JP3127161U - コンクリート壁体表面用穴埋め部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】穴埋め部材の脱落を防止するとともに止水性も改善し、かつ美観を向上させる。
【解決手段】コーン穴に嵌合する本体11とセパレータの頭部が挿入される収納部12とからなる樹脂製の穴埋め部材の収納部の内面に軸方向の複数列の突条121を形成し、かつ外部に向けた底面を着色する。
【選択図】図1

Description

本考案は、コンクリート壁体を構築する際に表面に発生する穴を埋めて美観を向上させるコンクリート壁体表面用穴埋め部材に関する。
コンクリートで壁体を構築する際、表面にセパレータのコーンによる穴が発生する。
図6は構築中のコンクリート壁体を示す断面図で、Wはコンクリートの壁体、3はセパレータ、41はセパレータ両端の固定部分の板状部、42は同じくコーン、5は板状部41に挿入されるクリップ、6は型枠である。図7は板状部41の斜視図ならびにコーン42の断面図で、矢印のようにねじ込まれて、図8に示す連結金具4を構成する。
コンクリート硬化後、クリップ5を抜いて型枠6を外し、連結金具4を取り外すが、図9に示すように壁体Wの表面にはコーン穴Hが残り、しかも穴の中にはセパレータ3の先端のねじ部31が突出している。
このままでは美観が悪く、かつねじ部31によって幼児が怪我をしたり、ねじ部31に発生するさびによって壁体Wの表面が汚れたりするおそれがあるので、従来、コーン穴H内に手作業でモルタルを充填することが行われていた。しかしこの作業は手間がかかる上、丁寧に作業しないとかえって外観が見苦しいものとなり、また充填が不完全で隙間が残るとモルタルが脱落したり内部に水が入ってねじ部にさびが発生し、さび汁が洩れ出して壁面を汚染するなどの問題点があった。
特許文献1には、このような問題点に対処できるようにしたコーン穴処理栓(穴埋め部材)が記載されている。図10に示すように、このコーン穴処理栓1Aは、コーン穴の入口部に嵌合する本体11と、この本体11により一方の端部がふさがれ、他方の端部の開口からセパレータの頭部(ねじ部)が挿入される筒状の収納部12を有し、収納部12はこの他方の端部側でセパレータの頭部を収納すると同時にコーン穴の底部に到達するように本体11から突出して、本体11と一体に成形されている。
このコーン穴処理栓1Aは、指でコーン穴に押し込み、ハンマで軽く打ち込むことによって前記の収納部12の端部がコーン穴の底部に密着すると同時に本体11の外周の斜面111に等間隔で形成されたフィン112がつぶれ、本体11底部のフランジ113が変形して壁体Wの表面よりやや引っ込んだ、いわゆる「面落ち」の状態で固定されるが、コーン穴自体が外へ向かって開いた円錐形状のため、振動その他によってコーン穴処理栓1Aが外れやすく、また取り付けが不完全であると周囲に隙間が残って止水性が十分でないなどの問題点を残していた。
特開2005−139719号公報
本考案は、このような問題点を解消し、取り付けが完全で脱落のおそれがなく、美観と止水性を長期にわたって保持できる特許文献1記載の処理栓の改良品を提供することを目的とする。
本考案は、コンクリート壁体表面のコーン穴をふさぐ樹脂製のコンクリート壁体表面用穴埋め部材であって、前記コーン穴のコーン状の開口部に嵌合する本体と、この本体により一端側の開口が閉塞され、他端部の開口にセパレータのねじ部分が挿入される筒状の収納部とからなり、この収納部の内面に軸方向に複数列の突条が形成されていることを特徴とし、望ましくは取り付け後に壁体の表面側となる前記本体の底面を着色した前記のコンクリート壁体表面用穴埋め部材であり、あるいは取り付け後に壁体の表面側となる前記本体の底面に反射材を貼り付けた前記のコンクリート壁体表面用穴埋め部材であり、また、前記収納部の外側に筒状のゴムを嵌めた前記のコンクリート壁体表面用穴埋め部材である。
本考案によれば、穴埋め部材の脱落のおそれがなく、止水性も完全で、かつ壁面に美観を増したり壁面を目立たせるなどの新たな効果を付与することができるという、すぐれた効果を奏する。
本考案の穴埋め部材は樹脂製の一体成形品であり、筒状の収納部の内面に軸方向の複数列の突条が形成されている。収納部の内径がセパレータのねじ部の外径にほぼ等しく、突条はそれよりも内側であるから押し込む際に突条は変形してねじ山に食い込むので、穴埋め部材はコーン穴内にしっかりと固定され、ゆるんだり脱落したりすることがない。
さらに本体の底面を着色したり、反射材を貼り付けたりすることによって、単にコーン穴を埋めるだけでなく、壁面に模様を施し、あるいは夜間等に壁面を目立たせて事故を防止するなどの新たな効果を持たせることができる。
本考案の実施例を図面により説明する。図1は実施例のコンクリート壁体表面用穴埋め部材1の断面図、図2は同じく斜視図、図3は打込み後の使用状態における断面図で、これまでのものと同じものについては同じ符号を使用している。121は収納部12の内面に形成された軸方向の複数列の突条、122は収納部12の先端外面に形成されたリング状突起である。図1に示した収納部12の内径Dがセパレータのねじ部の外径にほぼ等しく、突条121はそれよりも内側であるから、図3に示すように、ゴムハンマなどで叩いて押し込んだ状態では、突条121は変形してセパレータ3のねじ部31のねじ山に食い込んでいる。偏心せずに均等に食い込ませるため、突条121は等間隔に3〜6列、例えば4列とするのがよい。なお、樹脂製の突条121には変形による柔軟性があるから、5/16インチ、3/8インチのいずれのセパレータにも同じ寸法のもので対応できる。
ねじ部31のさび防止などの止水性に関しては、筒状の収納部12にねじ部31を収納し、本体11のフランジ113が変形してコーン穴の入口をふさぐことで一応の効果はあるが、より完全に行うには、図4に示すように、取り付けの際、収納部12の内部にシーリング材Sを充填してから打ち込むようにするとよい。シーリング材Sがねじ部31を覆い、さび発生を防止するとともに、穴埋め部材1の固定をより強固にする。シーリング材Sとしては非硬化性、非収縮性のもの、たとえば1成分形変性シリコン系シーリング材、いわゆる建築用セメダインなどがよい。
なお、コンクリートの塩害対策用として長い「ロングPコーン」が使用される場合があるが、本考案の穴埋め部材にシーリング材を併用すれば塩害は十分防止できるので、ロングPコーンを使用しなくても、通常のコーンでよい。
また、将来この穴埋め部材1を取り外してセパレータのねじを再使用することが考えられるような場合には、シーリング材を充填する代わりに、図3に示したように筒状のゴムRを収納部12の外側に嵌めるのがよい。この場合、筒状のゴムRの外周がコーン穴Hに接してつぶれる状態とすることが必要である。ゴムRの材質としては、吸水して膨張するものが好ましい。ゴムRの脱落防止のため、収納部12の先端にリング状突起122を形成するとよい。
本考案の穴埋め部材は前記のとおり樹脂製の一体成形品であるから、着色したペレットを使用することにより、任意の色調を有するものとすることができる。従来の穴埋め部材は、モルタル充填の時代の先入観からコンクリート色とすることが常識のように思われていたが、赤、黄、青、黒などの彩色を施すことにより、壁体に模様をつけるという、新たな機能を付与することができる。着色手段としては樹脂そのものに色付けするだけでなく、底面にカラーシートを貼り付けたり、塗装したりしてもよい。図5は壁体Wの一例である。コンクリート部分を黄色にし、穴埋め部材1の部分を黒色とすることで警戒色とすることができるし、その他彩色の組み合わせは任意である。さらに底面に反射材を貼り付ければ夜間に壁体の存在を示し、衝突防止効果を持たせることもできる。
実施例の穴埋め部材の断面図である。 実施例の穴埋め部材の斜視図である。 実施例の穴埋め部材の使用状態における断面図である。 実施例の穴埋め部材の使用方法を示す説明図である。 実施例の穴埋め部材を取り付けた壁体の一例を示す正面図である。 本考案に係わるコンクリート壁体の構築中の状態を示す断面図である。 本考案に係わる連結金具を分解状態で示す説明図である。 本考案に係わる連結金具の斜視図である。 本考案に係わるコンクリート壁体の型枠を取り外した状態の断面図である。 従来の技術における穴埋め部材を示す斜視図である。
符号の説明
1、1A (コンクリート壁体表面用)穴埋め部材
3 セパレータ
4 連結金具
5 クリップ
6 型枠
11 (穴埋め部材の)本体
12 (穴埋め部材の)収納部
31 (セパレータの)ねじ部
41 (連結金具の)板状部
42 (連結金具の)コーン
111 (本体の)斜面
112 (本体の)フィン
113 (本体の)フランジ
121 (収納部の)突条
122 (収納部の)リング状突起
H コーン穴
R (筒状の)ゴム
S シーリング材
W 壁体

Claims (4)

  1. コンクリート壁体表面のコーン穴をふさぐ樹脂製のコンクリート壁体表面用穴埋め部材であって、前記コーン穴のコーン状の開口部に嵌合する本体(11)と、この本体(11)により一端側の開口が閉塞され、他端部の開口にセパレータのねじ部分が挿入される筒状の収納部(12)とからなり、この収納部(12)の内面に軸方向に複数列の突条(121)が形成されていることを特徴とするコンクリート壁体表面用穴埋め部材。
  2. 取り付け後に壁体の表面側となる前記本体(11)の底面を着色した請求項1に記載のコンクリート壁体表面用穴埋め部材。
  3. 取り付け後に壁体の表面側となる前記本体(11)の底面に反射材を貼り付けた請求項1に記載のコンクリート壁体表面用穴埋め部材。
  4. 前記収納部(12)の外側に筒状のゴムを嵌めた請求項1ないし3のいずれかに記載のコンクリート壁体表面用穴埋め部材。
JP2006007343U 2006-09-11 2006-09-11 コンクリート壁体表面用穴埋め部材 Expired - Lifetime JP3127161U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009191456A (ja) * 2008-02-12 2009-08-27 Takashi Saito コンクリート壁体表面用穴埋め部材およびその使用方法
JP2011043012A (ja) * 2009-08-24 2011-03-03 Takashi Saito コンクリート壁体表面用穴埋め部材およびその使用方法

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