JP2010190450A - 流下式製氷機の散水装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】製氷板の裏面側への製氷水の流出を防止する。
【解決手段】除氷水散水器50は、製氷水散水器32の下方において製氷板18の上部裏面に位置して該製氷板18の横方向に亘って延在するよう設けられ、製氷板18の裏面に除氷水を供給する供給孔54を有する本体部52と、本体部52の側面に横方向に延在するように突出形成され、散水案内器40の被覆部42に設けられた収容部48に収容されて製氷板18の上端に当接するフランジ部56とを備えている。散水装置30は、フランジ部56が製氷板18の上端に当接して製氷板18の上方を塞ぐので、製氷水が製氷面22aから裏面側に回り込むのを防止し得る。
【選択図】図1

Description

この発明は、流下式製氷機の製氷板に対して製氷水および除氷水を供給する散水装置に関するものである。
氷塊を自動的に製造する製氷機としては、安価に大量の氷塊を生成し得る流下式製氷機が知られている(例えば、特許文献1参照)。図6に示すように、流下式製氷機10は、断熱箱体12に内部画成した貯氷室14の上方に、氷塊Mを生成する製氷ユニット60を備えている。
図7または図8に示すように、製氷ユニット60は、略垂直な姿勢で対向配置される一対の製氷板18,18と、両製氷板18,18の裏面間に配設した蒸発管24とを備え、製氷運転に際して蒸発管24に冷媒を流通することで、各製氷板18が強制冷却される。各製氷板18には、上下方向へ延在する複数の突条部20が横方向に所定間隔毎に設けられ、隣り合う突条部20,20によって製氷板18の表面に上下方向に延在する製氷面22aが画成される。また製氷ユニット60は、一対の製氷板18,18の下方に配設されて、製氷水を貯留する製氷水タンク25と、一対の製氷板18,18の上方に配設され、両製氷板18,18に対して製氷水および除氷水を供給する散水装置62とを備えている。
前記散水装置62は、製氷水タンク25から圧送された製氷水を下面に複数設けた散水孔64aから散水する製氷水散水器64と、この製氷水散水器64と製氷板18の上部との間に設置され、製氷水散水器64の散水孔64aから散水された製氷水を各製氷面22aの上部に案内する散水案内器70と、製氷水散水器64の下方に位置して一対の製氷板18,18の間に設置され、除氷水を製氷板18の裏面に供給する除氷水散水器66とを備えている。製氷運転において、製氷ユニット60では、製氷水が冷却された製氷面22aを流下する過程で氷結すると共に、製氷面22aの下端縁から流下する未氷結の製氷水は、製氷水タンク25に回収されて、製氷水散水器32および散水案内器70を介して製氷面22aに再び供給される。また除氷運転において、製氷ユニット60では、除氷水散水器66から供給された除氷水によって製氷板18を温めて離氷を補助すると共に、製氷板18から流下した除氷水が製氷水タンク25に回収されて次回の製氷運転の製氷水として用いられる。
前記散水案内器70は、突条部20の上部を覆って該突条部20の上端に載置される被覆部72と、この被覆部72に接続して製氷面22aに対応して設けられ、突条部20の突出端側から製氷面22aへ向かうにつれて下方傾斜する案内部74とから構成される。また、散水案内器70では、案内部74の傾斜下端が対応の製氷面22aから僅かな隙間をあけて位置するように設定されている。そして、散水案内器70では、製氷水散水器64の散水孔64aから散水された製氷水を案内部74で案内し、案内部74の傾斜下端と製氷面22aとの間に画成されるスリット74aを介して製氷面22aに対して製氷水を供給するようになっている。
前記除氷水散水器66は、一対の製氷板18,18の間に配置されて、下面に複数の供給孔67aが開設された筒状の本体部67と、この本体部67の側面に突出形成されたフランジ部68,68とから構成されている。散水装置62は、被覆部72を突条部20の上端に載置して散水案内器70を一対の製氷板18,18の上部に設置した後、フランジ部68,68を対応の被覆部72に載置することで、除氷水散水器66が製氷板18の上部に設置されるようになっている(図7または図8参照)。
実開平7−6657号公報
前述の如く、散水装置62は、製氷板18の突条部20に載置した散水案内器70の被覆部72の上に除氷水散水器66のフランジ部68を載せる構成であるから、製氷板18における製氷面22aの上端とフランジ部68の下面との間に被覆部72の板厚分の隙間Sがあいてしまう。製氷ユニット60では、製氷板18の上方に製氷面22a側から裏面側に連通する隙間Sがあると、製氷水散水器64から散水された製氷水が散水案内器70の案内部74に当たって跳ね返る等することで、製氷水が隙間Sを伝って製氷板18の裏面側に流出してしまう難点がある。製氷水が製氷板18の裏面側に流出すると、製氷板18の裏面で氷が成長して製氷面22aでの氷塊Mの成長を阻害したり、除氷運転において製氷板18の裏面に生成された氷を溶かすために除氷水や蒸発管24を流通するホットガスの熱が消費されてしまって除氷効率を悪化させたり、蒸発管24と製氷板18との間で氷が成長することで蒸発管24を製氷板18から剥離させてしまう等の多くの弊害が生じる。
すなわち本発明は、従来の技術に係る流下式製氷機の散水装置に内在する前記問題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、製氷板の裏面側への製氷水の流出を防止し得る流下式製氷機の散水装置を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本願の請求項1に係る発明の流下式製氷機の散水装置は、
製氷板の上方に設けられ、該製氷板の製氷面に対して製氷水散水器から受けた製氷水を案内する散水案内器と、製氷板における製氷面と反対側の裏面に対して除氷水を供給する除氷水散水器とを備えた流下式製氷機の散水装置において、
前記散水案内器は、
立てた姿勢の前記製氷板の横方向に間隔をあけて形成されて上下方向に延在する突条部の上端に載置される被覆部と、
前記突条部の突出端側から隣り合う突条部の間に形成された前記製氷面側へ向かうにつれて下方傾斜する姿勢で、製氷面に臨むように隣り合う被覆部間に設けられ、傾斜下端と製氷面との間に画成されるスリットを介して製氷面に製氷水を案内する案内部と、
前記突条部の基端側に位置する前記被覆部の端縁部に凹設された収容部とを備え、
前記除氷水散水器は、
前記製氷水散水器の下方において前記製氷板の上部裏面に位置して該製氷板の横方向に亘って延在するよう設けられ、該製氷板の裏面に除氷水を供給する供給孔を有する本体部と、
前記本体部の側面に横方向に延在するように突出形成され、前記収容部に収容されて該製氷板の上端に当接するフランジ部とを備えたことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、除氷水散水器のフランジ部と製氷板の上端とを当接させてフランジ部で製氷板の上側を塞ぐことができるので、製氷板の製氷面側に供給した製氷水が製氷板の裏面側に回り込むのを防止し得る。
請求項2に係る発明では、前記収容部は、前記フランジ部の載置面が前記製氷板の上端と同一高さになるよう形成されることを要旨とする。
請求項2に係る発明によれば、収容部の載置面にフランジ部を収容して除氷水散水器を散水案内器に取り付けた状態で、散水案内器を製氷板の上部に取り付けることで、フランジ部を製氷板の上端に当接させることができる。
請求項3に係る発明では、前記収容部は、前記フランジ部と整合するよう形成され、該収容部に収容されたフランジ部の突出端と前記突条部の基端側に面する前記被覆部の端面とが当接するよう構成したことを要旨とする。
請求項3に係る発明によれば、散水案内器の被覆部の上側から製氷水が製氷板の裏面側に回り込むのを防止し得る。
本発明に係る流下式製氷機の散水装置によれば、製氷板の裏面側への製氷水の流出を防止できるので、氷塊を効率よく生成できる。
本発明の好適な実施例に係る散水装置を備えた製氷ユニットの要部を示す側断面図である。 実施例の散水装置を備えた製氷ユニットを示す正面図である。 実施例の散水装置の散水案内器および除氷水散水器を分解した状態で破断して示す要部斜視図である。 実施例の散水装置の散水案内器および除氷水散水器を組み付けた状態で破断して示す要部斜視図である。 実施例の製氷ユニットの製氷水タンクについて、氷案内部を一部取り外した状態で示す要部斜視図である。 一般的な流下式製氷機を示す側断面図である。 従来の散水装置を備えた製氷ユニットを示す側断面図である。 従来の散水装置を備えた製氷ユニットの要部を示す斜視図である。
次に、本発明に係る流下式製氷機の散水装置につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。なお、説明の便宜上、図6に示した流下式製氷機の構成要素と同一の要素については、同一の符号を使用して詳細な説明は省略する。また、製氷板の表面とは、氷塊を生成する側をいい、裏面とは製氷板を冷却する蒸発管が配設される側をいう。
流下式製氷機10には、氷塊Mを生成する製氷ユニット16が断熱箱体12の内部に画成された貯氷室14の上方に配設され、製氷ユニット16から放出された氷塊Mが貯氷室14で貯蔵されるようになっている。図2または図3に示すように、製氷ユニット16は、略垂直な姿勢で間隔をあけて対向配置した一対の製氷板18,18と、両製氷板18,18の対向面間に配設した蒸発管24と、両製氷板18,18の直下に設けられ、製氷水を貯留すると共に両製氷板18,18から流下する製氷水を回収する製氷水タンク26とを備えている。また製氷ユニット16には、一対の製氷板18,18の上方に配置して、製氷水および除氷水を両製氷板18,18に供給する散水装置30が設けられている。
前記製氷板18は、該製氷板18の横方向に間隔をあけて設けられ、上下方向に延在する複数の突条部20と、隣り合う突条部20,20の間に画成される製氷部22とから構成される。すなわち製氷板18は、平面視において山形の突条部20と平坦な製氷部22とが連なるジグザグ状に形成される。各突条部20は、他方の製氷板18から離間する側に突出するように形成され、製氷板18の表面側が凸となっている。なお、製氷板18の両側部には、突条部20が夫々配置される。ここで、一対の製氷板18,18は、同一の構成であって、蒸発管24を挟んで対称な関係で設置されている。
前記製氷部22は、製氷板18の表面側が氷塊Mが生成される製氷面22aとなり、上下方向に延在する製氷面22aにおいて、複数の氷塊Mが上下方向に離間して生成されるように設定されている。また製氷部22には、製氷面22aにおける氷塊Mが生成される製氷位置の下方に対応して、氷塊Mを製氷面22aから剥離させる突起22bが夫々形成されている。各突起22bは、製氷面22aに臨む底面が横方向に長い矩形状に形成されると共に、断面が図1に示すように上下面が斜辺となる三角形状に形成されている。
前記蒸発管24は、反復する蛇行状に形成されており、図2に示す如く、直線部24aを横方向に延在すると共に曲部24bを製氷板18の側部に位置させた状態で、両製氷板18,18の対向面間に設置される。また、蒸発管24において、製氷板18の上下方向に離間して延在する直線部24aは、各製氷板18における製氷部22の裏面に当接し、この直線部24aの当接部位に対応する製氷部22の製氷面22aが、氷塊Mが生成される前記製氷位置となる。蒸発管24は、図示しない冷凍装置の一部を構成し、製氷運転に際して、蒸発管24に流通する冷媒との熱交換により、各製氷板18の製氷部22を強制冷却するようになっている。また蒸発管24には、除氷運転に際してホットガスが流通し、各製氷板18の製氷部22を加温するようになっている。
前記製氷水タンク26は、上部が開口する箱状に形成されている(図5参照)。また、製氷水タンク26は、横寸法が製氷板18の横方向の寸法と略同一で、前後寸法が一方の製氷板18における突条部20の突出端から他方の製氷板18における突条部20の突出端までの寸法と略同一に設定される。製氷水タンク26の上部開口は、両製氷板18,18における製氷部22および突条部20の直下に配置され、両製氷板18,18から流下する未氷結の製氷水および除氷水を受容して、製氷運転で使用する製氷水として貯留するようになっている。また、製氷水タンク26の上端部には、除氷運転に際して両製氷板18,18から離脱した氷塊Mを貯氷室14に案内する氷案内部材28が装着されている。図5に示すように、氷案内部材28は、両製氷板18,18の対向方向の断面が山形に形成された複数の板状体28aを並設して構成され、この山形の頂部が、両製氷板18,18の裏面間の中間位置に臨むように配置され、対応の製氷板18の下方に位置する傾斜面で氷塊Mを夫々案内するようになっている。氷案内部材28には、隣り合う板状体28a,28aの間に隙間28bが開設されており、未氷結の製氷水および除氷水と氷塊Mとが氷案内部材28で分離されて、製氷水等だけが隙間28bを介して製氷水タンク26に回収される。
前記製氷水タンク26は、一対の製氷板18,18の対向方向に向かい合う側壁が底側に向かうにつれて段状に先窄まりになるよう形成され、両製氷板18,18における対向方向の内側面に段部26aが夫々設けられている(図5参照)。また製氷水タンク26の内側面には、段部26aの上側から上下方向に延在する取付片27が内方に突出するよう形成されている。取付片27は、製氷水タンク26の長手方向に離間して複数設けられている。氷案内部材28は、製氷水タンク26の長手方向に延在する側壁28cを備え、この側壁28cの上側に複数の板状体28aが接続されている、側壁28cの外側面には、製氷水タンク26の取付片27に対応して挟持部29が設けられている。挟持部29は、取付片27の板厚分だけ離間して対向配置された一対の挟持片29a,29aから構成され、各挟持片29aは、側壁28cの外側面に上下方向に延在するよう突出形成されている。氷案内部材28は、挟持部29の一対の挟持片29a,29aの間に対応の取付片27を挟んで側壁28cを製氷水タンク26の内側に挿入すると共に、側壁28cを段部26aに載置することで、製氷水タンク26に対して位置決めされるようになっている。
実施例の製氷水タンク26の如く、取付片27を内側面の中間部から上方に延在するよう形成することで、取付片27が製氷水タンク26の底から上方に延在するよう設けられた場合と比べて、製氷運転において製氷水タンク26内に生じる綿氷や不純物等のゴミが取付片27に引っ掛かり難い。また、製氷水タンク26における取付片27の下側部分(段部26aの下側部分)を通って製氷水が流通可能であるから、取付片27に起因する製氷水タンク26からの溢水を防止できる。氷案内部材28は、製氷水タンク26の内側面における中間部から上方に延在する取付片27に対応して挟持部29を設ければよいので、挟持部29への綿氷等の引っ掛かりも抑制できる。更に、取付片27および挟持部29を小型化できるので、製氷水タンク26および氷案内部材28を成型するための型構造も簡単にできる。
前記散水装置30は、製氷水タンク26から圧送された製氷水を下面に複数設けた散水孔34から散水する製氷水散水器32と、この製氷水散水器32と製氷板18の上部との間に設置され、製氷水散水器32の散水孔34から散水された製氷水を各製氷面22aの上部に案内する散水案内器40と、製氷水散水器32の下方に位置して一対の製氷板18,18の間に設置され、除氷水を製氷板18の裏面に供給する除氷水散水器50とを備えている。
前記製氷水散水器32は、長尺な中空筒状(実施例では角筒状)の部材であって、その長手方向を製氷板18の横方向に沿わせて両製氷板18,18の上方に設置されている(図1または図2参照)。また製氷水散水器32は、製氷板18の横方向全体に亘って延在するよう形成される。製氷水散水器32は、製氷水タンク26に連通する製氷水パイプ36が一側部に接続されると共に、下面における各製氷板18の製氷面22aに対応する位置に散水孔34が開設されている。すなわち、製氷水散水器32には、散水孔34が2列に並べて設けられる。製氷水散水器32は、製氷運転において製氷水パイプ36に介挿された製氷水ポンプ38によって、製氷水タンク26から圧送される製氷水を受けて各散水孔34から下方へ散布するようになっている。
前記散水案内器40は、製氷板18の横方向全体に亘って延在するように形成された長尺な部材であって、製氷水散水器32の下面に相対した状態で一対の製氷板18,18の上部に取付けられる(図1〜図4参照)。散水案内器40は、各製氷板18における各突条部20の上部に位置する被覆部42と、各製氷板18における各製氷部22に対応して位置する案内部44とからなる案内列が、各製氷板18に対応して長手辺に沿って対称な関係で夫々形成されている(図3参照)。
前記各被覆部42は、水平方向に延在する水平片42aと、この水平片42aの両側縁から夫々垂下する側片42bとから構成される(図3参照)。そして、各被覆部42は、散水案内器40を製氷板18に組付けた際に、水平片42aが突条部20の上端に載置されて突条部20の上面を覆うと共に、側片42bが突条部20における表面側の対応する側面上部を覆うようになっている(図4参照)。散水案内器40において、対向する前記案内列は、対向する被覆部42,42の間に架設された連結部46で接続され(図3参照)、連結部46が一対の製氷板18,18の間において対向する突条部20,20に挿入されている。
前記各案内部44は、横方向に隣り合う被覆部42,42の対向する側片42b,42bに接続して設けられ、上方から下方に向かうにつれて一方(実施例では他方の案内列側へ近接する方向)へ傾斜するように形成されている。すなわち、散水案内器40を製氷板18に組付けた際に、各案内部44は、突条部20の突出端側から製氷部22の製氷面22aへ向かうにつれて下方傾斜するよう形成される(図1参照)。また、各案内部44の傾斜下端と製氷面22aとの間には、製氷水の流下を許容するスリット44aが画成される(図1または図4参照)。なお、各案内部44の横幅は、対応する製氷部22における製氷面22aの横幅と略同一寸法に設定されている。そして、各案内部44は、該案内部44に対応して夫々設けられた製氷水散水器32の散水孔34から散水された製氷水を受けて、対応の製氷部22の製氷面22aにスリット44aを介して製氷水を案内するようになっている。なお、各案内部44の上端には、被覆部42の上端より低く設定した切欠部44bが形成され、スリット44aが綿氷で閉塞した際に、製氷水が切欠部44bのみからオーバーフローするようになっている。
前記散水案内器40は、突条部20の基端側に位置する被覆部42の端縁部に凹設された収容部48を備え、この収容部48に除氷水散水器50の後述するフランジ部56が収容されるようになっている(図1または図4参照)。収容部48は、被覆部42における水平片42aの少なくとも板厚分を該被覆部42の上面から切り欠くように形成される。収容部48は、製氷板18の裏面側より表面側(突条部20の基端側から突出端側)に向けて突出形成されるフランジ部56を収容可能な範囲に亘って被覆部42の裏面側の端縁から形成される。実施例の散水案内器40では、水平片42aの板厚分だけ凹むように形成され、収容部48においてフランジ部56の載置面を構成する側片42bおよび連結部46の上端が製氷板18の上端と同一高さになるように構成されている。また実施例の収容部48は、一対の製氷板18,18の間に取付けた除氷水散水器50のフランジ部56と整合するよう形成され、収容部48に収容されたフランジ部56の突出端と突条部20の基端側に面する被覆部42(水平片42a)の端面とが当接するように構成されている。なお、実施例の製氷板18は、上端の高さが一定になるよう形成されている。
前記除氷水散水器50は、製氷水散水器32の下方に位置して製氷板18の上部裏面側に配置されている(図1参照)。除氷水散水器50は、複数の供給孔54が開設された本体部52と、この本体部52の製氷板18に面する側面に設けられたフランジ部56とを備えている(図3参照)。実施例の除氷水散水器50では、対向配置した一対の製氷板18,18の夫々に対応して、本体部52の向かい合う側面の夫々にフランジ部56,56が対称的な位置関係で突出形成されている。本体部52は、長尺な中空筒状体であって、製氷板18の横方向に亘って延在するように、一対の製氷板18,18の間に設置されている(図2参照)。また、本体部52の一側部には、水道等の外部水道源に給水弁WVを介して接続する除氷水パイプ58が接続され、給水弁WVの開閉により本体部52の長手方向に離間配置された供給孔54から除氷水を製氷板18の裏面に供給または供給停止し得るようになっている。
各フランジ部56は、本体部52の長手方向に沿う外側面に突出形成された板状部位であって、本体部52の長手方向全体に亘って延在するよう設けられている(図3参照)。またフランジ部56は、本体部52の外側面における上下方向の中間部位に設けられ、実施例では上側に偏倚した部位に配置されている。ここで、本体部52は、両フランジ部56,56より上側の部位が半円形状に形成されると共に、両フランジ部56,56より下側の部位が略矩形状に形成されている。
前記除氷水散水器50は、両フランジ56,56より下側の部位を一対の製氷板18,18の間に嵌め合わせると共に、両フランジ部56,56を散水案内器40の対応する案内列の収容部48に載置して製氷板18,18に対して組み付けられる(図4参照)。前述の如く、散水装置30では、収容部48の載置面が製氷板18の上端と同一高さとなっているので、除氷水散水器50のフランジ部56が製氷板18の上端で支持される。すなわち、散水装置30は、フランジ部56の下面と製氷板18の上端とが当接するよう構成される。また本体部52における両フランジ部56,56より下側の部位は、連結部46において一対の製氷板18,18の間に位置して凹設された凹状部46aにはまるようになっている。更に本体部52における両フランジ部56,56より上側の部位は、製氷水散水器32の下面に当該部位に合わせて凹設された溝部32aにはまり、除氷水散水器50に載置される製氷水散水器32を位置決めできるようになっている(図1または図4参照)。
〔実施例の作用〕
次に、実施例に係る散水装置30の作用について説明する。製氷運転では、製氷水ポンプ38を駆動することで、製氷水タンク26に貯留されている製氷水が、製氷水パイプ36を介して製氷水散水器32に供給される。製氷水は、製氷水散水器32の散水孔34から該散水孔34に対向する散水案内器40の各案内部44に夫々散水され、案内部44の傾斜に案内されて流下し、案内部44の傾斜下端に画成されたスリット44aから製氷板18における対応の製氷面22aに供給される。製氷水は、製氷板18の製氷面22aを膜状に流下し、蒸発管24を流通する冷媒との熱交換により冷却された製氷位置を中心として、徐々に氷結を始める。そして、氷結することなく両製氷板18,18から流下する製氷水は、氷案内部材28の隙間28bを介して製氷水タンク26に回収され、両製氷板18,18に再び供給される。
前記散水装置30は、製氷板18の上端に被覆部42を載置することで製氷板18に対して組み付けられる散水案内器40に収容部48を設け、除氷水散水器50のフランジ部56を被覆部42に載置するのではなく、フランジ部56を収容部48に収容することで製氷板18の上端でフランジ部56を支持し得る構成である。すなわち、散水装置30では、フランジ部56の下面が製氷板18の上端に当接するので、製氷板18の上方をフランジ部56で塞ぐことができる(図1参照)。従って、製氷板18の表面側上部では、各製氷部22の製氷面22aに対応した案内部44に向けて製氷水散水器32の散水孔34から製氷水が散水されて、案内部44に跳ね返って製氷水が飛散することがあるが、製氷板18の上方がフランジ部56で塞がれているので、製氷水が製氷板18の裏面側に流出することを回避し得る。このため、製氷ユニット16では、製氷運転において製氷面22aに製氷水を適切に流下させることができ、製氷水不足や製氷板18の裏面で氷が成長することに起因する製氷面22aでの氷塊Mの成長不良を防止できる。また製氷ユニット16は、除氷運転において製氷板18の裏面に生成された氷を溶かすために除氷水や蒸発管24を流通するホットガスの熱が消費されることはなく、効率よく離氷できると共に、蒸発管24と製氷板18との間で氷が成長することによる蒸発管24が製氷板18から剥離する等の弊害が生じない。
前記散水装置30は、収容部48がフランジ部56と整合するよう形成され、収容部48に収容されたフランジ部56の突出端と突条部20の基端側に面する被覆部42における水平片42aの端面とが当接するように構成されている。すなわち、散水装置30は、フランジ部56と水平片42aとの間に隙間が生じないので、被覆部42の上側から製氷水が製氷板18の裏面側に回り込むことを防止し得る。
前記散水装置30は、収容部48におけるフランジ部56の載置面が、散水案内器40を製氷板18に取り付けた際に、製氷板18の上端と同一高さになるよう構成されているので、散水案内器40に除氷水散水器50を組み付けてから、散水案内器40を製氷板18に取り付けることができる。すなわち、散水装置30は、散水案内器40を製氷板18に取り付けなくても収容部48にフランジ部56を収容することで、除氷水散水器50を散水案内器40に位置決めした状態で取り付けることができる。そして、除氷水散水器50が取り付けられた散水案内器40を製氷板18の上部に取り付けることで、収容部48の載置面が製氷板18の上端と一致しているから、フランジ部56の下面を製氷板18の上端に簡単に当接させることができる。
(変更例)
本発明は、前述の実施例の構成に限定されず、以下の如く変更することも可能である。
(1)実施例では、製氷部として、一対の製氷板を蒸発管を挟んで対向配置した構成で説明したが、例えば1枚の製氷板の裏面に蒸発管を蛇行配置したものであってもよい。
18 製氷板,20 突条部,22a 製氷面,32 製氷水散水器,
40 散水案内器,42 被覆部,44 案内部,44a スリット,
48 収容部,50 除氷水散水器,52 本体部,54 供給孔,
56 フランジ部

Claims (3)

  1. 製氷板(18)の上方に設けられ、該製氷板(18)の製氷面(22a)に対して製氷水散水器(32)から受けた製氷水を案内する散水案内器(40)と、製氷板(18)における製氷面(22a)と反対側の裏面に対して除氷水を供給する除氷水散水器(50)とを備えた流下式製氷機の散水装置において、
    前記散水案内器(40)は、
    立てた姿勢の前記製氷板(18)の横方向に間隔をあけて形成されて上下方向に延在する突条部(20)の上端に載置される被覆部(42)と、
    前記突条部(20)の突出端側から隣り合う突条部(20,20)の間に形成された前記製氷面(22a)側へ向かうにつれて下方傾斜する姿勢で、製氷面(22a)に臨むように隣り合う被覆部(42,42)間に設けられ、傾斜下端と製氷面(22a)との間に画成されるスリット(44a)を介して製氷面(22a)に製氷水を案内する案内部(44)と、
    前記突条部(20)の基端側に位置する前記被覆部(42)の端縁部に凹設された収容部(48)とを備え、
    前記除氷水散水器(50)は、
    前記製氷水散水器(32)の下方において前記製氷板(18)の上部裏面に位置して該製氷板(18)の横方向に亘って延在するよう設けられ、該製氷板(18)の裏面に除氷水を供給する供給孔(54)を有する本体部(52)と、
    前記本体部(52)の側面に横方向に延在するように突出形成され、前記収容部(48)に収容されて該製氷板(18)の上端に当接するフランジ部(56)とを備えた
    ことを特徴とする流下式製氷機の散水装置。
  2. 前記収容部(48)は、前記フランジ部(56)の載置面が前記製氷板(18)の上端と同一高さになるよう形成される請求項1記載の流下式製氷機の散水装置。
  3. 前記収容部(48)は、前記フランジ部(56)と整合するよう形成され、該収容部(48)に収容されたフランジ部(56)の突出端と前記突条部(20)の基端側に面する前記被覆部(42)の端面とが当接するよう構成した請求項1または2記載の流下式製氷機の散水装置。
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