JP2014009534A - 道路鋲 - Google Patents
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Abstract
【課題】良好な視認性を備える道路鋲を提供する。
【解決手段】本体と、この本体の側面に設けた光の再帰反射性を有する反射部材とを備えさせ、前記本体の上面にガラスビーズを埋設させると共に、このガラスビーズの一部を露出させる。
側方から道路鋲へ照射された光がこの反射部材により照射方向へ再帰反射されるため、道路鋲の側方からの視認性が良好となされる。
そしてガラスビーズの少なくともその一部を露出させることで、上方や斜め上方から道路鋲へ照射された光がこのガラスビーズの露出部分から内側へ入光して照射方向へ再帰反射されるため、側方のみならず上方や斜め上方からの道路鋲の視認性が良好なものとなされる。
【選択図】 図1
【解決手段】本体と、この本体の側面に設けた光の再帰反射性を有する反射部材とを備えさせ、前記本体の上面にガラスビーズを埋設させると共に、このガラスビーズの一部を露出させる。
側方から道路鋲へ照射された光がこの反射部材により照射方向へ再帰反射されるため、道路鋲の側方からの視認性が良好となされる。
そしてガラスビーズの少なくともその一部を露出させることで、上方や斜め上方から道路鋲へ照射された光がこのガラスビーズの露出部分から内側へ入光して照射方向へ再帰反射されるため、側方のみならず上方や斜め上方からの道路鋲の視認性が良好なものとなされる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、道路の外側線やセンターライン、交差点中央、横断歩道、中央分離帯、縁石等、種々の場所に設置される道路鋲に関するものである。
道路に設置され、夜間における外側線の表示や視線誘導を行う道路鋲は、反射体を備えて自動車等の前照灯を再帰反射させることで夜間における外側線の表示や視線誘導を行うものがよく用いられ、これらに関する種々の発明が開示されている。
例えば、特許文献1には、本体と、光の再帰反射性を有する反射部材とを備え、前記本体の外周側面には内側へ窪む溝部が全周に亘り形成され、前記溝部より上方の上面部と、前記溝部より下方の下面部とを備えた扁平な円盤形状に前記本体が形成されると共に、前記反射部材は帯状に形成され前記溝部に巻回されて前記本体に固定されていることを特徴とする道路鋲、が本出願人によって提案されている。
特許文献1に示される道路鋲は、本体の外周側面に設けた反射部材により、夜間に車両の前照灯等からの光を再帰反射させて良好な視認性を備えるように設けているが、本発明は更に良好な視認性を備える道路鋲を提案するものである。
上記目的を達成するため、本発明は以下のような構成としている。
すなわち本発明に係る道路鋲は、本体と、該本体の側面に設けられた光の再帰反射性を有する反射部材とを備え、前記本体の上面にはガラスビーズが埋設されると共に、該ガラスビーズは少なくともその一部が露出していることを特徴としている。
すなわち本発明に係る道路鋲は、本体と、該本体の側面に設けられた光の再帰反射性を有する反射部材とを備え、前記本体の上面にはガラスビーズが埋設されると共に、該ガラスビーズは少なくともその一部が露出していることを特徴としている。
本発明に係る道路鋲によれば、本体の側面に光の再帰反射性を有する反射部材を備えるので、側方から道路鋲へ照射された光がこの反射部材により照射方向へ再帰反射されるため、道路鋲の側方からの視認性が良好となされる。
また、前記本体の上面にガラスビーズが埋設されると共に、このガラスビーズの少なくともその一部が露出しているので、上方や斜め上方から道路鋲へ照射された光がこのガラスビーズの露出部分から内側へ入光して照射方向へ再帰反射されるため、側方のみならず上方や斜め上方からの道路鋲の視認性が良好なものとなされる。
また、前記本体の上面にガラスビーズが埋設されると共に、このガラスビーズの少なくともその一部が露出しているので、上方や斜め上方から道路鋲へ照射された光がこのガラスビーズの露出部分から内側へ入光して照射方向へ再帰反射されるため、側方のみならず上方や斜め上方からの道路鋲の視認性が良好なものとなされる。
また、前記本体の上面に下方へ窪む凹部を設け、この凹部に上方へ突出する突起を設け、前記ガラスビーズを前記凹部にその一部を露出させて埋設すれば、本体の上側を車両のタイヤなどが乗り越える等したときに、タイヤが前記突起に当接されて前記ガラスビーズの露出部分に接触しにくくなされるので、ガラスビーズの汚損や、本体からの脱落が抑制され、道路鋲の視認性が低下しにくくなるので、好ましい。
また、前記凹部の表面に樹脂層を設け、この樹脂層からその一部を露出させた前記ガラスビーズと共に、全体が埋没するガラスビーズを混在させて前記樹脂層へ埋設させれば、本体の上側を車両のタイヤなどが乗り越える等して、凹部の樹脂層の表面が摩耗し、その一部が露出する前記ガラスビーズが脱落などしても、全体が埋没するガラスビーズの一部が露出して、凹部における光の再帰反射性が維持されるので、好ましい。
本発明に係る道路鋲によれば、側方からのみならず、上方や斜め上方からも良好に視認できる。
本発明の実施の形態を図面に基づき具体的に説明する。
図面において、1は道路鋲の本体である。
本体1は扁平な円盤形状に形成されており、その外周側面には、上方の上面部10Aと下方の下面部10Bとの間に挟まれるようにして内側に窪む溝部10Cが全周に亘って形成されている。
本実施形態の本体1は、アルミニウム合金の鋳物で形成されているが、これに限るものではなく、アルミニウム以外の金属や、合成樹脂などにより形成させることができる。
図面において、1は道路鋲の本体である。
本体1は扁平な円盤形状に形成されており、その外周側面には、上方の上面部10Aと下方の下面部10Bとの間に挟まれるようにして内側に窪む溝部10Cが全周に亘って形成されている。
本実施形態の本体1は、アルミニウム合金の鋳物で形成されているが、これに限るものではなく、アルミニウム以外の金属や、合成樹脂などにより形成させることができる。
2は反射部材である。
反射部材2は、帯状の形状をした基材22に適宜間隔をおいてガラスビーズ製の反射器21が配設されている。
反射器21は入射光に対して平行に光を反射する再帰反射性が高く、かつ汚れにくく、劣化しにくいガラスビーズ製のものを好適に用いることができ、本実施形態の反射器21はガラスビーズ製であるがこれに限るものではなく、基材22の表面に反射テープなどを貼着してもよい。基材22の材質は、鉄鋼、ステンレス、アルミニウムなどの金属などを用いてもよいが、反射器21を埋め込み形成することを容易にするためにゴム、ウレタン系樹脂、エラストマーなどの弾性の高い合成樹脂を用いるのが好ましく、反射器21が外れにくくなるように、ポリエチレンやポリプロピレン等、ある程度高い硬度を有する熱可塑性合成樹脂を用いるのがより好ましい。また、本実施形態の反射部材2は、反射器21を基材22の全長に亘って配設させており、反射器21の再帰反射性が反射部材2の全長に亘って得られるようになされている。
反射部材2は、帯状の形状をした基材22に適宜間隔をおいてガラスビーズ製の反射器21が配設されている。
反射器21は入射光に対して平行に光を反射する再帰反射性が高く、かつ汚れにくく、劣化しにくいガラスビーズ製のものを好適に用いることができ、本実施形態の反射器21はガラスビーズ製であるがこれに限るものではなく、基材22の表面に反射テープなどを貼着してもよい。基材22の材質は、鉄鋼、ステンレス、アルミニウムなどの金属などを用いてもよいが、反射器21を埋め込み形成することを容易にするためにゴム、ウレタン系樹脂、エラストマーなどの弾性の高い合成樹脂を用いるのが好ましく、反射器21が外れにくくなるように、ポリエチレンやポリプロピレン等、ある程度高い硬度を有する熱可塑性合成樹脂を用いるのがより好ましい。また、本実施形態の反射部材2は、反射器21を基材22の全長に亘って配設させており、反射器21の再帰反射性が反射部材2の全長に亘って得られるようになされている。
帯状の反射部材2は、本体1の溝部10Cに巻回されて取り付けられており、より詳細には反射器21を含めて反射部材2が本体1の上面部10Aの縁より本体1の径方向内側に位置するように、溝部10C内に収納されて取り付けられている。反射部材2は、溝部10Cに巻回させることで外れにくくなされると共に、上下方向への位置ずれを防ぐことができる。
また、反射器21を本体1の上面部10Aの縁より本体1の径方向内側に位置させることで反射器21が本体1の外側面より外側へ突出しないので、車両の車輪などが道路鋲を踏みつけたときに、車輪などが反射器21や基材22に直接接触しないので、反射部材の損傷や、汚染による再帰反射性の低下などが抑制される。
尚、帯状の反射部材2の構成は、反射器21と基材22を用いた本実施形態の構成に限るものではなく、帯状に形成させた反射テープをそのまま溝部10Cに貼着してもよく、ポリカーボネート樹脂やアクリル樹脂などの合成樹脂を射出成形して形成させた反射体を用いてもよく、他の形態のものを利用してもよい。
また、反射器21を本体1の上面部10Aの縁より本体1の径方向内側に位置させることで反射器21が本体1の外側面より外側へ突出しないので、車両の車輪などが道路鋲を踏みつけたときに、車輪などが反射器21や基材22に直接接触しないので、反射部材の損傷や、汚染による再帰反射性の低下などが抑制される。
尚、帯状の反射部材2の構成は、反射器21と基材22を用いた本実施形態の構成に限るものではなく、帯状に形成させた反射テープをそのまま溝部10Cに貼着してもよく、ポリカーボネート樹脂やアクリル樹脂などの合成樹脂を射出成形して形成させた反射体を用いてもよく、他の形態のものを利用してもよい。
本実施形態の反射部材2は、本体1の側面に形成された溝部10Cへ基材22を巻回させ、この基材22の側面より側方へ側端を突出させて前記反射器21を取り付けている。このように取り付けた各反射器21を、本体1の側面の全周に亘って間隔をおいて配設させることで、本体1の側方から照射された光を照射方向へ効率良く再帰反射させるように設けている。
本体1の上面部10Aの上面13は、その縁部分が外方へ至るほど下方へ下る端部上面13aに形成されている。端部上面13aは、円形状に形成された上面13の縁の全周に亘って、円周状に形成されている。
また、前記上面13には、下方へ円形状に窪む凹部14が形成されている。凹部14は、円形状に形成された上面13の中央に同心円状に配置されて設けられている。
前記凹部14には、小さな四角柱形状に形成されて上方へ突出する突起17が形成されている。突起17は、縦方向及び横方向へそれぞれ間隔をおいて複数並設されており、車両の車輪や人などが道路鋲を踏みつけたときに滑り留めとして機能するようになされている。
また、前記上面13には、下方へ円形状に窪む凹部14が形成されている。凹部14は、円形状に形成された上面13の中央に同心円状に配置されて設けられている。
前記凹部14には、小さな四角柱形状に形成されて上方へ突出する突起17が形成されている。突起17は、縦方向及び横方向へそれぞれ間隔をおいて複数並設されており、車両の車輪や人などが道路鋲を踏みつけたときに滑り留めとして機能するようになされている。
本体1の下面部10Bの上面には、外方へ至る程に下方へ下る端部上面13bが、下面部10Bの縁の全周に亘って形成されている。本実施形態の端部上面13bは、前記端部上面13aより大きな径の円周状に形成され、端部上面13aより径方向の外側に位置するように設けられている。
端部上面13bを設けることで、雨天時などにおいて、上面部10Aの縁から流れ落ちた雨水や下面部10Bの上面に直接降りかかった雨水が、端部上面13bの傾斜によって本体1の外側方向へ流れるようになされている。これによって、反射部材2が収納された溝部10C側への雨水の流れを抑制させて、反射器21へ水が付着することによる再帰反射性の低下を抑制させることができる。
端部上面13bを設けることで、雨天時などにおいて、上面部10Aの縁から流れ落ちた雨水や下面部10Bの上面に直接降りかかった雨水が、端部上面13bの傾斜によって本体1の外側方向へ流れるようになされている。これによって、反射部材2が収納された溝部10C側への雨水の流れを抑制させて、反射器21へ水が付着することによる再帰反射性の低下を抑制させることができる。
本実施形態の本体1は、上面に樹脂層3が設けられており、樹脂層3にはガラスビーズ4がその一部を樹脂層3の外側に露出させて多数埋設されている。このように設けられたガラスビーズ4が、照射された光を照射方向へ反射させる光の再帰反射性を備えるので、本体1の視認性が高められる。
図3は図1の道路鋲において、前記ガラスビーズ4が設けられた箇所を示す平面図である。
図中において、塗りつぶされた範囲が、前記ガラスビーズ4を埋設させた樹脂層3が設けられた箇所である。具体的には、本実施形態の樹脂層3は、上面部10Aの上面13に設けられた凹部14と、下面部10Bに設けられた端部上面13bとに設けられている。
図中において、塗りつぶされた範囲が、前記ガラスビーズ4を埋設させた樹脂層3が設けられた箇所である。具体的には、本実施形態の樹脂層3は、上面部10Aの上面13に設けられた凹部14と、下面部10Bに設けられた端部上面13bとに設けられている。
図4は図2の道路鋲の要部の拡大断面図である。図4は、凹部14に設けられた樹脂層3の断面を表している。
凹部14に設けられた樹脂層3は、各突起17を除く凹部14の上面全体に亘って設けられた塗膜であり、端部上面13bに設けられた樹脂層3も同じ塗膜で形成されている。
樹脂層3の形成は、本体1との密着性が良好なインキや、塗料などを適宜選択又は組みあわせて用いてよく、例えばインキを用いる場合には、油性凸版インキ、フレキソインキ、ドライオフセットインキ、グラビアインキ、グラビアオフセットインキ、パッドインキ、オフセットインキ、スクリーンインキ等を好適に用いることができる。また、塗料を用いる場合には、エポキシ樹脂塗料、ウレタン樹脂塗料、アクリル樹脂塗料や、他の塗料を選択又は組みあわせて用いてよい。
凹部14に設けられた樹脂層3は、各突起17を除く凹部14の上面全体に亘って設けられた塗膜であり、端部上面13bに設けられた樹脂層3も同じ塗膜で形成されている。
樹脂層3の形成は、本体1との密着性が良好なインキや、塗料などを適宜選択又は組みあわせて用いてよく、例えばインキを用いる場合には、油性凸版インキ、フレキソインキ、ドライオフセットインキ、グラビアインキ、グラビアオフセットインキ、パッドインキ、オフセットインキ、スクリーンインキ等を好適に用いることができる。また、塗料を用いる場合には、エポキシ樹脂塗料、ウレタン樹脂塗料、アクリル樹脂塗料や、他の塗料を選択又は組みあわせて用いてよい。
樹脂層3へガラスビーズ4を埋設させる手順を説明する。
最初に、本体1へ樹脂層3を形成させる塗料やインキを塗布する。次に、この塗膜が硬化する前に、外方からガラスビーズ4を塗膜全体に吹き付ける。吹き付けたガラスビーズ4の一部又は全部が前記塗膜へ埋没された状態で、塗膜が硬化して樹脂層3が形成され、前記ガラスビーズ4が前記樹脂層3へ埋設されて固定される。
最初に、本体1へ樹脂層3を形成させる塗料やインキを塗布する。次に、この塗膜が硬化する前に、外方からガラスビーズ4を塗膜全体に吹き付ける。吹き付けたガラスビーズ4の一部又は全部が前記塗膜へ埋没された状態で、塗膜が硬化して樹脂層3が形成され、前記ガラスビーズ4が前記樹脂層3へ埋設されて固定される。
樹脂層3には、その一部を樹脂層3の表面より突出させたガラスビーズ4aと、全体が樹脂層3の内側に埋没するガラスビーズ4bとがそれぞれ埋設固定されている。
前記ガラスビーズ4aの一部が樹脂層3より露出することで、ガラスビーズ4aの上方や斜め上方から照射された光がこの露出部分からガラスビーズ4aの内側へ入光し、ガラスビーズ4aの内側で反射されて光の照射方向へ再帰反射されるようになされる。即ち、本体1へ上方や斜め上方から照射された光が、ガラスビーズ4aを備える凹部14や端部上面13bで再帰反射され、その視認性が高められるようになされる。
また、本体1を乗り越える車両のタイヤの接触や、砂やほこりなどの接触や、経年劣化などにより、樹脂層3の表面が摩耗して前記ガラスビーズ4aの一部が樹脂層3から脱落等しても、樹脂層3に全体が埋没していたガラスビーズ4bの一部が樹脂層3の表面の摩耗に伴い露出して光の再帰反射性を備えるようになされ、道路鋲の視認性の低下が抑制される。
前記ガラスビーズ4aの一部が樹脂層3より露出することで、ガラスビーズ4aの上方や斜め上方から照射された光がこの露出部分からガラスビーズ4aの内側へ入光し、ガラスビーズ4aの内側で反射されて光の照射方向へ再帰反射されるようになされる。即ち、本体1へ上方や斜め上方から照射された光が、ガラスビーズ4aを備える凹部14や端部上面13bで再帰反射され、その視認性が高められるようになされる。
また、本体1を乗り越える車両のタイヤの接触や、砂やほこりなどの接触や、経年劣化などにより、樹脂層3の表面が摩耗して前記ガラスビーズ4aの一部が樹脂層3から脱落等しても、樹脂層3に全体が埋没していたガラスビーズ4bの一部が樹脂層3の表面の摩耗に伴い露出して光の再帰反射性を備えるようになされ、道路鋲の視認性の低下が抑制される。
樹脂層3には、前記ガラスビーズ4と共に、アルミニウムやステンレスなどの微細な金属箔を混入させてもよい。前記金属箔を樹脂層3に混入させることで、上方や斜め上方からの太陽光などの光が、樹脂層3の表面に露出する金属箔に照射されて乱反射され、光の照射方向以外の方向からも良好に視認できるようになされるので、道路鋲の視認性が高められる。
また、前記ガラスビーズ4aのうち、一部のガラスビーズ4cは、その一部が樹脂層3の表面から露出すると共に、その下端が本体1に当接するように、樹脂層3に固定されている。
下端が本体1に当接することで、ガラスビーズ4cは他のガラスビーズ4a、4bと比較して、外力を受けた時に特に下方への位置ずれが生じにくくなされている。
ガラスビーズ4cが上記のように樹脂層3に固定されることで、本体1の上方を車両のタイヤなどが乗り越えて通過等して、樹脂層3の表面に前記タイヤが接触したときに、ガラスビーズ4cの露出部分へ前記タイヤが接触してこれを支え、ガラスビーズ4cの周囲の樹脂層3の摩耗が抑制されるようになされる。
下端が本体1に当接することで、ガラスビーズ4cは他のガラスビーズ4a、4bと比較して、外力を受けた時に特に下方への位置ずれが生じにくくなされている。
ガラスビーズ4cが上記のように樹脂層3に固定されることで、本体1の上方を車両のタイヤなどが乗り越えて通過等して、樹脂層3の表面に前記タイヤが接触したときに、ガラスビーズ4cの露出部分へ前記タイヤが接触してこれを支え、ガラスビーズ4cの周囲の樹脂層3の摩耗が抑制されるようになされる。
本実施形態の樹脂層3は、透光性を有する塗膜に設けてもよく、透光性の無い不透明な塗膜に設けても良い。樹脂層3を透光性を有する塗膜に設ける場合、上方や斜め上方から照射された太陽光などの光が樹脂層3の表面から入光し、樹脂層3に埋没している前記ガラスビーズ4a、4b、4cの表面や、前記金属箔の表面などに照射されて乱反射され、再び樹脂層3の外側へ放射されて光の照射方向以外の方向から良好に視認できるようになされる。
また、樹脂層3を不透明に設ける場合、本体1を赤色や橙色や黄色や、各種蛍光色に容易に着色できるので、本体1の昼間における視認性を高めることができる。
また、樹脂層3を不透明に設ける場合、本体1を赤色や橙色や黄色や、各種蛍光色に容易に着色できるので、本体1の昼間における視認性を高めることができる。
樹脂層3が設けられた下面部10Bの端部上面13bは、上面部10Aの端部上面13aより径方向の外側に位置するように設けられているため、上方から照射された光が上面部10Aに遮られずに端部上面13bの上面に照射され、ここに埋設されたガラスビーズ4や前記金属箔などで効率よく再帰反射や乱反射されて、良好に視認されるようになされる。
また、本実施形態の樹脂層3は、凹部14と端部上面13bとの上面のみに設けられているが、これに限るものではなく、上面13や突起17などの上面を含める本体1の他の外面に設けてもよい。
また、本実施形態の樹脂層3は、凹部14と端部上面13bとの上面のみに設けられているが、これに限るものではなく、上面13や突起17などの上面を含める本体1の他の外面に設けてもよい。
1 本体
10A 上面部
10B 下面部
13 上面
13a 端部上面
13b 端部上面
14 凹部
17 突起
2 反射部材
21 反射器
22 基材
3 樹脂層
4 ガラスビーズ
10A 上面部
10B 下面部
13 上面
13a 端部上面
13b 端部上面
14 凹部
17 突起
2 反射部材
21 反射器
22 基材
3 樹脂層
4 ガラスビーズ
Claims (3)
- 本体と、該本体の側面に設けられた光の再帰反射性を有する反射部材とを備え、
前記本体の上面にはガラスビーズが埋設されると共に、該ガラスビーズは少なくともその一部が露出していることを特徴とする道路鋲。 - 前記本体の上面には下方に窪む凹部が設けられ、該凹部には上方へ突出する突起が設けられており、
前記ガラスビーズは前記凹部にその一部が露出して埋設されていることを特徴とする請求項1に記載の道路鋲。 - 前記凹部は表面に樹脂層を有し、
該樹脂層にはその一部が該樹脂層より露出する前記ガラスビーズと共に、全体が埋没するガラスビーズが混在して埋設されていることを特徴とする請求項2に記載の道路鋲。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012148154A JP2014009534A (ja) | 2012-07-02 | 2012-07-02 | 道路鋲 |
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---|---|
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021055345A (ja) * | 2019-09-30 | 2021-04-08 | 株式会社リンコー | 光反射マーカー |
-
2012
- 2012-07-02 JP JP2012148154A patent/JP2014009534A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021055345A (ja) * | 2019-09-30 | 2021-04-08 | 株式会社リンコー | 光反射マーカー |
JP7317300B2 (ja) | 2019-09-30 | 2023-07-31 | 株式会社リンコー | 光反射マーカー |
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