JP2009191456A - コンクリート壁体表面用穴埋め部材およびその使用方法 - Google Patents
コンクリート壁体表面用穴埋め部材およびその使用方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】コーン穴をふさぐ樹脂製のコンクリート表面用穴埋部材であって、前記コーン穴の開口部に嵌合する栓体の内筒に、円筒部22およびこの円筒部22の一端から外側に広がり前記コーン穴のコーン状の開口部に接するコーン体21よりなるキャップ2をかぶせる。その後栓体の内筒内にシーリング材を充填してからコーン穴に押し込むことにより、穴埋め部材の止水性能は万全となる。
【選択図】図1
Description
図7はコンクリート壁体の一例を示す正面図で、1はコンクリート壁体表面用穴埋め部材の本体、Wはコンクリートの壁体である。
このままでは壁面の美観を損ねるばかりでなく、セパレータ回りの隙間からの雨水の侵入によるコンクリートや内部鉄筋の劣化の懸念もあり、またねじ部31によって幼児が怪我をする可能性もあるため、従来、手作業によりモルタル等でコーン穴を埋めることが行われていた。しかしこの作業は手間がかかる上に、丁寧に行わないとかえって外観が見苦しいものとなるなどの問題点があり、またモルタルの充填が不十分で隙間が残っているとモルタルが脱落したり、内部に雨水が侵入してねじ部にさびが発生し、さび汁が洩れだして壁面が汚れるなどの問題点もあった。
本発明は、このような問題点を解消し、止水性能を向上させた壁体表面用穴埋め部材、およびその使用方法を提供することを目的とする。
コンクリート壁体表面用穴埋め部材の内筒にかぶせられる円筒部と、この円筒部の一端から外側に広がり前記コーン穴のコーン状の開口部に接するコーン体とからなるものであるコンクリート壁体表面用穴埋め部材用のキャップである。
図1は本発明における実施例のキャップ2を一部切り欠いた状態で示す斜視図、図2は底面図である。このキャップ2は樹脂製で、前記特許文献1に記載のようなコンクリート壁体表面用穴埋め部材の内筒にかぶせられる円筒部22と、この円筒部22の一端から外側に広がりコーン穴のコーン状の開口部に接するコーン体21とからなり、23はコーン体21、円筒部22の両者を連結する補強用のリブ、24はコーン体21のすそ部分に設けた切り欠きである。使用方法および各部の作用については追って説明する。
なお、キャップは公知の栓体と同様、樹脂製であるが、樹脂としては耐薬品性や耐衝撃性にすぐれ、かつ耐光剤を添加して耐紫外線性を強化したポリエチレン樹脂などが好ましい。
図5は実施例のコンクリート壁体表面用穴埋め部材の使用方法を示す説明図である。図3、4における栓体1の内筒12の内部にシーリング剤Sを充填してから、矢印のようにコーン穴Hのセパレータのねじ部31にかぶせ、栓体1をコーン穴に押し込む。図6の断面図に示すように、内筒12がねじ部31に挿入されるに従い、内部のシーリング剤Sは押し出されてコーン穴内にあふれ、コーン穴の底部からキャップ2のコーン体21の表面に向かい、隙間を回って全周を満たす状態となる。さらにあふれたシーリング剤Sは、コーン体21のすそ部分に設けた切り欠き24からキャップ2の内部に侵入し、ほとんどの隙間がシーリング剤Sで充満される。(図6は隙間を強調して描いてある。)これによってこの穴埋め部材の止水性能は万全となる。
また、いうまでもないが、セパレータは内部鉄筋と異なり壁体の強度部材ではないから、穴埋め部材の強度自体は何ら問題にならず、また、穴を埋めることによって元来コーン穴を有する壁体の強度をいささかも損なうものではない。
2 キャップ
3 セパレータ
4 連結金具
5 クリップ
6 型枠
11 外筒
12 内筒
21 コーン体
22 円筒部
23 リブ
24 切り欠き
31 (セパレータの)ねじ部
41 (連結金具の)板状部
42 (連結金具の)コーン
112 フィン
113 フランジ
121 突条
H コーン穴
S シーリング剤
W 壁体
Claims (3)
- コンクリート壁体表面のコーン穴をふさぐコンクリート壁体表面用穴埋め部材の樹脂製の栓体(1)にかぶせられる樹脂製のキャップ(2)であって、
コンクリート壁体表面用穴埋め部材の内筒にかぶせられる円筒部(22)と、この円筒部(22)の一端から外側に広がり前記コーン穴のコーン状の開口部に接するコーン体(21)とからなるコンクリート壁体表面用穴埋め部材用のキャップ。 - コンクリート壁体表面のコーン穴をふさぐ樹脂製のコンクリート壁体表面用穴埋め部材であって、前記コーン穴のコーン状の開口部に嵌合する栓体(1)とこれにかぶせられるキャップ(2)とからなり、前記栓体(1)は、前記コーン穴の壁面寄り部分をふさぐ大きさのフランジ(113)を端部に有する外筒(11)と、コーン穴底部側の開口にセパレータのねじ部分が挿入される内筒(12)とからなり、前記キャップ(2)は前記栓体(1)の内筒(12)にかぶせられる円筒部(22)と、この円筒部(22)の一端から外側に広がり前記コーン穴のコーン状の開口部に接するコーン体(21)とからなるものであるコンクリート壁体表面用穴埋め部材。
- 栓体の内筒内にシーリング剤を充填してからコーン穴に押し込むことを特徴とする請求項2に記載のコンクリート壁体表面用穴埋め部材の使用方法。
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JP3127161U (ja) * | 2006-09-11 | 2006-11-24 | 齊藤 ▲隆▼ | コンクリート壁体表面用穴埋め部材 |
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