JP3161992B2 - 道路標識柱 - Google Patents

道路標識柱

Info

Publication number
JP3161992B2
JP3161992B2 JP07179697A JP7179697A JP3161992B2 JP 3161992 B2 JP3161992 B2 JP 3161992B2 JP 07179697 A JP07179697 A JP 07179697A JP 7179697 A JP7179697 A JP 7179697A JP 3161992 B2 JP3161992 B2 JP 3161992B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pole
road
leg
road sign
male screw
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP07179697A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10266143A (ja
Inventor
範正 栗原
信祐 伊野瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Mektron KK
Original Assignee
Nippon Mektron KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Mektron KK filed Critical Nippon Mektron KK
Priority to JP07179697A priority Critical patent/JP3161992B2/ja
Publication of JPH10266143A publication Critical patent/JPH10266143A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3161992B2 publication Critical patent/JP3161992B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Road Signs Or Road Markings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、道路標識柱にか
かわり、詳しくは、車道のセンターライン、車線変更
線、分離帯などに利用される車両が衝突したときに曲が
る中空のポールをもつ道路標識柱の改良に関している。
【0002】
【従来の技術】近年、車両が衝突したときに弾性変形す
る中空のポールをもつ道路標識柱は、高速道路から一般
道路にわたって広く利用されており、今後もその需要は
拡大の一途にある。これは、視認性がたかく、ポールの
柔軟性がたかいことから、運転者の安全性が確保される
こと、取り付けあるいは施工が簡単なことに起因してい
る。
【0003】この道路標識柱は標識柱本体と埋設用脚と
からなっている。標識柱本体はポールと台座とからなっ
ている。ポールは熱可塑性エラストマーなどの円筒ある
いは円錐筒の形態をなすもので、蛍光塗料をポールの周
囲に帯状に直接塗布することによって、あるいはテープ
のかたちに裁断された再帰反射シートをポールの表面に
巻き付けかつ接着することによって形成された標識帯が
長手方向に断続して設けられている。台座は、伏せた皿
の形態をもつソリッドな形態をもつ硬質ウレタン樹脂な
どからなるもので、ポールの下端に一体に成形されたも
ので、おねじをもつ部材がインサート成形されている。
埋設用脚はほぼ円筒の形態をなすアルミニウムからなる
もので、台座のねじ部材のおねじに対応するめねじを中
心にもっている。
【0004】道路への設置は、たとえば、路面に穴を掘
削し、標識柱部材のねじ部材に埋設用脚をねじ込み、
埋設用脚を上記の穴に入れ、接着剤によって路床に固定
することによってなされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上に説明した従来例
の道路標識柱は、その埋設用脚と接着剤との結合を良く
するためアルミニウムなどのダイキャストで構成し
て、その外周面に溝を設けるなどしていたため、その
造コストが高価であり、さらに、いわゆる規格部品を使
用しない特注製品であるため、いっそう高価であった。
【0006】本発明の目的は、道路への設置コストを低
減することができる、改良された道路標識柱を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に創作した本発明の基本的原理は、標識柱本体と埋設用
脚とを結合するネジ手段に、いわゆる規格部品を用い易
いように構成したものである。上述の原理に基づく具体
的な構成として、本発明は、車両衝突を受けたとき
性的に変形するポールを備えた標識柱本体と道路に埋
設され埋設用脚とから成り、上記標識柱本体と埋設用
脚とが相互にネジ手段で締結されている道路標識柱にお
いて、 前記標識柱本体の台座が前記ポールの根元に固着
されるとともに、上記台座に、メネジを有する部材がイ
ンサート成形されており、 かつ、上記のメネジに対応す
るオネジを有する部材が、前記埋設用脚に設けられてい
ることを特徴とする。以上に説明した本発明の構成によ
ると、標識柱本体の台座に設けるメネジ部材として市販
のナットを使用することができ、埋設用脚に設けるオネ
ジ部材として市販のボルトや市販のアンカーボルトを使
用することができる。
【0008】
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の道路標識柱の実施例は、
以下に、図面を参照して説明する。
【0010】図1は、本発明に係る道路標識柱の外観正
面図、図2は同じく平面図、図3は地表付近の拡大断面
図である。 この道路標識柱は標識柱本体10(図1)
埋設用脚20(図3)とからなっている。標識柱本体は
ポール11と台座12とからなっている。
【0011】ポール11は、必要とする色調の顔料を混
入したポリウレタン樹脂系熱可塑性エラストマーやポリ
エチレン樹脂などの樹脂を押出成形、ブロー成形、射出
成形することによってつくられた中空円筒の形態をもつ
ものからなっている。ポール11の周面には、図1によ
く示されているように、標識帯13がポールの長手方向
に断続して設けられている。これらの標識帯13は、蛍
光塗料をポール11の周面に帯状に直接塗布することに
よって、あるいはテープのかたちに裁断された再帰反射
シートをポール11の周面に巻き付けかつ接着すること
によって形成されている。さらに、ポール11の周面に
は、ポール11が変形したときに、内部の空気を吸排出
するための小孔14が設けられている。
【0012】台座12は、ポール11よりも大き直径
をもち、ほぼ伏せた皿の形態をなすソリッドなものから
なっている。台座12の製造は、ポール11を台座成形
型にいれ、注型のウレタン樹脂を台座成形型に注入する
ことによってなされている。ポール11の下部には、図
3に示すように、貫通孔15が設けられており、この貫
通孔15から台座12を形成する樹脂をポール11の内
部にり込ませ、台座12とポール11との結合を強固
ならしめている。さらに、台座12におけるポール11
の下部に対応する部分は図3に示すように突出してお
り、この突出16にはナット17がインサート成形され
ている。ナット17は日本工業規格に規定されたサイズ
をもつ、市販のステンレス鋼ナットからなっている。
1に示したキャッツアイ18は台座12のまわりに埋め
込まれている。
【0013】埋設用脚20は、ストレートな上部と屈曲
した下部とを有し、全体としてJ字形をなすステンレス
鋼製の部材で、その上端部に設けられたオネジ21は前
記のナット17に適合する。
【0014】この実施形態に係る道路標識柱は、次のよ
うにして道路設置される。埋設用脚20台座12に
インサート成形されたナット17に埋設用脚20のオ
ネジ21を捩じ込んで、ポール11台座12埋設用
脚20とを一体的に組み立ておき、道路に穴30を掘削
し、穴30にコンクリートやウレタンプレポリマーのよ
うな接着31を充填し、字形に曲がった部分を下に
して埋設用脚20を穴30にれ、接着剤31を硬化さ
せて、埋設用脚20を路床32に固定することによって
なされる。このとき埋設用脚20は、接着剤31が硬化
した状態で、上端路面33との間にすき間Sを形成す
るように穴30に配置される。
【0015】本発明の道路標識柱において、埋設用脚2
0には日本工業規格に規定された市販のアンカーボルト
を使用してもよく、さらに、他のボルトを採用してもよ
い。図4は後者の埋設用脚を備える本発明の道路標識柱
の他の実施例を示している。
【0016】この道路標識柱も、図1および図2に関連
して説明した道路標識柱と同じに、標識柱本体110と
埋設用脚120とからなっている。標識柱本体110は
ポール111と台座112とからなっている。
【0017】ポール111は、必要とする色調の顔料を
混入したポリウレタン樹脂系熱可塑性エラストマーやポ
リエチレン樹脂などの樹脂を押出成形、ブロー成形、射
出成形することによってつくられた中空円筒の形態をも
つものからなっている。ポール111の周面には標識帯
がポールの長手方向に断続して設けられている。標識帯
は、蛍光塗料をポール111の周囲に帯状に直接塗布す
ることによってあるいはテープのかたちに裁断された再
帰反射シートをポール表面に巻き付けかつ接着すること
によって形成されているとともに、ポール111が変形
したときに、内部の空気を吸排出するための小孔が設け
られている。
【0018】台座112は、ポール111よりも大きな
直径をもち、ほぼ伏せた皿の形態をもつソリッドなもの
からなっている。台座112の形成も、ポール111を
台座成形型にいれ、注型ポリウレタン樹脂を台座成形型
に注入することによって形成されている。ポール111
の下部には貫通孔115が設けられおり、この貫通孔1
15から台座112を形成する樹脂をポール111の内
部にはいり込ませて、台座112とポール111との結
合をたかめている。さらに、台座112におけるポール
111の下部に対応する部分は突出しており、この突出
116にはナット117がインサート成形されている。
このナット117も、日本工業規格に規定されたサイズ
をもつ、市販のステンレス鋼ナットからなっている。
【0019】埋設用脚120は日本工業規格に規定され
たサイズをもつ、市販のステンレス鋼六角ボルトからな
っている。この埋設用脚あるいは六角ボルト120のお
ねじ121はナット117のめねじ119に対応してい
る。
【0020】道路への設置は、たとえば、埋設用脚12
0を台座112にあるナット117にねじ込み、道路に
穴130を掘削し、六角ヘッドを下にして埋設用脚12
0を穴130に容れ、穴130に充填された接着材13
1によって埋設用脚120を路床132に固定するでな
される。このときに、本道路標識柱においても、埋設用
脚120は、接着材131が硬化したときに、上端が路
面133との間にすき間S’を形成するように穴130
に配置される。
【0021】なお、これらの道路標識柱において、ポー
ル11,111の直径が80mmの場合、埋設用脚2
0,120のオネジ21,121はよび径が42mmか
らなるものを用いることが好ましく、ナット17,11
7は埋設用脚20,120のオネジ21,121のねじ
山が三山以上かみ合うようにすることによって必要とす
る締結力得られる。
【0022】
【発明の効果】本発明の道路標識柱は、以上説明したよ
うに、埋設用脚および台座におけるねじ部材に市販のボ
ルトやナットを使用することができるため、設置に必
な部材のコストが低減し、設置コストを低減することが
でき、ひいては、この種の標識柱の普及を促進して、交
通の安全をさらに改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の道路標識柱の一実施例を示す正面図で
ある。
【図2】図1に示す道路標識柱の平面図である。
【図3】図2のA−A線にそう柱下部の拡大断面図であ
る。
【図4】本発明の道路標識柱の他の実施例における柱下
部の拡大断面図である。
【符号の説明】
10,110…標識柱本体 11,111…ポール 12,112…台座 20,120…埋設用脚 19,119…メネジ,12オネジ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E01F 9/011

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両衝突を受けたとき弾性的に変形す
    ポールを備えた標識柱本体と道路に埋設され埋設
    用脚とから成り、上記標識柱本体と埋設用脚とが相互に
    ネジ手段で締結されている道路標識柱において、 前記標識柱本体の台座が前記ポールの根元に固着される
    とともに、上記台座に、メネジを有する部材がインサー
    ト成形されており、 かつ、上記のメネジに対応するオネジを有する部材が、
    前記埋設用脚に設けられていることを特徴とす る道路標
    識柱。
  2. 【請求項2】 前記のメネジを有する部材が、日本工業
    規格に規定された六角ナットであることを特徴とする、
    請求項1に記載の道路標識柱。
  3. 【請求項3】 前記のオネジを有する部材が、上端部に
    オネジを有するストレートな上半部と、屈曲した下半部
    とを一体に連設されたJ字状の部材であることを特徴と
    する、請求項1または請求項2に記載の道路標識柱。
  4. 【請求項4】 前記のオネジを有する部材が、日本工業
    規格に規定された六角ボルトであることを特徴とする、
    請求項1または請求項2に記載の道路標識柱。
JP07179697A 1997-03-25 1997-03-25 道路標識柱 Expired - Fee Related JP3161992B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07179697A JP3161992B2 (ja) 1997-03-25 1997-03-25 道路標識柱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07179697A JP3161992B2 (ja) 1997-03-25 1997-03-25 道路標識柱

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10266143A JPH10266143A (ja) 1998-10-06
JP3161992B2 true JP3161992B2 (ja) 2001-04-25

Family

ID=13470893

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07179697A Expired - Fee Related JP3161992B2 (ja) 1997-03-25 1997-03-25 道路標識柱

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3161992B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005290682A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Tamotsu Kizukuri 構造物の支柱用プロテクター
JP4997302B2 (ja) * 2010-03-10 2012-08-08 東洋ゴム工業株式会社 道路標識柱
JP2014092022A (ja) * 2012-11-07 2014-05-19 Sekisui Jushi Co Ltd 道路用標示体の設置構造
JP6359927B2 (ja) * 2014-09-25 2018-07-18 積水樹脂株式会社 標識柱の設置構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10266143A (ja) 1998-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6210066B1 (en) Breakaway bracket assembly
CN110093875B (zh) 一种轻量化可升降型材信号灯杆组件
JP3161992B2 (ja) 道路標識柱
JP3162007B2 (ja) 道路標識柱
JP3349670B2 (ja) 道路標識
US5974712A (en) Traffic sign
JP4000274B2 (ja) 道路標識柱
US3799686A (en) Marker posts
JPH08239812A (ja) 道路標識柱
US5662430A (en) Universal ground marker
KR100475463B1 (ko) 도로 표지병
JP2003301426A (ja) 道路標識柱
JP4592605B2 (ja) 道路用標示体
JP2829260B2 (ja) 道路用標識柱
JP2872923B2 (ja) 道路用誘導標識およびその設置構造
KR200345530Y1 (ko) 차선규제봉
JP3769696B2 (ja) 視線誘導道路標識柱
JP4310848B2 (ja) 道路標識柱
JP2872917B2 (ja) 道路分離体
JP4188849B2 (ja) 道路標識柱
CN2279378Y (zh) 防撞防盗轮廓标
JP3962293B2 (ja) 道路付帯設備及び道路付帯設備の施工方法
JP2872918B2 (ja) 道路分離体
JP2892342B1 (ja) 路面標識
KR200244681Y1 (ko) 차선 규제봉

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090223

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090223

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100223

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100223

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110223

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120223

Year of fee payment: 11

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120223

Year of fee payment: 11

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130223

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140223

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees