JP2010158737A - カッター装置及びカッターホルダ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】カッターホイール34Aをカッターホルダ30Aの下端に保持する。ホルダジョイント40Aにはカッターホルダ30Aを保持する保持孔部43を設ける。カッターホルダ30Aの上部には取付部36を設け、ホルダジョイント40Aに装着する。これによってカッター装置にカッターホルダを着脱自在とすることができ、カッターホイールの交換を容易にすることができる。
【選択図】図6
Description
前記カッター装置は、前記被加工物の脆性材料基板をスクライブするスクライブヘッドを更に有するようにしてもよい。
図1は本発明の実施の形態1によるカッター装置を示す斜視図である。本実施の形態によるカッター装置1は、移動台11が一対の案内レール12a、12bに沿って、y軸方向に移動自在に保持されている。ボ−ルネジ13は移動台11と螺合している。ボールネジ13はモータ14の駆動により回転し、移動台11を案内レール12a,12bに沿ってy軸方向に移動させる。移動台11の上面にはモータ15が設けられている。モータ15はテーブル16をxy平面で回転させて所定角度に位置決めするものである。被加工物17はこのテーブル16上に載置され、図示しない真空吸引手段などにより保持される。カッター装置1の上部には、被加工物17のアライメントマークを撮像する2台のCCDカメラ18が設けられている。ここで移動台11、テーブル16は被加工物17を設置する設置手段を構成している。
次に本発明の実施の形態2について説明する。実施の形態1によるカッターホルダ30Aは円筒部の一面に取り付け部36の切欠きを有しているが、実施の形態2のカッターホルダ30Bは、図9に示すように左右に対称に取付部36A,36Bを形成する。その他の構成は前述した実施の形態1と同様である。この場合も実施の形態1と同様にカッターホルダ30Bをホルダジョイント40Aに取付けて使用することができる。この場合に取付部36Aが平行ピン45に接触して取付けられたとする。そして使用によって、カッターホイール34Aの刃先に摩耗が生じた場合に、カッターホルダ30Bをその中心軸に沿って180°回転させて、取付部36Bを平行ピン45に接触させてホルダジョイント40Aに取付ける。こうすれば新たなカッター面とすることができ、カッターホイールの2箇所を切断に用いることができる。この切換えはカッターホイール自体を取り外す必要はないので、極めて容易に行うことができ、カッターホイールを一体化したカッターホルダを長寿命化することができる。
次に実施の形態3におけるカッター装置について説明する。実施の形態3によるカッター装置はガラス基板の脆性材料基板と、樹脂フィルム等が積層された貼り合わせ基板を被加工物とし、そのうちの樹脂フィルム等を切断する用途に適したものである。実施の形態3では図10(a)にカッターホイール34Bを示すように、カッターホイール34Bの直線状切欠き部34aに加えて下面に平坦に切欠き34bを形成しておく。又貼り合わせ基板の樹脂フィルムを加工対象とするため、カッターホイール34Bには脆性材料基板よりも硬度の低い材質が用いられる。例えば、ガラス基板等の脆性材料基板に樹脂フィルム等が積層された貼り合わせ基板のうち樹脂フィルムを実施の形態3によるカッター装置のカッターホイール34Bを用いて切断する場合について説明する。この場合、カッターホイール34Bが樹脂フィルムを貫通するまで、カッターホイール34Bをくい込ませても、下面の平坦な切欠き34bが脆性材料基板の表面に接触し、滑るような状態で移動することになるので、脆性材料基板に傷をつけることなく、樹脂フィルムを完全に切断することができる。
次に本発明の実施の形態4によるカッター装置について説明する。図12は本実施の形態4によるカッターホルダ30Dの斜視図である。図13は本実施の形態のカッターホルダ30D、及びホルダジョイント40Bの断面を示す図である。なお、図13におけるホルダジョイント40Bの断面は、多角形状の両側面の間を両側面に平行な面で切ったときの面である。
次に本発明の実施の形態5について説明する。実施の形態4ではカッターホルダ30Dに1つの操作バーを設けているが、実施の形態5のカッターホルダ30Eにおいては、図14に示すように、2つの操作バー38A,38Bを左右に対称に形成する。この場合にはホルダジョイント40Cについてもバー導入溝47A,47Bを左右に形成する。又カッターホルダ30Eを保持する弾性部材は図示しない側方に設けておく。こうすればカッターホルダ30Eを挿入して被加工物の切断を行った後、カッターホイールの刃先が摩耗すると、実施の形態2と同様に挿入方向を180°回転させてカッターホルダ30Eをホルダジョイント40Cに取付けることができる。このためカッターホイールの2箇所を切断に用いることができる。この切換えはカッターホイール自体を取り外す必要はないので、極めて容易に行うことができ、カッターホイールを一体化したカッターホルダを長寿命化することができる。
尚前述した各実施の形態では、1つのカッターヘッドを有するカッター装置について説明した。被加工物をスクライブするためのスクライブ装置に、図5等に示すホルダジョイントを取付けることができる場合には、そのままカッターホルダを取付けてカッター装置とすることができる。更に複数のヘッドを有するマルチスクライブ装置にも本発明のカッターホルダを適用して、切断機能とスクライブ機能を有するカッター装置とすることもできる。以下このようなカッター装置を実施の形態6として説明する。
11 移動台
16 テーブル
22 カッターヘッド
30A,30B,30C,30D,30E カッターホルダ
31a,31b,36b 平坦部
32 切欠き
33 ピン溝
34,34A,34B カッターホイール
35 ピン
36 取付部
36a 傾斜部
37 窪み
38,38A,38B 操作バー
40A,40B,40C ホルダジョイント
41a,41b ベアリング
42 保持部
43 保持孔部
44 マグネット
45 平行ピン
46 保持孔部
47,47A,47B バー導入溝
51 画像処理部
52 制御部
53 Xモータ駆動部
54 Yモータ駆動部
55 回転用モータ駆動部
56 カッターホルダ昇降部
57 モニタ
Claims (13)
- 被加工物が設置される設置手段と、
前記設置手段上の被加工物に対向するように設けられるカッターヘッドと、
前記カッターヘッドの先端に設けられるホルダジョイントと、
取付部を有し、前記ホルダジョイントに着脱自在に取付けられ、外周面に刃先が形成されたカッターホイールを固定するカッターホルダと、
前記カッターヘッドを前記設置手段上の被加工物の面に垂直に上下動させる昇降手段と、
前記カッターヘッド及び前記被加工物を相対的に被加工物の平面に沿った面内で移動させる相対移動部と、を具備し、前記カッターホイールを被加工物に圧接しながら走査することにより被加工物を切断するカッター装置。 - 前記カッターホルダは、前記カッターホイールの取付方向を180°異ならせて前記ホルダジョイントに着脱自在に取付けるため2箇所の取付部を有する請求項1記載のカッター装置。
- 前記カッターホルダの取付部は、前記カッターホルダの上部に形成された切欠き部であり、
前記ホルダジョイントは、前記カッターホルダが挿入される保持孔部、及び前記カッターホルダの前記切欠き部に係合するピンを有する請求項1又は2記載のカッター装置。 - 前記カッターホルダの取付部は、側方に突出する操作バーであり、
前記ホルダジョイントは、前記カッターホルダが挿入される保持孔部、及び前記カッターホルダの前記操作バーが挿入されるバー導入溝を有する請求項1又は2記載のカッター装置。 - 前記カッターホイールは、前記カッターホルダより突出する部分に前記被加工物の面に平行な直線状の切欠きを有する請求項1〜4のいずれか1項記載のカッター装置。
- 前記カッターホイールは円板状であって、その外周部に刃先角度が10°〜80°の刃を形成したものである請求項1〜5のいずれか1項記載のカッター装置。
- 前記カッター装置の被加工物は、脆性材料基板に可撓性を有する基板を貼り合わせた貼り合わせ基板であり、
前記カッターホイールは、前記被加工物の脆性材料基板より硬度の低い材質で形成され、前記被加工物の可撓性を有する基板を切断するものであり、
前記カッター装置は、前記被加工物の脆性材料基板をスクライブするスクライブヘッドを更に有する請求項1〜6のいずれか1項記載のカッター装置。 - 被加工物に対向するように設けられるカッターヘッド、及び前記カッターヘッドの先端に設けられるホルダジョイントを有し、カッターホイールを被加工物に圧接しながら走査することにより被加工物を切断するカッター装置に用いられるカッターホルダであって、
取付部を有し、前記ホルダジョイントに着脱自在に取付けられ、外周面に刃先が形成されたカッターホイールを固定するカッターホルダ。 - 前記カッターホルダは、前記カッターホイールの取付方向を180°異ならせて前記ホルダジョイントに着脱自在に取付けるため2箇所の取付部を有する請求項8記載のカッターホルダ。
- 前記カッターホルダの取付部は、前記カッターホルダの上部に形成された切欠き部であり、
前記ホルダジョイントは、前記カッターホルダが挿入される保持孔部、及び前記カッターホルダの前記切欠き部に係合するピンを有する請求項8又は9記載のカッターホルダ。 - 前記カッターホルダの取付部は、側方に突出する操作バーであり、
前記ホルダジョイントは、記カッターホルダが挿入される保持孔部、及び前記カッターホルダの前記操作バーが挿入されるバー導入溝を有する請求項8又は9記載のカッターホルダ。 - 前記カッターホイールは、前記カッターホルダより突出する部分に前記被加工物の面に平行な直線状の切欠きを有する請求項8〜11のいずれか1項記載のカッターホルダ。
- 前記カッターホイールは円板状であって、その外周部に刃先角度が10°〜80°の刃を形成したものである請求項8〜12のいずれか1項記載のカッターホルダ。
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