JP2001303522A - 支柱セット、支柱の設置構造および設置方法 - Google Patents

支柱セット、支柱の設置構造および設置方法

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JP2001303522A
JP2001303522A JP2000122303A JP2000122303A JP2001303522A JP 2001303522 A JP2001303522 A JP 2001303522A JP 2000122303 A JP2000122303 A JP 2000122303A JP 2000122303 A JP2000122303 A JP 2000122303A JP 2001303522 A JP2001303522 A JP 2001303522A
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Masaki Watanabe
雅樹 渡辺
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Asahi Kasei Corp
Original Assignee
Asahi Kasei Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特別な技術を要することなく支柱を容易に設
置できるようにすると同時に、設置した支柱の交換を容
易にする。 【解決手段】 基礎側雌型5が埋設された基礎部材4を
地中に埋め、支柱部材1を、基礎側雌型5に連結雄型6
を介して着脱可能に取り付けて基礎部材4上に立設す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、道路標
識、道路反射鏡、街路灯などの路上設置物取付用の支
柱、カードレール、車の進入禁止用ポール、カーポート
区画用ポール、街路樹や花壇のカード柵、ビルのベラン
ダや外廊下部分の手摺り、金網やパンチングボードなど
のフェンスなどの柵類の支柱、門扉、木戸などの外部扉
の支柱など、各種支柱を簡便に設置できるようにするた
めの支柱セット、それを用いた支柱設置構造および設置
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、支柱の設置は、地中に掘った穴内
に金属製の支柱を立て、支柱の周囲を木枠で囲ってコン
クリートを流し込み、コンクリートの硬化を待って埋め
戻すことによって行われている。また、予め支柱の下端
にコンクリートの基礎を固定しておき、現場に掘った穴
にこの基礎を埋設して設置することも行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現場で
枠組みをし、コンクリートを流し込んで支柱を固定する
のでは、コンクリートが硬化するまでの養生期間を要
し、この養生期間をおいた後に再度現場へ行って覆土を
施さなければならず、作業効率が悪い問題がある。ま
た、場合によっては、支柱が不安定となっている上記養
生期間中に支柱が傾いてしまい、工事のやり直しを余儀
なくされることも生じる。
【0004】一方、予め支柱の下端にコンクリートの基
礎を固定したものによる場合、重い基礎と長い支柱とが
一体となっているため、運搬および施工時の取り扱い性
が悪い問題がある。
【0005】さらに、いずれの場合も、車の衝突や腐食
などによって支柱が損傷した場合、損傷した支柱をそれ
を固定しているコンクリートごと撤去すると共に、再度
初めから工事をやり直さなければならず、支柱の交換に
費用と手間がかかる問題がある。特に最近では、施工の
高度な技術を持った作業者が減少しつつあり、誰でも簡
単に支柱の設置および交換ができるようになることが望
まれている。
【0006】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、特別な技術を要することなく支柱を容易に
設置できるようにすると同時に、設置した支柱の交換を
容易にすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1は、上面側
に基礎側雌型が埋設された基礎部材と、下端がこの基礎
側雌型に対して着脱可能に取り付けられて基礎部材上に
立設される支柱部材とを有することを特徴とする支柱セ
ットを提供するものである。
【0008】上記本発明の第1は、第1の好ましい態様
として、基礎側雌型に対して着脱可能な連結雄型を備
え、支柱部材がこの連結雄型を介して基礎側雌型に取り
付けられること、第2の好ましい態様として、上記第1
の好ましい態様において、支柱部材の下端に支柱側雌型
が固定されており、連結雄型が、一端が基礎側雌型に対
して着脱可能で、他端が、支柱側雌型に対して着脱可能
であること、第3の好ましい態様として、上記第2の好
ましい態様において、基礎側雌型と支柱側雌型がそれぞ
れ雌ネジ部を有し、連結雄型一端が、基礎側雌型の雌ネ
ジ部と螺合する基礎側雄ネジ部、連結雄型の他端が、支
柱側雌型の雌ネジ部と螺合する支柱側雄ネジ部となって
いること、第4の好ましい態様として、上記第3の好ま
しい態様において、基礎側雌型が合成樹脂製、支柱と連
結雄型と支柱側雌型が金属製で、基礎側雌型の雌ネジ部
と連結雄型の基礎側雄ネジ部が台形ネジで構成されてお
り、連結雄型の支柱側ネジ部と支柱側雌型の雌ネジ部が
細目ネジで構成されていること、第5の好ましい態様と
して、上記第3または第4の好ましい態様において、連
結雄型の支柱側雄ネジ部の基部にくびれ部が形成されて
いること、第6の好ましい態様として、上記第3〜第5
のいずれかの好ましい態様において、弾性部材を介在さ
せて、支柱側雌型の雌ネジ部と連結雄型の支柱側雄ネジ
部との螺合又は基礎側雌型の雌ネジ部と連結雄型の基礎
側雄ネジ部との螺合が行われること、第7の好ましい態
様として、上記本発明の第1もしくは上記第1〜第6の
いずれかの好ましい態様において、基礎部材又は基礎側
雌型の上面に、基礎部材上に立設される支柱部材の下端
を受け入れる凹部を有すること、第8の好ましい態様と
して、上記本発明の第1もしくは上記第1〜第7のいず
れかの好ましい態様において、基礎部材が、基礎側雌型
内から基礎部材を下向きに貫通する水抜き孔を有するこ
と、第9の好ましい態様として、上記本発明の第1もし
くは上記第1〜第8のいずれかの好ましい態様におい
て、基礎部材に埋設された基礎側雌型の開口部を閉鎖す
る着脱可能な蓋体を有すること、第10の好ましい態様
として、上記本発明の第1もしくは上記第1〜第9のい
ずれかの好ましい態様において、基礎部材が建築用のコ
ンクリートブロックで、支柱部材が柵類の支柱であるこ
と、第11の好ましい態様として、上記本発明の第1も
しくは上記第1〜第9のいずれかの好ましい態様におい
て、基礎部材が、建築用プレキャストコンクリートで、
支柱部材が手摺り用支柱であること、を含むものであ
る。
【0009】本発明の第2は、上記本発明の第1もしく
は上記第1〜第9のいずれかの好ましい態様における基
礎部材が地中に埋設されており、この基礎部材の基礎側
雌型に支柱部材が取り付けられて、基礎部材上に支柱部
材が立設されていることを特徴とする支柱の設置構造を
提供するものである。
【0010】上記本発明の第2は、地中に埋設された基
礎部材の周囲にコンクリートが流し込まれていることを
好ましい態様として含むものである。
【0011】本発明の第3は、上記本発明の第1におけ
る第10の好ましい態様の基礎部材が、ブロック塀の最
上段に並べられた建築用コンクリートブロック列に所定
間隔で配置されており、この基礎部材の基礎側雌型に支
柱部材が取り付けられて、基礎部材上に支柱部材が立設
されていることを特徴とする支柱の設置構造を提供する
ものである。
【0012】本発明の第4は、上記本発明の第1におけ
る第11の好ましい態様の基礎部材が、建造物の手摺り
が必要な部位の床スラブを構成しており、この基礎部材
の基礎側雌型に支柱部材が取り付けられて、基礎部材上
に支柱部材が立設されていることを特徴とする支柱の設
置構造を提供するものである。
【0013】本発明の第5は、上記本発明の第1もしく
は上記第1〜第9のいずれかの好ましい態様の支柱セッ
トを用い、地中に基礎部材を埋設し、この埋設前または
埋設後に基礎部材の基礎側雌型に支柱部材を取り付け
て、基礎部材上に支柱部材を立設することを特徴とする
支柱の設置方法を提供するものである。
【0014】上記本発明の第5は、地中への基礎部材の
埋設に際し、基礎部材の周囲にコンクリートを流し込む
ことを好ましい態様として含むものである。
【0015】本発明の第6は、上記本発明の第1におけ
る第10の好ましい態様の支柱セットを用い、基礎部材
を所定間隔で介在させて、ブロック塀の最上段のコンク
リートブロック列を構成し、この基礎部材の基礎側雌型
に支柱部材を取り付けて、基礎部材上に支柱部材を立設
することを特徴とする支柱の設置方法を提供するもので
ある。
【0016】本発明の第7は、上記本発明の第1におけ
る第11の好ましい態様の支柱セットを用い、基礎部材
を、手摺りが必要な部位の床スラブとした建造物を構築
し、この基礎部材の基礎側雌型に支柱部材を取り付け
て、基礎部材上に支柱部材を立設することを特徴とする
支柱の設置方法を提供するものである。
【0017】
【発明の実施の形態】図1に基づいて本発明の第1の例
を説明する。
【0018】図中1は支柱部材で、パイプ状の中空材料
で構成されている。この支柱部材1の材質としては、例
えばゴム、合成樹脂、セラミック及び金属などを用いる
ことができ、用途に応じて適宜選択される。但し、一般
的には金属パイプが用いられ、特に強度を必要とする場
合には鋼管が好ましく、耐食性が必要とされる場合には
真鍮、アルミニウム又はステンレススチール系のパイプ
や、メッキやアルマイト処理などの耐食表面処理を施し
た金属パイプが好ましい。
【0019】上記支柱部材1の下端部内側には、支柱側
雌型2が溶接や接着などによって固定されている。ま
た、上記支柱部材1の上端部には、上端を覆って蓋体3
が被せられている。この蓋体3は、支柱部材1に固定し
ておいてもよいが、着脱可能としておき、例えば設置さ
れていた支柱部材1を撤去するときに、支柱部材1から
外して、後述する連結雄型6を取り外した基礎側雌型5
の開口部に被せてこれを覆うことができるようにしてお
くことが好ましい。基礎側雌型5の開口部へのこの蓋体
3の取付けは、蓋体3の下面に、基礎側雌型5と嵌合部
又は螺合する雄型又は雄ねじを設けておくことで容易に
行うことができる。また、蓋体3とは別に、基礎側雌型
5の開口部を覆う専用蓋体を用意してもよい。このよう
にすると、支柱部材1の撤去時に、基礎部材4を撤去せ
ずに残しておいても、基礎側雌型5の開口部が邪魔にな
ることがなく、しかも基礎側雌型5内に土が詰まるのを
防止して、支柱部材1の再設置を容易にすることができ
る。また、専用蓋体を用いると、運搬時から取付けてお
くことで、運搬時の基礎側雌型5の破損等を防止でき
る。蓋体3及び専用蓋体の材質は、基礎側雌型5と同一
の材質とすることが経時変化も考慮すると好ましい。
【0020】支柱部材1は、地中に埋設された基礎部材
4上に立設されている。基礎部材4は、支柱部材1を支
える基礎をなすもので、重量物又は表面積の大きいもの
であることが好ましい。この基礎部材4は、例えば通常
のコンクリート製とする他、産業廃棄物であるゴム廃
材、プラスチック廃材、セラミック廃材、コンクリート
廃材、鉄屑、ガラス廃材などの粉砕物や焼成灰などをセ
メントや接着剤で固めたものとすることもできる。この
ような産業廃棄物を固めた基礎部材4とすることで、産
業廃棄物の有効使用を促進することができる。また、基
礎部材4は、その上面側に、基礎側雌型5が一体に埋設
されたものとなっている。
【0021】前記支柱側雌型2と、上記基礎側雌型5の
材質としては、金属又は合成樹脂を用いることができ
る。金属としては、前記支柱部材1と同様のものを用い
ることができる。合成樹脂としては、熱可塑性樹脂でも
熱硬化性樹脂でもよく、いずれを用いる場合も、金属繊
維、ガラス繊維、炭素繊維などの補強繊維によって強化
した成形品とすることが好ましい。また、各種充填材及
び各種添加剤を加えることができる。
【0022】支柱側雌型2は、必要な強度が得やすいこ
とから金属製であることが好ましい。また、基礎部材側
雌型5は、支柱側雌型2に比して強度設計の自由度が大
ききいこと、腐食しにくいこと、製造容易でコスト的に
有利であることなどの理由から、合成樹脂製であること
が好ましく、特に熱可塑性樹脂製であることが好まし
い。熱可塑性樹脂としては、例えばポリカーボネイト、
ポリアセタール、ポリアミド、PBT樹脂、PET樹
脂、変性PPO樹脂、変性PPE樹脂、AS樹脂、AB
S樹脂、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリエチレ
ン、これらを一成分とするアロイ樹脂などが好ましい。
特に、基礎部材4をコンクリートとする場合、コンクリ
ートミルクによる耐アルカリ性と養生時に加わる熱を考
慮すると、ポリアミド66にガラス繊維やフィラー等を
添加した物が最も好ましい。
【0023】支柱部材1は、連結雄型6を介して基礎部
材4に取り付けられて、基礎部材4上に立設されている
ものである。即ち、連結雄型6は、支柱側雌型2と着脱
可能に嵌合する支柱側嵌合部7と、基礎側雌型5と着脱
可能に嵌合する基礎側嵌合部8とを有しており、この支
柱側嵌合部7と基礎側嵌合部8がそれぞれ支柱側雌型2
と基礎側雌型5に嵌合することで、支柱部材1は基礎部
材4に取り付けられて、基礎部材4上に立設されている
ものである。上記連結雄型6と支柱側雌型2及び基礎側
雌型5との嵌合力の調整のためには、それぞれゴムや合
成樹脂製のパッキングや弾性シーリング材をなどを介在
させることもできる。
【0024】上記支柱側雌型2と支柱側嵌合部7の嵌合
部分には、支柱部材1を横方向から貫通する止めピン9
が差し込まれており、両者の抜けが係止されている。ま
た、基礎部材4の上面には、この基礎部材4上に取り付
けられて立設される支柱部材1の下端部を受け入れる凹
部10が設けられている。止めピン9と凹部10は必須
のものではないが、支柱部材1の抜け防止と、支柱部材
1の下端部を外部から見えにくくすることによる仕上が
り状態の向上のために、それぞれ設けておくことが好ま
しい。
【0025】また、基礎部材4には、基礎側雌型5内か
ら基礎部材4を下向きに貫通する水抜き孔18が設けら
れている。この水抜き孔18を設けておくと、基礎部材
4の基礎側雌型5内に雨水が溜まるのを防止でき、金属
製の支柱部材1、金属製の連結雄型6、金属製の支柱側
雌型2とした場合の腐食を抑制しやすいので好ましい。
【0026】図1に示される第1の例は、支柱側雌型2
が取り付けられた支柱部材1と、基礎側雌型5が取り付
けられた基礎部材4と、連結雄型6と、蓋体3と、止め
ピン9とからなる支柱セットでを用いたもので、これに
よる支柱の設置は、次のようにして行うことができる。
【0027】まず、設置個所の地面11を掘って、基礎
部材4を収納できる穴を形成する。支柱部材1が比較的
軽量でかつ短いものである場合には、この穴に基礎部材
4を入れて埋め戻すだけでもよいが、基礎部材4を入れ
た後、周囲の空間にコンクリートを流し込んでから埋め
戻すことで、基礎部材4の更なる安定化を図ることもで
きる。特に支柱部材1が重く長尺である場合には、上記
コンクリートの流し込みを行うことが好ましい。また、
基礎部材4を設置する前の穴の底部に石などを詰めて沈
下防止を図ることもできる。
【0028】本発明では、上記のようにして基礎部材4
を地中に埋設した後、直ちに支柱部材1の設置を行うこ
とができる。この支柱部材1の設置は、連結雄型6を基
礎側雌型5と支柱側雌型2に嵌合し、必要に応じて止め
ピン9を差し込むことで行われる。本発明においては、
基本的には、基礎部材4を地中に埋設するだけで、その
上に立設される支柱部材1を安定して支持できることか
ら、基礎部材4の設置と支柱部材1の設置を続けて行う
ことができ、短時間の施工で設置を行うことができる。
また、支柱部材1は基礎部材4に対して着脱可能である
ため、支柱部材1が損傷した場合には、基礎部材4をそ
のままにして支柱部材1のみを交換することができ、作
業が極めて容易である。
【0029】本発明においては、重い基礎部材4と長い
支柱部材1とを分離した状態で保管及び輸送することが
できるので、保管及び輸送が容易である。また、基礎部
材4の埋設は、支柱部材1を取り付けていない状態で行
っても、取り付けた状態で行ってもよいが、支柱部材1
を取り付けた状態で行うと、傾きの修正を目視で行いや
すくなる。
【0030】本発明においては、上記図1に示される支
柱側雌型2と連結雄型6を一体のものとしておき、支柱
部材1の下端から突出した基礎側嵌合部8を基礎側雌型
5と嵌合させるだけで支柱部材1の設置が行えるように
することもできる。但し、図示されるように連結雄型6
を用いると、例えば支柱部材1に衝撃が加わった場合な
どに、基礎部材4やその他の部材が損傷する前に連結雄
型6が破損するようにしておくことができ、連結雄型6
の交換だけで修復できるようにすることが容易となるの
で好ましい。
【0031】次に、本発明の第2の例を図2に基づいて
説明する。
【0032】本第2の例における、支柱側雌型2と基礎
側雌型5は、それぞれ内面に雌ネジ部12,13を有す
るナット状の部材となっている。また、連結雄型6は、
一端が、支柱側雌型2の雌ネジ部12と螺合する支柱側
雄ネジ部14、他端が基礎側雌型5の雌ネジ部13と螺
合する基礎側雄ネジ部15となっている。即ち、前述の
第1の例においては、図1で説明したように、連結雄型
6の支柱側嵌合部7と基礎側嵌合部8がそれぞれ支柱側
雌型2と基礎側雌型5と嵌合して、支柱部材1を基礎部
材4上に立設支持するものとなっているが、本第2の例
においては、連結雄型6の支柱側雄ネジ部14と基礎側
雄ネジ部15がそれぞれ支柱側雌型の雌ネジ部12と基
礎側雌型の雌ネジ部13と螺合することで、支柱部材1
を基礎部材4上に立設支持するものとなっている。
【0033】上記のように、連結雄型6を支柱側雌型2
及び基礎側雌型5にそれぞれ螺合させて支柱部材1の取
り付けを行うようにすると、締め付けによってしっかり
取り付けを行うことができる利点がある。連結雄型6と
支柱側雌型2及び基礎側雌型5の螺合にはワッシャなど
を介在させることもできる。
【0034】連結雄型6と支柱側雌型2は金属製とし、
支柱側雄ネジ部14と支柱側雌型2の雌ネジ部12は細
目ねじで構成することが好ましい。このようにすると、
支柱側雄ネジ部14と支柱側雌型2の雌ネジ部12の螺
合深度を調整することで、支柱部材1を複数本並べる場
合の各支柱部材1の高さの微調整が行いやすくいなる。
また、スプリングワッシャなどの弾性部材16を介在さ
せ、この弾性部材16を弾性的に圧縮しながら、上記支
柱側雌型2の雌ネジ部12と連結雄型6の支柱側雄ネジ
部14との螺合が行われるようにすると、支柱側雄ネジ
部14と支柱側雌型2の雌ネジ部12の螺合を大きく緩
めることなく上記高さの微調整を行うことが可能とな
る。
【0035】本第2の例において、基礎側雌型5を合成
樹脂製とする場合、その内面に形成される雌ネジ部13
に必要な強度を与えるために、雌ネジ部13は台形ネジ
によって構成されていることが好ましい。この場合、連
結雄型6の基礎側雄ネジ部15も同じ台形ネジで構成さ
れることになる。
【0036】支柱側雄ネジ部14と基礎側雄ネジ部15
の螺合する部分の長さは、それぞれが螺合する雌ネジ部
12,13との十分な連結強度が得られるよう、その呼
び径の3/2以上であることが好ましい。
【0037】支柱側雄ネジ部14は、基部にくびれ部1
7を有していることが好ましい。例えば支柱部材1に衝
撃が加わった場合などに、基礎部材4やその他の部材が
大きく損傷する前に支柱側雄ネジ部14がこのくびれ部
17で破損し、連結雄型6の交換だけで修復できるよう
にすることができる。
【0038】本例における凹部10は、基礎側雌型5上
に形成されている。この凹部10は、第1の例のように
基礎部材4上でも本例のように基礎側雌型5上でもよい
が、凹部10を設けておくと、支柱側雄ネジ部14と支
柱側雌型2の雌ネジ部12の螺合深度を調整することで
支柱部材1の高さを微調整する場合に、支柱部材1の下
端の浮き上がりを隠すことができるので好ましい。
【0039】本例のように、支柱部材1の取り付けを螺
合によって行う場合、支柱部材1と基礎部材4もしくは
基礎側雌型5に目印を付けておき、この目印を合わせる
ことによって、支柱部材1の向きを一定にできるように
しておくことが好ましい。例えばガードレールの支柱部
材1などの場合、ガード板を取り付けるためのネジ穴が
形成されているが、上記目印を付けておくことによっ
て、このネジ穴の方向を一定方向に向けた支柱部材1の
設置が容易となる。
【0040】尚、本第2の例における支柱部材1及び基
礎部材4の材質、基礎部材4が水抜き孔18を有する点
は前記第1の例と同様である。また、蓋体3もやや上方
に湾曲している点を除いて第1の例と同様である。
【0041】本第2の例は、支柱側雌型2が取り付けら
れた支柱部材1と、基礎側雌型5が取り付けられた基礎
部材4と、連結雄型6と、蓋体3とからなる支柱セット
を用いたもので、これによる支柱の設置は、嵌合に代え
て螺合を用いる他は、前記第1の例と同様にして、基礎
部材4を地面11に掘った穴に埋設することで容易に行
うことができる。
【0042】本発明における支柱部材1は、例えば、道
路標識、道路反射鏡、街路灯などの路上設置物取付用の
支柱、カードレール、車の進入禁止用ポール、カーポー
ト区画用ポール、街路樹や花壇のカード柵、金網やパン
チングボードなどのフェンスなどの柵類の支柱、門扉、
木戸などの外部扉の支柱などとして用いることができ
る。これらの場合、基礎部材4は前述のように土中に埋
設されることになる。
【0043】しかし、本発明は、基礎部材4を土中に埋
設する構造ばかりでなく、他の支柱部材1の設置構造に
も用いることができる。例えば、金網やパンチングボー
ドなどのフェンスの支柱は、地面を掘って設けた基礎上
に立設する他、低いブロック塀の上に立設し、ブロック
塀と金網やパンチングボードの2段式の塀を構成するこ
ともある。この場合、基礎部材4を建築用コンクリート
ブロックとし、この基礎部材4を所定間隔で介在させ
て、ブロック塀の最上段の建築用コンクリートブロック
列を構成し、この基礎部材4の基礎側雌型5に支柱部材
1を取り付けて、基礎部材4上に支柱部材1を立設する
ことができる。この支柱部材1の取り付けは、前記第1
の例及び第2の例で説明したような連結雄型6、支柱側
雌型2及び基礎側雌型5を用いて行うことができる。こ
らは他の柵類の設置にも用いることができる。
【0044】また、本発明を、ビルのベランダや外廊下
部分の手摺りの設置に用いる場合、基礎部材4をプレキ
ャストコンクリートとし、この基礎部材4を手摺りが必
要な部位の床スラブとした建造物を構築し、基礎部材4
の基礎側雌型5に支柱部材1を取り付けて立設すること
ができる。この支柱部材1の取り付けも、前記第1の例
及び第2の例で説明したような連結雄型6、支柱側雌型
2及び基礎側雌型5を用いて行うことができる。また、
建造物は例えば歩道橋などでもよく、歩道橋の手摺りも
同様にして設けることができる。
【0045】
【実施例】実施例1 図2に示すような支柱セットで、支柱部材を歩道などに
使用される車の進入禁止用ポールとして、この支柱の設
置に要する施工時間を測定した。支柱部材は、外径が1
15.3mm、内径が106.3mm、地上部長さが9
60mmの鋼管製とした。
【0046】事前に、内面に雌ネジ部を有する基礎側雌
型部を、熱可塑性樹脂のポリアミド樹脂にガラス繊維を
33重量%添加した旭化成工業株式会社製「レオナ13
00G」で成形した。成形は、型締め力300tonの
射出成形機を使用し、樹脂温度294℃、金型表面温度
72℃、スクリュー前進スピード100mm/sec、
保圧力400kgf/cm2、射出時間20secの成
形条件で成形した。基礎側雌型部は、外径100mm、
高さ260mmの円筒形で、内面に、呼び径90、ピッ
チ18の台形ネジを備えた雌ネジ部を有するものとし
た。
【0047】250mm×250mm角、高さが300
mmの鋼製型枠の中央部分に外径が100mm、高さが
40mmの木片を置き、この木片上に上記基礎側雌型を
設置した状態で鋼製型枠内にコンクリートを流し込み、
上部をならして、180℃の蒸気を使用して養生を行
い、コンクリートを固めた後、木片をコンクリートブロ
ックから取り除いて、基礎側雌型が埋設された基礎部材
を作成した。
【0048】一方、外径115.3mm、内径106.
3mm、長さ960mmの上記鋼管製の支柱部材の下端
側内側に、外径106.0mm、高さ150mmの円筒
形をなし、内面に、メートル細目ネジ(M90×2)の
雌ネジ部を有するステンレススチール製の支柱側雌型部
を、十字に4点すみ肉溶接して固定した。また、上記支
柱側雌型部の雌ネジ部と螺合する、長さ140mmのメ
ートル細目ネジ(M90×2)で構成された支柱側雄ネ
ジ部と、前記基礎側雌型部の雌ネジ部と螺合する、長さ
250mmで、呼び径90、ピッチ18の台形ネジで構
成された基礎側雄ネジ部とを有するステンレススチール
製の連結雄型を作製した。
【0049】上記各部材を設置場所に用意し、地面を3
00mm×300mm、深さ300mmに掘り、この穴
内に基礎部材を置いて安定させた後、基礎側雌型部の雌
ネジ部に連結雄型の基礎側雄ネジ部を螺合させて締め付
けた。
【0050】次いで、基礎部材の周囲に土を被せ、基礎
部材を埋設した後、連結雄型の支柱側雄ネジ部に、支柱
部材下端の支柱側雌型部を螺合させ、締め付けることで
支柱部材の設置を完了した。穴掘りから支柱部材の立設
完了まで約10分であった。
【0051】尚、本施工試験に使用した基礎部材の作成
は、JISA1138に規定されている試験室における
コンクリートの作り方に基づいて行った。
【0052】比較例1 外径115.3mm、内径106.3mm、地上部長さ
960mm、地中部長さ300mmの鋼管製の車止め用
支柱と、コンクリート型枠用として、250mm×30
0mm、厚さ5mmの合板とを用意し、コンクリートで
この支柱を固定する施工を行った。
【0053】実施例と同様に、300mm×300m
m、深さ250mmの穴を掘り、この穴内に、下端を約
50mm土中に押し込んで支柱部材を立てると共に、下
辺側を約50mm土中に埋めながら上記合板で型枠を組
み、型枠内にコンクリートを流し込んで上面を平になら
した。
【0054】上記作業に約10分を要し、その後、JI
SA1132で規定されている16時間以上3日以内の
型枠外し時間の内、短い方の時間を採用して16時間放
置後に型枠を外し、土をかぶせてコンクリートを埋設す
ることで、作業開始から17時間目に施工を完了した。
【0055】尚、本比較例における支柱部材の固定のた
めのコンクリートの施工は、JISA1138に規定さ
れている試験室におけるコンクリートの作り方に基づい
て行った。
【0056】
【発明の効果】本発明は、以上説明したとおりのもので
あり、従来に比較して、素人でも簡単に短時間で必要な
支柱の設置を行うことができる。また、支柱の撤去や交
換も容易で、これらの作業時間を大幅に短縮することが
できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の例を示す断面図である。
【図2】本発明の第2の例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 支柱部材 2 支柱側雌型 3 蓋体 4 基礎部材 5 基礎側雌型 6 連結雄型 7 支柱側嵌合部 8 基礎側嵌合部 9 止めピン 10 凹部 11 地面 12 雌ネジ部 13 雌ネジ部 14 支柱側雄ネジ部 15 基礎側雄ネジ部 16 弾性部材 17 くびれ部 18 水抜き孔

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面側に基礎側雌型が埋設された基礎部
    材と、下端がこの基礎側雌型に対して着脱可能に取り付
    けられて基礎部材上に立設される支柱部材とを有するこ
    とを特徴とする支柱セット。
  2. 【請求項2】 基礎側雌型に対して着脱可能な連結雄型
    を備え、支柱部材がこの連結雄型を介して基礎側雌型に
    取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の支柱
    セット。
  3. 【請求項3】 支柱部材の下端に支柱側雌型が固定され
    ており、連結雄型が、一端が基礎側雌型に対して着脱可
    能で、他端が、支柱側雌型に対して着脱可能であること
    を特徴とする請求項2に記載の支柱セット。
  4. 【請求項4】 基礎側雌型と支柱側雌型がそれぞれ雌ネ
    ジ部を有し、連結雄型一端が、基礎側雌型の雌ネジ部と
    螺合する基礎側雄ネジ部、連結雄型の他端が、支柱側雌
    型の雌ネジ部と螺合する支柱側雄ネジ部となっているこ
    とを特徴とする請求項3に記載の支柱セット。
  5. 【請求項5】 基礎側雌型が合成樹脂製、支柱と連結雄
    型と支柱側雌型が金属製で、基礎側雌型の雌ネジ部と連
    結雄型の基礎側雄ネジ部が台形ネジで構成されており、
    連結雄型の支柱側ネジ部と支柱側雌型の雌ネジ部が細目
    ネジで構成されていることを特徴とする請求項4に記載
    の支柱セット。
  6. 【請求項6】 連結雄型の支柱側雄ネジ部の基部にくび
    れ部が形成されていることを特徴とする請求項4または
    5に記載の支柱セット。
  7. 【請求項7】 弾性部材を介在させて、支柱側雌型の雌
    ネジ部と連結雄型の支柱側雄ネジ部との螺合が行われる
    ことを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載の支柱
    セット。
  8. 【請求項8】 基礎部材又は基礎側雌型の上面に、基礎
    部材上に立設される支柱部材の下端を受け入れる凹部を
    有することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載
    の支柱セット。
  9. 【請求項9】 基礎部材が、基礎側雌型内から基礎部材
    を下向きに貫通する水抜き孔を有することを特徴とする
    請求項1〜8のいずれかに記載の支柱セット。
  10. 【請求項10】 基礎部材に埋設された基礎側雌型の開
    口部を閉鎖する着脱可能な蓋体を有することを特徴とす
    る請求項1〜9のいずれかに記載の支柱セット。
  11. 【請求項11】 基礎部材が建築用コンクリートブロッ
    クで、支柱部材がの柵類の支柱であることを特徴とする
    請求項1〜10のいずれかに記載の支柱セット。
  12. 【請求項12】 基礎部材が、建築用プレキャストコン
    クリートで、支柱部材が手摺り用支柱であることを特徴
    とする請求項1〜10のいずれかに記載の支柱セット。
  13. 【請求項13】 請求項1〜10いずれかに記載の支柱
    セットの基礎部材が地中に埋設されており、この基礎部
    材の基礎側雌型に支柱部材が取り付けられて、基礎部材
    上に支柱部材が立設されていることを特徴とする支柱の
    設置構造。
  14. 【請求項14】 地中に埋設された基礎部材の周囲にコ
    ンクリートが流し込まれていることを特徴とする請求項
    13に記載の支柱の設置構造。
  15. 【請求項15】 請求項11に記載の支柱セットの基礎
    部材が、ブロック塀の最上段に並べられた建築用コンク
    リートブロック列に所定間隔で配置されており、この基
    礎部材の基礎側雌型に支柱部材が取り付けられて、基礎
    部材上に支柱部材が立設されていることを特徴とする支
    柱の設置構造。
  16. 【請求項16】 請求項12に記載の支柱セットの基礎
    部材が、建造物の手摺りが必要な部位の床スラブを構成
    しており、この基礎部材の基礎側雌型に支柱部材が取り
    付けられて、基礎部材上に支柱部材が立設されているこ
    とを特徴とする支柱の設置構造。
  17. 【請求項17】 請求項1〜10いずれかに記載の支柱
    セットを用い、地中に基礎部材を埋設し、この埋設前ま
    たは埋設後に基礎部材の基礎側雌型に支柱部材を取り付
    けて、基礎部材上に支柱部材を立設することを特徴とす
    る支柱の設置方法。
  18. 【請求項18】 地中への基礎部材の埋設に際し、基礎
    部材の周囲にコンクリートを流し込むことを特徴とする
    請求項17に記載の支柱の設置方法。
  19. 【請求項19】 請求項11に記載の支柱セットを用
    い、基礎部材を所定間隔で介在させて、ブロック塀の最
    上段の建築用コンクリートブロック列を構成し、この基
    礎部材の基礎側雌型に支柱部材を取り付けて、基礎部材
    上に支柱部材を立設することを特徴とする支柱の設置方
    法。
  20. 【請求項20】 請求項12に記載の支柱セットを用
    い、基礎部材を、手摺りが必要な部位の床スラブとした
    建物を構築し、この基礎部材の基礎側雌型に支柱部材を
    取り付けて、基礎部材上に支柱部材を立設することを特
    徴とする支柱の設置方法。
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