JP2010267927A - 電子装置 - Google Patents

電子装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010267927A
JP2010267927A JP2009120266A JP2009120266A JP2010267927A JP 2010267927 A JP2010267927 A JP 2010267927A JP 2009120266 A JP2009120266 A JP 2009120266A JP 2009120266 A JP2009120266 A JP 2009120266A JP 2010267927 A JP2010267927 A JP 2010267927A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit board
case
main surface
woven fabric
electronic device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009120266A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5287492B2 (ja
Inventor
Kazumasa Kurokawa
和雅 黒川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2009120266A priority Critical patent/JP5287492B2/ja
Publication of JP2010267927A publication Critical patent/JP2010267927A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5287492B2 publication Critical patent/JP5287492B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】軽量で、製造中の擦れ等があってもシールド性が損なわれ難い電子装置を、安価に提供する。
【解決手段】電子装置は、表裏面の少なくとも一方に電子部品が実装された回路基板と、回路基板を第1内部空間に収容し、回路基板の電磁波シールドを行う基板梱包具と、回路基板の厚さ方向に開閉可能に構成され、回路基板の表面側に配置される第1ケースと裏面側に配置される第2ケースとを有し、第1ケースと第2ケースを組み付けた状態で形成される第2内部空間に、回路基板を含む基板梱包具を収容する樹脂筐体を備えている。そして、基板梱包具は、樹脂織布を金属メッキした導電性織布の成形体としての、回路基板の表面側を覆う第1成形体と回路基板の裏面側を覆う第2成形体からなり、第1成形体における環状の縁部と第2成形体における環状の縁部が、厚さ方向において互いに重なり合うとともに、第1ケース及び第2ケースにより挟持されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、回路基板の電磁波シールドを行う基板梱包具に回路基板が収容され、回路基板を含む基板梱包具が筐体に収容された電子装置に関する。
各種の電子機器においては、EMI(ElectroMagnetic Interference)への対策のため、すなわち内部からの電磁波の漏洩および外部からの電磁波の侵入を防ぐため、種々の電磁波シールド手段が講じられている。
電磁波シールド手段としては、金属筐体を用いる方法や、樹脂筐体の内面に無電解メッキ等で導電性層を設ける方法が一般的である。
また、例えば特許文献1に示されるように、筐体内部に収容される回路基板を、導電性の袋で覆う方法も提案されている。特許文献1に示される方法では、導電性織布などからなる導電体層の一面上に絶縁体層、裏面上にヒートシール性絶縁体層を配置してなる多層シートを、ヒートシール性絶縁体層が内側となるように二つ折りにし、両サイドを、ヒートシールするとともに導電糸でミシン縫いしている。また、コネクタケーブルが引き出される残りの開口部では導電体層が露出しており、回路基板を収容した状態で、これらを導電性接着テープで固定することで、袋状としている。このようにして、多層シートからシールド用の袋を形成し、回路基板に対して全方位の電磁波シールドを達成している。
特開平7−245496号公報
金属筐体を用いる方法は、筐体自体が重くなってしまい、軽量化の要求に反してしまう。また、樹脂筐体の内面に無電解メッキ等で導電性層を設ける方法は、金属筐体に比べて軽量化することができる反面、メッキ等による導電性層が製造中の擦れ等によって剥がれ易く、導電性層が剥がれると電磁波シールド効果がなくなるという問題がある。
一方、特許文献1に示される方法では、シールド用の袋が、導電性織布などの導電体層を含む多層シートからなるので、金属筐体に比べて軽量化することができる。また、ヒートシール性絶縁体層が袋の内面をなしているので、製造途中に擦れ等があっても、電磁波シールド効果を確保することができるとともに、回路基板に構成された回路のうちのGND電位に固定される部位を除く部位と、シールド用の袋とのショートを防ぐことができる。
しかしながら、二つ折りした状態で、両サイドではヒートシール性絶縁体層同士が接するため、回路基板に対して全方位の電磁波シールドを達成するために、両サイドをヒートシールするとともに導電糸でミシン縫いしなければならない。これにより、コストが増加してしまう。また、コネクタケーブルなどを引き出す開口部では、導電性接着テープで固定しなければならないため、これによっても、コストが増加してしまう。
本発明は上記問題点に鑑み、軽量で、製造中の擦れ等があってもシールド性が損なわれ難い電子装置を、安価に提供することを目的とする。
上記目的を達成する為に請求項1に記載の電子装置は、第1主面及び該第1主面の裏面である第2主面の少なくとも一方に電子部品が実装された回路基板と、回路基板を第1内部空間に収容し、回路基板の電磁波シールドを行う基板梱包具と、回路基板の厚さ方向に開閉可能に構成され、回路基板に対して第1主面側に配置される第1ケースと第2主面側に配置される第2ケースとを有し、第1ケースと第2ケースを組み付けた状態で形成される第2内部空間に、回路基板を含む基板梱包具を収容する樹脂筐体と、を備えている。そして、基板梱包具は、樹脂織布を金属メッキした導電性織布の成形体としての、回路基板の第1主面側を覆う第1成形体、及び、回路基板の第2主面側を覆う第2成形体からなり、第1成形体における環状の縁部と第2成形体における環状の縁部が、厚さ方向において互いに重なり合うとともに、第1ケース及び第2ケースにより挟持されていることを特徴とする。
本発明では、樹脂織布を金属メッキした導電性織布を成形してなる2つの成形体(第1成形体及び第2成形体)により、第1内部空間を有し、該第1内部空間に収容した状態で回路基板の電磁波シールドを行う基板梱包具が構成される。すなわち、基板梱包具の主材料が樹脂織布であるので、従来の金属筐体に比べて、電子装置を軽量化することができる。
また、基板梱包具を構成している導電性織布は、樹脂織布を金属メッキしたもので、金属メッキされた樹脂繊維が立体的に絡み合った構造となっている。すなわち、該導電性織布からなる成形体の金属メッキ層は、従来の樹脂筐体に設けられた導電性層のような筐体表面にだけあるものではない。したがって、製造途中に電子部品との擦れ等があっても、導電性織布からなる成形体の金属メッキ層のうち、その厚さ方向の一部(例えば表面のみ)が剥がれる程度であり、電磁波シールド効果も損なわれ難い。
また、第1ケースと第2ケースの組み付けを利用して、第1成形体の縁部と第2成形体の縁部を、両縁部を重ねた状態で、第1ケース及び第2ケースにより挟持する。そして、これにより、回路基板に対して全方位の電磁波シールドを行う基板梱包具を構成する。したがって、従来のように、導電糸でのミシン縫いや導電性接着テープでの固定が不要であるので、電子装置の製造コストを低減することができる。
以上から、本発明によれば、軽量で、製造中の擦れ等があってもシールド性が損なわれ難い電子装置を、安価に提供することができる。
次に、請求項2に記載の電子装置も、第1主面及び該第1主面の裏面である第2主面の少なくとも一方に電子部品が実装された回路基板と、回路基板を第1内部空間に収容し、回路基板の電磁波シールドを行う基板梱包具と、回路基板の厚さ方向に開閉可能に構成され、回路基板に対して第1主面側に配置される第1ケースと第2主面側に配置される第2ケースとを有し、第1ケースと第2ケースを組み付けた状態で形成される第2内部空間に、回路基板を含む基板梱包具を収容する樹脂筐体と、を備えている。そして、基板梱包具は、樹脂織布を金属メッキした導電性織布の成形体からなり、成形体は、回路基板の第1主面側を覆う部位と、回路基板の第2主面側を覆う部位とが一体成形されており、成形体における、第1主面側を覆う部位の縁部と、第2主面側を覆う部位の縁部が、厚さ方向において互いに重なり合うとともに、第1ケースと第2ケースを組み付けた状態で、第1ケース及び第2ケースにより挟持されていることを特徴とする。
本発明では、樹脂織布を金属メッキした導電性織布を成形してなる1つの成形体により、第1内部空間を有し、該第1内部空間に収容した状態で回路基板の電磁波シールドを行う基板梱包具が構成される。すなわち、基板梱包具の主材料が樹脂織布であるので、従来の金属筐体に比べて、電子装置を軽量化することができる。また、1つの成形体により、回路基板の両面(第1主面及び第2主面)を覆うので、複数の部材により、回路基板の両面を覆う構成に比べて、基板梱包具の製造工程など、電子装置の製造工程を簡素化することができる。
また、本発明でも、基板梱包具を構成している導電性織布は、樹脂織布を金属メッキしたもので、金属メッキされた樹脂繊維が立体的に絡み合った構造となっている。すなわち、該導電性織布からなる成形体の金属メッキ層は、従来の樹脂筐体に設けられた導電性層のような筐体表面にだけあるものではない。したがって、製造途中に電子部品との擦れ等があっても、導電性織布からなる成形体の金属メッキ層のうち、その厚さ方向の一部(例えば表面のみ)が剥がれる程度であり、電磁波シールド効果も損なわれ難い。
また、第1ケースと第2ケースの組み付けを利用して、成形体における、第1主面側を覆う部位の縁部と第2主面側を覆う部位の縁部を、両縁部を重ねた状態で、第1ケース及び第2ケースにより挟持する。そして、これにより、回路基板に対して全方位の電磁波シールドを行う基板梱包具を構成する。したがって、従来のように、導電糸でのミシン縫いや導電性接着テープでの固定が不要であるので、電子装置の製造コストを低減することができる。
以上から、本発明によっても、軽量で、製造中の擦れ等があってもシールド性が損なわれ難い電子装置を、安価に提供することができる。
次に、請求項3に記載の電子装置は、第1主面及び該第1主面の裏面である第2主面のうち、第1主面に電子部品が実装された回路基板と、回路基板を第1内部空間に収容し、回路基板の電磁波シールドを行う基板梱包具と、回路基板の厚さ方向に開閉可能に構成され、回路基板に対して第1主面側に配置される第1ケースと第2主面側に配置される第2ケースとを有し、第1ケースと第2ケースを組み付けた状態で形成される第2内部空間に、回路基板を含む基板梱包具を収容する樹脂筐体と、を備えている。そして、基板梱包具は、回路基板の第1主面側を覆う部位として、樹脂織布を金属メッキした導電性織布の成形体を有するともに、回路基板の第2主面側を覆う部位として金属板を有し、基板梱包具において、成形体における環状の縁部と、金属板における環状の縁部が、厚さ方向において互いに重なり合うとともに、第1ケースと第2ケースを組み付けた状態で、第1ケース及び第2ケースにより挟持されていることを特徴とする。
本発明では、樹脂織布を金属メッキした導電性織布を成形してなる成形体と、金属板により、第1内部空間を有し、該第1内部空間に収容した状態で回路基板の電磁波シールドを行う基板梱包具が構成される。すなわち、基板梱包具として、主材料が樹脂織布である成形体を含むので、従来の金属筐体に比べて、電子装置を軽量化することができる。
また、基板梱包具を構成している導電性織布は、樹脂織布を金属メッキしたもので、金属メッキされた樹脂繊維が立体的に絡み合った構造となっている。すなわち、該導電性織布からなる成形体の金属メッキ層は、従来の樹脂筐体に設けられた導電性層のような筐体表面にだけあるものではない。したがって、製造途中に電子部品との擦れ等があっても、導電性織布からなる成形体の金属メッキ層のうち、その厚さ方向の一部(例えば表面のみ)が剥がれる程度であり、電磁波シールド効果も損なわれ難い。
また、第1ケースと第2ケースの組み付けを利用して、成形体の縁部と金属板の縁部を、両縁部を重ねた状態で、第1ケース及び第2ケースにより挟持する。そして、これにより、回路基板に対して全方位の電磁波シールドを行う基板梱包具を構成する。したがって、従来のように、導電糸でのミシン縫いや導電性接着テープでの固定が不要であるので、電子装置の製造コストを低減することができる。
以上から、本発明によれば、軽量で、製造中の擦れ等があってもシールド性が損なわれ難い電子装置を、安価に提供することができる。
請求項4に記載のように、第1ケースにおける基板梱包具の挟持部位及び第2ケースにおける基板梱包具の挟持部位のうち、回路基板との間に成形体が介在される一方に、複数の凸部が、所定の間隔で設けられた構成とすると良い。
このように凸部を設けると、凸部を設けた部位では、第1ケース及び第2ケースの組み付け時に、凸部により成形体が押されて、回路基板の第1主面側を覆う部位の縁部と、回路基板の第2主面側を覆う部位の縁部とが確実に密着する。したがって、シールドしたい波長に応じて所定間隔ごとに凸部を設けることで、回路基板に対して全方位の電磁波シールドを行うことができる。
請求項5に記載のように、第1ケース及び第2ケースは、複数の固定部位により、互いに組み付けられて樹脂筐体をなしており、凸部は、互いに隣接する固定部位の間にそれぞれ設けられた構成とすることが好ましい。
固定部位の近傍だけでなく、凸部を設けた部位においては、回路基板の第1主面側を覆う部位の縁部と、回路基板の第2主面側を覆う部位の縁部とが接触しやすくなる。したがって、固定部位の間に凸部を設けることで、シールド性を確保しつつ、固定部位の個数を低減することができる。例えば螺子締結の場合、螺子や該螺子が挿入される孔を少なくすることができる。また、嵌合の場合、嵌合突起や嵌合溝を少なくして型構造を簡素化することができる。すなわち、コストをより低減することができる。
請求項6に記載のように、回路基板には、金属材料からなり、回路基板のGNDパターンと、導電性織布とを電気的に接続する接点ばねが実装された構成としても良い。これによれば、接点ばねの弾性変形により、回路基板のGNDパターンと導電性織布との電気的な接続状態を良好に確保することができる。そして、導電性織布(基板梱包具)及び接点ばねが、GNDとして一体的に機能する、すなわちGNDとして機能する領域が増すので、シールド性を高めることができる。
請求項7に記載のように、樹脂筐体が、接点ばねとの対向部位に、接点ばねとの間に介在される導電性織布を押圧するための凸部を有する構成とすると良い。これによれば、第1ケース及び第2ケースを組み付けるとともに、凸部によって導電性織布を押圧し、導電性織布と接点ばねとの接触状態をより良好なものとすることができる。
請求項8に記載のように、接点ばねを、回路基板に実装されたコネクタの周辺に設けた構成とすると良い。これによれば、接点ばねが、コネクタのシールドとして機能するので、外部からコネクタを介して回路基板に侵入する外来ノイズを、GNDとしての基板梱包具(導電性織布)へ効果的に逃がすことができる。また、筐体及び基板梱包具には、コネクタ用の貫通孔が設けられているが、貫通孔の周辺に接点ばねが位置するので、貫通孔を介して出入する電磁波を効果的にシールドすることができる。
請求項9に記載のように、成形体が、圧空成形により形成されてなる構成とすると良い。これによれば、成形体を、肉薄軽量で安価に製造することができる。しかしながら、圧空成形以外にも、真空成形や、熱プレスなどを採用することもできる。
なお、上記した成形体としては、樹脂織布を金属メッキした導電性織布のみからなる成形体を採用しても良いし、請求項10に記載のように、樹脂織布を金属メッキした導電性織布と、樹脂織布からなる非導電性織布との積層織布を成形してなり、導電性織布が、基板梱包具の内面をなす構成としても良い。
第1実施形態に係る電子装置の概略構成を示す平面図である。 図1のII−II線に沿う断面図である。 図1のIII−III線に沿う断面図である。 変形例を示す断面図である。 第2実施形態に係る電子装置の概略構成を示す断面図である。 第3実施形態に係る電子装置の概略構成を示す断面図である。 基板梱包具のその他変形例を示す断面図である。 筐体のその他変形例を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る電子装置の概略構成を示す平面図(第1ケース側から見た平面図)である。図2は、図1のII−II線に沿う断面図である。図3は、図1のIII−III線に沿う断面図である。なお、以下においては、回路基板の厚さ方向を単に厚さ方向とする。
図1及び図2に示すように、電子装置10は、要部として、回路基板11と、内部空間S1に回路基板11を収容し、回路基板11を電磁波シールドする基板梱包具12と、樹脂からなり、回路基板11を含む基板梱包具12を内部空間S2に収容する筐体13と、を備えている。本実施形態に係る電子装置10は、自動車の計器(メータ)表示部の制御回路が回路基板11に構成されたメータ制御装置となっている。なお、上記計器表示部は、本実施形態において、図示しないLCDパネルにて構成されている。なお、内部空間S1が第1内部空間に相当し、内部空間S2が第2内部空間に相当する。
回路基板11は、樹脂やセラミックスを主原料とする絶縁基材に、銅などの導電材料からなる配線(図示略)を配置してなる配線基板20を有している。本実施形態では、配線基板20として、ガラスエポキシ樹脂(ガラス繊維強化エポキシ樹脂)からなる絶縁基材に、銅箔をパターニングしてなる配線パターンが多層に配置された、平面矩形状の多層基板を採用している。
この配線基板20の表裏面、換言すれば回路基板11の表面11a及び裏面11bには、上記配線の一部としてのランドが複数設けられており、基板梱包具12との固定部位となる周縁部を除く中央部では、対応するランドに、マイコン、パワートランジスタ、抵抗、コンデンサなどの電子部品21がはんだ付け実装されている。本実施形態では、電子部品21のうち、アルミ電界コンデンサ(図示略)などの高背部品が表面11a側に実装され、高背部品よりも背の低い部品が裏面11b側に実装されている。そして、上記配線と電子部品21により、回路が構成されている。具体的には、回路基板11が、LCDパネルの制御回路として、LCDパネルの各画素を制御するLCDコントローラ及びCPU(CentralProcessing Unit)などを有している。それ以外にも、図示しないインターフェースやメモリなどを有している。なお、表面11aが第1主面に相当し、裏面11bが第2主面に相当する。
回路基板11の表面11aには、上記した電子部品21以外にも、電源、GND、信号を入出力する機能、換言すれば回路基板11に構成された回路と外部機器とを電気的に接続する中継機能を果たすコネクタ22が、対応するランド(図示略)にはんだ付け実装されている。本実施形態では、一例として、コネクタ22と外部機器のコネクタ(図示略)との嵌合方向が、厚さ方向と一致しており、コネクタ22の端子22aが、厚さ方向に沿って配線基板20を貫通する挿入実装構造(フローはんだ付け実装構造)となっている。なお、コネクタ22としては、表面実装構造(リフローはんだ付け実装構造)のものを採用しても良い。
また、配線基板20の配線のうち、GND電位に固定されたGNDパターン(図示略)と基板梱包具12とを電気的に接続するため、すなわち基板梱包具12をGND電位とするための接点ばね23が、対応するランド24aにはんだ付け実装されている。この接点ばね23は、ばね性を有するように金属板を所定形状に加工してなるものであり、基板梱包具12内に収容する前の状態における、厚さ方向の表面11aからの高さが、基板梱包具12内に回路基板11を収容した状態における、表面11aから基板梱包具12を構成する第1成形体30の内面30dまでの高さよりも低く設定されている。すなわち、基板梱包具12内に回路基板11を収容した状態で、接点ばね23は、第1成形体30の内面30dに、弾性変形した状態で接触するようになっている。
特に本実施形態では、接点ばね23が、コネクタ22の周辺、好ましくはコネクタ22の周囲(本実施形態では周囲)に配置されており、コネクタ22の複数の端子22aのうち、外部機器のシールド線と電気的に接続された一部の端子22aと、該端子22aに対応する回路基板11のランド、配線、ランド24aを介して電気的に接続されている。すなわち、接点ばね23は、コネクタ22のシールドとなっており、外部からコネクタ22を介して回路基板11に侵入する外来ノイズを、GNDとしての基板梱包具12(第1成形体30)へ効果的に逃がす機能を果たすようになっている。また、基板梱包具12及び筐体13には、コネクタ22を外部に露出させるための貫通孔33,42がそれぞれ設けられているが、このような貫通孔33,42を有していても、上記接点ばね23により、貫通孔33,42を介して出入する電磁波を、効果的にシールドすることができる。
なお、本実施形態では、平面矩形状の回路基板11(配線基板20)における縁部に、上記接点ばね23とともに、基板梱包具12をGND電位に固定するための、ランド24bが設けられている。図2に示す例では、回路基板11の表面11aにランド24bが設けられており、該ランド24bに第1成形体30の内面30dが接触している。しかしながら、ランド24bを、裏面11b側に設けた構成、表裏面11a,11bにそれぞれ設けた構成としても良い。なお、接点ばね23を有する場合、ランド24bのない構成としても良い。
また、上記した縁部には、基板梱包具12に回路基板11を固定するための螺子50の挿入される挿入孔25が、互いに離間して複数箇所に設けられている。本実施形態では、回路基板11とともに基板梱包具12を、筐体13を構成する第2ケース41に固定するようになっている。
基板梱包具12は、上記したように、回路基板11を内部空間S1に収容し、回路基板11の電磁波シールドを行うものであり、本実施形態では、樹脂織布を金属メッキした導電性織布を成形してなる2つの成形体30,31により構成されている。金属メッキを施す樹脂織布の原料としては、例えばポリエステル、特に高強度のポリエチレンテレフタレート(PET)、若しくはポリイミドを採用することができる。また、2つの成形体30,31は、ともに圧空成形法を用いて成形されている。このような成形体30,31は、外力の印加がない限り所定形状を維持するが、外力が印加されると、多少なりとも変形する柔軟性を有している。
第1成形体30は、主として回路基板11の表面11a側を覆う部位であり、第2成形体31は、主として回路基板11の裏面11b側を覆う部位である。そして、2つの成形体30,31を厚さ方向に沿って組み付けることで、回路基板11を収容する内部空間S1を備えた基板梱包具12となっている。本実施形態では、2つの成形体30,31の平面形状(厚さ方向に垂直な平面形状)がともに矩形状とされ、環状の縁部30a,31aを互いに重ね合わせた(内面30d,31d同士を接触させた)状態で、縁部30a,31aを、筐体13を構成する第1ケース40及び第2ケース41により挟持することで、袋状の基板梱包具12となっている。
第1成形体30は、環状の縁部30aと、縁部30aに囲まれた中央部を有しており、中央部が縁部30aに対して凹んでいる。そして、この凹部(中央部)として、縁部30aに連なっており、回路基板11を内部空間S1に収容した状態で、凹部底面(内面30d)の少なくとも一部が、回路基板11の表面11aと接触する第1凹部30bと、第1凹部30bよりも凹部底面(内面)と回路基板11の表面11aとの対向距離が長い第2凹部30cを有している。すなわち、凹部が、縁部30aを基準として深さの異なる2つの凹部30b,30cを有する2段構造となっている。
第1凹部30bは、回路基板11を内部空間S1に収容した状態で、回路基板11における表面11a側の縁部と対向する部位であり、第2成形体31の対応する第1凹部31bとの間で、回路基板11を挟んで固定するようになっている。本実施形態では、第1凹部30bにおいて、第1成形体30が上記したランド24bと接触している。この第1凹部30bには、上記した挿入孔25に対応して、螺子50が挿入される挿入孔32が設けられている。
第2凹部30cは、回路基板11を内部空間S1に収容した状態で、回路基板11に構成された回路(電子部品21やランドを含む配線)のうちのGND電位に固定される部位を除く部位と接触しないように、所定の深さを有している。本実施形態では、コネクタ22を外部に露出させるための貫通孔33が、第2凹部30cに形成されている。また、第2凹部30cにおいて、接点ばね23が第1成形体30の内面30dに接触している。
一方、第2成形体31も、環状の縁部31aと、縁部31aに囲まれた中央部を有しており、中央部が縁部31aに対して凹んでいる。そして、この凹部(中央部)として、縁部31aに連なっており、回路基板11を内部空間S1に収容した状態で、凹部底面(内面30d)の少なくとも一部が、回路基板11の裏面11bと接触する第1凹部31bと、第1凹部31bよりも凹部底面(内面)と回路基板11の裏面11bとの対向距離が長い第2凹部31cを有している。すなわち、凹部が、縁部31aを基準として深さの異なる2つの凹部31b,31cを有する2段構造となっている。
第1凹部31bは、上記した第1凹部30bに対応しており、回路基板11を内部空間S1に収容した状態で、回路基板11における裏面11b側の縁部と対向し、第1凹部30bとの間に回路基板11を挟んで固定するようになっている。この第1凹部31bには、上記した挿入孔25に対応して、螺子50が挿入される挿入孔34が設けられている。
第2凹部31cは、上記した第2凹部30cに対応しており、回路基板11を内部空間S1に収容した状態で、回路基板11に構成された回路(電子部品21やランドを含む配線)のうちのGND電位に固定される部位を除く部位と接触しないように、所定の深さを有している。本実施形態では、上記したように、電子部品21のうちの高背部品を表面11aに実装しているため、第2凹部31cの深さが、第1成形体30側の第2凹部30cの深さよりも浅くなっている。
筐体13は、樹脂材料からなり、回路基板11に対して主として表面11a側に配置される第1ケース40と、主として裏面11b側に配置される第2ケース41とにより、厚さ方向に開閉可能に構成されている。そして、第1ケース40と第2ケース41を厚さ方向に沿って組み付けることで、回路基板11を含む基板梱包具12を収容する内部空間S2を備えた筐体13となっている。このように、筐体13は、回路基板11を含む基板梱包具12を保護するものである。なお、筐体13を構成する樹脂材料としては、エポキシ樹脂など周知の材料を採用することができる。
本実施形態では、第1ケース40及び第2ケース41が、分離可能に構成(別部材として構成)されている。また、2つのケース40,41の平面形状(厚さ方向に垂直な平面形状)がともに矩形状とされており、互いに対応する環状の縁部40a,41aには、螺子51が螺合される複数の螺子孔(図示略)がそれぞれ設けられている。そして、環状の縁部40a,41aを互いに重ね合わせた状態で、一致する螺子孔(図示略)に螺子51を螺合させることで、1つの筐体13が構成されるようになっている。なお、図1に示すように、本実施形態では、螺子51による固定部位が、ほぼ等間隔で10箇所設けられている。
第1ケース40の縁部40aは、図2に示すように、外周側の部位が第2ケース41の縁部41aと対向し、内周側の部位が第1成形体30の縁部30aと対向している。また、環状の縁部40aに囲まれた中央部が凹部40bとなっている。凹部40bは、基板梱包具12における第1成形体30側を収容すべく、所定の深さを有している。本実施形態では、コネクタ22を外部に露出させるための貫通孔42が、凹部40bに形成されている。なお、第1ケース40の凹部40bが、第1成形体30の第2凹部30cと接触する構成としても良いが、本実施形態では、凹部40bと第2凹部30cとの間に隙間を有する構成となっている。
一方、第2ケース41でも、環状の縁部41aに囲まれた中央部が凹部となっており、凹部として、縁部41aに連なっており、第2成形体31の縁部31aと対向する第1凹部41bと、第1凹部41bよりも深く、第2成形体31の第1凹部31bと対向する第2凹部41cと、第2凹部41cよりも深く、第2成形体31の第2凹部31cと対向する第3凹部41dを有している。すなわち、凹部が、縁部41aを基準として深さの異なる3つの凹部41b,41c,41dを有する3段構造となっている。
第1凹部41bは、上記したように縁部40aの内周部位に対応しており、2つの成形体30,31及び回路基板11を内部空間S2に収容した状態で、縁部40aとの間で、2つの成形体30,31の縁部30a,31aを挟んで挟持するようになっている。
第2凹部41cは、上記したように第2成形体31の第1凹部31bと対向しており、2つの成形体30,31(基板梱包具12)及び回路基板11を支持するようになっている。本実施形態では、この第2凹部41cに、上記した挿入孔25,32,34に対応して、螺子孔(図示略)が設けられている。そして、第2凹部41c上に、第2成形体31、回路基板11、第1成形体30の順に積層配置した状態で、互いに重なり合う上記4つの孔に螺子50を螺合させることで、回路基板11を2つの成形体30,31に固定するとともに、回路基板11及び成形体30,31を第2ケース41に固定するようになっている。
第3凹部41dは、上記したように第2成形体31の第2凹部31cと対向、すなわち回路基板11の中央部と対向しており、基板梱包具12における第2成形体31側を収容すべく、所定の深さを有している。なお、第2ケース40の第3凹部41dが、第2成形体31の第2凹部31cと接触する構成としても良いが、本実施形態では、第3凹部41dと第2凹部31cとの間に隙間を有する構成となっている。
また、本実施形態では、図1及び図3に示すように、第1ケース40において、第1成形体30(基板梱包具12)の縁部30aを挟持する縁部40aの内周部位に、第1ケース40の一部として、複数の凸部43が所定の間隔で設けられている。特に本実施形態では、第1ケース40と第2ケース41との複数の固定部位(螺子51の部位)の間、すなわち互いに隣接する固定部位の間に凸部43がそれぞれ設けられている。電磁波シールドの観点から、隣り合う凸部43の間隔は短いほど良い。本実施形態では、隣り合う凸部43の間隔が、車両用メータ制御装置として影響の大きい周波数のうちの最小周波数の1/2以下(60〜80mm程度)となっている。換言すれば、隣り合う凸部43と固定部位(螺子51)との間隔が、上記最小周波数の1/4以下(30〜40mm程度)となっている。
次に、上記した電子装置10の組み付け方法について、図2を用いて説明する。先ず、回路基板11、成形体30,31、ケース40,41をそれぞれ準備する。この時点で、回路基板11には、電子部品21とともに、コネクタ22、接点ばね23も実装されている。
そして、第2成形体31を第2ケース41に位置決め載置する。このとき、第1凹部41b上に縁部31aが位置し、第2凹部41c上に第1凹部31bが位置し、第2凹部41cに設けられた図示しない螺子孔に、第1凹部31bの対応する挿入孔34が一致するように載置する。次いで、裏面11bを第2ケース41側として、第2ケース41に支持される第2成形体31上に、回路基板11を位置決め載置する。このとき、第1凹部31b上に縁部が位置し、第1凹部31bに設けられた挿入孔34に、対応する挿入孔25が一致するように載置する。次いで、第2成形体31を介して第2ケース41に支持される回路基板11上に、第1成形体30を位置決め載置する。このとき、縁部31a上に縁部30aが位置し、回路基板11の縁部上に第1凹部30bが位置し、回路基板11の挿入孔25に、第1凹部30bの対応する挿入孔32が一致し、コネクタ22が第2凹部30cの貫通孔33を挿通するように載置する。そして、この状態で、螺子50により、成形体30,31に回路基板11を固定するとともに、これらを第2ケース41に固定する。
次に、第1ケース40を第2ケース41に組み付ける。このとき、縁部41a上に、縁部40aの外周部位が位置し、第1成形体30の縁部30a上に縁部40aの内周部位が位置し、縁部40a,41aの対応する螺子孔(図示略)が一致し、コネクタ22が凹部40bの貫通孔42を挿通するように、第2ケース41に第1ケース40を位置決め載置する。そして、この状態で、螺子51により、第1ケース40を第2ケース41に組み付ける。この組み付けにより、第1ケース40における縁部40aの内周部位と第2ケース41における第1凹部41bとにより、厚さ方向において、2つの成形体30,31の縁部30a,31aが挟持され、縁部30a,31a同士が密着(良好に接触)する。以上により、上記した電子装置10を得ることができる。
次に、本実施形態に係る電子装置10の特徴部分の効果について説明する。先ず本実施形態では、樹脂織布を金属メッキした導電性織布を成形してなる2つの成形体30,31により、回路基板11の電磁波シールドを行う基板梱包具12が構成されている。すなわち、基板梱包具12の主材料が樹脂織布となっている。また、筐体13も樹脂材料からなる。したがって、従来の金属筐体に比べて、電子装置10を軽量化することができる。
また、基板梱包具12を構成している導電性織布は、樹脂織布を金属メッキしたもので、金属メッキされた樹脂繊維が立体的に絡み合った構造となっている。すなわち、該導電性織布からなる成形体30,31の金属メッキ層は、従来の樹脂筐体に設けられた導電性層(内面メッキ層)のような筐体表面にだけあるものではない。したがって、製造途中に電子部品21との擦れ等があっても、導電性織布からなる成形体30,31の金属メッキ層のうち、その厚さ方向の一部(例えば表面のみ)が剥がれる程度であり、電磁波シールドの効果を維持することができる。
また、第1成形体30の縁部30aと第2成形体31の縁部31aを、両縁部30a,31aを重ねた状態で、筐体13を構成する第1ケース40及び第2ケース41の縁部40a,41aにより挟持しており、これにより、回路基板11を収容する内部空間S1を備えた基板梱包具12が構成されている。すなわち、筐体13を構成すべく第1ケース40と第2ケース41の組み付けにより、回路基板11に対して全方位の電磁波シールドを行う基板梱包具12が構成されている。したがって、従来のように、導電糸でのミシン縫いや導電性接着テープでの固定が不要であるので、電子装置10の製造コストを低減することができる。
以上から、本実施形態によれば、軽量で、製造中の擦れ等があってもシールド性が損なわれ難い電子装置10を、安価に提供することができる。
また、本実施形態では、成形体30,31の縁部30a,31aを挟持する、第1ケース40の縁部40aの内周部位に、第1ケース40の一部として、複数の凸部43が所定の間隔で設けられている。したがって、凸部43を設けた部位では、第1ケース40及び第2ケース41の組み付け時に、図3に示すように、凸部43により成形体30,31が押されるため、縁部30a,31a同士を確実に密着(良好に接触)させることができる。すなわち、回路基板11に対するシールド性を確保することができる。
特に本実施形態では、第1ケース40と第2ケース41との固定部位(螺子51の部位)の間、すなわち隣り合う固定部位の間に凸部43がそれぞれ設けられている。より詳しくは、隣り合う凸部43の間隔が、メータ制御装置として影響の大きい周波数のうちの最小周波数の1/2以下(60〜80mm程度)となっている。換言すれば、隣り合う凸部43と固定部位との間隔が、上記最小周波数の1/4以下(30〜40mm程度)となっている。したがって、回路基板11に対して全方位の電磁波シールドを行うことができる。
なお、凸部43の位置においても、螺子51により、第1ケース40と第2ケース41とを固定すれば、上記構成と同等の効果を奏することができる。しかしながら、螺子51の個数が増加し、工数も増加する。また、螺子51による固定スペースを確保するために、筐体13の体格も大きくなる恐れがある。これに対し、本実施形態のように凸部43によって固定部位を間引きすれば、シールド性を確保しつつ、コストを低減することができる。また、筐体13の体格の増大を抑制することもできる。
また、本実施形態では、回路基板11に接点ばね23が実装されており、この接点ばね23により、回路基板11のGNDパターンと第1成形体30とが電気的に接続されている。したがって、接点ばね23の弾性変形により、回路基板11のGNDパターンと第1成形体30(基板梱包具12)との電気的な接続状態を良好に確保することができる。そして、基板梱包具12及び接点ばね23が、GNDとして一体的に機能する、すなわちGNDとして機能する領域が増すので、回路基板11に対してシールド性を高めることができる。
特に本実施形態では、接点ばね23が、コネクタ22の周辺(好ましくは周囲)に配置されており、コネクタ22の複数の端子22aのうち、外部機器のシールド線と電気的に接続された一部の端子22aと、該端子22aに対応する回路基板11のランド、配線、ランド24aを介して電気的に接続されている。すなわち、接点ばね23は、コネクタ22のシールドとなっており、外部からコネクタ22を介して回路基板11に侵入する外来ノイズを、GNDとしての基板梱包具12(第1成形体30)へ効果的に逃がすことができる。また、基板梱包具12及び筐体13には、コネクタ22を外部に露出させるための貫通孔33,42がそれぞれ設けられているが、このような貫通孔33,42を有していても、上記接点ばね23により、貫通孔33,42を介して出入する電磁波を、効果的にシールドすることができる。
また、本実施形態では、成形体30,31が、圧空成形により形成されている。このように圧空成形法を用いると、成形体30,31を、肉薄軽量で安価に製造することができる。しかしながら、圧空成形以外にも、真空成形や、熱プレスなどを採用することもできる。
なお、本実施形態では、第1ケース40の凹部40bが、接点ばね23が接触する第1成形体30の第2凹部30cと非接触とされる例を示した。しかしながら、筐体13が、接点ばね23との対向部位に、接点ばね23との間に介在される導電性織布(成形体)を押圧するための凸部を有する構成としても良い。図4に示す例では、第1ケース40の凹部40bに、回路基板11側に突出する凸部44が設けられており、第1ケース40と第2ケース41を組み付けると、凸部44が第1成形体30の第2凹部30cを押圧して変形されるとともに、変形した第2凹部30cを介して接点ばね23を弾性変形させるようになっている。これによれば、第2凹部30cと接点ばね23との接触状態をより良好なものとすることができる。図4は、変形例を示す断面図であり、図2に対応している。
また、本実施形態では、回路基板11の表裏面11a,11bに電子部品21が実装される例を示した。しかしながら、いずれか一方のみに電子部品21が実装された構成としても良い。
また、本実施形態では、第1ケース40の縁部40aの内周部位に、成形体30,31の縁部30a,31aをより確実に密着させるための凸部43が設けられる例を示した。しかしながら、第2ケース41に凸部43が設けられた構成としても良い。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態を、図5に基づいて説明する。図5は、第2実施形態に係る電子装置の概略構成を示す断面図であり、上記した図2に対応している。
本実施形態に示す電子装置は、第1実施形態によるものと共通するところが多いので、以下、共通部分については詳しい説明は省略し、異なる部分を重点的に説明する。また、本実施形態においては、第1実施形態と同一の要素について、同一の符号を付与するものとする。
第1実施形態では、基板梱包具12が、2つの成形体30,31からなる例を示した。これに対し、本実施形態では、基板梱包具12が、樹脂織布を金属メッキした導電性織布の成形体1つからなる点を特徴とする。
図5に示すように、1つの成形体である基板梱包具12は、回路基板11の表面11a側を覆う部位130(以下、単に表面部位130と示す)と、回路基板11の裏面11b側を覆う部位131(以下、単に裏面部位131と示す)を有している。なお、表面部位130は上記した第1成形体30、裏面部位131は上記した第2成形体31とほぼ同じ構造となっており、図5では、対応する箇所において、2つの成形体30,31の符号に100を加算した符号を付与している。
また、表面部位130と裏面部位131とは、連結部位135を介して連結されている。詳しくは、平面矩形状の表面部位130及び裏面部位131のうち、矩形の1辺のみが連結部位135により連結されている。この連結部位135には、切り欠き135aが設けられており、これにより、内部空間S1を形成すべく折曲可能となっている。すなわち、基板梱包具12は、所謂卵パック様の構造となっている。
そして、表面部位130の縁部130aと裏面部位131の縁部131aを、両縁部130a,131aを重ねた状態で、筐体13を構成する第1ケース40及び第2ケース41の縁部40a,41aにより挟持している。また、第1ケース40及び第2ケース41の縁部40a,41aは、折曲された連結部位135も挟持している。これにより、回路基板11に対して全方位の電磁波シールドを行う基板梱包具12が構成されている。したがって、本実施形態においても、導電糸でのミシン縫いや導電性接着テープでの固定が不要であり、電子装置10の製造コストを低減することができる。
なお、縁部130a、及び、連結部位135の表面11a側が、特許請求の範囲に記載の表面側を覆う部位の縁部に相当し、縁部131a、及び、連結部位135の裏面11b側が、特許請求の範囲に記載の裏面側を覆う部位の縁部に相当する。
このように、本実施形態に係る電子装置10についても、第1実施形態に示した電子装置10と同様の効果を期待することができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態を、図6に基づいて説明する。図6は、第3実施形態に係る電子装置の概略構成を示す断面図であり、上記した図2に対応している。
本実施形態に示す電子装置は、上記した各実施形態によるものと共通するところが多いので、以下、共通部分については詳しい説明は省略し、異なる部分を重点的に説明する。また、本実施形態においては、上記各実施形態と同一の要素について、同一の符号を付与するものとする。
第1実施形態では、基板梱包具12が、2つの成形体30,31からなる例を示した。これに対し、本実施形態では、基板梱包具12が、成形体230と、金属板231からなる点を特徴とする。
図6に示すように、基板梱包具12は、回路基板11の表面11a側を覆う部位として、第1実施形態で示した第1成形体30とほぼ同じ構造の成形体230を有しており、回路基板11の裏面11b側を覆う部位として金属材料からなる平板状の金属板231を有している。図6では、対応する箇所において、2つの成形体30,31の符号に200を加算した符号を付与している。
また、回路基板11は、表面11a側のみに電子部品21が実装されており、コネクタ22や接点ばね23も、表面11a側に実装されている。
また、第2ケース241の第1凹部241bが、第2凹部241cとフラットな構成、すなわち、第2ケース241が縁部241aを基準として2段の凹構造となっている。
そして、成形体230の縁部230aと金属板231の縁部231aを、両縁部230a,231aを重ねた状態で、筐体13を構成する第1ケース40及び第2ケース41の縁部40a,41aにより挟持している。これにより、回路基板11を収容する内部空間S1を備えた基板梱包具12が構成されている。すなわち、回路基板11に対して全方位の電磁波シールドを行う基板梱包具12が構成されている。したがって、本実施形態においても、導電糸でのミシン縫いや導電性接着テープでの固定が不要であり、電子装置10の製造コストを低減することができる。
このように、本実施形態に係る電子装置10についても、第1実施形態に示した電子装置10と同様の効果を期待することができる。なお、樹脂織布を金属メッキした導電性織布を成形してなる成形体230と金属板231により、基板梱包具12が構成されており、基板梱包具12として、主材料が樹脂織布である成形体230を含む。したがって、上記した実施形態の電子装置10よりは重くなるものの、従来の金属筐体に比べて、電子装置10を軽量化することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記した実施形態になんら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することが可能である。
本実施形態では、各種成形体30,31,130,131,230として、樹脂織布を金属メッキした導電性織布のみからなる成形体の例を示した。しかしながら、例えば図7に示すように、樹脂織布を金属メッキした導電性織布12aと樹脂織布からなる非導電性織布12b(金属メッキなし)との積層織布を成形してなり、導電性織布12aが、基板梱包具12の内面30d,31dをなす構成としても良い。なお、図7に示す例では、第1実施形態に示した構成に対し、上記積層織布を適用しているが、第2実施形態や第3実施形態に示した構成にも適用することができる。このような積層織布は、接着剤を介在させて、導電性織布と非導電性織布とを一体化しても良いし、成形時に非導電性織布を軟化させて、導電性織布と非導電性織布を密着により一体化しても良い。図7は、基板梱包具12のその他変形例を示す断面図であり、図2に対応している。
本実施形態では、筐体13が、2つのケース40,41からなる例を示した。しかしながら、第2実施形態で示した基板梱包具12のように、回路基板11の表面11a側を覆う部位140(以下、単に表面部位140と示す)と、回路基板11の裏面11b側を覆う部位141(以下、単に裏面部位141と示す)とを有し、表面部位140と裏面部位141とが連結部位143を介して連結された構成としても良い。図8に示す例では、表面部位140は上記した第1ケース40と、裏面部位141は上記した第2ケース41とほぼ同じ構造となっており、対応する箇所において、2つのケース40,41の符号に100を加算した符号を付与している。また、平面矩形状の表面部位140及び裏面部位141のうち、1辺のみが連結部位143により連結されており、連結部位143には、切り欠き143aが設けられている。これにより、内部空間S2を形成すべく折曲可能となっている。すなわち、筐体13は、所謂卵パック様の構造となっている。図8は、筐体13のその他変形例を示す断面図である。
本実施形態では、第1ケース40と第2ケース41とを、螺子51により組み付けて筐体13とする例を示した。しかしながら、2つのケース40,41の固定方法は螺子締結に限定されるものではない。例えば、対をなす嵌合突起及び嵌合溝による嵌合を採用することもできる。
本実施形態では、共通の螺子50により、回路基板11を基板梱包具12に固定するとともに、回路基板11及び基板梱包具12を第2ケース41に固定する例を示した。しかしながら、回路基板11を基板梱包具12に固定する螺子と、回路基板11及び基板梱包具12を第2ケース41に固定する螺子とを分けても良い(別個のものとしても良い)。また、回路基板11と第1成形体30を固定する螺子と、回路基板11と第2成形体31を固定する螺子を分けても良い。さらには、第2成形体31を第2ケース41に固定する螺子、回路基板11を第2ケース41に固定する螺子、第1成形体30を第2ケース41に固定する螺子を分けても良い。
また、回路基板11、基板梱包具12、筐体13の構造は、上記例に限定されるものではない。例えば、第1実施形態や第2実施形態において、第2ケース41の第1凹部41bが、第2凹部41cとフラットな構成、すなわち、縁部41aを基準として2段の凹構造としても良い。
10・・・電子装置
11・・・回路基板
12・・・基板梱包具
13・・・筐体
30・・・第1成形体
31・・・第2成形体
30a,31a・・・縁部
40・・・第1ケース
41・・・第2ケース
40a,41a・・・縁部
S1・・・第1内部空間

Claims (10)

  1. 第1主面及び該第1主面の裏面である第2主面の少なくとも一方に電子部品が実装された回路基板と、
    前記回路基板を第1内部空間に収容し、前記回路基板の電磁波シールドを行う基板梱包具と、
    前記回路基板の厚さ方向に開閉可能に構成され、前記回路基板に対して第1主面側に配置される第1ケースと前記第2主面側に配置される第2ケースとを有し、前記第1ケースと前記第2ケースを組み付けた状態で形成される第2内部空間に、前記回路基板を含む前記基板梱包具を収容する樹脂筐体と、を備える電子装置であって、
    前記基板梱包具は、樹脂織布を金属メッキした導電性織布の成形体としての、前記回路基板の第1主面側を覆う第1成形体、及び、前記回路基板の第2主面側を覆う第2成形体からなり、
    前記第1成形体における環状の縁部と、前記第2成形体における環状の縁部が、前記厚さ方向において互いに重なり合うとともに、前記第1ケース及び前記第2ケースにより挟持されていることを特徴とする電子装置。
  2. 第1主面及び該第1主面の裏面である第2主面の少なくとも一方に電子部品が実装された回路基板と、
    前記回路基板を第1内部空間に収容し、前記回路基板の電磁波シールドを行う基板梱包具と、
    前記回路基板の厚さ方向に開閉可能に構成され、前記回路基板に対して第1主面側に配置される第1ケースと前記第2主面側に配置される第2ケースとを有し、前記第1ケースと前記第2ケースを組み付けた状態で形成される第2内部空間に、前記回路基板を含む前記基板梱包具を収容する樹脂筐体と、を備える電子装置であって、
    前記基板梱包具は、樹脂織布を金属メッキした導電性織布の成形体からなり、
    前記成形体は、前記回路基板の第1主面側を覆う部位と、前記回路基板の第2主面側を覆う部位とが一体成形されており、
    前記成形体における、前記第1主面側を覆う部位の縁部と、前記第2主面側を覆う部位の縁部が、前記厚さ方向において互いに重なり合うとともに、前記第1ケースと前記第2ケースを組み付けた状態で、前記第1ケース及び前記第2ケースにより挟持されていることを特徴とする電子装置。
  3. 第1主面及び該第1主面の裏面である第2主面のうち、前記第1主面に電子部品が実装された回路基板と、
    前記回路基板を第1内部空間に収容し、前記回路基板の電磁波シールドを行う基板梱包具と、
    前記回路基板の厚さ方向に開閉可能に構成され、前記回路基板に対して第1主面側に配置される第1ケースと前記第2主面側に配置される第2ケースとを有し、前記第1ケースと前記第2ケースを組み付けた状態で形成される第2内部空間に、前記回路基板を含む前記基板梱包具を収容する樹脂筐体と、を備える電子装置であって、
    前記基板梱包具は、前記回路基板の第1主面側を覆う部位として、樹脂織布を金属メッキした導電性織布の成形体を有するともに、前記回路基板の第2主面側を覆う部位として、金属板を有し、
    前記基板梱包具において、前記成形体における環状の縁部と、前記金属板における環状の縁部が、前記厚さ方向において互いに重なり合うとともに、前記第1ケースと前記第2ケースを組み付けた状態で、前記第1ケース及び前記第2ケースにより挟持されていることを特徴とする電子装置。
  4. 前記第1ケースにおける前記基板梱包具の挟持部位及び前記第2ケースにおける前記基板梱包具の挟持部位のうち、前記回路基板との間に前記成形体が介在される一方に、複数の凸部が、所定の間隔で設けられていることを特徴とする請求項1〜3いずれか1項に記載の電子装置。
  5. 前記第1ケース及び前記第2ケースは、複数の固定部位により、互いに組み付けられて前記樹脂筐体をなしており、
    前記凸部は、互いに隣接する前記固定部位の間にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項4に記載の電子装置。
  6. 前記回路基板には、金属材料からなり、前記回路基板のGNDパターンと、前記導電性織布とを電気的に接続する接点ばねが実装されていることを特徴とする請求項1〜5いずれか1項に記載の電子装置。
  7. 前記樹脂筐体は、前記接点ばねとの対向部位に、前記接点ばねとの間に介在される前記導電性織布を押圧するための凸部を有することを特徴とする請求項6に記載の電子装置。
  8. 前記接点ばねは、前記回路基板に実装されたコネクタの周辺に設けられていることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の電子装置。
  9. 前記成形体が、圧空成形により形成されてなることを特徴とする請求項1〜8いずれか1項に記載の電子装置。
  10. 前記成形体は、樹脂織布を金属メッキした導電性織布と、樹脂織布からなる非導電性織布との積層織布を成形してなり、
    前記導電性織布が、前記基板梱包具の内面をなすことを特徴とする請求項1〜9いずれか1項に記載の電子装置。
JP2009120266A 2009-05-18 2009-05-18 電子装置 Expired - Fee Related JP5287492B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009120266A JP5287492B2 (ja) 2009-05-18 2009-05-18 電子装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009120266A JP5287492B2 (ja) 2009-05-18 2009-05-18 電子装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010267927A true JP2010267927A (ja) 2010-11-25
JP5287492B2 JP5287492B2 (ja) 2013-09-11

Family

ID=43364630

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009120266A Expired - Fee Related JP5287492B2 (ja) 2009-05-18 2009-05-18 電子装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5287492B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011198861A (ja) * 2010-03-17 2011-10-06 Sony Computer Entertainment Inc 電子機器
WO2020022242A1 (ja) * 2018-07-26 2020-01-30 日本精機株式会社 制御装置
JPWO2019220166A1 (ja) * 2018-05-18 2021-05-27 日産自動車株式会社 シールド筐体
CN113841469A (zh) * 2019-05-31 2021-12-24 日立安斯泰莫株式会社 电子控制装置
WO2023162527A1 (ja) * 2022-02-25 2023-08-31 株式会社リケン 電子機器ケース
WO2024009500A1 (ja) * 2022-07-08 2024-01-11 日立Astemo株式会社 電子制御装置、及び、電子制御装置の製造方法

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04196196A (ja) * 1990-11-26 1992-07-15 Hitachi Ltd 電子機器の電磁波シールド構造
JPH05347493A (ja) * 1992-06-15 1993-12-27 Suzuki Sogyo Co Ltd 電磁波シールド材並びにその成形方法
JPH0666135U (ja) * 1993-02-26 1994-09-16 サンクス株式会社 光電センサ
JPH07202466A (ja) * 1993-12-16 1995-08-04 Schlegel Corp シールド包被及び、シールド電子機器
JPH07237243A (ja) * 1994-02-28 1995-09-12 Fujitsu Ltd 電波シールドハウジング
JPH08274486A (ja) * 1995-03-31 1996-10-18 Canon Inc 電子機器
JPH10308590A (ja) * 1997-05-01 1998-11-17 Meidensha Corp 電子機器
JP2000059089A (ja) * 1998-08-12 2000-02-25 Suzuki Sogyo Co Ltd 導電性複合体およびその製造方法
JP2003273562A (ja) * 2002-03-13 2003-09-26 Murata Mfg Co Ltd 電磁波シールドシートおよび電子機器
JP2007227767A (ja) * 2006-02-24 2007-09-06 Optrex Corp 電子機器の電磁シールド構造
JP2008118116A (ja) * 2006-10-13 2008-05-22 Toray Ind Inc ノイズ抑制シート

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04196196A (ja) * 1990-11-26 1992-07-15 Hitachi Ltd 電子機器の電磁波シールド構造
JPH05347493A (ja) * 1992-06-15 1993-12-27 Suzuki Sogyo Co Ltd 電磁波シールド材並びにその成形方法
JPH0666135U (ja) * 1993-02-26 1994-09-16 サンクス株式会社 光電センサ
JPH07202466A (ja) * 1993-12-16 1995-08-04 Schlegel Corp シールド包被及び、シールド電子機器
JPH07237243A (ja) * 1994-02-28 1995-09-12 Fujitsu Ltd 電波シールドハウジング
JPH08274486A (ja) * 1995-03-31 1996-10-18 Canon Inc 電子機器
JPH10308590A (ja) * 1997-05-01 1998-11-17 Meidensha Corp 電子機器
JP2000059089A (ja) * 1998-08-12 2000-02-25 Suzuki Sogyo Co Ltd 導電性複合体およびその製造方法
JP2003273562A (ja) * 2002-03-13 2003-09-26 Murata Mfg Co Ltd 電磁波シールドシートおよび電子機器
JP2007227767A (ja) * 2006-02-24 2007-09-06 Optrex Corp 電子機器の電磁シールド構造
JP2008118116A (ja) * 2006-10-13 2008-05-22 Toray Ind Inc ノイズ抑制シート

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011198861A (ja) * 2010-03-17 2011-10-06 Sony Computer Entertainment Inc 電子機器
JPWO2019220166A1 (ja) * 2018-05-18 2021-05-27 日産自動車株式会社 シールド筐体
WO2020022242A1 (ja) * 2018-07-26 2020-01-30 日本精機株式会社 制御装置
CN113841469A (zh) * 2019-05-31 2021-12-24 日立安斯泰莫株式会社 电子控制装置
CN113841469B (zh) * 2019-05-31 2024-01-02 日立安斯泰莫株式会社 电子控制装置
WO2023162527A1 (ja) * 2022-02-25 2023-08-31 株式会社リケン 電子機器ケース
JP7427348B2 (ja) 2022-02-25 2024-02-05 株式会社リケン 電子機器ケース
WO2024009500A1 (ja) * 2022-07-08 2024-01-11 日立Astemo株式会社 電子制御装置、及び、電子制御装置の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5287492B2 (ja) 2013-09-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9705553B2 (en) Mobile terminal with waterproof sheet and manufacturing method
JP5287492B2 (ja) 電子装置
JP7030136B2 (ja) 自動車用カメラモジュール、カメラモジュールの使用方法、及びその組立方法
US8773867B2 (en) Camera module for shielding EMI
US20130058059A1 (en) Electromagnetic wave shielding case
US9345134B2 (en) Printed wiring board
JP2004006899A (ja) 電気装置
JP2007317968A (ja) 電子制御装置
WO2006057424A1 (ja) シールド付きコネクタおよび回路基板装置
JPH11220235A (ja) 3次元複合立体回路基板
JP5417984B2 (ja) 電子装置
US20080066953A1 (en) Circuit board assembly and manufacturing method thereof, electronic part assembly and manufacturing method thereof, and electronic device
JP2002216886A (ja) 車載電子機器
JP6790902B2 (ja) 電子装置
JP5115518B2 (ja) 電子装置
US20140334109A1 (en) Electronic Component Module and Method of Manufacturing the Same
JPH1098275A (ja) 回路基板モジュールとその回路基板モジュールを内蔵した電子機器
EP2239779B1 (en) Flexible image-sensing module with anti-EMI function
CN210340322U (zh) 一种电子器件的封装结构
KR20100082180A (ko) 전자파 차폐 기능을 갖는 전자 장치
JP2012146823A (ja) シールド方法及電子機器
US11439011B2 (en) Electronic device module and method of manufacturing electronic device module
JP2011199023A (ja) 基板アセンブリ及び基板アセンブリを備える電子機器
US20220408569A1 (en) Electronic control device
KR102319021B1 (ko) 리셉터클 커넥터

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110627

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120912

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120918

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121109

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130507

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130520

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees