JP3161992B2 - 道路標識柱 - Google Patents
道路標識柱Info
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Description
かわり、詳しくは、車道のセンターライン、車線変更
線、分離帯などに利用される車両が衝突したときに曲が
る中空のポールをもつ道路標識柱の改良に関している。
る中空のポールをもつ道路標識柱は、高速道路から一般
道路にわたって広く利用されており、今後もその需要は
拡大の一途にある。これは、視認性がたかく、ポールの
柔軟性がたかいことから、運転者の安全性が確保される
こと、取り付けあるいは施工が簡単なことに起因してい
る。
からなっている。標識柱本体はポールと台座とからなっ
ている。ポールは熱可塑性エラストマーなどの円筒ある
いは円錐筒の形態をなすもので、蛍光塗料をポールの周
囲に帯状に直接塗布することによって、あるいはテープ
のかたちに裁断された再帰反射シートをポールの表面に
巻き付けかつ接着することによって形成された標識帯が
長手方向に断続して設けられている。台座は、伏せた皿
の形態をもつソリッドな形態をもつ硬質ウレタン樹脂な
どからなるもので、ポールの下端に一体に成形されたも
ので、おねじをもつ部材がインサート成形されている。
埋設用脚はほぼ円筒の形態をなすアルミニウムからなる
もので、台座のねじ部材のおねじに対応するめねじを中
心にもっている。
削し、標識柱部材のねじ部材に埋設用脚をねじ込み、該
埋設用脚を上記の穴に入れ、接着剤によって路床に固定
することによってなされている。
の道路標識柱は、その埋設用脚と接着剤との結合を良く
するため、アルミニウムなどのダイキャストで構成し
て、その外周面に溝を設けるなどしていたため、その製
造コストが高価であり、さらに、いわゆる規格部品を使
用しない特注製品であるため、いっそう高価であった。
減することができる、改良された道路標識柱を提供する
ことにある。
に創作した本発明の基本的原理は、標識柱本体と埋設用
脚とを結合するネジ手段に、いわゆる規格部品を用い易
いように構成したものである。上述の原理に基づく具体
的な構成として、本発明は、車両の衝突を受けたとき弾
性的に変形するポールを備えた標識柱本体と、道路に埋
設される埋設用脚とから成り、上記標識柱本体と埋設用
脚とが相互にネジ手段で締結されている道路標識柱にお
いて、 前記標識柱本体の台座が前記ポールの根元に固着
されるとともに、上記台座に、メネジを有する部材がイ
ンサート成形されており、 かつ、上記のメネジに対応す
るオネジを有する部材が、前記埋設用脚に設けられてい
ることを特徴とする。以上に説明した本発明の構成によ
ると、標識柱本体の台座に設けるメネジ部材として市販
のナットを使用することができ、埋設用脚に設けるオネ
ジ部材として市販のボルトや市販のアンカーボルトを使
用することができる。
以下に、図面を参照して説明する。
面図、図2は同じく平面図、図3は地表付近の拡大断面
図である。 この道路標識柱は標識柱本体10(図1)と
埋設用脚20(図3)とからなっている。標識柱本体は
ポール11と台座12とからなっている。
入したポリウレタン樹脂系熱可塑性エラストマーやポリ
エチレン樹脂などの樹脂を押出成形、ブロー成形、射出
成形することによってつくられた中空円筒の形態をもつ
ものからなっている。ポール11の周面には、図1によ
く示されているように、標識帯13がポールの長手方向
に断続して設けられている。これらの標識帯13は、蛍
光塗料をポール11の周面に帯状に直接塗布することに
よって、あるいはテープのかたちに裁断された再帰反射
シートをポール11の周面に巻き付けかつ接着すること
によって形成されている。さらに、ポール11の周面に
は、ポール11が変形したときに、内部の空気を吸排出
するための小孔14が設けられている。
をもち、ほぼ伏せた皿の形態をなすソリッドなものから
なっている。台座12の製造は、ポール11を台座成形
型にいれ、注型のウレタン樹脂を台座成形型に注入する
ことによってなされている。ポール11の下部には、図
3に示すように、貫通孔15が設けられており、この貫
通孔15から台座12を形成する樹脂をポール11の内
部に入り込ませ、台座12とポール11との結合を強固
ならしめている。さらに、台座12におけるポール11
の下部に対応する部分は図3に示すように突出してお
り、この突出16にはナット17がインサート成形され
ている。ナット17は日本工業規格に規定されたサイズ
をもつ、市販のステンレス鋼ナットからなっている。図
1に示したキャッツアイ18は台座12のまわりに埋め
込まれている。
した下部とを有し、全体としてJ字形をなすステンレス
鋼製の部材で、その上端部に設けられたオネジ21は前
記のナット17に適合する。
うにして道路に設置される。埋設用脚20の台座12に
インサート成形されたナット17に、埋設用脚20のオ
ネジ21を捩じ込んで、ポール11と台座12と埋設用
脚20とを一体的に組み立ておき、道路に穴30を掘削
し、穴30にコンクリートやウレタンプレポリマーのよ
うな接着剤31を充填し、J字形に曲がった部分を下に
して埋設用脚20を穴30に入れ、接着剤31を硬化さ
せて、埋設用脚20を路床32に固定することによって
なされる。このとき埋設用脚20は、接着剤31が硬化
した状態で、上端と路面33との間にすき間Sを形成す
るように穴30に配置される。
0には日本工業規格に規定された市販のアンカーボルト
を使用してもよく、さらに、他のボルトを採用してもよ
い。図4は後者の埋設用脚を備える本発明の道路標識柱
の他の実施例を示している。
して説明した道路標識柱と同じに、標識柱本体110と
埋設用脚120とからなっている。標識柱本体110は
ポール111と台座112とからなっている。
混入したポリウレタン樹脂系熱可塑性エラストマーやポ
リエチレン樹脂などの樹脂を押出成形、ブロー成形、射
出成形することによってつくられた中空円筒の形態をも
つものからなっている。ポール111の周面には標識帯
がポールの長手方向に断続して設けられている。標識帯
は、蛍光塗料をポール111の周囲に帯状に直接塗布す
ることによってあるいはテープのかたちに裁断された再
帰反射シートをポール表面に巻き付けかつ接着すること
によって形成されているとともに、ポール111が変形
したときに、内部の空気を吸排出するための小孔が設け
られている。
直径をもち、ほぼ伏せた皿の形態をもつソリッドなもの
からなっている。台座112の形成も、ポール111を
台座成形型にいれ、注型ポリウレタン樹脂を台座成形型
に注入することによって形成されている。ポール111
の下部には貫通孔115が設けられおり、この貫通孔1
15から台座112を形成する樹脂をポール111の内
部にはいり込ませて、台座112とポール111との結
合をたかめている。さらに、台座112におけるポール
111の下部に対応する部分は突出しており、この突出
116にはナット117がインサート成形されている。
このナット117も、日本工業規格に規定されたサイズ
をもつ、市販のステンレス鋼ナットからなっている。
たサイズをもつ、市販のステンレス鋼六角ボルトからな
っている。この埋設用脚あるいは六角ボルト120のお
ねじ121はナット117のめねじ119に対応してい
る。
0を台座112にあるナット117にねじ込み、道路に
穴130を掘削し、六角ヘッドを下にして埋設用脚12
0を穴130に容れ、穴130に充填された接着材13
1によって埋設用脚120を路床132に固定するでな
される。このときに、本道路標識柱においても、埋設用
脚120は、接着材131が硬化したときに、上端が路
面133との間にすき間S’を形成するように穴130
に配置される。
ル11,111の直径が80mmの場合、埋設用脚2
0,120のオネジ21,121はよび径が42mmか
らなるものを用いることが好ましく、ナット17,11
7は埋設用脚20,120のオネジ21,121のねじ
山が三山以上かみ合うようにすることによって必要とす
る締結力が得られる。
うに、埋設用脚および台座におけるねじ部材に市販のボ
ルトやナットを使用することができるため、設置に必要
な部材のコストが低減し、設置コストを低減することが
でき、ひいては、この種の標識柱の普及を促進して、交
通の安全をさらに改善することができる。
ある。
る。
部の拡大断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 車両の衝突を受けたとき弾性的に変形す
るポールを備えた標識柱本体と、道路に埋設される埋設
用脚とから成り、上記標識柱本体と埋設用脚とが相互に
ネジ手段で締結されている道路標識柱において、 前記標識柱本体の台座が前記ポールの根元に固着される
とともに、上記台座に、メネジを有する部材がインサー
ト成形されており、 かつ、上記のメネジに対応するオネジを有する部材が、
前記埋設用脚に設けられていることを特徴とす る道路標
識柱。 - 【請求項2】 前記のメネジを有する部材が、日本工業
規格に規定された六角ナットであることを特徴とする、
請求項1に記載の道路標識柱。 - 【請求項3】 前記のオネジを有する部材が、上端部に
オネジを有するストレートな上半部と、屈曲した下半部
とを一体に連設されたJ字状の部材であることを特徴と
する、請求項1または請求項2に記載の道路標識柱。 - 【請求項4】 前記のオネジを有する部材が、日本工業
規格に規定された六角ボルトであることを特徴とする、
請求項1または請求項2に記載の道路標識柱。
Priority Applications (1)
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JP07179697A JP3161992B2 (ja) | 1997-03-25 | 1997-03-25 | 道路標識柱 |
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JP07179697A JP3161992B2 (ja) | 1997-03-25 | 1997-03-25 | 道路標識柱 |
Publications (2)
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JPH10266143A JPH10266143A (ja) | 1998-10-06 |
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Family Applications (1)
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JP07179697A Expired - Fee Related JP3161992B2 (ja) | 1997-03-25 | 1997-03-25 | 道路標識柱 |
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Country | Link |
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JP4997302B2 (ja) * | 2010-03-10 | 2012-08-08 | 東洋ゴム工業株式会社 | 道路標識柱 |
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1997
- 1997-03-25 JP JP07179697A patent/JP3161992B2/ja not_active Expired - Fee Related
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