境負荷を低減することができる。
本実施形態に係る圧電アクチュエーターの製造工程を模式的に示す断面図。 本実施形態に係る圧電アクチュエーターの製造工程を模式的に示す断面図。 本実施形態に係る圧電アクチュエーターの製造工程を模式的に示す断面図。 本実施形態に係る圧電アクチュエーターの製造工程を模式的に示す断面図。 本実施形態に係る圧電アクチュエーターの製造工程を模式的に示す断面図。 実施例1に係る圧電アクチュエーターの疲労特性を示す図。 比較例1、比較例2、および比較例3に係る圧電アクチュエーターの疲労特性を示す図。 実施例1、比較例3および比較例4に係る膜のXPSを示す図。 実施例1に係る膜のSEM画像を示す図。 実施例1に係る膜のSEM画像を示す図。 本実施形態に係る液体噴射ヘッドを模式的に示す断面図。 本実施形態に係る液体噴射ヘッドを模式的に示す分解斜視図。 本実施形態に係るプリンターを模式的に示す斜視図。
以下、本発明の実施形態の一例について説明するが、本発明はこれらに制限されるものではない。
1.圧電アクチュエーター
図5は、本実施形態に係る圧電アクチュエーター100を模式的に示す断面図である。本実施形態に係る圧電アクチュエーター100は、後述する圧電アクチュエーター100の製造方法によって製造される。
図5に示すように、圧電アクチュエーター100は、基板10と、基体の上方に形成された下部電極12と、下部電極12の上方に形成された第2膜18と、第2膜18の上方に成形された上部電極20と、を含む。
本実施形態に係る圧電アクチュエーターの製造方法によって製造された圧電アクチュエーター100は、鉛の添加量を低減させた第2膜18を有する。したがって、本実施形態に係る圧電アクチュエーター100を用いることによって、環境負荷を低減することができる。
2.圧電アクチュエーターの製造方法
本発明の態様の1つに係る圧電アクチュエーターの製造方法は、基板を準備する工程と、前記基板の上方に、下部電極を形成する工程と、前記下部電極の上方に、鉛、ジルコニウム、およびチタンを含む材料を供給して膜を形成する工程と、前記膜を熱処理することによって、第1膜を形成する第1熱処理工程と、前記第1膜を熱処理することによって、第2膜を形成する第2熱処理工程と、前記第2膜の上方に、上部電極を形成する工程と、を含み、前記第1膜は、チタン酸ジルコン酸鉛膜と、該チタン酸ジルコン酸鉛膜上に位置する酸化ジルコニウム膜と、からなり、前記第2膜は、チタン酸ジルコン酸鉛からなり、
前記材料において含まれる鉛のモル数は、前記材料において含まれるジルコニウムおよびチタンのモル数の合計に対して、1.04倍以上1.06倍以下であることを特徴とする。
図1から図5は、本実施形態に係る圧電アクチュエーター100の製造工程を模式的に示す断面図である。以下、図1から図5を参照しながら、本実施形態に係る圧電アクチュエーターの製造方法について説明する。
(1)図1に示すように、まず、基板10を準備する。基板10は、圧電アクチュエーター100(図5参照)が動作したときの機械的な出力を行う部材である。基板10は、第2膜18(図5参照)の動作により、たわんだり振動したりすることができる。基板10の材質としては、例えば、導電体、半導体、絶縁体等を用いることができ、特に限定されない。基板10は、2種類以上の物質の積層構造であってもよい。基板10は、例えば、後述する振動板34(図11参照)を有することができる。
(2)次に、図1に示すように、基板10の上に下部電極12を形成する。下部電極12は、例えば、スパッタ法、めっき法等により形成することができる。下部電極12は、上部電極20(図5参照)と対になり、第2膜18(図5参照)を挟む一方の電極として機能する。下部電極12の厚みは、基板10に第2膜18の変形を伝達できる範囲であれば特に限定されない。下部電極12の厚みは、例えば、50nm以上300nm以下であることができる。
下部電極12の材質には、例えば、イリジウム、白金、チタンなどの各種の金属、およびそれらの導電性酸化物、例えば酸化イリジウム(IrO)、ルテニウム酸ストロンチウム(SrRuO:SRO)、およびニッケル酸ランタン(LaNiO:LNO)等を用いることができる。
下部電極12に鉛が拡散すると、電極と第2膜18との界面部に組成のずれが生じやすい。そのため、下部電極12の材質としては、第2膜18に含まれる鉛の拡散を効果的に抑制できることから、LNOを好ましく用いることができる。また、下部電極12は、例示した材料の単層でもよいし、複数の材料を積層した構造であってもよい。
(3)次に、図2に示すように、下部電極12の上に鉛、ジルコニウム、およびチタンを含む材料を供給して、膜14を形成する。膜14は、例えば、ゾルゲル法、MOD(Metal Organic Decomposition)法、CVD法(Chemical Vapor Deposition)法、スパッタ法、レーザーアブレーション法等により形成することができる。
膜14の材料としては、鉛、ジルコニウム、およびチタンを含む材料を調製して用いる。膜14の材料において含まれる鉛のモル数は、前記材料において含まれるジルコニウムおよびチタンのモル数の合計に対して、1.04倍以上1.06倍以下である。上記鉛のモル数が、1.04倍未満であると、良好な圧電特性を有する第2膜18を得られない場合がある。また、上記鉛のモル数が、1.06倍を超えると、後述する酸化ジルコニウム膜16b(図3参照)を形成することができない。
また、膜14の材料において含まれるジルコニウムのモル数は、前記材料において含まれるチタンのモル数よりも、多く含むことができる。より好ましくは、前記材料において含まれるジルコニウムのモル数が、前記材料において含まれるジルコニウムとチタンとのモル数の合計に対して、0.5倍より多く0.6倍以下である。膜14の材料において、ジルコニウムのモル数がチタンのモル数よりも多く含まれることによって、後述する酸化ジルコニウム膜16b(図3参照)を形成することができる。
例えば、ゾルゲル法においては、膜14の材料を下部電極12の上に塗布して乾燥した後、脱脂のための熱処理を複数回繰り返すことによって、所望の膜厚の膜14を得ることができる。
ゾルゲル法によって膜14を形成する具体的な方法は、以下の通りである。まず、鉛、ジルコニウム、およびチタンのそれぞれを含む金属化合物を、有機溶媒によって溶解して、金属化合物溶液を調製する。
鉛を含む金属化合物としては、鉛を含むアルコキシド、例えば酢酸鉛、オクチル酸鉛等を挙げることができる。また、ジルコニウムを含む金属化合物としては、ジルコニウムを含むアルコキシド、例えばジルコニウムテトラ−n−ブトキシド等を挙げることができる。また、チタンを含む金属化合物としては、チタンを含むアルコキシド、例えばチタニウムテトラ−n−ブトキシド等を挙げることができる。
有機溶媒としては、特に限定されるものではないが、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール等の1価のアルコール、または多価のアルコール等を挙げることができる。
次いで、それぞれの金属化合物溶液に含まれる鉛、ジルコニウム、およびチタンのモル比が上記範囲内になるよう混合して、複合金属化合物溶液を得る。次いで、複合金属化合物溶液に水を加え、加水分解および縮重合させることによって、前駆体溶液を得る。その後、前駆体溶液を下部電極12の上に滴下しスピン塗布して、乾燥させ、有機溶媒等を除去する脱脂熱処理を行う。以上のように、塗布、乾燥、および脱脂熱処理を複数回繰り返すことによって、所望の膜厚を有する膜14が得られる。
(4)次に、第1熱処理工程を行う。図3に示すように、第1熱処理工程では、膜14を熱処理することによって結晶化して、第1膜16を形成する。第1膜16は、チタン酸ジルコン酸鉛(Pb(Zr、Ti)O:PZT)膜16aと、該チタン酸ジルコン酸鉛膜16a上に位置する酸化ジルコニウム膜16bと、からなる。
図3によると、酸化ジルコニウム膜16bは、チタン酸ジルコン酸鉛膜16aの上面を覆うように形成されている。なお、酸化ジルコニウム膜16bは、チタン酸ジルコン酸鉛膜16aの上面の一部に形成されてもよいし、チタン酸ジルコン酸鉛膜16aの上面を覆うように形成されてもよい。
酸化ジルコニウム膜16bは、膜14の材料において含まれる鉛のモル数が上述した範囲内にあり、かつ膜を結晶化させる熱処理を行うことによって形成される。
第1熱処理工程における熱処理温度としては、第1膜16を得られる温度であれば特に限定されないが、例えば600℃以上800℃以下で行うことができる。また、第1熱処理工程における熱処理時間としては、第1膜16を得られるのであれば特に限定されないが、例えば1分以上9分以下で行うことができる。
第1熱処理工程に使用する装置としては、特に限定されないが、例えば電気炉、赤外炉、RTA(Rapid Thermal Annealing)炉等の公知の装置を用いて行うことができる。
第1膜16は、例えば、上述したゾルゲル法によって膜14を形成する場合において、塗布、乾燥、および脱脂熱処理を複数回繰り返して形成した後に、第1熱処理工程を行うことによって形成することができる。また、第1膜16は、例えば、ゾルゲル法において、塗布、乾燥、脱脂熱処理、および第1熱処理工程を複数回繰り返すことによって、形成することができる。
(5)次に、第2熱処理工程を行う。図4に示すように、第2熱処理工程では、第1膜16を熱処理することによって、第2膜18を形成する。第2膜18は、下部電極12および上部電極20によって電界が印加されることによって伸縮変形して、これにより基板10をたわませたり変形させたりすることができる。第2膜18の厚みとしては、特に限定されないが、例えば300nm以上3000nm以下とすることができる。
第2膜18は、結晶化されたチタン酸ジルコン酸鉛(Pb(Zr、Ti)O:PZT)からなる。第2熱処理工程によって、例えば、チタン酸ジルコン酸鉛膜16aおよび酸化ジルコニウム膜16bに含まれる原子の相互拡散が起こり、チタン酸ジルコン酸鉛からなる第2膜18を得ることができる。
第2熱処理工程における熱処理温度としては、600℃以上800℃以下で行うことができる。第2熱処理工程における熱処理温度が上記範囲内であると、チタン酸ジルコン酸鉛からなる第2膜18を得ることができる。その結果、良好な圧電特性を有する圧電アクチュエーターを得ることができる。
第2熱処理工程における熱処理時間としては、第2膜18を得られるのであれば特に限定されないが、例えば1分以上9分以下で行うことができる。第2熱処理工程に使用する装置としては、特に限定されないが、例えば電気炉、赤外炉、RTA(Rapid Thermal Annealing)炉等の公知の装置を用いて行うことができる。
なお、第2熱処理工程は、第1熱処理工程の終了後に行ってもよいし、第1熱処理工程と連続して行ってもよい。
(6)次に、図5に示すように、第2膜18の上に上部電極20を形成する。上部電極20は、例えば、スパッタ法、めっき法等により形成することができる。上部電極20は、下部電極12と対になり他方の電極として機能する。上部電極20の厚みは、例えば20nm以上200nm以下とすることができる。
上部電極20の材質は、前記機能を満たす導電性を有する物質であれば、特に限定されるものではない。上部電極20の材質には、例えば、イリジウム、白金、チタンなどの各種の金属、およびそれらの導電性酸化物、例えば酸化イリジウム(IrO)、ルテニウム酸ストロンチウム(SrRuO:SRO)、およびニッケル酸ランタン(LaNiO:LNO)等を用いることができる。また、上部電極20は、例示した材料の単層でもよいし、複数の材料を積層した構造であってもよい。
圧電アクチュエーターの製造方法おいて、膜を形成する材料における鉛のモル数を減少させると、充分な圧電特性を備えていない酸化ジルコニウム膜が形成される場合があった。そのため、良好な圧電特性を得ることができなかった。
しかしながら、本実施形態に係る圧電アクチュエーター100の製造方法を用いると、酸化ジルコニウム膜16bが形成されても、第2熱処理を行うことによって、充分な圧電特性を得ることができる。
また、本実施形態に係る圧電アクチュエーター100の製造方法を用いると、鉛の添加量を減少させることができる。そのため、鉛による環境負荷を低減することができる。
3.実施例
以下、本発明を実施例および比較例によって詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
3.1 サンプルの製造方法
3.1.1 実施例1
実施例1に係る圧電アクチュエーターは、以下の様にして得た。
まず、シリコン基板上に、厚さ150nmのLNOからなる下部電極を、スパッタ法により形成した。
次に、鉛、ジルコニウム、およびチタンを含むゾルゲル原料溶液を準備した。ゾルゲル原料溶液において含まれる鉛、ジルコニウム、チタンのモル比が、1.06:0.516:0.484となるように調製した。
上記のように調製したゾルゲル原料溶液を、下部電極の上にスピン塗布によって塗布して、塗膜を150℃で乾燥させた後、400℃で脱脂熱処理を行った。次に、膜を、RTA炉で酸素雰囲気において750℃で5分間熱処理することによって、結晶化させる第1熱処理工程を行った。この塗布、乾燥、脱脂熱処理、および第1熱処理工程を繰り返して、膜厚1.3μmの第1膜を形成した。このようにして、サンプルaを得た。
その後、サンプルaを、RTA炉で酸素雰囲気において750℃で5分間熱処理することによって、第2膜を形成する第2熱処理工程を行った。次いで、第2膜の上に厚さ100nmの白金からなる上部電極を、スパッタ法により形成した。このようにして、実施例1に係るサンプルAを得た。
3.1.2 比較例1
比較例1では、ゾルゲル原料において含まれる鉛、ジルコニウム、チタンのモル比を1.08:0.516:0.484となるように調製した。また、第2熱処理工程を行わず、上部電極の材料としてイリジウムを用いた。これら以外の操作については、実施例1と同様にした。これにより、サンプルBを得た。
3.1.3 比較例2
比較例2では、ゾルゲル原料において含まれる鉛、ジルコニウム、チタンのモル比を1.10:0.516:0.484となるように調製した。また、第2熱処理工程を行わず、上部電極の材料としてイリジウムを用いた。これら以外の操作については、実施例1と同様にした。これにより、サンプルCを得た。
3.1.4 比較例3
比較例3では、ゾルゲル原料において含まれる鉛、ジルコニウム、チタンのモル比を1.12:0.516:0.484となるように調製した。また、第2熱処理工程を行わず、上部電極の材料としてイリジウムを用いた。これら以外の操作については、実施例1と同様にした。これにより、上部電極形成前のサンプルd、および上部電極形成後のサンプルDを得た。
3.1.5 比較例4
比較例4では、ゾルゲル原料において含まれる鉛、ジルコニウム、チタンのモル比を1.18:0.516:0.484となるように調製し、さらに、第2熱処理工程以後の工程を行わなかった以外、実施例1と同様の操作を行った。これにより、上部電極形成前のサンプルeを得た。
3.2 試験結果および評価結果
3.2.1 疲労特性試験および評価結果
上記のようにして得られたサンプルについて、疲労特性を測定した。疲労特性の測定方法としては、まず、上記サンプルに初期パルスとして、35V、66Hzの三角波パルスを20回与えた。その後、35V、66Hzの三角波パルスを200回以上与えて分極反転を行い、疲労特性を測定した。この結果を、図6〜図7に示す。なお、サンプルaは、第2熱処理を行わずに上部電極を形成した後、疲労特性試験を行った。
図6は、サンプルaおよびサンプルAに係る疲労特性試験の結果を示す。図6によると、サンプルaでは、三角波パルスを200回以上加えると、最大分極値が初期値よりも19%低下することを確認できた。また、図6によると、サンプルAでは、三角波パルスを200回以上加えても最大分極値の低下はほとんどみられず、良好な圧電特性を有することが確認できた。
以上のように、サンプルaおよびサンプルAの疲労特性試験の結果から、第2熱処理を行うことによって、疲労特性が著しく改善されることが確認された。
図7は、サンプルB、サンプルC、およびサンプルDに係る疲労特性試験の結果を示す。図7によれば、サンプルB、サンプルC、およびサンプルDの最大分極値は、三角波パルスを200回以上加えてもほとんど低下しなかった。
図6および図7から明らかなように、サンプルAの最大分極値低下率は、サンプルB〜サンプルDの最大分極値低下率と同等であることが示された。したがって、ゾルゲル原料において含まれる鉛の添加量を低下させても、第2熱処理工程を行うことによって、良好な圧電特性を有する圧電アクチュエーターが得られることを確認できた。
3.2.2 表面組成分析の結果および評価結果
膜を形成する材料において、鉛の添加量の増減による影響を確認するために、以下の分析を行った。具体的には、サンプルa、サンプルd、およびサンプルeについて、X線光電子分光装置(以下「XPS」という。)による表面組成分析を行った。なお、X線照射角度は90°として測定を行った。この結果を図8に示す。
図8において、182.2eVにおけるピークは、酸化ジルコニウムに由来するものである。サンプルaについては、182.2eVにおけるピークを確認できた。一方、サンプルdおよびサンプルeについては、182.2eVにおけるピークを確認できなかった。
また、図8において、180eVから182eVに検出されるピークは、ジルコニウムに由来するものである。サンプルaにおけるピークYは、サンプルdおよびサンプルeおけるピークXよりも高エネルギー側にシフトしていることが確認できた。
上記のように、サンプルaでは、酸化ジルコニウムに由来するピークが確認でき、さらにジルコニウムに由来するピークのシフトを確認できた。このことは、サンプルaの表面に酸化ジルコニウム膜が形成されていることを示すものである。
以上のように、膜の材料において含まれる鉛のモル数は、膜の材料において含まれるジルコニウムおよびチタンのモル数の合計に対して、1.06倍であると、チタン酸ジルコン酸鉛膜の表面に酸化ジルコニウム膜が形成されることを確認できた。
このことから、「3.2.1 疲労特性試験および評価結果」におけるサンプルaの最大分極値の低下は、酸化ジルコニウムによるものであることが示された。一方、「3.2.1 疲労特性試験および評価結果」におけるサンプルAでは、著しく良好な圧電特性を有することが示された。つまり、サンプルAにおいて、チタン酸ジルコン酸鉛膜の表面に酸化ジルコニウム膜がされていないことを示す。
ここで、サンプルAは、サンプルaを用いて第2熱処理工程を行うことによって作製されたものである。したがって、膜の材料において含まれる鉛のモル数を低下させても、第2熱処理を行うことによって、酸化ジルコニウムをチタン酸ジルコン酸鉛にできることを確認できた。
3.2.3 表面状態の分析結果および評価結果
第2熱処理工程の有無による膜の結晶性を確認するために、サンプルaおよびサンプルAについて、走査型電子顕微鏡(以下「SEM」という。)による表面状態の観察を行った。この結果を図9および図10に示す。
図9は、サンプルaにおける表面状態を示すものである。図10は、サンプルAにおける表面状態を示すものである。サンプルaにおける表面には、砂状粒子の存在を確認できた。これに対して、サンプルAの表面には、砂状粒子を確認できず、結晶粒の存在を確認できた。
チタン酸ジルコン酸鉛の結晶は、SEMにて確認すると結晶粒を確認できることが知られている。そのため、サンプルAの表面の結晶粒は、チタン酸ジルコン酸鉛の結晶であるといえる。また、サンプルaの表面の砂状部分には、チタン酸ジルコン酸鉛の結晶が形成されていないといえる。
以上のように、第2熱処理工程を行うことによって、チタン酸ジルコン酸鉛膜の表面に形成されている酸化ジルコニウム膜は、チタン酸ジルコン酸鉛となることが確認できた。
3.2.4 評価結果のまとめ
上記「3.2.2」および「3.2.3」の評価結果から明らかなように、膜を形成する材料における鉛の比率を減少させると、チタン酸ジルコン酸鉛膜上に酸化ジルコニウム膜が形成される。このように、充分な圧電特性を有さない酸化ジルコニウム膜が形成されると、上記「3.2.1」の評価結果から明らかなように、チタン酸ジルコン酸鉛膜の疲労特性が低下する。
しかしながら、本実施形態に係る圧電アクチュエーターの製造方法を用いると、膜を形成する材料における鉛の比率を減少させても、第2熱処理工程を行うことによって、良好な圧電特性を有する圧電アクチュエーターを得られることが示された。
4. 液体噴射ヘッド
次に、上述した圧電アクチュエーター100を有する液体噴射ヘッドについて説明する。
図11は、本実施に係る液体噴射ヘッド200の要部を概略的に示す断面図である。図12は、本実施形態に係る液体噴射ヘッド200の分解斜視図である。なお、図12は、通常使用される状態とは上下を逆に示したものである。
液体噴射ヘッド200は、図11に示すように、ノズルプレート36と、圧電アクチュエーター100と、を含む。圧電アクチュエーター100は、基板30と、基板30の上に形成された振動板34と、振動板34の上に形成された圧電素子の振動部110と、を含む。圧電素子の振動部110は、下部電極12と、第2膜18と、上部電極20と、を含む。なお、図12において、圧電素子の振動部110の各層の図示は、省略されている。
液体噴射ヘッド200は、図12に示すように、さらに、筐体35を有する。筐体35に、ノズルプレート36、基板30、振動板34および第2膜の振動部110が収納される。筐体35は、例えば、各種樹脂材料、各種金属材料等を用いて形成される。
ノズルプレート36は、例えば、ステンレス製の圧延プレート等で構成されたものである。ノズルプレート36には、液滴を吐出するための多数のノズル穴38が一列に配置されている。ノズルプレート36には、基板30が固定されている。基板30は、ノズルプレート36と振動板34との間の空間を区画して、リザーバー31、供給口33および複数の流路32を形成する。リザーバー31は、液体カートリッジ(図示せず)から供給される液体を一時的に貯留する。供給口33によって、リザーバー31から各流路32へ液体が供給される。
流路32は、図11および図12に示すように、各ノズル穴38に対応して配設されている。ノズル穴38は、流路32と連続している。流路32は、振動板34の振動によってそれぞれ容積可変になっている。この容積変化によって、流路32から液体が吐出される。
振動板34の所定位置には、図12に示すように、振動板34の厚さ方向に貫通した貫通孔37が形成されている。貫通孔37によって、液体カートリッジからリザーバー31へ液体が供給される。
圧電素子の振動部110は、圧電素子駆動回路(図示せず)に電気的に接続され、圧電素子駆動回路の信号に基づいて作動(振動、変形)することができる。振動板34は、圧電素子の振動部110の振動(たわみ)によって振動し、流路32の内部圧力を瞬間的に高めることができる。
圧電アクチュエーター100の製造方法および液体噴射ヘッド200の製造方法において、下部電極12、第2膜18、および上部電極20のそれぞれは、上述した実施形態に係る下部電極12、第2膜18、および上部電極20の製造方法を用いて形成される。また、液体噴射ヘッド200の製造方法は、基板30上に振動板34を形成する工程と、基板30に流路32を形成する工程と、基板30の下にノズルプレート36を形成する工程と、を含む。振動板34、流路32およびノズルプレート36は、公知の方法により形成される。
本実施形態に係る圧電素子の振動部110は、上述のように、簡易な構造であるため、信頼性が高く、かつ圧電特性が良好である。これにより、信頼性が高く、特性の良好な圧電アクチュエーター100および液体噴射ヘッド200を提供することができる。
5. プリンター
次に、上述した液体噴射ヘッド200を有するプリンターについて説明する。ここでは、本実施形態に係るプリンター300がインクジェットプリンタである場合について説明する。
図13は、第3の実施形態に係るプリンター300を概略的に示す斜視図である。
プリンター300は、ヘッドユニット330と、駆動部310と、制御部360と、を含む。また、プリンター300は、装置本体320と、給紙部350と、記録用紙Pを設置するトレイ321と、記録用紙Pを排出する排出口322と、装置本体320の上面に配置された操作パネル370と、を含むことができる。
ヘッドユニット330は、例えば、上述した液体噴射ヘッド200から構成されるインクジェット式記録ヘッド(以下単に「ヘッド」ともいう)を有する。ヘッドユニット330は、さらに、ヘッドにインクを供給するインクカートリッジ331と、ヘッドおよびインクカートリッジ331を搭載した運搬部(キャリッジ)332と、を備える。
駆動部310は、ヘッドユニット330を往復動させることができる。駆動部310は、ヘッドユニット330の駆動源となるキャリッジモーター341と、キャリッジモーター341の回転を受けて、ヘッドユニット330を往復動させる往復動機構342と、を有する。
往復動機構342は、その両端がフレーム(図示せず)に支持されたキャリッジガイド軸344と、キャリッジガイド軸344と平行に延在するタイミングベルト343と、を備える。キャリッジガイド軸344は、キャリッジ332が自在に往復動できるようにしながら、キャリッジ332を支持している。さらに、キャリッジ332は、タイミングベルト343の一部に固定されている。キャリッジモーター341の作動により、タイミングベルト343を走行させると、キャリッジガイド軸344に導かれて、ヘッドユニット330が往復動する。この往復動の際に、ヘッドから適宜インクが吐出され、記録用紙Pへの印刷が行われる。
制御部360は、ヘッドユニット330、駆動部310および給紙部350を制御することができる。
給紙部350は、記録用紙Pをトレイ321からヘッドユニット330側へ送り込むことができる。給紙部350は、その駆動源となる給紙モータ351と、給紙モータ351の作動により回転する給紙ローラ352と、を備える。給紙ローラ352は、記録用紙Pの送り経路を挟んで上下に対向する従動ローラ352aおよび駆動ローラ352bを備える。駆動ローラ352bは、給紙モータ351に連結されている。制御部360によって供紙部350が駆動されると、記録用紙Pは、ヘッドユニット330の下方を通過するように送られる。
ヘッドユニット330、駆動部310、制御部360および給紙部350は、装置本体320の内部に設けられている。
プリンター300は、例えば、以下のような特徴を有する。プリンター300は、本発明に係る液体噴射ヘッドを有することができる。本発明に係る液体噴射ヘッドは、上述のように、高い信頼性を有し、安価かつ簡易なプロセスで形成されることができる。そのため、信頼性の高く、安価かつ簡易なプロセスで形成されるプリンター300を得ることができる。
なお、上述した例では、プリンター300がインクジェットプリンタである場合について説明したが、本発明のプリンターは、工業的な液体吐出装置として用いられることもできる。この場合に吐出される液体(液状材料)としては、各種の機能性材料を溶媒や分散媒によって適当な粘度に調整したものなどを用いることができる。
上記のように、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できよう。従って、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。
10 基板、12 下部電極、14 膜、16 第1膜、16a チタン酸ジルコン酸鉛膜、16b 酸化ジルコニウム膜、18 第2膜、20 上部電極、30 基板、31 リザーバー、32 流路、33 供給口、34 振動板、35 筐体、36 ノズルプレート、37 貫通孔、38 ノズル穴、100 圧電アクチュエーター、200 液体噴射ヘッド、300 プリンター、310 駆動部、320 装置本体、321 トレイ、322 排出口、330 ヘッドユニット、331 インクカートリッジ、332 キャリッジ、341 キャリッジモーター、342 往復動機構、343 タイミングベルト、344 キャリッジガイド軸、350 給紙部、351 給紙モータ、352 給紙ローラ、360 制御部、370 操作パネル

Claims (6)

  1. 基板を準備する工程と、
    前記基板の上方に、下部電極を形成する工程と、
    前記下部電極の上方に、鉛、ジルコニウム、およびチタンを含む材料を供給して膜を形成する工程と、
    前記膜を熱処理することによって、第1膜を形成する第1熱処理工程と、
    前記第1膜を熱処理することによって、第2膜を形成する第2熱処理工程と、
    前記第2膜の上方に、上部電極を形成する工程と、
    を含み、
    前記第1膜は、チタン酸ジルコン酸鉛膜と、該チタン酸ジルコン酸鉛膜上に位置する酸化ジルコニウム膜と、からなり、
    前記第2膜は、チタン酸ジルコン酸鉛からなり、
    前記材料において含まれる鉛のモル数は、前記材料において含まれるジルコニウムおよびチタンのモル数の合計に対して、1.04倍以上1.06倍以下である、圧電アクチュエーターの製造方法。
  2. 請求項1において、
    前記材料において含まれるジルコニウムのモル数は、前記材料において含まれるチタンのモル数よりも多い、圧電アクチュエーターの製造方法。
  3. 請求項1または請求項2において、
    前記下部電極は、ニッケル酸ランタンを有する、圧電アクチュエーターの製造方法。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、
    前記第2熱処理工程は、600℃以上800℃以下で行われる、圧電アクチュエーターの製造方法。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の圧電アクチュエーターの製造方法によって製造された、圧電アクチュエーター。
  6. 請求項5に記載の圧電アクチュエーターを含む、液体噴射ヘッド。
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