JP2010185230A - 道路用標示体 - Google Patents

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清純 佐藤
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Abstract

【課題】柱状の本体を容易に着脱して交換できる道路用標示体を提供する。
【解決手段】ベース部の上端面に本体部の下端部を出入自在に挿入可能な凹部を形成し、
本体部の下端部において係合部を側方に突出させ、凹部の内周側面において係止部を凹部の中心に向かって突出させ、ベース部の凹部との間に弾性体を挟設させて本体部の下端部を挿入し、回転操作により係合部を係止部に係合させて固定する。回転操作により本体部が着脱可能である。
【選択図】 図6

Description

本発明は道路における車線のセンターライン標示、車線誘導標示あるいは交通規制誘導標示などを目的として、道路に立設して設置される道路用標示体に関するものである。
センターライン等に設置される従来の道路用標示体は、その設置場所の状況や目的に応じて、種々の形状のものが製造されて利用されており、これらに関連する発明も開示されている。
例えば特許文献1においては、本体パイプの下端に台座を具備する道路標識柱において、前記の台座を、本体パイプと別体に成形された内側台座部とその内側台座部をとり囲む外側台座部との2部材により構成すると共にその内側台座部の外周壁と外側台座部の内周壁との間に本体パイプの差し込み部を形成し、その差し込み部中に本体パイプを差し込んだ状態において外側台座部に設けたピン孔と本体パイプに設けたピン孔と内側台座部に設けたピン孔とに亘り結合ピンを挿入して本体パイプと内外台座部とを一体的に結合させたことを特徴とする道路標識柱が開示されている。
特開2006−161382号公報
しかしながら特許文献1の如き道路標示柱は、本体パイプを台座に取り付ける際には本体パイプに設けたピン孔の位置を台座に設けたピン孔の位置に合わせなければならず、また内側台座部と外側台座部の2部材に構成するなど複雑な構造としているため、本体パイプの着脱のための作業が繁雑になってしまうという問題点があった。
そこで本発明は、柱状の本体を容易に着脱して交換できる道路用標示体を提供するものである。
上記目的を達成するため、本発明は以下のような構成としている。
すなわち本発明に係る道路用標示体は、円筒形状に形成された合成樹脂製の本体部と、該本体部と別体に形成されたベース部とを備えた道路用標示体であって、
前記本体部の下端部には該本体部の外周側面より短径の係合部が側方に突出され、
前記ベース部の上端面には前記本体部の下端部を出入自在に挿入可能な凹部が形成され、
該凹部の内周側面には係止部が該凹部の中心に向かって突出され、
前記ベース部の凹部の底面との間に弾性体を挟設された前記本体部の下端部が前記凹部に挿入されると共に、
前記本体部が回転操作されて、前記係止部と凹部の底面との間に前記係合部が挿入され、
前記弾性体による前記本体部の上方向への付勢により、前記係合部の上面が前記係止部の下面に当接されて係止され、前記本体部が前記ベース部に固定されることを特徴としている。
本発明に係る道路用標示体によれば、ベース部に設けた凹部に挿入させた本体部を回転操作してベース部の係止部に係止させて固定するので、本体部の着脱にあたってベース部を分解するなどの繁雑な作業を行う必要がない。
また、ベース部に係止させる本体部の係合部を、本体部の本体部の外周側面より短径に突出させるので、ベース部の凹部の内周側面を挿入させる本体部の外周側面に対応した形状に形成することができる。前記の係合部が本体部の外周側面より長径に形成されている場合、前記凹部の内周側面と挿入させる本体部との間に係合部を挿通させるための隙間や溝などを設けなければならず、凹部に本体部を挿入して固定させたときにこの隙間や溝に小石やゴミなどが入り込み、本体部の着脱の妨げや破損の要因となる恐れがある。しかし、本発明に係る道路用標示体は前記のように隙間などを設ける必要がないので、前記の凹部と挿入させた本体部との間に小石などが入り込まない。
また前記本体部は、前記ベース部の凹部の底面との間に挟設された弾性体による付勢によって、下端部に形成された係合部の上面を前記ベース部の係止部の下面に当接させるので、本体部が強い力でベース部に係止され容易に外れない。また、前記本体部が弾性体によって上方に付勢されるため、道路用標示体に車両などが接触したり踏み付けられた場合に、本体部へ下方向に与えられる衝撃などが前記の弾性体によって緩和されるので、前記の係合部や係止部に与えられる衝撃が小さくなり、破損などの問題の発生が抑制される。
また、前記本体部の下端部の外周側面に径方向の内側に向かう切欠き部を形成し、
この切欠き部より外側に向かう突部を形成して前記の係合部を設け、
前記ベース部の凹部の内周側面に内側へ突出する凸部を形成して前記の係止部を設け、
前記の回転操作の方向とその反対方向の両方向への本体部の回転を阻止するための回転阻止部を設ければ、道路用標示体に車両などが接触して衝撃が与えられても、本体部が容易に装着時と反対方向へ回転しないので、本体部が外れるなど問題の発生が抑制され好ましい。
また、前記ベース部に、凹部の底面からベース部の下面に至る貫通穴を設け、
この貫通穴の上方からアンカーボルトの雄ねじ部を挿通させて、このアンカーボルトの頭部を凹部の底面と本体部の下面との間で固定させれば、ベース部から本体部を取り外すせば容易に前記のアンカーボルトとベース部とを分別できるので、ベース部を廃棄する際のリサイクルを徹底して行うことができる。
また前記のアンカーボルトの頭部を、ベース部の凹部の底面と本体部の下面との間で固定させれば、施工場所に埋設固定したアンカーナットと前記アンカーボルトとの締結が緩んだ場合に、アンカーボルトの頭部が本体部の下面に当接して本体部を持ち上げるので、施工面とベース部の下面との間に生じる隙間を目視してアンカーボルトの緩みを判断でき、適切な保全を行えるので好ましい。
本発明に係る道路用標示体によれば、柱状の本体を簡単な作業で容易に着脱して交換できる。
本発明に係る道路用標示体の実施の一形態を示す、(イ)は正面図であり、(ロ)は平面図である。 図1の道路用標示体の本体部を示す、(イ)は正面図であり、(ロ)は底面図である。 図2の断面図である。 図1の道路用標示体のベース部を示す、(イ)は平面図であり、(ロ)は正面図である。 図4の断面図であり、(イ)はA−A断面であり、(ロ)はB−B断面である。 図3の本体部を図4のベース部に固定する各状況を示す断面図である。 図6の各状況における本体部の突部とベース部の凸部との状態を示す図である。 本発明に係る道路用標示体のベース部の実施の他の一形態を示す、(イ)は平面図であり、(ロ)は正面視における断面図である。 図3の本体部を図8のベース部に固定した状況を示す断面図である。 アンカーボルトの頭部がベース部の凹部の底面と本体部の下面との間で固定されていない道路用標示体の固定状況を示す断面図である。
本発明の実施の形態を図面に基づき具体的に説明する。
図面において、1は道路用標示体の本体部であり、5はベース部である。
本発明に係る道路用標示体は、ベース部5の上端面に設けた凹部に本体部1の下端を挿入し固定して構成されている。
最初に図2〜図3によって本体部1について説明する。
本体部1は、円筒形の中空柱状体に形成された柱部2の上端と下端を塞ぐようにそれぞれキャップ部3と本体台部4とが固定されて形成されている。柱部2の外側面には入射光に対して平行に出射光を反射する再帰反射性を有する反射シート21が被着されている。
本体部1は車両などに踏み倒された後に元の状態に復元する可撓性を有するように、柱部2を熱可塑性ポリウレタン樹脂で形成しているが、これに限らず、軟質ポリオレフィン、エラストマーなどを好適に用いることができる。
本実施形態ではキャップ部3は柱部2に融着によって固定されており、その材質は柱部と同じ熱可塑性ポリウレタン樹脂で形成している。キャップ部3と柱部2とはこれに限らず接着や嵌合などの方法でも固定でき、その材質も適宜選択可能である。
キャップ部3の上端には、空気抜き孔31がその上面から下面に貫通させて形成されている。空気抜き孔31を設けることで、本体部1が車両等に踏みつけられて潰れる際に、中空柱状体の柱部2の中空部22内部の空気が空気抜き孔31から排出されるので、本体部1が内部の空気の圧力の上昇によって破裂することが防止される。
本体台部4は略円柱形状に形成されており、その外周側面46には径の外側方向へ突出する突条41が全周に亘って形成されている。本体台部4の外周側面46は柱部2の内周側面23に対応した形状に形成されており、突条41の突出する大きさは柱部2の壁の厚さに対応した大きさに形成されている。この本体台部4の上部を柱部2の中に挿入させ、外周側面46と突条41の上面をそれぞれ柱部2の内周側面23と下端面に当接させて、融着により柱部2と本体台部4とを固定している。柱部2と本体台部4との固定は融着に限らず、接着剤等によって行ってもよい。
本体台部4は、突条41の下方において、外周側面46が径方向内側に切り欠くように縮径された切欠き部42と、本体台部4の下端において切欠き部42から径方向外側に突出するように設けられた突部43が形成されている。
より詳細に説明すると、切欠き部42は突条41の下面から本体台部4の下面に至るまでの本体台部4の外周側面46が突部43の部分を除いて全周に亘って縮径されるように形成されており、本体台部4の下端において横長の長方形の断面形状に形成された突部43がそれぞれ等間隔に配置されて放射状に突出するように三箇所形成されている。各突部43間の隙間の大きさは、突部43の横の大きさより大きく設けられている。また、切欠き部42の外周側面から突部43の外周側面までの突出の大きさは、切欠き部42の外周側面から柱部2の外周側面までの大きさよりも小さく形成されており、突部43が柱部2の外周側面より径方向の外側に突出しないように形成されている。
本体台部4の下面には、本体台部4と同心円形状に窪んだ本体凹部44が形成されている。
図4は図1の道路用標示体のベース部を示す、(イ)は平面図であり、(ロ)は正面図であり、図5は図4の断面を示す、(イ)はA−A断面図であり、(ロ)はB−B断面図である。
ベース部5は扁平な円錐台形状に形成されており、その側壁には、帯状の反射部材7を取り付けるためのベース溝部52が全周に亘って形成されている。
反射部材7は、帯状の形状をした基材72に適宜間隔をおいてガラスビーズ製の反射器71が配設されている。反射器71は入射光に対して平行に光を反射する再帰反射性が高く、かつ汚れにくく、劣化しにくいガラスビーズ製のものを用いるのが好ましいが、基材72の表面に反射テープなどを貼着してもよい。基材72の材質は、鉄鋼、ステンレス、アルミニウムなどの金属などを用いてもよいが、反射器71を埋め込み形成することを容易にするためにゴム、ウレタン系樹脂、エラストマーなどの弾性の高い合成樹脂を用いるのが好ましく、反射器71が外れにくくなるように、ポリエチレンやポリプロピレン等、ある程度高い硬度を有する熱可塑性合成樹脂を用いるのがより好ましい。
帯状の反射部材7は、ベース部5のベース溝部52に巻回されて取り付けられている。反射部材7は、ベース溝部52に巻回させることで外れにくくなると共に、反射器71をベース溝部52の分だけベース部5の外面から突設させることなく設けることができ、また上下方向への位置ずれを防ぐことができ好ましい。また、ベース部5の外周への反射部材7の取り付けは、ベース溝部52を設けずに行っても良い。また、反射部材7は、反射テープをそのまま貼着してもよく、ガラス製の反射器をそのままベース部5の外周に埋め込むように取り付けてもよい。
ベース部5の上面の中央には、本体部1の本体台部4に対応する形状にくぼんだ凹部51が設けられており、凹部51は本体台部4が出入自在に挿入可能に形成されている。
凹部51の内周側面には、凸部53がベース部5の中央に向けて集束するように突出して三箇所形成されている。
凸部53は、図5(ロ)に示すように凹部51の底面から立ち上がる略「7」の字形状の断面を有するように形成されている。
より詳細に説明すると、凸部53の上面は水平な平面に形成され、下面の中央部分は上面と平行な水平面に形成されている。凸部53の下面において、凹部51の周方向の片方の端部は下方に突出するように形成されて回転阻止部55aを構成し、他方の端部は凹部51の底面に至るまで突出して形成されて回転阻止部55bを構成している。図5(ロ)に示す本実施形態では回転阻止部55a、55bをそれぞれ左側と右側に配置しているので、凸部53が略「7」の字形状に形成されているが、これが逆に配置されていても後述する機能に問題は生じない。
凹部51の径方向において、凹部51の内周側面から凸部53の内周側面までの大きさは、前記の本体部1の柱部2の外周側面から切欠き部42の外周側面までの大きさより若干小さく形成されている。
また上下方向において、凹部51の底面から回転阻止部53aの下面までの隙間の大きさは、前記の本体部1に形成された横長の長方形の突部43の上面から下面までの大きさよりも若干大きく形成されている。
また凹部51の周方向において、回転阻止部55aと55bの各側面の間に形成される隙間は、各凸部53の間に形成される隙間と、各凸部53の下方に形成される隙間とが概ね同じ大きさに形成されており、各隙間は前記の本体部1に形成されている突部43の横長の長方形の横方向の大きさよりも若干大きく形成されている。
ベース部5の材質としては硬質な合成樹脂を好適に用いることができる。一例として、ポリエチレン、ポリプロピレン、ABS樹脂、ASA樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂などを用いることができ、本実施形態では耐候性の良いASA樹脂を用いて形成している。
また本体台部4の材質についても、同様に硬質な合成樹脂を好適に用いることができ、一例として、ポリエチレン、ポリプロピレン、ABS樹脂、ASA樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂などを用いることができるが、本実施形態ではABS樹脂を用いて形成している。
図6は図3の本体部を図4のベース部に固定する各状況を示す断面図であり、図7は図6の各状況における本体部の突部とベース部の凸部との状態を示す図である。
(イ)はベース部5の凹部51に本体部1の下端部を挿入する前の状態を示している。
本体部1の下面と凹部51の上面との間には弾性体6が挟みこまれており、弾性体6は本体部1の下面に設けた本体凹部44の内部に入り込むように配置されている。
また本体部1は、各突部43がそれぞれ凹部51に設けた各凸部53の間の隙間の上方に位置するように角度を調整している。
各凸部53の間の隙間は、前記の如く突部43の横方向の大きさよりも若干大きく形成されているので、本体部1を凹部51に挿入する際に、突部43を凸部53の下方まで挿通させる挿通部54として機能する。
前記の弾性体6は、凹部51の底面と本体凹部44の天面とに当接されて、本体部1を上方向に付勢させることができればなんでもよく、コイルばねや板ばね、ゴムや合成樹脂などのエラストマーなどを好適に用いることができ、本実施形態ではコイルばねを用いている。
(ロ)(ハ)(ニ)はベース部5に本体部1を挿入させた状態を示す図である。
(ロ)は(イ)の状態から本体部1を真下に挿入させた状態を示している。
本体部1の下端に形成された突部43は、各凸部53の間に設けられた挿通部54を通り、各凸部53に形成された回転阻止部53aの下面よりも低位置に至るまで押し込まれる。このとき、本体部1とベース部5の間に挟設された弾性体6は、その上面と下面とをそれぞれ本体部1の本体凹部44の天面と凹部51の底面とに当接させて、本体部1を上方向に押し上げるように付勢させている。
(ハ)は本体部1を凹部51に押し込んだ状態で、突部43が回転阻止部53aの下方を通過し凸部53の真下に位置するまで、本体部1を回転操作させた状態を示している。
凸部53の下面において、回転阻止部53aと逆の端部に、回転阻止部53bが凹部51の底面に至るように形成されているので、本体部1を回転操作させるときに突部43が回転阻止部53bに当接して好適な位置で回転操作を停止させることができる。本実施形態では回転阻止部53bを凹部51の底面まで突出させているが、突部43の回転を阻止できれよいので、回転阻止部53bの一部に突部43の上面から下面までの大きさより小さな隙間が設けられていても問題ない。
(ニ)は(ハ)の状態から本体部1を下方向に押し込む力を無くした状態を示しており、弾性体6の付勢によって本体部1が上方向に押し上げられ、突部43の上面が凸部53の下面に当接し、突部43と凸部53とがそれぞれ係合部、係止部として機能し、本体部1がベース部5に固定されている。
凹部51の周方向において、凸部53の下面の両端には両端部に回転阻止部53a、53bが設けられており、突部43はこれらの間に収納されるような構造で凸部53に当接される。このため、本体部1を凹部51に挿入するときと同様に、突部43を回転阻止部53aの下面より低位置まで押し下げない限り本体部1の回転は周方向の両方向ともに阻止されるので、車両が道路用標示体に接触するなどの状況が生じても本体部1がベース部5から外れるなどの問題が生じない。
本実施形態では、本体部1の係合部としての突部43が、切欠き部42を設けてその中に形成されているが、係合部が外周側面から突出しないように設けることができればこのような形状に限るものではなく、本体部1の下面に係合部を設けもよく、ベース部5に設ける係止部も、凹部51の底面に設けるなどしてもよい。
また図7(ニ)に示すように、本体部1をベース部5に固定した状態で、突部43の下方にはこれを押し下げるための隙間が形成されている。このため、車両が道路用標示体に接触し、本体部1を下方向に押しつぶすような力が働いた場合、突部43は下方向に移動し、突部43や凸部53に与えられる衝撃などの力が弾性体6によって緩和されるので、突部43や凸部53が衝撃によって破壊される可能性が抑制される。
図8は本発明に係る道路用標示体のベース部の実施の他の一形態を示す、(イ)は平面図であり、(ロ)は正面視における断面図であり、図9は図3の本体部を図8のベース部に固定した状況を示す断面図である。
本実施形態は、ベース部5に凹部51の底面からベース部の下面に至る貫通穴56を設け、この貫通穴56にアンカーボルト8の雄ねじ部82を挿通させ、このアンカーボルト8の六角頭部81を凹部51の底面と本体部1の下面との間で固定させている点が前記の実施形態と異なっている。
ベース部5の形状を詳しく説明すると、貫通穴56は円形の凹部51の中央に円形の断面形状に形成されており、六角ボルトを用いたアンカーボルト8の雄ねじ部82が挿通可能な大きさに形成されている。貫通穴56の上端縁は横方向に拡幅するように設けられた拡幅部57が形成されており、拡幅部57は平面視において凹部51の底面が六角形に窪むように設けられている。拡幅部57の内周形状はアンカーボルト8の六角柱形状をした六角頭部81の外周形状よりも若干大きく形成され、拡幅部57の底面から凹部51の底面までの大きさも、六画頭部81の上面から下面までの大きさよりも若干大きく形成されている。
貫通穴56と拡幅部57を前記の如く形成することで、アンカーボルト8の雄ねじ部82を貫通穴56に挿通させ、六角頭部81を拡幅部57の内部に収納して、アンカーボルト8をベース部5に固定可能に形成している。
本実施形態のベース部5は、前記の実施形態と同様に弾性体6を挟設させて、本体部1を凹部51に挿入させ、回転操作を施して図9(イ)に示すように固定させることができる。本実施形態では、弾性体6の下面はアンカーボルト8の六角頭部81の上面に当接されている。
本実施形態のベース部5は、本体部1を取り外せばベース部5からアンカーボルト8を取り外すことができるので、使用済みの道路用標示体を廃棄などする際に、合成樹脂製のベース部5と金属製のアンカーボルト8とを容易に分別してそれぞれをリサイクルすることができる。
また、本実施形態のベース部5においては、アンカーボルト8はその上面を弾性体6に当接されて下方へ付勢され、拡幅部57の底面に押し付けられて固定されている。このため、アンカーボルト8の雄ねじ部を施工面Gに埋設したアンカーナット9に螺結させて設置した道路用標示体の使用過程で、アンカーボルト8とアンカーナット9との締結が緩んだ場合、図9(ロ)に示すように、アンカーナット9を埋設した施工面Gとベース部5の下面との間に隙間を生じさせるので、目視にて緩みが確認でき、増し締めなど適切な対応を行うことができる。
このようにアンカーボルト8の上面が当接されていない状態でベース部5に固定されている場合、図10(イ)(ロ)に示すようにアンカーボルト8とアンカーナット9との締結が緩んでも、前記のようにベース部5と施工面Gとの間に隙間が生じるなどの外観上の区別がつかない。
1 本体部
2 柱部
21 反射シート
22 中空部
23 内周側面
3 キャップ部
31 空気抜き穴
4 本体台部
41 突条
42 切欠き部
43 突部
44 本体凹部
5 ベース部
51 凹部
52 ベース溝部
53 凸部
54 挿通部
55 回転阻止部
56 貫通穴
57 拡幅部
7 反射部材
71 反射器
72 基材
8 アンカーボルト
81 雄ねじ部
82 六角頭部
9 アンカーナット
G 施工面

Claims (3)

  1. 円筒形状に形成された合成樹脂製の本体部と、該本体部と別体に形成されたベース部とを備えた道路用標示体であって、
    前記本体部の下端部には該本体部の外周側面より短径の係合部が側方に突出され、
    前記ベース部の上端面には前記本体部の下端部を出入自在に挿入可能な凹部が形成され、
    該凹部の内周側面には係止部が該凹部の中心に向かって突出され、
    前記ベース部の凹部の底面との間に弾性体を挟設された前記本体部の下端部が前記凹部に挿入されると共に、
    前記本体部が回転操作されて、前記係止部と凹部の底面との間に前記係合部が挿入され、
    前記弾性体による前記本体部の上方向への付勢により、前記係合部の上面が前記係止部の下面に当接されて係止され、前記本体部が前記ベース部に固定されることを特徴とする道路用標示体。
  2. 前記本体部の下端部の外周側面には径方向の内側に向かう切欠き部が形成され、
    該切欠き部より径方向の外側に向かう突部が本体部の外周側面の外側へ突出しない大きさに形成されて前記係合部が構成され、
    前記ベース部の凹部の内周側面には内側へ突出する凸部が形成されて前記係止部が構成されるとともに、
    前記回転操作の方向およびその反対方向への本体部の回転を阻止するための回転阻止部が前記凸部または前記突部の少なくとも一方に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の道路用標示体。
  3. 前記ベース部には前記凹部の底面からベース部の下面に至る貫通穴が設けられ、
    該貫通穴に雄ねじ部を挿通したアンカーボルトがその頭部を前記凹部の底面と前記本体部の下面との間で固定されていることを特徴とする請求項1〜2に記載の道路用標示体
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