JP2014047597A - 内照式標示体 - Google Patents

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Abstract

【課題】立設させた柱体の内側へ発光体からの光を照射させてその視認性を向上させる内照式標示体において、前記発光体などの機器の損傷を抑制させて耐久性を向上させた標示体を提供する。
【解決手段】ベース部と、立設される可撓性を有する柱体と、この柱体の内部へ光を照射する発光ユニットとを備え、発光ユニットに、太陽電池と、その電力を蓄える蓄電部と、この蓄電部からの電力により発光する発光体52とを内装させ、この発光体52からの光を柱体の内部へ放射させる発光部32を備え、発光ユニットをベース部に取り付ける。電気的に接続された太陽電池、蓄電部、発光体が発光ユニットに内装されるので、設置された内照式標示体に車両などが接触するなどして外力が働いたときに、発光ユニットに内装された太陽電池や蓄電部や発光体などの変形や、位置の変動が抑制されて、破損や断線などが生じにくく耐久性が向上する。
【選択図】図14

Description

本発明は、道路における車線のセンターライン標示、車線誘導標示、交通規制誘導標示、あるいは駐車場や公園における情報表示や広告などを目的として、屋外に立設して用いられる内照式標示体に関する。
柱状の標示体を立設させて道路や公園等の屋外に設置させる製品は従来よりよく用いられており、この柱状の標示体の内側へ光を照射させる内照式標示体についても種々の発明が開示されている。
例えば特許文献1には、基台1上に中空筒状の標示体5が立設されており、基台1は複数の発光ダイオード21、21…からなる光源部2と該光源部2作動用の電源部3及び制御部4とを備え、光源部2の各発光ダイオード21、21…はその光が上方に照射されるように配置され、標示体5は透水性を有する柔軟性樹脂からなり、下端開口部51が上記光源部2に対応されて下端取付部52が基台1に着脱可能に取付けられた内照式標示灯が本出願人によって開示されている。
実開平2−47214号公報
特許文献1に示される内照式標示灯は、基台1内に光源部2、電源部3、制御部4、等を収納させているので中空筒状の標示体5に車両などが接触などしたときでも、これらの機器が破損しがたく、耐久性が向上するように設けている。本発明は、このような内照式標示体において、更に耐久性が向上するように構成させたものである。
上記目的を達成するため、本発明は以下のような構成としている。
すなわち本発明に係る内照式標示体は、ベース部と、該ベース部に立設される可撓性を有する中空状の柱体と、該柱体の内部へ光を照射する発光ユニットとを備え、前記発光ユニットは、太陽電池と、該太陽電池の生起する電力を蓄える蓄電部と、該蓄電部からの電力により発光する発光体とを内装し、該発光体からの光を前記柱体の内部へ放射させる発光部を備えると共に、前記発光ユニットが前記ベース部に取り付けられていることを特徴とするものである。
本発明に係る内照式標示体によれば、ベース部と、このベース部に立設される可撓性を有する中空状の柱体と、該柱体の内部へ光を照射する発光ユニットとを備えるので、発光ユニットからの光によって柱体が内照されて、夜間などにおける柱体の視認性が向上する。
また、前記発光ユニットが、太陽電池と、この太陽電池の生起する電力を蓄える蓄電部と、この蓄電部からの電力により発光する発光体とを内装して、この発光体からの光を前記柱体の内部へ放射させる発光部を備えると共に、この発光ユニットが前記ベース部に取り付けられているので、前記発光ユニットの内部を水密状に設けることが容易であり、電気的に接続された太陽電池、蓄電部、発光体への水の接触による劣化や漏電、短絡などの発生が抑制されて耐久性が向上する。
また、電気的に接続された太陽電池、蓄電部、発光体が前記発光ユニットに内装されるので、設置された内照式標示体に車両などが接触するなどして外力が働いたときに、発光ユニットに内装された太陽電池や蓄電部や発光体などの変形や、位置の変動が抑制されて、破損や断線などが生じにくくなされ、耐久性が向上する。
また、前記発光ユニットを、前記ベース部の下方からこのベース部の内側へ取り付け、このベース部の下面を設置面へ当接させて設置させるようにすれば、発光ユニットを取り外すために最初に設置面からベース部を取り外さなければならないように設けられ、設置させた内照式標示体から発光ユニットが取り外されるなどのいたずらが防止できるので、好ましい。
また、前記ベース部の上面に下方へ窪む支持凹部を形成させ、前記柱体の下端に台部を形成させ、この台部に前記支持凹部の内部で前記ベース部へ係脱可能に係合する係合部を形成させて、前記係合部を前記ベース部へ係合させて前記柱体を前記ベース部の支持凹部に立設させれば、前記係合部とベース部との係合を外して前記柱体をベース部から取り外し、柱体を容易に交換することができるので、好ましい。
前記台部に、前記発光部からの光を前記柱体の内側へ通過させる通光部を備えさせ、
この通光部に前記台部を上下に貫通する貫通孔を備えさせて形成させると共に、前記発光部を前記通光部の貫通孔の上端開口縁よりも下方に位置するように前記発光ユニットを前記ベース部に取り付ければ、設置させた内照式標示体へ車両が接触するなどして前記柱体が踏み倒されたとき、倒れ込む柱体を通光部の貫通孔の上端開口縁を形成する台部の部位で遮ることができ、通光部の上端開口縁よりも下方への柱体の倒れ込みを防止させて前記発光部への接触を抑制させ、前記発光部の損傷を抑制できるので、好ましい。
本発明に係る内照式標示体によれば、立設させた柱体の内側へ発光体からの光を照射させてその視認性を向上させると共に、この発光体などの機器の損傷が抑制されて耐久性が向上する。
本発明に係る内照式標示体の実施の一形態を示す、(イ)は正面図であり、(ロ)は側面図である。 図1の平面図である。 図1の内照式標示体の柱体とベース部とを分離させた状態を示す図である。 図3の柱体を示す平面図である。 図4のA−A断面図である。 図3のベース部を示す平面図である。 図6のA−A断面図である。 図7のベース部と発光ユニットとを分離させた状態を示す断面図である。 図7の発光ユニットの透光カバーを示す、(イ)は平面図であり、(ロ)は側面図である。 図3のベース部へ柱体を挿入させる前の状況を示す斜視図である。 図10のベース部へ柱体を挿入させた状況を示す斜視図である。 図11の柱体を回転操作した状況を示す斜視図である。 図3の差込部材を示す図である。 図2のベース部付近の断面を示すA−A断面図である。
本発明の実施の形態を図面に基づき具体的に説明する。
図面において、Fは内照式標示体である。
内照式標示体Fは、可撓性を有する中空状の柱体1と、路面や縁石上面などの設置面に設置可能で、柱体1を立設するためのベース部2とを備える。
柱体1は、中空状の柱状体に形成されたポール部10と、このポール部10の下端に固定された後述する台部4とを備えている。
ポール部10は、中空状の柱状体をなしており、可撓性を有する。このポール部10は、上部に位置する標示部11と、中間部に位置する中間部12と、下部に位置する基部13とを備えており、標示部11と中間部12と基部13とが連設されて一体的に構成されている。また、ポール部10の肉厚は略一定に構成されている。
具体的には、ポール部10は、下方に円筒形状に形成された基部13が設けられて前記台部4に取り付けられており、上方に扁平な外形に形成された標示部11が設けられている。そして前記標示部11と前記基部13との間には、上方から下方に至る程、上方の扁平形状から下方に至るほど円筒形状となる中間部12が形成されている。
標示部11は、中空状の柱状をなす扁平柱状部11aと、扁平柱状部11aの外面に設けられる標示手段によって施された標示11bとを備えている。
扁平柱状部11aは、扁平円形状の断面に形成されており、左右の幅の大きさが前後の厚みよりも大きな扁平円に形成されている。また、扁平柱状部11aは、下端が中間部12に連設され、上端が閉塞されている。
扁平柱状部11aの閉塞された上端の近傍には、貫通穴11cが穿設されている。
貫通穴11cは、丸孔であり、扁平柱状部11aの内部の中空部分と外部とを連通させている。この貫通穴11cは、ポール部10の左右両側にそれぞれ1つずつ形成され、各貫通穴11cにより、ポール部10の内側の中空部分が外側へ通じるようになされている。
標示11bは、標示手段により施され、文字や数字、記号、図形などが表されている。具体的には、標示11bは、ペンキ、ニス、インク又はこれらが施されたシートなどによって施されている。本実施形態の標示11bは、表す図形の形状に切り出され、裏面が貼付(接着)可能なシートS1で構成されている。このシートS1の裏面は、扁平柱状部11aの前面及び後面の両側に貼着して設けられている。また、シートS1は、光の再帰反射性を有するシート(反射部)として構成することもできる。また、標示11bは、ペンキ、ニス、インクなどの標示手段や、塗装や印刷などの標示手段などによって、扁平柱状部11aに直に施すこともできる。
中間部12は、断面が楕円形状の筒状をなしており、前面及び後面の断面形状は、下方から上方に至るほど曲率半径が大きくなるように形成されている。換言すれば、中間部12は、上端が中空状の扁平な柱形状をなし、下端が円筒形状をなすように、上端と下端とを連結する部分である。この中間部12の上端は、標示部11に連設され、中間部12の下端は、基部13に連設されている。基部13は、断面略円形状の筒状をなしている。
本実施形態のポール部10は、熱可塑性ポリウレタン樹脂で形成されているが、これに限らず車両などに踏み倒された後に元の状態に復元する可撓性を備えるように形成可能な材料を好適に用いることができる。例えば、ブタジエンスチレンゴム、ネオプレン、ブタジエンアクリロニトリルゴム、クロロプレン重合体、ブチルゴム、エチレンプロピレンターポリマー、ポリイソブチレン樹脂、ポリエチレン樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合体、シリコン樹脂、スチレン−ブタジエン系やポリオレフィン系、ポリエステル系、ポリ塩化ビニル系、ポリウレタン系、ポリアミド系等のエラストマーなどの各種合成ゴムや合成樹脂等を用いることができ、また押出成形又は射出成形その他成形が可能なものを好適に用いることができる。尚、本実施形態のポール部10は、下部に円筒形状の基部13を備え、その上方に扁平な外形に変化する中間部12と、扁平な外形の標示部11とを備えた形状に設けられているが、本実施形態の柱体1のこれらの形状は1本の筒状のパイプ体を熱プレス加工して形成させている。
また、本実施形態のポール部10は、その上下方向において全体の80%程度の大きさに標示部11を設けている。この大きさは適宜調整できる。但し、標示部11が小さすぎると設けた標示が認識し難くなされるので、ポール部10の上下方向において全体の10%以上の大きさに標示部11に形成させるのが好ましく、50%以上の大きさに形成させるのがより好ましい。
また、本実施形態のポール部10は、その上下方向において全体の5%程度の大きさに基部13を設けている。この大きさは適宜調整できる。但し、基部13が小さすぎると、柱体1が外力を受けて折れ曲がるような変形をするときに、中間部12や標示部11で折り曲がり耐久性が低下する恐れがあるので、ポール部10の上下方向において全体の5%以上の大きさに基部13を形成させるのが好ましい。
また、本実施形態のポール部10は、標示部11の前後方向の厚みの大きさを、円筒形状の基部13の外径の50%程度の大きさに設けている。この大きさは適宜調整できる。但し、標示部11の前後の厚みが小さすぎると、変形に対する復元力が低下して、標示部11で折れ曲がるような変形が起こったときに、元の形状へ復元できない恐れがある。このため、標示部11の前後方向の厚みの大きさを基部13の外径の10%以上に形成するのが好ましい。また、本実施形態のように1本の筒状のパイプで形成する場合は、標示部11の前後方向の大きさが小さすぎると、標示部11の左右の幅の大きさが小さくなされて、標示部11に標示を大きく形成できない。このため、標示部11の前後方向の厚みの大きさを基部13の外径の70%以下に形成するのが好ましい。
図3は図1の内照式標示体Fの柱体1とベース部2とを分離させた状態を示す図であり、図4は図3の柱体1を示す平面図であり、図5は図4のA−A断面図である。
柱体1は、下端に略円筒形状に形成された台部4を備えており、具体的には、円筒形状に形成されたポール部10の基部13の下端が、台部4の上面に同心円状に形成された環状溝D1に挿入され、融着されて固定されている。
台部4は、略円筒形状をなして構成される。台部4は、円筒状の台部本体41と、台部本体41の外周に設けられる凸状の係合部42a,42bと、台部本体41の外周に設けられる蓋部43とを備える。
本実施形態の台部本体41は、中央に上下に貫通する円形の貫通孔を備えた略円筒形状に設けられており、その上面には同心円状に形成されて下方へ窪む環状溝D1、D2が形成されている。
前記環状溝D1は、環状溝D2の外側に形成されており、この環状溝D1に前記ポール部10の基部13の下端が挿入され、融着されて固定されている。
また、環状溝D2は、ポール部10の基部13の下端側を補強する筒状の補強筒(図示せず)が挿入可能に構成されており、環状溝D2へ補強筒を挿入させて固定させれば、ポール部10が外力を受けて折れ曲がるような変形をするときに、この補強筒がポール部10を内側から支え、元の状態へ復元しやすくなされる。この補強筒は、成形の容易さや車両等の踏みつけに対する復元性、耐久性のために、熱可塑性ポリウレタンや軟質ポリオレフィン、エラストマーなどで構成される。
また、台部本体41の中央には、上下に貫通する円形の貫通孔が形成されており、この貫通孔は後述する通光部41cとなされ、前記ポール部10の内側へ照射する光が通過するように設けられている。
尚、本実施形態の通光部41cは、台部本体41を貫通する貫通孔のみで形成させているが、これに限るものではなく、光が通過可能な他の構成を用いることができる。例えば、前記貫通孔を透光性を有する蓋体で塞ぐ様な窓状に通光部41cを構成させてもよい。
図10以下に詳細に示されるように、前記係合部42a、42bは、略矩形の板形状をなしており、台部4の下端に径外方向へ突出して形成されている。本実施形態の台部4には前記係合部42aが1個形成され、前記係合部42bが2個形成されており、合計3個の前記係合部42a、42bは、台部本体41の外周面に周方向に沿って略等間隔に配置されて形成されている。
前記蓋部43は、ひさし状又は鉤爪状をなしており、台部4の上端に径外方向へ突出して形成されている。本実施形態の蓋部43は、台部本体41の外周面に2つ形成されている。蓋部43の周方向の幅は、係合部42a、42bと略同一である。蓋部43の径外方向への突出の大きさは、係合部42a、42bより大きい。
蓋部43は、平面視において前記3つの係合部42a、42bのうち2つの係合部42bにそれぞれ近接して形成されている。具体的には、本実施形態の各蓋部43は、前記各係合部42bより、台部本体41の外周面の周方向における左回り方向へずれた位置にそれぞれ形成されており、詳細には、前記蓋部43の右回り方向側の側端が、前記係合部42bの左回り方向側の側端の真上に位置するように形成されている。尚、3つの係合部42a、42bのうち残りの係合部42a付近には、蓋部43は形成されていない。
図6は図3のベース部2を示す平面図であり、図7は図6のA−A断面図である。
本実施形態のベース部2は、平面視略小判形状の筐体状に形成されている。具体的には、ベース部2は、前後方向の長さが左右方向の長さよりも長く形成されており、高さが外周部から中央部に向かって逓増している。
本実施形態のベース部2は、路面や縁石の上面などの設置面へ下面を当接させて設置するように設けており、ベース部2の下面に接着剤を塗布して接着固定させる方法や、ベース部2の上面から下面へ貫通する丸孔形状のボルト孔27へ、上方からアンカーボルトを挿通させて、設置面へ埋設固定させたアンカーナットへ螺結させて固定させる方法などを用いることができる。
また、図10以下に示されるように、ベース部2の上面には、下方へ窪む円形形状の支持凹部21が形成されており、本実施形態の支持凹部21はベース部2の前後方向と左右方向のそれぞれの略中央に形成されている。
支持凹部21は、前記柱体1の台部4に対応する形状に形成されており、台部4を係脱自在に挿入可能に形成されている。
支持凹部21の内周側面は、挿入された台部4の外周側面を支持可能な支持面23に設けられている。
この支持面23には、支持凹部21の上端から下方へ向けて上下方向の溝形状に形成され、上端開口Kをなす第一凹部23aが設けられており、この第一凹部23aは支持面23の周方向へそれぞれ等間隔に3つ形成されている。各第一凹部23aは、その溝幅の大きさが台部4の係合部42a、42bの横方向の大きさに対応して形成され、その溝の窪みの大きさが、前記係合部42a、42bの突出の大きさに対応して形成されている。具体的には、各第一凹部23aは前記係合部42a、42bを上下方向に挿通可能な大きさに設けられており、台部4を支持凹部21へ挿入させたときに、台部4の下端に形成された各係合部42a、42bが前記各第一凹部23a内を通るように設けられている。
前記各第一凹部23aの下部側には、そこから周方向に伸びる溝形状の第二凹部23bがそれぞれ形成されている。各第二凹部23bは、平面視において各第一凹部23aから右周り方向へ伸びるように形成されており、上下方向に伸びる第一凹部23aと、この下端から周方向へ伸びる第二凹部23bとが組み合わされてL字形状の溝部が支持面23に形成されるように設けられている。詳細には、第二凹部23bは、その溝の窪みの大きさが前記係合部42a、42bの突出の大きさと同じ、即ち前記第一凹部23aと同じに形成され、上下方向の溝幅の大きさが前記係合部42a、42bの上下方向の大きさに対応して形成され、その横方向の溝の大きさが前記係合部42a、42bの横方向の大きさに対応して形成されている。即ち、柱体1の台部4を支持凹部21へ挿入させた後、柱体1を平面視右回り方向へ回転させたときに、前記各係合部42a、42bが前記各第一凹部23a内から各第二凹部23b内へ進入して収納されるように、前記各第二凹部23bは形成されている。
各係合部42a、42bが前記各第二凹部23b内に収納された係合状態では、台部4が支持凹部21から上方向へ抜けることがなくなり、柱体1がベース部2へ取り付けられる。また、前記柱体1を逆方向へ回転させ、各第二凹部23bに収納されている前記各係合部42a、42bを前記第一凹部へ進入させれば、各係合部42a、42bの係合状態が解かれ、台部4を支持凹部21から引き抜き、ベース部2から柱体1を取り外せるように設けられている。
本実施形態のベース部2は、下方に開口する中空部25を内側に有する箱形状に形成されており、この中空部25に発光ユニット3が収納されて取り付けられている。
具体的には、中空部25は前記発光ユニット3の外形に対応した形状に形成されており、発光ユニット3は、ベース部2の下方の開口から中空部25へ嵌め込まれるように収納され、ベース部2の下方の開口が底板6で塞がれて、発光ユニット3がベース部2内に固定されるように設けられている。
図8は図7のベース部2と発光ユニット3とを分離させた状態を示す断面図である。図8は右側方からの断面図であり、図中左側が前方であり、図中右側が後方である。
本実施形態の発光ユニット3は、太陽電池53と、この太陽電池の生起する電力を蓄える蓄電部54と、この蓄電部54から供給される電力により発光する発光ダイオードからなる発光体52とを備えており、これらの機器が透光性を有する透光カバー31内に収納されて形成されている。
図9は図7の発光ユニット3の透光カバー31を示す、(イ)は平面図であり、(ロ)は側面図である。
本実施形態の透光カバー31は、矩形の略平板形状に形成された基体37を下部に備え、基体37の上面から上方へ突出するように発光部32と受光部33とがそれぞれ形成されている。
透光カバー31は、光の透過度が高い素材で構成され、本実施形態では、透明性と耐衝撃性とが高いポリカーボネート樹脂で構成されており、略透明に構成されている。尚、透光カバー31は、アクリル樹脂等、透光性を有する他の素材で構成することもできる。
発光部32は、円筒形状の外形に形成され、円形に形成された上面32aを上方へ向けて、基体37の略中央に設けられている。発光部32は、内側が基体37の下方へ開口する中空形状に形成され、この中空部分に前記発光体52を収納させている。
発光体52は、その光軸を上方へ向けて基板55に複数取り付けられており、各発光体52の発する光が発光部32の上部を透過して上面32aから放射されるように、発光部32内に取り付けられている。
本実施形態の発光ユニット3は、各発光体52が前記発光部32の内側に形成された円筒形状の中空部分に収納され、前記発光部32の中空部分の径より大きな幅の大きさに形成された前記基板55が、発光部32の下方に設けられ基板55を収納可能な矩形形状の中空に形成された基板収納部36に収納されて、取り付けられている。
受光部33は、矩形形状の外形に形成され、矩形に形成された上面33aを上方へ向けて、前記発光部32の図中左側と図中右側、即ち前記発光部32の前方側と後方側とにそれぞれ1個づつ合計2個形成されている。
各受光部33は、内側が基体37の下方へ開口する中空形状となされ、この中空部分に前記太陽電池53、蓄電部54をそれぞれ収納させている。
前記各太陽電池53は、その受光面を上方に向けて各受光部33内に取り付けられており、受光部33の上面33aへ照射された日光が各受光部33を透過し、各太陽電池53が受光するように設けている。
前記透光カバー31の基体37は、その下面に上方へ窪む環状溝38が形成されている。環状溝38は基体37の外縁に沿って全周に亘り形成されており、この環状溝38には、図8に示すように、リング状の止水パッキンPが嵌め込まれている。
本実施形態の透光カバー31は、ベース部2の中空部25へ下方から嵌め込み収納させ、更に下方から底板6を取り付けて、図7に示すように、透光カバー31がベース部2へ固定されるように設けられている。
このとき、底板6の上面へ前記止水パッキンPが全周に亘って当接し、前記発光部32や各受光部33の内側の中空部分が密閉され水密状態となされるように設けられており、透光カバー31内へ収納させた発光体52や太陽電池53などの機器へ外部から侵入した水が接触することによる、各機器の損傷や漏電、短絡などの問題の発生が抑制される。
また、図9に示すように、基体37の下面には上方へ窪む凹溝39が形成されており、この凹溝39は、前記発光部32の中空部分と、各受光部33の中空部分とをそれぞれ繋げるように2条形成されている。
本実施形態の発光ユニット3は、図8に示すように、各受光部33にそれぞれ収納された蓄電部54から、発光部32に収納された発光体52へ電力を供給する電線56を、各凹溝39に収納させている。
前記ベース部2は、下方に開口する中空部25が、前記発光ユニット3の外形に対応した形状に形成されている。
具体的には、図8に示すように、ベース部2の中空部25は、前記発光ユニット3の基体37を収納可能な矩形形状の中空部25cを下部に備え、中空部25cの中央上方に発光ユニット3の発光部32を収納可能な円筒形状の中空部25aが形成されている。また、中空部25cの上方で、中空部25aの図中左側及び図中右側に、発光ユニット3の各受光部33を収納可能な矩形形状の中空部25bがそれぞれ形成されている。
ベース部2に形成された前記中空部25aは、その中空部分が上方で、ベース2の上面から下方へ窪む支持凹部21に繋がっている。
具体的には、本実施形態の中空部25aは円形に窪む支持凹部21の底面21aの中央に位置しており、中空部25aは支持凹部21と下方に形成された中空部25cとを連結する円形の貫通孔状に形成されている。
ベース部2に形成された前記各中空部25bは、その中空部分が上方でベース部2の外側へ繋がっている。具体的には、ベース部2の上面には、下方の前記各中空部25bへ貫通する矩形形状の受光穴26がそれぞれ形成されている。
図7に示すように、ベース部2の中空部25へ発光ユニット3を収納させたとき、発光部32はベース部2の中空部25a内に嵌め込まれるように収納される。
このとき、発光部32の上面32aは、ベース部2の支持凹部21の底面21aより若干低い位置に配置させ、内装させた発光体52の光が発光部32を透過して、上面32aから支持凹部21へ向けて放射されるように設けている。
また、ベース部2の中空部25へ発光ユニット3を収納させたとき、各受光部33はベース部2の各中空部25b内に嵌め込まれるようにそれぞれ収納される。
このとき、受光部33の上端がベース部2の上面に形成された受光穴26に嵌め込まれ、受光部33の上面33aとベース部2の上面とが略面一となるように設けられている。
そして、上方からの日光が透光カバー31の受光部33を透過して内装された太陽電池53へ照射され、太陽電池53が電気を生起するように設けられている。
図7に示すように、発光ユニット3の図中左側、即ち前方側に配置された受光部33は、上面33aが前方側へ至るほど下方に傾斜する傾斜面状に形成されている。また、この受光部33に内装された太陽電池53はその受光面である上面を垂直上方へ向けて取り付けられており、太陽電池53の後方側の縁と、透光カバー3の受光部33の内側天面との間に隙間が形成されている。本実施形態の発光ユニット3は、この太陽電池53と、透光カバー3の受光部33の内側天面との間の隙間に、光の再帰反射性を有する反射体Hを配置させて、受光部33に取り付けている。
前記反射体Hを取り付けることで、ベース部2の前方側から照射された車両のヘッドライト光などが、受光部33を透過して内側に入射し、反射体Hに照射され光源方向へ再帰反射された光が車両の運転手などに視認されて、内照式標示体の視認性を高める。
また、図7に示すように、発光ユニット3の図中右側、即ち後方側に配置された受光部33は、上面33aが後方側へ至るほど下方に傾斜する傾斜面状に形成されている。そして、この受光部33に内装された太陽電池53の前方側の縁と、透光カバー3の受光部33の内側天面との間に形成された隙間に、光の再帰反射性を有する反射体Hを配置させて、受光部33に内装させている。
図10は図3のベース部2へ柱体1を挿入させる前の状況を示す斜視図であり、図11は図10のベース部2へ柱体1を挿入させた状況を示す斜視図である。
柱体1の台部4を、ベース部2の支持凹部21へ挿入させるとき、台部4の各係合部42a、42bを支持凹部21の各第一凹部23aへそれぞれ挿入させる。
台部4を支持凹部21へ差し込んだ後、柱体1を平面視の右回り方向へ回転させれば、各係合部42a、42bは各第二凹部23b内へ進入する。
図12は図11の柱体1を回転操作した状況を示す斜視図である。
第二凹部23bの横方向の大きさは、係合部42a、42bの横方向の大きさに対応して形成されているので、前記各係合部42a、42bがその横方向の大きさ分だけ移動するように柱体1を回転させれば、前記各係合部42a、42bはそれぞれ第二凹部23b内に進入してその内側に収納される。このように各係合部42a、42bをそれぞれ第二凹部23b内に収納させることで、台部4が支持凹部21から上方向へ抜けることがなくなり、柱体1がベース部2へ取り付けられる。また逆に、柱体1を平面視の左方向へ回転させれば、各係合部42a、42bが逆戻ってそれぞれ第一凹部23aへ進入するので、柱体1を上方向へ引き抜き、ベース部2から取り外すことができる。
ここで、図11に示すように、各係合部42a、42bを各第一凹部23aへそれぞれ挿入させて、前記柱体1の台部4を支持凹部21へ差し込んだとき、各第一凹部23aの上端開口Kが露出された状態となる。このようにベース部2と台部4との間に開口Kが露出されると、当該開口Kには内照式標示体の使用過程で砂やゴミなどが侵入して、第一凹部23aや台部4の側面などを損傷させたり、ベース部2から柱体1を取り外す際の障害となる恐れがある。本実施形態の台部4には、2つの係合部42bに近接して、蓋部43がそれぞれ形成されている。各蓋部43は、前記各係合部42bの真上より平面視の左回り方向へずれた位置にそれぞれ形成されており、図11、図12に示すように各係合部42bをそれぞれ第一凹部23aへ差し込んだ後、柱体1を平面視の右回り方向へ回転させれば、各蓋部43が移動して第一凹部23aの真上に位置するように設けられる。従って、各蓋部43は、横方向の大きさが前記係合部42a、42bと同じに形成され、外側方向への突出の大きさが前記係合部42a、42bより大きく形成されているため、前記係合部42a、42bに対応する横幅と窪みの大きさに形成された第一凹部23aの開口Kが、真上に位置する各蓋部43に覆われるようになされ、開口Kからの砂やゴミなどの侵入が抑制される。
一方、柱体1の台部4をベース部2へ挿入させ、回転操作させたとき、係合部42bを挿入させた第一凹部23aの上端開口Kは、近接して設けられた蓋部43により塞がれるが、係合部42aを挿入させた第一凹部23aは、蓋部43が設けられていないため、開口Kが露出された状態となる。本実施形態では、この開口Kを塞いで、柱体1の回転を係止するために、差込部材22が用いられる。
図13は図3の差込部材22を示す図である。
差込部材22は、図13に示すように、上下に長い略長方形状に形成されたピン本体22Aと、このピン本体22Aの前面22fの上端から前方へ突出する板形状の係止突部22Bとが形成されている。尚、係止突部22Bの左右の横幅の大きさは、ピン本体22Aの左右の横幅の大きさと同じ大きさに形成されている。ピン本体22Aは、上下方向の大きさ、左右の横幅の大きさ、前後の厚みの大きさがそれぞれベース部2の第一凹部23aの上下方向の溝の大きさ、溝幅の大きさ、溝の窪みの大きさに対応して形成されており、ピン本体22Aの前面22fが前記第一凹部23aの溝の底面に対応した曲面形状に形成されている。即ち、本実施形態のピン本体22Aは、第一凹部23a内の内部に収納可能な大きさに形成されている。また、ピン本体22Aの後面22rは、ベース部2の支持面23に対応する曲面形状に形成されており、ピン本体22Aが第一凹部23a内に収納されたときに、ピン本体22Aの後面22rが円形に窪む支持凹部21内へ突出しないように設けられている。ピン本体22Aには、前面22fから後面22rへ貫通するネジ孔gが形成されており、ネジ孔gの内側には雌ねじが形成され、雄ねじを螺入可能に形成されている。かかる差込部材22は、第一凹部23aに差込可能に構成されており、本実施形態の差込部材22は、第二切欠き部23Bを近傍に有さない第一凹部23aであって、支持凹部21の平面視右側に形成される第一凹部23aに対して差し込まれるように構成されている。
即ち、図12に示すように、前記差込部材22を第一凹部23aへ上方から差し込むことで、前記係合部42aがこの差込部材22に係止されて、前記係合部42aが前記第一凹部23aへ逆戻るような柱体1の回転が防止され、ベース部2へ柱体1が安定的に取り付けられる。また、第一凹部23a内の内部に収納された差込部材22によって前記開口Kが塞がれるので、第一凹部23a内への砂やゴミなどの侵入が防止される。尚、差込部材22を第一凹部23aから取り外せば、柱体1を逆方向へ回転させることができる状態となり、係合部42a、42bをそれぞれ第二凹部23bから第一凹部23aへ進入させて、柱体1をベース部2から取り外すことができる。
差込部材22が第一凹部23aへ挿入されたときには、突出する係止突部22Bは、支持凹部21の縁の上面に乗るように配置される。
また、差込部材22は、第一凹部23a内に収納されて取り付けられており、その後面22rが支持凹部21内へ突出していない。尚、ベース部2に取り付けた差込部材22を取り外す際には、係止突部22Bとベース部2との間に工具などを差し入れて、差込部材22を上方へ容易に抜き取ることができる。
このように、差込部材22が第一凹部23aへ挿入された状態で、このベース部2の外側からビスTを挿通させて、差込部材22のネジ孔gへ螺合させる。即ち、差込部材22をベース部2にビス止めする。従って、差込部材22が第一凹部23a内に収納されてビス止めされることで、柱体1の回転が規制されてベース部2から抜けて外れることが防止され、柱体1はベース部2に安定的に取り付けられる。また、ビスTをネジ孔gから螺脱させて取り外せば、差込部材22をベース部2から取り外して、柱体1をベース部2から取り外すことができる。
尚、ベース部2には、前記ビスTを挿通させるためのネジ孔Nが予め形成されている。
図14は図2のベース部2付近の断面を示すA−A断面図である。
図14は、図7のベース部2へ柱体1を取り付けた状態を示している。
ベース部2の支持凹部21へ柱体1の台部4を挿入させて取り付けたとき、台部4の台部本体41の外周側面が支持凹部21の支持面23に支持されて、柱体1がベース部2に立設される。
このとき、本実施形態の内照式標示体Fは、ベース2に取り付けられた台部4の貫通孔からなる通光部41cが、ベース部2に取り付けられた発光ユニット3の発光部32の真上に配置されるように設けられている。
発光ユニット3は発光部32から放射させる光が、通光部41cを介して立設された柱体1の内部を照射するように設けられている。
発光ユニット3の発光体52からの光が、前記通光部41cを介して立設された柱体1の内部を照射することで、柱体1を内部から発光させて、柱体1を目立たせることができ、視認性を向上することができる。
本実施形態の通光部41cは、台部4を上下に貫通する貫通孔から形成されており、ベース部2は、発光ユニット3の発光部32の上端が、取り付けられた柱体1の通光部41cを形成する貫通孔の上端開口縁よりも下方に位置するように設けられている。
このため、柱体1のポール部10が外力を受けて撓んだ際、倒れ込むポール部10を、通光部41cの貫通孔の上端開口縁を形成する台部4の部位で遮ることができ、通光部41cの貫通孔の上端開口縁よりも下方へのポール部10の倒れ込みを防止することができる。従って、本実施形態の内照式標示体Fでは、発光ユニット3の発光部32が保護されて、破損や故障などが抑制される。
また、本実施形態の内照式標示体Fは、発光ユニット3の発光部32の上面32aが、ベース部2の支持凹部21の底面21aよりも低い位置に配置されている。
このため、柱体1が外力を受けた際、支持凹部21に挿入された柱体1の台部4が発光部32へ接触することが無く、発光部32が保護されて、破損や故障などが抑制される。
また、本実施形態の内照式標示体Fは、発光体52と、これを発光させるための太陽電池53、蓄電部54、基板55、電線56等の電気機器を全て1個の透光カバー31に収納させているので、内照式標示体Fへ車両などが接触して衝撃などが与えられたとき、前記各電気機器の相互の位置の変動などが抑制され、これらの破損や断線などの問題が生じにくくなされ、耐久性が向上する。
また、本実施形態の内照式標示体Fは、発光体52と、これを発光させるための太陽電池53、蓄電部54、基板55、電線56等の電気機器を全て1個の透光カバー31に収納させているので、この透光カバー31を密閉させて水密状態に設けることで、これらの電気機器を水の接触を要因とする故障などから容易に守ることができる。
また、本実施形態の内照式標示体Fは、発光ユニット3を、ベース部2の下方から内側の中空部25へ収納させ、ベース部2の下面を設置面へ当接させて設置させるので、内側の発光ユニット3を取り外すためにはベース部2を設置面から外す必要があり、内照式標示体Fから発光ユニット3が取り外されるようないたずらの被害を受けにくい。
本実施形態に係る内照式標示体Fによれば、柱体1の下端側に台部4を有しているので、柱体1の破損し易い下端側の肉厚を台部4によって増やして強度を向上させることができる、即ち、柱体1の下端側を補強できる。従って、本内照式標示体では、耐久性を向上することができる。
また、本実施形態に係る内照式標示体Fでは、ベース部2は支持凹部21を有し、柱体1の台部4は支持凹部21の内部でベース部2に係脱可能に係合する係合部42a、42bを有しているので、台部4の係合部42a、42bをベース部2に自在に係脱させて柱体1をベース部2に容易に着脱することができる。
また、標示11bは、中間部12又は基部13よりも曲率半径が大きく形成される扁平円形状の標示部11に設けられているので、その標示内容をより認識しやすく標示させることができる。
また、標示部11の断面形状は、左右の幅が前後の厚みより大きくなされた扁平円形状に形成されている。従って、幅方向の中央部分が側部より膨らむような断面形状となるように、その前後の厚みが設けられることで、標示部11を扁平板形状に形成した場合と比較してその断面強度が増大し、自重や風を受ける等の要因による撓みなどの変形が標示部11に容易に生じにくくなされて、標示部11に設けた標示がよく視認できる。
また、標示部11は、幅方向の中央部分が側部より膨らむような断面形状にすることで、扁平板形状の断面と比較して折れ曲がりに対する強い復元力を備えるので、柱体1に車両などが接触して標示部11の部分で折れ曲がるような変形が生じた場合でも、元の形状に復帰しやすくできる。
また、差込部材22は、第一凹部23a内に収納されて取り付けられており、その後面22rが支持凹部21内へ突出していない。このため、支持凹部21に支持されて立設された柱体1へ車両などが衝突したときに、その衝撃が差込部材22やビスTへ集中することがなく、差込部材22やビスTの破損が抑制されて、柱体1がベース部2へ安定的に取り付けることができる。
また、ベース部2の第二凹部23bの上下方向の溝幅の大きさは、前記係合部42a、42bの上下方向の大きさに対応して形成されているので、各係合部42a、42bの上面が各第二凹部23bの上側面に当接されて第二凹部23b内に収納され、柱体1に車両が衝突するなどの衝撃が与えられたときでも、第二凹部23b内で係合部42a、42bのガタつきが抑制され、柱体1はベース部2に安定的に取り付けることができる。
尚、本発明に係る内照式標示体Fは、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
1 柱体
10 ポール部
11 標示部
12 中間部
13 基部
2 ベース部
21 支持凹部
22 差込部材
23 支持面
23a 第一凹部
23b 第二凹部
25 中空部
26 受光穴
27 ボルト孔
3 発光ユニット
31 透光カバー
32 発光部
33 受光部
36 基板収納部
37 基体
38 環状溝
39 凹溝
4 台部
41 台部本体
42a 係合部
42b 係合部
43 蓋部
52 発光体
53 太陽電池
54 蓄電部
55 基板
56 電線
6 底板
F 内照式標示体
H 反射体
K 開口
N ネジ孔
P 止水パッキン
S1 シート
T ビス

Claims (4)

  1. ベース部と、該ベース部に立設される可撓性を有する中空状の柱体と、該柱体の内部へ光を照射する発光ユニットとを備え、前記発光ユニットは、太陽電池と、該太陽電池の生起する電力を蓄える蓄電部と、該蓄電部からの電力により発光する発光体とを内装し、該発光体からの光を前記柱体の内部へ放射させる発光部を備えると共に、前記発光ユニットが前記ベース部に取り付けられていることを特徴とする内照式標示体。
  2. 前記発光ユニットは、前記ベース部の下方から該ベース部の内側へ取り付けられ、
    前記ベース部は下面を設置面へ当接させて設置されるようになされていることを特徴とする請求項1に記載の内照式標示体。
  3. 前記ベース部の上面には下方へ窪む支持凹部が形成され、
    前記柱体の下端には台部が形成され、該台部には前記支持凹部の内部で前記ベース部へ係脱可能に係合する係合部が形成されており、
    前記係合部が前記ベース部へ係合されて前記柱体が前記ベース部の支持凹部に立設されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の内照式標示体。
  4. 前記台部は、前記発光部からの光を前記柱体の内側へ通過させる通光部を備え、
    該通光部は前記台部を上下に貫通する貫通孔を備えて形成されると共に、
    前記発光部が前記通光部の貫通孔の上端開口縁よりも下方に位置するように前記発光ユニットが前記ベース部に取り付けられていることを特徴とする請求項3に記載の内照式標示体。
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