JP3827805B2 - コンクリート境界ブロックにおける標識の設置方法 - Google Patents
コンクリート境界ブロックにおける標識の設置方法 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車道と歩道の境界、道路の緑地帯と車道との境界、中央分離帯等において設置する境界ブロックに視線誘導標・マーカー等の標識を容易に取付ける方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンクリート境界ブロックに視線誘導標を取付ける方法としては、3通りの方法が広く使用されている。一つは、誘導標を所定の場所にコンクリート境界ブロックを設置した後、直接ブロック表面に接着材で接着する方法、二番目の方法はブロックの表面に取付穴を穿孔し、接着剤を同取付穴に流し込んで標識の一部を同取付穴に挿入するようにして標識を固定する方法、三番目の方法はブロックに電動コンクリートドリルで穿孔しアンカーボルトで標識を固定する方法である。
従来の一番目の方法は接着剤を使用する為、雨天や降雪時は作業ができないものである。又二、三番目の方法では穿孔のため電動コンクリートドリルを使用する為、雨天時は漏電の危険があり作業ができない。
又、いずれも接着剤の塗布作業又は現場での穿孔作業が必要とされ人手のかかるもので簡単且つ迅速な作業といえるものでなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、従来のこれらの問題点を解決し、雨天・降雪時でも作業できるとともに、簡単且つ迅速に行え作業効率のよいコンクリート境界ブロックにおける標識の設置方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決した本発明の構成は、
1) 工場で予めコンクリート境界ブロックの標識取付け位置の表面に穴を設け、同コンクリート境界ブロックを所定場所に設置した後同穴に少なくとも上部が上端に従って縮径する形状の連結部材をその上部が露出する状態に嵌入し、その後標識の取付面に設けた取付穴に上記連結部材の上部を嵌合してコンクリート境界ブロックに標識を取付けることを特徴とするコンクリート境界ブロックにおける標識の設置方法
2) 工場で予めコンクリート境界ブロックの標識取付け位置に、上方を開口した筒体をその開口端を露出する状態に埋設し、同コンクリート境界ブロックを所定場所に設置した後同筒体に上部に嵌合部を有する連結体をその嵌合部が露出するように嵌入し、標識の取付面に設けた取付穴に上記連結体の露出した嵌合部を嵌入して標識をコンクリート境界ブロックに取付けることを特徴とするコンクリート境界ブロックにおける標識の設置方法
にある。
【0005】
【作用】
本発明では、工場においてコンクリート境界ブロックを製造する時点に、予め標識を設置するブロック表面位置に穴を形成する。又は上方を開口した筒体を上方開口が表面に露出するように埋没したコンクリート境界ブロックを製造する。その後同コンクリート境界ブロックを運送して道路等の設置場所に設置する。その現場でコンクリート境界ブロックの穴に上部が上端に従って縮径する形状の連結部材を嵌入する。この連結部材の上部に標識の底面に形成した取付穴を嵌合させ、標識をブロック表面に向けて加圧又は打撃して強く嵌入して標識をブロック表面に固着する。
又筒体を埋没したコンクリート境界ブロックでも、同様に筒体内に連結体を嵌合し、その露出する上部の嵌合部に標識の取付面の取付穴を嵌合して取付ける。このように、現場で穴又は筒体に連結部材連結体を嵌着し、これを介して標識の取付穴に嵌合する方法であるので、嵌入作業と加圧又は打撃作業の簡単な作業で雨雪等の天候に影響されることなく迅速に標識を取付けることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明のコンクリート境界ブロックの穴の数は2個が普通であり、又連結部材・連結体は硬質プラスチック製で下部は下方に従って少し縮径するようにすることで穴又は筒体の嵌合を強くする。又、必要に応じて連結部材・連結体の表面に小さな突条・突起を与えれば、嵌合の際に突条・突起を変形させて嵌合を強くすることができる。
筒体も硬質プラスチック製とし、必要ならば内部下方に係止孔を形成して嵌合の他に連結部材・連結体の下端の係止部との係合で脱着自在に固着することが好ましい。
【0007】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
:実施例1(図1,2,3参照)
図1〜3に示す実施例1は、請求項1記載の発明の例であり、工場でコンクリート境界ブロック1を製作する際の型枠1a内に突起16を設け、コンクリートを型枠1aに流し込んで穴1cを標識2の取付位置(通常ブロックに2個程)成形する(図1(a),(b)参照)。
次に、道路の人車道の境界に上記のコンクリート境界ブロック1を列設する(図1(c)参照)。この時点では穴1cは通常連結部材3は嵌着させない。穴1cが使用されるまでの間は適宜なキャップをして穴1cを閉鎖して雨、ゴミ、砂等の進入を防ぐ。標識2を設置するとき、穴1cに図2に示すプラスチック製の連結部材3をハンマーを用いて圧入して嵌合する(図1,3参照)。その後、標識2の底面に設けた取付穴2aを嵌合した連結部材3の露出した上部に圧入して嵌着する。これら作業はハンマー(木槌)だけで行え、容易且つ迅速にできる。連結部材3の断面形状の例は図2の(a),(b)に示される。これらは中心軸に対称の柱状の立体のものである。
:実施例2(図4,5参照)
図4,5に示す第2実施例は、請求項2記載の発明であり、コンクリート境界ブロック10の標識11,12の取付位置に、上方を開口したプラスチック製の筒体13を埋設するように、コンクリート境界ブロック10を工場で製作する。このコンクリート境界ブロック10を道路等の設置現場へ運び、列設する。その後、図4に示すように連結体14を筒体13内に圧入して嵌装し、更に標識11の取付面の取付穴11aに圧入して嵌着する。
又は、標識12の取付穴12aの上方から鍔付の連結体15を取付穴12a及び筒体13の上方開口13aに差し込むように圧入し、標識12をブロック表面に固着する。
以上の作業も実施例1同様に木槌のみの道具で標識11,12を容易且つ迅速に取付けられる。
【0008】
【発明の効果】
以上の様に、本発明によればハンマーの道具だけで雨天等関係なく容易且つ迅速に標識をコンクリート境界ブロックに効率よく固定できる。
【0009】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のコンクリート境界ブロックにおける標識の設置方法を示す工程説明図である。
【図2】実施例1の連結部材の断面形状例を示す説明図である。
【図3】実施例1の標識の取付状態を示す説明図である。
【図4】実施例2の標識の取付状態を示す説明図である。
【図5】実施例2の他の標識の取付状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 コンクリート境界ブロック
1a 型枠
1b 突起
1c 穴
2 標識
2a 穴
3 連結部材
10 コンクリート境界ブロック
11 標識
11a 取付穴
12 標識
12a 取付穴
13 筒体
13a 上方開口
14 連結体
15 連結体
Claims (2)
- 工場で予めコンクリート境界ブロックの標識取付け位置の表面に穴を設け、同コンクリート境界ブロックを所定場所に設置した後同穴に少なくとも上部が上端に従って縮径する形状の連結部材をその上部が露出する状態に嵌入し、その後標識の取付面に設けた取付穴に上記連結部材の上部を嵌合してコンクリート境界ブロックに標識を取付けることを特徴とするコンクリート境界ブロックにおける標識の設置方法。
- 工場で予めコンクリート境界ブロックの標識取付け位置に、上方を開口した筒体をその開口端を露出する状態に埋設し、同コンクリート境界ブロックを所定場所に設置した後同筒体に上部に嵌合部を有する連結体をその嵌合部が露出するように嵌入し、標識の取付面に設けた取付穴に上記連結体の露出した嵌合部を嵌入して標識をコンクリート境界ブロックに取付けることを特徴とするコンクリート境界ブロックにおける標識の設置方法。
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JP09834597A JP3827805B2 (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | コンクリート境界ブロックにおける標識の設置方法 |
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JPH10280342A JPH10280342A (ja) | 1998-10-20 |
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JP (1) | JP3827805B2 (ja) |
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1997
- 1997-03-31 JP JP09834597A patent/JP3827805B2/ja not_active Expired - Fee Related
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