JP6847818B2 - 車両用プラントの制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に搭載された車両用プラントの制御装置に関する。
従来、制御装置として、特許文献1に記載されたものを本出願人は提案済みである。この制御装置は、車両の排気通路に設けられた排ガスセンサの故障判定を実施するものであり、同文献の図3に示す故障判定処理を実行する。
この故障判定処理では、所定の検知条件が成立しているときに、所定周波数の三角関数波にオフセット値を加算することにより、検知用信号値KIDSINを算出し、これを基本燃料噴射量に乗算することにより、燃料噴射量IJNを算出するとともに、この燃料噴射量IJN分の燃料がインジェクタを介してエンジンに供給される。
そして、排ガスセンサの検出出力KACTに対して、バンドパスフィルタ処理を施すことにより、フィルタ値KACT_Fを算出し、その絶対値KACT_FAを積算することにより、積分値LAF_DLYPを算出する。そして、この積分値LAF_DLYPが所定値LAF_DLYP_OK以上のときには、排ガスセンサが故障していないと判定され、それ以外のときには排ガスセンサの故障が発生していると判定される。
特許第4459566号公報
プラントの制御装置として、互いに異なる複数の周波数のうちから選択された1つの周波数の成分を含む交流信号を、プラントの出力を用いて生成し、この交流信号が生成されているときのプラントの出力を交流信号値として検出するとともに、その交流信号値の振幅に基づいて、プラントを制御するものがある。このような制御装置に対して、上記特許文献1の手法を適用した場合、出力の振幅を検出/算出していない関係上、振幅を用いて、プラントを精度よく制御できないという問題がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、複数の周波数から選択された1つの周波数の成分を含む交流信号を、車両用プラントの出力を用いて生成する場合において、車両用プラントの出力の振幅を精度よく取得することができ、制御精度を向上させることができる車両用プラントの制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、車両3に搭載された車両用プラント(燃料電池装置10)の制御装置1であって、所定の基準周波数(ZHz)を備えた1組の基準周期関数値データ群を記憶する記憶手段(第2ECU21、基準正弦波値算出部50)と、記憶手段に記憶された1組の基準周期関数値データ群を用いて、基準周波数の整数倍の互いに異なるn(nは整数)個の周波数をそれぞれ備えたn個の周期関数値を生成可能に構成されるとともに、n個の周期関数値のうちのいずれか1個を選択周期関数値(基準正弦波値Usin_b)として選択的に生成する周期関数値生成手段(第2ECU21、基準正弦波値算出部50)と、車両用プラント(燃料電池装置10)に電気的に接続され、車両用プラント(燃料電池装置10)の出力(電流Ifc)を用いて、選択周期関数値を成分として含む交流信号を生成する交流信号生成手段(コンバータ22)と、交流信号が生成されているときに、車両用プラント(燃料電池装置10)から出力された交流信号値(電流Ifc)を所定のサンプリング周期(制御周期ΔTk)でサンプリングするサンプリング手段(第2ECU21、電流センサ23)と、交流信号値の勾配を表す勾配値(勾配DIfc)に基づいて、交流信号値の振幅Aacを取得する振幅取得手段(第2ECU21、振幅算出部53)と、振幅Aacを用いて、車両用プラント(燃料電池装置10)を制御する第1制御手段(第2ECU21)と、を備え、周期関数値(基準正弦波値Usin_b)は、正弦関数値又は余弦関数値として構成され、振幅取得手段は、勾配値が表す勾配DIfcにおいて、同一符号の勾配DIfcが所定回数(判定回数Njud)以上、継続した状態から符号が反転した以降、符号反転した勾配DIfcが所定回数(判定回数Njud)以上、継続したときに、符号反転時のフィルタ値Ifc_Fを符号の反転方向に基づいて極大値(極大電流値Ifc_max)及び極小値(極小電流値Ifc_min)の一方として設定し、極大値(極大電流値Ifc_max)と極小値(極小電流値Ifc_min)との間の差分として振幅Aacを取得するとともに、所定回数(判定回数Njud)を、選択周期関数値の周波数が高いほど、より小さい値に設定することを特徴とする。
この車両用プラントの制御装置によれば、記憶手段に記憶された1組の基準周期関数値データ群を用いて、基準周波数の整数倍の互いに異なるn(nは整数)個の周波数をそれぞれ備えたn個の周期関数値を生成可能に構成されるとともに、n個の周期関数値のうちのいずれか1個が選択周期関数値として選択的に生成される。そして、車両用プラントに電気的に接続された交流信号生成手段により、車両用プラントの出力を用いて、生成された選択周期関数値を成分として含む交流信号が生成され、交流信号が生成されているときに、車両用プラントから出力された交流信号値が所定のサンプリング周期でサンプリングされる。さらに、交流信号値の勾配を表す勾配値に基づいて、交流信号値の振幅が取得され、この振幅を用いて、車両用プラントが制御される。この場合、勾配値が表す勾配において、同一符号の勾配が所定回数以上、継続した状態から符号が反転した以降、符号反転した勾配が所定回数以上、継続したときに、符号反転時の交流信号値を符号の反転方向に基づいて極大値及び極小値の一方として設定し、極大値と極小値との間の差分として振幅が取得されるとともに、所定回数が、選択周期関数値の周波数が高いほど、より小さい値に設定されるので、選択周期関数値の周波数に応じて、振幅を精度よく取得することができる。したがって、そのような振幅を用いて、車両用プラントを制御することにより、制御精度をさらに向上させることができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の車両用プラント(燃料電池装置10)の制御装置1において、周期関数値生成手段は、1組の基準周期関数値データ群をそのまま用いることにより、n個の周期関数値のうちの1個を生成するとともに、1個の周期関数値以外のn−1個の周期関数値を、1組の基準周期関数値データ群を周期的に間引いて用いることによって生成することを特徴とする。
この車両用プラントの制御装置によれば、1組の基準周期関数値データ群をそのまま用いることにより、n個の周期関数値のうちの1個が生成されるとともに、1個の周期関数値以外のn−1個の周期関数値が、基準周期関数値データ群を周期的に間引いて用いることによって生成されるので、n個の周期関数値を生成する際の演算負荷を低減することができる。これに加えて、記憶手段は、1組の基準周期関数値データ群のみを記憶できる容量を備えていればよいので、その記憶容量を低減することができる。さらに、他の制御装置に機能を移植する場合に、多数のデータを移植せずに済むことにより、移植を容易に行えるので、その汎用性を高めることができる。以上により、車両用プラントを制御する場合において、演算負荷及び記憶容量の増大を抑制しながら、汎用性を高め、互いに異なるn個の周波数を備えた周期関数値を用いることができ、商品性を向上させることができる。
請求項に係る発明は、請求項1に記載の車両用プラントの制御装置1において、車両用プラントは、燃料電池装置10であり、交流信号が生成されているときの燃料電池装置10の燃料電池スタックのインピーダンスZfcを取得するインピーダンス取得手段(第2ECU21、ステップ50〜53)と、インピーダンスZfcが所定の目標値Zfc_cmdになるように、燃料電池装置10を制御する第3制御手段(第1ECU11、ステップ60〜63)と、をさらに備えることを特徴とする。
この車両用プラントの制御装置によれば、交流信号が生成されているときの燃料電池スタックのインピーダンスが取得されるので、n個の周期関数値のうちのいずれか1個である選択周期関数値を用いて、インピーダンスを取得することができる。したがって、この選択周期関数値を適切に選択することにより、インピーダンスの取得精度を向上させることができ、燃料電池装置の制御精度を向上させることができる。
請求項に係る発明は、請求項に記載の車両用プラントの制御装置1において、インピーダンス取得手段は、交流信号が生成されているときの燃料電池スタックの複数部位における複数のインピーダンスをそれぞれ取得することを特徴とする。
この車両用プラントの制御装置によれば、交流信号が生成されているときの燃料電池スタックの複数部位における複数のインピーダンスがそれぞれ取得されるので、燃料電池スタックの複数部位のいずれかにおいて不具合が発生している場合には、複数のインピーダンスを用いて、その不具合発生箇所を適切に特定することができる。
本発明の一実施形態に係る制御装置及びこれを適用した燃料電池装置を動力源とする車両の駆動系の構成を模式的に示す図である。 制御装置の電気的な構成を示すブロック図である。 制御装置の機能的な構成を示すブロック図である。 (a)基準正弦波値マップの一例を示す図と、(b)周波数指令値Fr_cmd=1のときに生成された基準正弦波値Usin_bの一例を示す図である。 周波数指令値Fr_cmd=2のときに生成された基準正弦波値Usin_bの一例を示す図である。 周波数指令値Fr_cmd=1〜nのときの、基準正弦波値マップからのデータ読み出し手法を示す表である。 時定数Tdの算出に用いるマップの一例を示す図である。 振幅Aacの算出原理を説明するための図である。 判定回数Njudの算出に用いるマップの一例を示す図である。 交流重畳制御処理を示すフローチャートである。 重畳正弦波値算出処理を示すフローチャートである。 振幅算出処理を示すフローチャートである。 インピーダンス算出処理を示すフローチャートである。 FC加湿制御処理を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係る車両用プラントの制御装置について説明する。図1に示すように、この制御装置1は、車両用プラントとしての燃料電池装置(図では「FC」と記す)10を制御するものであり、この燃料電池装置10は、車両3に動力源として搭載されている。なお、同図1において破線で示す構成は、機械的な連結構造である。
この燃料電池装置10は、燃料電池スタック、水素タンク、水素ポンプ及びエアーポンプ(いずれも図示せず)などに加えて、図2に示す第1ECU11を備えている。
この第1ECU11は、CPU、RAM、ROM及びI/Oインターフェース(いずれも図示せず)などからなるマイクロコンピュータで構成されており、水素ポンプを駆動することにより水素タンク内の水素を、エアーポンプを駆動することにより空気を、燃料電池スタックに供給する。それにより、燃料電池スタックにおける含水率すなわちインピーダンスを制御する。
また、第1ECU11は、車両3の動作状態に応じて、後述する周波数指令値Fr_cmdなどの制御用データを算出し、その算出結果を後述する第2ECU21に出力する。
燃料電池スタックは、多数のセルを積層したものであり、水素ポンプから供給される水素と空気中の酸素を取り込み、これらを化学反応させることにより、発電動作を実行する。この燃料電池スタックで発電された電力は、後述するFC−VCU20などを介して、バッテリ31又は電気モータ41に供給される。
車両3は、燃料電池装置10に加えて、FC−VCU20、VCU30、バッテリ31、PDU40及び電気モータ41などを備えている。
このFC−VCU20は、図2に示すように、第2ECU21及びコンバータ22を備えている。この第2ECU21は、第1ECU11と同様のマイクロコンピュータで構成されており、後述するように、コンバータ22を駆動することにより、燃料電池装置10の発生電力を制御する。なお、本実施形態では、第2ECU21が、記憶手段、周期関数値生成手段、サンプリング手段、第1制御手段、第2制御手段、フィルタ値算出手段、インピーダンス取得手段及び振幅取得手段に相当する。
コンバータ22(交流信号生成手段)は、多相コンバータタイプのものであり、燃料電池装置10が発生した電力を電圧に変換する変換部を多数備えているとともに、各変換部のスイッチング素子のオンオフ制御(デューティ制御)により、燃料電池装置10の発生電圧を昇圧させるものである。
図1に示すように、燃料電池装置10とFC−VCU20の間には、電流センサ23及び電圧センサ24が設けられている。この電流センサ23は、燃料電池装置10からFC−VCU20に流れる交流の電流Ifcを検出し、電圧センサ24は、燃料電池装置10の出力電圧Vfcを検出する。これらの電流Ifc及び電圧Vfcは、コンバータ22を介して、第2ECU21に入力される。なお、本実施形態では、電流センサ23がサンプリング手段に相当し、電流Ifcが、車両用プラントの出力及び交流信号値に相当する。
第2ECU21は、電流Ifc及び電圧Vfcに基づいて、後述する手法により、燃料電池スタックのインピーダンスZfcを算出し、その算出結果を第1ECU11に出力する。また、第2ECU21は、後述するように、第1ECU11から入力される制御用データに基づいて、コンバータ22に供給するデューティ信号値Udutyを算出する。
また、前述したVCU30は、DC/DCコンバータを内蔵しており、昇圧/降圧動作を実行しながら、燃料電池装置10及び電気モータ41とバッテリ31との間での電力の授受を制御する。具体的には、燃料電池装置10の発生電力及び電気モータ41による回生電力を降圧してバッテリ31に充電させるとともに、バッテリ31の電力を昇圧して電気モータ41に供給する。このバッテリ31は、リチウムイオン電池タイプのもので構成されている。
さらに、前述したPDU40は、インバータを内蔵しており、電気モータ41の力行制御時には、燃料電池装置10及び/又はバッテリ31からの直流電流を交流電流に変換して電気モータ41に供給する。一方、車両3の減速走行中における電気モータ41の回生制御時には、電気モータ41が発生した交流電流を直流電流に変換してバッテリ31に充電する。
また、電気モータ41は、変速機4を介して、駆動輪5,5に機械的に連結されており、電気モータ41が力行制御されているときには、電気モータ41の動力が駆動輪5,5に伝達される。それにより、車両3が走行する。
次に、図3を参照しながら、本実施形態の制御装置1の機能的な構成について説明する。同図3に示すように、制御装置1は、基準正弦波値算出部50、重畳振幅算出部51、フィルタ値算出部52、振幅算出部53、振幅FBコントローラ54、電圧FBコントローラ55、デューティ信号値算出部56、乗算器57、2つの減算器58,59及び加算器60を備えており、これらの要素50〜60は、いずれも第2ECU21によって構成されている。
まず、基準正弦波値算出部50では、以下に述べる手法によって、第1ECU11からの制御用データに含まれる周波数指令値Fr_cmdに基づき、第2ECU21のROM内に記憶されている基準正弦波値マップを用いて、基準正弦波値Usin_bが算出される。この周波数指令値Fr_cmdは、第1ECU11において、値1〜n(nは整数)のいずれかに選択的に設定される。なお、本実施形態では、基準正弦波値算出部50が記憶手段及び周期関数値生成手段に相当し、基準正弦波値Usin_bが周期関数値及び選択周期関数値に相当する。
この基準正弦波値マップのデータは、例えば、図4(a)に示すように設定されている。この図4(a)の場合、理解の容易化のために、データNo.(=1〜17)やデータ振幅値(=−4〜+4)の数は実際よりも少ない値に設定されている。
図4(a)に示すように、この基準正弦波値マップでは、1組のデータ群のみが設定されており、周波数指令値Fr_cmd=1のときには、所定の制御周期ΔTk(例えば10msec)で、基準正弦波のマップデータがそのまま読み出される。それにより、図4(b)に示すように、Fr_cmd=1のときには、基準正弦波値Usin_bを成分とする所定周波数Z(Hz)の基準正弦波が生成される。
一方、周波数指令値Fr_cmd=2のときには、所定の制御周期ΔTkで、奇数のデータNo.(1,3,5……)の値が読み出され、それにより、図5に示すように、図4(b)の白丸の基準正弦波値Usin_bのデータのみを成分とする基準正弦波が生成される。この場合、図4(a)のマップデータが1個飛ばしで読み出されることで、基準正弦波は、2Z(Hz)の周波数で生成されることになる。すなわち、Fr_cmd=2のときには、図4(a)のデータ群から、1個ずつ周期的に間引くことによって、Fr_cmd=1のときの2倍の周波数で基準正弦波が生成される。
また、周波数指令値Fr_cmd=3のときには、図4(a)のマップデータが2個飛ばしで周期的に読み出されることにより、基準正弦波は、3Z(Hz)の周波数で生成される。すなわち、Fr_cmd=3のときには、図4(a)のデータ群から、2個ずつ周期的に間引くことによって、Fr_cmd=1のときの3倍の周波数の基準正弦波が生成される。
以上の原理により、周波数指令値Fr_cmd=nのときには、基準正弦波値Usin_bが、図4(a)のマップデータからn−1個飛ばしで周期的に読み出されることにより、生成される基準正弦波の周波数はnZ(Hz)となる。すなわち、Fr_cmd=nのときには、図4(a)のデータ群からn−1個ずつ周期的に間引くことによって、Fr_cmd=1のときのn倍の周波数の基準正弦波が生成される。以上の基準正弦波の生成原理を表にまとめると、図6に示すものとなる。
また、前述した重畳振幅算出部51では、第1ECU11からの制御用データに含まれる昇圧率R、電流指令値Ifc_cmd及び動作相数Nphに応じて、図示しないマップを検索することにより、重畳振幅A_mapが算出される。この場合、昇圧率Rは、燃料電池装置10の発生電圧Vfcを昇圧すべき比率であり、電流指令値Ifc_cmdは、電流Ifcの目標値に相当するとともに、動作相数Nphは、FC−VCU20において動作すべき変換部の数に相当する。
次いで、乗算器57において、基準正弦波値Usin_bに重畳振幅A_mapを乗算することにより、重畳正弦波値Usin(=Usin_b・A_map)が算出される。
一方、前述したフィルタ値算出部52(フィルタ値算出手段)では、電流Ifc及び周波数指令値Fr_cmdを用いて、以下に述べる手法により、フィルタ値Ifc_Fが算出される。
具体的には、フィルタ値Ifc_Fは、下式(1)〜(3)に示す2次ローパスフィルタアルゴリズムによって算出される。
Figure 0006847818
Figure 0006847818
Figure 0006847818
上式(1)のTsは、所定の整定時間である。また、Tdは、時定数であり、周波数指令値Fr_cmdに応じて、図7に示すマップを検索することにより算出される。同図のXαは所定値であり、同図に示すように、時定数Tdは、周波数指令値Fr_cmdが大きいほど、それに反比例して、より小さい値に設定されている。これは、以下の理由による。
すなわち、フィルタ値Ifc_Fは、重畳正弦波値Usinに起因する成分を精度よく抽出するために、上述した2次ローパスフィルタアルゴリズムを用いて、電流Ifcおける高周波ノイズ成分をカットした値として算出される。これに対して、重畳正弦波値Usinは、前述したように、周波数指令値Fr_cmdが大きいほど、より高い周波数の値として生成されるので、それに対応して、ローパスフィルタのカット周波数をより高い値に設定するためである。また、図7に示すように時定数Tdをマップ化することによって、処理を簡略化することができる。
なお、上式(1)〜(3)における記号(k)付きの各離散データは、前述した制御周期ΔTkに同期して算出(又はサンプリング)されたデータであることを示しており、記号k(kは正の整数)は各離散データの算出サイクルの順番を表している。例えば、記号kは今回の算出タイミングで算出された今回値であることを、記号k−1は前回の算出タイミングで算出された前回値であることをそれぞれ示している。この点は、以下の離散データにおいても同様である。
また、前述した振幅算出部53(振幅取得手段)では、フィルタ値Ifc_F及び周波数指令値Fr_cmdを用いて、以下に述べる手法により、振幅Aacが算出される。
まず、前述した制御周期ΔTkで、フィルタ値の勾配DIfc(勾配値)を下式(4)により算出するとともに、勾配DIfcの符号を判定する。
Figure 0006847818
そして、勾配DIfcの符号が反転した場合において、その前後で同一符号の状態が判定回数Njud(所定回数)以上、継続したか否かを判別する。そして、符号の反転前後に同一符号の状態が判定回数Njud以上、継続した場合(図8参照)において、勾配DIfcの符号が正から負に反転したときには、その反転時のフィルタ値Ifc_Fを極大電流値Ifc_max(極大値)に設定する。
この極大電流値Ifc_maxを算出するときの反転時のフィルタ値Ifc_Fとしては、符号が反転したときの勾配DIfcの算出式(4)における今回値Ifc_F(k)及び前回値Ifc_F(k−1)のうちの大きい方の値を用いる。なお、反転時のフィルタ値Ifc_Fとして、フィルタ値の今回値Ifc_F(k)と前回値Ifc_F(k−1)の中間値を用いてもよい。
一方、上記とは逆に、勾配DIfcの符号が負から正に反転したときには、その反転時のフィルタ値Ifc_Fを極小電流値Ifc_min(極小値)に設定する。この極小電流値Ifc_minを算出するときの反転時のフィルタ値Ifc_Fとしては、符号が反転したときの勾配DIfcの算出式(4)における今回値Ifc_F(k)及び前回値Ifc_F(k−1)のうちの小さい方の値を用いる。なお、反転時のフィルタ値Ifc_Fとして、フィルタ値の今回値Ifc_F(k)と前回値Ifc_F(k−1)の中間値を用いてもよい。
また、上述した判定回数Njudは、周波数指令値Fr_cmdに応じて、図9に示すマップを検索することにより算出される。同図のωは所定値であり、同図に示すように、判定回数Njudは、周波数指令値Fr_cmdが小さいほど、それに反比例して、より大きい値に設定されている。これは、前述したように、重畳正弦波値Usinは、周波数指令値Fr_cmdが小さいほど、より低い周波数の値として生成されるので、それに対応して、判定回数Njudをより多い回数に設定するためである。
次いで、最終的に、下式(5)により、振幅Aacが算出される。
Figure 0006847818
さらに、前述した減算器58では、目標振幅Aac_cmdから振幅Aacを減算することにより、振幅偏差DAac(=Aac_cmd−Aac)が算出される。この目標振幅Aac_cmdは、第1ECU11において、制御用データとして、車両3の動作状態に応じて設定される。
次いで、前述した振幅FBコントローラ54では、振幅偏差DAacが値0に収束するように、所定のフィードバック制御アルゴリズム(例えば、PID制御アルゴリズム)により、振幅FB入力Ufb_aが算出される。
一方、前述した減算器59では、目標電圧Vfc_cmdから電圧Vfcを減算することにより、電圧偏差DVfc(=Vfc_cmd−Vfc)が算出される。この目標電圧Vfc_cmdは、第1ECU11において、制御用データとして、車両3の動作状態に応じて設定される。
次いで、前述した電圧FBコントローラ55では、電圧偏差DVfcが値0に収束するように、所定のフィードバック制御アルゴリズム(例えば、PID制御アルゴリズム)により、電圧FB入力Ufb_vが算出される。
また、前述した加算器60では、下式(6)により、最終制御入力Uacが算出される。
Figure 0006847818
さらに、前述したデューティ信号値算出部56では、三角波比較などの方式により、最終制御入力Uacに対応するデューティ比を備えたデューティ信号値Udutyが算出される。
そして、以上のように算出されたデューティ信号値Udutyがコンバータ22に供給されることにより、燃料電池装置10の発生電圧Vfcが目標電圧Vfc_cmdになるようにフィードバック制御されるとともに、電流Ifcの振幅Aacが目標振幅Aac_cmdになるようにフィードバック制御される。また、これに伴って、重畳正弦波値Usinを成分として含む交流成分を電流Ifcに重畳した交流電流(交流信号)が、コンバータ22で生成される(交流重畳)。そして、この交流重畳の実行中における電流Ifc及び電圧Vfcに基づいて、後述するように、交流インピーダンス法により、燃料電池装置10のインピーダンスZfcが算出される。
次に、図10を参照しながら、交流重畳制御処理について説明する。この交流重畳制御処理は、燃料電池装置10のインピーダンスZfcの算出を目的として、コンバータ22において交流成分を電流Ifcに重畳した交流電流を生成するために、コンバータ22に供給するデューティ信号値Udutyを算出するものであり、第2ECU21によって前述した制御周期ΔTkで実行される。なお、以下の説明において算出/サンプリングされる各種の値は、第2ECU21のRAM内に記憶されるものとする。
同図に示すように、まず、ステップ1(図では「S1」と略す。以下同じ)で、交流重畳制御処理の実行条件が成立しているか否かを判別する。この場合、燃料電池装置10などが交流重畳制御処理を実行可能な動作状態にあるときに、交流重畳制御処理の実行条件が成立していると判別される。この判別結果がNOのときには、そのまま本処理を終了する。
一方、ステップ1の判別結果がYESのときには、ステップ2に進み、重畳正弦波算出処理を実行する。この重畳正弦波算出処理は、重畳正弦波値Usinを算出するものであり、具体的には、図11に示すように実行される。
同図に示すように、まず、ステップ20で、前述したように、図4(a)のマップのデータを周波数指令値Fr_cmdに応じて読み出すことにより、基準正弦波値Usin_bを算出する。
次いで、ステップ21に進み、前述したように、昇圧率R、電流指令値Ifc_cmd及び動作相数Nphに応じて、図示しないマップを検索することにより、重畳振幅A_mapを算出する。
次に、ステップ22で、重畳正弦波値Usinを基準正弦波値Usin_bと重畳振幅A_mapの積に設定した後、本処理を終了する。
図10に戻り、ステップ2で以上のように重畳正弦波値Usinを算出した後、ステップ3に進み、今回が交流重畳制御処理の実行条件が成立した1回目の制御タイミングであるか否かを判別する。
このステップ3の判別結果がYESで、今回が交流重畳制御処理の実行条件が成立した1回目の制御タイミングであるときには、ステップ4に進み、電圧FB入力Ufb_vを値0に設定する。
次いで、ステップ5に進み、振幅FB入力Ufb_aを値0に設定した後、ステップ6に進み、最終制御入力Uacを重畳正弦波値Usinと電圧FB入力Ufb_v振幅FB入力Ufb_aの和に設定する。
次に、ステップ7で、最終制御入力Uacに応じて、図示しないマップを検索することにより、デューティ信号値Udutyを算出した後、本処理を終了する。
一方、前述したステップ3の判別結果がNOで、前回以前の制御タイミングにおいて交流重畳制御処理の実行条件が成立していたときには、ステップ8に進み、電圧偏差DVfcを目標電圧Vfc_cmdと電圧Vfcとの偏差(Vfc_cmd−Vfc)に設定する。
次いで、ステップ9に進み、電圧偏差DVfcが値0に収束するように、所定のフィードバック制御アルゴリズムを用いて、電圧FB入力Ufb_vを算出する。
次に、ステップ10で、振幅FB条件が成立しているか否かを判別する。この場合、後述するステップ42で、振幅Aacの更新が実行された以降、振幅FB条件が成立したと判別される。この判別結果がNOのときには、前述したように、ステップ5〜7を実行した後、本処理を終了する。
一方、ステップ10の判別結果がYESで、振幅FB条件が成立しているときには、ステップ11に進み、振幅偏差DAacを目標振幅Aac_cmdと振幅Aacとの偏差(Aac_cmd−Aac)に設定する。
次いで、ステップ12に進み、振幅偏差DAacが値0に収束するように、所定のフィードバック制御アルゴリズムを用いて、振幅FB入力Ufb_aを算出する。
次に、前述したように、ステップ6〜7を実行した後、本処理を終了する。以上のように、交流重畳制御処理が実行されると、デューティ信号値Udutyがコンバータ22に供給されることにより、燃料電池装置10の発生電圧Vfcが目標電圧Vfc_cmdになるようにフィードバック制御されるとともに、電流Ifcの振幅Aacが目標振幅Aac_cmdになるようにフィードバック制御される。また、これに伴って、重畳正弦波値Usinを成分として含む交流成分を電流Ifcに重畳した交流電流がコンバータ22で生成される(交流重畳)。
次に、図12を参照しながら、振幅算出処理について説明する。この振幅算出処理は、燃料電池装置10の電流Ifcの振幅Aacを算出するものであり、第2ECU21によって前述した制御周期ΔTkで実行される。
同図に示すように、まず、ステップ30で、振幅算出処理の実行条件が成立しているか否かを判別する。この場合、例えば、前述した交流重畳制御処理が実行中で、その実行開始からの経過時間が所定値以上であるときに、振幅算出処理の実行条件が成立していると判別される。この判別結果がNOのときには、そのまま本処理を終了する。
一方、ステップ30の判別結果がYESで、振幅算出処理の実行条件が成立しているときには、ステップ31に進み、今回が交流重畳制御処理の実行条件が成立した1回目の制御タイミングであるか否かを判別する。この判別結果がNOで、前回以前の制御タイミングにおいて振幅算出処理の実行条件が成立していたときには、後述するステップ34に進む。
一方、ステップ31の判別結果がYESで、今回が交流重畳制御処理の実行条件が成立した1回目の制御タイミングであるときには、ステップ32に進み、周波数指令値Fr_cmdに応じて、前述した図7のマップを検索することにより、時定数Tdを算出する。
次いで、ステップ33に進み、周波数指令値Fr_cmdに応じて、前述した図9のマップを検索することにより、判定回数Njudを算出する。
以上のステップ31又は33に続くステップ34で、前述した式(1)〜(3)により、フィルタ値Ifc_Fを算出する。
次いで、ステップ35に進み、前述した式(4)により、勾配DIfcを算出する。
次に、ステップ36で、振幅Aacの算出条件が成立しているか否かを判別する。この場合、以下に述べる条件(f1)〜(f3)がいずれも成立しているときに、振幅Aacの算出条件が成立していると判別される。
(f1)勾配DIfcの符号が反転したこと。
(f2)勾配DIfcの符号反転前の算出結果において、同一符号の算出値が判定回数Njud以上継続して存在すること。
(f3)勾配DIfcの符号反転以降の算出結果において、同一符号の算出値が判定回数Njud以上継続して存在すること。
このステップ36の判別結果がNOのときには、そのまま本処理を終了する。一方、ステップ36の判別結果がYESで、振幅Aacの算出条件が成立しているときには、ステップ37に進み、DIfc<0が成立しているか否かを判別する。
この判別結果がYESで、勾配DIfcが負値であるときには、ステップ38に進み、極大電流値Ifc_maxを算出する。具体的には、前述したように、極大電流値Ifc_maxを勾配DIfcの符号反転時のフィルタ値Ifc_Fに設定する。
一方、ステップ37の判別結果がNOで、勾配DIfcが正値であるときには、ステップ39に進み、極小電流値Ifc_minを算出する。具体的には、前述したように、極小電流値Ifc_minを勾配DIfcの符号反転時のフィルタ値Ifc_Fに設定する。
以上のステップ38又は39に続くステップ40で、2つの値Ifc_max,Ifc_minを算出済みであるか否かを判別する。この判別結果がNOのときには、そのまま本処理を終了する。
一方、ステップ40の判別結果がYESで、2つの値Ifc_max,Ifc_minを算出済みであるときには、ステップ41に進み、前述した式(5)により、振幅Aacを算出する。
次に、ステップ42で、RAM内の振幅Aacをステップ41の算出値に更新した後、本処理を終了する。
次に、図13を参照しながら、インピーダンス算出処理について説明する。このインピーダンス算出処理は、燃料電池装置10の燃料電池スタックのインピーダンスZfcを算出するものであり、第2ECU21によって前述した制御周期ΔTkで実行される。
同図に示すように、まず、ステップ50で、インピーダンス算出処理の実行条件が成立しているか否かを判別する。この場合、例えば、前述した交流重畳制御処理が実行中で、その実行開始からの経過時間が所定値以上であるときに、インピーダンス算出処理の実行条件が成立していると判別される。この判別結果がNOのときには、そのまま本処理を終了する。
一方、ステップ50の判別結果がYESで、インピーダンス算出処理の実行条件が成立しているときには、ステップ51に進み、電圧Vfcをサンプリングする。
次いで、ステップ52に進み、電流Ifcをサンプリングする。
ステップ52に続くステップ53で、電圧Vfc及び電流Ifcのサンプリング値に基づき、交流インピーダンス法により、インピーダンスZfcを算出した後、本処理を終了する。以上のように算出されたインピーダンスZfcは、第2ECU21から第1ECU11に出力される。
次に、図14を参照しながら、FC加湿制御処理について説明する。このFC加湿制御処理は、水素ポンプを介して、燃料電池スタックに供給される水素量、及びエアーポンプを介して供給される空気量を制御するものであり、第1ECU11によって所定の制御周期で実行される。
同図に示すように、まず、ステップ60で、FC加湿制御処理の実行条件が成立しているか否かを判別する。このFC加湿制御処理の実行条件の成立の可否は、燃料電池装置10及び車両3の動作状態に基づいて実行される。この判別結果がNOのときには、そのまま本処理を終了する。
一方、ステップ60の判別結果がYESで、FC加湿制御処理の実行条件が成立しているときには、ステップ61に進み、第2ECU21から入力されたインピーダンスZfcを読み込む。
次いで、ステップ62に進み、インピーダンスZfcがその目標値Zfc_cmdになるように、加湿量ADD_Wを算出する。
次に、ステップ63で、加湿制御処理を実行する。具体的には、加湿量ADD_Wに応じて、図示しないマップを検索することにより、制御入力値を算出し、これに対応する制御入力信号を水素ポンプ及びエアーポンプに供給する。それにより、燃料電池スタックのインピーダンスZfcが目標値Zfc_cmdになるように制御される。以上のように、ステップ63で、加湿制御処理を実行した後、本処理を終了する。
以上のように、本実施形態の制御装置1によれば、基準正弦波値算出部50において、第2ECU21のROM内に記憶されている基準正弦波値マップ(図4(a)参照)の1組のデータ群を用いて、互いに異なるn個の周波数Z(Hz)〜nZ(Hz)をそれぞれ備えたn個の基準正弦波値Usin_bが算出可能に構成されているとともに、周波数指令値Fr_cmdに基づいて、Z〜nZ(Hz)のいずれかの周波数を備えた基準正弦波値Usin_bが選択的に算出される。その際、Fr_cmd=1のときには、基準正弦波値マップのデータをそのまま読み出すことにより、Z(Hz)の周波数を備えた基準正弦波値Usin_bが算出され、Fr_cmd=2〜nのときには、図4(a)のデータ群から1〜n−1個ずつ周期的に間引くことによって、Fr_cmd=1のときの2〜n倍の周波数の基準正弦波値Usin_bが算出されるので、n個の基準正弦波値Usin_bを算出する際の演算負荷を低減することができる。
これに加えて、第2ECU21のROMは、基準正弦波値マップにおける1組のデータ群のみを記憶できる容量を備えていればよいので、その記憶容量を低減することができる。さらに、他の制御装置に機能を移植する場合に、多数のデータを移植せずに済むことにより移植を容易に行えるため、その汎用性を高めることができる。以上により、演算負荷及び記憶容量を低減しながら、汎用性を高め、互いに異なるn個の周波数を備えた基準正弦波値Usin_bを算出することができ、商品性を向上させることができる。
また、交流重畳制御処理の実行中、基準正弦波値Usin_bに重畳振幅A_mapを乗算することにより、重畳正弦波値Usinが算出され、これを用いて算出したデューティ信号値Udutyがコンバータ22に供給されることによって、重畳正弦波値Usinを成分として含む交流成分を電流Ifcに重畳した交流電流が、コンバータ22で生成される。そして、その状態において、電流センサ23で、燃料電池装置10が発生した電流Ifcを検出し、式(1)〜(3)の2次ローパスフィルタアルゴリズムを電流Ifcに適用することにより、フィルタ値Ifc_Fが算出される。
この場合、2次ローパスフィルタアルゴリズムにおける時定数Tdは、周波数指令値Fr_cmdに応じて、前述した図7のマップを検索することにより算出されるので、2次ローパスフィルタのカット周波数は、周波数指令値Fr_cmdが大きいほど、より高周波域の値に設定されることになる。すなわち、重畳正弦波値Usinの周波数が高いほど、ローパスフィルタのカット周波数がより高い値に設定されるので、フィルタ値Ifc_Fを、高周波ノイズ分を適切にカットしながら、重畳正弦波値Usinに起因する成分のみを電流Ifcから効率よく抽出した値として算出することができる。
さらに、フィルタ値Ifc_Fの勾配DIfcを用いて、フィルタ値Ifc_Fの極大電流値Ifc_max及び極小電流値Ifc_minが算出され、前者から後者を減算することにより、振幅Aacが算出される。この場合、正値の勾配DIfcが判定回数Njud以上、継続した状態から勾配DIfcが負値に反転した以降、負値の勾配DIfcが判定回数Njud以上、継続したときに、勾配DIfcの符号反転時のフィルタ値Ifc_Fが極大電流値Ifc_maxとして設定され、以上とは逆に、負値の勾配DIfcが判定回数Njud以上、継続した状態から勾配DIfcが正値に反転した以降、正値の勾配DIfcが判定回数Njud以上、継続したときに、勾配DIfcの符号反転時のフィルタ値Ifc_Fが極小電流値Ifc_minに設定される。この判定回数Njudは、図9に示すように、周波数指令値Fr_cmdが小さいほど、すなわち重畳正弦波値Usinの周波数が低いほど、より大きい値に設定されるので、重畳正弦波値Usinの周波数に応じて、振幅Aacを精度よく取得することができる。
さらに、振幅Aacが目標振幅Aac_cmdになるように、振幅FB入力Ufb_aが算出され、これを用いて、燃料電池装置10が制御される。以上のように、精度よく算出されたフィルタ値Ifc_F及び振幅Aacを用いて、燃料電池装置10を制御することができ、その制御精度を向上させることができる。
また、Z〜nZ(Hz)のいずれかの周波数を備えた基準正弦波値Usin_bを選択的に用いて、インピーダンスZfcが算出されるので、基準正弦波値Usin_bとして、インピーダンスZfcの算出に適した周波数を備えたものを選択することにより、インピーダンスZfcの算出精度を向上させることができる。その結果、燃料電池装置10の制御精度を向上させることができる。
なお、実施形態は、車両用プラントとして、燃料電池装置10を用いた例であるが、本発明の車両用プラントはこれに限らず、車両に搭載されたものであればよい。例えば、車両用プラントとして原動機を用いてもよい。
また、実施形態は、車両用プラントの動作状態を表すパラメータとして、電流Ifc又はインピーダンスZfcを用いた例であるが、本発明はこれらに限らず、車両用プラントの動作状態を表すものであればよい。例えば、車両用プラントとして内燃機関を用いた場合には、その排ガスの空燃比や発生トルクなどを用いてもよい。
さらに、実施形態は、所定のフィルタ処理として、式(1)〜(3)の2次ローパスフィルタアルゴリズムを用いた例であるが、本発明の所定のフィルタ処理はこれに限らず、所定の通過帯域を備えたものであればよい。例えば、1次ローパスフィルタアルゴリズム又はバントパスフィルタアルゴリズムを用いてもよく、その場合には、周波数指令値Fr_cmdが大きいほど、1次ローパスフィルタアルゴリズムのカット周波数又はバントパスフィルタアルゴリズムの通過帯域の上限値を、より高い周波数に設定すればよい。
一方、実施形態は、勾配値として、勾配DIfcを用いた例であるが、本発明の勾配値はこれに限らず、勾配を表すものであればよい。例えば、勾配値として、勾配DIfcに代えて、フィルタ値の今回値と前回値との偏差[Ifc_F(k)−Ifc_F(k−1)]を用いてもよい。
また、勾配値としての勾配DIfcを、前述した式(4)において、フィルタ値Ifc_Fに代えて、電流Ifcを代入することにより算出してもよい。
さらに、実施形態は、周期関数値として、基準正弦波値Usin_bを用いた例であるが、これに代えて、基準正弦波値Usin_bに対して位相を90゜ずらした余弦波値を用いてもよい。
一方、実施形態は、燃料電池装置10を4輪車両に適用した例であるが、これに代えて、燃料電池装置10を3輪以下の車両や、5輪以上の車両に適用してもよい。
また、実施形態は、1つの電流センサ23及び1つの電圧センサ24を用いて、燃料電池装置10の燃料電池スタック全体のインピーダンスZfcを算出した例であるが、これらに代えて、複数の電流センサ及び/又は複数の電圧センサなどを用い、燃料電池スタックの複数部位におけるインピーダンスを測定するように構成してもよい。
このように構成した場合、燃料電池スタックの複数部位のいずれかにおいて不具合が発生しているときに、複数のインピーダンスを用いて、その不具合発生箇所を適切に特定することができる。また、例えば、FC加湿制御処理を、複数部位のインピーダンスの平均値が目標値Zfc_cmdになるように実行してもよい。
さらに、実施形態では、第2ECU21によりインピーダンスZfcを算出するとともに、算出したZfcを第1ECU11に出力しているが、第1ECU11により電流Ifc及び発生電圧Vfcを用いてインピーダンスZfcを算出してもよい。また、実施形態では、発生電圧Vfcと目標電圧Vfc_cmdを用いた電圧フィードバック制御(ステップ6及び7)を行っているが、電流IFcと電流指令値Ifc_cmdを用いた電流フィードバック制御を行ってもよい。
1 制御装置
3 車両
10 燃料電池装置(車両用プラント)
11 第1ECU(第3制御手段)
21 第2ECU(記憶手段、周期関数値生成手段、サンプリング手段、振幅取得手段 、第1制御手段、フィルタ値算出手段、第2制御手段、インピーダンス取得手段 )
22 コンバータ(交流信号生成手段)
23 電流センサ(サンプリング手段)
50 基準正弦波値算出部(記憶手段、周期関数値生成手段)
52 フィルタ値算出部(フィルタ値算出手段)
53 振幅算出部(振幅取得手段)
Usin_b 基準正弦波値(周期関数値、選択周期関数値)
ΔTk 制御周期(サンプリング周期)
Ifc 電流(車両用プラントの出力、交流信号値)
Ifc_F フィルタ値
DIfc 勾配(勾配値)
Njud 判定回数(所定回数)
Aac 振幅
Ifc_max 極大電流値(極大値)
Ifc_min 極小電流値(極小値)
Zfc インピーダンス
Zfc_cmd 目標値

Claims (4)

  1. 車両に搭載された車両用プラントの制御装置であって、
    所定の基準周波数を備えた1組の基準周期関数値データ群を記憶する記憶手段と、
    当該記憶手段に記憶された1組の基準周期関数値データ群を用いて、前記基準周波数の整数倍の互いに異なるn(nは整数)個の周波数をそれぞれ備えたn個の周期関数値を生成可能に構成されるとともに、当該n個の周期関数値のうちのいずれか1個を選択周期関数値として選択的に生成する周期関数値生成手段と、
    前記車両用プラントに電気的に接続され、当該車両用プラントの出力を用いて、前記選択周期関数値を成分として含む交流信号を生成する交流信号生成手段と、
    当該交流信号が生成されているときに、当該車両用プラントから出力された交流信号値を所定のサンプリング周期でサンプリングするサンプリング手段と、
    当該交流信号値の勾配を表す勾配値に基づいて、前記交流信号値の振幅を取得する振幅取得手段と、
    当該振幅を用いて、前記車両用プラントを制御する第1制御手段と、
    を備え、
    前記周期関数値は、正弦関数値又は余弦関数値として構成され、
    前記振幅取得手段は、前記勾配値が表す前記勾配において、同一符号の前記勾配が所定回数以上、継続した状態から符号が反転した以降、当該符号反転した勾配が所定回数以上、継続したときに、当該符号反転時の交流信号値を当該符号の反転方向に基づいて極大値及び極小値の一方として設定し、当該極大値と当該極小値との間の差分として前記振幅を取得するとともに、前記所定回数を、前記選択周期関数値の周波数が高いほど、より小さい値に設定することを特徴とする車両用プラントの制御装置。
  2. 前記周期関数値生成手段は、前記1組の基準周期関数値データ群をそのまま用いることにより、前記n個の周期関数値のうちの1個を生成するとともに、当該1個の周期関数値以外のn−1個の周期関数値を、前記1組の基準周期関数値データ群を周期的に間引いて用いることによって生成することを特徴とする請求項1に記載の車両用プラントの制御装置。
  3. 前記車両用プラントは、燃料電池装置であり、
    前記交流信号が生成されているときの前記燃料電池装置の燃料電池スタックのインピーダンスを取得するインピーダンス取得手段と、
    当該インピーダンスが所定の目標値になるように、前記燃料電池装置を制御する第3制御手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の車両用プラントの制御装置。
  4. 前記インピーダンス取得手段は、前記交流信号が生成されているときの前記燃料電池スタックの複数部位における複数の前記インピーダンスをそれぞれ取得することを特徴とする請求項に記載の車両用プラントの制御装置。
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