JP2892342B1 - 路面標識 - Google Patents

路面標識

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JP2892342B1
JP2892342B1 JP10048390A JP4839098A JP2892342B1 JP 2892342 B1 JP2892342 B1 JP 2892342B1 JP 10048390 A JP10048390 A JP 10048390A JP 4839098 A JP4839098 A JP 4839098A JP 2892342 B1 JP2892342 B1 JP 2892342B1
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    • E01CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
    • E01FADDITIONAL WORK, SUCH AS EQUIPPING ROADS OR THE CONSTRUCTION OF PLATFORMS, HELICOPTER LANDING STAGES, SIGNS, SNOW FENCES, OR THE LIKE
    • E01F9/00Arrangement of road signs or traffic signals; Arrangements for enforcing caution
    • E01F9/50Road surface markings; Kerbs or road edgings, specially adapted for alerting road users
    • E01F9/553Low discrete bodies, e.g. marking blocks, studs or flexible vehicle-striking members
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    • E01F9/60Upright bodies, e.g. marker posts or bollards; Supports for road signs
    • E01F9/658Upright bodies, e.g. marker posts or bollards; Supports for road signs characterised by means for fixing
    • E01F9/673Upright bodies, e.g. marker posts or bollards; Supports for road signs characterised by means for fixing for holding sign posts or the like
    • E01F9/681Upright bodies, e.g. marker posts or bollards; Supports for road signs characterised by means for fixing for holding sign posts or the like the sign posts being fastened by removable means, e.g. screws or bolts

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  • Architecture (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Road Signs Or Road Markings (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】路面に確実に固定することができると共に接着
剤の使用量を減少させることができる路面標識を提供す
る。 【解決手段】標識体1に上下貫通孔13を設け、この貫
通孔13に中空の脚部材3を挿入係止すると共に、標識
体1の下面より突出させた脚部材3の下部を設置路面に
掘削した埋設孔5に挿入し、脚部材3の中空内に芯棒部
材4を押し込むことにより、その押込力で下部を拡径せ
しめて埋設孔5の内壁に圧接固定させる。例え標識体1
の下面や埋設孔5に接着剤を塗布注入したとしても、脚
部材3の下部が埋設孔5の内壁に圧接固定されているの
で、接着剤の使用は少量で済み、又接着剤の使用量が多
少ばらついても、路面から抜けたり回動したりする恐れ
がなく、さらに接着剤が固化するまでの養生時間が必要
でなく、従って設置に熟練を要せず、又設置時間を短縮
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路のセンターラ
イン、交差点中央、横断歩道等の道路に設置されて車両
運転手等に夜間の視線誘導を行い、交通事故の防止を図
るための道路鋲や車線分離ブロック等として用いられる
路面標識に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば道路鋲と称される路面標識
として、断面略台形状の傾斜側面に再帰反射性を有する
反射体が取付けられた標識体の下面に、脚部材が分離不
可能に一体的に形成されたものがある。そしてこの路面
標識を路面に設置するには、まず設置路面に埋設孔を掘
削し、そしてこの埋設孔に接着剤を注入し、又路面に当
接される標識体の下面にも接着剤を塗布し、しかる後、
標識体の向きを調整しつつ脚部材を埋設孔に挿入すると
共に標識体の下面を路面に圧着し、前記接着剤を固化さ
せることにより、路面に固定するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の如
き路面標識にあっては、接着剤によってのみ路面に固定
しているために、所定の固定強度を得るためには多量の
接着剤が必要であることから、接着剤の管理及び取扱い
が大変であり、又接着剤の使用量如何によっては接着が
不充分となって路面から抜けたり回動したりする恐れが
ある。さらにこの接着剤が固化するまでは動かないよう
に保持しておく等の養生時間が必要であり、設置には熟
練を要していた。
【0004】一方、脚部材をボルトにし、埋設孔に固定
したナット部材に螺着することにより路面に固定するよ
うになされたものもあるが、埋設孔のナット部材に砂等
が付着した状態では、ボルトとナット部材との間に砂等
が食い込んで螺子部分が損傷し、確実に固定できなくな
ることから、螺着する際にナット部材に付着した砂等を
除去しておく必要があり、かかる除去作業が手間であ
る。
【0005】そこで本発明は、従来の上記の如き問題点
を解消し、路面に確実に固定することができると共に接
着剤の使用量を減少させることができる路面標識を提供
せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は次のような構成としている。すなわち本発
明に係る路面標識は、標識体に上下貫通孔を設け、この
貫通孔に中空の脚部材を挿入係止すると共に、標識体の
下面より突出させた脚部材の下部を設置路面に掘削した
埋設孔に挿入し、脚部材の中空内に芯棒部材を押し込む
ことにより、その押込力で下部を拡径せしめて埋設孔の
内壁に圧接固定させるようになされたことを特徴とする
ものである。
【0007】上記発明によれば、拡径された脚部材の下
部が埋設孔の内壁に圧接固定されているので、例え標識
体の下面や埋設孔に接着剤を塗布注入したとしても、そ
の接着剤の使用は少量で済み、又接着剤の使用量が多少
ばらついても、路面から抜けたり回動したりする恐れが
なく、さらに拡径された脚部材の下部により固定される
ので、接着剤が固化するまでの養生時間が必要でなく、
さらに埋設孔においては螺子部材を使用しないので、埋
設孔に混入した砂等によって脚部材が損傷するようなこ
とがなく、従って設置に熟練を要せず、又設置時間を短
縮することができる。
【0008】又本発明に係る他の路面標識は、標識体に
上下貫通孔を設け、この貫通孔に下部先端部に接着剤等
を封入したケミカルアンカーカプセルが付設された中空
の脚部材を挿入係止すると共に、標識体の下面より突出
させた脚部材の下部を設置路面に掘削した埋設孔に挿入
し、脚部材の中空内に芯棒部材を押し込むことにより、
その押込力でケミカルアンカーカプセルを破砕せしめ、
脚部材の下部を埋設孔の内壁に接着固定させるようにな
されたことを特徴とするものである。
【0009】上記発明によれば、ケミカルアンカーカプ
セルにより接着剤の使用が定量化されているために、埋
設孔における接着剤の使用にばらつきが生じないことか
ら、例え標識体の下面に接着剤を塗布したとしても、そ
の接着剤の使用は少量で済みことから、接着剤の管理や
取扱いが容易になると共に、この塗布する接着剤の使用
量が多少ばらついても、定量化されたケミカルアンカー
カプセルによる接着剤により脚部材が埋設孔に確実に接
着固定されるので、路面から抜けたり回動したりする恐
れがなく、又埋設孔においては螺子部材を使用しないの
で、埋設孔に混入した砂等によって脚部材が損傷するよ
うなことがなく、従って設置に熟練を要せず、又設置時
間を短縮することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の一形態を図
面に基づき具体的に説明する。まず図1は本発明に係る
路面標識の実施の一形態を示す分解斜視図であり、図2
は路面に設置した状態を示す断面図である。なおこの形
態の路面標識は一般には道路鋲と称されて用いられるも
のである。
【0011】図面において、1は標識体、2はベースプ
レート、3は脚部材、4は芯棒部材、5は設置路面に掘
削した埋設孔である。
【0012】標識体1は、車両の踏みつけに充分耐えう
るように、強度及び耐蝕性を有し、且つ成型性に優れた
アルミニウム合金や鋳鉄等の金属や合成樹脂等で作製さ
れるものであって、断面略台形状の傾斜側面11に形成
された凹部に再帰反射性を有する反射体12が取付けら
れている。さらに上下に貫通孔13が穿設され、下面に
凹条14が形成されているものである。前記反射体12
は、ポリカーボネート等の合成樹脂板にプリズム加工さ
れた反射板、反射テープ、ガラス小球等が用いられる
が、ヘッドライト等を受けると、その光を再帰反射する
ものであれば特に限定されるものではない。
【0013】ベースプレート2は、標識体1の下面と路
面との間に介在される板状体から形成され、標識体1の
貫通孔13と連通し、貫通孔13より小径の挿入孔21
が穿設され、又表面には標識体1の凹条14と係合して
標識体1の回動を阻止する凸条22が形成され、路面と
当接される裏面には、ベースプレートの回動を阻止する
滑り止め凹凸23が形成されている。
【0014】脚部材3は、内径がテーパー状に小さくな
った下部にスリット31が長手方向に設けられて拡径可
能となされた中空棒状体の上部に、段差部32が形成さ
れ、その上端にはダイカスト等からなる平板状のトップ
プレート33が設けられると共に、その裏面にゴムや合
成樹脂、エラストマー等からなる緩衝板34が付設され
るようになされているものである。そしてこの中空内に
芯棒部材4を押し込めば、テーパー状内径とスリット3
1とにより、下部が拡径されるようになされている。芯
棒部材4は予め中空内に挿入しておくのが好ましいが、
押し込む際に挿入するようにしてもよい。
【0015】かかる構成による上記路面標識の設置方法
を次に説明する。まず設置路面に埋設孔5を掘削する。
そしてこの埋設孔5上にベースプレート2を戴置し、さ
らにベースプレート2の凸条22に凹条14を係合させ
て標識体1を戴置する。なおこの場合、埋設孔5と、ベ
ースプレート2の挿入孔21と、標識体1の貫通孔13
とが連通するように、ベースプレート2及び標識体1の
位置を合わせて戴置する。又路面と当接するベースプレ
ート2の裏面には、固定を確実なものにするために、少
量の接着剤24を塗布しておくのが好ましい。
【0016】次いで標識体1の貫通孔13に脚部材3を
挿入し、緩衝板34を介在して脚部材3のトッププレー
ト33を標識体1の上面に係止させると共に、段差部3
2をベースプレート2の挿入孔21縁部に係止させ、且
つ標識体1の下面及びベースプレート2より突出させた
脚部材3の下部を埋設孔5に挿入させる。
【0017】しかる後、標識体1の向きを調整すると共
に、脚部材3の上部より中空内に挿入した芯棒部材4を
ハンマー等で叩いて押し込み、その押込力で埋設孔5に
挿入した脚部材3の下部を拡径せしめて埋設孔5の内壁
に圧接固定させる。なお埋設孔5に対する脚部材3の下
部の固定をさらに強固にするために、予め少量の接着剤
を埋設孔5に注入していてもよい。
【0018】なお本形態では、脚部材3の上端に設けた
トッププレート33及び緩衝板34により、芯棒部材4
を中空内にハンマー等で叩いて押し込む際、標識体1に
過度の衝撃がかかって破損しないようにしていると共
に、設置後のがたつきも緩衝板34を介在させることに
よって防止している。
【0019】又標識体1の下面と路面との間に設けたベ
ースプレート2の挿入孔21縁部に脚部材3の段差部3
2を係止させることにより、芯棒部材4を中空内にハン
マー等で叩いて押し込む際、及び車両の乗り上げの際等
による衝撃から、標識体1の破損を防止している。
【0020】なお本形態における路面標識は、一個の脚
部材3により路面に固定されるようになされているが、
標識体1に貫通孔13を複数穿設し、それに対応した複
数個の脚部材3によって路面に固定されるようになされ
ていてもよい。なお複数個の脚部材3によって路面に固
定する場合は、それぞれの脚部材3の中空内に押し込ま
れる芯棒部材4の上端を連結板により連結しておけば、
この連結板をハンマー等で叩くことにより、一度に全て
の芯棒部材4を押し込めることができる。
【0021】なお芯棒部材4はハンマー等で叩くことに
より押し込める以外にも、芯棒部材4と脚部材3の中空
内壁とに螺子加工を行い、芯棒部材4を螺子のように締
めつけることによって押し込むようにすることができ、
かようにすれば標識体1に衝撃を加えることなく、芯棒
部材4を中空内に押し込むことができる。
【0022】次に図3は、ケミカルアンカーカプセルを
用いる本発明に係る路面標識の実施の一形態を示す分解
斜視図であり、本形態では、中空の脚部材3の下部先端
部に接着剤等を封入したケミカルアンカーカプセル6が
付設されており、これ以外はほぼ前記形態と同様であ
り、標識体1に設けられた上下貫通孔13に、この脚部
材3を挿入係止すると共に、標識体1の下面より突出さ
せた脚部材3の下部を設置路面に掘削した埋設孔5に挿
入し、脚部材3の中空内に芯棒部材4を押し込むことに
より、その押込力でケミカルアンカーカプセル6を破砕
せしめ、脚部材3の下部を埋設孔5の内壁に接着固定さ
せるようになされている。
【0023】前記ケミカルアンカーカプセル6は、ガラ
ス管や合成樹脂等からなる管状カプセルに接着樹脂、硬
化促進剤、骨材等からなる接着剤が一定量封入されたも
のであって、このカプセルを破砕することにより、これ
らが混合硬化され固化するようになされている。接着樹
脂としては、一般にはポリエステル系、エポキシアクリ
レート系等の樹脂が用いられる。
【0024】
【発明の効果】請求項1に記載された本発明によれば、
拡径された脚部材の下部が埋設孔の内壁に圧接固定され
ているので、例え標識体の下面や埋設孔に接着剤を塗布
注入したとしても、その接着剤の使用は少量で済み、又
接着剤の使用量が多少ばらついても、路面から抜けたり
回動したりする恐れがなく、さらに拡径された脚部材の
下部により固定されるので、接着剤が固化するまでの養
生時間が必要でなく、さらに埋設孔においては螺子部材
を使用しないので、埋設孔に混入した砂等によって脚部
材が損傷するようなことがなく、従って設置に熟練を要
せず、又設置時間を短縮することができる。
【0025】又請求項2に記載された本発明によれば、
ケミカルアンカーカプセルにより接着剤の使用が定量化
されているために、埋設孔における接着剤の使用にばら
つきが生じないことから、例え標識体の下面に接着剤を
塗布したとしても、その接着剤の使用は少量で済みこと
から、接着剤の管理や取扱いが容易になると共に、この
塗布する接着剤の使用量が多少ばらついても、定量化さ
れたケミカルアンカーカプセルによる接着剤により脚部
材が埋設孔に確実に接着固定されるので、路面から抜け
たり回動したりする恐れがなく、又埋設孔においては螺
子部材を使用しないので、埋設孔に混入した砂等によっ
て脚部材が損傷するようなことがなく、従って設置に熟
練を要せず、又設置時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載された本発明に係る路面標識の
実施の一形態を示す分解斜視図である。
【図2】図1の路面標識を路面に設置した状態を示す断
面図である。
【図3】請求項2に記載された本発明に係る路面標識の
実施の一形態を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 標識体 11 傾斜側面 12 反射体 13 貫通孔 14 凹条 2 ベースプレート 21 挿入孔 22 凸条 23 滑り止め凹凸 24 接着剤 3 脚部材 31 スリット 32 段差部 33 トッププレート 34 緩衝板 4 芯棒部材 5 埋設孔 6 ケミカルアンカーカプセル

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 標識体に上下貫通孔を設け、この貫通孔
    に中空の脚部材を挿入係止すると共に、標識体の下面よ
    り突出させた脚部材の下部を設置路面に掘削した埋設孔
    に挿入し、脚部材の中空内に芯棒部材を押し込むことに
    より、その押込力で下部を拡径せしめて埋設孔の内壁に
    圧接固定させるようになされたことを特徴とする路面標
    識。
  2. 【請求項2】 標識体に上下貫通孔を設け、この貫通孔
    に下部先端部に接着剤等を封入したケミカルアンカーカ
    プセルが付設された中空の脚部材を挿入係止すると共
    に、標識体の下面より突出させた脚部材の下部を設置路
    面に掘削した埋設孔に挿入し、脚部材の中空内に芯棒部
    材を押し込むことにより、その押込力でケミカルアンカ
    ーカプセルを破砕せしめ、脚部材の下部を埋設孔の内壁
    に接着固定させるようになされたことを特徴とする路面
    標識。
  3. 【請求項3】 脚部材は上部に段差部を形成し、その上
    端には平板状のトッププレートを設けると共にその裏面
    に緩衝板を付設し、且つ標識体の下面と路面との間に標
    識体の貫通孔と連通する挿入孔を有するベースプレート
    を介在し、標識体の貫通孔に脚部材を挿入したときに、
    トッププレートが緩衝板を介在して標識体の上面に係止
    されると共に段差部がベースプレートの挿入孔縁部に係
    止されるようになされたことを特徴とする請求項1記載
    の路面標識。
  4. 【請求項4】 脚部材は、その上端に平板状のトッププ
    レートを設けると共にその裏面に緩衝板を付設し、且つ
    標識体の下面と路面との間に標識体の貫通孔と連通する
    挿入孔を有するベースプレートを介在し、標識体の貫通
    孔に脚部材を挿入したときに、トッププレートが緩衝板
    を介在して標識体の上面に係止されるようになされたこ
    とを特徴とする請求項2記載の路面標識。
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