JP2003301426A - 道路標識柱 - Google Patents

道路標識柱

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JP2003301426A JP2002107944A JP2002107944A JP2003301426A JP 2003301426 A JP2003301426 A JP 2003301426A JP 2002107944 A JP2002107944 A JP 2002107944A JP 2002107944 A JP2002107944 A JP 2002107944A JP 2003301426 A JP2003301426 A JP 2003301426A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両等の滑らかな通過移動機能及び外観意匠
機能並びにパーツの共用化に伴う製作及び保守コストの
低減を図りつつ、簡単な組立作業で安定した強固な固定
強度が得られ、かつ、破損も少なく耐久性向上が図れる
ようにする。 【解決手段】 他物の接触等によって曲り変形可能な筒
状ポール本体1と、ポール本体1内の下端部内に嵌合可
能な突出筒部分2A及び接地環状部分2Bを有するベー
ス2と、ポール本体1に外嵌可能な筒状部分3A及び外
周縁に向けて下り勾配の傾斜面部分3Bを有するリング
3とを独立部品として製作し、ポール本体1の下端周壁
部1aに形成した孔5とベース2の突出筒部分2Aに形
成した係合突起6の弾性係合によりポール本体1とベー
ス2を固定可能に、かつ、リング3をベース2下方から
ねじ部材を介して締結固定可能に構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車道のセン
ターライン、車線の合流分岐箇所、歩車道分離箇所等の
道路面に設置して使用される道路標識柱に関する。詳し
くは、車両等が接触や衝突した時の衝撃を吸収して車両
や乗員を保護し得るように曲り変形可能な弾性及び復元
力を有する材料から構成されている筒状のポール本体及
びこのポール本体の下端部に配置されて該ポール本体を
路面に固定設置するためのベースとを具備してなる道路
標識柱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の道路標識柱としては、樹脂の射
出成形または押出成形により形成された筒状ポール本体
を型内にセットし、この型内に熱硬化性樹脂を流し込ん
で台を一体成形したものが一般的であるが、このような
一体成形品(道路標識柱)は、脱脂等の下地処理や養生
等が必要で成形に多大な工程、時間を費やすだけでな
く、路面状況や様々な設置環境に対応させるためには多
種類の製品を成形する必要があり、製作コストの上昇は
否めない。その上、車両の衝突等によって一部が破損し
標識柱としての機能が損なわれたとき、製品全体を新た
なものに交換する必要があって、保守管理コストも高く
つくという難点がある。
【0003】このような一体成形品のもつ難点を解消す
るものとして、従来、例えば特許第2919789号公
報に開示されているように、筒状ポール本体とベースと
を独立部品として各別に製作し、筒状のポール本体の下
端部をベースに形成した環状溝内に嵌合させてその嵌合
部の周方向複数箇所にブラインドリベット等を水平方向
に貫通させて加締めることにより、ポール本体とベース
とを締結固定するようにした2パーツ組立式の道路標識
柱、あるいは、ポール本体とベースのほかに、車両等が
ベースやポール本体に直接に接触や衝突することを抑制
するとともに、標識柱接地箇所の景観を維持するために
ベースの接地環状部分よりも大径で外周縁に向けて下り
勾配の傾斜面部分を有しポール本体に外嵌可能とされた
リングの3つのパーツを互いに独立部品として各別に製
作した上、それら3つのパーツを組立可能に構成した3
パーツ組立式の道路標識柱が提案されるに至っている。
【0004】このようなパーツ組立式の道路標識柱は、
複数種ある路面への設置方法に応じて、それぞれに対応
する種類のベースを用意し、一方、ベースやポール本体
等のパーツを共用化することによって様々な設置環境や
路面状況に対応するベースを持った道路標識柱を各別に
作る必要がなく、効率的かつ経済的な生産計画を組むこ
とが可能であるとともに、使用態様において車両の衝突
等によって一部が破損した場合、その破損箇所を含むパ
ーツのみを交換すればよいために、保守コストの低減も
図れるという利点を有している。
【0005】一方、リングを持たない2パーツ組立式の
道路標識柱では、車両等がベースやポール本体、両者の
締結固定部に直接に衝突あるいは接触してそれらを破損
しやすいのに対して、リングを持つ3パーツ組立式の場
合は、リングが有する下り勾配の傾斜面部分の存在によ
り車両等を滑らかに通過移動させる機能があるととも
に、標識柱設置箇所の景観を維持する外観意匠機能もあ
り、同じパーツ組立式でも現在では、3パーツ組立式の
道路標識柱が主流となっている。
【0006】ところで、3パーツ組立式の道路標識柱に
おける3つのパーツの組立固定手段として、従来では、
ポール本体の下端開口内部にベースの突起部分を圧入
嵌合するとともに、リングをポール本体に外嵌させ、そ
れら各内外嵌合部間に接着剤を介在させてポール本体と
ベース及びリングをそれぞれ接着固定する構造、ポー
ル本体とリングとを一体成形した上、その一体成形品と
ベースとをビス止め又は接着剤で固定する構造、ポー
ル本体を型にセットした後、熱硬化性ウレタンを流し込
んでベース及びリングを一体成形する構造、ポール本
体をウレタン等の弾性復元力を有する材料からその下端
部に環状部分を一体形成して筒状に構成する一方、ベー
ス及びリングをポリプロピレン等の硬質材料から構成
し、この硬質材料製ベースの接地環状部分とリングの環
状部分とポール本体の下端環状部分とを重なり合わせ、
これら重なり合った3つのパーツの環状部分に複数本の
ボルトを貫通させて3つのパーツを締付け固定する構
造、のいずれかが採用されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記した3パーツ組立
式の道路標識柱のうち、のパーツ同士を圧入嵌合し、
接着剤で固定する組立手段を採用する場合は、接着剤の
塗布が不均一になりやすい等の固定作業のばらつきによ
って所定の固定強度が得られず、所定の組立構造が維持
できないないだけでなく、接着剤を使用することから、
パフやサンドブラスト、プライマー、脱脂等の下地処理
も必要となり、製作コストの上昇を招きやすい。また、
の場合は、ポール本体とリングを一体成形するための
大型の成形機が必要となるだけでなく、最終的には2パ
ーツであるために、ポール本体あるいはリングのいずれ
か一方のみが破損したときでも、一体成形品全体の交換
が必要となり、保守コストの面で好ましくない。特に、
一体成形品(ポール本体+リング)とベースとを単にビ
ス止め又は接着剤で固定するだけでは、十分な固定強度
が得られず、例えばポール本体に車両等が引っ掛かり該
ポール本体が引っ張られたとき、リング部がベースから
簡単に外れてポール本体が倒れてしまい、道路標識とし
ての機能を喪失しやすい。また、の場合は、ポール本
体とリング及びベースの一体成形に際して、熱硬化性ウ
レタンを使用するために、硬化時間が非常に長くなり、
製作面でのコストアップにつながり、かつ、最終的には
2パーツであるために、リングまたはベースあるいはポ
ール本体のいずれかが破損したとき、各部品の交換が必
要となり、3パーツ組立式の場合に得られる保守コスト
の低減という利点を得ることができない。さらに、の
場合は、ポール本体の下端環状部分に複数個のボルト挿
通孔を形成する必要があるために、ポール本体に衝突力
や引張力が繰り返し加わったとき、その孔から下端環状
部分が引き裂かれて破損するなどポール本体の耐久性に
問題がある。
【0008】また、上記した3パーツ組立式のものにお
いて、ポール本体とベースの固定手段として、特許第2
919789号公報にみられるように、ポール本体の下
端部をベース側の環状溝内に嵌合させてその嵌合部の周
方向複数箇所を水平方向に貫通するブラインドリベット
等の加締めにより締結固定する構造を採用することも考
えられるが、この場合は、組立にあたって、ブラインド
リベット等の多数の締結具、工具及び多大な締結作業手
間を要するだけでなく、ポール本体に車両等が衝突した
とき、ブラインドリベット等による締結固定部に応力が
集中して固定強度が低下したり、ポール本体の下端周壁
部が変形破損したり、さらにはガタを生じたりしやす
く、ポール本体を直立姿勢のままで安定よく固定保持す
ることができないという問題がある。
【0009】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、3パーツ組立式として車両等の滑らかな通過移動機
能及び外観意匠機能並びにパーツの共用化に伴う製作コ
スト、保守コストの低減効果を確保しつつ、極く簡単な
組立作業で安定した固定強度が得られるとともに、車両
等の衝突時における変形破損を低減して耐久性の著しい
向上を図ることができる道路標識柱を提供することを目
的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る道路標識柱は、他物の接触あるいは衝
突によって曲り変形可能な筒状のポール本体と、ポール
本体内の下端部に嵌合可能な突出筒部分及び路面への接
地環状部分を有するベースと、ポール本体に外嵌可能な
内孔形成用の筒状部分及びベースの接地環状部分よりも
大径で外周縁に向けて下り勾配の傾斜面部分及びベース
の接地環状部分よりも外周位置で路面に接地する接地環
状部分を有するリングとを具備してなる道路標識柱であ
って、上記ポール本体、ベース及びリングが互いに独立
部品として製作され、ポール本体の下端周壁部で径方向
対向箇所の少なくとも二箇所には孔が形成されている一
方、ベースの突出筒部分にはポール本体をその下端縁が
ベースの接地環状部分の上面に当接するように上方から
押し込み嵌合させたとき、上記孔内に弾性係合する少な
くとも二つの係合突起が形成されており、これら係合突
起と孔の弾性係合によりポール本体とベースが固定可能
に構成されているとともに、上記リングは、その筒状部
分の内径がポール本体の外径と同径または略同径に形成
され、かつ、ベースの接地環状部分の下側から筒状部分
にねじ込まれるねじ部材を介してベースに締結可能に構
成されていることを特徴とするものである。
【0011】上記構成の本発明によれば、ポール本体、
ベースのほかに、ベースの接地環状部分よりも大径で外
周縁に向けて下り勾配の傾斜面部分を有するリングを備
えており、標識柱に車両等が極近接したとき、当該車両
等の車輪をリングの傾斜面部分に沿いその外周縁側に滑
り案内させて通過移動させる衝突回避機能及び標識柱設
置箇所の景観を維持する外観意匠機能を発揮させること
が可能であるのはもとより、ポール本体、ベース及びリ
ングが互いに独立部品である3パーツ組立式に構成され
ているので、様々な設置環境や路面状況に対応して、そ
れぞれに対応するベースを持った複数種類の道路標識柱
を各別に作る必要がなく、ポール本体、ベース及びリン
グからなるパーツの共用化が図れて効率的かつ経済的な
生産計画を立てることが可能であるとともに、使用態様
で車両の衝突や踏み付け等によって一部が破損した場
合、その破損箇所を含むパーツ(ポール本体、ベースま
たはリング)のみの交換でよく、保守コストの低減も図
れる。
【0012】また、ポール本体とリングを一体成形する
ための大型の成形機も、ポール本体とリング及びベース
を熱硬化性ウレタンで一体成形するための硬化時間も不
要であり、製作面でのコストダウンが図れる。そのう
え、ポール本体とベースの締結固定に際しては、ポール
本体を上方から押し込み嵌合させるという極く簡単な組
立作業を行うだけで、係合突起と孔を弾性係合させてポ
ール本体をベースに固定することが可能であって、ビス
やブライドリベット等の多数の締結具、工具の使用及び
多大な締結作業手間を省き、組立(製作)コストの低減
が図れるとともに、ポール本体とベースの弾性係合によ
る固定箇所の外周部にはベースに締結されたリングの筒
状部分が取り囲み位置しており、ポール本体に車両等が
衝突したときの応力を広い面積で受け止めることになる
ため、締結固定部に応力が集中して固定強度が低下した
り、ポール本体の下端周壁部が変形破損したり、さらに
はガタを生じたりすることがなくなり、ポール本体を直
立姿勢のままで安定よく固定保持することが可能で、全
体の耐久性向上も図れる。
【0013】上記構成の道路標識柱において、請求項2
に記載のように、上記ベースに、路面に埋設されるアン
カー部材にねじ込むことにより該ベースを路面に固定す
るための締結用ボルトの頭部及び路面下に埋込み固定さ
れて路面上に突出するアンカー式ねじ部材にねじ込んで
該ベースを路面に固定するためのナットを嵌合保持可能
な凹部と上記各ねじ部材のねじ部分が挿通する貫通孔と
が同芯状態に形成するとともに、上記リングの接地環状
部分にベースを路面に接着固定するための接着剤の流し
込み用凹入スペースを形成するという構成を採用するこ
とにより、単一のベースを、ボルト固定設置形式、ねじ
込み固定設置形式及び接着固定形式用のベースに共通使
用することが可能となり、複数種の路面設置方法に対応
させるためのベースの種類も削減して生産効率の一層の
向上を図ることができる。
【0014】また、上記構成の道路標識柱において、請
求項3に記載のように、上記ベースの突出筒部分に形成
された係合突起に、ポール本体の下端部をベースの突出
筒部分に嵌合させた状態で該ポール本体を上方から押し
込んだとき、ポール本体の下端周壁部を弾性に抗して拡
径変形させる傾斜面を形成する構成を採用することによ
り、ポール本体を上方から軽い力で押し込むだけでベー
ス側の係合突起に対してポール本体の下端周壁部を乗り
越え移動させてポール本体側の孔を係合突起に弾性係合
させることが可能であり、ポール本体とベースの組立固
定作業時に工具等の使用が全く不要で、両者を容易かつ
能率よく組立固定することができる。
【0015】さらに、上記構成の道路標識柱において、
請求項4に記載のように、リングをベースに締結した状
態で、該リングの筒状部分とベースの突出筒部分とによ
りポール本体の下端周壁部を内外両側から挟持するよう
に構成することにより、ポール本体とベースの固定強度
を一層強固かつ安定のよいものにすることができる。
【0016】なお、本発明に係る道路標識柱において、
上記ポール本体は他物の接触あるいは衝突によって曲り
変形可能な弾性及び復元力を有する材料、例えばウレタ
ン樹脂、塩化ビニル樹脂、EVA(エチレン酢酸ビニル
共重合体)樹脂等をブロー成形や射出成形で成形するこ
とが好ましく、上記ベースは硬質材料、例えばポリプロ
ピレン、ABS樹脂等から、また、リングは硬質材料、
例えばポリプロピレン樹脂等から成形することが好まし
く、このような構成材料の選定によって、各パーツそれ
ぞれの役割を確実に達成させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
にもとづいて説明する。図1は本発明に係る道路標識柱
の実施例を示す分解外観図、図2は分解縦断面図であ
り、この実施例の道路標識柱は、筒状のポール本体1
と、ベース2と、リング3と、キャップ4とを備え、そ
れら構成要素1〜4が互いに独立部品として製作され、
それら4つの構成要素部品1,2,3,4が組立可能に
構成されている。
【0018】上記ポール本体1は、全長に亘って同径で
上下両端が開口されるようにウレタン樹脂等の射出成形
または押出成形により円筒状の形態に一体成形されてお
り、使用態様で車両等の他物が接触あるいは衝突したと
き、その上半部分が曲り変形して衝撃を吸収し、かつ、
接触あるいは衝突力の解除に伴い起立姿勢に弾性復元可
能に構成されている。この筒状ポール本体1の下端周壁
部1aで径方向に対向する二箇所には後述する係合突起
が弾性係合する円形の係合孔5が形成されている。
【0019】上記キャップ4は、例えばウレタン樹脂等
の射出成形により円筒状形態の下部4aとドーム状形態
の上部4bとが一体形成されて、上記ポール本体1の上
端開口部内に嵌合し、接着剤を用いて固定可能に構成さ
れている。
【0020】上記ベース2は、ポール本体1の下端開口
部内に嵌合可能な突出筒部分2A及び路面に安定接地す
る偏平な接地環状部分2Bとを有しポリプロピレン、A
BS樹脂等の硬質材料から全体円環形状に成形されてお
り、このベース2の中央部には路面に埋設されるアンカ
ー部材にねじ込むことにより該ベース2を路面に固定す
るための締結用六角頭付きボルト(後述する)の六角頭
部及び路面下に埋込み固定されて路面上に突出するアン
カー式ねじ部材(後述する)にねじ込むことにより該ベ
ース2を路面に固定するためのナット(後述する)を嵌
合保持可能な六角形状の嵌合用凹部2aと上記ボルト及
びアンカー式ねじ部材のねじ部分を挿通させる貫通孔2
bとが同芯状態に形成されているとともに、接地環状部
分2Bには、上記リング3とベース2とを円周方向の複
数箇所で締付け固定するねじ込み用ビス(後述する)の
貫通孔2cが形成されている。
【0021】また、このベース2の突出筒部分2Aの上
下中間部で径方向に対向する二箇所には、該突出筒部分
2Aにポール本体1の下端周壁部1aを嵌合させた状態
でそのポール本体1を上方から下向きに押し込んだと
き、該ポール本体1の下端周壁部1aを図3に示すよう
に、弾性に抗して拡径変形させるような傾斜面6aを有
しポール本体1をその下端縁1eがベース2の接地環状
部分2Bの上面に当接する位置まで押し込み嵌合させた
とき、図4に明示するように、ポール本体1の下端周壁
部1aの弾性復元に伴い上記係合孔5内に弾性係合する
円形状の係合突起6が一体に突出形成されている。
【0022】上記リング3は、上記ポール本体1の外径
d1と同径の内径d2の内孔3aを形成してポール本体
1に外嵌可能とされた筒状部分3Aと上記ベース2の接
地環状部分2Bよりも大径で外周縁に向けて下り勾配の
截頭円錐形状の傾斜面部分3Bと上記ベース2の接地環
状部分2Bよりも外周位置で路面に接地する接地環状部
分3Cとを有し、これら各部分3A,3B,3Cがポリ
プロピレン樹脂等の硬質材料から一体成形されており、
略截頭略円錐形状の傾斜面部分3Bの外周寄り箇所には
路面への固定用孔3bが形成されているとともに、筒状
部分3Aには上記ビスのねじ込み用有底孔3cが形成さ
れている。また、このリング3の傾斜面部分3Bの下部
には、ベース2を路面に接着固定するための接着剤の流
し込み用凹入スペース7が形成されている。
【0023】上記のような4つの部品1,2,3,4を
備えた道路標識柱においては、ベース2を路面に固定し
た上、その上端開口部内にキャップ4を嵌合して接着固
定したポール本体1の下端周壁部1aをベース2の突出
筒部分2Aに嵌合させ、この状態でポール本体1を所定
量下向きに押し込むことにより、上記二つの係合孔5内
にベース2側の係合突起6を弾性係合させてポール本体
1とベース2とを固定する。続いて、ポール本体1にリ
ング3を外嵌させ、このリング3をその筒状部分3Aの
下面がベース2の接地環状部分2Bの上面に当接するま
でポール本体1の下端側に移動させた後、図5に示すよ
うに、ベース2の接地環状部分2Bに形成されている貫
通孔2cからリング3の筒状部分3Aに形成されている
有底孔3cに向けてビス8をねじ込んでベース2とリン
グ3を締付け固定することにより、各部品1,2,3,
4を組立てて車道のセンターライン、車線の合流分岐箇
所、歩車道分離箇所等の道路面の所定間隔を置いた複数
箇所に道路標識柱Aを設置し、車両の運転者等にセンタ
ーラインや合流分岐等の存在を視認させて道路標識とし
ての機能を発揮させる。そして、設置使用態様で車両等
が誤ってポール本体1に接触あるいは衝突した際は、ポ
ール本体1が曲り変形して衝撃を吸収することによって
車両や運転者等を保護し、また、車両等がポール本体1
から離反すると、ポール本体1が起立姿勢に弾性復元し
て所定の標識機能を回復することになる。
【0024】このように使用される道路標識柱の路面へ
の固定設置方法には、大別して、ベース2を路面に六角
頭9a付きボルト9を用いて固定設置する方法(以下、
ボルト固定設置方法という)と、ベース2を予め路面下
に埋込み固定されて路面上に突出するアンカー式ねじ部
材17にねじ込むことにより該ベース2を路面に固定設
置するねじ込み固定設置方法と、ベース2を路面に接着
剤を用いて固定設置する方法(以下、接着固定設置方法
という)とがあり、以下、これらの固定設置方法につい
て詳しく説明する。
【0025】ボルト固定設置方法:図6及び図7に示す
ように、ベース2の嵌合用凹部2aに六角頭部9a付き
ボルト9の頭部9aを嵌合させるとともに、貫通孔2b
を通してベース2の下方へ突出させたねじ部分9bにナ
ット11を螺合し締付けることにより、まずボルト9を
ベース2に固定する。次に、上述のようにして道路標識
柱Aの組立てを完成した後、路面Rに掘削形成された穴
内に挿入され、かつ、エポキシ樹脂系接着剤等の接着剤
12によって路床部に埋設されたアンカー部材13に上
記ボルト9のねじ部分9bをねじ込むことによって、道
路標識柱Aを路面Rに鉛直起立姿勢に固定設置する。
【0026】ねじ込み固定設置方法:図8及び図9に示
すように、ベース2の嵌合用凹部2aにナット14を嵌
合させて廻止めするとともに、このナット14をプレー
ト15及びビス16を介してベース2に固定する。次
に、上述のようにした道路標識柱Aの組立てを完了した
後、路面R下に予め埋込み固定されて路面Rより上方へ
突出しているアンカー式ねじ部材17に上記ナット14
をねじ込むことによって、道路標識柱Aを路面Rに鉛直
起立姿勢に固定設置する。
【0027】接着固定設置方法:図10及び図11に示
すように、上述のようにして組立てを完了した後の道路
標識柱Aにおけるベース2の接地環状部分2Bの下面全
域または路面上に接着剤18を塗布する。このとき、塗
布した接着剤18の一部がリング3の凹入スペース7内
に流れ込むことになり、この状態で道路標識柱A全体を
上から路面Rに押圧することによって、接着剤18を介
して道路標識柱Aを路面Rに接着して該道路標識柱Aを
鉛直起立姿勢に固定設置する。この接着固定方法の場
合、ベース2と接着剤18との接着性が悪くとも、接着
剤18の一部が凹入スペース7内に流れ込むために、道
路標識柱Aを路面Rから剥がれることのないように強力
に接着固定することが可能である。
【0028】なお、ポール本体1とベース2との固定強
度を高めるために、ベース2側の突出筒部分2Aの外周
面およびポール本体1の下端周壁部1aの内周面のいず
れか一方または両方に接着剤を塗布させておき、係合孔
5と係合突起6との弾性係合による固定に接着固定を併
用してもよい。
【0029】
【発明の効果】以上要するに、本発明によれば、ポール
本体、ベース及びリングを互いに独立部品に製作した3
パーツ組立式に構成することにより、リングの存在によ
る衝突回避機能及び標識柱設置箇所の景観を維持する外
観意匠機能を発揮させることができるのみならず、様々
な設置環境や路面状況に対応する複数種類のベースを備
えた道路標識柱を各別に作る必要がなく、パーツの共用
化による効率的かつ経済的な生産計画を組むことができ
るとともに、使用態様で車両の衝突や踏み付け等による
破損が生じた場合、その破損箇所を含むパーツのみの交
換で復元できて保守コストの低減も図ることができる。
また、大型の成形機もポール本体とリング及びベースを
熱硬化性ウレタンの流し込みで一体成形する場合のよう
な長い硬化時間も不要であるため、製作面で著しいコス
トダウンを図ることができる。
【0030】しかも、ポール本体を上方から押し込み嵌
合させるだけで、係合突起と孔を弾性係合させてポール
本体をベースに簡単かつ能率よく固定することができ、
ビスやブライドリベット等の多数の締結具、工具の使用
及び多大な締結作業手間を省き、組立(製作)コストの
低減を図れるとともに、係合突起と孔の弾性係合による
固定箇所の外周部がリングの筒状部分で取り囲まれるこ
とになるため、ポール本体に車両等が衝突したときの応
力を広い面積で受け止めることができるので、締結固定
部への応力集中によって固定強度が低下したり、ポール
本体の下端周壁部が変形破損したり、さらにはガタを生
じたりすることがなくなり、ポール本体を直立姿勢のま
まで強固に、かつ安定よく固定保持することができ、道
路標識柱全体の耐久性を向上することができるという効
果を奏する。
【0031】特に、請求項2に記載の構成を採用するこ
とによって、単一のベースを、ボルト固定設置形式、ね
じ込み固定設置形式及び接着固定形式用のベースに共通
使用することが可能となり、複数種の路面設置方法に対
応させるためのベースの種類も削減して生産効率の一層
の向上を図ることができる。
【0032】また、請求項3に記載の構成を採用するこ
とによって、ポール本体を上方から軽い力で押し込むだ
けでポール本体側の孔を係合突起に弾性係合させること
が可能となり、ポール本体とベースの組立固定作業時に
工具等の使用が全く不要で、両者を容易かつ能率よく組
立固定することができる。
【0033】さらに、請求項4に記載のような構成を採
用することにより、ポール本体とベースとの固定強度を
一層強固かつ安定のよいものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る道路標識柱の実施例を示す分解外
観図である。
【図2】同上実施例の道路標識柱の構成を示す分解縦断
面図である。
【図3】同上道路標識柱において、ポール本体をベース
に固定する作業の途中状態を示す縦断面図である。
【図4】同上道路標識柱において、ポール本体をベース
に固定した状態の要部の拡大縦断面図である。
【図5】同上道路標識柱の組立固定完了状態を示す縦断
面図である。
【図6】同上道路標識柱を路面に固定設置する方法のう
ち、ボルト固定設置方法を示す要部の拡大縦断面図であ
る。
【図7】図6の底面図である。
【図8】同上道路標識柱を路面に固定設置する方法のう
ち、ねじ込み固定設置方法を示す要部の拡大縦断面図で
ある。
【図9】図8の底面図である。
【図10】同上道路標識柱を路面に固定設置する方法の
うち、接着固定設置方法を示す要部の拡大縦断面図であ
る。
【図11】図10の底面図である。
【符号の説明】
1 ポール本体 1a 下端周壁部分 2 ベース 2A 突出筒部分 2B 接地環状部分 2a 嵌合用凹部 2b ねじ部分挿通用貫通孔 3 リング 3A 筒状部分 3B 傾斜面部分 3C 接地環状部分 3a 内孔 4 キャップ 5 係合孔 6 係合突起 7 接着剤流れ込み用凹入スペース 9 六角頭付ボルト 10 ナット 13 アンカー部材 17 アンカー式ねじ部材 18 接着剤 A 道路標識柱 R 路面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 相川 幸司 大阪府大阪市西区江戸堀1丁目17番18号 東洋ゴム工業株式会社内 (72)発明者 谷川 克彦 大阪府大阪市西区江戸堀1丁目17番18号 東洋ゴム工業株式会社内 Fターム(参考) 2D064 AA11 AA22 BA05 CA03 DA17 DB03 DB07 HA23

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 他物の接触あるいは衝突によって曲り変
    形可能な筒状のポール本体と、ポール本体内の下端部に
    嵌合可能な突出筒部分及び路面への接地環状部分を有す
    るベースと、ポール本体に外嵌可能な筒状部分及びベー
    スの接地環状部分よりも大径で外周縁に向けて下り勾配
    の傾斜面部分及びベースの接地環状部分よりも外周位置
    で路面に接地する接地環状部分を有するリングとを具備
    してなる道路標識柱であって、 上記ポール本体、ベース及びリングが互いに独立部品と
    して製作され、 ポール本体の下端周壁部で径方向対向箇所の少なくとも
    二箇所には孔が形成されている一方、ベースの突出筒部
    分にはポール本体をその下端縁がベースの接地環状部分
    の上面に当接するように上方から押し込み嵌合させたと
    き、上記孔内に弾性係合する少なくとも二つの係合突起
    が形成されており、これら係合突起と孔の弾性係合によ
    りポール本体とベースが固定可能に構成されているとと
    もに、 上記リングは、その筒状部分の内径がポール本体の外径
    と同径または略同径に形成され、かつ、ベースの接地環
    状部分の下側から筒状部分にねじ込まれるねじ部材を介
    してベースに締結可能に構成されていることを特徴とす
    る道路標識柱。
  2. 【請求項2】 上記ベースには、路面に埋設されるアン
    カー部材にねじ込むことにより該ベースを路面に固定す
    るための締結用ボルトの頭部及び路面下に埋込み固定さ
    れて路面上に突出するアンカー式ねじ部材にねじ込んで
    該ベースを路面に固定するためのナットを嵌合保持可能
    な凹部と上記各ねじ部材のねじ部分が挿通する貫通孔と
    が同芯状態に形成されているとともに、上記リングに
    は、ベースを路面に接着固定するための接着剤の流し込
    み用凹入スペースが形成されている請求項1に記載の道
    路標識柱。
  3. 【請求項3】 上記ベースの突出筒部分に形成された係
    合突起には、ポール本体の下端部をベースの突出筒部分
    に嵌合させた状態で該ポール本体を上方から押し込んだ
    とき、ポール本体の下端周壁部を弾性に抗して拡径変形
    させる傾斜面が形成されている請求項1または2に記載
    の道路標識柱。
  4. 【請求項4】 上記リングをベースに締結した状態で、
    該リングの筒状部分とベースの突出筒部分とによりポー
    ル本体の下端周壁部を内外両側から挟持固定するように
    構成されている請求項1ないし3のいずれかに記載の道
    路標識柱。
  5. 【請求項5】 ポール本体が他物の接触あるいは衝突に
    よって曲り変形可能な弾性及び復元力を有する材料から
    構成されているとともに、上記ベース及びリングが硬質
    材料から構成されている請求項1ないし4のいずれかに
    記載の道路標識柱。
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