JP2010168799A - 道路用標示体 - Google Patents

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Abstract

【課題】設置したベース部から容易に本体部を取り外して交換可能な道路用標示体を提供する。
【解決手段】本体部の下端部の側面に外側に突出する段部を全周に亘って設け、この段部に上面から下面に至る貫通穴を設ける。この段部が出入自在に挿入可能な凹部をベース部の上端面に設け、この凹部に前記の段部を挿入させ、この段部の貫通穴にボルトを挿通させて前記の凹部の底面に設けた穴部の雌ねじ部に螺結させ、ベース部5に本体部を固定させる。前記のボルトの螺結を解くことでベース部5と本体部1との固定が外れ、容易に本体部1を取り外して交換することが可能である。
【選択図】 図5

Description

本発明は道路における車線のセンターライン標示、車線誘導標示あるいは交通規制誘導標示などを目的として、道路に立設して設置される道路用標示体に関するものである。
センターライン等に設置される従来の道路用標示体は、その設置場所の状況や目的に応じて、種々の形状のものが製造されて利用されており、これらに関連する発明も開示されている。この中には、柱状の本体が破損した場合に、ベース部から取り外して本体のみを交換可能な製品が含まれている。
例えば特許文献1においては、中空の標識柱本体とその標識柱本体の下端に固定された台座とよりなる道路標識柱において、前記標識柱本体の下端部に固定用ピン孔を設け、他方、前記台座を、単一の下部台座と標識柱本体の下部を抱持する複数に分割された上部台座とにより構成し、かつ、その下部台座に標識柱本体のピン孔と合致するピン孔を有する標識柱本体嵌着壁を設けると共に、前記上部台座の標識柱本体に向う面に前記標識柱本体のピン孔と標識柱本体嵌着壁のピン孔とにかけて嵌合するピンを突設し、前記下部台座の標識柱本体嵌着壁に標識柱本体の下端部を嵌着し、しかる後前記分割上部台座のピンを標識柱本体のピン孔および下部台座のピン孔に挿入すると共に各分割上部台座により標識柱本体の下部を抱持し、この状態で各上部台座を下部台座に固定したことを特徴とする道路標識柱が開示されている。
特開2005−200989号公報
しかしながら特許文献1の如き道路用標示体は、ベース部を構成している上部台座が分割されているなど構造が複雑であり、ベース部からの標識柱本体の着脱作業が繁雑であるなどの問題点があった。
そこで本発明は、設置したベース部から容易に本体部を取り外して交換可能な道路用標示体を提供するものである。
上記目的を達成するため、本発明は以下のような構成としている。
すなわち本発明に係る道路用標示体は、円筒形状に形成された合成樹脂製の本体部と、該本体部と別体に形成されたベース部とを備えた道路用標示体であって、
前記本体部の下端部の側面には外側に突出する段部が全周に亘って設けられ、
該段部には上面から下面に至る貫通穴が設けられており、
前記ベース部の上端面には前記段部を出入自在に挿入可能な凹部が形成され、
該凹部の底面には内側面に雌ねじ部を有する穴部が形成されており、
前記ベース部の凹部に挿入させた前記本体部の段部に設けられた貫通穴に、雄ねじ部を有する締結部材が上方から挿通されて前記凹部に設けた穴部に螺結され、本体部がベース部に固定されていることを特徴としている。
本発明に係る道路用標示体によれば、本体部に設けた段部をベース部の上端面の凹部に挿入させ、この段部に設けた貫通穴に締結部材を挿通させて凹部底面に設けた雌ねじ部に螺結させて、本体部をベース部に固定させるので、前記締結部材を螺脱させることで容易に本体部を取り外して交換させることができる。
また本発明に係る道路用標示体は、円筒形状に形成された合成樹脂製の本体部と、該本体部と別体に形成されたベース部とを備えた道路用標示体であって、
前記本体部の下端部の側面には外側に突出する段部が全周に亘って設けられ、
前記本体部の下端部には別体に形成されたリング状の押さえ固定具が前記段部の上面に当接されて貫装されており、
該押さえ固定具の壁部には上面から下面に至る貫通穴が設けられており、
前記ベース部の上端面には前記押さえ固定具を出入自在に挿入可能な凹部が形成され、
該凹部の底面には内側面に雌ねじ部を有する穴部が形成されており、
前記本体部に貫装された前記押さえ固定具が前記ベース部の凹部に挿入され、雄ねじ部を有する締結部材が前記押さえ固定具の上方から貫通穴に挿通されて前記凹部に設けた穴部に螺結され、本体部が押さえ固定具を介してベース部に固定されていることを特徴としている。
本発明に係る道路用標示体によれば、前記締結部材を螺脱させることで容易に本体部と押さえ固定具とを取り外して交換させることができる。
また、本体部の側面に全周に亘って設けられた段部の上面に当接させてリング状の押さえ固定具を貫装させるので、本体部のどの方向から車両が衝突しても、本体部の固定部分に伝わる衝撃は段部の一部分に集中せずに全体的に分散されるので、段部が破壊されにくくなり本体部がベース部から外れる問題の発生が抑制される。
また、本体部に貫装させた押さえ固定具に設けた貫通穴に締結部材を挿通させて本体部とベース部を固定させるので、本体部に車両が衝突して締結部材を挿通させた貫通穴に衝撃が集中して破損、変形などが生じても、ベース部や本体部を交換することなく押さえ固定具のみを交換して道路用標示体の利用を継続することができる。
本発明に係る道路用標示体によれば、ベース部から本体部が外れるような破損が生じにくく、かつ設置したベース部から容易に本体部を取り外して交換することができる。
本発明に係る道路用標示体の実施の一形態を示す正面図と平面図である。 図1の道路用標示体の本体部の第一の実施形態の実施の一形態を示す図である。 図2の断面図である。 図1の道路用標示体のベース部を示す(イ)は平面図であり、(ロ)は正面図であり、(ハ)は断面図である。 図3の本体部を図4のベース部に固定する状態を示す断面図である。 本発明に係る道路用標示体の押さえ固定具の実施の一形態を示す(イ)は正面図と底面図であり、(ロ)は断面図である。 本発明に係る道路用標示体の本体部の第二の実施形態の実施の一形態を示す(イ)は断面図であり、(ロ)(ハ)は(イ)の本体部に図6の押さえ固定具を貫装させた状態を示す断面図である。 図7の本体部と押さえ固定具を図4のベース部に固定した状況を示す図である。 本発明に係る道路用標示体のベース部の他の実施の一形態を示す断面図である。
本発明の実施の形態を図面に基づき具体的に説明する。
図面において、1は道路用標示体の本体部であり、5はベース部である。
本発明に係る道路用標示体は、ベース部5の上端面に設けた凹部に本体部1の下端を挿入し、六角穴付きボルト6で固定して構成されている。
最初に図2〜図3によって本体部1の第一の実施形態について説明する。
本体部1は、円筒形の中空柱状体に形成された柱部2の上端と下端を塞ぐようにそれぞれキャップ部3と本体台部4とが固定されて形成されている。柱部2の外周側面には入射光に対して平行に出射光を反射する再帰反射性を有する反射シート21が被着されている。
本体部1は車両などに踏み倒された後に元の状態に復元する可撓性を有するように、柱部2を熱可塑性ポリウレタン樹脂で形成しているが、これに限らず、軟質ポリオレフィン、エラストマーなどを好適に用いることができる。
本実施形態ではキャップ部3は柱部2に融着によって固定されており、その材質は柱部2と同じ熱可塑性ポリウレタン樹脂で形成している。キャップ部3と柱部2とはこれに限らず接着や嵌合などの方法でも固定でき、その材質も適宜選択可能である。
キャップ部3の上端には、空気抜き孔31がその上面から下面に貫通させて形成されている。空気抜き孔31を設けることで、本体部1が車両等に踏みつけられて潰れる際に、中空柱状体の柱部2の中空部22内部の空気が空気抜き孔31から排出されるので、本体部1が内部の空気の圧力の上昇によって破裂することが防止される。
本体台部4は柱部2よりも外径が大きな円柱形状に形成されており、その上面には本体台部4と同心円形の環状突条41が形成されている。環状突条41の外周側面は、柱部2の内周側面23に対応した形状に形成しており、環状突条41を柱部2の中に挿入させ、融着により柱部2と本体台部4とを固定している。柱部2と本体台部4との固定は融着に限らず、接着剤等によって行ってもよい。
上記のように柱部2の下端にこれよりも径が大きな本体台部4を固定することで、本体台部4の外周側面が柱部2の外周側面よりも外側方向に突出して、段部43を形成するように本体部1の下端部が構成される。
本体台部4の段部43には、その上面から下面に至る貫通穴42が4箇所設けられている。
貫通穴42は円形の断面に形成されており、段部43の下面側の小径部42aと、これより大きな径の円形断面に形成された段部43の上面側の大径部42bと、小径部42aと大径部42bの境界となる拡径部42cとから構成されている。
図4は図1の道路用標示体のベース部を示し、(イ)は平面図であり、(ロ)は正面図であり、(ハ)は断面図であり、図5(イ)は図3の本体部1を図4のベース部5に固定する前の状態を示す断面図であり、(ロ)は固定した状態を示す断面図である。。
ベース部5は扁平な円錐台形状に形成されており、その側壁には、帯状の反射部材7を取り付けるためのベース溝部52が全周に亘って形成されている。
反射部材7は、帯状の形状をした基材72に適宜間隔をおいてガラスビーズ製の反射器71が配設されている。反射器71は入射光に対して平行に光を反射する再帰反射性が高く、かつ汚れにくく、劣化しにくいガラスビーズ製のものを用いるのが好ましいが、基材72の表面に反射テープなどを貼着してもよい。基材72の材質は、鉄鋼、ステンレス、アルミニウムなどの金属などを用いてもよいが、反射器71を埋め込み形成することを容易にするためにゴム、ウレタン系樹脂、エラストマーなどの弾性の高い合成樹脂を用いるのが好ましく、反射器71が外れにくくなるように、ポリエチレンやポリプロピレン等、ある程度高い硬度を有する熱可塑性合成樹脂を用いるのがより好ましい。
帯状の反射部材7は、ベース部5のベース溝部52に巻回されて取り付けられている。反射部材7は、ベース溝部52に巻回させることで外れにくくなると共に、反射器71をベース溝部52の分だけベース部5の外面から突設させることなく設けることができ、また上下方向への位置ずれを防ぐことができ好ましい。また、ベース部5の外周への反射部材7の取り付けは、ベース溝部52を設けずに行っても良い。また、反射部材7は、反射テープをそのまま貼着してもよく、ガラス製の反射器をそのままベース部5の外周に埋め込むように取り付けてもよい。
ベース部5の上面の中央には、本体部1の本体台部4に対応する形状にくぼんだ凹部51が設けられており、凹部51は本体台部4が出入自在に挿入して収納可能に形成されている。
凹部51の底面には、内側面に雌ねじ部54を設けた穴部53が4箇所形成されている。
平面視における凹部51の底面内の各穴部53の位置は、本体台部4の段部43に形成された各貫通穴42とそれぞれ同じ位置に設けられている。また穴部53の内側面に設けた雌ねじ部54は、六角穴付きボルト6の雄ねじ部62と螺結可能に形成されており、本体台部4の貫通穴42の小径部42aは六角穴付きボルト6の雄ねじ部62が挿通可能な大きさに形成されており、貫通穴42の大径部42bは六角穴付きボルト6の頭部61を内部に収納可能な大きさに形成されている。
上記のように貫通穴42と穴部53を形成することで、図5(イ)(ロ)に示すように、六角穴付きボルト6を固定用の締結部材として本体部1の本体台部4の貫通穴42の上方から挿入させて、その頭部6の下面を拡径部42Cの上面に当接させ、ベース部5に設けた凹部51の上方から前記の本体台部4を挿入し、ベース部5の穴部53に前記の六角穴付きボルト6を螺結させて、本体部1をベース部5に固定させて道路用標示体を構成させる。
ベース部5に固定させた本体部1は、六角穴付きボルト6の螺結を解くことで固定を外すことができるので、着脱自在に取り付けることができる。これにより、本体部1をベース部5に取り付けた状態でベース部5の下面に接着剤などを塗布し路面に接着固定して道路用標示体を設置しても良いし、あらかじめベース部5を路面に接着固定した後、これに本体部1を六角穴付きボルト6によって固定させても良い。
本実施形態では、穴部53はベース5の下面まで至っていないが、下面まで至るように貫通させて設けても良い。また、雌ねじ部54を穴部53の内側面に直接形成させているが、雄ねじ部62と螺結可能なナットを埋設固定するなどして、雌ねじ部54を形成させてもよい。
本体台部4は、貫通穴42に六角穴付きボルト6を介してベース部5の凹部51内に固定されるために、硬質な材料を用いることで、本体部1とベース部5との固定ががたつくことを抑制できる。本体台部4の材質としては、硬質な合成樹脂を好適に用いることができ、一例として、ポリエチレン、ポリプロピレン、ABS樹脂、ASA樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂などを用いることができるが、本実施形態ではABS樹脂を用いて形成している。
また、ベース部5の材質についても硬質な合成樹脂を好適に用いることができる。一例として、ポリエチレン、ポリプロピレン、ABS樹脂、ASA樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂などを用いることができ、本実施形態では耐候性の良いASA樹脂を用いて形成している。
ベース部5の凹部51内に本体台部4を挿入して固定したときに、本体台部4の段部43の上面はベース部5の上端55よりもやや低く位置するように構成されている。また、本体台部4の貫通穴42に挿通されて大径部42bに収納された六角穴付きボルト6の頭部61の上面は、本体台部4の段部43の上面よりやや低く位置するように構成されており、本体部1をベース部5に固定した場合には、頭部61の上面はベース部5の上端55よりも低く位置するように構成されている。
上記のように本体台部4とベース部5とを形成することで、路面に設置した道路用標示体に車両などが接触し、ベース部5を車輪が乗り越えていくような状況でも、車輪はまずベース部5の外側面に接触してから段部43や六角穴付きボルト6に接触するので、段部43や六角穴付きボルト6に与えられる衝撃がベース部5によって緩和される。これにより、本体部1とベース部5とを固定している段部43や六角穴付きボルト6が破壊されにくくなり、本体部1がベース部5から外れ外れるような問題の発生が抑制される。
本実施形態では、段部43と六角穴付きボルト6との上面をベース部5の上端55よりもやや低く位置させているが、上端55と同じ高さに位置させてもよい。
図6は本発明に係る道路用標示体の押さえ固定具の実施の一形態を示し、(イ)は正面図と底面図であり、(ロ)は断面図であり、図7は本発明に係る道路用標示体の本体部の第二の実施形態の一形態を示し、(イ)は断面図であり、(ロ)(ハ)は(イ)の本体部に図6の押さえ固定具を貫装させた状態を示す断面図である。
本実施形態の本体部1は、柱部2の下端に固定した本体台部4の形状が前記に示した第一の実施形態と異なっており、柱部2の外周側面から外側方向に突出させた段部44の突出部分の大きさと高さが第一の実施形態の段部43よりも小さく低く形成されている。また本実施形態の段部44には、第一の実施形態の段部43に設けられている貫通穴42が形成されていない。
押さえ固定具8は円筒のリング形状に形成されており、その内周側面83の上端縁82が全周に亘って内側に突出するように形成されている。押さえ固定具8の下面から上端縁82の下面までの高さは本体台部4の段部44の高さに対応した高さに形成され、内周側面83の径は本体台部4の段部44の外周側面の径に対応した大きさに形成されており、内周側面83の内側の隙間に段部44を収納可能に形成されている。また、押さえ固定具8の上端縁82の内側の隙間の径は本体部1の柱部2の外周側面の径に対応した大きさに形成されており、柱部2を挿通可能に形成されている。
上記のように押さえ固定具8を形成し、図7(ロ)(ハ)に示すように、押さえ固定具8の上端縁82に柱部2を挿通させ、上端縁82の下面に本体台部4の段部44の上面を当接させ、内周側面83の内側の隙間に段部44を収納させて、押さえ固定具8を本体部1の下端に貫装させる。
また、押さえ固定具8の壁部84には、その上面から下面に至る貫通穴81が4箇所設けられている。
貫通穴81は円形の断面に形成されており、下面側の小径部81aと、これより大きな径の円形断面に形成された上面側の大径部81bと、小径部81aと大径部81bの境界となる拡径部81cとから構成されている。
本実施形態では、平面視における押さえ固定具8の各貫通穴81の位置が、第一の実施形態の本体台部4の段部43の各貫通穴42とそれぞれ同じ位置に設けられており、各貫通穴81の小径部81a、大径部81b、拡径部81cの形状を、貫通穴42の小径部42a、大径部42b、拡径部42cと同じ形状に形成している。
また、押さえ固定具8の壁部84の上面から下面までの高さは、第一の実施形態の段部43と同じ高さに形成しており、押さえ固定具8の外周側面85の径を第一の実施形態の段部43の外周側面の径と同じ大きさに形成している。
上記のように押さえ固定具8を形成することで、押さえ固定具8を貫装させた本実施形態の本体部1を、第一の実施形態と同様に図4のベース部5に固定することができる。
図8は図7(ロ)に示す押さえ固定具8を貫装させた本体部1を図4のベース部5に固定した状況を示す図である。
六角穴付きボルト6を本体部1に貫装させた押さえ固定具8の貫通穴81の上方から挿入させて、その頭部6の下面を拡径部81Cの上面に当接させ、ベース部5に設けた凹部51の上方から前記の押さえ固定具8を挿入し、ベース部5の穴部53に前記の六角穴付きボルト6を螺結させて、本体部1をベース部5に固定させて道路用標示体を構成させる。
本実施形態の道路用標示体の設置は、第一の実施形態と同様に本体部1をベース部5に固定した状態で行っても良いし、あらかじめ路面に設置したベース部5に本体部1を押さえ固定具8を介して固定させてもよい。
本実施形態では、ベース部5の凹部51内に押さえ固定具8を挿入して固定したときに、押さえ固定具8の上面がベース部5の上端55よりもやや低く位置するように構成されている。また、押さえ固定具8の貫通穴81に挿通されて大径部81bに収納された六角穴付きボルト6の頭部61の上面は、押さえ固定具8の上面よりやや低く位置するように構成されており、本体部1をベース部5に固定した場合には、頭部61の上面はベース部5の上端55よりも低く位置するように構成されている。
上記のように本体台部4と押さえ固定具8とベース部5を形成することで、第一の実施形態と同様にベース部5を車輪が乗り越えていくような状況において、本体部1とベース部5とを固定している押さえ固定具8や六角穴付きボルト6が破壊されにくくなり、本体部1がベース部5から外れ外れるような問題の発生が抑制される。
押さえ固定具8と六角穴付きボルト6との上面をベース部5の上端55と同じ高さに位置させてもよい点も第一の実施形態と同様である。
また本実施形態では、本体部1の本体台部4の周囲全周に亘って設けた段部44に当接させてリング状の押さえ固定具を貫装させているので、本体部1のどの方向から車両が衝突しても、本体部1の固定部分に伝わる衝撃が段部44の一部分に集中せずに、段部44と押さえ固定具8とにおいて分散されるので、段部44が破壊されにくくなり本体部1がベース部5から外れる問題の発生が抑制される。
また本実施形態では、貫通穴81を設けた押さえ固定具8を本体部1から取り外して交換することが可能であるので、本体部に車両が衝突してベース部5に締結させた六角穴付きボルト6の周辺に衝撃が集中し、貫通穴81の周辺が破損、変形しても、ベース部5や本体部1を交換することなく押さえ固定具8のみを交換して道路用標示体の利用を継続することができる。
図4に示すベース部5は、下面に接着剤を塗布して路面に接着固定するように構成されているが、図9に示すようにベース部5の下面から雄ねじを突出させるようにして頭部をベース部5に埋設固定したアンカーボルト9を設け、路面に埋設させたアンカーナットに螺結させて固定するように形成してもよい。
1 本体部
2 柱部
21 反射シート
22 中空部
23 内周側面
3 キャップ部
31 空気抜き孔
4 本体台部
41 環状突条
42 貫通穴
43 段部
44 段部
5 ベース部
51 凹部
52 ベース溝部
53 穴部
54 雌ねじ部
55 上端
6 六角穴付きボルト
61 頭部
62 雄ねじ部
7 反射部材
71 反射器
72 基材
8 押さえ固定具
81 貫通穴
82 上端縁
83 内周側面
84 壁部
85 外周側面
9 アンカーボルト

Claims (2)

  1. 円筒形状に形成された合成樹脂製の本体部と、該本体部と別体に形成されたベース部とを備えた道路用標示体であって、
    前記本体部の下端部の側面には外側に突出する段部が全周に亘って設けられ、
    該段部には上面から下面に至る貫通穴が設けられており、
    前記ベース部の上端面には前記段部を出入自在に挿入可能な凹部が形成され、
    該凹部の底面には内側面に雌ねじ部を有する穴部が形成されており、
    前記ベース部の凹部に挿入させた前記本体部の段部に設けられた貫通穴に、雄ねじ部を有する締結部材が上方から挿通されて前記凹部に設けた穴部に螺結され、本体部がベース部に固定されていることを特徴とする道路用標示体。
  2. 円筒形状に形成された合成樹脂製の本体部と、該本体部と別体に形成されたベース部とを備えた道路用標示体であって、
    前記本体部の下端部の側面には外側に突出する段部が全周に亘って設けられ、
    前記本体部の下端部には別体に形成されたリング状の押さえ固定具が前記段部の上面に当接されて貫装されており、
    該押さえ固定具の壁部には上面から下面に至る貫通穴が設けられており、
    前記ベース部の上端面には前記押さえ固定具を出入自在に挿入可能な凹部が形成され、
    該凹部の底面には内側面に雌ねじ部を有する穴部が形成されており、
    前記本体部に貫装された前記押さえ固定具が前記ベース部の凹部に挿入され、雄ねじ部を有する締結部材が前記押さえ固定具の上方から貫通穴に挿通されて前記凹部に設けた穴部に螺結され、本体部が押さえ固定具を介してベース部に固定されていることを特徴とする道路用標示体。
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