JPH10308590A - 電子機器 - Google Patents
電子機器Info
- Publication number
- JPH10308590A JPH10308590A JP11368297A JP11368297A JPH10308590A JP H10308590 A JPH10308590 A JP H10308590A JP 11368297 A JP11368297 A JP 11368297A JP 11368297 A JP11368297 A JP 11368297A JP H10308590 A JPH10308590 A JP H10308590A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet metal
- metal plate
- conductive layer
- housing
- printed board
- Prior art date
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- Pending
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- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 シールド処理を安価に実現する。
【解決手段】 絶縁性のハウジング4内に固定された板
金プレート5に電子機器のプリント板2を取り付け、導
電層と絶縁層からなるシールドフィルム9を板金プレー
ト5にプリント板2を囲むとともに導電層が板金プレー
ト5に接触するように取り付ける。
金プレート5に電子機器のプリント板2を取り付け、導
電層と絶縁層からなるシールドフィルム9を板金プレー
ト5にプリント板2を囲むとともに導電層が板金プレー
ト5に接触するように取り付ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、液晶表示装置、
パソコン、パネルコンピュータなどの電子機器に関し、
特にそのシールド構造に関するものである。
パソコン、パネルコンピュータなどの電子機器に関し、
特にそのシールド構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ノートパソコン等の小形軽量なコ
ンピュータ装置などにおいては、内部のCPU等から発
生する電磁的なノイズを放射しないように、回路だけで
なくハウジングについても種々のシールド処理をしてい
る。
ンピュータ装置などにおいては、内部のCPU等から発
生する電磁的なノイズを放射しないように、回路だけで
なくハウジングについても種々のシールド処理をしてい
る。
【0003】図3は従来のコンピュータ装置などの電子
機器の縦断正面図を示し、1は二分割構造のハウジング
であり、一方の面に開口1aを有する。2はハウジング
1内にハウジング1のボス部1bを介して取り付けられ
たコントローラなどのプリント板、3は開口1aの内側
に取り付けられた液晶表示部である。そして、ハウジン
グ1については、プラスチック等の絶縁性材料により形
成し、NiやCuなどのメッキを施して導電性を持たせ
たもの、同じく非導電性のハウジング1の内面に導電塗
装を施したもの、非導電性のハウジング1の内側に板金
製ケースを設けたもの、あるいはハウジング1に金属性
の繊維や粉末を混入し、導電性を持たせたものなどがあ
る。
機器の縦断正面図を示し、1は二分割構造のハウジング
であり、一方の面に開口1aを有する。2はハウジング
1内にハウジング1のボス部1bを介して取り付けられ
たコントローラなどのプリント板、3は開口1aの内側
に取り付けられた液晶表示部である。そして、ハウジン
グ1については、プラスチック等の絶縁性材料により形
成し、NiやCuなどのメッキを施して導電性を持たせ
たもの、同じく非導電性のハウジング1の内面に導電塗
装を施したもの、非導電性のハウジング1の内側に板金
製ケースを設けたもの、あるいはハウジング1に金属性
の繊維や粉末を混入し、導電性を持たせたものなどがあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の電子機
器においては、ハウジング1などに導電性を持たせるこ
とにより電磁ノイズに対するシールド効果を持たせてい
るが、ハウジング1にNiやCuのメッキを施すものは
工程が複雑でコスト高となり、ハウジング1の内面に導
電塗装を施すものはやはり工程が複雑でコスト高とな
り、ハウジング1の内側に板金製ケースを設けるもの
は、複雑な形状に対応するために板金製ケースの成形型
が必要となって高価となり、ハウジング1に金属性の繊
維や粉末を混入するものは材料が特殊でやはり高価にな
った。
器においては、ハウジング1などに導電性を持たせるこ
とにより電磁ノイズに対するシールド効果を持たせてい
るが、ハウジング1にNiやCuのメッキを施すものは
工程が複雑でコスト高となり、ハウジング1の内面に導
電塗装を施すものはやはり工程が複雑でコスト高とな
り、ハウジング1の内側に板金製ケースを設けるもの
は、複雑な形状に対応するために板金製ケースの成形型
が必要となって高価となり、ハウジング1に金属性の繊
維や粉末を混入するものは材料が特殊でやはり高価にな
った。
【0005】この発明は上記のような課題を解決するた
めに成されたものであり、シールド処理を安価にするこ
とができる電子機器を得ることを目的とする。
めに成されたものであり、シールド処理を安価にするこ
とができる電子機器を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電子機器
は、絶縁性のハウジング内に固定された板金プレート
と、板金プレートに取り付けられた電子機器のプリント
板と、導電層と絶縁層を積層してなり、プリント板を囲
むとともに、導電層が板金プレートと接触するように板
金プレートに取り付けられたシールドフィルムを設けた
ものである。
は、絶縁性のハウジング内に固定された板金プレート
と、板金プレートに取り付けられた電子機器のプリント
板と、導電層と絶縁層を積層してなり、プリント板を囲
むとともに、導電層が板金プレートと接触するように板
金プレートに取り付けられたシールドフィルムを設けた
ものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面とともに説明する。図1(a),(b)はこの実施形
態による電子機器の縦断正面図及び要部縦断側面図を示
し、4は二分割構造のハウジングであり、一方の面に開
口4aを有するとともに、プラスチックなどの絶縁性材
料により形成されている。5はハウジング4内にハウジ
ング4のボス部4bを介してボルト6により締着された
アルミニウムなどからなる板金プレートであり、プリン
ト板2は絶縁スペーサ7を介してボルト8により板金プ
レート5に一面が対向するように締着されている。
面とともに説明する。図1(a),(b)はこの実施形
態による電子機器の縦断正面図及び要部縦断側面図を示
し、4は二分割構造のハウジングであり、一方の面に開
口4aを有するとともに、プラスチックなどの絶縁性材
料により形成されている。5はハウジング4内にハウジ
ング4のボス部4bを介してボルト6により締着された
アルミニウムなどからなる板金プレートであり、プリン
ト板2は絶縁スペーサ7を介してボルト8により板金プ
レート5に一面が対向するように締着されている。
【0008】9は図2(a)に示すように、アルミ箔、
鉄系(パーマロイ)フィルム、銅フィルムなどの導電層
9aとポリエステルフィルムなどの樹脂フィルムからな
る絶縁層9bを積層(ラミネート)して形成されたシー
ルドフィルムであり、展開すると図2(b)に示すよう
になる。即ち、四角な中央部9eの各辺にそれぞれ四つ
の面9f〜9iが接続された形状となっており、中央部
9eと各面9f〜9iとの境界線部分10で絶縁層9b
側に90度で折曲し、次に各面9f〜9iにおける点線
部分11で導電層9a側に90度折曲し、最後に点線部
分12で絶縁層9b側に180度折曲し、図2(a)に
示す形状とする。各面9f〜9iの先端側(折り重ねた
部分)では導電層9a及び絶縁層9bにそれぞれ挿通孔
9c,9dが適宜設けられており、シールドフィルム9
をプリント板2をおおうように配置し、ボルト13を挿
通孔9c,9dに挿通し、板金プレート5に締着するこ
とにより、シールドフィルム9を板金プレート5に取り
付ける。この際、板金プレート5と導電層9bは電気的
に接続される。
鉄系(パーマロイ)フィルム、銅フィルムなどの導電層
9aとポリエステルフィルムなどの樹脂フィルムからな
る絶縁層9bを積層(ラミネート)して形成されたシー
ルドフィルムであり、展開すると図2(b)に示すよう
になる。即ち、四角な中央部9eの各辺にそれぞれ四つ
の面9f〜9iが接続された形状となっており、中央部
9eと各面9f〜9iとの境界線部分10で絶縁層9b
側に90度で折曲し、次に各面9f〜9iにおける点線
部分11で導電層9a側に90度折曲し、最後に点線部
分12で絶縁層9b側に180度折曲し、図2(a)に
示す形状とする。各面9f〜9iの先端側(折り重ねた
部分)では導電層9a及び絶縁層9bにそれぞれ挿通孔
9c,9dが適宜設けられており、シールドフィルム9
をプリント板2をおおうように配置し、ボルト13を挿
通孔9c,9dに挿通し、板金プレート5に締着するこ
とにより、シールドフィルム9を板金プレート5に取り
付ける。この際、板金プレート5と導電層9bは電気的
に接続される。
【0009】又、図1(b)に示すようにプリント板2
にはコネクタ取付部2aが設けられており、一方、シー
ルドフィルム9の面9fでは一部が境界線部分10まで
切截されて切截部9jが形成され、切截部9jには挿通
孔9kが設けられる。そして、切截部9jを境界線部分
10で絶縁層9b側に90度折曲した後、その先端側を
絶縁層9b側に折り重ねる。又、板金プレート5では折
曲部5aを形成し、折曲部5aにも挿通孔5bを設け、
板金プレート5には別に挿通孔5cを設ける。コネクタ
取付部2aは挿通孔9k,5bを挿通させ、その端部に
は挿通孔5cを挿通したリード線のコネクタを接続す
る。こうして、コネクタ取付部2aにおいてもシールド
フィルム9により支障なくプリント板2をおおうことが
できる。
にはコネクタ取付部2aが設けられており、一方、シー
ルドフィルム9の面9fでは一部が境界線部分10まで
切截されて切截部9jが形成され、切截部9jには挿通
孔9kが設けられる。そして、切截部9jを境界線部分
10で絶縁層9b側に90度折曲した後、その先端側を
絶縁層9b側に折り重ねる。又、板金プレート5では折
曲部5aを形成し、折曲部5aにも挿通孔5bを設け、
板金プレート5には別に挿通孔5cを設ける。コネクタ
取付部2aは挿通孔9k,5bを挿通させ、その端部に
は挿通孔5cを挿通したリード線のコネクタを接続す
る。こうして、コネクタ取付部2aにおいてもシールド
フィルム9により支障なくプリント板2をおおうことが
できる。
【0010】上記実施形態においては、シールドフィル
ム9は成形が容易であり、簡単な成形型を用いて簡単に
製作することができ、安価にすることができる。しか
も、導電層9aを板金プレート5に密着させて取り付け
るので、シールド効果を高めることもできる。
ム9は成形が容易であり、簡単な成形型を用いて簡単に
製作することができ、安価にすることができる。しか
も、導電層9aを板金プレート5に密着させて取り付け
るので、シールド効果を高めることもできる。
【0011】なお、シールドフィルム9を板金プレート
5にボルト13により取り付けたが、ナイロンリベット
などのような留め金具、締め金具を用いてもよい。又、
ハウジング4の開口4aの内側には液晶表示部3が取り
付けられている。
5にボルト13により取り付けたが、ナイロンリベット
などのような留め金具、締め金具を用いてもよい。又、
ハウジング4の開口4aの内側には液晶表示部3が取り
付けられている。
【0012】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、プリン
ト板を板金プレートとシールドフィルムによりおおって
おり、板金プレート及びシールドフィルムは共に製作容
易で安価にすることができる。しかも、シールドフィル
ムの導電層を板金プレートと接触させており、シールド
効果も向上することができる。
ト板を板金プレートとシールドフィルムによりおおって
おり、板金プレート及びシールドフィルムは共に製作容
易で安価にすることができる。しかも、シールドフィル
ムの導電層を板金プレートと接触させており、シールド
効果も向上することができる。
【図1】この発明による電子機器の縦断正面図及び要部
縦断側面図である。
縦断側面図である。
【図2】この発明によるシールドフィルムの縦断面図及
び展開図である。
び展開図である。
【図3】従来の電子機器の縦断正面図である。
2…プリント板 4…ハウジング 5…板金プレート 9…シールドフィルム 9a…導電層 9b…絶縁層
Claims (1)
- 【請求項1】 絶縁性のハウジング内に固定された板金
プレートと、板金プレートに取り付けられた電子機器の
プリント板と、導電層と絶縁層を積層してなり、プリン
ト板を囲むとともに、導電層が板金プレートと接触する
ように板金プレートに取り付けられたシールドフィルム
を備えたことを特徴とする電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11368297A JPH10308590A (ja) | 1997-05-01 | 1997-05-01 | 電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11368297A JPH10308590A (ja) | 1997-05-01 | 1997-05-01 | 電子機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10308590A true JPH10308590A (ja) | 1998-11-17 |
Family
ID=14618515
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11368297A Pending JPH10308590A (ja) | 1997-05-01 | 1997-05-01 | 電子機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10308590A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010267929A (ja) * | 2009-05-18 | 2010-11-25 | Denso Corp | 電子装置 |
JP2010267927A (ja) * | 2009-05-18 | 2010-11-25 | Denso Corp | 電子装置 |
JP2013092608A (ja) * | 2011-10-25 | 2013-05-16 | Funai Electric Co Ltd | 表示装置およびテレビジョン装置 |
JP2022091677A (ja) * | 2020-12-09 | 2022-06-21 | ザ・ユーエムエス・カンパニー・リミテッド | Rf方式の超小型モーションセンサーモジュール |
-
1997
- 1997-05-01 JP JP11368297A patent/JPH10308590A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010267929A (ja) * | 2009-05-18 | 2010-11-25 | Denso Corp | 電子装置 |
JP2010267927A (ja) * | 2009-05-18 | 2010-11-25 | Denso Corp | 電子装置 |
JP2013092608A (ja) * | 2011-10-25 | 2013-05-16 | Funai Electric Co Ltd | 表示装置およびテレビジョン装置 |
JP2022091677A (ja) * | 2020-12-09 | 2022-06-21 | ザ・ユーエムエス・カンパニー・リミテッド | Rf方式の超小型モーションセンサーモジュール |
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