JP2010285446A - 免疫エフェクターのアミノアルキルグルコサミニドホスフェートおよびジサッカライドの製造方法、ならびにその中間体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】O-シリルグリコシドをα,α-ジハロメチルアルキルエーテルと、シリルグリコシドに関して、塩化亜鉛、臭化亜鉛および三フッ化ホウ素からなる群より選択される要素のおよそ化学量論的量またはそれを超える量の存在下で反応させる段階を含む、グリコシルハライドの製造方法。さらに、ジサッカライドを形成させるため、銀塩の存在下でグリコシルハライドをモノサッカライドとカップリングさせる段階をさらに含む、ジサッカライドの製造方法。
【選択図】なし
Description
本出願は、2002年7月8日付けで出願した米国特許仮出願第60/394,487号の優先権を主張するものである。前記の仮出願は2002年4月30日付けで出願した米国特許出願第10/137,730号に関連し、その出願は2002年1月8日付けで出願した米国特許出願第10/043,089号の一部継続出願であり、その出願は2001年7月12日付けで出願した米国特許出願第09/905,106号の一部継続出願であり、その出願は1999年11月12日付けで出願した米国特許出願第09/439,839号、現在、米国特許第6,303,347号の一部継続出願であり、その出願は1997年5月8日付けで出願した米国特許出願第08/853,826号、現在、米国特許第6,113,918号の一部継続出願である。本出願は同様に、1998年5月7日付けで出願した米国特許出願第09/074,720号、現在、米国特許第6,355,257号にも関連し、その出願も同様に米国特許出願第853,826号の一部継続出願である。本出願は同様に、2003年1月6日付けで出願した米国特許仮出願第60/438,585号の優先権を主張するものである。前記の特許および特許出願の全ては、その全体が参照として本明細書に組み入れられる。
本発明は、アミノアルキルグルコサミニドホスフェート(AGP)のおよびジサッカライド化合物の製造方法に関する。そのような化合物は、ワクチンおよび同様のものに向けた免疫エフェクター、アジュバントになることが見出されており、さらに、固有の治療的および/または予防的特性を持ち得る。さらに、本発明は、AGP化合物、ジサッカライド、および構造的に関連した分子の合成において中間体として役立ち得る、グリコシルハライドの製造方法に関する。
定義: 本明細書では:
「グリコシド」とは、ヒドロキシ基、選択的に置換アルコキシ基、または三置換シリルオキシ基である置換基を1位に(すなわち、環中の酸素原子に隣接する炭素原子の1つに)持つテトラヒドロピラン環を指す。グリコシドは同様に、その他の位置に置換基、典型的には保護または未保護ヒドロキシ基またはアミノ基を含むことができる。
式中、R20は三置換シリル基、好ましくは、TBS基またはTBDPS基であり、ならびにW、X、Y、およびZは、独立してH、選択的に保護されたヒドロキシ基、選択的に保護されたアミノ基、または選択的に置換されたアルキル基を表す。典型的には、Zは、選択的に保護されたヒドロキシメチル基を表す。
本発明の方法および中間体を用いて製造される主要生成物には、モノサッカライドであるAGP化合物、およびいくぶん類似した構造のジサッカライドの両方を含む、一群の化合物が含まれる。一般に、生成物は、下記式(I)および(Ia〜c)により示すことができる化合物ならびにその薬学的に許容される塩および誘導体である:
(式中、Yは-O-または-NH-であり; R1およびR2はそれぞれ独立して飽和および不飽和(C2〜C24)脂肪族アシル基より選択され; R8は-Hまたは-PO3R11R12であって、R11およびR12はそれぞれ独立して-Hまたは(C1〜C4)脂肪族基であり; R9は-H、-CH3または-PO3R13R14であって、R13およびR14はそれぞれ独立して-Hおよび(C1〜C4)脂肪族基より選択され; その際にR8およびR9のうちの少なくとも一方はリン含有基であるが、ただしR8およびR9は両方ともにリン含有基ではなく; ならびにXは下記式より選択される基であり:
式中、p'およびm'の合計が0〜6の整数である場合、下付き文字n、m、p、q、n'、m'、p'およびq'はそれぞれ独立して0〜6の整数であり; 下付き文字rは独立して0〜14の整数であり且つ同じであってもまたは異なっていてもよく; R3、R11、およびR12は独立して飽和または不飽和(C2〜C24)脂肪族アシル基であり; およびXが式(Ia)または(Ic)である場合、R1、R2、R3、R11およびR12のうちの一つは選択的に水素であり; R4およびR5は独立してHおよびメチルより選択され; R6およびR7は独立してH、OH、(C1〜C4)オキシ脂肪族基、-PO3H2、-OPO3H2、-SO3H、-OSO3H、-NR15R16、-SR15、-CN、-NO2、-CHO、-CO2R15、-CONR15R16、-PO3R15R16、-OPO3R15R16、-SO3R15および-OSO3R15より選択され、その際にR15およびR16はそれぞれ独立してHおよび(C1〜C4)脂肪族基より選択され; R10はH、CH3、-PO3H2、ω-ホスホノオキシ(C2〜C24)アルキル、およびω-カルボキシ(C1〜C24)アルキルより選択され; R13は独立してH、OH、(C1〜C4)オキシ脂肪族基、-PO3R17R18、-OPO3R17R18、-SO3R17、-OSO3R17、-NR17R18、-SR17、-CN、-NO2、-CHO、-CO2R17、および-CONR17R18より選択され、その際にR17およびR18はそれぞれ独立してHおよび(C1〜C4)脂肪族基より選択され; ならびにZは-O-または-S-である)。
本発明の一つの方法には、塩化亜鉛、臭化亜鉛、三フッ化ホウ素、または類似のルイス酸の存在下で、O-シリルグリコシドをジハロメチルアルキルエーテルと反応させる段階を含む、グリコシルハライドの製造が含まれる。より具体的には、この方法の場合、グリコシルハライドは、塩化亜鉛、臭化亜鉛、三フッ化ホウ素、または類似の適当なルイス酸の存在下で、下記式(II)を有するシリルグリコシドを、ジハロメチルアルキルエーテル、好ましくはジクロロメチルメチルエーテルと反応させることにより形成される:
(式中、R20は式RaRbRCSiを有する三置換シリル基であって、Ra、RbおよびRCは独立してC1〜C6アルキル、C3〜C6シクロアルキルおよび選択的に置換されたフェニル、好ましくはTBSまたはTBDPSからなる群より選択され、ならびにW、X、Y、およびZは独立してH、選択的に保護されたヒドロキシ基、選択的に保護されたアミノ基、および選択的に置換されたアルキル基を表す)。ルイス酸は、シリルグリコシドに関しておよそ化学量論的量で使用される。グリコシルハライドを製造するための方法は、約-30℃〜約50℃、好ましくは約0℃〜約30℃の温度で、およびクロロホルム、ジクロロメタン、ジクロロエタン、または反応に必要とされる条件に不活性である類似溶媒のような溶媒の存在下で行われる。反応の温度は、反応物質を実質的に溶解可能とし且つジハロメチルアルキルエーテルが沸騰して蒸発しないように選択される。所望の生成物グリコシルハライドの収率は大体、約50〜約95%である。そのような溶媒の選択は、当業者の知識の範囲内である。シリルグリコシドは、当技術分野において知られるように、通常、保護された形で従来的な方法で製造される。しかしながら、ある種のトリアセチル化シリルグリコシドおよびその誘導体のような、ある種のグリコシドは、本発明の局面を形成する、下記の新規の中間体を介して製造することができる。
(式中、AはCl、Br、またはFであり; R20は三置換シリル基でありおよびR21は脂肪族アシル基、好ましくは3-n-アルカノイルオキシテトラデカノイル基である)。この式および後に続く式のなかで、保護基は、説明および/または明示する目的で具体的に特定されていることに注意すべきである。しかしながら、当技術分野において知られるように、「PG」に関して上に一般的に定義されるようなその他の保護基を、適当なものとして使用することができる。従って、例えば、より一般的には、これらの化合物は下記式により表すことができる:
(式中、PGは、酸素原子とエーテル、エステル、もしくはカーボネートを形成する保護基、または窒素原子とアミドもしくはカルバメートを形成する保護基をそれぞれ表す)。
(式中、R20は三置換シリル基、好ましくはTBSまたはTBDPSであり; R21は脂肪族アシル基、好ましくはアルカノイルオキシアシル基であり; およびR22は、アルキル、アリール、もしくはアリールアルキルであるか、またはその他の適当な保護基の使用を可能とする一般式を有してもよく、
そしてこれに対応してグリコシルハライドは下記の具体式(VII)を有する:
式中、R21およびR22は上記に定義されるとおりであり、ならびにAはCl、Br、またはFである)。
(式中、R23は、上記のように、脂肪族アシル基、好ましくは3-n-アルカノイルオキシテトラデカノイル基である)。
(式中、R21、R22およびR23は上記に定義されるとおりであり、ならびに表示の保護基は、使用できるものの代表である)。
(式中、R21、R23およびR24は脂肪族アシル基、好ましくはアルカノイルオキシアシル基であり、ならびにR22は、ピリジンのような第3級アミンの存在下、2,2,2-トリクロロ-1,1-ジメチルエチルクロロホルメートで対応するジサッカライドのC-6ヒドロキシル基を選択的に保護することにより、選択的に置換されたアルキル基、アリール基、またはアリールアルキル基である)。好ましくは、R21、R23およびR24は、それぞれ、(R)-3-ヘキサデカノイルオキシテトラデカノイル、(R)-3-オクタデカノイルオキシテトラデカノイル、および(R)-3-テトラデカノイルオキシテトラデカノイルであるが、しかしこれらは、グリコシル化の段階で使用されるモノサッカライドドナーの性質および所望とされる置換基に応じ、同じであるかまたは異なり得る。
スキーム1にあるように、クロロホスフェートまたはホスホロアミダイト試薬で19をリン酸化し、その後、弱酸性条件の下でまたは他の適当な手段により脱保護して、式(Ia)の化合物を得る。
スキーム1
スキーム2
上記のスキーム1および2において、各種の基R1〜R7、n、pおよびqは上記に定義されるとおりである。
この過程は、以下、スキームAに描かれており、そして新規の中間体(iv)、(vi)および(vii)を含み、このなかに本発明の局面が含まれる。
スキームA
(1) 2,2,2-トリクロロエトキシカルボニルクロライド(200 g、0.944 mol)を、10 L三口丸底フラスコに入れたD-グルコサミニドヒドロクロライド(v、200 g、0.927 mol)とNaHCO3 (200 g、2.4 mol)の水溶液(4 L)に分割添加し、そして得られる混合物を、一晩室温で機械的に攪拌する。生じる白色沈殿を、2 Lフリット漏斗を用いてろ過により集め、エーテル(2 L)で洗浄し、そして高真空で3時間乾燥し、白色個体(分子量354.57)として2-デオキシ-2-(2,2,2-トリクロロエトキシカルボニルアミノ)-D-グルコース297 g (90%)を得る。
分子式: C28H36Cl3NO7Si
分子量: 633.04
理論的収量: 587 g (vに基づき)
予想収量: 306 g (87%、vから52%)
TLC: Rf 0.60 (EtOAc)
(1) 2 L丸底フラスコに入れた化合物vi(141 g、0.223 mol)のCH2Cl2(1 L)溶液を3-(R)-(テトラデカノイルオキシ)テトラデカン酸(101.7 g、0.224 mol)、DCC(55 g、金属として、0.267 mol)および4-ピロリジノピリジン(3.3 g、0.022 mol)で処理し、そして一晩室温で攪拌する。TLC(20% EtOAc/ヘキサン)で反応の完結を確定する。反応混合物をろ過し、約半分の容量にまで濃縮して、これを二等分し、そして二つの別個の3 Lフリットガラス漏斗中のシリカゲル(1 kg、2.5% EtOAc/ヘキサンで予め湿らせた)上に加える。2.5%、5%、および10% EtOAc/ヘキサン (各8 L)で勾配溶出し、そして生成物を含有する分画を3 L丸底フラスコ中で濃縮し、そのエステル(分子量1069.72, TLC (20% EtOAc/ヘキサン) Rf 0.53) 220 g(92%)を得る。
分子式: C70H98Cl6NO15PSi
分子量: 1465.30
理論的収量: 326.8 g (viに基づき)
予想収量: 211 g (77%、viから65%)
TLC: Rf 0.47 (20% EtOAc/ヘキサン)
5 L丸底フラスコに入れた化合物vii(192 g、0.131 mol)の0℃ CHCl3(2 L)溶液をα,α-ジクロロメチルメチルエーテル(78 mL、0.87 mol)で処理し、続いて滴下漏斗を介してZnCl2 (エーテル中で1.0 M、100 mL、0.1 mol)を滴下して処理する。冷水浴を取り除き、そして得られる混合物を一晩室温で撹拌する。TLC(20% EtOAc/ヘキサン)で反応の完結を確定する。反応混合物を冷飽和NaHCO3水溶液(1 L)で処理し、これを1時間撹拌し、そして6 L分液漏斗中で層を分離する。有機層を乾燥(MgSO4)し、そして濃縮する。得られる残渣をBiotage 150 Hiシステム(150 Lカラム)にて、10% EtOAc/ヘキサン (80 L、分画950 mL)で溶出して精製する。精製物を含有する分画を合わせて、そして濃縮する。
分子式: C54H79Cl7NO14P
分子量: 1245.36
理論的収量: 163.2 g
予想収量: 141 g (86%)
TLC: Rf 0.42 (20% EtOAc/ヘキサン)
の調製
本実施例は、スキーム1に示される工程を利用する。
の調製
本実施例は、スキーム1に示される工程を利用する。
Claims (113)
- O-シリルグリコシドをα,α-ジハロメチルアルキルエーテルと、シリルグリコシドに関して、塩化亜鉛、臭化亜鉛および三フッ化ホウ素からなる群より選択される要素のおよそ化学量論的量またはそれを超える量の存在下で反応させる段階を含む、グリコシルハライドの製造方法。
- R20はt-ブチルジメチルシリルまたはt-ブチルジフェニルシリルである、請求項2記載の方法。
- R21は(R)-3-テトラデカノイルオキシテトラデカノイルである、請求項2記載の方法。
- AはClである、請求項2記載の方法。
- ジサッカライドを形成させるため、銀塩の存在下でグリコシルハライドをモノサッカライドとカップリングさせる段階をさらに含む、請求項1記載の方法。
- 銀塩はトリフルオロメタンスルホン酸銀である、請求項8記載の方法。
- ジサッカライドを形成させるため、銀塩の存在下でグリコシルハライドをモノサッカライドとカップリングさせる段階をさらに含む、請求項2記載の方法。
- 銀塩はトリフルオロメタンスルホン酸銀である、請求項10記載の方法。
- ジサッカライドを形成させるため、銀塩の存在下でグリコシルハライドをモノサッカライドとカップリングさせる段階をさらに含む、請求項4記載の方法。
- 銀塩はトリフルオロメタンスルホン酸銀である、請求項12記載の方法。
- アルカノイルオキシアシル基は(R)-3-ヘキサデカノイルオキシテトラデカノイルである、請求項14記載の方法。
- ジサッカライドが
(i) 下記式のジサッカライド:
(ii) 下記式のジサッカライド:
(式中、R21はアルカノイルオキシアシル基である);
(iii) 下記式のジサッカライド:
(式中、R21およびR23は独立してアルカノイルオキシアシル基である);および
(iv) 下記式のジサッカライド:
(式中、R21およびR23は独立してアルカノイルオキシアシル基であり; R22はアルキル、アリール、およびアルカリールより選択され; および式中、PGは、ヒドロキシ基の酸素原子とエステル、エーテルもしくはカーボネートを形成する保護基、またはアミノ基の窒素原子とアミドもしくはカルバメートを形成する保護基をそれぞれ表す)
である、請求項8記載の方法。 - R21は(R)-3-テトラデカノイルオキシテトラデカノイルであり、およびR23は(R)-3-ヘキサデカノイルオキシテトラデカノイルである、請求項16記載の方法。
- 3,4-ビス(t-ブチルジシリルメチル)ジサッカライドを形成させるため、イミダゾールのN, N-ジメチルホルムアミド溶液の存在下、ジサッカライドのC-4ヒドロキシルをt-ブチルクロロジメチルシランでシリル化する段階をさらに含む、請求項8記載の方法。
- R21は(R)-3-テトラデカノイルオキシテトラデカノイルであり、およびR23は(R)-3-ヘキサデカノイルオキシテトラデカノイルである、請求項19記載の方法。
- モノサッカライドが
(i) 下記式のモノサッカライド:
(式中、R20はt-ブチルジメチルシリルもしくはt-ブチルジフェニルシリルである);
(ii) 下記式のモノサッカライド:
(式中、R20はt-ブチルジメチルシリルもしくはt-ブチルジフェニルシリルであり; およびR23はアルカノイルオキシアシル基である);または
(iii) 下記式のモノサッカライド:
(式中、R1はt-ブチルジメチルシリルもしくはt-ブチルジフェニルシリルであり、およびR23はアルカノイルオキシアシル基であり; ならびに式中、PGは、ヒドロキシ基の酸素原子とエステル、エーテルもしくはカーボネートを形成する保護基、またはアミノ基の窒素原子とアミドもしくはカルバメートを形成する保護基をそれぞれ表す)
である、請求項8記載の方法。 - R23は(R)-3-ヘキサデカノイルオキシテトラデカノイルである、請求項21記載の方法。
- ジサッカライドが
(i) 下記式のジサッカライド:
(式中、R20はt-ブチルジメチルシリルもしくはt-ブチルジフェニルシリルである);
(ii) 下記式のジサッカライド:
(式中、R20はt-ブチルジメチルシリルもしくはt-ブチルジフェニルシリルであり; およびR21はアルカノイルオキシアシル基である);
(iii) 下記式のジサッカライド:
(式中、R20はt-ブチルジメチルシリルもしくはt-ブチルジフェニルシリルであり、ならびにR21およびR23は独立してアルカノイルオキシアシル基である);または
(iv) 下記式のジサッカライド:
(式中、R20はt-ブチルジメチルシリルもしくはt-ブチルジフェニルシリルであり; R21およびR23は独立してアルカノイルオキシアシル基であり; ならびにR22はアルキル、アリール、およびアルカリールより選択され; および
式中、PGは、ヒドロキシ基の酸素原子とエステル、エーテルもしくはカーボネートを形成する保護基、またはアミノ基の窒素原子とアミドもしくはカルバメートを形成する保護基をそれぞれ表す)
である、請求項8記載の方法。 - R21は(R)-3-テトラデカノイルオキシテトラデカノイルであり、およびR23は(R)-3-ヘキサデカノイルオキシテトラデカノイルである、請求項23記載の方法。
- 3,4-ビス(t-ブチルジシリルメチル)ジサッカライドが
(i) 下記式のジサッカライド:
(式中、R20はt-ブチルジメチルシリルもしくはt-ブチルジフェニルシリルである);
(ii) 下記式のジサッカライド:
(式中、R20はt-ブチルジメチルシリルもしくはt-ブチルジフェニルシリルであり、およびR21はアルカノイルオキシアシル基である);または
(iii) 下記式のジサッカライド:
(式中、R20はt-ブチルジメチルシリルもしくはt-ブチルジフェニルシリルであり、ならびに R21およびR23は独立してアルカノイルオキシアシル基であり; および
式中、PGは、ヒドロキシ基の酸素原子とエステル、エーテルもしくはカーボネートを形成する保護基、またはアミノ基の窒素原子とアミドもしくはカルバメートを形成する保護基をそれぞれ表す)
である、請求項18記載の方法。 - R21は(R)-3-テトラデカノイルオキシテトラデカノイルであり、およびR23は(R)-3-ヘキサデカノイルオキシテトラデカノイルである、請求項25記載の方法。
- ルイス酸の存在下でシリルグリコシドをモノサッカライドと反応させる段階を含む、ジサッカライドの製造方法。
- ルイス酸は三フッ化ホウ素ジエチルエーテルである、請求項27記載の方法。
- アルカノイルオキシアシル基は(R)-3-ヘキサデカノイルオキシテトラデカノイルである、請求項29記載の方法。
- ジサッカライドが
(i) 下記式のジサッカライド:
(ii) 下記式のジサッカライド:
(式中、R21はアルカノイルオキシアシル基である);
(iii) 下記式のジサッカライド:
(式中、R21およびR23は独立してアルカノイルオキシアシル基である);または
(iv) 下記式のジサッカライド:
(式中、R21およびR23は独立してアルカノイルオキシアシル基であり; ならびにR22はアルキル、アリール、およびアルカリールより選択され; および
式中、PGは、ヒドロキシ基の酸素原子とエステル、エーテルもしくはカーボネートを形成する保護基、またはアミノ基の窒素原子とアミドもしくはカルバメートを形成する保護基をそれぞれ表す)
である、請求項27記載の方法。 - R21は(R)-3-テトラデカノイルオキシテトラデカノイルであり、およびR23は(R)-3-ヘキサデカノイルオキシテトラデカノイルである、請求項31記載の方法。
- R20はt-ブチルジメチルシリルまたはt-ブチルジフェニルシリルである、請求項33記載の方法。
- R21は(R)-3-テトラデカノイルオキシテトラデカノイルである、請求項35記載の方法。
- R21は(R)-3-テトラデカノイルオキシテトラデカノイルである、請求項37記載の方法。
- ジサッカライドを水酸化アンモニウムのメタノール溶液と接触させる段階を含む、3,4-ビス(t-ブチルジシリルメチル)ジサッカライドからのアセチル保護基の選択的除去方法。
- R21は(R)-3-テトラデカノイルオキシテトラデカノイルであり、およびR23は(R)-3-ヘキサデカノイルオキシテトラデカノイルである、請求項40記載の方法。
- 下記式のジサッカライド:
(式中、R21、R23、およびR24は独立してアルカノイルオキシアシルであり、ならびにR22はアルキル、アリール、およびアルカリールより選択され; および式中、PGは、ヒドロキシ基の酸素原子とエステル、エーテルもしくはカーボネートを形成する保護基、またはアミノ基の窒素原子とアミドもしくはカルバメートを形成する保護基をそれぞれ表す)
の製造方法であって、
(i) 下記式のジサッカライドを提供する段階;
(ii) 6'-保護ジサッカライドを形成させるため、該ジサッカライドの6'-ヒドロキシル基を第3級アミンの存在下で2,2,2-トリクロロ-1,1-ジメチルエチルクロロホルメートで選択的に保護する段階;
および
(iii) 該6'-保護ジサッカライドをホスホノ側鎖とカップリングする段階を含む、方法。 - R21は(R)-3-テトラデカノイルオキシテトラデカノイルであり、R23は(R)-3-ヘキサデカノイルオキシテトラデカノイルであり、およびR24は(R)-3-オクタデカノイルオキシテトラデカノイルである、請求項42記載の方法。
- ホスホノ側鎖は、(a) 6'-保護ジサッカライドをホスホロアミダイトと反応させる段階、その後、酸化剤との段階(a)の生成物の反応により調製される、請求項42記載の方法。
- ホスホロアミダイトはジベンジルジイソプロピルホスホロアミダイトであり、および酸化剤はm-クロロ過安息香酸である、請求項44記載の方法。
- ホスホノ側鎖は、第3級アミンの存在下、6'-保護ジサッカライドをクロロホスフェートと反応させる段階により調製される、請求項42記載の方法。
- クロロホスフェートはビス(2,2,2-トリクロロエチル)クロロホスフェートである、請求項46記載の方法。
- クロロホスフェートはジフェニルクロロホスフェートである、請求項46記載の方法。
- R21は(R)-3-テトラデカノイルオキシテトラデカノイルであり、R23は(R)-3-ヘキサデカノイルオキシテトラデカノイルであり、およびR24は(R)-3-オクタデカノイルオキシテトラデカノイルである、請求項50記載の方法。
- ホスホノ側鎖はビス(2,2,2-トリクロロエチル)ホスホノ基である、請求項50記載の方法。
- ホスホノ側鎖はジベンジルホスホノ基である、請求項50記載の方法。
- ホスホノ側鎖はビス[2-(トリメチルシリル)エチル]ホスホノ基である、請求項50記載の方法。
- ホスホノ側鎖はジフェニルホスホノ基である、請求項50記載の方法。
- R21は(R)-3-テトラデカノイルオキシテトラデカノイルであり、R23は(R)-3-ヘキサデカノイルオキシテトラデカノイルであり、およびR24は(R)-3-オクタデカノイルオキシテトラデカノイルである、請求項55記載の方法。
- ホスホノ側鎖はビス[2-(トリメチルシリル)エチル]ホスホノ基である、請求項55記載の方法。
- ホスホノ側鎖はビス(2,2,2-トリクロロエチル)ホスホノ基である、請求項55記載の方法。
- ホスホノ側鎖はジベンジルホスホノ基である、請求項55記載の方法。
- ホスホノ側鎖はジフェニルホスホノ基である、請求項55記載の方法。
- シリルグリコシドからのアノマーシリル保護基の除去方法であって、
(i) グリコシルハライドを生成させるため、塩化亜鉛、臭化亜鉛、および三フッ化ホウ素からなる群より選択される要素の存在下、該シリルグリコシドをジハロアルキルアルキルエーテルと反応させる段階;および
(ii) 銀塩の存在下、該グリコシルハライドを水と反応させる段階
を含む方法。 - 銀塩は酸化銀または炭酸銀である、請求項61記載の方法。
- ジサッカライドをフッ化水素またはピリジニウムポリ(フッ化水素)と反応させる段階を含む、シリルベースの保護基を複数有するジサッカライドからシリルベースの保護基を全て同時に除去するための方法。
- R21は(R)-3-テトラデカノイルオキシテトラデカノイルであり、R23は(R)-3-ヘキサデカノイルオキシテトラデカノイルであり、およびR24は(R)-3-オクタデカノイルオキシテトラデカノイルである、請求項64記載の方法。
- 下記式:
(式中、Xは
であり;
Yは-O-または-NH-であり; R1およびR2はそれぞれ独立して飽和および不飽和(C2〜C24)脂肪族アシル基より選択され; R8は-Hまたは-PO3R11R12であって、R11およびR12はそれぞれ独立して-Hまたは(C1〜C4)脂肪族基であり; R9は-H、-CH3または-PO3R13R14であって、R13およびR14はそれぞれ独立して-Hおよび(C1〜C4)脂肪族基より選択され; その際にR8およびR9のうちの少なくとも一方はリン含有基であるが、ただしR8およびR9は両方ともにリン含有基ではなく; 式中、p'およびm'の合計が0〜6の整数である場合、下付き文字n、m、p、q、n'、m'、p'およびq'はそれぞれ独立して0〜6の整数であり、ならびに下付き文字rは独立して2〜10の整数であり; R3、R11、およびR12は独立して飽和または不飽和(C2〜C24)脂肪族アシル基であり; およびXが式(Ia)または(Ic)である場合、R1、R2、R3、R11およびR12のうちの一つは選択的に水素であり; R4およびR5は独立してHおよびメチルより選択され; R6およびR7は独立してH、OH、(C1〜C4)オキシ脂肪族基、-PO3H2、-OPO3H2、-SO3H、-OSO3H、-NR15R16、-SR15、-CN、-NO2、-CHO、-CO2R15、-CONR15R16、-PO3R15R16、-OPO3R15R16、-SO3R15および-OSO3R15より選択され、その際にR15およびR16はそれぞれ独立してHおよび(C1〜C4)脂肪族基より選択され; R10はH、CH3、-PO3H2、ω-ホスホノオキシ(C2〜C24)アルキル、およびω-カルボキシ(C1〜C24)アルキルより選択され; R13は独立してH、OH、(C1〜C4)オキシ脂肪族基、-PO3R17R18、-OPO3R17R18、-SO3R17、-OSO3R17、-NR17R18、-SR17、-CN、-NO2、-CHO、-CO2R17、および-CONR17R18より選択され、その際にR17およびR18はそれぞれ独立してHおよび(C1〜C4)脂肪族基より選択され; ならびにZは-O-または-S-である)
を有するアミノアルキルグルコサミニド4-ホスフェート化合物の調製方法であって、
(a) 下記式:
(式中、XはOまたはSであり; およびPGは独立して、ヒドロキシ基の酸素原子とエステル、エーテルもしくはカーボネートを形成する保護基、またはアミノ基の窒素原子とアミドもしくはカルバメートを形成する保護基をそれぞれ表す)
を有する2-アミノ-2-デオキシ-β-D-グルコピラノース誘導体を、第3級アミンの存在下、三置換クロロシランRaRbRcSi-Cl(式中、Ra、Rb、およびRcは独立して、C1〜C6アルキル、C3〜C6シクロアルキル、および選択的に置換されたフェニルからなる群より選択される)で選択的に6-O-シリル化して、6-シリル化誘導体を得る段階;
(b) 得られた6-O-シリル化誘導体の3-OH位を、カルボジイミド試薬および触媒の4-ジメチルアミノピリジンまたは4-ピロリジノピリジンの存在下、(R)-3-アルカノイルオキシアルカン酸またはヒドロキシ-保護(R)-3-ヒドロキシアルカン酸で選択的にアシル化して、4-O-アシル化誘導体を得る段階;
(c) 逐次的にまたは同時に、窒素保護基を選択的に脱保護し、得られたジアミンを、ペプチドカップリング試薬の存在下、(R)-3-アルカノイルオキシアルカン酸またはヒドロキシ-保護(R)-3-ヒドロキシアルカン酸でN,N-ジアシル化する段階;
(d) クロロホスフェートまたはホスホロアミダイト試薬により4位に保護リン酸基を導入して、ホスホトリエステルを得る段階; ならびに
(e) ホスフェート、シリル、および残る保護基を同時にまたは逐次的に脱保護する段階
を含む、方法。 - PGは2,2,2-トリクロロエチルオキシカルボニル基を表し、および三置換クロロシラン試薬はt-ブチルジメチルクロロシランである、請求項66記載の方法。
- 3-O-アシル化に使用されるカルボジイミド試薬は、1-(3-ジメチルアミノプロピル)-3-エチルカルボジイミドメチオダイドであり、および触媒は4-ピロリジノピリジンである、請求項66記載の方法。
- N-アシル化に使用されるペプチドカップリング試薬は、2-エトキシ-1-エトキシカルボニル-1,2-ジヒドロキノリンである、請求項66記載の方法。
- N-アシル化に使用されるペプチドカップリング試薬は、1-(3-ジメチルアミノプロピル)-3-エチルカルボジイミドメチオダイドである、請求項66記載の方法。
- リン酸保護基はベンジルまたは置換ベンジルである、請求項66記載の方法。
- リン酸保護基はt-ブチルである、請求項66記載の方法。
- リン酸保護基は2,2,2-トリクロロエチルである、請求項66記載の方法。
- リン酸保護基は2-トリメチルシリルエチルである、請求項66記載の方法。
- リン酸保護基はアリルである、請求項66記載の方法。
- PGは2,2,2-トリクロロエチルオキシカルボニル基を表し、三置換クロロシラン試薬はt-ブチルクロロジメチルシランであり、およびリン酸保護基はベンジルである、請求項66記載の方法。
- PGは9-フルオレニルメチルオキシカルボニル基を表し、三置換クロロシラン試薬はt-ブチルクロロジメチルシランであり、およびリン酸保護基はベンジルである、請求項66記載の方法。
- 下記式:
(式中、Xは
であり;
Yは-O-または-NH-であり; R1およびR2はそれぞれ独立して飽和および不飽和(C2〜C24)脂肪族アシル基より選択され; R8は-Hまたは-PO3R11R12であって、R11およびR12はそれぞれ独立して-Hまたは(C1〜C4)脂肪族基であり; R9は-H、-CH3または-PO3R13R14であって、R13およびR14はそれぞれ独立して-Hおよび(C1〜C4)脂肪族基より選択され; その際にR8およびR9のうちの少なくとも一方はリン含有基であるが、ただしR8およびR9は両方ともにリン含有基ではなく; 式中、p'およびm'の合計が0〜6の整数である場合、下付き文字n、m、p、q、n'、m'、p'およびq'はそれぞれ独立して0〜6の整数であり、ならびに下付き文字rは独立して2〜10の整数であり; R3、R11、およびR12は独立して飽和または不飽和(C2〜C24)脂肪族アシル基であり; およびXが式(Ia)または(Ic)である場合、R1、R2、R3、R11およびR12のうちの一つは選択的に水素であり; R4およびR5は独立してHおよびメチルより選択され; R6およびR7は独立してH、OH、(C1〜C4)オキシ脂肪族基、-PO3H2、-OPO3H2、-SO3H、-OSO3H、-NR15R16、-SR15、-CN、-NO2、-CHO、-CO2R15、-CONR15R16、-PO3R15R16、-OPO3R15R16、-SO3R15および-OSO3R15より選択され、その際にR15およびR16はそれぞれ独立してHおよび(C1〜C4)脂肪族基より選択され; R10はH、CH3、-PO3H2、ω-ホスホノオキシ(C2〜C24)アルキル、およびω-カルボキシ(C1〜C24)アルキルより選択され; R13は独立してH、OH、(C1〜C4)オキシ脂肪族基、-PO3R17R18、-OPO3R17R18、-SO3R17、-OSO3R17、-NR17R18、-SR17、-CN、-NO2、-CHO、-CO2R17、および-CONR17R18より選択され、その際にR17およびR18はそれぞれ独立してHおよび(C1〜C4)脂肪族基より選択され; ならびにZは-O-または-S-である)
を有するアミノアルキルグルコサミニド4-ホスフェート化合物の調製方法であって、
(1) 下記式:
(式中、XはSまたはOであり、PGはアセチルまたは置換アセチルであり、およびPG'はフタロイルまたは置換フタロイルである)
を有するアルコールまたはチオールを、下記式:
(式中、PGはアセチルまたは置換アセチルでありおよびPG'はフタロイルまたは置換フタロイルであり、ならびにQはCl、Br、F、OAc、またはC(CCl3)=NHである)
を有するグリコシルドナーにより、ルイス酸触媒の存在下でグリコシル化して、それぞれ下記式:
(式中、XはSまたはOである)
を有する2-アミノ-2-デオキシ-β-D-グルコピラノース誘導体を得る段階;
(2) 2-アミノ-2-デオキシ-β-D-グルコピラノース誘導体に存在するO-結合アセテート基を水酸化アンモニウムまたはナトリウムメトキシドのメタノール溶液で選択的に脱保護する段階;
(3) 段階(2)から得られた脱アセチル化誘導体を第3級アミンの存在下、アルキルハライドで選択的に6-O-アルキル化して、置換メチル、置換エチル、ベンジル、または置換ベンジルエーテルを形成させる段階;
(4) PGまたはPG'基をアルカリまたはジアミン塩基で選択的に脱保護する段階;
(5) 2つのアミノ基および3-OH位をペプチドカップリング試薬の存在下、(R)-3-アルカノイルオキシアルカン酸またはヒドロキシ-保護(R)-3-ヒドロキシアルカン酸で同時にまたは逐次的にトリアシル化する段階;
(6) クロロホスフェートまたはホスホロアミダイト試薬により4-OH位にリン酸基を導入して、ホスホトリエステルを得る段階; および
(7) リン酸基、6-O-アルキル基、および残る保護基を同時にまたは逐次的に脱保護する段階
を含む、方法。 - PG'はフタロイル基である、請求項84記載の方法。
- PG'はテトラクロロフタロイル基である、請求項84記載の方法。
- PGはアセチル基である、請求項84記載の方法。
- PG'はフタロイル基であり、QはOAcであり、およびルイス酸のグリコシル化触媒は塩化第二スズである、請求項84記載の方法。
- PG'はフタロイル基であり、QはC(CCl3)=NHであり、およびルイス酸触媒は三フッ化ホウ素エーテルである、請求項84記載の方法。
- PG'はフタロイル基であり、QはC(CCl3)=NHであり、およびルイス酸触媒はトリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリルである、請求項84記載の方法。
- PGはアセチル基であり、QはOAcであり、およびルイス酸のグリコシル化触媒は三フッ化ホウ素エーテルである、請求項84記載の方法。
- PGはアセチル基であり、QはOAcであり、およびルイス酸のグリコシル化触媒は塩化第二鉄である、請求項84記載の方法。
- PGはアセチル基であり、QはOAcであり、およびルイス酸のグリコシル化触媒はトリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリルである、請求項84記載の方法。
- 6-OH保護基はトリフェニルメチル基または置換トリフェニルメチル基である、請求項84記載の方法。
- フタロイル基はヒドラジン水和物、アルキルジアミンまたは樹脂結合アルキルジアミンで除去される、請求項84記載の方法。
- アミノ基のアシル化に使用されるペプチドカップリング試薬は、1-(3-ジメチルアミノプロピル)-3-エチルカルボジイミドメチオダイドである、請求項84記載の方法。
- 3-OH位のアシル化に使用されるペプチドカップリング試薬は、1-(3-ジメチルアミノプロピル)-3-エチルカルボジイミドメチオダイドであり、および該3-OH位のアシル化を4-ピロリジノピリジン触媒の存在下で行う段階をさらに含む、請求項84記載の方法。
- アミノおよび3-OH基のアシル化が逐次的に行われる、請求項96記載の方法。
- アミノおよび3-OH基のアシル化が同時に行われる、請求項97記載の方法。
- リン酸保護基はベンジルまたは置換ベンジルである、請求項84記載の方法。
- リン酸保護基はt-ブチルである、請求項84記載の方法。
- 下記式を有する化合物:
(式中、下付き文字n、m、p、およびqはそれぞれ独立して0〜6の整数であり; R4およびR5は独立してHおよびメチルより選択され; PGはAocまたはTrocであり; R6およびR7は独立してH、OH、(C1〜C4)オキシ脂肪族基、-PO3H2、-OPO3H2、-SO3H、-OSO3H、-NR15R16、-SR15、-CN、-NO2、-CHO、-CO2R15、-CONR15R16、-PO3R15R16、-OPO3R15R16、-SO3R15および-OSO3R15より選択され、その際にR15およびR16はそれぞれ独立してHおよび(C1〜C4)脂肪族基より選択され; R10はH、CH3、-PO3H2、ω-ホスホノオキシ(C2〜C24)アルキル、およびω-カルボキシ(C1〜C24)アルキルより選択され; R13は独立してH、OH、(C1〜C4)オキシ脂肪族基、-PO3R17R18、-OPO3R17R18、-SO3R17、-OSO3R17、-NR17R18、-SR17、-CN、-NO2、-CHO、-CO2R17、および-CONR17R18より選択され、その際にR17およびR18はそれぞれ独立してHおよび(C1〜C4)脂肪族基より選択される)。 - 下記式を有する化合物:
(式中、下付き文字n、m、p、およびqはそれぞれ独立して0〜6の整数であり; R4およびR5は独立してHおよびメチルより選択され; PGは独立してAcまたは選択的に置換されたフタロイルであり; R6およびR7は独立してH、OH、(C1〜C4)オキシ脂肪族基、-PO3H2、-OPO3H2、-SO3H、-OSO3H、-NR15R16、-SR15、-CN、-NO2、-CHO、-CO2R15、-CONR15R16、-PO3R15R16、-OPO3R15R16、-SO3R15および-OSO3R15より選択され、その際にR15およびR16はそれぞれ独立してHおよび(C1〜C4)脂肪族基より選択され; R10はH、CH3、-PO3H2、ω-ホスホノオキシ(C2〜C24)アルキル、およびω-カルボキシ(C1〜C24)アルキルより選択され; R13は独立してH、OH、(C1〜C4)オキシ脂肪族基、-PO3R17R18、-OPO3R17R18、-SO3R17、-OSO3R17、-NR17R18、-SR17、-CN、-NO2、-CHO、-CO2R17、および-CONR17R18より選択され、その際にR17およびR18はそれぞれ独立してHおよび(C1〜C4)脂肪族基より選択される)。
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