JP6679842B2 - 画像形成装置および転写電圧の設定方法 - Google Patents

画像形成装置および転写電圧の設定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6679842B2
JP6679842B2 JP2015100930A JP2015100930A JP6679842B2 JP 6679842 B2 JP6679842 B2 JP 6679842B2 JP 2015100930 A JP2015100930 A JP 2015100930A JP 2015100930 A JP2015100930 A JP 2015100930A JP 6679842 B2 JP6679842 B2 JP 6679842B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
value
image
monochromatic
multicolor
bias
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015100930A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016218172A (ja
Inventor
靖広 島田
靖広 島田
山浦 正彰
正彰 山浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2015100930A priority Critical patent/JP6679842B2/ja
Priority to US14/883,052 priority patent/US9335675B1/en
Publication of JP2016218172A publication Critical patent/JP2016218172A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6679842B2 publication Critical patent/JP6679842B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/14Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base
    • G03G15/16Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer
    • G03G15/1665Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer by introducing the second base in the nip formed by the recording member and at least one transfer member, e.g. in combination with bias or heat
    • G03G15/167Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer by introducing the second base in the nip formed by the recording member and at least one transfer member, e.g. in combination with bias or heat at least one of the recording member or the transfer member being rotatable during the transfer
    • G03G15/1675Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer by introducing the second base in the nip formed by the recording member and at least one transfer member, e.g. in combination with bias or heat at least one of the recording member or the transfer member being rotatable during the transfer with means for controlling the bias applied in the transfer nip
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/01Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for producing multicoloured copies
    • G03G15/0142Structure of complete machines
    • G03G15/0178Structure of complete machines using more than one reusable electrographic recording member, e.g. one for every monocolour image
    • G03G15/0189Structure of complete machines using more than one reusable electrographic recording member, e.g. one for every monocolour image primary transfer to an intermediate transfer belt
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/14Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base
    • G03G15/16Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer
    • G03G15/1605Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer using at least one intermediate support
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/00362Apparatus for electrophotographic processes relating to the copy medium handling
    • G03G2215/00535Stable handling of copy medium
    • G03G2215/00556Control of copy medium feeding
    • G03G2215/00569Calibration, test runs, test prints

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、画像形成装置および転写電圧の設定方法に関する。
従来の画像形成装置に関し、以下の特許文献1,2に記載の技術が知られている。
特許文献1としての特開2012−123309号公報や特許文献2としての特開2012−42827号公報には、和紙のような表面の凸凹が大きな媒体を使用して、直流電圧値(Voff)および交流電圧のピーク間電圧値(Vpp)を両方共に変更しながら、テスト画像としての黒ベタ画像を印刷し、凹部濃度再現性と、凸部濃度再現性、白点出現性を評価する技術が記載されている。特許文献1に記載の技術では、凹部濃度再現性から導出される直線(L1)と、凸部濃度再現性から導出される直線(L2)と、白点出現性から導出される直線(L3)とから、これらの直線で囲まれる範囲から直流電圧値とピーク間電圧値を設定している。
また、特許文献1には、まず、ピーク間電圧値(Vpp)を固定した状態で、直流電圧値(Voff)を変化させながら画像を印刷して、印刷された画像から直流電圧の適正値を特定した後、直流電圧値を特定された適正値に固定した状態で、ピーク間電圧値(Vpp)を変化させながら画像を印刷して、印刷された画像からピーク間電圧値(Vpp)の適正値を特定する技術も記載されている。
特開2012−123309号公報(「0059」〜「0074」、「0102」〜「0112」、図7) 特開2012−42827号公報(「0047」〜「0066」、図9)
本発明は、転写バイアスの適切な値を、簡易な方法で設定することを技術的課題とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項1に記載の発明の画像形成装置は、
像保持体から媒体に画像を転写する転写器と、
周期的にバイアスが変動する交番バイアスと、直流バイアスと、が重畳された転写バイアスを前記転写器に印加する電源制御手段と、
前記交番バイアスの振幅の極大値と極小値との差である振幅値と、前記直流バイアス値とにおいて、前記振幅値および直流バイアス値の一方を固定の第1の単色用の値とし、且つ、他方を予め設定された間隔で変更する度に、第1の単色画像を媒体に形成する第1の単色画像の形成手段と、
前記振幅値および直流バイアス値の一方を固定の第1の多色用の値とし、且つ、他方を予め設定された間隔で変更する度に、第1の多色画像を媒体に形成する第1の多色画像の形成手段と、
前記第1の単色画像を形成する場合における前記振幅値および直流バイアス値の一方を、前記第1の単色用の値とは異なる固定の第2の単色用の値とし、且つ、前記第1の単色画像を形成する際の前記振幅値及び直流バイアス値の他方を予め設定された間隔で変更する度に、第2の単色画像を媒体に形成する第2の単色画像の形成手段と、
前記第1の多色画像を形成する場合における前記振幅値および直流バイアス値の一方を、前記第1の多色用の値とは異なる固定の第2の多色用の値とし、且つ、前記第1の多色画像を形成する際の前記振幅値及び直流バイアス値の他方を予め設定された間隔で変更する度に、第2の多色画像を媒体に形成する第2の多色画像の形成手段と、
前記第1の単色画像の形成手段で形成された複数の第1の単色画像の中から、画質が許容される限界の第1の単色画像に対応する振幅値および直流バイアス値を有する第1の単色値を入力する画像と、前記第1の多色画像の形成手段で形成された複数の第1の多色画像の中から、画質が許容される限界の第1の多色画像に対応する振幅値および直流バイアス値を有する第1の多色値を入力する画像と、前記第2の単色画像の形成手段で形成された複数の第2の単色画像の中から、画質が許容される限界の第2の単色画像に対応する振幅値および直流バイアス値を有する第2の単色値を入力する画像と、前記第2の多色画像の形成手段で形成された複数の第2の多色画像の中から、画質が許容される限界の第2の多色画像に対応する振幅値および直流バイアス値を有する第2の多色値を入力する画像とを、表示部に表示する入力画像の表示手段と、
利用者が入力可能な入力部と、
前記振幅値と前記直流バイアス値とのグラフにおいて、前記入力部により入力された前記第1の単色値と前記第2の単色値とを結ぶ単色直線よりもグラフの原点側の領域と、前記入力部により入力された前記第1の多色値と前記第2の多色値とを結ぶ多色直線よりも前記原点とは反対側の領域と、に囲まれ、且つ、前記単色直線と前記多色直線との交点に基いて、前記転写器に印加する交番バイアスの波形形状および直流バイアス値を設定する転写電圧の設定手段と、
を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、
1枚の媒体に前記第1の単色画像と第1の多色画像とを形成する前記第1の単色画像の形成手段及び前記第1の多色画像の形成手段と、
前記第1の単色画像と第1の多色画像とが形成された1枚の媒体が出力された場合に、前記第1の単色値を入力する画像と、前記第1の多色値を入力する画像と、を表示する前記入力画像の表示手段と、
を備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、
1枚の媒体に前記第1の単色画像と第1の多色画像とを形成する前記第1の単色画像の形成手段及び前記第1の多色画像の形成手段と、
前記第1の単色画像と第1の多色画像とが形成された1枚の媒体が出力された場合に、前記第1の単色値を入力する画像と、前記第1の多色値を入力する画像と、を表示する前記入力画像の表示手段と、
前記第1の単色値と前記第1の多色値とが入力された場合に、1枚の媒体に前記第2の単色画像と第2の多色画像とを形成する前記第2の単色画像の形成手段及び前記第2の多色画像の形成手段と、
前記第2の単色画像と第2の多色画像とが形成された1枚の媒体が出力された場合に、前記第2の単色値を入力する画像と、前記第2の多色値を入力する画像と、を表示する前記入力画像の表示手段と、
を備えたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、
1枚の媒体に前記第1の単色画像と第1の多色画像とを形成する前記第1の単色画像の形成手段及び前記第1の多色画像の形成手段と、
前記第1の単色画像と前記第1の多色画像とが形成された媒体が出力された後に、1枚の媒体に前記第2の単色画像と第2の多色画像とを形成する前記第2の単色画像の形成手段及び前記第2の多色画像の形成手段と、
を備えたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、
1枚の媒体に、前記第1の単色画像、第1の多色画像、第2の単色画像および第2の多色画像を形成する
ことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の画像形成装置において、
予め設定された第1の振幅値に前記振幅値を固定し、直流バイアス値を予め設定されたバイアス値の間隔で変更する度に、単色の画像を形成する前記第1の単色画像の形成手段と、
前記第1の振幅値に前記振幅値を固定し、直流バイアス値を予め設定された電圧値の間隔で変更する度に、多色の画像を形成する前記第1の多色画像の形成手段と、
前記第1の振幅値とは異なる予め設定された第2の振幅値に前記振幅値を固定し、直流バイアス値を予め設定されたバイアス値の間隔で変更する度に、単色の画像を形成する前記第2の単色画像の形成手段と、
前記第2の振幅値に前記振幅値を固定し、直流バイアス値を予め設定されたバイアス値の間隔で変更する度に、多色の画像を形成する前記第2の多色画像の形成手段と、
を備えたことを特徴とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項7に記載の発明の転写電圧の設定方法は、
交番バイアスと直流バイアスが重畳され、転写器に印加される転写バイアスを設定する転写バイアスの設定方法であって、
交番バイアスの振幅の極大値と極小値との差である振幅値と、直流バイアスの値とにおいて、前記振幅値および直流バイアス値の一方を固定の値とし且つ他方を予め設定された間隔で変更する度に形成された単色および多色の画像の中から、画質が許容される限界の各画像に対応する振幅値および直流バイアス値を有する第1の単色値および第1の多色値を取得し、
前記第1の単色値の場合における前記振幅値および直流バイアスの一方を、前記第1の単色値の場合における固定の値とは異なる固定の値とし、且つ、他方を予め設定された間隔で変更する度に形成された単色および多色の画像の中から、画質が許容される限界の各画像に対応する振幅値および直流バイアス値を有する第2の単色値および第2の多色値を取得し、
前記振幅値と前記直流バイアス値とのグラフにおいて、前記第1の単色値と前記第2の単色値とを結ぶ単色直線よりもグラフの原点側の領域と、前記第1の多色値と前記第2の多色値とを結ぶ多色直線よりも前記原点とは反対側の領域と、に囲まれ、且つ、前記単色直線と前記多色直線との交点に基いて、前記転写器に印加する交番バイアスの波形形状および直流バイアス値を設定する
ことを特徴とする。
請求項1,7に記載の発明によれば、直流電圧値と交番電圧の振幅幅を網羅的に測定したり、直流電圧値の適正値を導出した後に直流電圧値の適正値を使用して振幅幅の適正値を導出したりする場合に比べて、第1の単色値と前記第2の単色値とを結ぶ単色直線と、第1の多色値と第2の多色値とを結ぶ多色直線に基いて転写電圧を設定して、転写バイアスの適切な値を簡易な方法で設定することができる。
請求項2に記載の発明によれば、媒体が出力されると各値を入力する画像が表示され、作業者の入力作業を円滑に行うことができる。
請求項3に記載の発明によれば、第1の単色画像と第1の多色画像とが形成された媒体が出力された場合に、第1の単色値と第1の多色値が入力される前に、第2の単色画像と第2の多色画像とが形成された媒体が出力される場合に比べて、作業者の誤入力が低減される。
請求項4に記載の発明によれば、第1の単色画像と第1の多色画像とが形成された媒体が出力された後に、第2の単色画像と第2の多色画像とが形成された媒体を出力することができる。
請求項5に記載の発明によれば、1枚の媒体に4種の画像を印刷しない場合に比べて、使用する媒体の枚数を減らすことができる。
請求項6に記載の発明によれば、各振幅値に固定した状態で直流バイアス値が変更された画像を形成することができる。
図1は本発明の実施例1の画像形成装置の全体説明図である。 図2は本発明の実施例1の画像形成装置の要部の説明図である。 図3は実施例1の転写装置の要部説明図である。 図4は実施例1の画像形成装置の制御部分が備えている各機能をブロック図で示した図である。 図5は実施例1の転写電圧の設定用の画像の説明図である。 図6は実施例1の入力画像の説明図である。 図7は実施例1の転写電圧の設定方法の説明図である。 図8は実施例1の転写電圧設定処理のフローチャートの説明図である。 図9は従来の転写電圧の設定方法の説明図である。 図10は実験結果の説明図である。 図11は実施例2の画像形成装置の制御部の説明図であり、実施例1の図4に対応する図である。 図12は交番電圧の説明図であり、図12Aは実施例2で使用する矩形波状の交番電圧の説明図、図12Bは実施例1で使用した正弦波状の交番電圧の説明図、図12Cは三角波の説明図、図12Dはノコギリ波の説明図である。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例としての実施例を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
(実施例1のプリンタUの全体構成の説明)
図1は本発明の実施例1の画像形成装置の全体説明図である。
図2は本発明の実施例1の画像形成装置の要部の説明図である。
図1、図2において、実施例1の画像形成装置の一例としてのプリンタUは、プリンタの本体U1と、プリンタの本体U1に媒体を供給する供給装置の一例としてのフィーダーユニットU2と、画像が記録された媒体が排出される排出装置の一例としての排出ユニットU3と、プリンタの本体U1と排出ユニットU3との間を接続する接続部の一例としてのインターフェースモジュールU4と、利用者が操作を行う操作部UIと、を有する。
(実施例1のマーキングの構成の説明)
図1、図2において、前記プリンタの本体U1は、プリンタUの制御を行う制御部Cや、プリンタUの外部に図示しない専用のケーブルを介して接続された情報の送信装置の一例としてのプリント画像サーバCOMから送信された画像情報を受信する図示しない通信部、媒体に画像を記録する画像記録部の一例としてのマーキング部U1a等を有する。前記プリント画像サーバCOMには、ケーブルまたはLAN:Local Area Network等の回線を通じて接続され、プリンタUで印刷される画像の情報が送信される画像の送信装置の一例としてのパーソナルコンピュータPCが接続されている。
前記マーキング部U1aは、像保持体の一例としてY:イエロー、M:マゼンタ、C:シアン、K:黒の各色用の感光体Py,Pm,Pc,Pkと、写真画像等を印刷する場合に画像に光沢を出すための透明画像用の感光体Poと、を有する。感光体Py〜Poは、表面が感光性の誘電体で構成されている。
図1、図2において、黒色の感光体Pkの周囲には、感光体Pkの回転方向に沿って、帯電器CCk、潜像の形成装置の一例としての露光機ROSk、現像器Gk、一次転写器の一例としての一次転写ロールT1k、像保持体用の清掃器の一例としての感光体クリーナCLkが配置されている。
他の感光体Py,Pm,Pc,Poの周囲にも同様に、帯電器CCy,CCm,CCc,CCo、露光機ROSy,ROSm,ROSc,ROSo、現像器Gy,Gm,Gc,Go、一次転写ロールT1y,T1m,T1c,T1o、感光体クリーナCLy,CLm,CLc,CLoが配置されている。
マーキング部U1aの上部には、収容容器の一例として、現像器Gy〜Goに補給される現像剤が収容されたトナーカートリッジKy,Km,Kc,Kk,Koが着脱可能に支持されている。
各感光体Py〜Poの下方には、中間転写体の一例であって、像保持体の一例としての中間転写ベルトBが配置されており、中間転写ベルトBは、感光体Py〜Poと一次転写ロールT1y〜T1oとの間に挟まれる。中間転写ベルトBの裏面は、駆動部材の一例としてのドライブロールRdと、張力付与部材の一例としてのテンションロールRtと、蛇行防止部材の一例としてのウォーキングロールRwと、従動部材の一例としての複数のアイドラロールRfと、二次転写用の対向部材の一例としてのバックアップロールT2aと、可動部材の一例としての複数のリトラクトロールR1と、前記一次転写ロールT1y〜T1oにより支持されている。
中間転写ベルトBの表面には、ドライブロールRdの近傍に、中間転写体の清掃器の一例としてのベルトクリーナCLBが配置されている。
バックアップロールT2aには、中間転写ベルトBを挟んで、二次転写部材の一例としての二次転写ロールT2bが対向して配置されている。また、バックアップロールT2aには、バックアップロールT2aに現像剤の帯電極性とは逆極性の電圧を印加するために、接触部材の一例としてのコンタクトロールT2cが接触している。実施例1の二次転写ロールT2bには、右下方に配置された駆動部材の一例としての駆動ロールT2dとの間に、搬送部材の一例としての搬送ベルトT2eが張架されている。
前記バックアップロールT2a、二次転写ロールT2b、コンタクトロールT2cにより、転写器の一例としての2次転写器T2が構成されており、一次転写ロールT1y〜T1o、中間転写ベルトB、2次転写器T2等により、実施例1の転写装置T1,B,T2が構成されている。
2次転写器T2の下方には、媒体の一例としての記録シートSが収容される収容部の一例として給紙トレイTR1,TR2が設けられている。各給紙トレイTR1,TR2の右斜め上方には、取出部材の一例としてのピックアップロールRpと、捌き部材の一例としての捌きロールRsとが配置されている。捌きロールRsから、記録シートSが搬送される搬送路SHが延びており、搬送路SHに沿って、記録シートSを下流側に搬送する搬送部材の一例としての搬送ロールRaが複数配置されている。
2つの給紙トレイTR1,TR2からの搬送路SHが合流した位置に対して記録シートSの搬送方向の下流側には、不要部の除去装置の一例として、記録シートSを予め設定された圧力で挟んで下流側に搬送して、記録シートSの縁の不要部の除去、いわゆる、バリ取りを行うバリ取り装置Btが配置されている。
バリ取り装置Btの下流側には、通過する記録シートSの厚みを計測して、記録シートSが複数枚重なっている状態、いわゆる重送を検知するための検知装置Jkが配置されている。重送の検知装置Jkの下流側には、姿勢の補正装置の一例として、記録シートSの搬送方向に対する傾斜、いわゆるスキューを補正する補正ロールRcが配置されている。補正ロールRcの下流側には、2次転写器T2への記録シートSの搬送時期を調整する調整部材の一例としてのレジストレーションロールRrが配置されている。
なお、フィーダーユニットU2にも、給紙トレイTR1,TR2やピックアップロールRp、捌きロールRs、搬送ロールRaと同様に構成された給紙トレイTR3,TR4等が設けられており、給紙トレイTR3,TR4からの搬送路SHは、プリンタの本体U1の搬送路SHに、重送の検知装置Jkの上流側で合流する。
搬送ベルトT2eに対して、記録シートSの搬送方向の下流側には、媒体の搬送装置の一例としての搬送ベルトHBが複数配置されている。
搬送ベルトHBに対して、記録シートSの搬送方向の下流側には、定着装置Fが配置されている。
定着装置Fの下流側には、記録シートSを冷却する冷却装置Coが配置されている。
冷却装置Coの下流側には、記録シートSに圧力を加えて、記録シートSの湾曲、いわゆるカールを補正するデカーラーHdが配置されている。
デカーラーHdの下流側には、記録シートSに記録された画像を読み取る画像読取装置Scが配置されている。
画像読取装置Scの下流側には、インターフェースモジュールU4に向けて延びる搬送路SHから分岐する搬送路の一例としての反転路SH2が形成されており、反転路SH2の分岐部には、搬送方向の切替部材の一例としての第1のゲートGT1が配置されている。
反転路SH2には、正逆回転可能な搬送部材の一例としてのスイッチバックロールRbが複数配置されている。スイッチバックロールRbの上流側には、反転路SH2の上流部から分岐して、搬送路SHと反転路SH2との分岐部よりも下流側に合流する搬送路の一例としての接続路SH3が形成されている。反転路SH2と接続路SH3との分岐部には、搬送方向の切替部材の一例としての第2のゲートGT2が配置されている。
前記反転路SH2の下流側には、冷却装置Coの下方に、記録シートSの搬送方向を反転、いわゆる、スイッチバックさせるための折り返し路SH4が配置されている。折り返し路SH4には、正逆回転可能な搬送部材の一例としてのスイッチバックロールRbが配置されている。また、折り返し路SH4の入口には、搬送方向の切替部材の一例としての第3のゲートGT3が配置されている。
なお、折り返し路SH4の下流側の搬送路SHは、各給紙トレイTR1,TR2の搬送路SHに合流している。
インターフェースモジュールU4には、排出ユニットU3に向けて延びる搬送路SHが形成されている。
排出ユニットU3には、排出される記録シートSが積載される積載容器の一例としてのスタッカトレイTRhが配置されており、搬送路SHから分岐してスタッカトレイTRhに延びる排出路SH5が設けられている。なお、実施例1の搬送路SHは、排出ユニットU3の右方に、図示しない追加の排出ユニットや後処理装置が追加して装着された場合に、追加された装置に対して記録シートSが搬送可能に構成されている。
(マーキングの動作)
前記プリンタUでは、パーソナルコンピュータPCから送信された画像情報を、プリント画像サーバCOMを介して受信すると、画像形成動作であるジョブが開始される。ジョブが開始されると、感光体Py〜Poや中間転写ベルトB等が回転する。
感光体Py〜Poは、図示しない駆動源により回転駆動される。
帯電器CCy〜CCoは、予め設定された電圧が印加されて、感光体Py〜Poの表面を帯電させる。
露光機ROSy〜ROSoは、制御部Cからの制御信号に応じて、潜像を書き込む光の一例としてのレーザー光Ly,Lm,Lc,Lk,Loを出力して、感光体Py〜Poの帯電された表面に静電潜像を書き込む。
現像器Gy〜Goは、感光体Py〜Poの表面の静電潜像を可視像に現像する。
トナーカートリッジKy〜Koは、現像器Gy〜Goにおける現像に伴って消費された現像剤の補給を行う。
一次転写ロールT1y〜T1oは、現像剤の帯電極性とは逆極性の一次転写電圧が印加され、感光体Py〜Poの表面の可視像を中間転写ベルトBの表面に転写する。
感光体クリーナCLy〜CLoは、一次転写後に感光体Py〜Poの表面に残留した現像剤を除去して清掃する。
中間転写ベルトBは、感光体Py〜Poに対向する一次転写領域を通過する際に、O,Y,M,C,Kの順に、画像が転写されて積層され、2次転写器T2に対向する2次転写領域Q4を通過する。なお、単色画像の場合は、1色のみの画像が転写されて2次転写領域Q4に送られる。
ピックアップロールRpは、受信した画像情報の大きさや記録シートSの指定と、収容された記録シートSの大きさや種類等に応じて、記録シートSの供給が行われる給紙トレイTR1〜TR4から記録シートSを送り出す。
捌きロールRsは、ピックアップロールRpから送り出された記録シートSを1枚ずつ分離して捌く。
バリ取り装置Btは、通過する記録シートSに予め設定された圧力を印加してバリを除去する。
重送の検知装置Jkは、通過する記録シートSの厚さを検知することで、記録シートSの重送を検知する。
補正ロールRcは、通過する記録シートSを、図示しない壁面に接触させてスキューを補正する。
レジストレーションロールRrは、中間転写ベルトBの表面の画像が2次転写領域Q4に送られる時期に合わせて、記録シートSを送り出す。
2次転写器T2は、コンタクトロールT2cを介してバックアップロールT2aに予め設定された現像剤の帯電極性と同極性の2次転写電圧が印加され、記録シートSに中間転写ベルトBの画像を記録シートSに転写する。
ベルトクリーナCLBは、2次転写領域Q4で画像が転写された後の中間転写ベルトBの表面に残留した現像剤を除去して清掃する。
搬送ベルトT2e,HBは、2次転写器T2で画像が転写された記録シートSを表面に保持して下流側に搬送する。
定着装置Fは、加熱部材の一例としての加熱ロールFhと、加圧部材の一例としての加圧ロールFpとを有し、加熱ロールFhの内部には、熱源の一例としてのヒータが収容されている。定着装置Fは、加熱ロールFhと加圧ロールFpとが接触する領域を通過する記録シートSを加圧しながら加熱して、記録シートSの表面の未定着画像を定着する。
冷却装置Coは、定着装置Fで加熱された記録シートSを冷却する。
デカーラーHdは、冷却装置Coを通過した記録シートSに圧力を加えて、記録シートSの湾曲、いわゆるカールを除去する。
画像読取装置Scは、デカーラーHdを通過した記録シートSの表面の画像を読み取る。
デカーラーHdを通過した記録シートSは、両面印刷が行われる場合には、第1のゲートGT1が作動して、反転路SH2に搬送され、折り返し路SH4でスイッチバックされて、搬送路SHを通じて、レジストレーションロールRrに再送され、2面目の印刷が行われる。
排出ユニットU3に排出される記録シートSは、搬送路SHを搬送され、スタッカトレイTRhに排出される。このとき、記録シートSの表裏が反転された状態でスタッカトレイTRhに排出される場合、搬送路SHから反転路SH2に一旦搬入され、記録シートSの搬送方向の後端が第2のゲートGT2を通過後、第2のゲートGT2が切り替わってスイッチバックロールRbが逆回転をして、接続路SH3を搬送されてスタッカトレイTRhに搬送される。
スタッカトレイTRhは、記録シートSが積載され、記録シートSの積載量に応じて、最上面が予め設定された高さとなるように、積載板TRh1が自動的に昇降する。
(転写装置の説明)
図3は実施例1の転写装置の要部説明図である。
図3において、実施例1の転写部材の一例としての2次転写器T2では、転写用の電源回路Ecは、交流電圧回路1と、直流電圧回路2とを有する。交流電圧回路1と直流電圧回路2とは直列に接続されており、コンタクトロールT2cには、転写バイアスの一例としての2次転写電圧が印加される。実施例1の2次転写電圧は、交番バイアスの一例としての交流電圧と、直流バイアスの一例としての直流電圧と、が重畳されている。
なお、実施例1の交流電圧回路1は、交流電圧の極大値と極小値との振幅、いわゆるピーク間電圧値Vppと周波数とを変更可能に構成されている。また、実施例1の直流電圧回路2は、直流電圧値Vdcを変更可能に構成されている。
(実施例1の制御部の説明)
図4は実施例1の画像形成装置の制御部分が備えている各機能をブロック図で示した図である。
図4において、プリンタの本体U1の制御部Cは、外部との信号の入出力等を行う入出力インターフェースI/Oを有する。また、制御部Cは、必要な処理を行うためのプログラムおよび情報等が記憶されたROM:リードオンリーメモリを有する。また、制御部Cは、必要なデータを一時的に記憶するためのRAM:ランダムアクセスメモリを有する。また、制御部Cは、ROM等に記憶されたプログラムに応じた処理を行うCPU:中央演算処理装置を有する。したがって、実施例1の制御部Cは、小型の情報処理装置、いわゆるマイクロコンピュータにより構成されている。よって、制御部Cは、ROM等に記憶されたプログラムを実行することにより種々の機能を実現することができる。
(プリンタの本体U1の制御部Cに接続された信号出力要素)
前記プリンタの本体U1の制御部Cは、操作部UIや画像読取装置Sc等の信号出力要素からの出力信号が入力されている。
操作部UIは、電源の投入部の一例としての電源ボタンUI1や、表示部の一例としての表示パネルUI2、入力部の一例としての数字入力部UI3、矢印入力部UI4、転写電圧の設定開始の入力部材の一例としての転写電圧の設定開始ボタンUI5等を備えている。
(プリンタの本体U1の制御部Cに接続された被制御要素)
プリンタの本体U1の制御部Cは、主駆動源の駆動回路D1や、電源回路E、その他の図示しない制御要素に接続されている。制御部Cは、各回路D1,E等へ、それらの制御信号を出力している。
D1:主駆動源の駆動回路
主駆動源の駆動回路D1は、主駆動源の一例としてのメインモータM1を介して感光体Py〜Poや中間転写ベルトB等を回転駆動する。
E:電源回路
前記電源回路Eは、現像用の電源回路Ea、帯電用の電源回路Eb、転写用の電源回路Ec、定着用の電源回路Ed等を有している。
Ea:現像用の電源回路
現像用の電源回路Eaは、現像器Gy〜Goの現像ロールに現像電圧を印加する。
Eb:帯電用の電源回路
帯電用の電源回路Ebは、帯電器CCy〜CCoそれぞれに感光体Py〜Po表面を帯電させるための帯電電圧を印加する。
Ec:転写用の電源回路
転写用の電源回路Ecは、一次転写ロールT1y〜T1oや二次転写ロールT2bに転写電圧を印加する。
Ed:定着用の電源回路
定着用の電源回路Edは、定着装置Fの加熱ロールFhにヒータ加熱用の電力を供給する。
(プリンタの本体U1の制御部Cの機能)
プリンタの本体U1の制御部Cは、前記信号出力要素からの入力信号に応じた処理を実行して、前記各制御要素に制御信号を出力する機能を有している。すなわち、制御部Cは次の機能を有している。
C1:画像形成の制御手段
画像形成の制御手段C1は、パーソナルコンピュータPCから入力された画像情報に応じて、プリンタUの各部材の駆動や各電圧の印加時期等を制御して、画像形成動作であるジョブを実行する。
C2:駆動源の制御手段
駆動源の制御手段C2は、主駆動源の駆動回路D1を介してメインモータM1の駆動を制御し、感光体Py〜Po等の駆動を制御する。
C3:電源制御手段
電源制御手段C3は、各電源回路Ea〜Edを制御して、各部材へ印加される電圧や、各部材へ供給される電力を制御する。すなわち、実施例1の電源制御手段C3は、転写用の電源回路Ecを制御して、コンタクトロールT2cを介して二次転写ロールT2bに印加される転写電圧の制御も行う。
C4:第1の振幅値の記憶手段
第1の振幅値の記憶手段C4は、2次転写電圧の設定を行う場合に使用する振幅値の第1の固定値の一例としての第1の振幅値Vpp1を記憶する。実施例1の第1の振幅値の記憶手段C4は、第1の振幅値Vpp1の一例として、Vpp1=12[kV]を記憶する。
C5:第2の振幅値の記憶手段
第2の振幅値の記憶手段C5は、2次転写電圧の設定を行う場合に使用する振幅値の第2の固定値の一例としての第2の振幅値Vpp2を記憶する。実施例1の第2の振幅値の記憶手段C5は、第1の振幅値Vpp1とは異なる第2の振幅値Vpp2の一例として、Vpp2=7[kV]を記憶する。
C6:直流電圧の変動範囲の記憶手段
直流電圧の変動範囲の記憶手段C6は、2次転写電圧の設定を行う場合に直流電流値を変動させる範囲を記憶する。実施例1の直流電圧の変動範囲の記憶手段C6は、直流電圧値Vdcを変動させる範囲として、−1.5[kV]から0.1[kV]刻みで−3.5[kV]までの範囲を記憶している。すなわち、実施例1では、21段階で直流電圧値Vdcを変動させる。
図5は実施例1の転写電圧の設定用の画像の説明図である。
C7:設定画像の形成手段
設定画像の形成手段C7は、第1の単色画像の形成手段C7Aと、第1の多色画像の形成手段C7Bと、第2の単色画像の形成手段C7Cと、第2の多色画像の形成手段C7Dと、を有し、2次転写電圧を設定するための設定画像11を記録シートSに形成する。図5において、実施例1の設定画像11は、単色の第1の画像の一例としての21個の第1の単色画像12と、多色の第1の画像の一例としての21個の第1の多色画像13と、単色の第2の画像の一例としての21個の第2の単色画像14と、多色の第2の画像の一例としての21個の第2の多色画像15とを有する。各画像12〜15は、記録シートSの幅方向に延びる短冊状の画像であり、短冊状の画像が、記録シートSの搬送方向に沿って予め設定された間隔をあけて形成される。なお、実施例1では、第1の単色画像12および第2の単色画像14は、共に、K色のみを使用して印刷された単色画像で構成されている。一方、第1の多色画像13および第2の多色画像15は、共に、Y,M,C,Kおよび透明(O)の色のトナーを使用して形成された多色画像で構成されている。
前記第1の単色画像12および第1の多色画像13により、実施例1の第1の画像12+13が構成され、前記第2の単色画像14および第2の多色画像15により、実施例1の第2の画像14+15が構成されている。
C7A:第1の単色画像の形成手段
第1の単色画像の形成手段C7Aは、第1の振幅値Vpp1の交流電圧と、直流電圧VdcがバックアップロールT2aに重畳された場合において、直流電圧Vdcが変化される度に第1の単色画像12を形成する。実施例1の第1の単色画像の形成手段C7Aでは、直流電圧Vdcが−1.5kVの場合の画像が搬送方向の前から1番目の画像となり、−1.6kVの場合の画像が2番目、−1.7kVの場合の画像3番目、…、−3.5kVの場合の画像が21番目となる。
C7B:第1の多色画像の形成手段
第1の多色画像の形成手段C7Bは、第1の振幅値Vpp1の交流電圧と、直流電圧Vdcが重畳された場合において、直流電圧Vdcが変化される度に第1の多色画像13を形成する。実施例1の第1の多色画像の形成手段C7Bでは、第1の単色画像12の幅方向に隣接して第1の多色画像13を形成する。よって、第1の単色画像12と同様に、直流電圧Vdcが−1.5kVの場合の画像が搬送方向の前から1番目の画像となり、−3.5kVの場合の画像が21番目となる。
C7C:第2の単色画像の形成手段
第2の単色画像の形成手段C7Cは、第2の振幅値Vpp2の交流電圧と、直流電圧VdcがバックアップロールT2aに重畳された場合において、直流電圧Vdcが変化される度に第2の単色画像14を形成する。実施例1の第2の単色画像の形成手段C7Cでは、第1の単色画像12の搬送方向の下流側に続けて、第2の単色画像14を形成する。なお、第2の単色画像14は、第1の単色画像12と同様であり、直流電圧Vdcが−1.5kVの場合の画像が搬送方向の前から1番目の画像となり、−3.5kVの場合の画像が21番目となる。
C7D:第2の多色画像の形成手段
第2の多色画像の形成手段C7Dは、第2の振幅値Vpp2の交流電圧と、直流電圧Vdcが重畳された場合において、直流電圧Vdcが変化される度に第2の多色画像15を形成する。実施例1の第2の多色画像の形成手段C7Dでは、第2の単色画像14の幅方向に隣接し且つ第1の多色画像13の搬送方向の下流側に続けて第2の多色画像15を形成する。よって、第2の多色画像15も、第2の単色画像14と同様に、直流電圧Vdcが−1.5kVの場合の画像が搬送方向の前から1番目の画像となり、−3.5kVの場合の画像が21番目となる。
図6は実施例1の入力画像の説明図である。
C8:入力画像の表示手段
入力画像の表示手段C8は、2次転写電圧の設定を行う場合に、表示パネルUI2に入力画像21〜24を表示する。図6において、実施例1の入力画像21〜24は、番号入力欄21a〜24aと、決定ボタン21b〜24bを有する。なお、実施例1では、設定画像11が印刷された場合に、第1の単色画像12用の入力画像21を表示パネルUI2に表示する。そして、第1の単色画像用の入力画像21で決定ボタン21bが入力された場合に、第1の多色画像用の入力画像22が表示される。同様にして、第2の単色画像用の入力画像23、第2の多色画像用の入力画像24の順に遷移する。
C9:第1の単色値の取得手段
第1の単色値の取得手段C9は、第1の単色画像の形成手段C7Aで形成された複数の第1の単色画像12の中から、第1情報の一例として、画質が許容される限界の第1の単色画像12に対応する振幅値Vpp1および直流電圧値Vdc1を有する第1の単色値(Vdc1,Vpp1)を取得する。実施例1の第1の単色値の取得手段C9は、画質が許容される限界の第1の単色画像12の数値が、第1の単色画像用の入力画像21から入力された場合に、入力された数値に応じた第1の単色値(Vdc1,Vpp1)を取得する。一例として、入力画像21に、「8」が入力された場合は、直流電圧値Vdcの8番目の値に対応する−2.2kVを、直流電圧値Vdc1とし、第1の振幅値12kVを振幅値Vpp1とする第1の単色値(Vdc1,Vpp1)を取得する。
C10:第1の多色値の取得手段
第1の多色値の取得手段C10は、第1の多色画像の形成手段C7Bで形成された複数の第1の多色画像13の中から、第1情報の一例として、画質が許容される限界の第1の多色画像13に対応する振幅値Vpp1および直流電圧値Vdc2を有する第1の多色値(Vdc2,Vpp1)を取得する。実施例1の第1の多色値の取得手段C10は、第1の単色値の取得手段C9と同様に、入力画像22に入力された値に応じた第1の多色値(Vdc2,Vpp1)を取得する。
C11:第2の単色値の取得手段
第2の単色値の取得手段C11は、第2の単色画像の形成手段C7Cで形成された複数の第2の単色画像14の中から、第2情報の一例として、画質が許容される限界の第2の単色画像14に対応する振幅値Vpp2および直流電圧値Vdc3を有する第2の単色値(Vdc3,Vpp2)を取得する。実施例1の第2の単色値の取得手段C11は、第1の単色値の取得手段C9と同様に、入力画像23から入力された数値に応じた第2の単色値(Vdc3,Vpp2)を取得する。
C12:第2の多色値の取得手段
第2の多色値の取得手段C12は、第2の多色画像の形成手段C7Dで形成された複数の第2の多色画像15の中から、第2情報の一例として、画質が許容される限界の第2の多色画像15に対応する振幅値Vpp2および直流電圧値Vdc4を有する第2の多色値(Vdc4,Vpp2)を取得する。実施例1の第2の多色値の取得手段C12は、第1の単色値の取得手段C9と同様に、入力画像24から入力された数値に応じた第2の多色値(Vdc4,Vpp2)を取得する。
図7は実施例1の転写電圧の設定方法の説明図である。
C13:転写電圧の設定手段
転写電圧の設定手段C13は、単色直線の演算手段C13Aと、多色直線の演算手段C13Bと、交点の演算手段C13Cと、余裕の記憶手段C13Dと、を有し、転写電圧の一例として、2次転写器T2に印加する2次転写電圧を設定する。実施例1の転写電圧の設定手段C13は、2次転写電圧における交流電圧のピーク間電圧値Vppと、直流電圧値Vdcとを設定する。すなわち、交番バイアスの波形形状に関連するピーク間電圧値Vppと、直流バイアス値Vdcとを設定する。
C13A:単色直線の演算手段
単色直線の演算手段C13Aは、第1の単色値(Vdc1,Vpp1)と第2の単色値(Vdc3,Vpp2)とに基づいて、単色直線L1を演算する。実施例1の単色直線の演算手段C13Aは、第1の単色値(Vdc1,Vpp1)と第2の単色値(Vdc3,Vpp2)の2点を通過する直線を単色直線L1として演算する。実施例1では、横軸(X軸)に直流電圧値を取り、縦軸(Y軸)にピーク間電圧値を取ったグラフにおいて、L1:Y={(Vpp1−Vpp2)/(Vdc1−Vdc3)}(X−Vdc1)+Vpp1、で演算される。
C13B:多色直線の演算手段
多色直線の演算手段C13Bは、第1の多色値(Vdc2,Vpp1)と第2の多色値(Vdc4,Vpp2)とに基づいて、多色直線L2を演算する。実施例1の多色直線の演算手段C13Bは、第1の多色値(Vdc2,Vpp1)と第2の多色値(Vdc4,Vpp2)の2点を通過する直線を多色直線L2として演算する。実施例1では、横軸(X軸)に直流電圧値を取り、縦軸(Y軸)にピーク間電圧値を取ったグラフにおいて、L2:Y={(Vpp1−Vpp2)/(Vdc2−Vdc4)}(X−Vdc2)+Vpp1、で演算される。
C13C:交点の演算手段
交点の演算手段C13Cは、単色直線L1と多色直線L2との交点P1(Vdc5,Cpp5)を演算する。
C13D:余裕の記憶手段
余裕の記憶手段C13Dは、2次転写電圧を設定する際の余裕の一例としてのマージンを記憶する。実施例1では、設定画像11における電圧の刻み幅が0.1kVであることから、0.1kV以内のズレ精度で最適バイアスを判断できると考え、マージンL3の一例として、「交点P1から−0.1kVpp」を記憶している。
したがって、実施例1の転写電圧の設定手段C13は、単色直線の演算手段C13Aで演算された単色直線L1と、多色直線の演算手段C13Bで演算された多色直線L2とから、交点の演算手段C13Cで交点P1を演算して、マージンL3を考慮して、2次転写電圧を設定する。実施例1では、一例として、電源回路Eが、直流電圧値Vdcやピーク間電圧値Vppを0.1kV刻みで設定可能である場合に、図7に示すように、一例として、交点P1の値で、Vdc5の小数点2桁以下の値を切り上げ、Vpp5の小数点2桁以下の値を切り捨てた値が、3つの直線L1〜L3で囲まれた範囲に含まれる場合には、その値を2次転写電圧に設定する。なお、3つの直線L1〜L3で囲まれた範囲に含まれない場合は、Vdc5を切り上げた値に0.1kvを加算した値、または、Vpp5を切り捨てた値から0.1kvを減算した値が、3つの直線L1〜L3で囲まれた範囲に含まれるかを判定し、含まれない場合は、同様の処理を繰り返して、2次転写電圧を設定する。
(実施例1の流れ図の説明)
次に、実施例1のプリンタUにおける制御の流れを流れ図、いわゆるフローチャートを使用して説明する。
(転写電圧設定処理のフローチャートの説明)
図8は実施例1の転写電圧設定処理のフローチャートの説明図である。
図8のフローチャートの各ステップSTの処理は、前記プリンタUの制御部Cに記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処理はプリンタUの他の各種処理と並行して実行される。
図8に示すフローチャートはプリンタUの電源投入により開始される。
図8のST1において、転写電圧設定開始の入力が開始されたか否か、すなわち、転写電圧の設定開始ボタンUI5の入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST2に進む。ノー(N)の場合はST1を繰り返す。
ST2において、設定画像11をプリントアウトする。そして、ST3に進む。
ST3において、表示パネルUI2に入力画像21を表示する。そして、ST4に進む。
ST4において、入力画像21〜24に決定の入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST5に進み、ノー(N)の場合はST4を繰り返す。
ST5において、画質が許容される限界の画像の数値が全ての入力されたか否か、すなわち、第2の多色画像用の入力画像24における入力が行われたか否かを判別する。ノー(N)の場合はST6に進み、イエス(Y)の場合はST7に進む。
ST6において、次の入力画像22〜24を表示パネルUI2に表示する。そして、ST4に戻る。
ST7において、入力画像21〜24に応じた第1の単色値(Vdc1,Vpp1)、第1の多色値(Vdc2,Vpp1)、第2の単色値(Vdc3,Vpp2)および第2の多色値(Vdc4,Vpp2)を取得する。そして、ST8に進む。
ST8において、単色直線L1と多色直線L2の交点P1を演算し、2次転写電圧を設定する。そして、ST1に戻る。
(実施例1の転写電圧設定処理の機能)
前記構成を備えた実施例1のプリンタUでは、2次転写電圧の設定処理が開始されると、印刷された設定画像11に基いて入力された入力値に応じて、第1の単色値(Vdc1,Vpp1)、第1の多色値(Vdc2,Vpp1)、第2の単色値(Vdc3,Vpp2)および第2の多色値(Vdc4,Vpp2)が取得され、単色直線L1と、多色直線L2の交点P1から2次転写電圧が設定される。
和紙やエンボス紙等の凹凸の多い媒体に印刷を行う場合、単色の印刷では、4色分積層される多色に比べて、トナー層の厚さが薄く、トナー層の電気的な抵抗が小さくなる。よって、単色直線L1よりもグラフの原点から遠い側、すなわち、電圧が高くなると、放電が発生しやすくなり、放電による画像欠陥が発生しやすい問題がある。
また、多色の印刷では、トナー層が厚く、転写させるトナー量が多くなる。よって、多色直線L2よりもグラフの原点に近い側、すなわち、転写電圧が低くなると、転写不足から、濃度不足が発生する恐れがある。よって、単色直線L1よりも原点に近く、且つ、多色直線L2よりも原点から遠い領域内で転写電圧を設定する必要がある。
図9は従来の転写電圧の設定方法の説明図である。
特許文献1,2に記載のように、直流電圧値とピーク間電圧値を網羅的に測定する場合、時間と手間がかかり面倒であるという問題がある。一方、特許文献1に記載されているように、直流電圧値の適正値を導出した後に直流電圧値の適正値を使用してピーク間電圧値の適正値を導出する方法では、図9に示すように、ピーク間電圧値をある値01に固定した状態で直流電圧値の適正値02を導出し、直流電圧値の適正値02を使用して、ピーク間電圧値の適正値03を導出することとなる。よって、直流電圧値およびピーク間電圧値の最適値である単色直線L1と多色直線L2の交点P1とは異なる値が設定されることになる。すなわち、特許文献1に記載の方法では、直流電圧値およびピーク間電圧値を、精度よく設定することが困難である。
これに対して、実施例1では、単色直線L1と、多色直線L2の交点P1に基いて2次転写電圧が設定されており、特許文献1に記載の方法に比べて、直流電圧値およびピーク間電圧値を、精度よく設定することが可能である。また、取得する値も、第1の単色値(Vdc1,Vpp1)、第1の多色値(Vdc2,Vpp1)、第2の単色値(Vdc3,Vpp2)および第2の多色値(Vdc4,Vpp2)の4点で済み、網羅的に測定する場合に比べて、簡易で短時間に行うことも可能である。
(実験例)
次に、実施例1の効果を確認するための実験を行った。実験は、富士ゼロックス株式会社製のColor 1000 Press を改造して行った。環境条件は、温度22度、湿度55%で行った。記録シートとして、エンボス紙を使用した。Vpp1、Vpp2、Vdc等は、実施例1と同様にした。
実験結果を図10に示す。
図10は実験結果の説明図である。
図10において、7kVppの多色印刷では、Vdc=−2.3kVであった。よって、第2の多色値(Vdc4,Vpp2)=(−2.2kV,7kVpp)となった。同様にして、第2の単色値(Vdc3,Vpp2)=(−3.0kV,7kVpp)、第1の多色値(Vdc2,Vpp1)=(−2.0kV,12kVpp)、第1の単色値(Vdc1,Vpp1)=(−2.3kV,12kVpp)となる。
よって、単色直線L1は、以下の式(1)となる。
L1:Y=7.14×10×X+28.43×10 …式(1)
また、多色直線L2は、以下の式(2)となる。
L2:Y=25.00×10×X+62.00×10 …式(2)
よって、式(1)、式(2)から、交点P1は、P1=(1.88kV,15.00kVpp)となる。
確認として、1.88kVdc、15kVppに設定して、エンボス紙に出力を行った所、エンボス紙の凸部分は多色、単色共に濃度が許容できるレベルで確保され、且つ、エンボス紙の凹部分の評価も許容レベルであった。よって、効果が確認された。
図11は実施例2の画像形成装置の制御部の説明図であり、実施例1の図4に対応する図である。
次に本発明の実施例2の説明をするが、この実施例2の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
この実施例2は下記の点で、前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成される。
図12は交番電圧の説明図であり、図12Aは実施例2で使用する矩形波状の交番電圧の説明図、図12Bは実施例1で使用した正弦波状の交番電圧の説明図、図12Cは三角波の説明図、図12Dはノコギリ波の説明図である。
図11において、実施例2のプリンタUの制御部Cでは、実施例1の制御部Cの直流電圧の変動範囲の記憶手段C6に替えて、波形幅の変動範囲の記憶手段の一例としてのデューティー比の変動範囲の記憶手段C6′を有する。
実施例2のデューティー比の変動範囲の記憶手段C6′は、交番電圧の正の側の矩形波部分と、負の側の矩形波部分との時間的な割合であるデューティー比の変動範囲を記憶する。実施例2では、交番バイアスの一例として、図12Aに示すような矩形波31を使用する。
実施例1で使用した図12Bに示すような正弦波では、振幅Vppと、周期(周波数)しか調整することが困難であったが、矩形波31では、振幅Vppと周期Tに加えて、1周期内でも正の側の矩形波部分31aと負の側の矩形波部分31bとの時間的な比率であるデューティー比も制御可能である。デューティー比を変化させて、正の側31aの比率を大きくすると、図12Aにおける正の側の面積32aが、負の側の面積32bよりも大きくなり、全体として、Vdcを+側に変更したことと同様となる。逆に、負の側31bの比率を大きくすると、全体として、Vdcを−側に変更したことと同様となる。よって、デューティー比を変更することで、実質的に、実施例1において、直流電圧値Vdcを変更したことと同様の結果が得られる。なお、実施例2では、直流電圧値Vdcは、一例として−2.0kVに固定している。
よって、実施例1において直流電圧値Vdcを変更していたものが、実施例2では、交番バイアスの波形形状に関連するパラメータであるデューティー比を変更することに代わるだけで、同様の処理が行われる。すなわち、設定画像11を形成したり、単色直線L1、多色直線L2の導出、交点P1の演算等も同様に行われる。よって、ブロック図の説明やフローチャートの説明は、簡略化のため、省略する。
(実施例2の作用)
前記構成を備えた実施例2のプリンタUでは、実施例1と同様に、単色直線L1と、多色直線L2の交点P1に基いて2次転写電圧が設定される。よって、従来技術に比べて、直流電圧値およびピーク間電圧値を、精度よく設定することが可能であると共に、網羅的に測定する場合に比べて、簡易で短時間に行うことも可能である。
なお、実施例1では、図12Bに示す正弦波を使用し、実施例2では、図12Aに示す矩形波を使用したが、これらに替えて、交番電圧の一例として、図12Cに示す三角波状の交番電圧や、図12Dに示すノコギリ波状の交番電圧を使用することも可能である。
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H07)を下記に例示する。
(H01)前記実施例において、画像形成装置の一例としてのプリンタUを例示したが、これに限定されず、例えば、複写機、FAX、あるいはこれらの複数または全ての機能を有する複合機等により構成することも可能である。
(H02)前記実施例において、プリンタUとして、5色の現像剤が使用される構成を例示したが、これに限定されず、例えば、4色以下または6色以上の多色の画像形成装置にも適用可能である。
(H03)前記実施例において、例示した具体的な数値やパラメータに関しては、設計や仕様等に応じて任意に変更可能である。すなわち、直流電圧値Vdcを変動させる幅を100Vから変更可能である。また、第1の振幅値Vpp1と第2の振幅値Vpp2とは、5kVppの差がある場合を例示したが、これに限定されないが、2つの直線L1,L2を演算する関係上、3kVpp程度以上は差があったほうが好ましい。また、マージンL3についても、任意に変更可能であり、マージンをゼロとすることも可能である。
(H04)前記実施例において、設定画像11として、1枚の記録シートSに4種類の画像12〜15を形成する構成を例示したがこれに限定されない。例えば、1枚の記録シートSに画像12,13を印刷し、別の1枚の記録シートSに画像14,15を印刷することも可能である。なお、このとき、画像12,13が印刷された記録シートSが印刷、出力されると、第1の単色値および第1の多色値の入力を受け付け、第1の単色値および第1の多色値が入力された後に、画像14,15が印刷された記録シートSを印刷、出力して、第2の単色値および第2の多色値の入力を受け付けるようにすることも可能である。
他にも、1枚の記録シートSに1種類の画像12〜15を印刷して、合計4枚出力することも可能である。この場合も、1枚印刷する度に、値の入力を受け付ける構成とすることも可能であるし、2枚印刷する度に値の入力を受け付けたり、全て印刷してから入力を受け付けるようにする事が可能である。
(H05)前記実施例において、単色直線L1や多色直線L2を演算する場合に、それぞれ、2つの点を使用して演算する構成を例示したが、これに限定されない。例えば、3つずつ値を取得して、最小二乗近似で各直線L1,L2を導出することも可能である。
(H06)前記実施例において、ピーク間電圧VppをVpp1,Vpp2に固定した状態で、直流電圧値Vdcを変更する構成を例示したが、これに限定されない。例えば、直流電圧値Vdcを2つの値のいずれかに固定し、ピーク間電圧Vppを変動させて、4つの値を取得する構成とすることも可能である。
(H07)前記実施例において、バイアス値の一例として電圧値を使用する構成を例示したが、電流値を使用することも可能である。
12…第1の単色画像、
12+13…第1の画像、
13…第1の多色画像、
14…第2の単色画像、
14+15…第2の画像、
15…第2の多色画像、
B…像保持体、
C3…電源制御手段、
C7B…第1の多色画像の形成手段、
C7C…第2の単色画像の形成手段、
C7D…第2の多色画像の形成手段、
C8…入力画像の表示手段、
C9…第1の単色値の取得手段、
C10…第1の多色値の取得手段、
C11…第2の単色値の取得手段、
C12…第2の多色値の取得手段、
C13…転写電圧の設定手段、
L1…単色直線、
L2…多色直線、
P1…交点、
S…媒体、
T2…転写器、
UI2…表示部、
UI3…入力部、
Vdc…直流バイアス値、
(Vdc2,Vpp1)…第1の多色値、
(Vdc3,Vpp2)…第2の単色値、
(Vdc4,Vpp2)…第2の多色値、
Vpp…振幅値。

Claims (7)

  1. 像保持体から媒体に画像を転写する転写器と、
    周期的にバイアスが変動する交番バイアスと、直流バイアスと、が重畳された転写バイアスを前記転写器に印加する電源制御手段と、
    前記交番バイアスの振幅の極大値と極小値との差である振幅値と、前記直流バイアス値とにおいて、前記振幅値および直流バイアス値の一方を固定の第1の単色用の値とし、且つ、他方を予め設定された間隔で変更する度に、第1の単色画像を媒体に形成する第1の単色画像の形成手段と、
    前記振幅値および直流バイアス値の一方を固定の第1の多色用の値とし、且つ、他方を予め設定された間隔で変更する度に、第1の多色画像を媒体に形成する第1の多色画像の形成手段と、
    前記第1の単色画像を形成する場合における前記振幅値および直流バイアス値の一方を、前記第1の単色用の値とは異なる固定の第2の単色用の値とし、且つ、前記第1の単色画像を形成する際の前記振幅値及び直流バイアス値の他方を予め設定された間隔で変更する度に、第2の単色画像を媒体に形成する第2の単色画像の形成手段と、
    前記第1の多色画像を形成する場合における前記振幅値および直流バイアス値の一方を、前記第1の多色用の値とは異なる固定の第2の多色用の値とし、且つ、前記第1の多色画像を形成する際の前記振幅値及び直流バイアス値の他方を予め設定された間隔で変更する度に、第2の多色画像を媒体に形成する第2の多色画像の形成手段と、
    前記第1の単色画像の形成手段で形成された複数の第1の単色画像の中から、画質が許容される限界の第1の単色画像に対応する振幅値および直流バイアス値を有する第1の単色値を入力する画像と、前記第1の多色画像の形成手段で形成された複数の第1の多色画像の中から、画質が許容される限界の第1の多色画像に対応する振幅値および直流バイアス値を有する第1の多色値を入力する画像と、前記第2の単色画像の形成手段で形成された複数の第2の単色画像の中から、画質が許容される限界の第2の単色画像に対応する振幅値および直流バイアス値を有する第2の単色値を入力する画像と、前記第2の多色画像の形成手段で形成された複数の第2の多色画像の中から、画質が許容される限界の第2の多色画像に対応する振幅値および直流バイアス値を有する第2の多色値を入力する画像とを、表示部に表示する入力画像の表示手段と、
    利用者が入力可能な入力部と、
    前記振幅値と前記直流バイアス値とのグラフにおいて、前記入力部により入力された前記第1の単色値と前記第2の単色値とを結ぶ単色直線よりもグラフの原点側の領域と、前記入力部により入力された前記第1の多色値と前記第2の多色値とを結ぶ多色直線よりも前記原点とは反対側の領域と、に囲まれ、且つ、前記単色直線と前記多色直線との交点に基いて、前記転写器に印加する交番バイアスの波形形状および直流バイアス値を設定する転写電圧の設定手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 1枚の媒体に前記第1の単色画像と第1の多色画像とを形成する前記第1の単色画像の形成手段及び前記第1の多色画像の形成手段と、
    前記第1の単色画像と第1の多色画像とが形成された1枚の媒体が出力された場合に、前記第1の単色値を入力する画像と、前記第1の多色値を入力する画像と、を表示する前記入力画像の表示手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 1枚の媒体に前記第1の単色画像と第1の多色画像とを形成する前記第1の単色画像の形成手段及び前記第1の多色画像の形成手段と、
    前記第1の単色画像と第1の多色画像とが形成された1枚の媒体が出力された場合に、前記第1の単色値を入力する画像と、前記第1の多色値を入力する画像と、を表示する前記入力画像の表示手段と、
    前記第1の単色値と前記第1の多色値とが入力された場合に、1枚の媒体に前記第2の単色画像と第2の多色画像とを形成する前記第2の単色画像の形成手段及び前記第2の多色画像の形成手段と、
    前記第2の単色画像と第2の多色画像とが形成された1枚の媒体が出力された場合に、前記第2の単色値を入力する画像と、前記第2の多色値を入力する画像と、を表示する前記入力画像の表示手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 1枚の媒体に前記第1の単色画像と第1の多色画像とを形成する前記第1の単色画像の形成手段及び前記第1の多色画像の形成手段と、
    前記第1の単色画像と前記第1の多色画像とが形成された媒体が出力された後に、1枚の媒体に前記第2の単色画像と第2の多色画像とを形成する前記第2の単色画像の形成手段及び前記第2の多色画像の形成手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 1枚の媒体に、前記第1の単色画像、第1の多色画像、第2の単色画像および第2の多色画像を形成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 予め設定された第1の振幅値に前記振幅値を固定し、直流バイアス値を予め設定されたバイアス値の間隔で変更する度に、単色の画像を形成する前記第1の単色画像の形成手段と、
    前記第1の振幅値に前記振幅値を固定し、直流バイアス値を予め設定された電圧値の間隔で変更する度に、多色の画像を形成する前記第1の多色画像の形成手段と、
    前記第1の振幅値とは異なる予め設定された第2の振幅値に前記振幅値を固定し、直流バイアス値を予め設定されたバイアス値の間隔で変更する度に、単色の画像を形成する前記第2の単色画像の形成手段と、
    前記第2の振幅値に前記振幅値を固定し、直流バイアス値を予め設定されたバイアス値の間隔で変更する度に、多色の画像を形成する前記第2の多色画像の形成手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 交番バイアスと直流バイアスが重畳され、転写器に印加される転写バイアスを設定する転写バイアスの設定方法であって、
    交番バイアスの振幅の極大値と極小値との差である振幅値と、直流バイアスの値とにおいて、前記振幅値および直流バイアス値の一方を固定の値とし且つ他方を予め設定された間隔で変更する度に形成された単色および多色の画像の中から、画質が許容される限界の各画像に対応する振幅値および直流バイアス値を有する第1の単色値および第1の多色値を取得し、
    前記第1の単色値の場合における前記振幅値および直流バイアスの一方を、前記第1の単色値の場合における固定の値とは異なる固定の値とし、且つ、他方を予め設定された間隔で変更する度に形成された単色および多色の画像の中から、画質が許容される限界の各画像に対応する振幅値および直流バイアス値を有する第2の単色値および第2の多色値を取得し、
    前記振幅値と前記直流バイアス値とのグラフにおいて、前記第1の単色値と前記第2の単色値とを結ぶ単色直線よりもグラフの原点側の領域と、前記第1の多色値と前記第2の多色値とを結ぶ多色直線よりも前記原点とは反対側の領域と、に囲まれ、且つ、前記単色直線と前記多色直線との交点に基いて、前記転写器に印加する交番バイアスの波形形状および直流バイアス値を設定する
    ことを特徴とする転写電圧の設定方法。
JP2015100930A 2015-05-18 2015-05-18 画像形成装置および転写電圧の設定方法 Expired - Fee Related JP6679842B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015100930A JP6679842B2 (ja) 2015-05-18 2015-05-18 画像形成装置および転写電圧の設定方法
US14/883,052 US9335675B1 (en) 2015-05-18 2015-10-14 Image forming apparatus and transfer voltage setting method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015100930A JP6679842B2 (ja) 2015-05-18 2015-05-18 画像形成装置および転写電圧の設定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016218172A JP2016218172A (ja) 2016-12-22
JP6679842B2 true JP6679842B2 (ja) 2020-04-15

Family

ID=55859944

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015100930A Expired - Fee Related JP6679842B2 (ja) 2015-05-18 2015-05-18 画像形成装置および転写電圧の設定方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9335675B1 (ja)
JP (1) JP6679842B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6847816B2 (ja) * 2017-11-10 2021-03-24 本田技研工業株式会社 車両用プラントの制御装置
JP6847817B2 (ja) * 2017-11-10 2021-03-24 本田技研工業株式会社 車両用プラントの制御装置
JP6847818B2 (ja) * 2017-11-10 2021-03-24 本田技研工業株式会社 車両用プラントの制御装置
JP7206667B2 (ja) * 2018-07-20 2023-01-18 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 画像形成装置

Family Cites Families (38)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05346724A (ja) * 1992-06-13 1993-12-27 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP4004020B2 (ja) * 2001-07-23 2007-11-07 株式会社リコー バイアス印加方法、バイアス印加装置、画像形成装置
CN100507745C (zh) * 2002-08-07 2009-07-01 三星电子株式会社 具有显影间隙检测功能的图像形成装置
US7162173B2 (en) * 2003-02-27 2007-01-09 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus using an ordered set of first, second and charging AC peak to peak voltages
JP4533609B2 (ja) * 2003-09-18 2010-09-01 株式会社リコー カラー画像形成装置の階調濃度カーブ補正方法
JP2005173484A (ja) * 2003-12-15 2005-06-30 Canon Inc 画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JP4579802B2 (ja) * 2005-09-13 2010-11-10 キヤノン株式会社 画像形成装置
US7979011B2 (en) * 2008-08-27 2011-07-12 Kyocera Mita Corporation Image forming apparatus having a photoconductive drum
JP2010072235A (ja) * 2008-09-17 2010-04-02 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP5188339B2 (ja) * 2008-09-17 2013-04-24 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP5175687B2 (ja) * 2008-11-06 2013-04-03 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JP5264436B2 (ja) * 2008-11-21 2013-08-14 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JP5546269B2 (ja) * 2009-03-17 2014-07-09 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP4850928B2 (ja) * 2009-06-02 2012-01-11 シャープ株式会社 転写装置および画像形成装置
JP5489556B2 (ja) * 2009-06-30 2014-05-14 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP5424123B2 (ja) * 2010-03-16 2014-02-26 株式会社リコー 画像形成装置
JP6189577B2 (ja) * 2010-08-18 2017-08-30 株式会社リコー 転写装置、画像形成装置、及び転写方法
JP5585870B2 (ja) * 2010-08-20 2014-09-10 株式会社リコー 画像形成装置
JP5522538B2 (ja) * 2010-08-20 2014-06-18 株式会社リコー 転写装置、画像形成装置、転写方法、及び画像形成方法
JP5888588B2 (ja) * 2010-11-19 2016-03-22 株式会社リコー 転写装置及び画像形成装置
JP5811434B2 (ja) * 2010-12-10 2015-11-11 株式会社リコー 電位差条件決定方法、及び画像形成装置
JP5799783B2 (ja) * 2011-03-09 2015-10-28 株式会社リコー 転写装置、画像形成装置
JP6209312B2 (ja) * 2011-03-18 2017-10-04 株式会社リコー 画像形成装置及び画像形成方法
US8712267B2 (en) * 2011-03-18 2014-04-29 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus and image forming method
JP6012929B2 (ja) * 2011-03-22 2016-10-25 株式会社リコー 画像形成装置
JP5678841B2 (ja) * 2011-06-02 2015-03-04 株式会社リコー 画像形成装置
JP6003206B2 (ja) * 2011-06-24 2016-10-05 株式会社リコー 画像形成装置、電源制御装置、画像形成システム、転写方法及び転写プログラム
JP6003205B2 (ja) * 2011-06-24 2016-10-05 株式会社リコー 画像形成装置、電源制御装置、画像形成システム、転写方法及び転写プログラム
JP5696678B2 (ja) * 2011-06-28 2015-04-08 株式会社リコー 画像形成装置
JP6106974B2 (ja) * 2011-11-14 2017-04-05 株式会社リコー 転写装置及び画像形成装置
JP5729362B2 (ja) * 2011-11-28 2015-06-03 株式会社リコー 画像形成装置
JP5936109B2 (ja) * 2011-12-06 2016-06-15 株式会社リコー 転写装置及びこれを用いる画像形成装置
JP5939783B2 (ja) * 2011-12-13 2016-06-22 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP6222542B2 (ja) * 2012-05-18 2017-11-01 株式会社リコー 画像形成装置
JP2013250532A (ja) * 2012-06-04 2013-12-12 Canon Inc 画像形成装置
JP6102490B2 (ja) * 2012-09-18 2017-03-29 株式会社リコー 画像形成装置
JP2014170116A (ja) * 2013-03-04 2014-09-18 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
EP2821858B1 (en) * 2013-05-01 2020-06-03 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016218172A (ja) 2016-12-22
US9335675B1 (en) 2016-05-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6218028B2 (ja) 画像形成装置
JP6176529B2 (ja) 画像形成装置
JP6137615B2 (ja) 画像形成装置及び画像濃度制御方法
JP6679842B2 (ja) 画像形成装置および転写電圧の設定方法
JP5376332B2 (ja) 画像形成装置
JP2013125154A (ja) 画像形成装置
JP5790996B2 (ja) 画像形成装置
JP6413554B2 (ja) 転写装置および画像形成装置
JP6919407B2 (ja) 現像装置および画像形成装置
JP6107449B2 (ja) 画像形成装置
JP6533967B2 (ja) 画像形成装置
US10895829B1 (en) Image forming apparatus
JP2015081975A (ja) 帯電部材汚れの判定装置及び帯電部材汚れの判定プログラム
JP2014021465A (ja) 画像形成装置
US10365577B2 (en) Image forming apparatus
JP2013054147A (ja) 画像形成システム及び印刷制御装置
JP2016130830A (ja) 画像形成装置
JP2017116671A (ja) 画像形成装置
US11092908B2 (en) Image forming apparatus having a first forming mode for a first medium and a second forming mode for a second medium
JP2014081553A (ja) 画像形成装置
JP6051747B2 (ja) 画像形成装置
JP2013148704A (ja) 画像形成装置
US10120315B2 (en) Image forming apparatus
JP6930175B2 (ja) 転写装置および画像形成装置
JP6707822B2 (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180228

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190311

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190827

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191024

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200218

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200302

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6679842

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees