JP2011013241A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録材表面の凹部に転写されたトナー像の太りやにじみを目立たせることなく、エンボス紙の溝部に高い転写効率でトナー像を転写できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】電源80は、二次転写ローラ50に1000Vの直流電圧にピーク間電圧1300V、周波数2kHzの方形波の交流電圧を重畳した電圧を印加して、中間転写ベルト30のトナー像を記録材Pへ二次転写する。表面粗さの大きいエンボス紙の場合には、交流電圧のピーク間電圧をそのままにして交流波形におけるトナーを記録材Pへ転写する方向の電圧のデューティ比を30%に低下させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、像担持体と転写部材との間に記録材を挟持して像担持体から記録材へトナー像を転写させる画像形成装置、詳しくはエンボス紙のような表面粗さの大きな記録材へトナー像を転写させる際の転写電圧の制御に関する。
像担持体(感光体又は中間転写体)と転写部材との間に記録材を挟持して、転写部材に電圧を印加することにより、像担持体から記録材へトナー像を転写させる画像形成装置が広く用いられている。このような画像形成装置では、表面に型押しの立体模様が形成されたエンボス紙にトナー像を転写すると、立体模様の凹部にトナーが転写されにくいことが知られている(特許文献1)。
特許文献1には、対向ローラで内側面を支持された中間転写ベルトの湾曲面に転写ローラを圧接してトナー像の二次転写部を構成した画像形成装置が示される。ここでは、エンボス紙の画像形成に際しては、転写ローラに印加する直流電圧2kVに、周波数2kHz、実効電圧1kVの交流電圧を重畳している。凹部の底と像担持体との間に隙間があっても、交流電圧を重畳することで像担持体からトナーを離脱させるだけの電界を発生できる。これにより、直流電圧2kVだけではトナー像が転写されなかった凹部の底へもトナー像を転写させている。
特開2006−267486号公報
直流電圧に交流電圧を重畳した転写電圧を転写部に印加してエンボス紙へトナー像を転写する実験を行ったところ、エンボス紙の凹部に転写されたトナー像が太って画像品質が低下することが確認された。交流電圧を重畳することで、像担持体と記録材との間で往復移動するトナーが増える結果、トナーが飛散して文字画像や線画像ににじみが発生していることが観察された。
そこで、直流電圧に重畳する交流電圧の振幅を小さくしてトナーの飛散を抑制しようとしたところ、エンボス紙の凹部における転写効率が低下して、周囲と比較した凹部の画像濃度が著しく低下した。図1に示すように、中間転写ベルト30に各色トナー像を重ねてフルカラー画像を出力する画像形成装置100の場合、エンボス紙の凹部では中間転写ベルト30に近い層の色が転写されないため、凹部に色ムラが目立ってしまう。
本発明は、記録材表面の凹部に転写されたトナー像の太りやにじみを目立たせることなく、記録材表面の凹部に高い転写効率でトナー像を転写できる画像形成装置を提供することを目的としている。
本発明の画像形成装置は、トナー像を担持して回転する像担持体と、前記像担持体との間に記録材を挟持して記録材に対するトナー像の転写部を形成する転写部材と、前記像担持体のトナー像を記録材へ転写するために、直流電圧に交流電圧を重畳した電圧を前記転写部に印加する電源とを備えたものである。そして、前記交流電圧の波形におけるトナーを記録材へ転写させる方向の電圧のデューティ比を50%未満の範囲に設定するように前記電源を制御する制御手段を備える。
本発明の画像形成装置では、交流電圧の波形におけるトナーを記録材へ転写させる方向の電圧のデューティ比を50%未満にする。これにより、交流電圧の波形の一周期に現れるトナーを記録材へ転写させる方向の電圧がトナーを像担持体へ引き戻す方向の電圧よりも大きくなる。このため、トナーを記録材へ転写させる電界の強さを低下させることなく、トナーを像担持体へ引き戻す電界の強さを低下できる。これにより、記録材へ転写されたトナーや記録材へ転写されようとする飛翔中のトナーが記録材表面の凹部に落ち着く割合が高くなって、像担持体と記録材との隙間を往復移動するトナーが減り、凹部でのトナー像の拡散範囲が狭くなる。
従って、記録材の凹部に転写されたトナー像の太りやにじみを目立たせることなく、記録材の凹部に高い転写効率でトナー像を転写できる。
画像形成装置の構成の説明図である。 実施例1における二次転写部の構成の説明図である。 実施例1の転写電圧制御のフローチャートである。 二次転写ローラに印加される転写電圧の説明図である。 二次転写におけるトナー像の飛び散り現象の説明図である。 エンボス紙に対する転写効率と電圧条件の関係の説明図である。 実施例2における二次転写部の構成の説明図である。 実施例2の転写電圧制御のフローチャートである。 二次転写ローラに印加される転写電圧の説明図である。 実施例3における二次転写部の構成の説明図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。本発明は、記録材に対するトナー像の転写部に印加される交流電圧のデューティ比が可変である限りにおいて、実施形態の構成の一部または全部を、その代替的な構成で置き換えた別の実施形態でも実施できる。
従って、像担持体と転写部材との間に中間転写体又は記録材を挟持してトナー像を転写する画像形成装置であれば、タンデム型/1ドラム型、中間転写型/記録材搬送型/直接転写型の区別無く実施できる。本実施形態では、トナー像の形成/転写に係る主要部のみを説明するが、本発明は、必要な機器、装備、筐体構造を加えて、プリンタ、各種印刷機、複写機、FAX、複合機等、種々の用途で実施できる。
なお、特許文献1に示される画像形成装置の一般的な事項については、図示を省略して重複する説明を省略する。
<画像形成装置>
図1は画像形成装置の構成の説明図である。
図1に示すように、画像形成装置100は、中間転写ベルト30に沿ってイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像形成部PY、PM、PC、PKを配列したタンデム型中間転写方式のフルカラープリンタである。制御部90は、操作パネル16を通じた設定及び操作に基づいて画像形成部PY、PM、PC、PKを制御して、感光ドラム17Y、17M、17C、17Kにトナー像を形成する。
画像形成部PYでは、感光ドラム17Yにイエロートナー像が形成されて中間転写ベルト30に一次転写される。画像形成部PMでは、感光ドラム17Mにマゼンタトナー像が形成されて中間転写ベルト30のイエロートナー像に重ねて一次転写される。画像形成部PC、PKでは、それぞれ感光ドラム17C、17Kにシアントナー像、ブラックトナー像が形成されて同様に中間転写ベルト30に順次重ねて一次転写される。
中間転写ベルト30に一次転写された四色のトナー像は、二次転写部T2へ搬送されて記録材Pへ一括二次転写される。四色のトナー像を二次転写された記録材Pは、定着装置26で加熱加圧を受けて表面にトナー像を定着された後に、機体外部へ排出される。
中間転写ベルト30は、テンションローラ32、駆動ローラ31、及び対向ローラ33に掛け渡して支持され、駆動ローラ31に駆動されて300mm/secのプロセススピードで矢印R2方向に回転する。
記録材カセット10から引き出された記録材Pは、分離ローラ11で1枚ずつに分離して、レジストローラ12へ送り出される。レジストローラ12は、停止状態で記録材Pを受け入れて待機させ、中間転写ベルト30のトナー像にタイミングを合わせて記録材Pを二次転写部T2へ送り込む。
ベルトクリーニング装置27は、中間転写ベルト30にクリーニングブレードを摺擦させて、記録材Pへの転写を逃れて二次転写部T2を通過して中間転写ベルト30に残った転写残トナーを回収する。
画像形成部PY、PM、PC、PKは、現像装置20Y、20M、20C、20Kで用いるトナーの色がイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックと異なる以外は、実質的に同一に構成される。以下では、画像形成部PYついて説明し、他の画像形成部PM、PC、PKについては、説明中の構成部材に付した符号の末尾のYをM、C、Kに読み替えて説明されるものとする。
画像形成部PYは、感光ドラム17Yの周囲に、コロナ帯電器19Y、露光装置18Y、現像装置20Y、一次転写ローラ22Y、クリーニング装置24Yを配置している。
感光ドラム17Yは、アルミニウムシリンダの外周面に負極性の帯電極性を持たせた感光層が形成され、300mm/secのプロセススピードで矢印R1方向に回転する。コロナ帯電器19Yは、コロナ放電に伴う荷電粒子を感光ドラム17Yに照射して、感光ドラム17Yの表面を一様な負極性の暗部電位VDに帯電する。露光装置18Yは、イエローの分解色画像を展開した走査線画像データをON−OFF変調したレーザービームを回転ミラーで走査する。暗部電位VDに帯電した感光ドラム17Yの表面電位が露光を受けて明部電位VLに電位を低下させることで、画像の静電像が書き込まれる。露光装置18Yは、感光ドラム17Yの表面に600dpi(ドット/インチ)の解像度の静電像を書き込む。
現像装置20Yは、イエローの非磁性トナーと磁性キャリアとを混合した二成分現像剤を攪拌しつつ循環させて、非磁性トナーを負極性に、磁性キャリアを正極性にそれぞれ帯電させる。帯電した二成分現像剤は、固定のマグネット42の周囲で回転する現像スリーブ41に穂立ち状態で担持されて感光ドラム17Yを摺擦する。負極性の直流電圧Vdcに交流電圧を重畳した振動電圧が現像スリーブ41に印加される。これにより、現像スリーブ41から、相対的に正極性になった感光ドラム17Yの明部電位VLの露光部にトナーが移転してトナー像が反転現像される。
クリーニング装置24Yは、感光ドラム17Yにクリーニングブレードを摺擦させて、中間転写ベルト30への転写を逃れて感光ドラム17Yに残った転写残トナーを回収する。
<実施例1>
図2は実施例1における二次転写部の構成の説明図である。図3は実施例1の転写電圧制御のフローチャートである。図4は二次転写ローラに印加される転写電圧の説明図である。図5は二次転写におけるトナー像の飛び散り現象の説明図である。図6はエンボス紙に対する転写効率と電圧条件の関係の説明図である。
図2に示すように、像担持体(30)は、トナー像を担持して回転する。転写部材(50)は、像担持体(30)との間に記録材を挟持して記録材に対するトナー像の転写部(T2)を形成する。すなわち、二次転写ローラ50は、対向ローラ33に内側面を支持された中間転写ベルト30の湾曲面に当接して二次転写部T2を形成する。電源80が正極性の直流電圧を二次転写ローラ50に印加することによって、負極性に帯電して中間転写ベルト30に担持されたトナー像が記録材Pへ二次転写される。
中間転写ベルト30は、ポリイミド等の樹脂材料にカーボンブラックを含有させて、体積抵抗率を10[Ω・cm]に調整して、厚みを0.1[mm]に形成されている。二次転写ローラ50は、外径8mmの金属製の芯金50aの外周面にスポンジ組織を有する導電性ゴム材料の弾性層50bを配置して、外径16mmに形成されている。二次転写ローラ50の両端は、対向ローラ33に対して15〜50[N]の総圧で押圧されている。弾性層50bは、EPDM等の高分子エラストマーを基材としてイオン性導電物質を混入することにより、導電性を10〜30[MΩ]という中抵抗領域に調整してある。弾性層50bの表面はフッ素樹脂の樹脂コート離型層で覆われている。
電源(80)は、像担持体(30)のトナー像を記録材へ転写するために、直流電圧に交流電圧を重畳した電圧を転写部(T2)に印加する。電源80は、直流電源部82で発生させた直流電圧に交流電源部81で発生させた交流電圧を重畳した転写電圧を二次転写ローラ50に印加する。制御手段(90)は、交流電圧の波形におけるトナーを記録材へ転写させる方向の電圧のデューティ比を50%未満の範囲に設定するように電源(80)を制御する。
デューティ比変更部83は、交流電源部81で発生させる交流電圧の波形における記録材へトナー像を転写させる方向の電圧のデューティ比を50%以下の範囲で可変に設定する。デューティ比変更部83は、制御部90内にある制御回路96から送られてくる信号により、交流電源部81から出力される交流電圧の波形のデューティ比を変更する。転写電圧変更部84は、制御回路96から送られてくる信号により、直流電源部82で発生させる直流電圧の定電圧を記録材の種類(厚み)に応じて設定する。
実施例1においては、説明を簡単にするため、二次転写ローラ50に印加される交流電圧の波形のデューティ比以外の他の電圧パラメータについては、あらゆる画像形成条件のもとで固定の設定とする。電源80における電圧パラメータの変更は交流電圧の波形のデューティ比のみとする。実施例1において画像形成中の二次転写ローラ50に印加される電圧は、直流電圧が1000V、交流電圧は、波形が方形波で周波数が2kHz、振幅(ピーク間電圧)が1300Vである。
画像形成装置100は、プロセススピードが300mm/secであるため、交流電圧の周波数が1kHz未満になると、転写された画像上に交流電圧の周期の転写ムラが目立つようになることが判明した。このため、交流電圧の周波数は1kHz以上に設定する必要がある。一方、交流電圧の周波数が3kHz以上では交流成分に対して振動電界が追従できなくなるため、デューティ比を変化させる効果が無くなってしまうことが判明した。このため、交流電圧の周波数は3kHz未満に設定する必要がある。これらの実験結果に基いて、実施例1では、交流電圧の周波数を2kHzに固定した。
なお、実施例1では、デューティ比を変化させる制御の説明を簡単にするため、直流電圧については、1000V固定にしている。しかし、直流電圧は、温度湿度等の各種条件に応じて最適化するように変化させてもよい。画像形成に先立たせてそのような自動設定プログラムを実行してもよい。
制御回路96は、二次転写ローラ50に印加する電圧のON/OFFタイミングについて電源80にその信号を送ると、電源80は、送られた信号に従って二次転写ローラ50に対する電圧の出力を行う。
制御回路96において選択される交流電圧の波形のデューティ比の決定は、制御部90内にある、紙種判定部92、画像パターン判定部93、温湿度検出部94、画像モード判定部95からの情報により行われる。
紙種判定部92は、外部入力装置14から送信されたプリントジョブに含まれるユーザーの指定情報に基づいて記録材Pの紙種を判定し、その情報を制御回路96に送る。実施例1では、普通紙とエンボス紙との二区分でユーザーが記録材Pの紙種を指定することになっている。しかし、さらに細分化して紙種を指定できるようにしてもよい。また、画像形成装置100内に記録材Pの表面粗さを検出する記録材センサを設けておき、記録材センサの検出結果に基づいて制御回路96が紙種の判定を行ってもよい。
画像パターン判定部93は、外部入力装置14から送信されたプリントジョブに含まれる画像信号により、画像形成される画像の画像パターンの判定を行い、その情報を制御回路96に送る。実施例1では、出力する画像の画像比率によって画像パターンの区分を行っている。しかし、露光装置18Yで用いる画像信号のON/OFFをカウントするなどして、画像パターンの区分を行ってもよい。
温度湿度検出部94は、画像形成装置100内に配置された温度湿度センサ15の出力から環境の温度湿度を検出し、それを元に換算された絶対湿度[g/kgAir]の情報を制御回路96に送る。
画像モード判定部95は、外部入力装置14から送信されたプリントジョブに含まれるユーザーの指定情報に基づいて画像モードを判定し、その情報を制御回路96に送る。実施例1では、高繊細文字/ラインモード、通常画像モード、写真モードという3つの区分でユーザーが指定することになっている。しかし、さらに細分化して画像モードを指定できるようにしてもよい。
制御回路96は、紙種判定部92、画像パターン判定部93、温湿度検出部94、画像モード判定部95から入力された情報をもとに、図3のフローチャートの制御に従って二次転写ローラ50に印加される交流電圧の波形のデューティ比が決定される。
図2を参照して図3に示すように、制御回路96は、画像形成がスタートされると、記録材の表面粗さが大きいほど交流電圧の波形におけるトナーを記録材へ転写させる方向の電圧のデューティ比を低下させる。これにより、トナーを飛翔させる電圧を高めて溝部の底へも十分なトナーの転写量を確保する。
すなわち、制御部90は、紙種判定部92により紙種を判別し(S11)、エンボス紙の場合(S11のy)は交流電圧の波形のデューティ比を30%にする(S13)。しかし、普通紙の場合(S11のn)は交流電圧の波形のデューティ比を50%にする(S12)。
次に、制御回路96は、画像比率が高くて単位面積当たりのトナー消費量が多い画像ほどデューティ比を低下させる。トナー消費量が多い画像は濃度ムラが目立つため、トナーを飛翔させる電圧を高める。
すなわち、制御部90は、画像パターン判定部93により画像比率を判別し(S14、S16)、画像比率が100%以上の場合(S14のy)は紙種に応じて設定されたデューティ比を5%低くする(S15)。しかし、画像比率が40%以下の場合(S16のy)はデューティ比を5%高くする(S17)。
次に、制御回路96は、環境湿度が高いほど交流電圧の波形におけるトナーを記録材へ転写させる方向の電圧のデューティ比を低下させる。環境湿度が高いとトナーの帯電量が下がって飛翔性が低下するため、トナーを記録材へ転写させる方向の電圧をさらに高めて転写性を確保する。
すなわち、制御部90は、温度湿度判定部94により絶対湿度を判別し(S18、S20)、絶対湿度が15.0[g/kgAir(g/kgと表記)]の場合(S18のy)は画像比率に応じて設定されたデューティ比を5%低くする(S19)。しかし、絶対湿度が3.54[g/kgAir]以下の場合(S20のy)は画像比率に応じて設定されたデューティ比を5%高くする(S21)。
次に、制御回路96は、写真画像の場合には文字画像の場合よりも交流電圧の波形におけるトナーを記録材へ転写させる方向の電圧のデューティ比を低下させる。トナー像の乱れが目立つ文字画像の場合には転写性を犠牲にしても画像の鮮明度を確保する。濃度むらが目立つ写真画像の場合には画像の鮮明度を犠牲にしても転写性を優先する。
すなわち、制御部90は、画像モード判定部95により画像モードを判別し(S22、S24)、画像モードが写真モードの場合(S22のy)は絶対湿度に応じて設定されたデューティ比を5%低くする(S23)。しかし、画像モードが高精細文字/ラインモードの場合(S24のy)はデューティ比を5%高くする(S25)。
図4は、紙種判定部92からの情報をもとに、交流電圧の波形のデューティ比を決定する様子を示している。
図4の(a)に示すように、紙種判定部92より出力紙が普通紙であるとの情報が入力された場合、制御回路96は、交流電圧の波形のデューティ比を50%とするように、デューティ比変更部83に信号を送る。
図4の(b)に示すように、紙種判定部92より出力紙がエンボス紙であるとの情報が入力された場合、制御回路96は、交流電圧の波形のデューティ比を30%とするように、デューティ比変更部83に信号を送る。
ここで、記録材Pがエンボス紙の場合に、普通紙の場合よりもデューティ比を下げる理由について説明する。表1は、上記の普通紙、エンボス紙に対し、画像形成装置100により画像形成した場合の、転写性、及び飛び散り性のレベルを比較している。
Figure 2011013241
表1では、簡単のため、表面粗さの異なる記録材の種類は、代表的な1種類づつを示す。表中の転写性とは、中間転写ベルト30上のトナー量に対して、どの程度の量まで記録材P上に転写できたかのレベルを示す。表中の飛び散り性とは、中間転写ベルト30から記録材Pへ転写される際に、本来画像の無いところにトナーが飛翔してしまうことにより、画像を乱してしまう現象のレベルを示す。表1に示すように、交流電圧の波形のデューティ比を下げると、飛び散り性が悪化する。
図5に示すように、トナーの飛び散りは、二次転写部T2の直前で中間転写ベルト30と記録材Pとが接触しないうちに、二次転写ローラ50に印加された電圧による転写電界がトナーを飛翔させることに起因する。そして、図4に示すように、デューティ比の低い交流電圧は、デューティ比の高い交流電圧に比較してトナーを記録材へ転写させる方向の電圧が高いため、二次転写部T2上流の遠い位置から、トナーが飛翔し始める。
このため、デューティ比30%の交流電圧を含む電圧を二次転写ローラ50に印加した場合、デューティ比50%の交流電圧を含む電圧の場合よりもトナーの飛翔距離が長くなる。これにより、記録材P上の本来トナーが転写されるべき領域以外の位置にトナーが転写されてしまう確率が高くなり、飛び散り性が悪化する。
しかし、表1に示されるように、エンボス紙においては、デューティ比の違いによる転写性の変化が大きく、デューティ比50%の交流電圧では、記録材表面の凹部(溝部)への転写性が十分でない。特に、複数色を重ねて発色を得る二次色の画像については、中間転写ベルト30の表面から遠い層の色しか転写されず、凹部と周囲の色が大きく異なってしまった。従って、エンボス紙に対しては、転写性の良好なデューティ比30%の交流電圧を用いることが妥当である。
そこで、デューティ比30%の交流電圧を用いることで、エンボス紙に対する転写性を改善している。改善される理由は、中間転写ベルト30の表面から記録材Pへのトナーの飛翔性が高まるからである。中間転写ベルト30に一次転写されたトナーは、静電気力と物理的付着力によって中間転写ベルト30の表面に保持されている。また、二次転写ローラ50に印加されるトナーの帯電極性と逆極性の電圧がこれらの力に打ち勝った場合に、トナーが中間転写ベルト30の表面から離脱して記録材Pの表面へ移転する。このため、交流電圧の波形におけるトナーを記録材へ転写する方向の電圧のデューティ比を下げると、トナーを記録材へ転写する方向のピーク電圧が高くなるため、トナーが中間転写ベルト30から離脱し易くなる。
なお、デューティ比30%の交流電圧を用いた場合、表1に示すように飛び散り性が良好でないが、表面の凹凸が大きいエンボス紙の場合、高繊細な文字や細線の画像を形成する用途は少ない。仮に飛び散り性の良い転写を行ったとしても、記録材Pの表面の凹凸による文字や細線の歪みが大きくて判読が難しいため、飛び散り性の良い転写条件をあえて選択する必要も無い。従って、エンボス紙に対しては、転写性の良好なデューティ比30%の交流電圧を用いることが妥当である。
図6は、画像形成装置100において、二次転写ローラ50に印加する電圧における直流電圧と交流電圧の組み合わせを異ならせてエンボス紙への転写性を比較した結果である。(a)直流電圧のみ、(b)直流電圧にデューティ比50%の交流電圧を重畳、(c)直流電圧にデューティ比30%の交流電圧を重畳の三種類の組み合わせについて直流電圧を変化させて転写効率がどのように推移するかを実験した。転写効率とは、中間転写ベルト30上に形成されたトナー載り量1.2mg/cm(二次色の最大トナー載り量を想定)のトナー像のトナー量のうち、記録材Pへ転写された割合である。
図6に示すように、(a)直流電圧のみの場合、エンボス紙に対して十分な転写効率を得ることができず、最大転写効率の値は70%である。これに対して、(b)直流電圧にデューティ比50%の交流電圧を重畳した場合、同じエンボス紙に対する転写効率の最大値が83%に上昇した。さらに、(c)直流電圧にデューティ比30%の交流電圧を重畳した場合、同じエンボス紙に対する転写効率の最大値が90%に上昇した。
ここで、(a)直流電圧のみの場合、記録材表面の凹部(溝部)へトナーが飛翔する前に、凹部の周囲(非溝部)でトナー再転写が始まるため、転写効率が低下すると考えられる。トナー再転写とは、記録材に1度転写したトナーが、電圧が強すぎるために再び中間転写ベルト30に戻ってしまう現象である。二次転写部T2に高過ぎる直流電圧が印加されると、記録材P上に転写されたトナーが逆帯電されて中間転写ベルト30に戻ってしまう現象である。トナー再転写は、トナーの逆帯電に起因するため、二次転写ローラ50に印加される電圧の積分平均値である直流電圧の値に大きく影響され、トナー再転写が発生する電圧の積分平均値は、デューティ比に関係なくほぼ同値である。
そして、(b)直流電圧にデューティ比50%の交流電圧を重畳した場合には、非溝部でトナー再転写が始まるまでに、溝部へある程度トナーが飛翔しているため転写効率が高まると考えられる。交流電圧の重畳により、高い電圧が瞬間的に印加されて、トナーを瞬間的に中間転写ベルト30から引き離すため、(a)直流電圧のみの場合よりも多くのトナーが記録材Pへ飛翔することが可能になる。
また、(c)直流電圧にデューティ比30%の交流電圧を重畳した場合は、(b)直流電圧にデューティ比50%の交流電圧を重畳した場合よりもさらに高い電圧が瞬間的に印加される。このため、より多くのトナーを瞬間的に中間転写ベルト30から引き離して記録材Pへ転写できると考えられる。同時に、トナーを記録材へ移動させる方向とは逆方向の交流ピークの値が小さくなるために、トナーが中間転写ベルト30側に引き戻されることが無くなると考えられる。
次に、(c)直流電圧にデューティ比30%の交流電圧(振幅1300V)を重畳した場合と(b)直流電圧にデューティ比50%の交流電圧(振幅1800V)を重畳した場合とで転写性を比較した。この2つの条件は、交流電圧の波形におけるトナーを記録材へ移動させる方向の電圧が等しくなるように交流電圧の振幅を異ならせた条件である。
その結果、トナーを記録材へ移動させる方向の電圧が等しくても、(b)デューティ比50%の場合は、(c)デューティ比30%の場合に比較して、飛び散り性は同等であったが転写性が十分でなかった。これは、(b)デューティ比50%の場合、瞬間的に高い電圧が印加されてトナーを中間転写ベルト30から引き離すことは可能だが、中間転写ベルト30側に引き戻されるトナーが多くなるためと考えられる。(b)デューティ比50%の場合は、トナーを記録材Pへ移動させる方向とは逆方向の電圧が900Vになって、(c)デューティ比30%の場合の400Vよりも高くなるためと考えられる。 以上のように、各紙種に対して二次転写電圧のデューティ比を最適化することで、各紙種における最良の二次転写を行うことができる。
表2は、画像パターン判定部(93:図2)からの情報をもとに、二次転写電圧のデューティ比を決定する様子を示している。
Figure 2011013241
表2に示すように、実施例1では、画像形成される画像における各色の画像比率の合計が100%以上の場合、交流電圧の波形におけるデューティ比を−5%変化する。これに対して、各色の画像比率の合計が40%以上100%未満であった場合はデューティ比を変化させない。また、各色の画像比率の合計が40%未満であった場合はデューティ比を+5%とする。
各色の画像比率の合計=Y色画像比率+M色画像比率+C色画像比率+K色画像比率
画像パターン(画像比率)によって交流電圧の波形のデューティ比を変更する理由を説明する。中間転写ベルト30から記録材Pへトナーを転写する場合、トナー載り量(単位面積あたりのトナー量:mg/cm)が多いほど転写性が悪化する。そして、一般的に画像比率の高い画像は、各色のトナー像が重なる領域が多くてトナー載り量が多いため、転写性が悪化する。また、一般的に、画像比率の高い画像は、写真画像やグラフィック画像など、鮮鋭性よりも色味の忠実性に対する要望の高い画像が多い。このため、飛び散り性は多少悪くなっても高い転写性を確保できるように、交流電圧の波形におけるトナーを記録材へ転写する方向の電圧のデューティ比を−5%変化させることが望ましい。
これに対して、画像比率の低い画像は、単位面積あたりのトナー量が少ないため転写性には有利であるが、文字/ラインを多用している画像が多いため画像の鮮鋭性に対する要望が高い。このため、転写性を多少犠牲にしても飛び散り性を優先して、デューティ比を+5%変化させることが望ましい。
以上のように、画像パターンに対して二次転写ローラ50に印加する交流電圧の波形のデューティ比を最適化することで、出力される画像に応じた最良の二次転写を行うことができる。
表3は、温度湿度検出部(94:図2)からの情報をもとに、二次転写ローラ50に印加する交流電圧の波形のデューティ比を決定する様子を示している。
Figure 2011013241
表3に示すように、実施例1では、画像形成装置100の筐体内の温度湿度から算出した絶対水分量が15.0[g/kgAir]以上であった場合、デューティ比を−5%変化させる。これに対して、絶対水分量が3.54〜15.0[g/kgAir]であった場合、デューティ比を変化させない。また、絶対水分量が3.54[g/kgAir]以下であった場合、デューティ比を+5%変化させる。
周囲の空気の絶対水分量によってデューティ比を変更する理由を説明する。中間転写ベルト30から記録材Pへトナー像を転写する場合、周囲の空気の絶対水分量によって転写性のレベルが大きく変化する。
絶対水分量が高い高湿環境ではトナー帯電量Q/Mが低下して転写性が悪くなるが、トナー帯電量Q/Mが低下すると飛び散り性は良くなる。このため、高湿環境においては交流電圧の波形におけるトナーを記録材へ転写する方向の電圧のデューティ比を−5%変化させて、転写性を改善することが望ましい。
これに対して、絶対水分量が低い低湿環境では、トナー帯電量Q/Mが上昇して転写性は良好であるが、トナー帯電量Q/Mが上昇すると飛び散り性が悪化する。このため、低湿環境においては交流電圧の波形におけるトナーを記録材へ転写する方向の電圧のデューティ比を+5%変化させて、飛び散り性を改善することが望ましい。
以上のように、周囲の空気の絶対水分量に対して二次転写ローラ50に印加する交流電圧の波形のデューティ比を最適化することで、出力される画像に応じた最良の二次転写を行うことができる。
表4は、画像モード判定部(95:図2)からの情報をもとに、二次転写ローラ50に印加する交流電圧の波形のデューティ比を決定する様子を示している。
Figure 2011013241
表4に示すように、実施例1では、画像モードが高繊細文字/ラインモードであった場合はデューティ比を+5%変化させる。これに対して、画像モードが通常画像モードであった場合はデューティ比を変化させない。また、画像モードが写真モードであった場合はデューティ比を−5%変化させる。
画像モードによってデューティ比を変更する理由を説明する。ユーザーが写真モードを選択した場合、出力画像は写真/グラフィック画像であるため、色味の忠実性に対する要望が高い。このため、飛び散り性は多少悪くなっても転写性を高めることを優先して、デューティ比を−5%変化させることが望ましい。
これに対して、ユーザーが高繊細文字/ラインモードを選択した場合、出力画像は文字/ライン画像であるため、画像の鮮鋭性に対する要望が高い。このため、転写性は多少悪くなっても飛び散り性を改善すべく、デューティ比を+5%変化させることが望ましい。
以上のように、画像モードに対して二次転写ローラ50に印加する交流電圧の波形のデューティ比を最適化することで、出力される画像に応じた最良の二次転写を行うことができる。
以上示してきたように、実施例1では、紙種、画像パターン、環境、画像モードに対して交流電圧の波形のデューティ比を最適化することで、それぞれの条件に適した最良の二次転写を行うことができる。
<実施例2>
図7は実施例2における二次転写部の構成の説明図である。図8は実施例2の転写電圧制御のフローチャートである。図9は二次転写ローラに印加される転写電圧の説明図である。
図7に示すように、実施例2では、二次転写部T2へ二次転写電圧を供給する電源80に振幅変更部85を設けた以外の構成は、実施例1と同一である。従って、図7中、実施例1と共通する構成には、図1及び図2と共通の符号を付して、重複する説明を省略する。
電源80の交流電源部81は、デューティ比変更部81によって設定されたデューティ比で振幅変更部85によって設定された電圧振幅の交流電圧を出力する。振幅変更部85は、制御回路96から送られてくる信号により交流電源部81から出力される交流電圧の振幅の変更を行う。実施例2においては、二次転写ローラ50へ印加される電圧の電圧パラメータのうち交流電圧のデューティ比及び振幅以外のものについては、あらゆる画像形成条件のもとで固定の設定になっている。
実施例2では、電源80に対する電圧パラメータの変更はデューティ比及び振幅のみであり、実施例1と同様に、二次転写ローラ50に印加される電圧の直流電圧は1000Vであり、交流電圧の周波数は2kHzである。
制御回路96は、記録材Pの先端が二次転写部T2に到達するタイミングで二次転写ローラ50に印加する電圧をONする信号を電源80へ送る。そして、記録材Pの後端が二次転写部T2を抜けるタイミングで二次転写ローラ50に印加する電圧をOFFする信号を電源80へ送る。電源80は、送られた信号に従って二次転写ローラ50へ電圧を出力する。
紙種判定部92は、ユーザーの指定情報等によって、紙種を、普通紙、コート紙、エンボス紙という3種類の区分で判定して、その情報を制御回路96に送る。画像パターン判定部93は、出力する画像の画像比率によって画像パターンの区分を行って、その情報を制御回路96に送る。温湿度検出部94は、画像形成装置100内の空気の絶対水分量の区分を行って、その情報を制御回路96に送る。画像モード判定部95は、ユーザーの指定情報等によって、画像モードを、高繊細文字/ラインモード、通常画像モード、写真モードという3種類の区分で判定して、その情報を制御回路96に送る。
制御回路96は、紙種判定部92、画像パターン判定部93、温湿度検出部94、画像モード判定部95から入力された情報をもとに、図8のフローチャートの制御を実行する。これにより、制御回路96は、二次転写ローラ50に印加される交流電圧の振幅と波形のデューティ比とを決定する。
図7を参照して図8に示すように、制御部90は、交流電圧の波形におけるトナーを像担持体(30)へ引き戻す方向の電圧値が所定の上限値を超えないように交流電圧のピーク間電圧を可変に設定する。トナーを像担持体(30)へ引き戻す方向の電圧値が所定の上限値を超えるとトナーの飛び散り性が悪化するからである。
制御部90は、画像形成がスタートされると、紙種判定部92により紙種を判別し(S31)、普通紙の場合は交流電圧の振幅を1300V、波形のデューティ比を50%にする(S32)。しかし、エンボス紙の場合は交流電圧の振幅を1300V、波形のデューティ比を30%にし(S34)、コート紙の場合は交流電圧の振幅を800V、波形のデューティ比を50%にする(S33)。
制御部90は、次に、画像パターン判定部93により画像比率を判別し(S35)、画像比率が40%未満の場合、紙種に応じて設定されたデューティ比が50%未満であればデューティ比を5%高くする。しかし、紙種に応じて設定されたデューティ比が50%であれば振幅を50V小さくする(S36)。
一方、画像比率が100%を越える場合、紙種に応じて設定されたデューティ比が50%未満であればデューティ比を5%低くする。紙種に応じて設定されたデューティ比が50%で振幅が1300Vの場合もデューティ比を5%低くする。しかし、紙種に応じて設定されたデューティ比が50%で振幅が1300V未満の場合、振幅を50V大きくする(S37)。
制御部90は、次に、温度湿度判定部94により絶対水分量を判別する(S38)。そして、絶対水分量が3.5[g/kgAir(g/kgと表記)]未満の場合、画像比率に応じて設定されたデューティ比が50%未満であればデューティ比を5%高くする。しかし、画像比率に応じて設定されたデューティ比が50%であれば振幅を50V小さくする(S39)。
一方、絶対水分量が15.0[g/kgAir]を越える場合画、画像比率に応じて設定されたデューティ比が50%未満であればデューティ比を5%低くする。画像比率に応じて設定されたデューティ比が50%で振幅が1300Vの場合もデューティ比を5%低くする。しかし、画像比率に応じて設定されたデューティ比が50%で振幅が1300V未満の場合、振幅を50V大きくする(S40)。
制御部90は、次に、画像モード判定部95により画像モードを判別する(S41)。そして、画像モードが画像モードが高精細文字/ラインモードの場合、絶対湿度に応じて設定されたデューティ比が50%未満であればデューティ比を5%高くする。しかし、絶対湿度に応じて設定されたデューティ比が50%であれば、振幅を50V小さくする(S42)。
一方、画像モードが写真モードの場合、絶対湿度に応じて設定されたデューティ比が50%未満であれば、デューティ比を5%低くする。絶対湿度に応じて設定されたデューティ比が50%で振幅が1300Vの場合もデューティ比を5%低くする。しかし、絶対湿度に応じて設定されたデューティ比が50%で振幅が1300V未満の場合、振幅を50V大きくする(S43)。
図9は、紙種判定部92からの情報をもとに、交流電圧の波形のデューティ比を決定する様子を示している。
図9の(a)に示すように、紙種判定部92より出力紙が普通紙であるとの情報が入力された場合、制御回路96は、交流電圧の振幅を1300Vとするように振幅変更部85に信号を送る。また、交流電圧の波形のデューティ比を50%とするように、デューティ比変更部83に信号を送る。
図9の(b)に示すように、紙種判定部92より出力紙がエンボス紙であるとの情報が入力された場合、制御回路96は、交流電圧の振幅を1300Vとするように振幅変更部85に信号を送る。また、交流電圧の波形のデューティ比を30%とするように、デューティ比変更部83に信号を送る。
図9の(c)に示すように、紙種判定部92より出力紙がコート紙であるとの情報が入力された場合、制御回路96は、交流電圧の振幅を800Vとするように振幅変更部85に信号を送る。また、交流電圧の波形のデューティ比を50%とするように、デューティ比変更部83に信号を送る。
ここで、コート紙の場合に振幅を下げる理由は、以下のとおりである。なお、エンボス紙の場合にデューティ比を下げる理由については、実施例1と同様であるため説明を省略する。表5は、上記の普通紙、コート紙に対し、画像形成装置100により画像形成した場合の、転写性、及び飛び散り性のレベルを比較している。
Figure 2011013241
表5では、簡単のため、各紙種は、代表的な1種類づつを示す。表5に示すように、コート紙においては、デューティ比を普通紙と同じ50%にしたまま、振幅を800Vに下げても良好な転写性が確認された。そして、交流電圧の振幅を下げることで、記録材へトナー像を転写する方向の最大電圧値が下がるため、飛び散り性が振幅1300の場合よりも改善された。
ここで、交流電圧の振幅を下げる効果を確認するために、交流電圧の振幅を1300Vのまま、波形における記録材へトナー像を転写する方向の電圧のデューティ比を70%に上げて二次転写を行う実験を行った。振幅1300Vとデューティ比70%との組み合わせによれば、記録材へトナー像を転写する方向の最大電圧値が振幅800Vとデューティ比50%との組み合せと等しくなるからである。その結果、振幅1300Vとデューティ比70%との組み合わせでは、飛び散り性を改善することは可能であったが、転写性が悪化した。
この理由は、実施例1でも述べたように、交流電圧における記録材へトナー像を転写する方向とは逆方向の電圧が900Vとなって、中間転写ベルト30に引き戻されるトナーが多くなるためである。また、交流電圧の振幅を下げると飛び散り性が改善する理由は、振幅が小さいほど記録材へトナー像を転写する方向の最大電圧が低いため、二次転写部T2の上流におけるトナーの飛翔が少なくなるためである。
以上のように、各紙種に対して交流電圧のデューティ比及び振幅を最適化することで、各紙種に対して最良の二次転写を行うことができた。
表6は、画像パターン判定部(93:図7)からの情報をもとに、二次転写電圧のデューティ比を決定する様子を示している。
Figure 2011013241
表6に示すように、実施例2では、画像形成される画像における各色の画像比率の合計が100%以上の場合、交流電圧の波形におけるデューティ比を−5%変化させるか、振幅を+50V変化させるかのいずれかを行う。これに対して、各色の画像比率の合計が40%以上100%未満であった場合はデューティ比及び振幅をいずれも変化させない。また、各色の画像比率の合計が40%未満であった場合はデューティ比を+5%変化させるか振幅を−50V変化させるかのいずれかを行う。画像比率によってデューティ比又は振幅を変更する理由は、実施例1で説明したとおりである。
そして、デューティ比と振幅とのどちらを変化させるかについては以下のとおりに選択する。すなわち、合計の画像比率が100%以上であった場合においてデューティ比が50%よりも小さければデューティ比を−5%変化させるが、デューティ比が50%であれば、振幅を+50V変化させる。また、合計の画像比率が40%以下であった場合においてデューティ比が50%よりも小さければデューティ比を+5%変化させるが、デューティ比が50%であれば振幅を−50V変化させる。
このことは、交流電圧における記録材へトナーを転写する方向とは逆方向の電圧値の下限値を、振幅1300V、デューティ比50%のときの650Vとすることを意味している。そして、交流電圧における記録材へトナーを転写する方向とは逆方向の電圧が650V未満では振幅を調整し、650V以上ではデューティ比を調整して、交流電圧における記録材へトナーを転写する方向の最大電圧を最適化する。
表7は、上記の各紙種、及び画像パターンに対する二次転写電圧のデューティ比の最適化に加えて、温度湿度検出部94からの情報をもとに、二次転写電圧のデューティ比、及び振幅を決定する様子を示した図である。
表7は、温度湿度検出部(94:図7)からの情報をもとに、二次転写ローラ50に印加する交流電圧の波形のデューティ比を決定する様子を示している。
Figure 2011013241
表7に示すように、実施例2では、画像形成装置100内の空気の絶対水分量が15.0[g/kgAir]以上であった場合、デューティ比を−5%変化させるか振幅を+50V変化させるかのいずれかを行う。これに対して、絶対水分量が3.54〜15.0[g/kgAir]であった場合、デューティ比及び振幅をいずれも変化させない。また、絶対水分量が3.54[g/kgAir]以下であった場合、デューティ比を+5%変化させるか振幅を−50V変化させるかのいずれかを行う。絶対水分量によってデューティ比又は振幅を変更する理由は、実施例1で説明したとおりである。
そして、デューティ比と振幅とのどちらを変化させるかについては以下のとおりに選択する。すなわち、絶対水分量が15.0[g/kgAir]以上であった場合においてデューティ比が50%よりも小さければデューティ比を−5%変化させるが、デューティ比が50%であれば、振幅を+50V変化させる。また、絶対水分量が3.54[g/kgAir]以下であった場合においてデューティ比が50%よりも小さければデューティ比を+5%変化させるが、デューティ比が50%であれば振幅を−50V変化させる。
これにより、画像比率に応じた制御の場合と同様に、交流電圧における記録材へトナーを転写する方向とは逆方向の電圧値の下限値を650Vとしている。交流電圧における記録材へトナーを転写する方向とは逆方向の電圧が650V未満では振幅を調整し、650V以上ではデューティ比を調整して、交流電圧における記録材へトナーを転写する方向の最大電圧を最適化する。
表8は、画像モード判定部(95:図7)からの情報をもとに、二次転写ローラ50に印加する交流電圧の波形のデューティ比を決定する様子を示している。
Figure 2011013241
表8に示すように、実施例2では、画像モードが高繊細文字/ラインモードであった場合はデューティ比を+5%変化させるか振幅を+50V変化させるかのいずれかを行う。これに対して、画像モードが通常画像モードであった場合はデューティ比及び振幅をいずれも変化させない。また、画像モードが写真モードであった場合はデューティ比を−5%変化させるか振幅を−50V変化させるかのいずれかを行う。画像モードによってデューティ比又は振幅を変更する理由は、実施例1で説明したとおりである。
そして、デューティ比と振幅とのどちらを変化させるかについては以下のとおりに選択する。すなわち、画像モードが高繊細文字/ラインモードであった場合においてデューティ比が50%よりも小さければデューティ比を−5%変化させるが、デューティ比が50%であれば、振幅を+50V変化させる。また、画像モードが写真モードであった場合においてデューティ比が50%よりも小さければデューティ比を+5%変化させるが、デューティ比が50%であれば振幅を−50V変化させる。
これにより、画像比率に応じた制御の場合と同様に、交流電圧における記録材へトナーを転写する方向とは逆方向の電圧値の下限値を650Vとしている。交流電圧における記録材へトナーを転写する方向とは逆方向の電圧が650V未満では振幅を調整し、650V以上ではデューティ比を調整して、交流電圧における記録材へトナーを転写する方向の最大電圧を最適化する。
以上示してきたように、紙種、画像パターン、絶対水分量、画像出力モードに対して二次転写電圧のデューティ比及び振幅を最適化することで、それぞれの条件に適した最良の二次転写を行うことができる。紙種判定部92、画像パターン判定部93、温度湿度検出部94、画像モード判定部95から入力された情報をもとに、二次転写ローラ50に印加される交流電圧のデューティ比及び振幅が決定される。これにより、どのような画像形成条件においても、最良の二次転写を行うことが可能となる。と同時に、交流電圧におけるトナーを記録材へ転写する方向とは逆方向の電圧に下限値を設けることで、中間転写ベルト30へ引き戻されるトナーを少なくして安定した転写性を保つことができる。
<実施例3>
図10は実施例3における二次転写部の構成の説明図である。
図10に示すように、実施例3では、図1に示す画像形成装置100の二次転写部T2の上流側に記録材のガイド機構(55)を付加している。それ以外の構成及び制御は実施例1と同一であるため、図10中、実施例1と共通する構成部材には図1、図2と共通の符号を付して重複する説明を省略する。
実施例3では、二次転写ローラ50に印加する電圧の各電圧パラメータは、実施例1と同一であり、直流電圧が1000V、交流電圧の振幅(ピーク間電圧)が1300V、周波数が2kHzである。そして、交流電圧のデューティ比は、実施例1と同一の手順及び定数に基づいて、紙種、画像パターン、絶対水分量、及び画像モードの組み合せに応じて設定される。
実施例3では、交流電圧の波形におけるトナーを記録材へ転写させる方向の電圧に直流電圧を加算した電圧を転写部(T2)に印加した際に、像担持体(30)からトナーが離脱しないような位置で記録材が像担持体(30)に密着する。そのように、ガイド機構(55)が転写部(T2)の上流側で記録材を案内する。
具体的には、外径20mmの対向ローラ33によって内側面を支持された中間転写ベルト30に外径20mmの二次転写ローラ50を圧接して二次転写部T2が形成されている。そして、二次転写部T2の上流5mmの位置に、先端部を位置させるように二次転写前ガイド55が設置されている。このため、二次転写部T2へ搬送されてくる記録材Pは、二次転写部T2よりも5mm上流において中間転写ベルト30に接触する。そして、接触位置から二次転写部T2まで、記録材Pは中間転写ベルト30に密着した状態で搬送される。
図5に示すように、画像形成装置100の場合、二次転写ローラ50に印加する電圧が直流電圧1000Vのみの場合、二次転写部T2の手前2mm以上であればトナーの飛翔が発生しないことが判明した。そして、実施例1の制御では、直流電圧1000V+交流電圧1300Vで交流電圧の波形のデューティ比が50%の場合、二次転写部T2の手前4mm以上であればトナーの飛翔が発生しないことが判明した。そして、波形のデューティ比が50%の場合、二次転写部T2の手前5mm以上であればトナーの飛翔が発生しないことが判明した。
すなわち、実施例1の制御では、デューティ比を変化させてエンボス紙に対する転写性を改善した一方で、飛び散り性が悪化してしまっていた。しかし、実施例3の構成によれば、図5に示す二次転写部T2の上流側における像担持体と記録材との間のトナーの飛翔距離を小さくすることで、トナーの飛翔による飛び散り性の悪化を防ぐことができる。これにより、デューティ比の最適化による弊害を抑制することが可能である。
本発明は、像担持体に担持されたトナー像が、転写部材によって記録材に転写される画像形成装置に利用できる。
17Y、17M、17C、17K 感光ドラム
18Y、18M、18C、18K 露光装置
19Y、19M、19C、19K コロナ帯電器
20Y、20M、20C、20K 現像装置
22Y、22M、22C、22K 一次転写ローラ
30 中間転写ベルト(像担持体)、33 対向ローラ
50 二次転写ローラ(転写部材)、55 二次転写前ガイド
80 電源、81 交流電源部、82 直流電源部、83 デューティ比変更部、84 転写電圧変更部、85 振幅変更部
90 制御部、92 紙種判定部、93 画像パターン判定部、94 温度湿度検出部、95 画像モード判定部、96 制御回路
T2 二次転写部、P 記録材

Claims (7)

  1. トナー像を担持して回転する像担持体と、
    前記像担持体との間に記録材を挟持して記録材に対するトナー像の転写部を形成する転写部材と、
    前記像担持体のトナー像を記録材へ転写するために、直流電圧に交流電圧を重畳した電圧を前記転写部に印加する電源と、を備えた画像形成装置において、
    前記交流電圧の波形におけるトナーを記録材へ転写させる方向の電圧のデューティ比を50%未満の範囲に設定するように前記電源を制御する制御手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、記録材の表面粗さが大きいほど前記デューティ比を低下させることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、写真画像の場合には文字画像の場合よりも前記デューティ比を低下させることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、環境湿度が高いほど前記デューティ比を低下させることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、単位面積当たりのトナー消費量が多い画像ほど前記デューティ比を低下させることを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、前記交流電圧の波形におけるトナーを前記像担持体へ引き戻す方向の電圧値が所定の上限値を超えないように前記交流電圧のピーク間電圧を可変に設定することを特徴とする請求項1乃至5いずれか1項記載の画像形成装置。
  7. 前記交流電圧の波形におけるトナーを記録材へ転写させる方向の電圧に前記直流電圧を加算した電圧を前記転写部に印加した際に前記像担持体からトナーが離脱しないような位置で記録材が前記像担持体に密着するように、前記転写部の上流側で記録材を案内するガイド機構を備えたことを特徴とする請求項1乃至6いずれか1項記載の画像形成装置。
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