JP2007126933A - 車止め支柱 - Google Patents

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Abstract

【課題】カバー体だけを交換することができ、修繕に要する手間と費用とを抑制することができる車止め支柱を提供する。
【解決手段】地面Gに立てられる剛性を有する芯柱2と芯柱2の外側に設けられた弾性を有するカバー体3とを備え、カバー体3の内側であって芯柱2より上方には、屈曲可能なように中空部が設けられている車止め支柱1において、カバー体3は芯柱2に対して着脱自在に構成されていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、歩道と車道との境界等に設置され、車道から歩道への車輌の進入を防止する車止め支柱に関する。
従来、車道から歩道への車輌の進入を防止するため等に用いられる車止め支柱としては、例えば、地面に立てられる剛性を有する芯柱と芯柱の外側に設けられた弾性を有するカバー体とを備え、芯柱とカバー体との間の隙間に発泡した樹脂等を充填して、カバー体が芯柱に一体的に設けられたものが公知である。これは、剛性を有する芯柱を地面に立てることで車止め支柱の自立性を確保しつつ、芯柱の外側にカバー体を一体的に設けて、カバー体や発泡樹脂等の弾性により、車止め支柱に車輌が衝突した際に生じる車輌や車輌運転者等への衝撃を緩衝するものである(下記特許文献1参照)。
また、例えば、地面に立てられる剛性を有する芯柱と芯柱の外側に設けられた弾性を有するカバー体とを備え、カバー体の内側であって芯柱より上方に屈曲可能なように中空部が形成されるようにカバー体を芯柱に固着したものが公知である。これは、カバー体の内側であって芯柱より上方に中空部を設けることで、カバー体が屈曲しやすくなり、カバー体の弾性と併せて車止め支柱に車輌が衝突した際に生じる車輌や車輌運転者等への衝撃を緩衝するものである(下記特許文献2参照)。
ところで、このような車止め支柱は、車輌等が衝突したり風雨にさらされたりすると、カバー体が破損したり劣化したりすることがある。そのような場合には、車止め支柱を修繕しなければならない。
特開2000−282428号公報 実公平7−47449号公報
しかしながら、上記従来の車止め支柱にあっては、芯柱とカバー体とが一体的に構成されている。よって、例えば、カバー体のみを交換すれば車止め支柱の修繕ができるような場合であっても、車止め支柱全体を交換して修繕しなければならず、修繕作業に際し、例えば、芯柱を地面に立てるための作業等を行わなければならない。従って、車止め支柱の修繕に要する手間と費用とが無駄にかかってしまうという問題があった。
そこで、本発明は、上記従来の問題に鑑みてなされ、カバー体だけを交換することができ、修繕に要する手間と費用とを抑制することができる車止め支柱を提供することを課題とする。
本発明は、上記課題を解決すべくなされたものであり、本発明に係る車止め支柱は、地面に立てられる剛性を有する芯柱と芯柱の外側に設けられた弾性を有するカバー体とを備え、カバー体の内側であって芯柱より上方には、屈曲可能なように中空部が設けられている車止め支柱において、カバー体は芯柱に対して着脱自在に構成されていることを特徴とする。
該構成の車止め支柱にあっては、カバー体は芯柱に対して着脱自在に構成されているので、カバー体を芯柱から取り外すことができる。
特に、カバー体は芯柱に対して上下方向に取付け取り外しすることで着脱自在に構成されていることが好ましい。
カバー体を把持するなどして上方へ移動させるだけで、容易にカバー体を芯柱から取り外すことができ、また、カバー体を下方へ移動させるだけで、容易にカバー体を芯柱に取り付けることができる。よって、カバー体の着脱作業を効率良く行うことができる。
また、カバー体が芯柱から上方に抜けるのを防止する抜け防止部材が、抜け防止部材の軸線が車止め支柱の軸線に対し交差する方向となるように設けられていることが好ましい。
このようにすると、カバー体の上方への移動、即ち、車止め支柱の軸線方向への移動が、抜け防止部材によって効果的に抑制される。よって、誤ってカバー体が芯柱から上方へ外れてしまうのを効果的に防止することができる。
更に、抜け防止部材は、芯柱とカバー体とを貫通するように挿入されるピンであり、ピンの一端には鍔部が設けられ且つピンの他端には鍵が取り付けられていることが好ましい。
芯柱とカバー体とを貫通するピンの一端に鍔部が設けられていると、鍔部がカバー体に当接するので、その当接位置からピンの他端側への移動を阻止することができる。よって、不用意にピンがその他端側へ抜けてしまうのを防止することができる。また、芯柱とカバー体とを貫通するピンの他端に鍵が取り付けられていると、不用意にピンが一端側へ移動したとしても鍵がカバー体と当接してピンの移動を阻止するので、ピンが一端側へ抜けてしまうのを防止することができる。
また更に、芯柱は断面形状が円形であり、カバー体には、芯柱の径と略等しく且つ芯柱が嵌め込まれる小径孔と小径孔の上方に連続して芯柱の径よりも大きい径である大径孔とが形成されており、芯柱の上面は小径孔と大径孔との境目と面一であるか小径孔と大径孔との境目よりも大径孔側に位置することが好ましい。
こうすると、大径孔の径は芯柱の径よりも大きい径であるので、芯柱と大径孔の周壁面とは離間することとなる。そうすると、例えば、車輌が衝突してカバー体が曲がったとしても、芯柱の上面の外周縁部と大径孔の周壁面とは当接しにくくなる。よって、カバー体は局部的に屈曲することなく滑らかに湾曲することとなる。従って、カバー体に作用する曲げ応力が局部的に集中することなく分散して作用するので、カバー体が破損したり傷んだりしにくくなる。
更に、カバー体は、リサイクルゴムから構成されていると、例えば、破損等して不要になったカバー体を利用して、新たなカバー体を製造することができ、資源を無駄なく利用することができる。
このように、本発明に係る車止め支柱にあっては、例えば、カバー体を交換すれば車止め支柱の修繕ができるような場合に、従来のように、車止め支柱全体を交換せずとも、カバー体を芯柱から取り外して交換することができる。従って、車止め支柱の修繕に要する手間と費用とを抑制することができるという効果を奏する。
以下、本発明に係る車止め支柱の一実施形態について図面を参酌しつつ説明する。
図1に、本実施形態における車止め支柱1が示されている。該車止め支柱1は、例えば、歩道と車道との境界や対向車線間の境界、或いは公園等の出入り口等に設置され、車輌が歩道や反対車線、公園内等に進入するのを防止するものである。このような車止め支柱1は、地面に立てられる剛性を有する芯柱2と芯柱2の外側に設けられた弾性を有するカバー体3とを備える。
芯柱2は、図2に示すように、上下方向に伸びる中空の管状体であり、その断面形状は略円形である。芯柱2は、その軸線を上下方向にして芯柱2の下部が地中に埋設されることにより地面Gに立てられている。尚、芯柱2は埋設されて立てられている場合に限らず、例えば、地面Gにボルト等によって固定されて立てられた場合であってもよい。芯柱2の上面21は、平坦な円形リング状であり、芯柱2の軸線に対し略直交するように形成されている。芯柱2の地面Gから突出している部分の下端部、本実施形態では、図3に示すように、芯柱2の軸線方向の略中央の部分には、芯柱2の径方向に芯柱2を貫通する第一貫通孔22が設けられている。本実施形態では、第一貫通孔22は、その軸線が芯柱2の軸線に対し直交するように設けられている。尚、図3は、説明の都合にあわせて適宜誇張した図となっている。
芯柱2は、剛性を有する素材で構成されており、例えば、金属、硬質の合成樹脂、コンクリート等を用いて構成することができ、本実施形態では、STK400の鋼管を用いて構成されている。尚、芯柱2の断面形状は、円形の場合に限らず、例えば、三角形や四角形等の場合であってもよいし、また、中実の棒状体であってもよい。
芯柱2の外側に設けられるカバー体3は、図2に示すように、上端が閉塞され下方に開口した有蓋円筒形状であり、円筒形状の本体部31と本体部31の上端部に取り付けられる蓋部32とで構成されている。本体部31は、上下方向に伸びる円筒形状であり、その上下方向の長さは、芯柱2の地面Gから突出する部分の上下方向の長さより長くなっている。本体部31の円筒形状を構成する孔、即ち、本体部31の軸線と同軸で本体部31を上下方向に貫通する孔は、芯柱2の径と略等しい径である小径孔4と芯柱2の径より大きい径である大径孔5とが同軸で上下方向に連通して形成されている。本実施形態では、小径孔4と大径孔5とは、それぞれ一定の径で構成されているため、小径孔4と大径孔5との境目Bにて段差をなして連通している。言い換えると、本実施形態における小径孔4と大径孔5との境目Bは、段差をなしている面となる。小径孔4の上下方向の深さは、芯柱2の地面Gから突出する部分の上下方向の長さに相当する深さとなっている。
本体部31を形成する周壁の上端内側には、周方向全域に亘って切込み部6が設けられている。具体的には、切込み部6は、大径孔5の径より僅かに大きい径の孔であり、大径孔5と同軸で大径孔5の上方に連続して形成されている。また、本体部31の下端部には、図3に示すように、本体部31の径方向に本体部31を貫通する第二貫通孔7が設けられている。この第二貫通孔7は、その径が芯柱2に設けられている第一貫通孔22の径と略同じ径であり、本実施形態では、その軸線が本体部31の軸線に対し直交するように設けられている。更に、図1に示すように、本体部31を形成する周壁の外周面の上下両端部には、本体部31の周方向全周に亘って溝部8,9が形成されている。具体的には、本体部31の上端部には、溝部8が上下方向に2個所設けられており、それぞれ塗装等が施されている。本体部31の下端部には、溝部9が上下方向に2個所設けられており、それぞれ反射テープ等が貼り付けられている。
本体部31の上端部に取り付けられる蓋部32は、上方に凸となる半球状の半球部32aと半球部32aの下端から下方に向けて延設される差込部32bとで構成されている。半球部32aは、上に凸となるように湾曲した碗状の形状であり、下方に向けて開口しており、下端縁の外径が本体部31の外径と略等しくなっている。差込部32bは、上下方向に伸びる円筒形状で、その上下方向の長さは切込み部6の上下方向の長さに略等しくなっている。差込部32bを形成する周壁の厚さは本体部31を形成する周壁の厚さより薄くなっている。差込部32bは、その内面と半球部32aの内面とが面一となるようにして半球部32aの下端から下方に向けて延設されて形成されており、その外径が本体部31の切込み部6の径と、内径が本体部31の大径部の径とそれぞれほぼ同じ径となっている。このような構成の蓋部32は、差込部32bが本体部31の切込み部6に上方から差し込まれて本体部31に接着剤等を介して取り付けられている。蓋部32が本体部31と別体で形成されていることで、蓋部32に様々な形状のものを用いて意匠性の異なるものとしたり、図示しない発光部等を備えたものを用いて別途機能を付加したりすることが任意に行うことができる。尚、カバー体3は、本体部31と蓋部32とで構成されている場合に限られず、上端が閉塞され下方に開口した有蓋円筒形状となるように一体的に形成してもよい。
このような構成のカバー体3は、弾性を有する素材からなり、例えば、リサイクルゴムから構成されている。具体的には、カバー体3を構成する本体部31と蓋部32とは、共にリサイクルゴムから構成されている。ここで、リサイクルゴムとは、既に同じ或いは別の用途に用いられていたゴムのことであり、例えば、破損等して不要となったカバー体3等を構成していたゴムのことである。このようなリサイクルゴムを利用することにより、資源を無駄なく活用することができる。このリサイクルゴムを用いて本体部31及び蓋部32を製造する方法としては、例えば、プレス成型や押し出し成型等の各種成型方法を採用することができる。
以上の構成からなるカバー体3は、芯柱2の外側に設けられ、芯柱2に対して上下方向に取付け取り外しすることで着脱自在となっている。具体的には、カバー体3を芯柱2に取付ける際には、カバー体3の軸線と芯柱2の軸線とを略同軸にして、芯柱2の上方から芯柱2に被せることで、カバー体3を芯柱2に対して取り付ける。より具体的には、カバー体3を大径孔5が上方に小径孔4が下方に位置するようにして、芯柱2と小径孔4とが嵌め合うように芯柱2の上方からカバー体3を芯柱2に被せている。このように、本実施形態では、カバー体3を芯柱2に被せているだけであるので、芯柱2とカバー体3とは一体的に形成されているのではなく、別体としてそれぞれ形成されている。そして、カバー体3を芯柱2から取り外す際には、カバー体3を上方へ持ち上げればよい。
そして、カバー体3を芯柱2に取付けた状態においては、小径孔4の上下方向の深さと芯柱2の地面Gから突出している部分の上下方向の長さとは一致しているので、小径孔4の上下方向全域と芯柱2の地面Gから突出している部分の上下方向全域とが嵌め合っている。従って、芯柱2の上面21は、小径孔4と大径孔5との境目Bと面一となっている。具体的には、芯柱2の上面21は、大径孔5と小径孔4とが段差を形成して繋がっている面と略一致している。従って、芯柱2と大径孔5の周壁面51とは離間している。尚、本実施形態では、芯柱2の上面21は小径孔4と大径孔5との境目Bと面一であるが、これに限られず、小径孔4と大径孔5との境目Bよりも大径孔5側に位置する場合であってもよい。また、カバー体3の内側であって芯柱2の上方には中空部が形成されている。即ち、芯柱2の上方に中空部としての大径孔5が位置している。従って、車止め支柱1の芯柱より上側の部分、即ち、中空部が形成されている領域では、車止め支柱1は屈曲可能となっている。また、カバー体3は、芯柱2の第一貫通孔22と本体部31の第二貫通孔7とが連通するように配備されている。具体的には、第一貫通孔22の軸線と第二貫通孔7の軸線とが略一致するような配置となっている。
そして、第一貫通孔22及び第二貫通孔7には、抜け防止部材としてのピン10が挿入されている。具体的には、ピン10は略円柱形状であり、その径は第一貫通孔22の径と第二貫通孔7の径とに略一致している。ピン10は、その軸線方向の長さがカバー体3の径方向の長さより長くなっており、その一端にはピン10の径方向に延設されピン10の周方向全域に亘る鍔部101が設けられている。ピン10の他端は円柱形状をその軸線方向に平面状に切欠いた形状となっており、その部分には鍵穴102が設けられている。このような構成のピン10は、その他端側から連通した第一貫通孔22及び第二貫通孔7に挿入され、芯柱2とカバー体3とを径方向に貫通している。このようにピン10は、その軸線が車止め支柱1の軸線に対し、交差する方向に設けられている。具体的には、ピン10の軸線は第一貫通孔22及び第二貫通孔7の軸線と略一致して挿入されていて、カバー体3の軸線に直交している。尚、ここに言う交差とは、直交だけでなく、鋭角又は鈍角の交差や立体交差等をも含む意味合いである。貫通したピン10は、鍔部101がカバー体3の外周面に当接しており、他端側がカバー体3の外周面からカバー体3の径方向に突出して鍵穴102がカバー体3の外側に位置した状態となっている。ピン10の他端、即ち、カバー体3の外周面からカバー体3の径方向に突出した部分には、鍵11が取り付けられている。具体的には、鍵穴102を通して例えば南京錠等の鍵11が取り付けられている。
以上の構成からなる車止め支柱1にあっては、カバー体3を芯柱2に被せているだけであるので、カバー体3は芯柱2に対して着脱自在となっている。従って、ピン10を抜き取り、カバー体3を上方に持ち上げると、小径孔4から芯柱2が抜けてカバー体3を芯柱2から取り外すことができる。よって、例えば、カバー体3を交換すれば車止め支柱1の修繕ができるような場合に、カバー体3だけを芯柱2から取り外して交換することができ、車止め支柱1の修繕に要する手間と費用とを抑制することができる。
また、カバー体3は芯柱2に対して上下方向に取付け取り外しする構成となっているので、カバー体3を芯柱2から取り外す際には、カバー体3を上方へ移動させて小径孔4から芯柱2を抜けば、容易にカバー体3を芯柱2から取り外すことができ、また、カバー体3を芯柱2に取り付ける際には、カバー体3の小径孔4に芯柱2を挿入すれば、容易にカバー体3を芯柱2に取り付けることができる。従って、カバー体3の着脱作業を効率良く行うことができる。
更に、抜け防止部材としてのピン10が、芯柱2とカバー体3とを貫通するように挿入されているので、カバー体3の芯柱2に対する上方への移動が、ピン10とカバー体3の第二貫通孔7との引っ掛かりによって効果的に抑制される。よって、誤ってカバー体3が芯柱2から上方へ抜けてしまうのを効果的に防止することができる。
また更に、芯柱2とカバー体3とを貫通するピン10の一端には鍔部101が設けられているので、鍔部101がカバー体3の外周面に当接してピン10の他端側への移動を防止する。よって、不用意にピン10がその他端側へ抜けてしまうのを防止することができる。加えて、ピン10の他端には鍵11が取り付けられているので、不用意にピン10が一端側へ移動したとしても鍵11がカバー体3と当接してピン10の移動を阻止する。よって、ピン10が一端側へ抜けてしまうのを防止することができる。
更に、芯柱2の上面21は小径孔4と大径孔5との境目Bと面一となっており、芯柱2と大径孔5の周壁面51とは離間している。そうすると、例えば、車輌が衝突してカバー体3が曲がったとしても、芯柱2の上面21の外周縁部と大径孔5の周壁面51とは当接しにくくなる。よって、カバー体3は局部的に屈曲することなく滑らかに湾曲することとなる。従って、カバー体3に作用する曲げ応力が局部的に集中することなく分散して作用するので、カバー体3が破損したり傷んだりしにくくなる。また、カバー体3が繰り返し屈曲する状況下においても、カバー体3内面が芯体2によって削られる度合いを小さくして耐久性を高めることができる。
尚、本実施形態では、カバー体3を芯柱2の上方から芯柱2に被せる場合について説明したが、これに限られず、芯柱2に対しその周方向に巻きつける場合であってもよい。この場合、カバー体3は、その周方向に展開できる構成となる。
また、本実施形態では、抜け防止部材はピン10である場合について説明したが、これに限られず、ボルトであってもよい。この場合、ボルトをカバー体3と芯柱2とを貫通するように第一貫通孔22及び第二貫通孔7に挿入し、ボルトの先端にナットを設けて締結することも可能であるし、カバー体3と芯柱2とを貫通せず、ボルトを芯柱2に螺合してカバー体3と芯柱2とを締結することも可能である。
また、図4に示すように、抜け防止部材はパイプ12であってもよい。具体的には、パイプ12は、その外径が第一貫通孔22及び第二貫通孔7の径にほぼ等しい円筒形状であって、その軸線方向の長さがカバー体3の外径よりも短く芯柱2の外径よりも長くなっている。尚、パイプ12の材質は、例えばSTK400の鋼管である。この場合、パイプ12は、冶具13を用いて第一貫通孔22及び第二貫通孔7に圧入する。具体的には、冶具13は、その先端部がパイプ12の内径よりも大きくパイプ12の外径よりも小さい円柱形状である。このような冶具13の先端をパイプ12の一端に当接して、図示しないハンマー等で冶具13の基端を叩いて、パイプ12の両端がカバー体3を貫通して外部に突出しないように、パイプ12を第一貫通孔22及び第二貫通孔7に圧入する。つまり、パイプ12の両端は、第二貫通孔7の途中にそれぞれ位置する。パイプ12の両端が外部に突出しないので、歩行者や自転車等がパイプ12に当たって怪我や事故等を起こす虞がなく、また、鋼管のパイプ12を用いることにより、抜け防止部材としての強度を高くすることができる。更に、パイプ12を円柱形状とすることにより、パイプ12を第一貫通孔22及び第二貫通孔7から抜く際には、冶具13を用いなければ抜きにくくなる。よって、悪戯にパイプ12が抜かれることを抑制することができる。
更に、抜け防止部材としてのピン10は、本実施形態のように、一本である場合に限られず、複数本設けてもよい。
また更に、本実施形態では、大径孔5は、上下方向全域に亘って一定の径である場合について説明したが、これに限られず、小径孔4との境目Bにて小径孔4の径と同じ径となるよう下方ほど径が小さくなるような場合であってもよい。
更に、本実施形態では、芯柱2の上面21は、平坦な円形リング状であり、芯柱2の軸線に対し略直交するように形成されている場合について説明したが、これに限られず、例えば、平坦な円形状である場合や上に凸となるような曲面であってもよい。また、芯柱2の軸線に対し角度を有する場合であってもよい。
本発明の一実施形態に係る車止め支柱を示す正面図。 同車止め支柱を示す断面図。 図1のP部拡大図。 他の実施形態における車止め支柱を示す拡大図。
符号の説明
1…支柱、2…芯柱、3…カバー体、4…小径孔、5…大径孔、6…切込み部、7…第二貫通孔、10…ピン、11…鍵、12…パイプ、13…冶具、22…第一貫通孔、31…本体部、32…蓋部、101…鍔部、102…鍵穴、B…境目、G…地面

Claims (6)

  1. 地面に立てられる剛性を有する芯柱と芯柱の外側に設けられた弾性を有するカバー体とを備え、カバー体の内側であって芯柱より上方には、屈曲可能なように中空部が設けられている車止め支柱において、カバー体は芯柱に対して着脱自在に構成されていることを特徴とする車止め支柱。
  2. カバー体は芯柱に対して上下方向に取付け取り外しすることで着脱自在に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の車止め支柱。
  3. カバー体が芯柱から上方に抜けるのを防止する抜け防止部材が、抜け防止部材の軸線が車止め支柱の軸線に対し交差する方向となるように設けられていることを特徴とする請求項2に記載の車止め支柱。
  4. 抜け防止部材は、芯柱とカバー体とを貫通するように挿入されるピンであり、ピンの一端には鍔部が設けられ且つピンの他端には鍵が取り付けられていることを特徴とする請求項3に記載の車止め支柱。
  5. 芯柱は断面形状が円形であり、カバー体には、芯柱の径と略等しく且つ芯柱が嵌め込まれる小径孔と小径孔の上方に連続して芯柱の径よりも大きい径である大径孔とが形成されており、芯柱の上面は小径孔と大径孔との境目と面一であるか小径孔と大径孔との境目よりも大径孔側に位置することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の車止め支柱。
  6. カバー体は、リサイクルゴムから構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5に記載の車止め支柱。
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