JP5736132B2 - 道路鋲 - Google Patents

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Description

本発明は、道路の外側線やセンターライン、交差点中央、横断歩道、中央分離帯、縁石等、種々の場所に設置される道路鋲に関するものである。
道路に設置され、夜間における外側線の表示や視線誘導を行う道路鋲は、反射体を備えて自動車等の前照灯を再帰反射させることで夜間における外側線の表示や視線誘導を行うものがよく用いられ、これらに関する種々の発明が開示れている。
例えば特許文献1には、断面略台形状の鋲本体の傾斜した外側面に複数の凹部が並んで設けられ、この凹部底部に平滑な反射面が位置するようにして鋲本体側面に再帰反射部が設けられており、各凹部内にそれぞれガラス板が嵌め込まれて上記反射面に接着一体化され、ガラス板表面が凹部から突出しないようになされた道路鋲、が本件出願人によって開示されている。
特開平8−199514号公報
特許文献1に示す道路鋲は、外側面の凹部内に再帰反射部とガラス板とを設けることにより、これらのガラス板などが車両などに直接踏まれず破損しにくいものとしているが、本発明はこれとは別の構成によって耐久性と視認性を高めた道路鋲を提供するものである。
上記目的を達成するため、本発明は以下のような構成としている。
すなわち本発明に係る道路鋲は、本体と、光の再帰反射性を有する反射部材とを備え、
前記本体の外周側面には内側へ窪む溝部が全周に亘り形成され、前記溝部より上方の上面部と、前記溝部より下方の下面部とを備えた扁平な円盤形状に前記本体が形成されると共に、
前記反射部材は帯状に形成され前記溝部に巻回されて前記本体に固定されており、
円盤形状の前記本体の中央には上面から下面に至る貫通穴が形成され、該貫通穴の内周側面に備える傾斜面にボルト頭部の下面を当接させた皿ボルトが前記貫通穴に挿通されており、
前記皿ボルトの雄ねじ部が前記本体の下面の中央から突出すると共に設置面に埋設されて、前記本体が設置面に固定されるようになされており、
前記本体の上面には滑りにくくなされるように多数の突起が形成されると共に、該突起が前記皿ボルトの上面よりも上方に突出して設けられていることを特徴としている。
本発明に係る道路鋲によれば、本体と、光の再帰反射性を有する反射部材とを備え、前記本体の外周側面に内側へ窪む溝部を全周に亘り形成させ、前記溝部より上方の上面部と、前記溝部より下方の下面部とを備えた扁平な円盤形状に前記本体を形成させると共に、前記反射部材を帯状に形成させ前記溝部に巻回させて前記本体に固定させるので、前記反射部材が上下方向に位置ずれすることなく前記上面部と下面部との間で本体に固定されると共に、前記本体の周囲のあらゆる方向から光が照射されても前記反射部材による再帰反射が可能となされる。
また、前記下面部の縁を、前記上面部の縁より外方に突出して形成させれば、車両の車輪などが道路鋲を踏みつけても、車輪が前記溝部下面部に接触した後に、前記上面部に接触し、主に前記溝部付近に与えられる衝撃が分散されて緩和され、前記本体や反射部材の損傷が抑制され、好ましい。
また、前記反射部材を、前記上面部の縁より本体の径方向内側に位置するように前記溝部に収納させて固定させれば、車両の車輪などが道路鋲を踏みつけても、溝部内に収納された前記反射部材に直接接触しないので、反射部材の損傷が抑制される。
また雨などが降ったときに、道路鋲の上方へ降りかかった雨水が、前記上面部の縁から前記反射部材に接触せずに前記下面部の上面へ流れ落ち、前記反射部材に雨水が付着することによる光の再帰反射性の低下を抑制させることができるので好ましい。
また、前記下面部の縁に外方へ至るほど下方へ下る傾斜面を全周に亘って形成させれば、車両の車輪などが道路鋲を踏みつけても、車輪が前記溝部下面部に接触するときに傾斜面に接触するため、与えられる力を受ける接触面積が大きくなされて分散され、前記本体の損傷が抑制される。
また、雨などが降ったときに、前記下面部の上面へ流れ落ちた雨水が、前記反射部材の方へ流れずに外方へ流れるので、前記反射部材に雨水が付着することによる光の再帰反射性の低下を抑制させることができ、好ましい。
また、前記本体の下面にこの本体を接着固定させるための接着剤が流入可能な凹部を上方へ窪んで形成させれば、本体下面に接着剤を塗布して設置面に接着させるときに、本体と接着剤との接触面積が増加して、接着強度が向上するので好ましい。
また、前記凹部を前記本体の下面の周方向に沿う環状の周向凹部を備えて形成させれば、環状の周向凹部に流入された接着剤による強度向上によって周囲からの力に対する耐久力が増加するため、前記道路鋲があらゆる方向から踏みつけられても設置面から外れにくくなされるので好ましい。
また、前記周向凹部から前記本体の外周側面に通じる外連結凹溝を備えて前記凹部を形成させれば、前記本体の下面に適量より多い量の接着剤を塗着させた場合でも、本体下面を設置面に当接させたときに、余分な接着剤を前記外連結凹溝を通じて本体の外周側面の外へ排出できるので、適切な量の接着剤による効果的な接着固定ができるので好ましい。
また、本体の前記溝部に帯状の反射部材を巻回させて固定させ、且つ前記本体の前記溝部下方の外周側面を前記溝部上方の外周側面より外方に突出して設けることで、前記外連結凹部を通じて排出させた接着剤が前記溝部に固定させた反射部材に接触し難くなされるので、施工時のミスなどによって排出された接着剤が前記反射部材に付着してその視認性を低下させるような問題が生じにくい。
本発明の道路鋲によれば、良好な耐久性と視認性とを備えることができる。
道路鋲の参考例を示す、(イ)は平面図であり、(ロ)は正面図であり、(ハ)は底面図である。 図1のA−A断面図である。 図1の道路鋲を設置面に接着剤を用いて施工した状態を示す断面図である。 本発明に係る道路鋲の実施の一形態を示す、(イ)は平面図であり、(ロ)は正面図である。 図4の道路鋲の本体を示す、(イ)は平面図であり、(ロ)は正面図であり、(ハ)は底面図である。 図5のA−A断面図である。 図4の道路鋲を設置面に施工した状態を示す断面図である。 本発明に係る道路鋲の実施の他の一形態を示す図である。 道路鋲の参考例の他の一形態を示す図である。 図9のA−A断面図である。
本発明の実施の形態を図面に基づき具体的に説明する。
図1は道路鋲の参考例を示す、(イ)は平面図であり、(ロ)は正面図であり、(ハ)は底面図である。
図面において、1は本体である。
本体1は扁平な円盤形状に形成されており、その外周側面には、上方の上面部10Aと下方の下面部10Bとの間に挟まれるようにして内側に窪む溝部10Cが全周に亘って形成されている。
2は反射部材である。
反射部材2は、帯状の形状をした基材22に適宜間隔をおいてガラスビーズ製の反射器21が配設されている。
反射器21は入射光に対して平行に光を反射する再帰反射性が高く、かつ汚れにくく、劣化しにくいガラスビーズ製のものを用いるのが好ましいが、基材22の表面に反射テープなどを貼着してもよい。基材22の材質は、鉄鋼、ステンレス、アルミニウムなどの金属などを用いてもよいが、反射器21を埋め込み形成することを容易にするためにゴム、ウレタン系樹脂、エラストマーなどの弾性の高い合成樹脂を用いるのが好ましく、反射器21が外れにくくなるように、ポリエチレンやポリプロピレン等、ある程度高い硬度を有する熱可塑性合成樹脂を用いるのがより好ましい。
また、本参考例の反射部材2は、反射器21を基材22の全長に亘って配設させており、反射器21の再帰反射性が反射部材2の全長に亘って得られるようになされている。
帯状の反射部材2は、本体1の溝部10Cに巻回されて取り付けられており、より詳細には反射器21を含めて反射部材2が本体1の上面部10Aの縁より本体1の径方向内側に位置するように、溝部10C内に収納されて取り付けられている。反射部材2は、溝部10Cに巻回させることで外れにくくなされると共に、上下方向への位置ずれを防ぐことができる。
また、反射器21を本体1の上面部10Aの縁より本体1の径方向内側に位置させることで反射器21が本体1の外側面より外側へ突出しないので、車両の車輪などが道路鋲を踏みつけたときに、車輪などが反射器21や基材22に直接接触しないので、反射部材の損傷や、汚染による再帰反射性の低下などが抑制される。
尚、帯状の反射部材2の構成は、反射器21と基材22を用いた本参考例の構成に限るものではなく、帯状に形成させた反射テープをそのまま溝部10Cに貼着してもよく、ポリカーボネート樹脂やアクリル樹脂などの合成樹脂を射出成形して形成させた反射体を用いてもよく、他の形態のものを利用してもよい。
本体1の上面部10Aの上面には、小さな四角柱形状の突起17が多数形成されている。突起17を設けることで、車両の車輪や人などが道路鋲を踏みつけたときに滑りにくくなされる。
また、上面部10Aには、外方へ至る程に下方へ下る傾斜面13aが、上面部10Aの縁に全周に亘って形成されている。傾斜面13aを設けることで、車両などが道路鋲を踏みつけたときに、傾斜面13aに車輪が接触して大きな面積で接触するようになされるので、受ける力が分散されて、前記本体の損傷が抑制される。
また、傾斜面13aを設けることで、雨天時などにおいて、道路鋲の上方から降りかかった雨水が上面部10Aの縁から流れ落ちるときに、傾斜面13aの傾斜によって雨水の流れの勢いが増し、下方に形成された溝部10Cに収納された反射部材2へ雨水が接触しにくくなされるので、反射器21へ水が付着することによる再帰反射性の低下が抑制される。
また、反射器21が本体1の上面部10Aの縁より本体1の径方向内側に位置するように反射部材2を溝部10Cに収納させて固定させることで、上面部10Aの縁から流れ落ちる雨水が反射器21に接触しにくくなされるように構成させている。
本体1の下面部10Bの上面には、外方へ至る程に下方へ下る傾斜面13bが、下面部10Bの縁に全周に亘って形成されている。傾斜面13bを設けることで、前記傾斜面13aと同様に、道路鋲に車両などが接触したときに、本体の損傷を抑制することができる。
また、傾斜面13bを設けることで、雨天時などにおいて、上面部10Aの縁から流れ落ちた雨水や下面部10Bの上面に直接降りかかった雨水が、傾斜面13bの傾斜によって本体1の外側方向へ流れるようになされている。これによって、反射部材2が収納された溝部10C側への雨水の流れを抑制させて、反射器2へ水が付着することによる再帰反射性の低下を抑制させることができる。
また、下面部10Bの下面には、上方へ窪む凹部14が形成されている。本参考例の凹部14は、環状に形成された周向凹部15と、この周向凹部15から本体1の外周側面に通じる外連結凹溝16とを備えている。
前記周向凹部15は、下面部10Bの下面と同心円の環状に形成されており、具体的には環状に等間隔に配置された円柱形状に窪む8個のくぼみ部15aと、隣り合う各くぼみ部15a同士を繋ぐように形成された周向連結凹溝15bとから形成されている。
また、外連結凹溝16は、くぼみ部15aと本体1の外周側面とを繋ぐように形成されており、8個の各くぼみ部15aからそれぞれ下面部10Bの下面の径方向に沿って放射状に8本の外連結凹溝16が形成されている。
尚、本参考例の周向連結凹溝15bは、円柱形状に窪むくぼみ部15aの直径よりも幅狭で、くぼみ部15よりも浅く窪む凹溝形状に形成されている。
また、本参考例の外連結凹溝16は、前記周向連結凹溝15bと同程度の幅の大きさと、同程度の深さに窪む凹溝形状に形成されている。
図3は図1の道路鋲を設置面に接着剤を用いて施工した状態を示す断面図である。
図3においては、本体1の下面に接着剤3を塗布して設置面に接着固定させている状態を示しているが、本体1の下面部10Bの下面に上方に窪む凹部14を設けることで、本体1と接着剤3との接触面積が増加して、接着強度が向上する。
また、凹部14に環状の周向凹部15を設けることで、前記周向凹部15内に接着剤3が流れ込むことによる接着強度向上の効果が、下面部10Bの全周に亘って得られるようになされるので、前記道路鋲があらゆる方向から踏みつけられても設置面から外れにくくなされる。
また、前記周向凹部15にくぼみ部15aと周向連結凹溝15bとを設けることで、周向凹部15の内側面の形状が複雑なものとなされ、この内部に流入する接着剤3の接着強度が向上する。
また、前記外連結凹溝16を設けることで、前記本体1の下面に適量より多い量の接着剤3が塗布された場合でも、本体1の下面を設置面に当接させたときに、余分な接着剤3が前記外連結凹溝16を通じて本体1の外周側面の外へ排出されるようになされるので、適切な量の接着剤3による効果的な接着固定を行うことができる。
前記の如く外連結凹部16を通じて本体1の下面から排出させた接着剤3は、本体1の下面部10Bが外方に突出して形成されていることで、溝部10Cに収納して固定させた反射部材2に接触しにくくなされ、接着剤3が前記反射器21に付着してその再帰反射性を低下させるような問題が生じにくくなされている。
また、本体1の下面部10Bにおいて、形成された傾斜面13bは本体1の下端まで至らず、傾斜面13Bの縁から垂直に下って下端に至る垂直面11が下面部10Bの全周に亘って形成されている。
これは、下面部10Bの下端の肉厚を厚くして、その強度を向上させるのみならず、前記の如く外連結凹溝16等より余分な接着剤3が排出されたときに、この接着剤3を前記の垂直面11のみに付着させ、傾斜面13bの上側に至らせないようにすることができる。このように傾斜面13bと垂直面11とを構成させることで、傾斜面13bに接着剤3が付着し難くなされるので、本体1の下面より排出された余分な接着剤3を除去する作業の際に、作業がし易く、且つ傾斜面13bに接着剤3が付着して美観を損ねるような問題が生じにくくなされると共に、溝部11Cに収納固定させた反射部材2の反射器21に付着して、その再帰反射性を低下させるような問題が生じにくくなされる。
図4は本発明に係る道路鋲の実施の一形態を示す、(イ)は平面図であり、(ロ)は正面図であり、図5は図4の道路鋲の本体を示す、(イ)は平面図であり、(ロ)は正面図であり、(ハ)は底面図であり、図6は図5のA−A断面図であり、図7は図4の道路鋲を設置面に施工した状態を示す断面図である。
本実施形態の道路鋲は、設置面に穿設させた埋設穴に本体1の下面より突出させた六角穴付皿ボルト6の雄ねじ部62と、これに螺合させたナット7とを埋設させて、道路鋲を設置面に固定可能に形成させている点が、図1の実施形態と異なる事項である。
本実施形態の本体1の中央には上面から下面に至る貫通穴18が形成され、この貫通穴18は上部において上方に至る程に拡径し、貫通穴18の内周側面に貫通穴傾斜面18aを備えるように形成されている。
具体的には、貫通穴18は六角穴付皿ボルト6の雄ねじ部62を挿通可能に形成され、そのボルト頭部61の下面を前記貫通穴傾斜面18aに当接させて、このボルト頭部61を貫通穴18内に収納可能に形成されている。また、貫通穴18は、その内部に六角穴付皿ボルト6のボルト頭部61を収納させたときに、ボルト頭部61の上面と本体1の上面とが面一となるように形成されている。
本実施形態の道路鋲の六角穴付皿ボルト6の雄ねじ部62には、2個のナット7が間隔をあけて螺合されている。
上方に位置するナット7aは、本体1の下面に当接して六角穴付皿ボルト6と強固に螺結しており、六角穴付皿ボルト6を本体1に固定させている。
また、下方に位置するナット7bは設置面Gの埋設穴Hに埋設される際の抜け止めのために螺合されている。
図7は、設置面Gに穿設させた埋設穴H内に六角穴付皿ボルト6の雄ねじ部62とナット7とを収納させ、埋設穴H内に充填させたモルタルや接着剤などの充填剤を固化させて道路鋲を設置面Gに設置させた状況を示しているが、ナット7bは埋設穴H内で雄ねじ部62の抜けを防止させる効果を奏する。本実施形態の道路鋲においては、ナット7bに六角ナットを用い、雄ねじ部62の途中に取り付けているが、ナット7bに六角袋ナットなどを用いて、雄ねじ部62の先端部分に螺合させて設けても良い。
また、図7の道路鋲は図3と同様に本体1の下面に接着剤3を塗布させて、設置面Gに接着させており、埋設穴Hに埋設させた雄ねじ部62、ナット7による固定と併せて、外力に対する高い耐久性を有している。
本実施形態の道路鋲は、ナット7を雄ねじ部62から螺脱させれば、本体1と六角穴付皿ボルトとを分離させることができるので、設置までこれらを分離させてその大きさを小さくさせて、保管や持ち運びの際に必要なスペースを低減させることができる。
また、埋設穴Hに埋設固定させるボルトを六角穴付皿ボルト6とし、そのボルト頭部61の下面を貫通穴傾斜面18aに当接させて収納させることで、ボルト頭部61と貫通穴傾斜面18aとの当接によって道路鋲の上下方向の位置ずれのみならず、横方向の位置ずれも防止できるので、道路鋲に車両の車輪などが接触して横向きの力がかかっても、道路鋲の横方向への位置ずれが抑制できる。
また、六角穴付皿ボルト6はボルト頭部61の下面が傾斜しているので、ボルト頭部61の縁に至るほど、その下面と本体1の下面との間の本体1の肉厚が大きくなる。このため、ボルト頭部の下面が雄ねじ部分に対して垂直に設けられている六角ボルトや六角穴付ボルトやなべ頭ねじなどを用いる場合と比較して、ボルト頭部62の下端と本体1の下面との間の本体1の肉厚を薄く形成させることができるので、本体1の上下方向の厚さを薄く形成させることができ、道路鋲が車両の車輪などに踏まれたときの衝撃をより小さく抑制することができる。
図8は本発明に係る道路鋲の実施の他の一形態を示す図である。
本実施形態の道路鋲は、本体1の下面より突出させた六角穴付皿ボルト6の雄ねじ部62に、ナット7ではなくアンカーナット8を螺結させている点が、図4の実施形態と異なる事項であり、本体1と六角穴付皿ボルト6の形状、構成については図4と同じである。
埋設穴H内に単体で固定可能なアンカーナット8を用いることで、図7のように埋設穴Hにモルタルなどの充填剤を充填、固化させる作業が不要となり、施工作業が容易となる。
図9は道路鋲の参考例の他の一形態を示す図であり、図10は図9のA−A断面図である。
本参考例の道路鋲は、本体1の下面中央に下方へ突出する円柱台形状の突出部19が形成され、下方に突出する六角ボルトBが突出部19の下面に埋設固定されている点が図1に示す本参考例と異なる事項である。
六角ボルトBは、そのボルト頭部を下方に向け、インサート成形によって雄ねじ部の先端を本体1に埋設固定させている。
本参考例の道路鋲は、設置面に穿設させた埋設穴に突出部19と六角ボルトBとを収納させ、モルタルや接着剤などの充填剤を埋設穴に充填、固化させて、道路鋲を設置面に固定させるように設けられている。
また、本参考例の道路鋲は、下面に凹部14を形成させており、図7に示す実施形態と同様に、埋設穴内に突出部19と六角ボルトBとを埋設固定させると共に、本体1の下面に接着剤を塗布させて、本体1を設置面に接着させ、外力に対して高い耐久性を有する固定を行うことができる。
1 本体
10A 上面部
10B 下面部
10C 溝部
12 凹部
13a、13b 傾斜面
14 凹部
15 周向凹部
15a くぼみ部
15b 周向連結凹溝
16 外連結凹溝
17 突起
18 貫通穴
18a 貫通穴傾斜面
19 突設部
2 反射部材
21 反射器
22 基材
3 接着剤
6 六角穴付皿ボルト
61 ボルト頭部
62 雄ねじ部
7 ナット
8 アンカーナット
G 設置面
H 埋設穴
B 六角ボルト

Claims (5)

  1. 本体と、光の再帰反射性を有する反射部材とを備え、
    前記本体の外周側面には内側へ窪む溝部が全周に亘り形成され、前記溝部より上方の上面部と、前記溝部より下方の下面部とを備えた扁平な円盤形状に前記本体が形成されると共に、
    前記反射部材は帯状に形成され前記溝部に巻回されて前記本体に固定されており、
    円盤形状の前記本体の中央には上面から下面に至る貫通穴が形成され、該貫通穴の内周側面に備える傾斜面にボルト頭部の下面を当接させた皿ボルトが前記貫通穴に挿通されており、
    前記皿ボルトの雄ねじ部が前記本体の下面の中央から突出すると共に設置面に埋設されて、前記本体が設置面に固定されるようになされており、
    前記本体の上面には滑りにくくなされるように多数の突起が形成されると共に、該突起が前記皿ボルトの上面よりも上方に突出して設けられていることを特徴とする道路鋲。
  2. 前記下面部の縁が、前記上面部の縁より外方に突出して形成されていることを特徴とする請求項1に記載の道路鋲。
  3. 前記反射部材が、前記上面部の縁より本体の径方向内側に位置するように前記溝部に収納されて固定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の道路鋲。
  4. 前記下面部の縁には外方へ至るほど下方へ下る傾斜面が全周に亘って形成されていることを特徴とする請求項2〜3のいずれかに記載の道路鋲。
  5. 前記下面部の下面には前記本体を接着固定させるための接着剤が流入可能な凹部が上方へ窪んで形成されており、
    前記凹部は前記本体の下面の周方向に沿う環状の周向凹部と、該周向凹部から前記本体の外周側面に通じる外連結凹溝とを備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の道路鋲。
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