JP2010162862A - 液体吐出ヘッド及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】液滴を吐出するノズル4が連通する複数の個別液室6と、複数の個別液室6にインクを供給する共通液室8と、共通液室8に設けられた振動減衰部材21とを有し、振動減衰部材21はシロキサン結合を含まない主鎖と主鎖間をシロキサン架橋基にて連結するフッ素系樹脂で形成され、フレーム部材17に設けられた枠状の保持部材22内に保持されている。
【選択図】図1
Description
液滴を吐出するノズルが連通する複数の個別流路と、
前記複数の個別流路に液体を供給する共通流路と、を有し、
前記個別流路及び共通流路の少なくともいずれかに隣接して設けられた保持部に、シロキサン結合を含まない主鎖と主鎖間をシロキサン架橋基にて連結した樹脂が充填されている
構成とした。
この液体吐出ヘッドは、流路基板(液室基板)1と、この流路基板1の上面に接合したノズル板2と、流路基板1の下面に接合した振動板部材3とを有し、これらによってインク滴を吐出する複数のノズル4が連通路5を介して連通する個別流路である各加圧液室6、各加圧液室6にインクを供給するインク供給路7を形成し、後述するフレーム部材に形成した共通流路である共通液室8から振動板部材3の開口9、インク供給路7を介して各加圧液室6にインクが供給される。
ここでは、フレーム部材17自体で共通液室8に隣接して振動減衰部材21を保持する保持部材(保持部)23を形成している。これにより、保持部材ないし保持部の材料コストを低減することができる。
ここでは、流路基板1にエッチングなどで空洞部(凹部)24を設けてフッ素系樹脂を供給保持して振動減衰部材21とすることもでき、この場合には流路基板1の凹部24が個別流路に隣接して設けられた(この例では個別流路内に設けられた)保持部となる。
ここでは、前記第1実施形態と前記第3実施形態とを組み合わせて、個別液室6及び共通液室8にフッ素系樹脂からなる振動減衰部材21を設けている。
ここでは、振動減衰部材21を形成するフッ素系樹脂に気泡25を含有させている。通常フッ素系樹脂を供給後脱泡工程にてフッ素系樹脂に含まれる気泡を排除するが、この実施形態のように振動減衰部材21に気泡25を含有させる、振動減衰部材21(フッ素系樹脂)の弾性特性を向上させることができる。特に、個別液室6のように気泡の排除が困難かつフッ素系樹脂が十分に供給できない箇所においては、この実施形態のような構成によって効果的に残留振動の抑制を果たすことができる。
ここでは、共通液室8を形成するフレーム部材17に保持部31を設けて、この保持部31に振動減衰部材21を設けている。この場合、振動減衰部材21の共通液室8側はインクに接触している状態であるが、反対側は接触しない状態となっており、振動減衰部材21の変形が阻害されることはない。
ここでは、振動板部材3の共通液室8に臨む部分に変形可能な領域(薄肉領域)35を設け、この変形可能な領域35の外面側にフッ素系樹脂からなる振動減衰部材21を保持部36にて保持している。この場合、変形可能な領域35が保護部材となっている。
ここでは、共通液室8内に振動減衰部材21を配設し、振動減衰部材21の共通液室8側に変形可能な保護部材38を設け、保護部材38と反対側の面はフレーム部材17に接触しない状態で設けている。このように、振動減衰部材21の一面がフレーム部材17に接触していないことで、所要の振動減衰特性が得られる。
ここでは、上記第8実施形態における保護部材38を振動減衰部材21の配設後に剥離している。
ここでは、流路部材1に凹部である保持部24を形成し、この凹部24内に振動減衰部材21を配設し、振動減衰部材21の液室6側及び周囲に保護部材39を配設している。この場合、振動減衰部材21の液室6側と反対側の面は流路部材1に接触しない状態で設けている。このように、振動減衰部材21の一面が流路部材1に接触していないことで、所要の振動減衰特性が得られる。
この画像形成装置はシリアル型画像形成装置であり、左右の側板221A、221Bに横架したガイド部材である主従のガイドロッド231、232でキャリッジ233を主走査方向に摺動自在に保持し、図示しない主走査モータによってタイミングベルトを介して矢示方向(キャリッジ主走査方向)に移動走査する。
2 ノズル板
3 振動板部材
4 ノズル
6 加圧液室(個別流路)
7 インク供給路
8 共通液室(共通流路)
12 圧電素子部材
12a 駆動圧電素子柱
12b 支柱圧電素子柱
13 ベース基板
17 フレーム部材
21 振動減衰部材
22、23、24、31…保持部材(保持部)
32、33、38、39…保護部材
25…気泡
234…記録ヘッド(液体吐出ヘッド)
Claims (11)
- 液滴を吐出するノズルが連通する複数の個別流路と、
前記複数の個別流路に液体を供給する共通流路と、を有し、
前記個別流路及び共通流路の少なくともいずれかに隣接して設けられた保持部に、シロキサン結合を含まない主鎖と主鎖間をシロキサン架橋基にて連結した樹脂が充填されている
ことを特徴とする液体吐出ヘッド。 - 前記樹脂の流路隣接面と反対側の面が拘束されていないことを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出ヘッド。
- 前記樹脂と流路との間に変形可能部材からなる隔壁を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の液滴吐出ヘッド。
- 前記樹脂及び保持部が前記個別流路もしくは共通流路内に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出ヘッド。
- 前記樹脂がフッ素樹脂であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の液滴吐出ヘッド。
- 前記フッ素樹脂がフッ素系ゲルであることを特徴とする請求項5に記載の液滴吐出ヘッド。
- 前記フッ素樹脂は前記主鎖がフッ素化ポリエーテルであることを特徴とする請求項5又は6に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記樹脂は内部に気泡を含有していることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の液体吐出ヘッド。
- 前記保持部には、前記保持部が設けられた個別流路又は共通流路を形成する部材とは異なる部材が設けられていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の液体吐出ヘッド。
- 前記樹脂の液体に接する表面は流路の壁面と同一面に形成されていることを特徴とする請求項4ないし9のいずれかに記載の液体吐出ヘッド。
- 請求項1ないし10のいずれかに記載の液体吐出ヘッドを搭載していることを特徴とする画像形成装置。
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