JP2010165834A - 発光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】透光性部材を強固に固定することが可能な構成を有する発光装置を提供するとともに、半導体発光素子からの出射光を効率良く外部へ取り出すことができる発光装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係る発光装置は、半導体発光素子と、半導体発光素子を覆い、半導体発光素子からの光が通過する貫通孔を有するホルダと、ホルダの貫通孔の上に配置される透光性部材と、を備え、透光性部材は、透光性部材が挿入される内孔を有し、内孔の一端に透光性部材を係止可能な、開口部を有する係止部が設けられてなる固定部材に係止されており、ホルダの上に、固定部材を包囲するスリーブが設けられており、固定部材は、スリーブに固定されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、表示装置、照明器具、ディスプレイ、液晶ディスプレイのバックライト光源、プロジェクタ装置、レーザディスプレイ、内視鏡などに利用可能な発光装置に関し、特に、半導体発光素子を用いた発光装置に関する。
従来の光半導体素子を用いた第1の発光装置として、半導体レーザをキャンシールするものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。図12は従来の発光装置を示す断面図である。半導体レーザ610はヘッダー612にボンディングされている。半導体レーザ610からの光を透過する集光用のレンズ625は内側のキャン620aに取り付けられている。内側のキャン620aはヘッダー612に取り付けられており、内側のキャン620aは外側のキャン620bで覆われている。外側のキャン620bは集光用レンズ625から透過してきた光を更に透過するガラス窓630を備えている。半導体レーザ610から出射された光はレンズ625を透過し、さらにガラス窓630も透過する。
また、従来のキャン型レーザの第2の発光装置として、光取り出し部に蛍光物質の層を配置したものが開示されている(例えば、特許文献2参照)。図13は従来の発光装置を示す断面図である。第2の発光装置は、半導体発光素子710、ステム712とキャン720を備える。半導体発光素子710はステム712にマウントされており、キャン720で覆われている。キャン720は半導体発光素子710からの光を透過させる取り出し窓730が設けられており、その取り出し窓730には蛍光物質層735が配置されている。蛍光物質層735は、取り出し窓730の外側に塗布により配置されている。
特開昭64−53436号公報 特開平11−87778号公報(特に、図95)
従来の第1の発光装置においては、レンズ625をキャンの中心に単に取り付けている構造であるため、レンズ625が脱落し易い。レンズ625は集光効果を持たせることを主目的としているため、レンズがキャンなどの非透光性部材で覆われるのは好ましくなく、外側のキャン620bを備えてはいるものの、レンズの脱落を防止する構造として充分とは言えない。
従来の第2の発光装置は、取り出し窓730の表面に塗布により蛍光物質層735を形成しているため、蛍光物質層735が剥離してしまうおそれがある。また、取り出し窓730をキャン720の中心に単に取り付けているだけであるため、取り出し窓が容易に脱落したり、取り付け方法によっては発光効率が悪くなったりするという問題がある。また、蛍光物質層735を介して半導体発光素子710の光を外部に放出する場合、蛍光物質層735が光に起因する熱により劣化してしまい、光を十分に外部に取り出すことができなくなる等の問題も有している。
そこで、本発明は、透光性部材を強固に固定することが可能な構成を有する発光装置を提供するとともに、半導体発光素子からの出射光を効率良く外部へ取り出すことができる発光装置を提供することを目的とする。
半導体発光素子と、前記半導体発光素子を覆い、前記半導体発光素子からの光が通過する貫通孔を有するホルダと、前記ホルダの貫通孔の上に配置される透光性部材と、を備える発光装置であって、前記透光性部材は、前記透光性部材が挿入される内孔を有し、該内孔の一端に前記透光性部材を係止可能な、開口部を有する係止部が設けられてなる固定部材に係止されており、前記ホルダの上に、前記固定部材を包囲するスリーブが設けられており、前記固定部材は、前記スリーブに固定されている。かかる構成によれば、透光性部材の脱落を防止することができる。また、半導体発光素子からの光の取り出し効率を低下させることなく外部に放出することができる。
また、前記スリーブの上面は、前記固定部材の上面と略同一の高さであることが好ましい。かかる構成によれば、透光性部材の脱落を防止することができる。
また、前記スリーブの側面から固定部材に達する溶接痕が形成されていることが好ましい。かかる構成によれば、透光性部材の脱落を防止することができる。また、透光性部材に生じる熱を固定部材やスリーブに伝達し放熱性を高めることができる。
前記ホルダの上面と前記透光性部材との間に支持部材を有し、前記透光性部材と前記支持部材の少なくとも一部が、前記固定部材の内孔に嵌合されていることが好ましい。かかる構成によれば、透光性部材を強固に固定することができる。
また、前記支持部材は、前記ホルダの上に配置され、前記スリーブに嵌合される基部と、前記基部の上面から突出し、前記固定部材の内孔に嵌合される突出部と、を有することが好ましい。かかる構成によれば、透光性部材を支持部材とともに強固に固定することができる。
本発明によれば、透光性部材を強固に固定することが可能な構成を有する発光装置を提供することができる。また、半導体発光素子からの光の取り出し効率を低下させることなく外部に放出することができる発光装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る発光装置を示す概略斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る発光装置を示す概略断面図である。 本発明の第1実施形態に係る発光装置の一部を拡大した概略断面図である。 支持部材の応用例を示す概略断面図である。 本発明の発光装置におけるスペーサの配置例を示す概略断面図である。 本発明の第2実施形態に係る発光装置を示す概略断面図である。 本発明の第2実施形態に係る発光装置の一部を拡大した概略断面図である。 本発明の第3実施形態に係る発光装置を示す概略断面図である。 本発明の第3実施形態に係る発光装置の一部を拡大した概略断面図である。 本発明の第4実施形態に係る発光装置の一部を拡大した概略断面図である。 本発明の第5実施形態に係る発光装置の一部を拡大した概略断面図である。 従来の発光装置を示す概略断面図である。 従来の発光装置を示す概略断面図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態(以下「実施形態」という)について詳細に説明する。ただし、本発明は、この実施形態に限定されない。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る発光装置を示す概略斜視図である。図2は、本発明の第1実施形態に係る発光装置を示す概略断面図である。図3は、本発明の第1実施形態に係る発光装置の一部を拡大した概略断面図である。
本実施形態に係る発光装置は、半導体発光素子110と、半導体発光素子110を覆い、半導体発光素子110からの光が通過する貫通孔122を有するホルダ120と、ホルダ120の貫通孔122の上に配置される透光性部材130と、を備える。
半導体発光素子110は、例えば、接着材や放熱部材を介して、ステム112に載置される。ステム112は、略円盤形状のステム底部113と、ステム底部113の上面の略中央に直立して配設される柱状のステム柱体114と、を有する。ステム底部113の上面及び下面(上面と反対の面)には、外部電源との接続に使用するリード115が突出している。半導体発光素子110は、ステム柱体114の側面に固定され、ワイヤー等の導電部材を介して電気的にリード115と接続されている。ステム底部113の上面には、半導体発光素子110をステム柱体114とともに覆うキャップ116が連接される。キャップ116は、ステム底部113側が開口するカップ状を成しており、その上面の略中央部分に、半導体発光素子110からの出射光が通過する窓部117が形成されている。
ホルダ120は、略円筒形状を成しており、互いに対向する上面と下面とを有している。ホルダ120の貫通孔122は、ホルダ120の上面の中央部から下面に貫通している。ホルダ120の貫通孔122は、半導体発光素子110を覆うキャップ116の外径よりも大きい内径を有しており、半導体発光素子110及びキャップ116を包含するようにホルダ120の下面側がステム底部113に固定される。ホルダ120の貫通孔122の内部にはレンズ125を備えている。レンズ125は、半導体発光素子110を覆うキャップ116と透光性部材130との間に配置される。半導体発光素子110から出射される光は、レンズ125によって集光され、透光性部材130に照射される。
ホルダ120の上面と透光性部材130との間には、透光性部材130を支持する支持部材140が設けられている。支持部材140は、略円柱形状を成している。支持部材140は、ホルダ120の貫通孔122を覆うようにホルダ120の上面に配置される。支持部材140の略中央部には、半導体発光素子110からの光を通過させる貫通孔142が設けられている。この支持部材の貫通孔142を塞ぐように、透光性部材130が支持部材140の上に配置される。半導体発光素子110から出射される光は、この貫通孔142を通過して透光性部材130に入射する。なお、支持部材140は省略してもよい。本実施形態において、透光性部材130は略円錐台と円柱状を組み合わせた形状である。
本実施の形態に係る発光装置は、透光性部材130を係止する固定部材150を備えている。固定部材150は、透光性部材130が挿入される内孔152を有し、内孔152の一端に透光性部材130を係止可能な、開口部156を有する係止部154が設けられてなる。係止部154は、透光性部材130の最大径よりも小さくしている。これにより、光の遮蔽による光の取り出し効率の低下を抑えながら、透光性部材の脱落を防止することができる。
ホルダ120の上には、固定部材150を包囲するスリーブ160が設けられている。スリーブ160は略円筒形状を成しており、ホルダ120の上面において、貫通孔122の周縁部に連結されている。ホルダ120及びスリーブ160は、異部材とは限らない。両者は同一部材とすることも可能であり、これにより製品の部品点数を削減することができる。また、各々が複数の部材により構成されていてもよい。支持部材140の外径は、スリーブ160の内径と略同一であることが好ましい。支持部材140はスリーブ160内に嵌合されている。これにより、支持部材140の径方向のがたつきを抑えることができる。また、固定部材150の外径は、スリーブの内径と略同一であることが好ましい。固定部材150は、スリーブ160の内孔に嵌合されており、係止部154が固定部材の内孔152に挿入された透光性部材130に接触している。
固定部材150は、係止部154が透光性部材130に接触した状態において、スリーブ160に対して固定されている。透光性部材130は、支持部材140とともにホルダ120の上面と固定部材150の係止部154によって挟持されている。固定部材150は、透光性部材130を係止部154によってホルダ120側に押圧した状態で、スリーブ160に固定されていることが好ましい。固定部材150は、取り外し可能とするため隙間や凹凸、ネジ形状を設けていてもよい。ただし、固定強度を高めるためスリーブ160と固定部材150とはYAG溶接等により固定することが好ましい。本実施の形態においては、スリーブの外側からYAGレーザを照射することにより、スリーブの側面から固定部材に達する溶接痕170が形成されている。透光性部材に生じる熱を、溶接痕を介して外部に放出することができる。また、スリーブ160の上面は、固定部材150の上面と略同一の高さであることが好ましい。これにより、固定部材150が脱落し難い構造とすることができる。
固定部材150の内孔152の長さは、透光性部材130の公差を考慮して略同一の長さか、少し短めに設定することが好ましい。この結果、固定部材150をスリーブ160内に嵌合させた時に、固定部材150の下面と支持部材140の上面との間に空隙部175が存在する場合がある。この時、透光性部材130は、上面側の一部が固定部材150の内孔152に挿入されている。透光性部材130の下面側は、固定部材150の内孔152から固定部材150の下面よりも下に突出している。固定部材150の下面は、支持部材140の上面に対して空隙部175が存在するように離間した状態で対面している。
本実施形態に係る発光装置は、透光性部材130がホルダ120の上面と固定部材150の係止部154によって挟持されているため、透光性部材130の位置ずれを抑制することができる。また、透光性部材130を係止する固定部材150の周囲にスリーブ160が設けられていることにより、固定部材150を外部から保護することができるので、耐衝撃性が増し、固定部材150が脱落し難い構造となっている。また、固定部材150がスリーブ160内に嵌合され、固定部材150の外面とスリーブ160の内面が接触して固定される構造とすることにより、固定部材150とスリーブ160との接触面積を十分に確保することができる。これにより、固定部材150を強固に固定することができる。また、透光性部材130で生じる熱を効率よく放熱させることができるため、透光性部材の劣化を抑制することができる。
以下に個々の部材について説明する。
(ホルダ)
ホルダは、半導体発光素子が内蔵されたキャップ及びステムの周囲を囲むものである。ホルダの内孔には、ステム底部が固定される。また、ホルダの内孔には、レンズを固定することができる。
ホルダは、互いに対向する上面及び下面を有し、上面から下面に貫通する貫通孔が設けられている。ホルダ120の形状は略円筒形状のものを例示しているが、キャップやステムを挿入できる形状であれば特に限定されない。ホルダ120の貫通孔122の平面形状としては、円形が好ましいが、円形に近似した形状であってもよい。ホルダ120の貫通孔122は、下端側から上端側に向かって内径が小さくなるように傾斜あるいは湾曲していてもよい。
本実施形態に係る発光装置では、半導体発光素子の光出射方向側からみて、ホルダの上面のほぼ中央に貫通孔が形成されている。これにより、半導体発光素子からの出射光を効率よく外部へ出射させることができる。
ホルダの材料としては、特に限定されるものではないが、連結されるステム底部及びスリーブとの接着性に優れた材質であって、さらには半導体発光素子等の熱源からの伝導熱を放熱可能な材質であることが好ましい。一例としてニッケル、コバルト、鉄、真鍮、ステンレス、ニッケルと鉄との合金、鉄−ニッケル−コバルト合金(コバール)等が挙げられる。
(スリーブ)
スリーブは、ホルダの上に配置される支持部材、透光性部材及び固定部材を包囲するように構成され、スリーブの下面がホルダの上面と、例えば溶接により接合される。スリーブの内孔には、固定部材が固定される。スリーブは、固定部材を外部から保護する役割を備えている。
スリーブは、略円筒形状を成している。スリーブの形状は、支持部材、透光性部材及び固定部材を包囲することができる形状であれば特に限定されない。スリーブの形状は、円筒形状の他に、角筒又はこれらの形状に近似する形状とすることができる。
スリーブの内径は、支持部材、透光性部材及び固定部材を内部に配置することができる大きさであれば特に限定されない。スリーブの内径が固定部材の外径と略同一であれば、固定部材を嵌合して固定することができるので好ましい。
スリーブの上面は、固定部材の上面と略同一の高さであることが好ましい。これにより、固定部材が脱落し難い構造とすることができる。また、スリーブの上面は、固定部材の上面からわずかに突出していてもよい。これにより、本発明の発光装置の使用形態に応じて、固定部材やスリーブの先端にライトガイド等の光学部材を取り付ける場合、効率よくかつ安定して光を導光することができる。
スリーブは、透光性部材から固定部材を介して伝導してきた熱を、ホルダ又は外部へ放熱させる機能も有することができる。このためには、スリーブの材質は、熱伝導率の高いものが好ましい。一例として、ニッケル、コバルト、鉄、真鍮、ステンレス、ニッケルと鉄との合金、鉄とニッケルとコバルトとの合金(コバール)等が挙げられる。また、スリーブは、連結されるホルダ及び固定部材との接着性に優れた材質であることが好ましい。また、ホルダとスリーブ、又はホルダと後述するスペーサは、例えば溶接によって接合されることより、溶接性を良好にする材料が好ましい。
(固定部材)
固定部材は、透光性部材を固定するためのものである。固定部材は、透光性部材を挿入する内孔を有し、内孔の一端に透光性部材を係止可能な、開口部を有する係止部が設けられている。固定部材の開口部は、透光性部材からの光を所望の光学特性を持たせて外部に放出することができる。
固定部材の形状は、特に限定されるものではなく、種々の形状が挙げられる。固定部材の外形は、スリーブの内側の形状と略同一であることが好ましい。開口部の平面形状は、特に限定されず、例えば、固定部材の内側又は外側の平面視で、円形、楕円形、長方形、正方形、菱形等の多角形等が挙げられる。また、固定部材の内側と外側とで、異なる平面形状であってもよい。
固定部材の内孔の中心軸は、半導体発光素子からの光出射軸、又は支持部材の貫通孔の中心軸とほぼ同一であることが好ましい。また、固定部材の開口部の中心軸は、固定部材の内孔の中心軸とほぼ同一であることが好ましい。
固定部材の係止部の開口部は、半導体発光素子からの光が透過可能であればその大きさや形状については特に限定されるものではない。係止部の開口部は、光進行方向にしたがって内径が大きくなっていることが好ましい。具体的には、係止部の開口部の入光側が透光性部材の最大径より小さいことが好ましい。本明細書において、入光側とは、開口部や貫通孔の両端口の内、半導体発光素子からの光が入射する側を指し、出光側とは、他端側を指す。係止部の開口部を透光性部材の最大径よりも小さくすることにより、透光性部材の脱落を防止することができる。また、係止部の開口部を先端に向かって拡開させ、係止部の開口部の出光側を透光性部材の最大径と同じ若しくはそれよりも大きくすることで、発光観測面側から見たとき、透光性部材の表面積を大きくすることができ、光取り出し効率の向上を図ることができる。開口部は、開口方向が広口となるテーパ形状、もしくは曲面であることが好ましい。開口部の開口方向への広がりの程度は、特に限定されるものではないが、例えば、開口部の外周に広がる固定部材の上面に対して30〜90°程度の傾斜角を有していることが好ましい。このような傾斜角に設定することにより、透光性部材からの光を、開口部の内壁によって効率的に反射させることができるため、光の取り出し効率向上させることができる。
固定部材としては、高い熱伝導率を有し、且つ、スリーブと熱膨張係数が等しい部材を用いることが好ましく、具体的には、金属を用いることが好ましい。より具体的には、鉄、ステンレス、鉄ニッケル合金、コバール合金、アルミニウム合金を用いることが好ましい。このようにすれば、透光性部材に生じる熱を拡散することができる。また、スリーブと固定部材との熱膨張係数の差に基づいて、スリーブや固定部材などに不良が発生することを防止することができ、歩留まりを向上させることができる。
固定部材は、表面に反射部材を備えていてもよい。反射部材は、半導体発光素子から出射された光、又は透光性部材から放出された光を反射させる。反射部材は、例えば、固定部材の内孔の一部又は全面、スリーブの一部又は全面、ホルダの内側及び/又は外側の一部又は全面等に配置することができるが、特に、透光性部材が配置される部位及びその周辺、つまり、固定部材の内孔及び開口部、支持部材の貫通孔及び上面に配置されていることが好ましい。このような反射部材を配置することにより、意図しない方向に出射及び/又は反射した光を、再反射させることにより外部に効率的に取り出すことが可能となり、光取り出し効率を向上させることができる。
反射部材は、特に限定されるものではないが、例えば、Ag、Au、Al、Ni、In、Pd、Rh、Pt、Ti等の金属、In−Ag、Au−Ag、Ag−Bi、Ag−Nd−Cu、Ag−Au−Cu、Ti−Ni−Au−Ag−Al、Ti−Ag−Al、Ti−Ni−Au−Ag、Ni−Au−Ag、Au−Ag−Al、Ti−Ag、Ag−Al等の合金、AlN、SiO、TiO、Ta、SiO、SiN、ZnO、Al、Ti、Ti、TiO、Nb、CeO、ZnS、MgF等又はこれらの組み合わせの単層膜又は積層膜等により形成することができる。なお、反射部材の厚みは特に限定されないが、例えば、貫通孔内を塞がないように、貫通孔の内壁に沿って形成されることが好ましい。
反射部材は、保護膜で被覆されていてもよい。保護膜は、反射部材の劣化を抑制する機能を果たし、これにより、発光装置の寿命を長くすることができる。反射部材が外部と接することを防ぎ、反射部材自体の化学反応及び汚染を防止する。
保護膜は、光透過率の高い材料で形成されることが好ましい。これにより、反射部材で反射した光を効率良く、外部へ取り出すことができる。具体的には、ZnO、SiO、SiO、Al、ITO、MgF、Nb、TiO、ZrO、AlNガラス、セラミックス(ZrO、Al、AlN、GaN、SiN等)、樹脂(シリコーン樹脂、エポキシ樹脂等)等又はこれらの組み合わせが挙げられる。
また、保護膜は、第2の透光部材及び第1の透光部材とキャップとの接着に寄与することもできる。これにより、第2の透光部材及び第1の透光部材のキャップへの密着強度を向上させることができる。
なお、保護膜の厚みは特に限定されないが、例えば、貫通孔内を塞がないように、反射部材の全て覆うように形成することが好ましい。
本発明の固定部材や支持部材は、ホルダに対して着脱可能であるため、このような反射部材や保護膜の形成を、ホルダ単位ではなく、ホルダとは独立した部材である固定部材や支持部材に対して行うことができる。
(固定部材及びスリーブの固定方法)
固定部材とスリーブとは接続部分を嵌合する形状とすることができるほか、固定部材とスリーブに雄ネジと雌ネジを設けるネジ式、固定部材とスリーブに凹凸を設ける嵌め込み式などを採ることができる。また、固定強度を上げるために、固定部材とスリーブとを溶接固定若しくは接着材固定する接合方法もある。溶接固定は、例えばYAGレーザ溶接で、固定部材とスリーブとの一部を溶かし、溶接固定するものである。
溶接固定の場合、レーザに起因する熱が周辺部材に伝達されやすい。例えば、固定部材の内孔や下面を他の部材と溶接固定しようとすると、溶接時に発生する熱により透光性部材が劣化したり変色したりするおそれがある。本発明においては、透光性部材から遠い位置となる固定部材の外側面を溶接固定するため、透光性部材の劣化や変色を防止することができる。
スリーブと固定部材は、両者を溶接することができる程度の接触面積を有することが好ましい。スリーブと固定部材との接触面積を十分に確保することにより、固定部材を強固に固定することができるとともに、透光性部材から固定部材を介して伝導してきた熱を効率よく放熱させることができる。
固定部材とスリーブとを固定する位置は、両者が接触若しくは近接している面内において、透光性部材に近い領域であることが好ましい。これにより、透光性部材で生じた熱を固定部材からスリーブへ効率よく伝導する放熱経路を確保することができる。また、放熱性を高めるため、固定部材とスリーブとの間に、例えば銀などのように熱伝導率の高い部材を介して溶接することが好ましい。
YAG溶接の場合、スリーブの外側からYAGレーザを照射することにより、スリーブの側面から固定部材に達する溶接痕が形成される。溶接痕は、スリーブの側面から固定部材と透光性部材の接触部に向けて形成されていることが好ましい。透光性部材に近接するように溶接痕を形成することにより、透光性部材で生じた熱を、溶接痕を介して効率よく外部へ放出することができるため、透光性部材の劣化を防止することができる。また、固定部材の内孔には溶接痕が残らないため、透光性部材の光が溶接痕に入射することにより生じる光の損失を抑制することができる。
接着剤固定は、予め、スリーブの側面に穴を空けておき、固定部材をスリーブの内孔に挿入した後、スリーブの側面に設けた穴部に有機または無機の接着材を充填し、固定部材とスリーブを固定するものである。本発明の発光装置は、固定部材をスリーブに対して固定するため、固定部材の内孔には接着剤が存在せず、固定部材の外側に接着剤が存在することになる。したがって、半導体発光素子からの光が接着剤で吸収されることにより生じる光取り出し効率の低下を防止することができる。また、半導体発光素子からの光による接着剤の変質を防止することができる。
(支持部材)
支持部材は、スリーブの内部において、ホルダと透光性部材との間に設けられる。支持部材は、略円柱状を呈し、略中央にホルダ側から透光性部材側へ通じる貫通孔が形成されている。半導体発光素子から出射され、ホルダの貫通孔内を通過してきた光は、支持部材の貫通孔を通過して透光性部材側へ出射される。支持部材は、透光性部材を支持するとともに、透光性部材からの戻り光を反射させる機能を有している。
支持部材の形状は、円柱状の他に、多角柱状又はこれらの形状に近似する形状とすることができる。支持部材は、少なくとも透光性部材を固定できるような平面を有していることが好ましい。
支持部材の厚みは、特に限定されないが、用いる半導体発光素子やレンズの特性、ホルダの構造及び大きさ等によって適宜調整することができる。支持部材の直径(又は幅)は、少なくともホルダの貫通孔の直径よりも大きく、スリーブの内孔の直径と同じ若しくはそれよりも小さい。支持部材の直径(又は幅)は、スリーブの内孔の直径と略同一であることが好ましい。これにより、スリーブ内において支持部材の径方向のがたつきを抑えることができる。
また、透光性部材からの光を十分に反射させるためには、半導体発光素子からの光の出射方向における支持部材の投影面積が、透光性部材の投影面積と同じ若しくはそれよりも大きくなるように調整することが好ましい。
支持部材の貫通孔は、支持部材の上面側から見て、ほぼ中央に形成される。半導体発光素子から出射された光は、支持部材の貫通孔を通過して、透光性部材側へ出射される。貫通孔の開口幅における中心軸は、半導体発光素子からの光出射軸とほぼ同一であることが好ましい。貫通孔の開口形状は円形のみならず、楕円形或いは多角形でも構わない。また、貫通孔の開口形状は、ホルダ側と透光性部材側とで異なる開口形状を有していてもよい。
支持部材の貫通孔は、その開口幅を一方向に変化させてなる傾斜部を有していてもよい。傾斜部の形状としては、例えば、支持部材の貫通孔の傾斜部の領域は、略逆円錐台形状をなすもの、つまり、ホルダ側から透光性部材側に向かって内径が大きくなるものが挙げられる。このような形状の貫通孔を備えることで、透光性部材の光入射面を十分に確保することができるため、光取り出し効率が良好となる。この場合、半導体発光素子からの光の焦点が支持部材の貫通孔の入光側の端部に略一致するようにレンズや球面鏡を調節する、あるいは、半導体発光素子を支持部材の貫通孔に近接するように配置することが好ましい。これにより、支持部材の干渉による減衰なく半導体発光素子からの光を透光性部材に入射させることができるとともに、一端貫通孔に進入した光が再びホルダ側へ逆戻りすることを防止することができる。
また、支持部材の貫通孔の傾斜部の領域が、略円錐台形状をなすもの、つまり、ホルダ側から透光性部材側に向かって内径が小さくなるものでもよい。このような形状の貫通孔を備えることで、透光性部材からホルダの方向へ逆戻りする光を、支持部材によって反射させることができる。これにより、光取り出し効率を向上させることができる。また、透光性部材と支持部材との接触面積が増加するため、放熱性をさらに高めることができる。
また、支持部材の貫通孔は、半導体発光素子からの光の入光側近傍では開口径の拡大率が大きく、出光側近傍ではその拡大率が小さいものでもよい。例えば、傾斜部がドーム形状のような、曲面を帯びたものが挙げられる。曲面状の傾斜部は、傾斜部で反射された光を出光側の中心方向へと屈折させることが可能になる。したがって、支持部材の貫通孔内での光の反射回数を低減でき、光の損失を低減することができる。
支持部材の材質は、特に限定するものではなく、種々の材料を用いることができる。しかし、例えば、支持部材の表面に反射部材をメッキ法によって形成する場合は、支持部材は、導電性を有する部材を用いることが好ましい。具体的な材質としては、例えば、銅、真鍮、SUS、ニッケル、コバール、アルミニウム等が挙げられる。一方、反射部材をスパッタリング法や蒸着法で形成する場合は、支持部材は、上記の導電性を有する部材の他に、種々の部材を用いることができる。
支持部材は、ホルダや固定部材に対して着脱可能である。そのため、支持部材を取り付けるだけで、半導体発光素子と透光性部材との距離を調節したり、透光性部材からの戻り光を反射させる機能持たせたりすることができる。
図4は、支持部材の応用例を示す概略断面図である。支持部材140の貫通孔142には、透光性を有する光透過部材143を充填してもよい。光透過部材143は、大気の屈折率(波長400〜800における屈折率:約1)より大きい屈折率を有し、支持部材140の上に配置される透光性部材130の屈折率と同一若しくはそれよりも小さい屈折率を有していることが好ましい。具体的な材料としては、ガラスや樹脂、石英、サファイア等が一例として挙げられる。支持部材140の貫通孔142に光透過部材143を充填させることにより、支持部材140の上に配置される透光性部材130との屈折率差を小さくすることができるため、半導体発光素子から出射して支持部材の貫通孔を通過する光出力の低下を防止することができる。また、支持部材140の貫通孔142に光透過部材143を充填することにより、支持部材140の体積が増える分、放熱効果を高めることができる。
(透光性部材)
透光性部材は、半導体発光素子からの光を透過して、外部に光を放出させるためのものである。本実施形態において、透光性部材は略円錐台と円柱状を組み合わせた形状となっている。透光性部材の形状は、特に限定されず、種々の形状を採用することができる。例えば、円錐台形状、平凸レンズ状、平板状、円盤形状、球状、楕円球状、半球状、半楕円球形状等又はこれらの組み合わせが挙げられる。
透光性部材には、後述する波長変換部材や拡散部材などを含有させることができる。透光性部材にこのような部材を含有させることにより、半導体発光素子からの光による熱を生じやすくなる。そのため、固定部材やスリーブによる放熱の効果をさらに有効に得ることができる。
このような透光性部材の材料としては、半導体発光素子や波長変換部材及び拡散部材からの光を吸収しにくい部材を用いるのが好ましい。具体的には、石英ガラス、ホウケイ酸ガラス、低融点ガラス、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂などとしてもよいし、アルミナ等のセラミック材を用いることができる。
(波長変換部材)
波長変換部材は、半導体発光素子からの光の少なくとも一部を吸収し、吸収した光を異なる波長に変換することができるものである。つまり、波長変換部材により波長変換された光と、半導体発光素子からの光との混色光を外部に取り出すことが可能となる。
さらに、波長変換部材は、透光性部材に含有させる他、半導体発光素子からの光が照射されるように半導体発光素子の近傍に設けることもできる。
波長変換部材としては、半導体発光素子からの光を、より長波長に変換させるものの方が効率がよい。波長変換部材は、1種の蛍光物質等を単層で形成してもよいし、2種以上の蛍光物質等が混合された単層を形成してもよいし、1種の蛍光物質等を含有する単層を2層以上積層させてもよいし、2種以上の蛍光物質等がそれぞれ混合された単層を2層以上積層させてもよい。
このような波長変換部材の材料としては、例えば、Eu、Ce等のランタノイド系元素で主に賦活される窒化物系蛍光体・酸窒化物系蛍光体、Eu等のランタノイド系、Mn等の遷移金属系の元素により主に賦活されるアルカリ土類ハロゲンアパタイト蛍光体、アルカリ土類金属ホウ酸ハロゲン蛍光体、アルカリ土類金属アルミン酸塩蛍光体、アルカリ土類ケイ酸塩、アルカリ土類硫化物、アルカリ土類チオガレート、アルカリ土類窒化ケイ素、ゲルマン酸塩、又は、Ce等のランタノイド系元素で主に賦活される希土類アルミン酸塩、希土類ケイ酸塩又はEu等のランタノイド系元素で主に賦活される有機及び有機錯体等から選ばれる少なくともいずれか1以上であることが好ましい。
(拡散部材)
拡散部材は、半導体発光素子および波長変換部材からの光を拡散することができれば良く、半導体発光素子の発光波長や透光性部材の屈折率などにより適宜選択することができる。このような拡散部材の材料としては、SiO、Al、SiN、MgO、Si、SiC、AlN、ダイヤモンド、Ag、Al、Au、Cu、W、Mg等が挙げられる。
拡散部材は、蛍光体等の波長変換部材と併用することで、半導体発光素子及び蛍光体からの光を良好に乱反射させ、大きな粒径の蛍光体を用いることによって生じやすい色ムラを抑制することができるので、好適に使用できる。また、発光スペクトルの半値幅を狭めることができ、色純度の高い発光装置が得られる。一方、1nm以上1μm未満の拡散物質は、半導体発光素子からの光波長に対する干渉効果が低い反面、透明度が高く、光度を低下させることなく透光性部材の粘度を高めることができる。
(半導体発光素子)
半導体発光素子としては発光ダイオード、半導体レーザ素子など種々のものが利用できる。半導体レーザ光は指向性が高いため、光を一方向へ導波しやすい。したがって、半導体レーザ素子からの出射光を高効率で発光装置の外部へ取り出すことが可能となる。また、青色系半導体レーザ素子であれば、III族窒化物半導体より形成されるのが好まし
い。
特に、半導体レーザは発光ダイオードに比較して光密度が高いので、半導体レーザを用いると発光装置としての輝度は容易に向上するものの、光密度が高いゆえに透光性部材が局所的に発熱し、劣化、変色しやすい。本願発明は、熱による透光性部材や周辺部材への悪影響を大幅に軽減することができるので、発光素子として半導体レーザを用いる場合に特に効果的である。
この他、半導体発光素子に発光ダイオードを使用する場合、端面発光型のものが好適である。端面発光型ダイオードとは、発光ダイオードを構造面から分類した場合の一種で、半導体レーザと同じように活性層の端面から光を取り出すものをいう。これは、活性層の屈折率を高くして光導波作用を起こさせることで、端面から光を出力させることを可能にしている。このように出力面積を絞ることで、半導体発光素子からの出力光を、支持部材の貫通孔内へ導波させやすくすることができる。ひいては、発光装置からの光取り出し効率を高めることができる。
さらに、半導体発光素子は、使用の際に発生した熱が素子内に蓄熱されると、その特性が悪化し、またライフ寿命が低減する。これを防止するため、半導体発光素子から生じた熱は、機械的及び電気的に接続されるステム柱体及びステム底部に伝導され、さらに外気へと放出される構造をとる。つまり、ステム底部及びステム柱体はヒートシンクの役割を担っており、放熱効果を奏す。
したがって、ステム底部及びステム柱体は、熱媒体となり得るよう、その材質は熱伝導率の良いものが好ましい。具体的には、SPC、銅、真鍮、タングステン、アルミニウム、銅・タングステン合金などが挙げられる。また、ステム底部はキャップと接着されるので、キャップの材質およびこれとの密着性を考慮して決定すればよい。
キャップは、発光素子を被覆するためのものであり、特に、ステムに搭載された半導体発光素子を気密封止するためのものである。キャップには、半導体発光素子からの光を通過させる窓部が設けられている。そして、窓部はガラス等によって封止されている。
キャップは、特に限定されないが、熱伝導率が高い材料で形成されていることが好ましく、例えば、Ni−Fe合金、コバール、Ni、Co、Fe、真鍮等種々の材料を用いることができる。通常、キャップは、半導体発光素子とは離間され、半導体発光素子を被覆するとともに、ステムに、抵抗溶接や半田付け等で接着される。従って、プロジェクションを用いた抵抗溶接が可能であるFe−Ni合金、Ni、コバール等によって形成されていることが好ましい。また、キャップは、酸化等の劣化を防止するため、例えば、Ni、Ag等のメッキ等が施されてもよい。
キャップの形状は、特に限定されるものではなく、例えば、有底の筒型(円柱又は多角
形柱等)又は錐台型(円錐台又は多角形錐台等)、ドーム型及びこれらの変形形状等、種
々の形状が挙げられる。
キャップとステムの形状は、半導体発光素子を封止できるものであれば特に限定しない。例えば、ステムを構成するステム底部を、内部に空洞を有する略筒状とし、その上部を閉塞するキャップを略円盤状とすることもできる。
(レンズ)
本発明の発光装置では、半導体発光素子と支持部材との間に、レンズが設けられていていることが好ましい。
レンズは、半導体発光素子から射出された光が、支持部材の入射部に集光される限り、どのような形状でもよく、半導体発光素子と支持部材との間に、複数枚並べて配置してもよい。レンズは、無機ガラス、樹脂等により形成することができ、なかでも、無機ガラスが好ましい。半導体発光素子と支持部材との間にレンズを備え、レンズを介して半導体発光素子から射出された光を支持部材へ導出することができることにより、半導体発光素子から射出する光を集光させ、効率よく支持部材に導出することができる。なお、レンズには、蛍光物質等の波長変換部材として機能する材料を含有させてもよい。これにより、レンズ機能により、波長変換された励起光が、確実に射出部に集光されるため、色バラツキを解消することができ、レンズの製造によって波長変換部材をも同時に製造することができるために、波長変換部材の製造コストを抑えることができる。
(スペーサ)
図5は、本発明の発光装置におけるスペーサの配置例を示す概略断面図である。ホルダ120とスリーブ160及び支持部材140との間には、スペーサ180を設けることができる。スペーサ180は、半導体発光素子110又はレンズ125からの光の集光点と支持部材140との距離を調節するためのものである。スペーサ180は、ホルダ120の上面に溶接等により固定される。また、スペーサ180を用いる場合、スリーブ160及び支持部材140は、ホルダ120の上にスペーサ180を介して配置されることになる。尚、本明細書において、位置構成などでいう「上」とは、基体の必ずしも上面に接触して形成される場合に限られず、離間して基体の上方に形成される場合、すなわち基体との間に他の介在物が存在する場合も包含する意味で使用する。
スペーサ180は、内孔182を有する円筒形状を成している。スペーサ180の形状は、円筒形状の他に、角筒又はこれらの形状に近似する形状とすることができる。スペーサ180を用いる場合、スリーブ160及び支持部材140は、スペーサ180の上に配置されるため、スペーサ180の径は、スリーブ160の径と同一若しくはそれよりも大きく、スペーサの内孔182の径は、支持部材140の外径よりも小さくなるように形成する。スペーサ180は、少なくともスリーブ160や支持部材140を安定して固定することができるような平面を有していることが好ましい。
スペーサ180の厚みは、用いる半導体発光素子110やレンズ125の特性、ホルダ120やスリーブ160の構造及び大きさ等によって適宜調整することができる。例えば、レンズ125で集光される半導体発光素子110の光の焦点の位置が支持部材140の貫通孔142の入光側の端部に略一致するようにスペーサ180の厚みを調整すると、半導体発光素子110からの光を効率よく支持部材140の貫通孔142に入射させることができるとともに、支持部材140の貫通孔142の入光側の径を小さくすることができる。これにより、一端支持部材140の貫通孔142に進入した光が、再びホルダ120側へ逆戻りすることを防止することができる。スペーサ180を用いることにより、半導体発光素子110と支持部材140との距離の調節を、ホルダ120単位ではなく、ホルダ120とは独立した部材であるスペーサ180単位で行うことができる。
スペーサ180の材質は、特に限定するものではなく、種々の材料を用いることができる。しかし、連結されるホルダ120及びスリーブ160との接着性に優れた材質であることが好ましい。また、半導体発光素子110や透光性部材130等からの伝導熱を放熱可能な材質であることが好ましい。具体的な材質としては、例えば、銅、真鍮、SUS、ニッケル、コバール、アルミニウム等が挙げられる。
<第2実施形態>
図6は、第2実施形態に係る発光装置を示す概略断面図である。図7は、第2実施形態に係る発光装置の一部を拡大した概略断面図である。本実施形態に係る発光装置は、前述した第1実施形態の発光装置と比べて、支持部材と固定部材の構成が異なる。なお、共通する構造については説明を省略する部分もある。
本実施形態に係る発光装置は、半導体発光素子110と、半導体発光素子110を覆い、半導体発光素子110からの光が通過する貫通孔122を有するホルダ120と、ホルダ120の貫通孔122の上に配置される透光性部材130と、を備える。
半導体発光素子110は、ステム112に載置される。ステム112には、半導体発光素子110を覆うキャップ116が連接される。キャップ116は、上面の略中央部分に、半導体発光素子110からの出射光が通過する窓部117が形成されている。
ホルダ120は、略円筒形状を成しており、互いに対向する上面と下面とを有している。ホルダ120の貫通孔122は、ホルダ120の上面の中央部から下面に貫通している。ホルダ120は、半導体発光素子110及びキャップ116を包含するようにステム底部113に固定される。
ホルダ120の上面と透光性部材130との間には、透光性部材130を支持する支持部材140が設けられている。支持部材140の略中央部には、半導体発光素子110からの光を通過させる貫通孔142が設けられている。この支持部材の貫通孔142を塞ぐように、透光性部材130が支持部材140の上に配置される。本実施形態において、透光性部材130は略円錐台と円柱状を組み合わせた形状である。
本実施の形態に係る発光装置は、透光性部材130を係止する固定部材150を備えている。固定部材150は、透光性部材130が挿入される内孔152を有し、内孔152の一端に透光性部材130を支持部材140とともに係止可能な、開口部156を有する係止部154が設けられてなる。係止部154は、透光性部材130の最大径よりも小さくしている。
ホルダ120の上には、支持部材140及び固定部材150を包囲するスリーブ160が設けられている。スリーブ160は略円筒形状を成しており、ホルダ120の貫通孔122の周縁部に連結されている。
本実施の形態の発光装置において、支持部材140は、ホルダの上に配置される基部144と、基部144の上面から突出する突出部146とから構成される。突出部146の突出した上面は、透光性部材130の最大径と略同一の径を有している。基部144及び突出部146は、ともに円盤形状を成している。基部144及び突出部146の中心軸は略同一であり、その中心部に貫通孔142が設けられている。支持部材140の基部146は、スリーブ160の内径と略同一の外径を有しており、スリーブ160に嵌合される。また、支持部材140の突出部146は、固定部材150の内孔152の径と略同一の径を有しており、固定部材150の内孔152には、透光性部材130及び支持部材140の突出部146の少なくとも一部が嵌合される。
また、固定部材150は、スリーブ160の内孔162に嵌合され、係止部154が透光性部材130に接触している。そして、固定部材150は、係止部154が透光性部材130に接触した状態において、スリーブ160に対して固定されている。透光性部材130は、支持部材140とともにホルダ120の上面と固定部材150の係止部154によって挟持されている。固定部材150は、透光性部材130を係止部154によってホルダ120側に押圧した状態で、スリーブ160に固定されていることが好ましい。
本実施形態では、透光性部材130の側面は、固定部材150の内孔152によって覆われている。固定部材150の下面は、支持部材140の基部146の上面に対して空隙部175が存在するように離間した状態で対面している。これにより、透光性部材130の側面方向には空隙部175が存在せず、透光性部材130の下面よりも下方の位置に空隙部175が存在するようになる。したがって、半導体発光素子110からの光が透光性部材130に入射し、透光性部材130の前方面および側面に光が放射された時、半導体発光素子110からの光を効率よく外部へ取り出し、発光強度を向上させることが可能になる。
本実施形態に係る発光装置は、透光性部材130がホルダ120の上面と固定部材150の係止部154によって挟持されているため、透光性部材130の位置ずれを抑制することができる。また、透光性部材130を係止する固定部材150の周囲にスリーブ160が設けられていることにより、固定部材150を外部から保護することができるので、耐衝撃性が増し、固定部材150が脱落し難い構造となっている。また、固定部材150がスリーブ160内に嵌合され、固定部材150の外面とスリーブ160の内面が接触して固定される構造とすることにより、固定部材150とスリーブ160との接触面積を十分に確保することができる。これにより、固定部材150を強固に固定することができる。また、透光性部材130で生じる熱を効率よく放熱させることができる。
<第3実施形態>
図8は、第3実施形態に係る発光装置を示す概略断面図である。図9は、第3実施形態に係る発光装置の一部を拡大した概略断面図である。本実施形態に係る発光装置は、前述した第1実施形態の発光装置と比べて、支持部材、固定部材、及びスリーブの構成が異なる。なお、共通する構造については説明を省略する部分もある。
本実施形態に係る発光装置は、半導体発光素子110と、半導体発光素子110を覆い、半導体発光素子110からの光が通過する貫通孔122を有するホルダ120と、ホルダ120の貫通孔122の上に配置される透光性部材130と、を備える。
半導体発光素子110は、ステム112に載置される。ステム112には、半導体発光素子110を覆うキャップ116が連接される。キャップ116は、上面の略中央部分に、半導体発光素子110からの出射光が通過する窓部117が形成されている。
ホルダ120は、略円筒形状を成しており、互いに対向する上面と下面とを有している。ホルダ120の貫通孔122は、ホルダ120の上面の中央部から下面に貫通している。ホルダ120は、半導体発光素子110及びキャップ116を包含するようにステム底部113に固定される。
ホルダ120の上には、スリーブ160が設けられている。スリーブ160は略円筒形状を成しており、ホルダ120の上面の貫通孔122の周縁部に連結されている。本実施の形態において、スリーブ160の内孔162は、内部で径が変わる段差部162cを有している。この段差部162cからスリーブの下面側を第1の内孔162aとし、段差部162cからスリーブの上面側を第2の内孔162bとする。第1の内孔162aの径は、第2の内孔162bの径よりも小さく形成されている。
スリーブの段差部162cの上に、透光性部材130を支持する支持部材140が設けられている。支持部材140は、スリーブ160の第1の内孔162aを覆うように配置される。支持部材140は、スリーブ160の段差部162cの上に配置される基部144と、基部144の上面から突出する突出部146とから構成される。突出部146の突出した上面は、透光性部材130の最大径と略同一の径を有している。基部144及び突出部146は、ともに円盤形状を成している。基部144及び突出部146の中心軸は略同一であり、その中心部に半導体発光素子110からの光を通過させる貫通孔142が設けられている。この支持部材の貫通孔142を塞ぐように、透光性部材130が支持部材140の上に配置される。本実施形態において、透光性部材130は略円錐台と円柱状を組み合わせた形状である。
本実施の形態に係る発光装置は、透光性部材130を係止する固定部材150を備えている。固定部材150は、透光性部材130が挿入される内孔152を有し、内孔152の一端に透光性部材130を支持部材140とともに係止可能な、開口部156を有する係止部154が設けられてなる。係止部154は、透光性部材130の最大径よりも小さくしている。
スリーブ160の第2の内孔162bの径は、支持部材140の基部144及び固定部材150の外径と同一若しくはそれよりもわずかに大きく形成されており、支持部材140及び固定部材150は、第2の内孔162bに配置される。スリーブ160の第1の内孔162aの径は、支持部材140の基部144及び固定部材150の外径よりも小さく形成されており、支持部材140及び固定部材150が第1の内孔162a側へ抜けない構造となっている。支持部材140の基部144及び固定部材150は、スリーブ160の第2の内孔162bの径と略同一の外径を有していることが好ましい。これにより、スリーブ160内における支持部材140や固定部材150の径方向のがたつきを抑えることができる。
固定部材150は、スリーブ160の第2の内孔162bに嵌合され、係止部154が透光性部材130に接触している。そして、固定部材150は、係止部154が透光性部材130に接触した状態において、スリーブ160に対して固定されている。透光性部材130は、支持部材140とともにホルダ120の上面と固定部材150の係止部154によって挟持されている。固定部材150は、透光性部材130を係止部154によってホルダ120側に押圧した状態で、スリーブ160に固定されていることが好ましい。
本実施形態に係る発光装置は、透光性部材130を係止する固定部材150の周囲に、スリーブ160が設けられている。これにより、固定部材150を外部から保護することができるので、耐衝撃性が増し、固定部材150が脱落し難い構造となっている。また、固定部材150がスリーブ160内に嵌合され、固定部材150の外面とスリーブ160の内面が接触して固定される構造とすることにより、固定部材150とスリーブ160との接触面積を十分に確保することができる。これにより、固定部材150を強固に固定することができる。また、透光性部材130で生じる熱を効率よく放熱させることができる。
<第4実施形態>
図10は、第4実施形態に係る発光装置の一部を拡大した概略断面図である。本実施形態に係る発光装置は、前述した第1実施形態の発光装置と比べて、透光性部材、支持部材、及び固定部材の構成が異なる。なお、共通する構造については説明を省略する部分もある。
本実施形態に係る発光装置は、半導体発光素子110と、半導体発光素子110を覆い、半導体発光素子110からの光が通過する貫通孔122を有するホルダ120と、ホルダ120の貫通孔122の上に配置される透光性部材130と、を備える。
半導体発光素子110は、ステム112に載置される。ステム112には、半導体発光素子110を覆うキャップ116が連接される。キャップ116は、上面の略中央部分に、半導体発光素子110からの出射光が通過する窓部117が形成されている。
ホルダ120は、略円筒形状を成しており、互いに対向する上面と下面とを有している。ホルダ120の貫通孔122は、ホルダ120の上面の中央部から下面に貫通している。ホルダ120は、半導体発光素子110及びキャップ116を包含するようにステム底部113に固定される。
ホルダ120の上面と透光性部材130との間には、透光性部材130を支持する支持部材140が設けられている。支持部材140は、ホルダの上に配置される基部144と、基部144の上面から突出する突出部146とから構成される。突出部146の突出した上面は、透光性部材130と略同一の径を有している。基部144及び突出部146は、ともに円盤形状を成している。基部144及び突出部146の中心軸は略同一であり、その中心部に貫通孔142が設けられている。この貫通孔142を塞ぐように、透光性部材130が支持部材140の上に配置される。本実施形態において、透光性部材130は円柱状を成している。
透光性部材130は、固定部材150に係止される。固定部材150は、透光性部材130が挿入される内孔152を有し、内孔152の一端に透光性部材130を支持部材140とともに係止可能な、開口部156を有する係止部154が設けられてなる。係止部154は、透光性部材130の最大径よりも小さくしている。
ホルダ120の上には、支持部材140及び固定部材150を包囲するスリーブ160が設けられている。スリーブ160は略円筒形状を成しており、ホルダ120の上面の貫通孔122の周縁部に連結されている。
固定部材150は、スリーブ160の内孔162に嵌合され、係止部154が透光性部材130に接触している。そして、固定部材150は、係止部154が透光性部材130に接触した状態において、スリーブ160に対して固定されている。これにより、透光性部材130は、支持部材140とともにホルダ120の上面と固定部材150の係止部154によって挟持されている。固定部材150は、透光性部材130を係止部によってホルダ120側に押圧した状態で、スリーブ160に固定されていることが好ましい。本実施形態において、固定部材150の係止部154は、透光性部材130の上面と略平行な面を有している。これにより、透光性部材130を強固に固定することができる。
本実施形態に係る発光装置は、透光性部材130がホルダ120の上面と固定部材150の係止部154によって挟持されているため、透光性部材150の位置ずれを抑制することができる。また、透光性部材130を係止する固定部材150の周囲にスリーブ160が設けられていることにより、固定部材150を外部から保護することができるので、耐衝撃性が増し、固定部材150が脱落し難い構造となっている。また、固定部材150がスリーブ160内に嵌合され、固定部材150の外面とスリーブ160の内面が接触して固定される構造とすることにより、固定部材150とスリーブ160との接触面積を十分に確保することができる。これにより、固定部材150を強固に固定することができる。また、透光性部材130で生じる熱を効率よく放熱させることができる。また、実施形態1と比べて固定部材150の内孔152と透光性部材130との接触面積が増加するため、放熱性をさらに高めることができる。
<第5実施形態>
図11は、第5実施形態に係る発光装置の一部を拡大した概略断面図である。本実施形態に係る発光装置は、前述した第1実施形態の発光装置と比べて、支持部材と固定部材の構成が異なる。なお、共通する構造については説明を省略する部分もある。
本実施形態に係る発光装置は、半導体発光素子110と、半導体発光素子110を覆い、半導体発光素子110からの光が通過する貫通孔122を有するホルダ120と、ホルダ120の貫通孔122の上に配置される透光性部材130と、を備える。
半導体発光素子110は、ステム112に載置される。ステム112には、半導体発光素子110を覆うキャップ116が連接される。キャップ116は、上面の略中央部分に、半導体発光素子110からの出射光が通過する窓部117が形成されている。
ホルダ120は、略円筒形状を成しており、互いに対向する上面と下面とを有している。ホルダ120の貫通孔122は、ホルダ120の上面の中央部から下面に貫通している。ホルダ120は、半導体発光素子110及びキャップ116を包含するようにステム底部113に固定される。
ホルダ120の上面と透光性部材130との間には、透光性部材130を支持する支持部材140が設けられている。支持部材140は、ホルダの上に配置される基部144と、基部144の上面から突出する突出部146とから構成される。突出部146の突出した上面は、透光性部材130の最大径と略同一の径を有している。基部144及び突出部146は、ともに円盤形状を成している。基部144及び突出部146の中心軸は略同一であり、その中心部に貫通孔142が設けられている。この貫通孔142を塞ぐように、透光性部材130が支持部材140の突出部146の上に配置される。本実施形態において、透光性部材130は略円錐台と円柱状を組み合わせた形状である。
透光性部材130は、固定部材150に係止される。固定部材150は、透光性部材130が挿入される内孔152を有し、内孔152の一端に透光性部材130を支持部材140とともに係止可能な、開口部156を有する係止部154が設けられてなる。係止部154は、透光性部材130の最大径よりも小さくしている。透光性部材130は、支持部材140とともにホルダ120の上面と固定部材150の係止部154によって挟持されている。固定部材150は、透光性部材130を係止部154によってホルダ120側に押圧した状態で、スリーブ160に固定されていることが好ましい。
ホルダ120の上には、支持部材140及び固定部材150を包囲するスリーブ160が設けられている。スリーブ160は略円筒形状を成しており、ホルダ120の貫通孔122の周縁部に連結されている。
固定部材150は、スリーブ160の内孔162に嵌合され、係止部154が透光性部材130に接触している。そして、固定部材150は、係止部154が透光性部材130に接触した状態において、スリーブ160に対して固定されている。これにより、透光性部材130は、支持部材140とともにホルダ120の上面と固定部材150の係止部154によって挟持されている。固定部材150は、透光性部材130を係止部によってホルダ120側に押圧した状態で、スリーブ160に固定されていることが好ましい。
本実施形態において、固定部材150の係止部154の開口部156は、ホルダ120側から透光性部材130側に向かって内径が小さくなっている。係止部154の開口部156の領域は、略円錐台形状をなしており、透光性部材の略円錐台の部分の形状と同一である。これにより、透光性部材130が係止部154の開口部156に嵌合されている。したがって、固定部材150と透光性部材130との接触面積が大きくなり放熱性を向上させることができる。
本実施形態に係る発光装置は、透光性部材130がホルダ120の上面と固定部材150の係止部154によって挟持されているため、透光性部材130の位置ずれを抑制することができる。また、透光性部材130を係止する固定部材150の周囲にスリーブ160が設けられていることにより、固定部材150を外部から保護することができるので、耐衝撃性が増し、固定部材150が脱落し難い構造となっている。また、固定部材150がスリーブ160内に嵌合され、固定部材150の外面とスリーブ160の内面が接触して固定される構造とすることにより、固定部材150とスリーブ160との接触面積を十分に確保することができる。これにより、固定部材150を強固に固定することができる。また、透光性部材130で生じる熱を効率よく放熱させることができる。
以下、本発明に係る実施例について詳述する。なお、本発明は以下に示す実施例のみに
限定されないことは言うまでもない。
(実施例1)
図8は、実施例1に係る発光装置を示す概略断面図である。図9は、実施例1に係る発光装置の一部を拡大した概略断面図である。
実施例1に係る発光装置100は、半導体発光素子110と、半導体発光素子110を覆い、半導体発光素子110からの光が通過する貫通孔122を有するホルダ120と、ホルダ120の貫通孔122の上に配置される透光性部材130と、透光性部材130を係止する固定部材150と、を備える発光装置である。
半導体発光素子110は、ステム112に載置される。ステム112には、半導体発光素子110を覆うキャップ116が連接される。
半導体発光素子110としては、発光ピーク波長が445nmのGaN系の半導体レーザ素子を用いる。
ステム112は、ステム底部113とステム柱体114とリード115により構成される。ステム底部113、ステム柱体114は、それぞれ鉄(Fe)、銅(Cu)を主成分とするものを使用する。リード115は、低融点ガラスによってステム底部113に固定される。半導体発光素子110はステム柱体114に載置しており、半導体発光素子110とリード115とはワイヤを介して電気的に接続している。
キャップ116は、円筒の上端が環状の上面により被覆された形状を有しており、このキャップ116には、半導体発光素子110の光出射面に対向する部位に、半導体発光素子110からの出射光が通過する円形の窓部117が形成されている。キャップ116はコバールを使用する。
ホルダ120は、略円筒形状を成しており、互いに対向する上面と下面とを有している。ホルダ120の貫通孔122は、ホルダ120の上面の中央部から下面に貫通している。ホルダ120は、半導体発光素子110及びキャップ116を包含するようにステム底部113に固定する。ホルダ120の内部には、半導体発光素子110からの光を集光するレンズ125が設けられている。
ホルダ120の上には、スペーサ180が設けられている。スペーサ180は、内孔182を有する円筒形状を成している。スペーサ180の直径は、5.6mmであり、スペーサ180の内孔182の直径は1.4mmである。スペーサ180の厚みは、レンズ125で集光される半導体発光素子110の光の焦点の位置が、スペーサ180の上に配置される支持部材140の内孔142の入光側に略一致するように調整する。
スペーサ180の上には、スリーブ160が設けられている。スリーブ160は内孔162を有する円筒形状を成している。スリーブ160の内孔162は、スリーブ160の下面側に位置する第1の内孔162aと、第1の内孔162aに連通してスリーブの上面側に位置し、第1の内孔162aよりも径が大きい第2の内孔162bと、を有する。第1の内孔162aと第2の内孔162bの間は、内径差による段差部162cとなっている。第1の内孔162aの径は1.4mmであり、第2の内孔162bの径は2.5mmである。
ホルダ120、スペーサ180、及びスリーブ160は、ステンレスを主成分とするものを使用し、ホルダ120とスペーサ180、及びスペーサ180とスリーブ160をYAG溶接により固定する。
スリーブ160の段差部162cの上には透光性部材130を支持する支持部材140が配置される。支持部材140は、固定部材150の内孔152の径以下の径を有する小径部144と、小径部144と連接する大径部146とから構成される。小径部144及び大径部146は、それぞれ円盤形状である。支持部材140は、小径部144の少なくとも一部が固定部材150の内孔152に挿入される。支持部材140の小径部144の直径は、1mmである。支持部材140の大径部146の直径は、2.5mmである。小径部144及び大径部146の中心軸は略同一であり、その中心部に大径部146の下面側から小径部144の上面側へ通じる貫通孔142が設けられている。支持部材140の貫通孔142は、半導体発光素子110に対向する下面側から上面側に向かって広口となる形状を有している。支持部材140の貫通孔142の直径は、支持部材140の下面側で0.21mm、上面側で0.37mmであり、貫通孔142の傾斜部は、支持部材140の上面に対する傾斜角が80°である。支持部材140はステンレスを使用し、支持部材140の表面には反射部材を設けている。反射部材はNi、Ag、Alの順に積層しており、反射部材にはSiOの保護膜を形成している。
透光性部材130は、支持部材140の上に配置される。透光性部材130は、円錐台と円盤状を組み合わせた形状で、上面の直径が0.45mm、下面の直径が1mm、厚さ0.6mmのものを使用する。また、透光性部材130は、ホウケイ酸ガラスを用い、波長変換部材としてイットリウム・アルミニウム酸化物系の蛍光体(YAG蛍光体)を含有させている。
固定部材150は、透光性部材130及び支持部材140の小径部144が挿入される内孔152を有し、内孔152の一端に透光性部材130を支持部材140とともに係止可能な、開口部156を有する係止部154が設けられてなる。係止部154は、透光性部材130の最大径よりも小さくしている。固定部材150は、スリーブ160内に嵌合されている。固定部材150の直径は、2.5mmであり、内孔152の径は1mmである。係止部154の開口部156の径は、下面側が0.9mm、上面側が1mmであり、開口部156の傾斜角は、85°である。なお、固定部材150はステンレスを使用し、固定部材150の表面には反射部材を設けている。反射部材はNi、Ag、Alの順に積層しており、反射部材にはSiOの保護膜を形成している。固定部材150とスリーブ160はYAG溶接により固定されている。
以上のように作成された発光装置100は、透光性部材130を係止する固定部材150が脱落し難い構造となっている。また、固定部材150とスリーブ160との接触面積を十分に確保することができるため、固定部材150を強固に固定することができる。また、透光性部材130で生じる熱を効率よく放熱させることができる。
本発明の発光装置は、内視鏡用光源、車載用光源、検査機光源、センサー光源、ディスプレイ用光源等に利用することができる。
100 発光装置
110 半導体発光素子
112 ステム
113 ステム底部
114 ステム柱体
115 リード
116 キャップ
117 窓部
120 ホルダ
122 ホルダの貫通孔
125 レンズ
130 透光性部材
140 支持部材
142 支持部材の貫通孔
143 光透過部材
144 支持部材の基部
146 支持部材の突出部
150 固定部材
152 固定部材の内孔
154 係止部
156 係止部の開口部
156a 係止部の開口部の入光側
156b 係止部の開口部の出光側
160 スリーブ
162 スリーブの内孔
162a 第1の内孔
162b 第2の内孔
162c 段差部
170 溶接痕
175 空隙部
180 スペーサ
182 スペーサの内孔
600 発光装置
610 半導体レーザ
612 ヘッダー
620a 内側のキャン
620b 外側のキャン
625 レンズ
630 ガラス窓
640 光ファイバ
700 発光装置
710 半導体発光素子
712 ステム
720 キャン
730 取り出し窓
735 蛍光物質層

Claims (5)

  1. 半導体発光素子と、
    前記半導体発光素子を覆い、前記半導体発光素子からの光が通過する貫通孔を有するホルダと、
    前記ホルダの貫通孔の上に配置される透光性部材と、を備える発光装置であって、
    前記透光性部材は、前記透光性部材が挿入される内孔を有し、該内孔の一端に前記透光性部材を係止可能な、開口部を有する係止部が設けられてなる固定部材に係止されており、
    前記ホルダの上に、前記固定部材を包囲するスリーブが設けられており、
    前記固定部材は、前記スリーブに固定されていることを特徴とする発光装置。
  2. 前記スリーブの上面は、前記固定部材の上面と略同一の高さであることを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記スリーブの側面から固定部材に達する溶接痕が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の発光装置。
  4. 前記ホルダの上面と前記透光性部材との間に支持部材を有し、前記透光性部材と前記支持部材の少なくとも一部が、前記固定部材の内孔に嵌合されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発光装置。
  5. 前記支持部材は、前記ホルダの上に配置され、前記スリーブに嵌合される基部と、前記基部の上面から突出し、前記固定部材の内孔に嵌合される突出部と、を有することを特徴とする請求項4に記載の発光装置。
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