JP2010222832A - 道路用標示体および押圧装置 - Google Patents

道路用標示体および押圧装置 Download PDF

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Abstract

【課題】柱状の本体部とベース部とを着脱させて行う組み立て作業や交換作業を簡易に行うことができる道路用標示体を提供する。
【解決手段】柱形状の本体部の下端に本体係合部を形成し、ベース部の上面の凹部に前記本体係合部と係合可能な本体係止部を設け、前記凹部の側壁には、前記本体部の下端部を側方から出入自在に挿入できる挿入口と、これを塞ぐ蓋部6とを備えさせ、この蓋部6に前記凹部の側壁に設けた蓋係止部58に係合可能な蓋係合部68を設けて、前記挿入口に着脱自在に取り付け可能に形成する。
そして、前記本体部の本体係合部を前記本体係止部に係合させ、前記挿入口を前記蓋部によって塞ぐ。ベース部の凹部に挿入固定させる前記本体部を挿入させる挿入口を側方から挿入させるように形成するので、ベース部から本体部を着脱させるときにベース部をあらかじめ設置面から取り外す必要がない。
【選択図】 図8

Description

本発明は道路における車線のセンターライン標示、車線誘導標示あるいは交通規制誘導標示などを目的として、道路に立設して設置される道路用標示体と、その交換作業などに用いる押圧装置に関するものである。
センターライン等に設置される従来の道路用標示体は、その設置場所の状況や目的に応じて、種々の形状のものが製造されて利用されており、これらに関連する発明も開示されている。
例えば特許文献1において、車両の衝突時に曲がり変形する円筒状のポールと、該ポールが上方から装着されて該ポールを立設支持すべく路面に設置されるベースとを備え、ポールの下端部には径方向外方に突出する突部が設けられ、ベースはポールの下端部の外周面を支持する支持面を有し、該支持面にはポールの突部が上方から挿入される第一凹部と該第一凹部から周方向に伸びて突部が進入可能な第二凹部とが形成されていることを特徴とする可倒式標示柱が本件出願人によって出願されて公開されている。
本件は、これとは別の方法によって柱状の本体部とベース部とを着脱自在に形成した道路用標示体を提案するものである。
特開2007−177607号号公報
上記特許文献1の標示体を組み立てる場合には、ポールをベースへ挿入した状態から周方向へ所定角度回転操作した後、ベースとポールとを貫通するように複数のネジをそれぞれ、両者間に渡るようにねじ込むという作業を必要とするものであった。
また、破損したポールを新たなポールに取り替える場合には、ベースとポールとを貫通している複数のネジの全てを緩めてベースからポールを取り外してから、新たなポールをベースに挿入して複数のネジを再度ねじ込むという作業を必要とするものであり、多少手間がかかるものであった。
そこで本発明は、組み立て作業や交換作業を簡易に行うことができる道路用標示体とこれらの作業に用いる押圧装置を提供するものである。
上記目的を達成するため、本発明は以下のような構成としている。
すなわち本発明に係る道路用標示体は、柱形状に形成された本体部と、該本体部と別体に形成されたベース部とを備えた道路用標示体であって、
前記本体部の下端には本体係合部が形成され、
前記ベース部の上面には前記本体部の外周側面の形状に窪んだ凹部が形成され、
該凹部には前記本体係合部と係合可能な本体係止部が設けられ、
前記凹部の側壁には、前記本体部の下端部が側方から出入自在に挿入可能な挿入口と、該挿入口を塞ぐ蓋部とが備えられ、
該蓋部には前記凹部の側壁に設けた蓋係止部に係合可能な蓋係合部が設けられ、前記挿入口に着脱自在に取り付け可能に形成されており、
前記ベース部の挿入口から挿入された前記本体部の本体係合部が前記本体係止部に係合されるとともに、
前記挿入口が前記蓋部によって塞がれて、前記本体部と前記ベース部とが固定されていることを特徴としている。
本発明に係る道路用標示体によれば、前記ベース部の凹部に挿入固定させる前記本体部挿入させる挿入口を、前記本体部を側方から挿入させるように形成するので、前記本体部を上方から挿入させるように挿入口を形成させる場合と比較して、前記本体部に対して上下方向に働く力への耐久性が向上するように前記本体係合部や前記本体係止部を形成することができ、前記本体部が前記ベース部から抜けてしまうような問題を抑制することができる。
また同様に、前記本体部を前記ベース部の下方から挿入させるように挿入口を形成させる場合と比較したときには、ベース部から本体部を着脱させるときにベース部をあらかじめ設置面から取り外す必要がなく、ベース部を設置面に固定させたまま本体部を着脱して交換などを行うことができるので、着脱の際の作業が容易なものにできる。
また、前記挿入口を塞ぐ前記蓋部に、前記凹部の側壁に設けた蓋係止部に係合可能な蓋係合部を設け、前記挿入口に前記蓋部を着脱自在に取り付け可能に形成するので、前記ベース部から前記本体部を着脱させるために、前記蓋部を前記挿入から取り外す際に、蓋係合部と蓋係止部との係合を解除させればよいので、作業を容易なものにできる。
また、前記蓋係合部を、該蓋係合部への押圧により変位して、前記蓋係止部との係合を解除するように形成すれば、容易に蓋係合部と蓋係止部の係合を解除できるので、作業を
容易なものとすることができ好ましい。
また、棒状の押圧部を備え、前記ベース部の外側面から係止部に至るように形成された貫通穴に前記押圧部を挿入させて、前記蓋係合部を突出方向から押圧する押圧装置を用いれば、ベース部に固定した蓋部の蓋係合部を簡単に押圧できるので、蓋部の取り外しを容易に行うことができる。
本発明に係る道路用標示体と押圧装置によれば、柱状の本体部とベース部との着脱作業を簡易に行うことができる。
本発明に係る道路用標示体の実施の一形態を示す、平面図と正面図である。 図1の道路用標示体の本体部を示す図である。 図2のA−A断面図である。 図1の道路用標示体のベース部を示す、(イ)は平面図であり、(ロ)は側面図である。 図4のベース部から蓋部を取り外したベース台部を示す、(イ)は平面図であり、(ロ)は正面図であり、(ハ)は側面図である。 図5の断面図であり、(イ)はA−A断面図であり、(ロ)はB−B断面図である。 図4のベース部の蓋部を示す、(イ)は平面図であり、(ロ)は正面図であり、(ハ)は側面図であり、(ニ)は底面図である。 図4のベース部に図2の本体を取り付けた状態を示す、(イ)は図1のB−B断面図であり、(ロ)は図1のA−A断面図である。 本体部の係合部を押圧する治具の実施の一形態を示す図である。 図9の治具を開いた状態を示す図である。 図9の治具をベース部に挿入させている状況を示す図である。
本発明の実施の形態を図面に基づき具体的に説明する。
図面において、1は道路用標示体の本体部であり、Bはベース部である。
本発明に係る道路用標示体は、ベース部Bの上端面に設けた凹部に本体部1の下端を挿入し固定して構成されている。
最初に図2〜図3によって本体部1について説明する。
本体部1は、円筒形の中空柱状体に形成された柱部2の上端と下端を塞ぐようにそれぞれキャップ部3と本体台部4とが固定されて形成されている。柱部2の外側面には入射光に対して平行に出射光を反射する再帰反射性を有する反射シート21が被着されている。
本体部1は車両などに踏み倒された後に元の状態に復元する可撓性を有するように、柱部2を熱可塑性ポリウレタン樹脂で形成しているが、これに限らず、軟質ポリオレフィン、エラストマーなどを好適に用いることができる。
本実施形態ではキャップ部3は柱部2に融着によって固定されており、その材質は柱部と同じ熱可塑性ポリウレタン樹脂で形成している。キャップ部3と柱部2とはこれに限らず接着や嵌合などの方法でも固定でき、その材質も適宜選択可能である。
キャップ部3の上端には、空気抜き孔31がその上面から下面に貫通させて形成されている。空気抜き孔31を設けることで、本体部1が車両等に踏みつけられて潰れる際に、中空柱状体の柱部2の中空部22内部の空気が空気抜き孔31から排出されるので、本体部1が内部の空気の圧力の上昇によって破裂することが防止される。
本体台部4は略円柱形状に形成されており、その外周側面42の下端部分において、径の外側方向に突出する本体係合部43が全周に亘る突条形状に形成されている。
外周側面42は柱部2の内周側面23に対応した形状に形成されている。この本体台部4を柱部2の中に入れ、柱部2の下端が本体係合部43の上面に当接するまで挿入させ、外周側面42と柱部2の内周側面23とを融着させて、柱部2と本体台部4とを固定している。柱部2と本体台部4との固定は融着に限らず、接着剤等によって行ってもよい。
本体台部4の材質には、軟質な合成樹脂を好適に用いることができ、軟質ポリオレフィン、エラストマー、熱可塑性ポリウレタン樹脂などを用いることができ、本実施形態では熱可塑性ポリウレタン樹脂を用いて形成している。
本体台部4の上面には、補強筒25を挿入する環状の補強筒挿入溝45が形成されている。
補強筒25は、柱部2の内径より若干小さい外径を有する円筒状に成形されており、本体台部4と同心円形状に形成されている。
補強筒25の材質は、成型の容易さおよび車両等の踏みつけに対する復元性、耐久性等を考慮すると、熱可塑性ポリウレタンや軟質ポリオレフィン、エラストマーなどが好適である。
補強筒25は、補強筒挿入溝45に挿入され融着されて固定されている。
柱部2とともに補強筒25を本体台部4に固定させることで、本体部1の上を車両が通過するなどして柱部2が折れ曲がる場合に、柱部2の根本部分にかかる応力を補強筒25に分散させて、耐久性を向上させることができる。
また、本体台部4の上面には、本体台部4と同心円形状に窪んだ本体凹部44が形成されている。
本体凹部44は、補強筒挿入溝45の内側に形成されており、その底面までの深さが補強筒挿入溝45と同程度の深さとなるような大きさに形成されている。
上記のように本体凹部44を形成することで、本体台部4を側方から押圧したときに、本体凹部44が潰れて補強筒25と柱部2とが径方向内側へたわみ、押圧した箇所がやや縮径するように変形するよう構成できる。
本実施形態では、本体凹部44を設けて、本体部1の下端が押圧により変形するように形成させているが、柱部2および本体台部4の材質の選定などによって、本体凹部44を設けなくとも本体部1の下端が押圧による変形できれば、本体凹部44を設けなくともよい。
図4は図1の道路用標示体のベース部Bを示す、(イ)は平面図であり、(ロ)は側面図である。
ベース部Bは扁平な円錐台形状に形成されており、その上面の中央には凹部51が設けられている。
凹部51の内周側面は、前記本体部1の柱部2の外周側面と略同じ大きさの円周形状に形成されている。
また凹部51の内周側面の下端には、側方へ溝状に窪む本体係止部53が全周に亘って形成されている。
本体係止部53は、前記本体台部4の本体係合部43に対応した形状に形成されており、本体係止部53の内部に本体係合部43を収納させ、凹部51の内部に本体部1の下端を収納させて、ベース部Bと本体部1とを固定可能に形成させている。
ベース部Bの材質としては硬質な合成樹脂を好適に用いることができる。一例として、ポリエチレン、ポリプロピレン、ABS樹脂、ASA樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂などを用いることができ、本実施形態では耐候性の良いASA樹脂を用いて形成している。
前記のベース部Bは、ベース台部5と蓋部6とを係合させて固定して構成させている。
具体的には、ベース台部5には、凹部51の側壁の一部を正面方向に水平に切り欠き、挿入口52が形成されている。蓋部6は切り欠かれた前記凹部51の側壁とそこに形成された本体係止部53とを構成する形状に形成されており、蓋部6をベース台部5に固定させて前記挿入口52を塞ぐように構成されている。
ベース台部5の挿入口52は、本体部1の下端をベース台部5の正面方向から挿入させて、凹部51と本体係止部53の内部に収納可能に形成されている。
図5は図4のベース部Bから蓋部6を取り外したベース台部5を示す、(イ)は平面図であり、(ロ)は正面図であり、(ハ)は側面図であり、図6は図5の断面図であり、(イ)はA−A断面図であり、(ロ)はB−B断面図である。
ベース台部5には、凹部51の底面からベース部台5の下面に至るように貫通するボルト装着穴55が設けられている。
ボルト装着穴55は円形のベース台部5の下面の中央に円形の断面形状に形成されており、六角ボルトを用いたアンカーボルト8の雄ねじ部82が挿通可能な大きさに形成されている。ボルト装着穴55の上端縁は横方向に拡幅するように設けられた拡幅部56が形成されており、拡幅部56は平面視において凹部51の底面が六角形に窪むように設けられている。拡幅部56の内周形状はアンカーボルト8の六角柱形状をした六角頭部81の外周形状よりも若干大きく形成され、拡幅部56の底面から凹部51の底面までの大きさも、六角頭部81の上面から下面までの大きさよりも若干大きく形成されている。
このボルト装着穴55にアンカーボルト8の雄ねじ部82を挿通させ、このアンカーボルト8の六角頭部81を拡幅部56の内部に収納して、アンカーボルト8をベース部5に取り付けている。
上記のようにアンカーボルト8をベース部5に取り付けているので、合成樹脂製のベース部5からアンカーボルト8を容易に取り外して分別することが可能となっている。
ベース台部5には、その外側面から凹部51の内周側面に直線的に至る貫通穴57が2箇所水平に形成されている。
貫通穴57は、その断面が長方形の形状に形成されており、平面視においてそれぞれ挿入口52の端から等距離で、かつベース台部5の中心を通る直線上にそれぞれ配されるように形成されている。
また、貫通穴57は正面視および側面視において、凹部51の内周側面における開口部分が本体係止部53の上方に隣接するように形成されている。
ベース台部5の挿入口52は、凹部51の円形の中心から側方にずれて形成されているので、挿入口52の開口部分の大きさは、凹部51の径の大きさよりも若干小さく形成されている。
このため、挿入口52に本体部1を挿通させるときには、柱部2と本体台部4を側方から押圧し、押圧した箇所を縮径するように変形させて、挿入口52を挿通させる。
また、ベース台部5に設けた本体係止部53は、貫通穴57の下方において相対する本体係止部53の間の間隔が最も大きく形成されるが、貫通穴57の下方から挿入口52に至るまではその間隔の大きさを変動させず、相対する本体係止部53をそれぞれ平行に形成している。
これは、本体台部4の下端部分に形成した本体係合部43の部分は、本体台部4の下面の存在により、前記のように側方から押圧しても縮径するように変形しないので、本体係合部43が挿入口52を挿通できるように相対する本体係止部53の間の間隔を形成させたものである。
また、貫通穴57から挿入口52に至るまでの本体係止部53の上方において、蓋係合部挿通路59を形成している。蓋係合部挿通路59は、本体係止部53の上下方向の大きさを、貫通穴57の上部に至るまで拡大させるように形成している。この蓋係合部挿通路59は、後述する蓋部6の延設部67に設けた蓋係合部68が挿通されるように形成させたものである。
図7は図4のベース部Bの蓋部6を示し、(イ)は平面図であり、(ロ)は正面図であり、(ハ)は側面図であり、(ニ)は底面図であり、図8は図4のベース部に図2の本体を取り付けた状態を示す、(イ)は図1のB−B断面図であり、(ロ)は図1のA−A断面図である。
蓋部6は、前記のように、切り欠かれたベース台部の凹部51の側壁とそこに形成された本体係止部53とを補完する形状に形成されており、平面視において、略Uの字の円弧形状に形成されている。
蓋部6の円弧の外側の側壁に当たる外周側面65は、蓋部6がベース台部5に取り付けられたときにベース部Bの外周側面の一部を構成するように形成されている。
蓋部6の円弧の内側の側面にあたる内周側面61は、蓋部6がベース台部5に取り付けられたときに凹部51の内周側面の一部を構成するように形成されている。
また、内周側面61の下端には、内周側面61から下面に至るように切り欠かれた段部63が形成されており、蓋部6がベース台部5に取り付けられたときに段部63が本体係止部53を構成するように形成されている。
蓋部6には、円弧の両端において、一部が棒状に延設されるように形成された延設部67が、それぞれの端部に形成されている。
延設部67は、蓋部6の円弧の端部において、その下面が段部63に接するように形成されている。
また、2個形成された延設部67は、側面視において水平で、平面視においてそれぞれが平行となる方向へ向けて形成されており、各延設部67の間の隙間の大きさは本体部1の柱部2の外径より大きく形成されている。
また、各延設部67の横幅は、本体台部4の本体係合部43の突出の大きさより小さく形成されており、延設部67の上下の厚みは、ベース台部5の貫通穴57の断面の上下の大きさより若干小さく形成されている。
また、延設部67は、先端付近の一部分が側方に突出する突出部69が形成されている。
突出部69は、延設部67の先端から突出が開始され、根本方向に至るほど側方へ突出し、突出部69の終端で突出が終わり延設部67へ戻るように形成されており、延設方向へ向くくさび形状に形成されている。
詳細には、上記の突出部69の終端において、突出部69の終端から延設部67に至る突出部69の側面が、延設部67の延設方向と直角に設けられるように形成されている。
また、突出部69は、2個形成された各延設部67において、突出方向がそれぞれ反対方向へ向くように形成されている。
延設部67の根本から先端までの延設長さは、前記ベース台部5の内周側壁側における貫通穴57の開口部分から挿入口52の端までの長さに対応するよう形成されている。
また、突出部69は、突出部分が貫通穴57の内部に収納可能な形状に形成されている。
延設部67と突出部69とを上記のように形成することで、蓋部6の延設部67の先端を、ベース台部5の挿入口52に入れて蓋係合部挿通路59に挿通させれば、蓋部6の端部が挿入口52の端に当接されたときに、突出部69の突出部分が貫通穴57の内部に収納される。
貫通穴57に収納された突出部69は、延設部67の延設方向と直角に形成された突出部69の終端の側面を蓋係合部68として機能させ、蓋係止部58として機能する貫通穴57の挿入口52側の側面に当接させて係合され、蓋部6が挿入口52を塞いでベース台部5に固定される。
図9は本体部の係合部を押圧する治具の実施の一形態を示す図である。
治具7は、長方形の断面形状を有する細長い金属棒から形成された同一形状の2個の治具部材71を軸72によって固定して形成しており、治具部材71は半円形の円弧部73とその一方の端部から延設された柄74を有している。
治具部材71の形状を詳細に説明すると、円弧部73は前記の金属棒を半円形に曲げて形成しており、円弧部73の径の大きさは、ベース部5の貫通穴52の形成された位置の外側面の径より大きく形成させている。
円弧部73の片方の端部は、円弧部73の径方向外側へ伸びるように延設されて、柄74が形成されている。
円弧部73の中央部分には、その径方向内側へ伸びるように棒状の押圧部75が形成されている。
押圧部75の断面形状は、前記のベース台部5の貫通穴57に挿通可能な大きさに形成しており、押圧部75の長さは貫通穴57の長さより長く形成している。
柄74とは反対側の円弧部73の端部においては、その厚みを半分に形成しており、その厚さ方向へ軸72を挿通可能に形成している。
それぞれの押圧部75を相対させて上記の治具部材71を2個配置し、軸72によって固定して治具7を形成している。
治具部材71は、軸72において緩嵌されており、2個の治具部材71が互いに開閉されるように作動可能に固定されている。
図10は、図9の治具7を開いた状態を示す図である。
開いた状態の治具7の各押圧部75を、本体部1を固定させたベース部Bの貫通穴57へ差し込み、治具7を閉じるように作動させることで、貫通穴57へ差し込まれた各押圧部75の先端が、貫通穴57に係合された蓋部6の突出部69を押圧し、蓋係合部68と蓋係止部58との係合を解除させることができる。
図11はベース部Bの貫通穴57に治具7の押圧部75を挿入させている状況を示す図である。
本実施形態のベース部Bは、ベース台部5のボルト装着穴55にアンカーボルト8を挿通させて取り付けているが、アンカーボルトの取付方法はこれに限るものではなく、インサート成形などによってアンカーボルトの頭部をベース台部5に埋設させて固定させても良い。
また本実施形態の道路用標示体は、ベース台部5の下面から突出させたアンカーボルト8の雄ねじ部82を、路面に埋設設置させたアンカーナットに螺結させて、設置するように形成されているが、設置方法はこれに限るものではなく、ベース台部5の下面の平坦に形成して、接着剤を用いてベース部Bを路面に接着固定させてもよい。
1 本体部
2 柱部
21 反射シート
22 中空部
23 内周側面
25 補強筒
3 キャップ部
31 空気抜き孔
4 本体台部
42 外周側面
43 本体係合部
44 本体凹部
45 補強筒挿入溝
5 ベース部
51 凹部
52 挿入口
53 本体係止部
55 ボルト装着穴
56 拡幅部
57 貫通穴
58 蓋係止部
59 蓋係合部挿通路
6 蓋部
61 内周側面
63 段部
65 外周側面
67 延設部
68 蓋係合部
69 突出部
7 治具
71 治具部材
72 軸
73 円弧部
74 柄
75 押圧部
8 アンカーボルト
81 雄ねじ部
82 六角頭部
B ベース部

Claims (3)

  1. 柱形状に形成された本体部と、該本体部と別体に形成されたベース部とを備えた道路用標示体であって、
    前記本体部の下端には本体係合部が形成され、
    前記ベース部の上面には前記本体部の外周側面の形状に窪んだ凹部が形成され、
    該凹部には前記本体係合部と係合可能な本体係止部が設けられ、
    前記凹部の側壁には、前記本体部の下端部が側方から出入自在に挿入可能な挿入口と、該挿入口を塞ぐ蓋部とが備えられ、
    該蓋部には前記凹部の側壁に設けた蓋係止部に係合可能な蓋係合部が設けられ、前記挿入口に着脱自在に取り付け可能に形成されており、
    前記ベース部の挿入口から挿入された前記本体部の本体係合部が前記本体係止部に係合されるとともに、
    前記挿入口が前記蓋部によって塞がれて、前記本体部と前記ベース部とが固定されていることを特徴とする道路用標示体。
  2. 前記蓋係合部が、該蓋係合部への押圧により変位して、前記蓋係合部と前記蓋係止部との係合が解除されるように形成されたことを特徴とする請求項1に記載の道路用標示体。
  3. 請求項2に記載の道路用標示体に用いられる、前記蓋係合部を押圧することにより該蓋係合部の変位によって前記蓋係合部と前記蓋係止部との係合を解除する押圧装置であって、
    棒状の押圧部を備え、
    前記ベース部の外側面から前記蓋係止部に至るように形成された貫通穴に前記押圧部を挿入して、
    前記蓋係止部に係合された前記蓋係合部を押圧するようになされたことを特徴とする押圧装置。
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