JP2014211982A - 発光装置及び車両用灯具 - Google Patents

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Abstract

【課題】高密度のレーザー光を集光してスポット的に照射した場合に局所的に発生する輝度飽和や温度消光を改善し、当該局所的な輝度飽和や温度消光に起因する効率の低下を抑制することが可能な発光装置を提供する。
【解決手段】第1の面30aを照射する励起光Ray1を拡散して、第2の面30bから拡散光として出射する第1拡散層30と、第3の面32aに入射する第1拡散層30からの励起光を波長変換して、第4の面32bから出射する波長変換層32と、第5の面34aに入射する前記波長変換層32からの光を拡散して、第6の面34bから拡散光として出射する第2拡散層34と、を含む波長変換部材12と、前記波長変換部材12の側面12aを覆う反射手段28と、前記励起光源からの励起光Ray1を集光して、前記第1の面30aをスポット的に照射する光学系と、を備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、発光装置に係り、特に、励起光源(例えば、半導体レーザー光源)と波長変換部材(例えば、蛍光体)とを組み合わせた構造の発光装置に関する。
従来、励起光源と波長変換部材とを組み合わせた構造の発光装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図10に示すように、特許文献1に記載の発光装置200は、励起光源としての半導体レーザー光源210、半導体レーザー光源210から離間した位置に配置された波長変換部材としての蛍光体220、半導体レーザー光源210と蛍光体220との間に配置された集光レンズ230、半導体レーザー光源210と蛍光体220と集光レンズ230とを保持するホルダ240等を備えている。
特許文献1に記載の発光装置200においては、半導体レーザー光源210からのレーザー光は、集光レンズ230で集光されてホルダ240の貫通穴を通過し、当該貫通穴の上に配置された蛍光体220をスポット的に照射する。レーザー光が照射された蛍光体220は、これを透過する半導体レーザー光源210からのレーザー光と半導体レーザー光源210からのレーザー光で励起されて放出される光(発光)とを放出する。
特開2010−165834号公報 特開2012−114040号公報
しかしながら、半導体レーザー光源からのレーザー光は発光ダイオードと比較して光密度が高く、集光レンズ230で集光されたこの高密度のレーザー光が、スポット的に蛍光体220を照射すると、局所的に輝度飽和や温度消光(熱消光とも称される)が発生し、効率が低下するという問題がある。
図11は、このことを説明するためのグラフで、蛍光体の一方の面に対して、集光レンズで集光された半導体レーザー光源からのレーザー光を、励起密度を変えてスポット的に照射した場合のRF効率(励起出力に対する光源の出力の割合)を示している。なお、蛍光体はφ4mmの円盤型でセラミック製のものを用い、集光レンズで集光されたレーザー光のスポットサイズが、長手が約100μm、短手が約20〜30μmの楕円形状となるように調整されている。
図11を参照すると、励起密度(LD出力密度)が小さいほどRF効率が高く、励起密度が一定の値(閾値T)を超えると、急速にRF効率が低下することが分かる。これは、励起密度が高くなると、蛍光体の輝度飽和が起こり、効率が低下することに加えて、発生する熱量が増加する結果、温度消光が起こり、効率が低下することによるものである。すなわち、蛍光体は、励起密度が一定の値(閾値T)を超えると、蛍光体の発光効率低下による熱エネルギーの増加によって、発光効率の低下が加速し、RF効率の大幅な低下が発生する。なお、励起密度によるRF効率の低下や急速なRF効率低下の閾値Tは、蛍光体の材料や蛍光体の熱引きなどによっても変化する。
なお、輝度飽和とは、半導体レーザー光源からのレーザー光のエネルギー密度が一定の値を超えた場合に、蛍光強度がレーザー光のエネルギー密度の増加に伴って高くならない現象のことをいい、温度消光とは、半導体レーザー光源のように高いエネルギー密度で励起した場合、半導体レーザー光源からのレーザー光に起因する熱で蛍光体自体の効率が低下する現象のことをいう(例えば、特許文献2参照)。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、高密度のレーザー光を集光してスポット的に照射した場合に局所的に発生する輝度飽和や温度消光を改善し、当該局所的な輝度飽和や温度消光に起因する効率の低下を抑制することが可能な発光装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、励起光を放出する励起光源と、第1の面とその反対側の第2の面とを含み、前記第1の面を照射する励起光を拡散して、前記第2の面から拡散光として出射する第1拡散層と、前記第2の面に接合された第3の面とその反対側の第4の面とを含み、前記第3の面に入射する第1拡散層からの励起光を波長変換して、前記第4の面から出射する波長変換層と、前記第4の面に接合された第5の面とその反対側の第6の面とを含み、前記第5の面に入射する前記波長変換層からの光を拡散して、前記第6の面から拡散光として出射する第2拡散層と、を含む波長変換部材と、前記波長変換部材の側面を覆う反射手段と、前記励起光源からの励起光を集光して、前記第1の面をスポット的に照射する光学系と、を備えていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、次の利点を生ずる。
第1に、輝度飽和や温度消光を改善し、輝度飽和や温度消光に起因する効率の低下を抑制することが可能となる。これは、従来のように、励起光源からの励起光が、光学系で集光されてスポット的な光として波長変換層へ入射するのではなく、第1拡散層で拡散されて拡散光として波長変換層へ入射することによるものである。
第2に、輝度ムラの改善が可能となる。これは、従来のように、励起光源からの励起光が、光学系で集光されてスポット的な光として波長変換層へ入射するのではなく、第1拡散層で拡散されて拡散光として波長変換層へ入射し、かつ、波長変換層からの光が第2拡散層で拡散されて輝度分布が局所的に高い部分を生じない光として出射することによるものである。
第3に、第1拡散層、波長変換層及び第2拡散層を備える三層構造の波長変換部材を用いることで、第1拡散層及び波長変換層を備える(第2拡散層を備えない)二層構造の波長変換部材を用いる場合と比べ、出力が向上する(但し、両者間において、波長変換層の厚みが同じでかつ波長変換部材全体の厚みが同じであることが前提)。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記第1の面のうち前記光学系で集光された前記励起光源からの励起光が照射される領域以外の領域が反射手段で覆われていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、光取出し効率がさらに向上する。これは、第1拡散層の第1の面のうち、光学系で集光された励起光源からの励起光が照射される領域以外の領域が、反射手段で覆われており、第1拡散層の第1の面から出射する光が、当該反射手段で反射されて第1拡散層に再度入射することによるものである。
なお、励起光源からの励起光を集光して、第1の面をスポット的に照射する光学系は、前記励起光源からの励起光を集光して、前記第1の面の中心をスポット的に照射する集光レンズを含む光学系であってもよいし、あるいは、前記励起光源からの励起光を集光する集光レンズと、前記集光レンズで集光された前記励起光源からの励起光を導光して、前記第1の面の中心をスポット的に照射するライトガイドと、を含む光学系であってもよい。
本発明は、車両用灯具の発明として、次のように特定することもできる。
請求項1から4のいずれかに記載の発光装置と、前記発光装置からの光を制御して、車両前方を照射するように構成された光学系と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、高密度のレーザー光を集光してスポット的に照射した場合に局所的に発生する輝度飽和や温度消光を改善し、当該局所的な輝度飽和や温度消光に起因する効率の低下を抑制することが可能な発光装置を提供することが可能となる。
発光装置10の縦断面図である。 ベース部18b付近の拡大部分断面図である。 (a)〜(c)厚みhが異なる拡散層(例えば、下拡散層30)それぞれの下面の中心を、集光レンズ16で集光された同質の励起光でスポット的に照射した場合の、拡散層の上面から出射する拡散光の輝度分布である。 縦軸が相対出力(%)で横軸が上拡散層34の厚み(mm)である座標系に、シミュレーション結果をプロットしたグラフである。 縦軸が相対温度(%)で横軸が上拡散層34の厚み(mm)である座標系に、シミュレーション結果をプロットしたグラフである。 縦軸が輝度で横軸が断面位置(mm)である座標系に、シミュレーション結果をプロットしたグラフである。 発光装置10(変形例)の断面図である。 発光装置10からの光を制御して、車両前方を照射するように構成された光学系として、投影レンズ52を備えたいわゆるダイレクトプロジェクション型(直射型とも称される)の車両用灯具50の構成例である。 発光装置10からの光を制御して、車両前方を照射するように構成された光学系として、反射面62、シェード64及び投影レンズ66を備えたいわゆるプロジェクタ型の車両用灯具60の構成例である。 従来の発光装置200の断面図である。 蛍光体の一方の面に対して、集光レンズで集光された半導体レーザー光源からのレーザー光を、励起密度を変えてスポット的に照射した場合のRF効率(励起出力に対する光源の出力の割合)を示すグラフである。
以下、本発明の一実施形態である発光装置10について図面を参照しながら説明する。
図1は、発光装置10の縦断面図である。
図1に示すように、発光装置10は、波長変換部材12、励起光源14、集光レンズ16、これらを保持するホルダ(第1ホルダ18、第2ホルダ20、第3ホルダ22)等を備えている。発光装置10は、照明装置や車両用灯具の光源として用いることができる。
発光装置10は、集光レンズ16で集光された励起光源14からの励起光がXY方向(Y方向は図1中、紙面に直交する方向)及びZ方向にずれることなく波長変換部材12を精度良く照射するため、波長変換部材12を保持する第1ホルダ18、励起光源14と集光レンズ16とを保持する第3ホルダ22、及び、第1ホルダ18と第3ホルダ22とを連結する第2ホルダ20を組み合わせた構造となっている。
第1ホルダ18は、ステンレスやアルミ等の金属製で、図1に示すように、円筒型の筒部18a、その上部開口端を閉塞する円形のベース部18b、筒部18aの外周に設けられたフランジ部18c等を含んでいる。
図2は、ベース部18b付近の拡大部分断面図である。
図2に示すように、ベース部18bは、凹部24aを含む表面24と、その反対側の裏面26と、表面24(凹部24aの底面24a1)と裏面26とを貫通する貫通穴H1(Φ0.1〜0.3mm程度)と、を含んでいる。凹部24aの底面24a1には、AgやAl等の反射膜24a1Aが形成されている。すなわち、下拡散層30の下面30aのうち集光レンズ16で集光された励起光源14からの励起光が照射される領域以外の領域が反射膜24a1Aで覆われている。これにより、光取出し効率(光利用効率)がさらに向上する。これは、下拡散層30の下面30aのうち集光レンズ16で集光された励起光源14からの励起光が照射される領域以外の領域が反射膜24a1Aで覆われており、下拡散層30の下面30aから出射する光(波長変換部材12によって発生した光や、拡散した光)が、当該反射膜24a1Aで反射されて下拡散層30に再度入射することによるものである。貫通穴H1の断面は、円形以外の、例えば、矩形や楕円であってもよい。貫通穴H1を、波長変換部材12より小さな貫通穴として構成することにより、波長変換部材12から第1ホルダ18への熱引きが可能となる。
凹部24a内には、波長変換部材12及び反射部材28が配置されている。
波長変換部材12は、下拡散層30(本発明の第1拡散層に相当)と波長変換層32と上拡散層34(本発明の第2拡散層)とを含む波長変換部材である。すなわち、波長変換部材12は、波長変換層32を上下の拡散層30、34で挟み込んだ三層構造となっている。波長変換部材12の側面12aは、テーパー形状とされていてもよい。
下拡散層30は、貫通穴H1を覆った状態で表面24(凹部24aの底面24a1)に固定された下面30a(本発明の第1の面に相当)とその反対側の上面30b(本発明の第2の面に相当)とを含み、下面30aを局所的(スポット的)に照射する励起光源14からの励起光Ray1を拡散して、上面30b(本発明の第2の面に相当)から拡散光として出射する層である。
下拡散層30としては、例えば、セリウムCe等の付活剤(発光中心とも称される)が導入されていないYAG(例えば25%)とアルミナAl(例えば75%)との複合体(例えば、焼結体)で、外形が矩形でかつ互いに略平行に配置された下面30a及び上面30bを含む板状又は層状(例えば、短手0.3〜0.6mmで長手0.6mm〜2mmの直方体)のものを用いることができる。下拡散層30の厚みは、その拡散度に応じて、50〜500μmの厚みとすることができる。
下拡散層30の下面30a(貫通穴H1から露出した領域を除く)とベース部18bの表面24(凹部24aの底面24a1)とは、例えば、シリコーンや低融点ガラス等の透明な接着剤により接着されて、固定されている。下拡散層30の下面30aのうち貫通穴H1から露出した領域には、ARコート等の反射防止処理を施すのが望ましい。このようにすれば、集光レンズ16で集光された励起光源14からの励起光Ray1を、効率的に拡散層30(下面30a)へ入射させることが可能となる。
下拡散層30は、上記に限られず、例えば、YAGとガラスとの複合体であってもよいし、その他材料を用いたものであってもよい。下拡散層30の厚みは、その全域にわたって略均一であってもよいし、部分的に異なっていてもよい。下拡散層30の下面30a及び上面30bは、平面であってもよいし、曲面であってもよいし、凹凸及び/又は曲面を含む面であってもよい。下拡散層30は、直方体以外の、円柱形状(例えばΦ0.4〜0.8mm)であってもよいし、その他の形状であってもよい。
波長変換層32は、下拡散層30の上面30bに接合された下面32a(本発明の第3の面に相当)とその反対側の上面32b(本発明の第4の面に相当)とを含み、下面32aに入射する下拡散層30からの拡散光を波長変換して、上面32bから出射する層である。
波長変換層32としては、例えば、セリウムCe等の付活剤が導入されたYAGとアルミナAlとの複合体(例えば、焼結体)で、外形が矩形でかつ互いに略平行に配置された下面32a及び上面32bを含む板状又は層状(例えば、短手0.3〜0.6mmで長手0.6mm〜2mmの直方体)のものを用いることができる。波長変換層32の厚みは、目的の色度に応じて、50〜200μmの厚みとすることができる。波長変換層32は、これを透過する励起光源14からの励起光と励起光源14からの励起光による発光との混色による白色光(疑似白色光)を放出する。
下拡散層30と波長変換層32とは、下拡散層30の上面30bと波長変換層32の下面32aとが面接触した状態で固定(接合)されている。例えば、下拡散層30、波長変換層32がいずれもセラミック製である場合には、下拡散層30(上面30b)と波長変換層32(下面32a)とは、下拡散層30の上面30bと波長変換層32の下面32aとが面接触した状態で高温硬化させることで、固定(接合)される。一方、波長変換層32がガラス蛍光体層である場合には、下拡散層30(上面30b)と波長変換層32(下面32a)とは、下拡散層30の上面30bと波長変換層32の下面32aとが面接触した状態で硬化させることで、固定(接合)される。
波長変換層32は、上記に限られず、例えば、セリウムCe等の付活剤が導入されたYAGとガラスバインダーとの複合体であってもよいし、その他の材料を用いたものであってもよい。波長変換層32の厚みは、その全域にわたって略均一であってもよいし、部分的に異なっていてもよい。波長変換層32の下面32a及び上面32bは、平面であってもよいし、曲面であってもよいし、凹凸及び/又は曲面を含む面であってもよい。波長変換層32は、直方体以外の、円柱形状(例えばΦ0.4〜0.8mm)であってもよいし、その他の形状であってもよい。
上拡散層34は、波長変換層32の上面32bに接合された下面34a(本発明の第5の面に相当)とその反対側の上面34b(本発明の第6の面に相当)とを含み、下面34aに入射する波長変換層32からの光を拡散して、上面34bから拡散光として出射する層である。
上拡散層34としては、下拡散層30と同様、例えば、セリウムCe等の付活剤(発光中心とも称される)が導入されていないYAG(例えば25%)とアルミナAl(例えば75%)との複合体(例えば、焼結体)で、外形が矩形でかつ互いに略平行に配置された下面34a及び上面34bを含む板状又は層状(例えば、短手0.3〜0.6mmで長手0.6mm〜2mmの直方体)のものを用いることができる。上拡散層34の厚みは、その拡散度に応じて、50〜500μmの厚みとすることができる。
上拡散層34は、上記に限られず、例えば、YAGとガラスとの複合体であってもよいし、その他材料を用いたものであってもよい。上拡散層34の厚みは、その全域にわたって略均一であってもよいし、部分的に異なっていてもよい。上拡散層34の下面34a及び上面34bは、平面であってもよいし、曲面であってもよいし、凹凸及び/又は曲面を含む面であってもよい。上拡散層34は、直方体以外の、円柱形状(例えばΦ0.4〜0.8mm)であってもよいし、その他の形状であってもよい。
反射部材28は、凹部24aの底面24a1、側面24a2及び波長変換部材12の側面12aで囲まれたスペース内に充填されて、波長変換部材12の側面12aを覆っている。これにより、光取出し効率が向上する。これは、波長変換部材12の側面12aが、反射部材28で覆われるため、波長変換部材12の側面12aから出射する光が、当該反射部材28で反射されて波長変換部材12に再度入射することによるものである。その結果、反射部材28を充填しない場合と比べ、光取出し効率が向上する。
反射部材28としては、例えば、弾性(及び/又は接着性)及び反射性を備えた白樹脂、具体的には、酸化チタン等の光反射性フィラーを含む透明のシリコーン樹脂等のバインダー(白樹脂)を用いることができる。光反射性フィラーの濃度は、10重量%よりも多く50%未満が好ましく、30〜40%がより好ましい。このようにすれば、所望の波長(400〜800nm)に対して、95〜99%の反射効果が見込まれる。
上記構成の波長変換部材12及び反射部材28を保持した第1ホルダ18は、図1に示すように、その筒部18aの下端部が第2ホルダ20の上端側に挿入されている。そして、第1ホルダ18は、集光レンズ16で集光された励起光源14からの励起光がZ方向にずれることなく第1ホルダ18に保持された波長変換部材12(下拡散層30の下面30a)を精度良く照射する位置まで、第2ホルダ20に対してZ方向に移動されて、その移動後の位置において、第2ホルダ20にYAG溶接、接着等の手段で固定されている。
励起光源14は、貫通穴H1を通過し、波長変換部材12(下拡散層30の下面30a)を照射する励起光を放出する半導体発光素子である。
励起光源14としては、例えば、発光波長が青系(450nm程度)のレーザー光を放出するレーザーダイオード等の半導体レーザー素子を用いることができる。本実施形態では、図1に示すように、励起光源14は、パッケージ化されて、キャンタイプの半導体レーザー光源14Aを構成している。
励起光源14の発光波長は、青系(450nm程度)に限定されず、例えば、近紫外域(405nm程度)であってもよいし、それ以外の波長であってもよい。励起光源14の発光波長が近紫外域(405nm程度)の場合、波長変換層32として、青、緑、赤の3色の蛍光体、もしくは、青、黄色の2色の蛍光体が用いられる。
図1に示すように、半導体レーザー光源14Aは、第3ホルダ22の筒部22aの下端開口から当該筒部22a内に挿入されて、半導体レーザー光源14Aのフランジ部14A1と筒部22aの底部とが当接した状態で、第3ホルダ22に固定されている。
集光レンズ16は、励起光源14からの励起光を集光して、波長変換部材12(下拡散層30の下面30a)を局所的(スポット的)に照射する光学系で、第3ホルダ22に保持されて、波長変換部材12と励起光源14との間に配置されている。
励起光源14及び集光レンズ16を保持した第3ホルダ22は、そのベース部22cの上面と第2ホルダ20の下端部とを当接させた状態で、集光レンズ16で集光された励起光源14からの励起光がXY方向にずれることなく第1ホルダ18に保持された波長変換部材12を精度良く照射する位置まで、第2ホルダ20に対してXY方向に移動されて、その移動後の位置において、第2ホルダ20にYAG溶接、接着等の手段で固定されている。
上記構成の発光装置10によれば、集光レンズ16で集光された励起光源14からの励起光がXY方向及びZ方向にずれることなく波長変換部材12(下拡散層30の下面30aの中心)をスポット的に精度良く照射することが可能な(その結果、波長変換部材12から放出される光の出力が最大となる)発光装置を構成することが可能となる。
励起光源14からの励起光は、集光レンズ16で集光されて貫通穴H1を通過し、励起光源14から離間した位置に配置された波長変換部材12(下拡散層30の下面30aの中心)をスポット的に照射する。スポットサイズは、例えば、長手が約100μm、短手が約20〜30μmの楕円形状に調整されている。下拡散層30の下面30aの中心をスポット的に照射する励起光は、下拡散層30内部で拡散されて、下拡散層30の上面30bから拡散光として出射し、波長変換層32の下面32aに入射する。
下拡散層30からの励起光(拡散光)が入射した波長変換層32は、これを透過する励起光(拡散光)と励起光(拡散光)による発光との混色による白色光(疑似白色光)をその上面32bから放出する。
波長変換層32の上面32bから放出される白色光は、上拡散層34の下面34aに入射し、上拡散層34内部で拡散されて、上拡散層34の上面34bから輝度分布が局所的に高い部分を生じない拡散光として出射する。
上拡散層34の上面34bから輝度分布が局所的に高い部分を生じない拡散光として出射するのは、下拡散層30及び/又は上拡散層34の厚みが、上拡散層34の上面34bから出射する拡散光の輝度分布が局所的に高い部分を生じない厚みに設定されていることによるものである。下拡散層30及び/又は上拡散層34の厚みを厚くするに従って、上拡散層34の上面34bから出射する拡散光の輝度分布が局所的に高い部分を生じなくなること(すなわち、輝度分布が均一又は略均一となること)が判明している。
図3(a)〜図3(c)は、このことを説明するための図で、厚みhが異なる拡散層(例えば、下拡散層30)それぞれの下面の中心を、集光レンズ16で集光された同質の励起光でスポット的に照射した場合の、拡散層の上面から出射する拡散光の輝度分布を表している。なお、拡散層はセリウムCe等の付活剤が導入されていないYAG(25%)とアルミナAl(75%)との複合体(0.4mm×0.8mmの矩形板状)を用い、集光レンズ16で集光された励起光源14からの励起光のスポットサイズが、長手が約100μm、短手が約20〜30μmの楕円形状となるように調整されている。拡散層の側面は、反射部材28で覆われている。
図3(a)〜図3(c)を参照すると、拡散層の厚みhが、100μm(図3(a)参照)→200μm(図3(b)参照)→400μm(図3(c)参照)のように、厚くなるに従って輝度ムラが次第に改善され、厚みh=400μmで輝度分布が局所的に高い部分を生じなくなること(すなわち、輝度分布が均一又は略均一となること)が分かる。これは、拡散層の厚みhが厚くなると、集光レンズ16で集光された励起光(及び励起光による発光)の拡散層内での散乱回数(YAGとアルミナAlとの屈折率との違いによる散乱回数)が増えて均一化され、この均一化された励起光(及び励起光による発光)が拡散層の上面から出射することによるものである。
以上のように、拡散層(下拡散層30及び/又は上拡散層34)の厚みhを厚くすることで、上拡散層34の上面34bから出射する拡散光の輝度分布が局所的に高い部分を生じなくなること(すなわち、輝度分布が均一又は略均一となること)が分かる。
次に、波長変換部材12の効果を確認するために行った実施例について説明する。
第1実施例では、上記構成の発光装置10において、波長変換部材12として、外形が0.4mm×0.8mmの矩形かつ厚みが0〜0.3mm(可変)の下拡散層30、外形が0.4mm×0.8mmの矩形かつ厚みが0.05mm(一定)の波長変換層32、外形が0.4mm×0.8mmの矩形かつ厚みが0〜0.3mm(可変)の上拡散層34を含む厚みが0.35mm(一定)の波長変換部材12Aを用いた。
第1比較例では、上記構成の発光装置10において、波長変換部材12として、外形が0.4mm×0.8mmの矩形かつ厚み0.3mm(一定)の下拡散層30、外形が0.4mm×0.8mmの矩形かつ厚みが0.05mm(一定)の波長変換層32を含む厚みが0.35mm(一定)の波長変換部材12B(上拡散層34無し)を用いた。
なお、第1実施例、第1比較例とも、波長変換層32として、セリウムCe等の付活剤が導入されたYAG(25%)とアルミナAlとの複合体を用い、拡散層30、34として、セリウムCe等の付活剤が導入されていないYAG(25%)とアルミナAl(75%)との複合体を用いた。
本願の発明者は、波長変換部材12Aの厚みを一定(0.35mm)に保ったまま、上拡散層34の厚みを0(すなわち、上拡散層34無しの状態)から0.3mm(すなわち、下拡散層30無しの状態)まで変化させた場合の相対出力(第1実施例の波長変換部材12Aの出力/第1比較例の波長変換部材12Bの出力)の変化を調べた。
図4は、縦軸が相対出力(%)で横軸が上拡散層34の厚み(mm)である座標系に、シミュレーション結果をプロットしたグラフである。
図4を参照すると、第1実施例のような三層構造の波長変換部材12Aを用いた発光装置10においては、第1比較例のような二層構造の波長変換部材12Bを用いた発光装置10と比べ、上拡散層34の厚みが増加するに従って、出力が増加することが分かる。これは、第1比較例のような二層構造の波長変換部材12Bを用いた発光装置10においては、下拡散層30が波長変換層32の下面32aと凹部24aの底面24a1と反射部材28とで囲われた状態であるため、下拡散層30中の光の逃げ場が少なく、下拡散層30中の光が反射部材28で吸収される確率が高い(その結果、出力が減少する)のに対して、上記第1実施例のような三層構造の波長変換部材12Aを用いた発光装置10においては、上拡散層34の上面34bが開放された状態であるため、上拡散層34中の光が反射部材28で吸収される確率が低い(その結果、出力が増加する)ためと推察される。
なお、図4を参照すると、上拡散層34の厚みが特定の厚み(例えば、0.25mm)より厚くなると出力は増加しない。これは、上拡散層34の厚みが特定の厚み(例えば、0.25mm)より厚くなると、下拡散層30の下面30aで反射し、貫通穴H1を通過して励起光源14側へ戻る励起光が増加することによるものである。
また、本願の発明者は、波長変換部材12Aの厚みを一定(0.35mm)に保ったまま、上拡散層34の厚みを0(すなわち、上拡散層34無しの状態)から0.3mm(すなわち、下拡散層30無しの状態)まで変化させた場合の波長変換層32の相対温度(第1実施例の波長変換部材12A/第1比較例の波長変換部材12Bの温度)の変化を調べた。
図5は、縦軸が相対温度(%)で横軸が上拡散層34の厚み(mm)である座標系に、シミュレーション結果をプロットしたグラフである。
図5を参照すると、第1実施例のような三層構造の波長変換部材12Aを用いた発光装置10においては、第1比較例のような二層構造の波長変換部材12Bを用いた発光装置10と比べ、上拡散層34の厚みが増加するに従って、波長変換層32の温度が減少することが分かる。これは、上拡散層34の厚みが増加すると(すなわち、下拡散層30の厚みが減少すると)、波長変換層32と第1ホルダ18との間の放熱経路が短くなること、及び、上拡散層34の厚みが増加すると熱が横方向に広がり易くなること、によるものである。
以上のように、第1実施例のような三層構造の波長変換部材12Aを用いた発光装置10においては、波長変換層32の温度が減少することで、波長変換層32の効率が上がる。結果として、取り出される光が増加する。
第2実施例では、上記構成の発光装置10において、波長変換部材12として、外形が0.4mm×0.8mmの矩形かつ厚みが0.1mm(一定)の下拡散層30、外形が0.4mm×0.8mmの矩形かつ厚みが0.05mm(一定)の波長変換層32、外形が0.4mm×0.8mmの矩形かつ厚みが0.2mm(一定)の上拡散層34を含む厚みが0.35mm(一定)の波長変換部材12Cを用いた。
第2比較例では、第1比較例と同様、上記構成の発光装置10において、波長変換部材12として、外形が0.4mm×0.8mmの矩形かつ厚み0.3mm(一定)の下拡散層30、外形が0.4mm×0.8mmの矩形かつ厚みが0.05mm(一定)の波長変換層32を含む厚みが0.35mm(一定)の波長変換部材12Bを用いた。
なお、第2実施例、第2比較例とも、波長変換層32として、セリウムCe等の付活剤が導入されたYAG(25%)とアルミナAlとの複合体を用い、拡散層30、34として、セリウムCe等の付活剤が導入されていないYAG(25%)とアルミナAl(75%)との複合体を用いた。
本願の発明者は、第2実施例の波長変換部材12C、第2比較例の波長変換部材12Bの断面における輝度分布を調べた。
図6は、縦軸が輝度で横軸が断面位置(mm)である座標系に、シミュレーション結果をプロットしたグラフである。
図6を参照すると、第2実施例のような三層構造の波長変換部材12Cを用いた発光装置10においては、第2比較例のような二層構造の波長変換部材12Bを用いた発光装置10と同等の輝度分布となることが分かる。また、第2実施例のような三層構造の波長変換部材12Cを用いた発光装置10においては、出力が向上する結果、第2比較例よりも輝度が向上していることが分かる。
以上のことから、第2実施例のような三層構造の波長変換部材12Cを用いた発光装置10においては、第2比較例のような二層構造の波長変換部材12Bを用いた発光装置10と同等の輝度分布を保ちながら、第2比較例のような二層構造の波長変換部材12Bを用いた発光装置10より出力を向上させることができることが分かる。
以上説明したように、本実施形態の発光装置10によれば、次の利点を生ずる。
第1に、輝度飽和や温度消光を改善し、輝度飽和や温度消光に起因する効率の低下を抑制することが可能となる。これは、従来のように、励起光源からの励起光が、光学系で集光されてスポット的な光として波長変換層へ入射するのではなく、下拡散層30で拡散されて拡散光として波長変換層32へ入射することによるものである。
第2に、輝度ムラの改善が可能となる。これは、従来のように、励起光源からの励起光が、光学系で集光されてスポット的な光として波長変換層へ入射するのではなく、下拡散層30で拡散されて拡散光として波長変換層32へ入射し、かつ、波長変換層32からの光が上拡散層34で拡散されて輝度分布が局所的に高い部分を生じない光として出射することによるものである。
第3に、下拡散層30、波長変換層32及上拡散層34を備える三層構造の波長変換部材12を用いることで、下拡散層30及び波長変換層32を備える(上拡散層34を備えない)二層構造の波長変換部材12Bを用いる場合と比べ、出力が向上する(但し、両者間において、波長変換層32の厚みが同じでかつ波長変換部材12(12A〜12C)全体の厚みが同じであることが前提)。
次に、励起光源14からの励起光を集光して、下拡散層30(下面30a)をスポット的に照射する光学系の変形例について説明する。
図7は、発光装置10(変形例)の断面図である。
上記実施形態では、励起光源14からの励起光を集光して、下拡散層30(下面30a)をスポット的に照射する光学系として、集光レンズ16を用いた例について説明したが、本発明はこれに限定されない。
例えば、励起光源14からの励起光を集光して、下拡散層30(下面30a)をスポット的に照射する光学系として、図7に示すように、励起光源14からの励起光を集光する集光レンズ16、集光レンズ16で集光された励起光源14からの励起光を導光して、下拡散層30(下面30a)をスポット的に照射するライトガイド44を含む光学系を用いてもよい。ライトガイド44は、例えば、中心部のコア(例えば、コア径:0.2mm)とその周囲を覆うクラッド(いずれも図示せず)とを含む光ファイバである。コアは、クラッドと比較して屈折率が高い。従って、ライトガイド44の一端面44aからライトガイド44内に導入された励起光(集光レンズ16で集光された励起光源14からの励起光)は、コアとクラッドとの境界の全反射を利用してコア内部に閉じこめられた状態でライトガイド44の他端面44bまで導光されて、当該他端面44bから出射して、励起光源14から離間した位置に配置された波長変換部材12(下拡散層30の下面30aの中心)をスポット的に照射する。
下拡散層30の下面30aの中心をスポット的に照射する励起光は、下拡散層30内部で拡散されて、下拡散層30の上面30bから拡散光として出射し、波長変換層32の下面32aに入射する。
下拡散層30からの励起光(拡散光)が入射した波長変換層32は、これを透過する励起光(拡散光)と励起光(拡散光)による発光との混色による白色光(疑似白色光)をその上面32bから放出する。
波長変換層32の上面32bから放出される白色光は、上拡散層34の下面34aに入射し、上拡散層34内部で拡散されて、上拡散層34の上面34bから輝度分布が局所的に高い部分を生じない拡散光として出射する。
本変形例の光学系によっても、上記実施形態と同様の効果を奏することが可能となる。
次に、上記構成の発光装置10を用いた車両用灯具の例について説明する。
図8は、発光装置10からの光を制御して、車両前方を照射するように構成された光学系として投影レンズ52を用いた、いわゆるダイレクトプロジェクション型(直射型とも称される)の車両用灯具50の例である。投影レンズ52、発光装置10はホルダ54によって、所定の位置関係となるように保持されている。
図9は、発光装置10からの光を制御して、車両前方を照射するように構成された光学系として反射面62、シェード64及び投影レンズ66を用いた、いわゆるプロジェクタ型の車両用灯具60の例である。反射面62、シェード64及び投影レンズ66は、ホルダ68によって、所定の位置関係となるように保持されている。
上記のように、車両用灯具50、60の光源として高輝度な発光装置10を用いることにより、車両用灯具50、60の小型化、遠方視認性の向上が可能となる。また、複数の光学ユニットと車両用灯具50、60とを組み合わせて車両用前照灯を構成する場合、車両用灯具50、60を、スポット配光を形成するように構成することで、遠方視認性の向上が可能となる。
上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎない。これらの記載によって本発明は限定的に解釈されるものではない。本発明はその精神又は主要な特徴から逸脱することなく他の様々な形で実施することができる。
10…発光装置、12…波長変換部材、12a…側面、14…励起光源、14A…半導体レーザー光源、14A1…フランジ部、16…集光レンズ、18…第1ホルダ、18a…筒部、18b…ベース部、18c…フランジ部、20…第2ホルダ、22…第3ホルダ、22a…筒部、22c…ベース部、24…表面、24a…凹部、24a1…底面、24a2…側面、26…裏面、28…反射部材、30…下拡散層、30a…下面、30b…上面、32…波長変換層、32a…下面、32b…上面、34…上拡散層、34a…下面、34b…上面、44…ライトガイド、44a…一端面、44b…他端面、50…車両用灯具、52…投影レンズ、54…ホルダ、60…車両用灯具、62…反射面、64…シェード、66…投影レンズ、68…ホルダ

Claims (5)

  1. 励起光を放出する励起光源と、
    第1の面とその反対側の第2の面とを含み、前記第1の面を照射する励起光を拡散して、前記第2の面から拡散光として出射する第1拡散層と、前記第2の面に接合された第3の面とその反対側の第4の面とを含み、前記第3の面に入射する第1拡散層からの励起光を波長変換して、前記第4の面から出射する波長変換層と、前記第4の面に接合された第5の面とその反対側の第6の面とを含み、前記第5の面に入射する前記波長変換層からの光を拡散して、前記第6の面から拡散光として出射する第2拡散層と、を含む波長変換部材と、
    前記波長変換部材の側面を覆う反射手段と、
    前記励起光源からの励起光を集光して、前記第1の面をスポット的に照射する光学系と、
    を備えており、
    前記第1拡散層及び/又は前記第2拡散層の厚みは、前記第6の面から出射する拡散光の輝度分布が局所的に高い部分を生じない厚みに設定されていることを特徴とする発光装置。
  2. 前記第1の面のうち前記光学系で集光された前記励起光源からの励起光が照射される領域以外の領域が反射手段で覆われていることを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記光学系は、前記励起光源からの励起光を集光して、前記第1の面の中心をスポット的に照射する集光レンズを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の発光装置。
  4. 前記光学系は、前記励起光源からの励起光を集光する集光レンズと、前記集光レンズで集光された前記励起光源からの励起光を導光して、前記第1の面の中心をスポット的に照射するライトガイドと、を含むことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の発光装置。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の発光装置と、
    前記発光装置からの光を制御して、車両前方を照射するように構成された光学系と、を備えることを特徴とする車両用灯具。
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