JP5845121B2 - 自発光式道路鋲の設置方法 - Google Patents

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Description

本発明は、道路や歩道など、屋外に埋設設置されて利用される自発光式道路鋲の設置方法に関するものである。
道路や歩道などに埋設設置されて、上方へ光を発し、車両の運転手や歩行者の注意喚起や視線誘導を行うための自発光式道路鋲については種々の発明が開示されている。
例えば、特許文献1には、内部に太陽電池、蓄電池および光源を備えたケースの少なくとも表蓋部を透光性とし、前記光源をその光軸が前記表蓋部の表面に対して傾斜するように配置し、更に前記表蓋部の裏面に、前記光源と向かい合い、かつ前記光源の光軸に対してほぼ直交する平面部を設けることによって、前記光源からの光が前記平面部を通って前記表蓋部の表面に向かってほぼ直進するようにしてなり、更に前記表蓋部の表面が道路面とほぼ一致する程度に前記ケースを道路に埋設してなる道路用発光標織装置、が開示されている。
また、特許文献2には、内部底面の四隅角部にねじ孔が形成された略々四角形状の地中固定用のアウターケースと、外周縁が該アウターケースの上端開口縁に被ることなく上端面が該アウターケースの上端開口縁の水準から少し突出するように該アウターケース内に収容できる信号装置本体とからなり、該信号装置本体に太陽電池と蓄電池と発光ダイオードが水密状なるように封止状態で設けられ、該信号装置本体の四隅角部には上方の大径部と下方の小径部よりなる貫通孔が形成され、該貫通孔に角孔付ボルトをその頭部が大径部内に収まるように貫挿して前記ねじ孔に螺合することにより該信号装置本体をアウターケース内に着脱自在に収容してなることを特徴とした路面設置型道路信号装置、が開示されている。
特開平7−259036号公報 特開平8−165619号公報
特許文献1に示される道路用発光標織装置は、光源、蓄電池、太陽電池などが内装されたケースを道路に埋設させ、その光を上方から外側へ放出させるようになされるが、例えば蓄電池などが経年劣化し交換などが必要になったとき、ケースごと掘り返す必要があった。
また、特許文献2に示される路面設置型道路信号装置は、発光ダイオード、太陽電池、蓄電池が内装された信号装置本体をアウターケース内に収納させて路面に埋設設置させるため、アウターケースを埋設設置させた状態で信号装置本体を取り外し、蓄電池や信号装置本体全体を交換することができる。しかし、信号装置本体がアウターケースから取り外されるいたずらなどが懸念され、特に部品や装置の交換が必要ではない設置場所においては不要な危険性を含むという問題点があった。
そこで本発明は、部品交換などのために、内側へ取り付けた発光ユニットの取り外しが可能な設置と、取り外しができない設置とを選択して実施できる自発光式道路鋲の設置方法を提供するものである。
上記目的を達成するため、本発明は以下のような構成としている。
本発明に係る自発光式道路鋲の設置方法に用いる自発光式道路鋲のケースは、筒形状の筒壁部を備え、内側の中空部に発光ユニットが収納される自発光式道路鋲のケースであって、
前記筒壁部の上下両側には前記中空部が外側へ通じる開口がそれぞれ形成されており、
前記一方の開口は挿通部となされて前記中空部に収納された前記発光ユニットが前記挿通部から出し入れ可能に形成され、他方の開口は孔部となされて前記中空部に収納された前記発光ユニットが前記孔部から出し入れ不能に形成されている
そして、本発明に係る自発光式道路鋲の設置方法は、前記ケースと、該ケースの内側の中空部に収納されて取り付けられる発光ユニットとを備え、発光ユニットの発する光を上方外側に放射させるようになされた自発光式道路鋲の設置方法であって、
前記発光ユニットをケースに収納して被設置面に設置するに際して、
ケースの上側からの発光ユニットの出し入れを不能とした状態で設置する場合は、
上部を孔部の側にして発光ユニットをケースに収納すると共に、該ケースを、前記孔部を上方に向けて設置し、
ケースの上側からの発光ユニットの出し入れを可能とした状態で設置する場合は、
前記ケースを上下に反転させて、
上部を挿通部の側にして発光ユニットをケースに収納すると共に、該ケースを、前記挿通部を上方に向けて設置することを特徴としている。
本発明に係る自発光式道路鋲の設置方法によれば、前記筒形状の筒壁部の上下両側に内側の中空部が外側へ通じる開口をそれぞれ形成させ、前記一方の開口を挿通部として前記中空部に収納させた前記発光ユニットを前記挿通部から出し入れ可能に形成させるので、ケースに取り付けた発光ユニットを前記挿通部から取り外すことができるようになされる。
また、他方の開口を孔部として前記中空部に収納された前記発光ユニットを前記孔部から出し入れ不能に形成させるので、ケースに取り付けた発光ユニットを孔部側から取り外すことができないようになされる。
前記ケースと、このケースの内側の中空部に収納させて取り付ける発光ユニットとを備えた自発光式道路鋲の設置方法で、前記発光ユニットをケースに収納し、発光ユニットの発する光を上方外側に放射させるように被設置面に設置させることで、この光によって自発光式道路鋲が発光標示する。
そして、前記発光ユニットを、上部を孔部の側にしてケースに収納すると共に、このケースを、前記孔部を上方に向けて設置することで、発光ユニットがケースの上側から出し入れ不能とした状態で設置される。
また、発光ユニットを、上部を挿通部の側にしてケースに収納すると共に、このケースを、前記挿通部を上方に向けて設置することで、発光ユニットがケースの上側から出し入れ可能とした状態で設置される。
このように、ケースの上側から発光ユニットの出し入れが可能な設置状態と、出し入れが不能な設置状態とを選択して、同じケースを用いて実施できるので、施工の自由度が高められる。
本発明に係る自発光式道路鋲の設置方法によれば、内側へ取り付けた発光ユニットの出し入れが可能な設置と、出し入れができない設置とを選択して実施できる
本発明に係る自発光式道路鋲の設置方法に用いる自発光式道路鋲の実施の一形態を示す、(イ)は平面図であり、(ロ)は正面図である。 図1の底面図である。 図1のA−A断面図である。 図1のケースを示す、(イ)平面図であり、(ロ)は正面図である。 図4のケースの底面図である。 図4のケースの平面側からの斜視図である。 図4のケースの底面側からの斜視図である。 本発明に係る自発光式道路鋲の設置方法に用いる自発光式道路鋲の実施の他の一形態を示す、(イ)は平面図であり、(ロ)は正面図である。 図8の底面図である。 図8のA−A断面図である。 本発明に係る自発光式道路鋲の設置方法に用いる自発光式道路鋲の実施の他の一形態を示す縦断面図である。
本発明の実施の形態を図面に基づき具体的に説明する。
図面において、1は自発光式道路鋲であり、2は発光ユニットであり、3はケースであり、4は底板である。
ケース3は、内側に中空部35を備えて上下に開口する略円筒形状に形成されている。
前記ケース3には、中空部35に収納される発光ユニット2が上側の開口を塞ぐように取り付けられている。
また、ケース3の下側の開口を塞ぐように円形板状の底板4が取り付けられており、自発光式道路鋲1は略円柱形状の外形に形成されている。
本実施形態の自発光式道路鋲1は、道路や地面などに埋設設置され、発光ユニット2の上面から発する光を車両のドライバーや歩行者へ視認させるように設けられている。
図3は図1のA−A断面図である。
発光ユニット2は、下方に開口する円筒形状に形成された側壁部21bと、その上部を塞ぐように形成された略円板形状の天板部21aとを有する透光カバー21を備え、この透光カバー21が発光ユニット2の外形を構成している。
前記透光カバー21の上面は、全体が上方へ若干膨らむ球面状に形成され、透光カバー21の上面の外縁は円形形状に形成されている。また、透光カバー21の側方には、矩形に形成されて外側へ突出する係合突部25が形成されており、この係合突部25は、透光カバー21の天板部21a付近に周方向に沿って等間隔に配置されて、4個形成されている。
発光ユニット2は、透光カバー21の内側に内装される発光体26より発せられる光が、前記天板部21aを透過して、透光カバー21の上面から放射されるように設けられている。
透光カバー21は、硬質の透明ガラスや、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂等のように透光性を有する合成樹脂等から一般的に形成でき、本実施形態の透光カバー21はポリカーボネート樹脂で形成している。
発光ユニット2の透光カバー21には、前記発光体26と共に、これが取り付けられた基板28、発光体26を発光させる電力を供給する蓄電池Bと、これに蓄える電力を生起する太陽電池Sが内装されている。
本実施形態の発光体26は砲弾型の発光ダイオードであり、その光軸を真上方向へ向けて基板28の上面に1個取り付けられている。
前記透光カバー21には、天板部21aの下面の中央に上方へ窪む円形の発光凹部23が形成されており、発光体26の光を発する上端部分がこの発光凹部23に収納されるように、基板28は透光カバー21内に取り付けられている。そして、発光体26から発せられる光が透光カバー2を透過して、自発光式道路鋲1の上面から放射されるようになされている。
前記太陽電池Sは、透光カバー21の天板部21aと、基板28との間に配置されて取り付けられ、透光カバー21の上面から入射する太陽光を受光して電力を生起させるように設けられている。
また、前記蓄電池Bは基板28の下方に配置されている。
前記透光カバー21には、天板部21aの下面に上方へ窪む円形の反射凹部24が形成されている。
反射凹部24は側壁部21bに沿ってその内側に2列に配置されて複数設けられており、各反射凹部24は発光凹部23を中心としてその周囲に円周状に配置されて形成されている。
各反射凹部24内には、それぞれ反射体27が挿入されている。各反射体27はその表面に球状の反射面を備えており、本実施形態の各反射体27は透明なガラス球である。
前記発光体26から発せられた光は、主に、透光カバー21を透過してその上面から外方へ放射されるが、光の一部は透光カバー21の上面で反射される。透光カバー21の上面で反射された発光体26からの光は、透光カバー21内へ向かうようになされるが、このように透光カバー21内で反射された光の一部が反射体27へ至り、その反射面で反射されて、透光カバー21の上面から放射されるように設けている。このように、反射体27で反射された光が透光カバー21の上面から放射されることで、自発光式道路鋲1の視認性がより高められる。
また、反射凹部24の下方には、挿入された反射体27の脱落を防止する固定部材Kが取り付けられている。
ケース3は、上方と下方とがそれぞれ円形に開口する略円筒形状の筒壁部31を備え、自発光式道路鋲1の主に側面を構成している。
図4は図1のケース3を示す、(イ)平面図であり、(ロ)は正面図であり、図5は図4のケース3の底面図であり、図6は図4のケース3の平面側からの斜視図であり、図7は図4のケース3の底面側からの斜視図である。
ケース3は合成樹脂や金属など各種の材料から一般的に形成でき、本実施形態のケース3はアルミニウム鋳物で形成している。
ケース3の筒壁部31の下面には、上方へ窪む丸孔形状のねじ孔34が形成されている。
ねじ孔34はその内周に雌ねじが形成されており、円周状に形成された筒壁部31の周方向へ等間隔に配置されて、8個形成されている。
前記底板4は、筒壁部31の外周面に対応する円板形状に形成されて、その上面を筒壁部31の下面に当接させ、底板4を下方から貫通するねじNが各ねじ孔34へ螺結されて、底板4はケース3の下面に取り付けられている。
前記発光ユニット2は、透光カバー21の側壁部21bの下端部分が、ケース3に取り付けられた底板4の上面に当接するようになされている。具体的には、円筒形状に形成された側壁部21bの下面には、リング状の止水パッキンPが全周に亘って取り付けられており、この止水パッキンPが底板4の上面に当接するようになされている。側壁部21bの下端と底板部4との間に止水パッキンPを挟み込むことで、発光ユニット2の内側への水などの侵入を防止させている。
また、一般的な太陽電池は、太陽電池セルの周囲をガラスや透光性の合成樹脂からなる保護部材で被覆して、太陽電池セルの破損や劣化を抑制させているが、本実施形態の発光ユニット2はその内側への水などの侵入が防止されているため、これに内装されている太陽電池Sは、太陽電池セルを保護するための保護部材の被覆が省略可能となされている。
また、ケース3の上面には、下方へ窪む丸穴形状のねじ孔37が形成されている。
ねじ孔37はその内周に雌ねじが形成されており、筒壁部31の周方向へ等間隔に配置されて4個形成されている。このねじ孔37は、後記する図8〜10に示される実施形態において、ねじN3が羅入されるものである。
ケース3の筒壁部31の外周面には、径方向内側へ窪む凹部36が形成されている。
凹部36は、その下端が筒壁部31の下面に至り、その上端は筒壁部31の上面に至らない矩形形状に形成され、筒壁部31の周方向に沿って等間隔に配置されて、8個形成されている。
自発光式道路鋲1が道路などに埋設設置されるとき、最初に設置面に埋設穴を形成し、この中に自発光式道路鋲1を挿入させた後に、埋設穴とケース3との隙間を埋めるように、接着剤やセメント、モルタル、コンクリートなどの固定剤を埋設穴内に充填させる。そして、この固定剤が固化して、自発光式道路鋲1が埋設穴内に固定される。埋設穴への固定剤の充填の際に、各凹部36内へ固定剤が流れ込み、これが固化することで、自発光式道路鋲1の固定が強固になされ、埋設穴内での回転などの変位や、埋設穴内からの脱離などの問題が生じにくくなされる。
ケース3の筒壁部31の内周面には、下端から上方へ向かい径方向外側へ窪む、凹溝33aおよび係止溝33bが、それぞれ形成されている。凹溝33aおよび係止溝33bはそれぞれ断面形状が矩形に形成され、その上端が筒壁部31の上面に至らず、凹溝33aの天面部分が係合部32aを形成し、係止溝33bの天面部分が係合部32bを形成するように設けられている。
前記凹溝33aは筒壁部31の下端から上方へ大きく形成され、前記係止溝33bは前記凹溝33aよりも上方へ小さく形成されており、前記凹溝33a上端の係合部32aが筒壁部31の上端付近に設けられ、前記係止溝33b上端の係合部32bが筒壁部31の下部付近に設けられるように、それぞれ形成されている。
前記凹溝33aおよび係止溝33bは、筒壁部31の周方向に沿って等間隔に配置されて形成されており、具体的には、前記凹溝33aと、係止溝33bとが交互に配置されて、それぞれ4個づつ形成されている。
また、各凹溝33aと各係止溝33bとは、その横断面の形状が同一に形成されている。
本実施形態のケース3は、内側の中空部35へ発光ユニット2を収納可能な形状に形成されている。
筒壁部31の上端では、中空部35へ通じる上側の開口である孔部39の縁が、径方向内側へ突出する段部31aが形成されている。この段部31aは、孔部39の縁の全周に亘って形成されており、段部31aは前記透光カバー21の上面の外縁に対応する円形形状に形成されている。
また、筒壁部31に形成された凹溝33aと、係止溝33bは、それぞれ前記発光ユニット2の各係合突部25を挿入可能な形状に形成されており、具体的には、各凹溝33a、若しくは各係止溝33bへ各係合突部25を挿入可能な形状と配置に形成されている。
本実施形態の発光ユニット2は、その上部を上方へ向けて筒壁部31の下側の開口である挿通部38から挿入され、透光カバー21の各係合突部25をケース3の各凹溝33aへ挿入させ、各係合突部25の上面を各凹溝33aの上端の係合部32aへそれぞれ当接させて、中空部35内へ収納されている。
このとき、透光カバー21の上面が、ケース3の孔部39を塞ぐように設けられている。
筒壁部31の下側の前記挿通部38は、中空部35内に収納された発光ユニット2が出し入れ可能な形状で設けられている。
また、透光カバー21の係合突部25が当接される係合部32aが形成されることで、前記孔部39は、中空部35内に収納された発光ユニット2が当該孔部39から出し入れ不能となされている。
本実施形態の自発光式道路鋲1は、発光体26からの光が放射される透光カバー21の上面を上方に向けて、道路などに形成された埋設穴に埋設設置されて用いられるようになされている。埋設設置させた自発光式道路鋲1から発光ユニット2を取り外そうとする場合、ケース3の上方に配置された孔部39は発光ユニット2が出し入れ不能に形成され、また、発光ユニット2が出し入れ可能に形成された挿通部38は前記埋設穴内に埋設されているので、自発光式道路鋲1を埋設穴から掘り返さなければ発光ユニット2をケース3から取り外せないようになされる。このため埋設設置させた自発光式道路鋲1から発光ユニット2が勝手に取り外される等のいたずらの被害を受ける恐れが低減する。
図8は本発明に係る自発光式道路鋲の設置方法に用いる自発光式道路鋲の実施の他の一形態を示す、(イ)は平面図であり、(ロ)は正面図であり、図9は図8の底面図であり、図10は図8のA−A断面図である。
本実施形態の自発光式道路鋲1は、図1〜3に示す実施形態の自発光式道路鋲1と同様に、道路や地面などに埋設設置され、発光ユニット2の上面から発する光を車両のドライバーや歩行者へ視認させるように設けられており、上下に開口する略円筒形状に形成されたケース3の内側の中空部35に発光ユニット2を収納させている。
本実施形態の自発光式道路鋲1の発光ユニット2は、図1〜3に示す実施形態と同一である。
また、本実施形態の自発光式道路鋲1のケース3は、図4〜7に示す実施形態と同一形状であり、図1〜3に示す実施形態の自発光式道路鋲1に対してその上下の向きを反転させている。即ち、本実施形態の自発光式道路鋲1のケース3は、発光ユニット2の出し入れが可能な挿通部38が上方に配置され、発光ユニット2の出し入れが不能な孔部39が下方に配置されている。
本実施形態の発光ユニット2は、透光カバー21の各係合突部25をケース3の各係止溝33bへ挿入させ、各係合突部25の下面を各各係止溝33b下端の係合部32bへそれぞれ当接させて、中空部35内へ収納されている。
各係止溝33bの上下方向の大きさは、その内側へ各係合突部25を収納可能な大きさに形成されている。
本実施形態の発光ユニット2には、透光カバー21の側壁部21bの下方の開口部分、すなわち孔部39を塞ぐように、その下面に円板形状の底板62が取り付けられている。
尚、側壁部21と底板62との間には、止水パッキン(図示せず)が取り付けられており、発光ユニット2の内側への水などの侵入を防止させている。
本実施形態の自発光式道路鋲1には、ケース3の下端に円板形状の底板61が取り付けられている。
底板61は、筒壁部31の外周面に対応する形状に形成された円形板状に形成され、ケース3の下方に開口する孔部39を塞ぐように取り付けられている。
具体的には、底板61は、これを下側から貫通する4本のねじN3が、筒壁部31に4個形成されて下面に配置されたねじ孔37へそれぞれ螺結されて、ねじ止めされている。
底板61は合成樹脂や金属など各種の材料から一般的に形成でき、本実施形態の底板61はアルミニウム板である。
ケース3の筒壁部31の上面には、円環板形状の蓋板5が取り付けられている。
蓋板5は、これを上方から貫通する8本のねじN2を、筒壁部31に8個形成されて上面に配置されたねじ孔34へそれぞれ螺結させて、ねじ止めされている。
蓋板5は、その外縁が、筒壁部31の外周面に対応する円形に形成されており、蓋板5の中央に形成された丸穴部分が、前記透光カバー21の上面の外縁に対応する形状に設けられて開口している。
即ち、蓋板5の中央の丸穴部分は、ケース3内に取り付けられた透光カバー2の上面により塞がれ、透光カバー2の上面の球面状の膨らみが、蓋板5の上面から突出するように設けられている。
また、筒壁部31に取り付けられた蓋板5は、ケース3内に取り付けられた前記発光ユニット2の係合突部25の直上に配置されるので、発光ユニット2は、係止溝33b内の係合突部25の上方への移動が蓋板5によって規制され、ケース3内から外れないようになされる。
そして、ケース3へ螺結させたねじN2を取り外し、ケース3から蓋板5を取り外せば、ケース3内の発光ユニット2を取り外すことができるようになされている。
本実施形態の自発光式道路鋲1は、図1〜3に示す実施形態と同様に、道路などに埋設穴を形成させ、この中に発光ユニット2の上面を上方へ向けた自発光式道路鋲1を挿入させた後に、埋設穴とケース3との隙間に固定剤を充填充填させ、固化させて、自発光式道路鋲1を埋設穴内に固定させる。
そして、本実施形態の自発光式道路鋲1は、発光ユニット2を出し入れ可能な挿通部38がケース3の上方に配置されるので、埋設穴内に固定された自発光式道路鋲1から蓋板5を取り外し、ケース3内から発光ユニット2を容易に取り外すことができる。このため、発光ユニット2の交換や、発光ユニット2内の蓄電池Bや発光体26等の個々の部品の交換や修理などを容易に行うことができる。
図11は本発明に係る自発光式道路鋲の設置方法に用いる自発光式道路鋲の実施の他の一形態を示す縦断面図である。
本実施形態の自発光式道路鋲1の発光ユニット2は、図8〜10に示す実施形態と同一である。また、本実施形態の発光ユニット2には、図8〜10に示す実施形態と同様に、透光カバー21の側壁部21bの下方の開口部分、すなわち孔部39を塞ぐように、その下面に円板形状の底板62が取り付けられている。そして、側壁部21と底板62との間には、止水パッキン(図示せず)が取り付けられており、発光ユニット2の内側への水などの侵入を防止させている。
本実施形態の自発光式道路鋲1のケース3は、図8〜10に示す実施形態と同様に、図4〜7に示されたケース3が用いられている。即ち、本実施形態の自発光式道路鋲1のケース3は、発光ユニット2が出し入れ可能な挿通部38が上方に配置され、発光ユニット2が出し入れ不能な孔部39が下方に配置されている。
本実施形態の自発光式道路鋲1は、発光ユニット2の各係合突部25を各係止溝33bではなく各凹溝33aへ挿入させ、ケース3の筒壁部31の下面に底板61を取り付けるのではなく孔部39の内側に底板63を取り付けている点が、図8〜10に示す実施形態と異なる主な事項である。
前記底板63は、筒壁部31の内周面に対応する円板形状に形成され、ケース3の孔部39を塞ぐように取り付けられている。具体的には、底板63は、筒壁部31の上方の挿通部38からケース3内へ挿入され、筒壁部31の下端に形成された孔部39の段部31aの上面に載置されて取り付けられている。
本実施形態の発光ユニット2は、図8〜10の実施形態とは異なり、その係合突部25を、ケース3の各凹溝33aへ挿入させている。孔部39を下方に配置させたケース3では、各凹溝33aに形成された係合部32aは、ケース3の下端付近に配置されるので、発光ユニット2は、係合突部25の下面を係合部32aへ当接させるのではなく、側壁部21bの下端を前記底板63の上面へ当接させて、ケース3の中空部35へ収納される。即ち、発光ユニット2は底板63の上面に載置されて、ケース3内に取り付けられる。
尚、前記底板63は、前記発光ユニット2がケース3内に取り付けられた状態で、各係合突部25の上面が筒壁部31の上面と同じ高さとなるように、その厚みが設けられている。
ケース3の筒壁部31の上面には、図8〜10の実施形態と同様に、円環板形状の蓋板5が取り付けられている。
本実施形態の蓋板5は、図8〜10の実施形態と同一であり、これを上方から貫通するねじN2が、筒壁部31のねじ孔34へ螺結されて、ねじ止めされている。
そして、筒壁部31に取り付けた蓋板5により、凹溝33a内の係合突部25の上方への移動を規制させ、発光ユニット2がケース3内から外れないように設けている。
そして、ケース3へ螺結させたねじN2を取り外し、ケース3から蓋板5を取り外せば、ケース3内の発光ユニット2を取り外すことができるようになされている。
本実施形態の自発光式道路鋲1は、発光ユニット2が、底板63の上面に、透光カバー21の側壁部21bの下端全体で支えられる。このため、自発光式道路鋲1が車両や歩行者などに踏まれて発光ユニット2へ上方からの力が加えられたときに、係合突部25などへ力が集中しにくくなされて、破損しにくくなされるので、自発光式道路鋲1の耐久性が向上する。
図4〜7に示す自発光式道路鋲の1のケース3を用いることで、同一の発光ユニット2を用いながら、図1〜3に示す自発光式道路鋲1の構成と、図8〜10や図11に示す自発光式道路鋲1の構成とを、選択して実施することができる。
そして、それぞれ専用のケース3や発光ユニット2を用意することなく、図1〜3の実施形態と、図8〜10や図11の実施形態とを選択的に実施できることで、自発光式道路鋲1の設置場所の状況や目的に応じて、埋設させた自発光式道路鋲1からの発光ユニット2の着脱が可能な設置と、不可能な設置とを容易に行うことができ、施工時の自由度が高められる。
本実施形態の自発光式道路鋲1は、ケース3の孔部39を上方へ配置させる図1〜3の実施形態において、発光ユニット2の係合突部25を凹溝33aへ収納させ、係合突部25の上面を凹溝33aの係合部32aへ当接させたときに、透光ユニット2の上面の縁が筒壁部31の上面と同じ高さとなるように設けられている。
また、ケース3の挿通部38を上方へ配置させる図8〜10の実施形態において、発光ユニット2の係合突部25を係止溝33bへ収納させ、係合突部25の下面を係止溝33bの係合部32bへ当接させたときに、発光ユニット2の上面の縁が蓋部5の上面と同じ高さとなるように設けられている。
このように、孔部39から挿通部38へ向かう大きさの異なる凹溝33aと係止溝33bとをそれぞれ形成させることで、孔部39を上方へ配置させる実施形態と、挿通部38を上方へ配置させる実施形態とで、それぞれ発光ユニット2の上面を自発光式道路鋲1の上面に容易に配置させることができるので、これら2つの実施形態を選択して容易に実施できる。
1 自発光式道路鋲
2 発光ユニット
21 透光カバー
23 発光凹部
24 反射凹部
25 係合突部
26 発光体
27 反射体
28 基板
3 ケース
31 筒壁部
32 係合部
33a 凹溝
33b 係止溝
34 ねじ孔
35 中空部
36 凹部
37 ねじ孔
38 挿通部
39 孔部
4 底板
5 蓋板
61 底板
62 底板
B 蓄電池
K 固定部材
N ねじ
P パッキン
S 太陽電池

Claims (1)

  1. ケースと、該ケースの内側の中空部に収納されて取り付けられる発光ユニットとを備え、発光ユニットの発する光を上方外側に放射させるようになされた自発光式道路鋲の設置方法であって、
    前記ケースは筒形状の筒壁部を備え、
    前記筒壁部の上下両側には前記中空部が外側へ通じる開口がそれぞれ形成されており、
    前記一方の開口は挿通部となされて前記中空部に収納された前記発光ユニットが前記挿通部から出し入れ可能に形成され、他方の開口は孔部となされて前記中空部に収納された前記発光ユニットが前記孔部から出し入れ不能に形成されており、
    前記発光ユニットをケースに収納して被設置面に設置するに際して、
    ケースの上側からの発光ユニットの出し入れを不能とした状態で設置する場合は、
    上部を孔部の側にして発光ユニットをケースに収納すると共に、該ケースを、前記孔部を上方に向けて設置し、
    ケースの上側からの発光ユニットの出し入れを可能とした状態で設置する場合は、
    前記ケースを上下に反転させて、
    上部を挿通部の側にして発光ユニットをケースに収納すると共に、該ケースを、前記挿通部を上方に向けて設置することを特徴とする自発光式道路鋲の設置方法。
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