JPH05333244A - 光電変換接続装置およびその製造方法 - Google Patents

光電変換接続装置およびその製造方法

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JPH05333244A
JPH05333244A JP4164274A JP16427492A JPH05333244A JP H05333244 A JPH05333244 A JP H05333244A JP 4164274 A JP4164274 A JP 4164274A JP 16427492 A JP16427492 A JP 16427492A JP H05333244 A JPH05333244 A JP H05333244A
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lens
photoelectric conversion
holder
lens barrel
optical fiber
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Kimihiro Kikuchi
公博 菊池
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で光学系を安定に保持でき、しか
も組立ておよび調整が簡単な光通信用光電変換接続装置
を提供する。 【構成】 鏡筒4bの端面が光ファイバーフェルールの
ストッパー面Aとなるようにレンズ4aの焦点が結ぶよ
うに鏡筒付レンズ4を製作し、ホルダー2に組込み溶接
固定し、光電変換素子1をこのホルダー2に組込み溶接
固定することで、光軸方向の無調整化と光学系の安定保
持を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光通信に用いる光電変換
接続装置の構成および製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光通信用光電変換接続装置には屈折率分
布型レンズやボールが使用されてきた。近年、これらレ
ンズが持つ球面収差を除去して結合効率の向上やレンズ
性能の安定化等を計るべく非球面レンズが使われ始め
た。更にレンズの取扱い性を向上すべく鏡筒とレンズを
プレス成形加工時に一体結合させる鏡筒一体型非球面ガ
ラスレンズが現れている。
【0003】図3は従来例を示すもので、11は光電変
換素子、12は弾性スリーブ、13および14はホル
ダ、15および16は鏡筒、17は屈折率分布型レンズ
になっている。屈折率分布型レンズ17は取扱い性を上
げるために鏡筒15に圧入とか低融点ガラスにより接着
固定されている。この屈折率分布型レンズ17は光学的
バラツキが大きく、光ファイバのストッパとなる鏡筒端
面Dに対して鏡筒15を摺動させて光軸方向を機械的に
調整、あるいは屈折率分布型レンズ17の生産ロットに
よっては光学的性能を確認して調整した後に、鏡筒15
と鏡筒16同士を接着で固定している。そして、この鏡
筒16とホルダ14とを接合面Y3でYAG溶接により
固定する。次に、弾性スリーブ12を組込んだ別のホル
ダ13と前記ホルダ14とを接合面Y4でYAG溶接に
より固定することでレンズ付のレセプタクルが完成す
る。さらに、弾性スリーブ12の中に端面Dに突当る位
置に光ファイバ(図示せず)を挿入した状態で駆動させ
た光電変換素11をホルダ14に組込み、ホルダ14に
当接した状態で光軸に垂直な方向に調整し、光接続効率
が最適な位置でこの光電変換素子11とホルダ14とを
接合面Y5でYAG溶接により固定して光ファイバ、屈
折率分布型レンズ17、光電変換素子11の光学系を保
持・安定化させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構成において部分的に改善を計るにしても、屈折率分布
型レンズのバラツキ調整という問題が部品点数を多く
し、かつこれらの部品の固定する工数が多いという課題
があった。そこで本発明は、上記の課題を解消するため
に成されたもので、最少数の部品と最少の工数で光電変
換接続装置を実現することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、レンズと光ファイバフェルールとを同芯
上に保持する弾性スリーブと、この弾性スリーブと嵌合
する弾性スリーブガイド部および端面に光ファイバフェ
ルールのストッパ機能を持つ鏡筒とレンズとを一体成形
した鏡筒付レンズと、レセプタクルを兼ねたホルダと、
前記光電変換素子とで構成した光電変換接続装置にあ
る。
【0006】また、ホルダに鏡筒付レンズおよび弾性ス
リーブを固定し、光電変換素子を光軸に直角な方向にの
み調整し、その後YAG溶接により前記ホルダに鏡筒お
よび光電変換素子を固定する光電変換接続装置の製造方
法にある。
【0007】
【作用】本発明によれば、鏡筒付レンズはレンズ素材を
所定のレンズ形状にプレス成形加工する時に鏡筒を外周
の型の一部として使い、プレス圧力により鏡筒内面とレ
ンズ外面を密着させて一体化できるので、ガラスレンズ
の取扱い性が向上する。この鏡筒に前もって数μmレベ
ルの外周仕上げを施し、それを基準とした光軸方向の位
置出しと鏡筒端面と焦点位置を一致させる等の光軸に垂
直方向の位置出しにより、レセクタプルを兼ねた1つの
ホルダ内に容易に高精度に組込むことができる。
【0008】ホルダに弾性スリーブを嵌合させた鏡筒付
レンズを溶接固定し、次にこのホルダに光電変換素子を
溶接固定することで光軸方向の無調整化と安定な保持が
計れる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1はFDDI規格に準拠したLEDを光電変換
素子にした発光用接続装置を示す本発明の一実施例の断
面図である。1はLED素子1aを光源とした光電変換
素子で、このLED素子1aの上面にボールレンズ1b
が載っていて、そしてCAN1cおよびカバーガラス1
d、ベース1eにより密封されている。2は光ファイバ
(記載せず)の概略ガイドや本装置の機械的強度を維持
するステンレス製のホルダである。3はリン青銅または
ジルコニアを材料とした弾性スリーブで、光ファイバ先
端のフェルールよりわずかに小さい径に仕上げられ、光
ファイバが挿入された時に適度な締め付け力と保持力が
出るようにしてある。4は鏡筒4bとレンズ4aをレン
ズ成形加工時に一体化した鏡筒付レンズでる。この鏡筒
付レンズ4を図2に基づいて説明する。Aは光ファイバ
を挿入した際の光軸方向を規制する鏡筒4bの光ファイ
バストッパ面で、光ファイバのフェルールが当接する。
鏡筒4bの外周には弾性スリーブ3が嵌合するよう数μ
mの外径精度に仕上げられた弾性スリーブガイド部Bが
形成され、フェルールの外径と同じかわずかに小さい径
を基準値にしている。鏡筒4bのフランジ部Cは弾性ス
リーブ3を光軸方向に規制すると同時にホルダ2を介し
て光電変換素子1との光軸方向の位置を出しているが、
必ずしも同一面である必要はない。レンズ成形の際、フ
ェルールの当接面Aに対してレンズ4aの一方の焦点位
置F1を合わせ、かつ他方の焦点位置F2との間の寸法
が出ているか確認し、その状態でレンズ4aの収差が規
定の性能が出ているかを確認する。光ファイバのコア径
およびN.Aと、光電変換素子1のカバーガラス1dや
ボールレンズ1bが持つ収差およびN.A等を配慮し
て、意図的に使用状態と無収差の設計をずらすこともあ
る。
【0010】このように設計、製作された鏡筒付レンズ
4に弾性スリーブ3を組込み、さらにホルダ2に挿入
し、鏡筒4bとホルダ2とを接合面Y1でYAG溶接に
より固定する。さらに、光ファイバを弾性スリーブ3の
中の光ファイバストッパ面Aに当接するように挿入し、
その状態で光電変換素子1を挿入・駆動させ、光軸に垂
直な方向に調整して光電変換素子1と光ファイバの接続
効率が適度な位置でこの光電変換素子1とホルダ2とを
接合面Y2でYAG溶接により固定することで、安定的
で高性能な光電変換の光学系が完成する。
【0011】尚、本発明はFDDI規格に限ったもので
はなく、シングルモードにも使用できるし、コネクタの
係止部、接合部が異なるSCやFCタイプを始めとする
全ての接続機構の光学系にも適用できる。
【0012】
【発明の効果】上述した本発明の光電変換接続装置で
は、部品点数および固定箇所を削減することができ、部
品コスト、組立工数とも大幅に削減することができる。
また、レンズに非球面レンズを組入れるなど高性能化も
計れる。
【0013】さらに、1つのホルダに鏡筒付レンズと光
電変換素子を溶接固定することで安定保持と、鏡筒を高
精度に加工しておくことにより、光軸方向の無調整化が
計れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す光電変換接続装置の断
面図である。
【図2】鏡筒付レンズの断面図である。
【図3】従来の光電変換接続装置の断面図である。
【符号の説明】
1 光電変換素子 2 ホルダ 3 弾性スリーブ 4 鏡筒付レンズ 4a レンズ 4b 鏡筒 A 光ファイバストッパ面 B 弾性スリーブガイド部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズと光ファイバフェルールを保持す
    るレセプタクルと光電変換素子の光学系からなる光電変
    換接続装置の光学系の保持機構において、該レンズと光
    ファイバフェルールとを同芯上に保持する弾性スリーブ
    と、この弾性スリーブと嵌合する弾性スリーブガイド部
    および端面に光ファイバフェルールのストッパ機能を持
    つ鏡筒とレンズとを一体成形した鏡筒付レンズと、レセ
    プタクルを兼ねたホルダと、前記光電変換素子とで構成
    したことを特徴とする光電変換接続装置。
  2. 【請求項2】 ホルダに鏡筒付レンズおよび弾性スリー
    ブを固定し、光電変換素子を光軸に直角な方向にのみ調
    整し、その後YAG溶接により前記ホルダにこの光電変
    換素子を固定する請求項1記載の光電変換接続装置の製
    造方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0690324A3 (en) * 1994-06-30 1997-03-26 Hamamatsu Photonics Kk Female plug for fiber optic connection and its manufacturing method
US7021841B2 (en) 2002-10-15 2006-04-04 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Optical receiver and method of producing the optical receiver
US7064149B2 (en) 2001-09-13 2006-06-20 Lc Chem, Ltd. Process for preparing polymer latex resin powder
JP2009086075A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Alps Electric Co Ltd 鏡筒付きレンズ
JP2010165834A (ja) * 2009-01-15 2010-07-29 Nichia Corp 発光装置

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JP2010165834A (ja) * 2009-01-15 2010-07-29 Nichia Corp 発光装置

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