JP2010153341A - ショート端子およびコネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】空きスペースの数を減らしてコネクタを小型化する。
【解決手段】本発明は、サブコネクタ11の内部において上下方向および左右方向に並んで配設されている複数の雌端子金具20のうち左右に隣り合う一対の雌端子金具20にそれぞれ接触して一対の雌端子金具20を短絡させる一対の接触片41を有し、接触状態にある接触片41と雌端子金具20との間に開放リブ35が割って入ることにより、一対の雌端子金具20を開放させるショート端子40であって、両接触片41は、左右に隣り合う一対の雌端子金具20の間に配設されている構成としたところに特徴を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、ショート端子およびコネクタに関する。
従来、ショート端子を備えたコネクタとして、例えば図23に示すように、端子金具(図示せず)を収容可能とするキャビティ2が上下に3段で左右に8列並んで配設されたサブコネクタ1と、このサブコネクタ1とは左右対称をなすサブコネクタ(図示せず)と、キャビティ2が上下に3段で左右に10列並んで配設された1つのサブコネクタ(図示せず)と備え、これら3つのサブコネクタ1をホルダ(図示せず)に組み付けることによって構成されるものが知られている。このコネクタは、図24に示す基板用コネクタの嵌合凹部4の内部に嵌合可能である。
嵌合凹部4の奥壁には、端子金具の配置に対応して雄タブ5が上下に3段で左右に26列並んで配設されている。また、嵌合凹部4の奥壁には、複数の開放リブ6が突出して設けられている。各開放リブ6は、左右に隣り合う一対の雄タブ5の下側に1個配設されている。この開放リブ6は、上段に配置された全て(13対)の雄タブ5と対応して13個が配設され、中段に配置された8対の雄タブ5と対応して8個が配設され、全部で21個が配設されている。
一方、サブコネクタ1には、図23に示すように、ショート端子(図示せず)を収容可能とする複数の端子収容部3が配設されている。各端子収容部3は、サブコネクタ1の上段および中段に配設された全てのキャビティ2のうち左右に隣り合う一対のキャビティ2の下側に1個配設されている。また、サブコネクタ1の嵌合面には、両コネクタの嵌合時に開放リブ6を端子収容部3の内部に進入させる進入孔3Aが開口している。
ショート端子は、図示はしないものの、上下方向に撓み可能な一対の接触片を有し、端子収容部3に装着された後、キャビティ2の内部に挿入された端子金具に両接触片が接触することにより左右に隣り合う一対の端子金具を短絡させる。なお、ショート端子は、全ての端子収容部3に装着されているわけではなく、雄コネクタの開放リブ6と対応した端子収容部3にのみ装着されている。
上記した構造によると、両コネクタの嵌合に伴って開放リブ6が進入孔3Aを通って端子収容部3の内部に進入し、接触状態にある端子金具と接触片との間に割って入ることにより、左右に隣り合う一対の端子金具を開放させる。このようなコネクタとして、例えば下記特許文献1に記載のコネクタが知られている。
特開2003−249304号公報
ところで、上記のコネクタにおいてショート端子の配置を変更することによりコネクタを小型化する場合、ショート端子を配設する上下の段数を減らすことにより上下寸法を小さくするか、あるいは、ショート端子を配設する左右の列数を減らすことにより左右寸法を小さくする方法が考えられる。ここで、上下の段数を減らそうとした場合、まず1段目にショート端子を順次配設していき、1段目に配設できる個数を超えた場合に2段目を設定し、この2段目にショート端子を順次配設していくことになる。しかし、2段目には必ずしもショート端子が全て配設されるとは限らず、仮に2段目にショート端子を1個しか配設しない場合であっても、2段目を設定しなくてはいけないから、2段目においてショート端子が配設されない領域は空きスペースとなり、無駄になる。
ここで、空きスペースについて図23を例にとって具体的に説明すると、上から2段目に配設された4つの端子収容部3のうち、実際には3つの端子収容部3しか使用されないため(図24において上から2段目の開放リブ6は、左から3つ設けられているものの、左から4つ目には設けられていないため)、残りの1つの端子収容部3が空きスペースとなる。
つまり、上記の構成において、空きスペースを少しでも減らそうとした場合、ショート端子を配設する上下の段数を減らすよりも、ショート端子を配設する左右の列数を減らす方が得策である。ここで、左右の列数を減らすということは、必然的に上下の段数が増えることを意味するものの、空きスペースの数を減らす上ではこのようにした方が得策といえる。この結果、無駄な空きスペースが減少し、コネクタを小型化することが可能になる。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、空きスペースの数を減らしてコネクタを小型化することを目的とする。
本発明の第1発明は、ハウジングの内部において上下方向および左右方向に並んで配設されている複数の端子金具のうち左右に隣り合う一対の端子金具にそれぞれ接触して一対の端子金具を短絡させる一対の接触片を有し、接触状態にある接触片と端子金具との間に開放リブが割って入ることにより、一対の端子金具を開放させるショート端子であって、両接触片は、左右に隣り合う一対の端子金具の間に配設されている構成としたところに特徴を有する。
また、第1発明は、ハウジングと、ハウジングの内部において上下方向および左右方向に並んで配設されている複数の端子金具と、左右に隣り合う一対の端子金具にそれぞれ接触して一対の端子金具を短絡させる一対の接触片を有し、接触状態にある接触片と端子金具との間に開放リブが割って入ることにより、一対の端子金具を開放させるショート端子とを備えたコネクタであって、両接触片は、左右に隣り合う一対の端子金具の間に配設されている構成としたところに特徴を有する。
このような構成によると、ショート端子を配設することができる上下の段数を増やすことができるから、空きスペースの数を減らしてコネクタを小型化することができる。
第1発明の実施の態様として、以下の構成が好ましい。
両接触片は左右方向に対向して配置され、両接触片の先端側は、それぞれ内側に折り返され、かつ、上下方向および左右方向の双方に対して交差する前後方向にずらして配置されている構成としてもよい。
このような構成によると、両接触片の先端側を互いに干渉させないでより接近させることができるから、左右に隣り合う一対の端子金具の間隔を狭くすることができ、コネクタの左右寸法を小型化することができる。
両接触片は、開放リブの進入経路上に配置され、開放リブと摺接することにより上下方向に変位して開放リブの進入経路から退避した位置へ移動する構成としてもよい。
このような構成によると、一つの開放リブで両接触片を上下方向に変位させることができるから、両接触片に対して開放リブを別々に設けるよりも、開放リブを太く形成することができ、開放リブの剛性を高めることができる。
両接触片を構成する一方の接触片と他方の接触片のうち一方の接触片と端子金具との間にのみ開放リブが割って入ることにより、一対の端子金具を開放させるようにしたコネクタにおいて、一方の接触片は、開放リブから応力を受けた際に応力集中し難い形状としてもよい。
このようにすると、開放リブが一方の接触片と端子金具との間に割って入ることにより、一方の接触片が開放リブから応力を受けて撓み変形するものの、一方の接触片は開放リブから応力を受けた際に応力集中し難い形状としてあるため、接触片の材料としてばね性の優れた材料を用いなくてもよい。
両接触片は全体として略U字状をなしており、両接触片の基端側を互いに連結したつなぎ部は、一対の端子金具のうち一方の接触片と接触する端子金具よりも他方の接触片と接触する端子金具寄りに配置されている構成としてもよい。
このような構成によると、つなぎ部を他方の接触片と接触する端子金具寄りに配置したから、一方の接触片をつなぎ部から先端に向けて緩やかな円弧状に形成することができる。したがって、この緩やかな円弧状の部分で応力を分散させることができる。
両接触片の基端側を互いに連結したつなぎ部から一方の接触片の先端までの距離は、つなぎ部から他方の接触片の先端までの距離よりも長い構成としてもよい。
このような構成によると、一方の接触片を他方の接触片よりも長くしたから、開放リブによって他方の接触片を撓み変形させるよりも一方の接触片を撓み変形させるほうがつなぎ部における変位量を小さく抑えることができる。
ショート端子は、両接触片の基端側を互いに連結した連結部を支持するとともに、左右に隣り合う一対の端子金具の間でハウジングに固着されることで、両接触片をハウジングの内部に保持する支持台を備えた構成としてもよい。
このような構成によると、ショート端子を支持台によってハウジングの内部に保持することができる。
本発明の第2発明は、隣り合う両端子金具の間に配設され、両端子金具を短絡させるショート端子であって、両端子金具にそれぞれ接触する両接触片における一方の接触片は、第1支点から第2支点に向けて前方に延出され、その第2支点で外側に折り返されて接点に向けて後方に延出され、その接点で内側に折り返されて後方に延出されることにより、第1支点と第2支点の2支点で撓み可能とされており、接触状態にある接点と端子金具との間に開放リブが割って入ることにより、両端子金具を開放させ、第2支点の弾性力は、第1支点の弾性力よりも小さい構成としたところに特徴を有する。
このような構成によると、第2支点と接点との間が、開放リブの案内面として機能し、開放リブがこの案内面に接触すると、第2支点の弾性力が第1支点の弾性力よりも小さいため、第1支点よりも第2支点が優先的に撓み変形する。このため、案内面の傾斜角度が緩くなり、開放リブによる接触片の座屈を防ぐことができる。要するに、接触片の座屈を防ぎつつ案内面の傾斜角度を急にすることができるから、案内面の前後方向における長さを短くできる。
この後、開放リブが案内面と摺接しつつ、接点と端子金具との間に割って入る。これにより、両端子金具が電気的に開放される。このとき、接点が開放リブから受ける力は第2支点に伝えられ、この第2支点を力点として第1支点が撓み変形することになる。第1支点から第2支点までの距離は、第1支点から接点までの距離よりも長いから、第1支点は、接点が開放リブから受ける力よりも小さい力で接触片を支持することができ、その分だけ接触片のばね弾性を小さくできる。
第2発明の実施の態様として、以下の構成が好ましい。
底壁と、底壁の後縁から立ち上がる後壁と、両接触片をそれぞれ支持する一対の側壁とを備え、両側壁は、底壁の両側縁から対向状態をなして立ち上がる形態とされており、後壁は、両側壁の間に配置されている構成としてもよい。
このような構成によると、両側壁が後壁によって内側から支持されているため、両側壁が内側に倒れ込むことを規制できる。
また、第2発明は、ハウジングと、ハウジングの内部において上下方向および左右方向に並んで配設されている複数の端子金具と、上記のいずれかのショート端子とを備え、両接触片は、左右に隣り合う両端子金具の間に配設されているコネクタとしてもよい。
このような構成によると、ショート端子をハウジングに効率良く配設することができ、ハウジングを小型化することができる。
ハウジングは、前方から開放リブを進入させる進入孔と、進入孔の内部と連通し、後方からショート端子を収容する端子収容部とを有し、第2支点は、開放リブの進入経路を避けるように端子収容部の内部に配置されている構成としてもよい。
このような構成によると、開放リブを進入孔に前方から進入させる際に、開放リブが第2支点と干渉することを回避できる。
ショート端子は、両接触片を互いに接近させた接近姿勢で後方から端子収容部の内部に挿入され、一方の接触片は、接近姿勢では両接触片における他方の接触片と接触しないように曲げ形成されている構成としてもよい。
このような構成によると、ショート端子を端子収容部に後方から挿入する際に、両接触片が接近姿勢となっても、両接触片が互いに干渉することを回避できる。
本発明によれば、空きスペースの数を減らしてコネクタを小型化することができる。
実施形態1においてサブコネクタにショート端子を装着した状態を示した正面図 そのサブコネクタにショート端子を装着した状態を示した一部切り欠き平面図 そのサブコネクタに雌端子金具を装着した状態を示した一部切り欠き平面図 そのサブコネクタに開放リブを挿入した状態を示した一部切り欠き平面図 そのショート端子の平面図 そのショート端子の側面図 そのショート端子の正面図 その雄コネクタの正面図 実施形態2においてサブコネクタにショート端子を装着した状態を示した一部切り欠き平面図 そのサブコネクタに雌端子金具を装着した状態を示した一部切り欠き平面図 そのサブコネクタに開放リブを挿入した状態を示した一部切り欠き平面図 実施形態3においてサブコネクタにショート端子を装着した状態を示した正面図 そのサブコネクタに開放リブを挿入した状態を示した正面図 そのサブコネクタにショート端子を装着した状態を示した一部切り欠き平面図 そのサブコネクタに雌端子金具を装着した状態を示した一部切り欠き平面図 そのサブコネクタに開放リブを挿入した状態を示した一部切り欠き平面図 その端子収容部にショート端子を収容した状態を正面から見た拡大断面図 そのキャビティに雌端子金具を収容した状態を正面から見た拡大断面図 その端子収容部に開放リブを収容した状態を正面から見た拡大断面図 そのショート端子の平面図 そのショート端子の側面図 そのショート端子の正面図 従来におけるサブコネクタの正面図 その雄コネクタの正面図 実施形態4においてサブコネクタにショート端子を装着した状態を示した一部切り欠き平面図 そのサブコネクタに雌端子金具を装着した状態を示した一部切り欠き平面図 そのサブコネクタに開放リブを挿入した状態を示した一部切り欠き平面図 そのショート端子の平面図 そのショート端子の側面図 実施形態5においてサブコネクタにショート端子を装着した状態を示した一部切り欠き平面図 そのサブコネクタに雌端子金具を装着した状態を示した一部切り欠き平面図 そのサブコネクタに開放リブを挿入した状態を示した一部切り欠き平面図 実施形態6においてハウジングを斜め前方から見た斜視図 そのキャビティの内部に端子金具が収容されている場合に、開放リブを進入孔の内部に挿入する前の状態を側方から見た側断面図 そのキャビティの内部に端子金具が収容されている場合に、開放リブを進入孔の内部に挿入した後の状態を側方から見た側断面図 そのキャビティの内部に端子金具が収容されていない場合に、開放リブを進入孔の内部に挿入する前の状態を側方から見た側断面図 そのキャビティの内部に端子金具が収容されていない場合に、開放リブを進入孔の内部に挿入する途中の状態を側方から見た側断面図 そのキャビティの内部に端子金具が収容されていない場合に、開放リブを進入孔の内部に挿入した後の状態を側方から見た側断面図 そのショート端子を斜め前方から見た斜視図 そのショート端子を斜め後方から見た斜視図 その展開状態におけるショート端子を示した平面図 そのショート端子の平面図 そのショート端子の側面図 そのショート端子の背面図 その端子収容部の内部にショート端子を挿入する前であって、両接触片を互いに接近させる前の状態を上方から見た平断面図 その端子収容部の内部にショート端子を挿入する前であって、両接触片を互いに接近させた後の状態を上方から見た平断面図 その端子収容部の内部にショート端子を挿入する途中の状態を上方から見た平断面図 その端子収容部の内部にショート端子を挿入した後の状態を上方から見た平断面図 その端子収容部の内部にショート端子が挿入される前の状態を後方から見た背面図 その端子収容部の内部にショート端子が挿入された後の状態を後方から見た背面図 図47におけるA−A線断面図 図51におけるB−B線断面図
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図8の図面を参照しながら説明する。本実施形態の雌コネクタ(本発明の「コネクタ」の一例)10は、レバー式コネクタであって、レバー(図示せず)を回動操作することにより雄コネクタ30と嵌合及び離脱可能とされている。なお、以下の説明において前後方向とは両コネクタ10,30の嵌合方向を基準として互いの嵌合面側を前側とする。
雄コネクタ30は、図8に示すように、基板用コネクタであって、合成樹脂材料からなる雄ハウジング31を有している。雄ハウジング31は、前方に開口する横長方形のフード部32を有し、このフード部32の内部には雌コネクタ10が嵌合可能となっている。フード部32の上面壁32Bには、円柱状をなすカムピン34がフード部32内において下方に突出して設けられている。
フード部32の内部には、その奥壁32Aから前方に突出するタブ状の雄端子金具33が設けられている。雄端子金具33は、図示左側から順に、上下に4段で左右に6列配設された左側雄端子金具群33Lと、上下に4段で左右に7列配設された中央雄端子金具群Cと、上下に4段で左右に6列配設された右側雄端子金具群33Rとから構成されており、全部で78個が配設されている。
左側雄端子金具群33Lでは、左から1列目と2列目において左右に隣り合う一対の雄端子金具33が一組として構成され、左から3列目と4列目において左右に隣り合う一対の雄端子金具33が一組として構成されている。左右に隣り合う一対の雄端子金具33の間には、略方形で柱状をなす一対の開放リブ35が奥壁32Aから前方へ突出して設けられている。一対の開放リブ35は、左右方向に対向して配置され、それぞれ一対の雄端子金具33の側方に配置されている。
右側雄端子金具群33Rでは、右から1列目と2列目において左右に隣り合う一対の雄端子金具33が一組として構成され、右から3列目と4列目において左右に隣り合う一対の雄端子金具33が一組として構成されている。右側雄端子金具群33Rにおいても、左側雄端子金具群33Lと同様に、左右に隣り合う一対の雄端子金具33の間に一対の開放リブ35が設けられている。
中央雄端子金具群33Cでは、左から1列目と2列目において左右に隣り合う一対の雄端子金具33が一組として構成され、左から3列目と4列目において上から3段目までが一組として構成され、左から5列目と6列目において上から3段目までが一組として構成されている。また、中央雄端子金具群33Cにおいても、左側雄端子金具群33Lと同様に、左右に隣り合う一対の雄端子金具33の間に一対の開放リブ35が設けられている。なお、左から3列目と4列目における上から4段目には、一対の開放リブ35の代わりに1個の雄端子金具33が配設され、左から5列目と6列目における上から4段目にも、一対の開放リブ35の代わりに1個の雄端子金具33が配設されている。
一方、雌コネクタ10は、図1に示すサブコネクタ11と、このサブコネクタ11とは左右対称をなすサブコネクタ(図示せず)と、サブコネクタ11とは雌端子金具20の極数が異なるサブコネクタ(図示せず)と、これら3つのサブコネクタ11を収容するホルダ(図示せず)とを備えて構成されている。ホルダについての詳細な説明は省略するものの、ホルダは、合成樹脂材料からなり、前後に貫通するとともに全体として横長方形の枠状をなし、レバーを収容する収容凹部を備えている。なお、本実施形態では3つのサブコネクタ11およびホルダによって本発明でいう「ハウジング」が構成されている。
以下のサブコネクタの構造説明では、サブコネクタ11を代表として説明し、他の2つのサブコネクタについてはサブコネクタ11とほぼ同様の構造であるため、その説明を省略する。サブコネクタ11は、合成樹脂材料からなり、全体として略方形のブロック状をなしている。サブコネクタ11の内部には、複数のキャビティ12が前後方向に貫通して形成されている。各キャビティ12の内部には、後方から雌端子金具(本発明の「端子金具」の一例)20が挿入されており、雌端子金具20に固着された電線Wは、サブコネクタ11の後面から後方へ引き出されている。
サブコネクタ11は、ホルダに対して後方から嵌入されて組み付けられるようになっている。組み付け状態では、サブコネクタ11の前面と後面は、それぞれホルダの前面と後面に対して面一状をなす。なお、組み付け状態におけるサブコネクタ11は、図示しない抜止手段によりホルダの内部に保持されている。
キャビティ12の内部に挿入された雌端子金具20は、雄コネクタ10の雄端子金具33と対応して配置されている。全てのサブコネクタ11がホルダに組み付けられた状態では、雌端子金具20は、上下に4段で左右に19列が配設された状態となる。
レバーは、合成樹脂材料からなり、ホルダの内部に設けたレバー収容空間にて回動可能に支持されている。このレバーは、両コネクタ10,30の嵌合時にカムピン34と係合可能なカム溝(図示せず)を有している。両コネクタ10,30の嵌合開始時にカム溝の入口にカムピン34を進入させてレバーを回動させると、カムピン34の外周面とカム溝の内壁とが係合しカム作用を発揮することによって両コネクタ10,30が互いに引き寄せられて正規嵌合に至る。
さて、サブコネクタ11では、左から1列目と2列目において左右に隣り合う一対のキャビティ12が一組として構成され、左から3列目と4列目において左右に隣り合う一対のキャビティ12が一組として構成されている。これらの左右に隣り合う一対のキャビティ12の間には、ショート端子40を収容する端子収容部13が配設されている。端子収容部13は、左右に隣り合う一対のキャビティ12に対して一つ設けられており、端子収容部13の内部には、後方からショート端子40が挿入可能である。
また、サブコネクタ11の前面には、端子収容部13の内部と外部とを連通させる進入孔14が開口している。進入孔14は、雄コネクタ30の開放リブ35と対応して配置され、両コネクタ10,30の嵌合に伴って開放リブ35が進入孔14を通って端子収容部13の内部に進入可能である。
ショート端子40は金属製で、図5に示すように、対向して配置された一対の接触片41と、両接触片41の基端側を互いに連結した連結部41Aを支持する支持台42とを備えている。両接触片41の先端側は、やや内側に折り曲げられており、その折り曲げ部分の外側頂点部分が雌端子金具20に対する接点41Bとされている。
支持台42は、図6および図7に示すように、両接触片41に対して平行姿勢で配置されている。また、支持台42の下面(両接触片41と反対側の面)には、下方に突出する抜止片43が設けられている。ここで、端子収容部13は、支持台42を前後方向に移動可能に案内する下側収容部13Aと、両接触片41を収容する上側収容部13Bとから構成されている。抜止片43は、下側収容部13Aの下面に形成された抜止突起(図示せず)と前後方向に係止可能である。これにより、ショート端子40は、抜止片43が前記抜止突起に係止することにより端子収容部13の内部で抜止状態に保持される。
端子収容部13の上側収容部13Bとキャビティ12とを仕切る隔壁には、図2に示すように、上側収容部13Bの内部とキャビティ12の内部とを連通させる挿通孔13Cが形成されている。両接触片41の接点41Bは、雌端子金具20がキャビティ12の内部に収容されていないときには、挿通孔13Cを通ってキャビティ12の内部に入り込んでいる。
両接触片41は、キャビティ12の内部に雌端子金具20を挿入すると、雌端子金具20に摺接しつつ上側収容部13Bの内部に撓み変形して接点41Bが雌端子金具20の側部に接触した状態となる。この状態では、図1に示すように、ショート端子40は、左右に隣り合う一対の雌端子金具20の間に配設されているため、上下に隣り合う一対のキャビティ12を互いに近づけて配置することができる。したがって、ショート端子40を配設できる上下の段数を増やすことができる。
このため、従来構造(図23に示すサブコネクタ1の構造)では、上下に3段しかキャビティ2を配設することができなかったところ、本実施形態では、図1に示すように、キャビティ12を上下に4段も配設することができる。しかも、本実施形態のサブコネクタ11は、雌端子金具20の極数が従来と同じ極数でありながら、従来のサブコネクタ1よりも上下方向に低背化が図られている。
挿通孔13Cは、図3に示すように、進入孔14と前後方向に対応する位置に設けられ、挿通孔13Cと進入孔14とは互いに連通している。このため、開放リブ35は、進入孔14を通って挿通孔13Cの内部に進入可能となっている。また、開放リブ35は、挿通孔13Cの内部に進入すると、図4に示すように、接触状態にある接触片41と雌端子金具20との間に割って入ることにより、左右に隣り合う一対の雌端子金具20を開放させる。
本実施形態は以上のような構成であって、続いてその作用を説明する。まず、各雌端子金具20を各キャビティ12の内部に挿入する。両接触片41は、図2に示すように、接点41Bが挿通孔13Cを通ってキャビティ12の内部に配置されているから、雌端子金具20の進入に伴って両接触片41が互いに接近する方向に変位する。そして、雌端子金具20が正規の挿入位置に至ると、図3に示すように、両接触片41がそれぞれ左右の両雌端子金具20に接触した状態となり、左右に隣り合う一対の雌端子金具20は、ショート端子40を通じて電気的に短絡した状態となる。
次に、ホルダ内に各サブコネクタ11を組み付け、レバーのカム溝がカムピン34を受け入れ可能な位置にレバーをセットし、両コネクタ10,30を浅く嵌合させてカムピン34をカム溝の入口に進入させる。この状態からレバーを回動させると、カムピン34とカム溝との係合によるカム作用により両コネクタ10,30が互いに引き寄せられ、フード部32の内部にホルダが進入する。このようにして、両コネクタ10,30が正規嵌合に至ると、雌雄両端子金具20,33が導通可能に接続される。
この動作と併行して、開放リブ35が挿通孔13Cを通って端子収容部13の上側収容部13Bの内部に進入し、図4に示すように、開放リブ35が、接触状態にある接触片41と雌端子金具20との間に割って入り込む。これにより、左右に隣り合う一対の雌端子金具20は、ショート端子40と非接触状態となり、電気的に開放された状態となる。
以上のように本実施形態ではショート端子40を左右に隣り合う一対の雌端子金具20の間に配設したから、上下の段数を増やすことができる。これにより、無駄な空きスペースを減らしてコネクタ10を小型化することができる。また、ショート端子40に支持台42を設けたから、支持台42を端子収容部13の下側収容部13Aによって前後方向に案内することができるとともに、抜止片43を前記抜止突起に係止させることにより両接触片41を上側収容部13Bの内部に保持することができる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図9ないし図11の図面を参照しながら説明する。本実施形態のショート端子50は、実施形態1のショート端子40の構成を一部変更したものであって、共通する構成については同一の符号を付すものとし、その他の共通する構成、作用、および効果についてはその説明を省略する。
本実施形態のショート端子50は、図9に示すように、図示左側の左側接触片51Aと図示右側の右側接触片51Bとが互いに異なる長さに設定されている。このような構成によると、図10に示すように、各キャビティ12の内部に雌端子金具20を挿入した後、図11に示すように、開放リブ35を進入孔14から挿通孔13Cの内部に進入させると、両接触片51A,51Bが内側に変位する。このとき、右側接触片51Bの先端は、左側接触片51Aの接点の内側に入り込んでおり、右側接触片51Bの先端と左側接触片51Aの先端とは、前後方向にずらして配置された状態となり、互いに干渉し合うことが規制される。
すなわち、両接触片51A,51Bは、実施形態1よりも互いに接近した位置まで変位させることができるため、左右に隣り合う一対の雌端子金具20をより近づけて配置することができる。したがって、端子収容部13を左右方向に小型化することができ、雌コネクタ10を左右方向に小型化することができる。一方、雄コネクタ30については、左右に隣り合う一対の開放リブ35の間に十分な間隔が確保されており、端子収容部13の小型化に対応して両開放リブ35をより近づけて配置することができるため、雌コネクタ10の小型化に伴って雄コネクタ30も小型化することもできる。
<実施形態3>
次に、本発明の実施形態3を図12ないし図22の図面を参照しながら説明する。本実施形態は、実施形態1のショート端子40、開放リブ35、および端子収容部13の構成を一部変更したものであって、共通する構成については同一の符号を付すものとし、その他の共通する構成、作用、および効果についてはその説明を省略する。
本実施形態のショート端子60は、図20ないし図22に示すように、一対の接触片61を有し、両接触片61の基端側が連結部61Aによって連結されている点については実施形態1と同じである。しかし、両接触片61は、連結部61Aから先端側に向けて支持台62から遠ざかるように傾斜して配置されている。また、両接触片61は、支持台62に対して上下方向に撓み可能とされている。
本実施形態の端子収容部70は、上側に配置された上側収容部70Aと、下側に配置された下側収容部70Bと、これらの収容部70A,70Bの間を連絡しテーパ状の傾斜面を有する案内部70Cとを備えている。ショート端子60の支持台62は、詳細には図示しないものの、案内部70Cの内部において圧入など適当な固着手段によって固着されている。
サブコネクタ10の前面には、図12に示すように、左右に隣り合う一対のキャビティ12の間を開口することによって単一の進入孔71が形成されている。この進入孔71は、端子収容部70の上側収容部70Aに連通している。一方、雄コネクタ30には、実施形態1の一対の開放リブ35の代わりに、進入孔71の外形に合わせて進入可能な単一の開放リブ36が形成されている。すなわち、本実施形態の開放リブ36は、実施形態1の開放リブ35よりも太めに形成され、剛性が高くなっている。
さて、ショート端子60が端子収容部70に収容された状態では、図12に示すように、両接触片61の上縁が進入孔71から前方に臨むように設定されている。このとき、両接触片61は、図14または図17に示すように、上側収容部70Aから左右の両キャビティ12の内部に入り込んでおり、両接触片61の接点61Bは、左右の両雌端子金具20の進入経路上に位置している。また、両キャビティ12の内部にそれぞれ雌端子金具20を挿入すると、図15または図18に示すように、接点61Bが雌端子金具20と摺接しつつ内側に撓み変形する。このとき、両接触片61の下縁は案内部70Cの傾斜面に沿う形態をなし、両接触片61の上縁は開放リブ36の進入経路上に配置される。
この後、両コネクタ10,30の嵌合に伴って開放リブ36を進入孔71から上側収容部70Aの内部に進入させると、図16または図19に示すように、開放リブ36の先端が両接触片61の上縁に摺接して両接触片61が下方に変位するとともに、両接触片61の下縁が案内部70Cの傾斜面に摺接して両接触片61が互いに近づく方向に変位する。その結果、ショート端子60は、図13に示すように、進入孔71の下方に沈み込み、開放リブ35の進入経路から退避した位置へ移動する。
以上のように本実施形態では開放リブ36の進入に伴って両接触片61が開放リブ36の進入経路から退避するようにしたため、実施形態1の開放リブ35よりも太くて剛性の高い単一の開放リブ36を形成することができる。このため、左右に隣り合う一対の雌端子金具20の距離がさらに小さくなっても、開放リブ36の剛性を確保することができるから、コネクタのさらなる多極化に対応可能である。
<実施形態4>
次に、本発明の実施形態4を図25ないし図29の図面を参照しながら説明する。本実施形態のショート端子80は、実施形態1のショート端子40の構成を一部変更したものであって、ショート端子以外の共通する構成については同一の符号を付すものとし、その他の共通する構成、作用、および効果についてはその説明を省略する。本実施形態および次述する実施形態5が実施形態1と異なる点は、両接触片のうち一方の接触片と雌端子金具20との間にのみ開放リブ35が割って入る点である。このようにすると、他方の接触片と雌端子金具20は接触状態のままとなっているものの、一方の接触片と雌端子金具20との接点のみが開放されることにより、両雌端子金具20が電気的に開放される。
このように一方の接触片のみを撓み変形させ、他方の接触片を撓み変形させないようにすれば、他方の接触片が開放リブ35によって撓み変形するスペースを設けなくてもよく、一方の接触片が開放リブ35によって撓み変形するスペースを広く確保することができる。したがって、その広いスペースを利用して一方の接触片が開放リブ35から応力を受けた際にその応力を分散させる部位を設けることができ、その結果一方の接触片を応力集中し難い形状にすることができる。
すなわち、両接触片を撓み変形させる場合には、両開放リブ35によって両接触片が撓み変形するスペースをそれぞれ確保しなければならず、その分だけ各接触片の応力を分散させる部位が小さくなって応力が集中し易くなり、各接触片が塑性変形しやすくなる。その対策としては、例えば、ばね性の優れた材料を用いて接触片を構成する方法も考えられる。しかし、ばね性の優れた材料を用いるとなると、コストが高くなるばかりか、材料選択の余地が少なくなる。そこで、一方の接触片のみを撓み変形させ、応力集中し難い形状にしておけば、ばね性の優れた材料を用いなくてもよいから、材料選択の幅が広がり、自由な設計が可能になる。
さて、本実施形態のショート端子80は、図28および図29に示すように、支持台82、一対の接触片81A,81Bなどを備えて構成されている。両接触片81A,81Bは全体として略U字状をなし、折り返し部84から対向状態で後方に延出されている。なお、以下の説明においては図28における図示左側の接触片を一方の接触片81Aとし、図示右側の接触片を他方の接触片81Bとする。
両接触片81A,81Bの基端側はつなぎ部83によって互いに連結されている。本実施形態におけるつなぎ部83は、両雌端子金具20がキャビティ12の内部に挿入された状態では、図26に示すように、一方の接触片81Aと接触する左側の雌端子金具20よりも他方の接触片81Bと接触する右側の雌端子金具20寄りに配置されている。
つなぎ部83は、詳細には、支持台82の右側縁から上方に立設されている。支持台82の略中央には、コ字状に切り欠かれるとともに下方に叩き出されることによって抜止片82Aが下方に一段低く設けられている。この抜止片82Aは、端子収容部13の下側収容部13Aの下面に形成された抜止突起(図示せず)と前後方向に係止可能である。これにより、ショート端子80は、抜止片82Aが前記抜止突起に係止することにより端子収容部13の内部で抜止状態に保持される。
つなぎ部83の上端前縁には、一方の接触片81Aが前方に延出された後、折り返し部84を介して左斜め後方へ延出されている。一方の接触片81Aの先端側には、山形をなして他方の接触片81B側に折り曲げられることにより接点85が設けられている。一方、つなぎ部83の上端後縁には、他方の接触片81Bが後方に延出され、その先端側には、外側(一方の接触片81Aとは反対側)に突出した後、内側(一方の接触片81A側)に折り返されることによって山形をなす接点85が設けられている。なお、つなぎ部83から一方の接触片81Aの先端までの距離は、つなぎ部83から他方の接触片81Bの先端までの距離よりも長めとされている。
折り返し部84は、一方の接触片81Aが内側に撓み変形したときに撓み変形する部分であり、その撓み変形に伴う応力を受ける部分である。この折り返し部84は、端子収容部13の全幅の約3分の2の幅寸法に亘って緩やかな円弧状に形成されているため、撓み変形に伴う応力を緩やかな円弧状の部分で分散させることができるようになっている。したがって、一方の接触片81Aが開放リブ35によって撓み変形し、撓み変形に伴う応力を折り返し部84で受けたときに、折り返し部84の全体で応力を分散させることができるから、折り返し部84の塑性変形を防ぐことができる。
ショート端子80が端子収容部13の内部に収容された状態では、図25に示すように、各接点85が各キャビティ12の内部に入り込んでおり、各接点85から先端側に連なる各傾斜面に各雌端子金具20の先端が接触可能とされている。つまり、各雌端子金具20がキャビティ12に対して後方から挿入されると、各雌端子金具20の先端が各接触片81A,81Bの先端傾斜面に摺接し、図26に示すように、各接触片81A,81Bが内側に撓み変形して各接点85が各雌端子金具20の側面に接触する。これにより、両雌端子金具20は、短絡状態に保持される。なお、他方の接触片81Bは、つなぎ部83との接続部を基端部として内側に撓み変形する。
本実施形態は以上のような構成であって、続いてその作用を説明する。まず、各雌端子金具20を各キャビティ12の内部に挿入する。両接触片81A,81Bは、図25に示すように、各接点85が挿通孔13Cを通ってキャビティ12の内部に配置されているから、雌端子金具20の進入に伴って両接触片81A,81Bが互いに接近する方向に変位する。そして、雌端子金具20が正規の挿入位置に至ると、図26に示すように、両接触片81A,81Bがそれぞれ左右の両雌端子金具20に接触した状態となり、左右に隣り合う一対の雌端子金具20は、ショート端子80を通じて電気的に短絡した状態となる。
次に、ホルダ内に各サブコネクタ11を組み付け、レバーのカム溝がカムピン34を受け入れ可能な位置にレバーをセットし、両コネクタ10,30を浅く嵌合させてカムピン34をカム溝の入口に進入させる。この状態からレバーを回動させると、カムピン34とカム溝との係合によるカム作用により両コネクタ10,30が互いに引き寄せられ、フード部32の内部にホルダが進入する。このようにして、両コネクタ10,30が正規嵌合に至ると、雌雄両端子金具20,33が導通可能に接続される。
この動作と併行して、開放リブ35が進入孔14から挿通孔13Cに進入し、図27に示すように、開放リブ35が、接触状態にある一方の接触片81Aと雌端子金具20との間に割って入り込む。これにより、左側の雌端子金具20は、ショート端子80と非接触状態となり、両雌端子金具20は電気的に開放された状態となる。このとき、一方の接触片81Aは、折り返し部84の全体が撓み変形することにより内側に撓み変形する。したがって、一方の接触片81Aが開放リブ35から受ける応力を折り返し部84の全体に分散させることができ、一方の接触片81Aが塑性変形することを回避することができる。一方、他方の接触片81Bは、右側の雌端子金具20と接触した状態のままであり、開放リブ35から応力を受けることはない。
以上のように本実施形態では、つなぎ部83を右側の雌端子金具20に寄せて配置することで広いスペースを確保し、その広いスペースに緩やかな円弧状をなす折り返し部84を設け、この折り返し部84で一方の接触片81Aを撓み変形させるようにしたから、開放リブ35から受ける応力を折り返し部84の全体に分散させることができる。したがって、折り返し部84の塑性変形を防ぐことができるとともに、両接触片81A,81Bの材料選択の幅を広げることができる。
<実施形態5>
次に、本発明の実施形態5を図28ないし図30の図面を参照しながら説明する。本実施形態は、実施形態4の変形例であり、ショート端子の構造は、実施形態2のショート端子50とほぼ同じであるため、以下においてはその作用を中心として説明する。
本実施形態のショート端子50は、図30に示すように、図示左側の左側接触片(本発明の「一方の接触片」の一例)51Aが図示右側の右側接触片(本発明の「他方の接触片」の一例)51Bよりも長めに設定されている。具体的には、両接触片51A,51Bの基端側を互いに連結したつなぎ部52から左側接触片51Aの先端までの距離は、つなぎ部52から右側接触片51Bの先端までの距離よりも長い。なお、つなぎ部52は、端子収容部13の内部における左右方向ほぼ中央に配置されている。
このような構成によると、図31に示すように、各キャビティ12の内部に雌端子金具20を挿入することにより、両接触片51A,51Bの先端側に形成された両接点53が左右の両雌端子金具20の側面にそれぞれ接触する。
両コネクタ10,30を嵌合させると、図32に示すように、開放リブ35が、左側接触片51Aと左側の雌端子金具20との間に割って入り込み、左側接触片51Aのみが内側に変位する。これにより、両雌端子金具20は、電気的に開放された状態となる。一方、右側接触片51Bは雌端子金具20に接触した状態のままである。このようにすると、両接触片51A,51Bを撓み変形させる場合よりもつなぎ部52の変位量を小さくできる。さらに、脚の長い左側接触片51Aを撓み変形させるようにしたから、脚の短い右側接触片51Bを撓み変形させるよりもつなぎ部52における変位量を小さく抑えることができる。したがって、つなぎ部52の塑性変形を防ぐことができる。
<実施形態6>
一般に、開放リブは、破損防止などの観点から、できるだけ短いほうがよい。開放リブを短くするためには、接点をできるだけ接触片の前方に配置する必要がある。このため、支点から接点に向けて前方に延出する形態で接触片を形成することが合理的である。このようなショート端子として、例えば特開2007−258012号公報に記載のショート端子が知られている。このショート端子の接触片には、開放リブの案内を行う案内面が接点から前方に延出する形態で形成されている。
しかしながら、上記のような構成において接触片のばね弾性を小さくしようとすると、支点から接点までの距離が長くなってしまう。この対策として、案内面の傾斜角度を急にして、前後方向に短くすることが考えられる。しかしながら、案内面を急にすると、開放リブと案内面とが摺接しにくくなり、接触片が座屈しやすくなる。このように、接触片のばね弾性を小さくすることと、接触片を短くすることとを両立させることは困難である。
実施形態6は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、接触片のばね弾性を小さくするとともに、接触片を短くすることを目的とする。
本発明の実施形態6を図33ないし図52の図面を参照しながら説明する。本実施形態におけるコネクタは、図33に示すように、合成樹脂製のハウジング110を有している。ハウジング110の内部には、上下方向および左右方向に並んで配設された複数のキャビティ111が前後方向に貫通して形成されている。なお、以下の説明において前後方向とはコネクタの嵌合方向を基準とし、前側とは嵌合面側をいうものとする。また、上下方向とは前後方向と直交する方向であって、図33における上下方向とする。また、左右方向は、前後方向および上下方向の双方に対して直交する方向とする。
本実施形態のコネクタと嵌合可能な相手側コネクタについて簡単に説明する。相手側コネクタは、合成樹脂製の相手側ハウジング(図示せず)を有している。相手側ハウジングは、フード状をなして前方に開口するフード部(図示せず)を有している。このフード部の内部にハウジング110が嵌合可能とされている。このフード部の奥壁には、複数のタブ状端子(図示せず)が突出して設けられているとともに、複数の開放リブRが突出して設けられている。
ハウジング110は、図33に示すように、全体として略方形のブロック状をなしている。ハウジング110のキャビティ111の内部には、後方から端子金具120が挿入可能とされている。キャビティ111の内部に挿入された端子金具120は、相手側コネクタのタブ状端子と対応して配置されている。このため、両コネクタを嵌合させると、端子金具120とタブ状端子とが導通可能に接続される。
さて、ハウジング110では、図33に示す右から1列目と2列目において左右に隣り合う一対のキャビティ111が一組として構成され、右から3列目と4列目において左右に隣り合う一対のキャビティ111が一組として構成されている。これら一組のキャビティ111の間には、図36に示すように、ショート端子130を収容する端子収容部112が配設されている。端子収容部112は、一組のキャビティ111に対して一つ設けられており、端子収容部112の内部には、後方からショート端子130が挿入可能である。
また、ハウジング110の前面には、端子収容部112の内部と外部とを連通させる進入孔113が開口している。進入孔113は、相手側コネクタの開放リブRと対応して配置され、両コネクタの嵌合に伴って開放リブRが進入孔113を通って端子収容部112の内部に進入可能である。なお、進入孔113の内部は、キャビティ111の内部とも連通している。
ショート端子130は、図41に示すように、金属平板を打ち抜き加工した後に、折り曲げ加工などを施すことによって形成されている。ショート端子130は、図39に示すように、底壁131、底壁131の両側縁から対向状態で立ち上がる一対の側壁132、底壁131の後縁から立ち上がる後壁133、両側壁132の前縁から前方に延出された一対の接触片134,135などを備えて構成されている。
なお、図39において奥側に配置された長めの接触片を一方の接触片134とし、手前側に配置された短めの接触片を他方の接触片135とする。また、以下の説明においては、図39において奥側に配置された側壁132を右側壁132という場合があり、手前側に配置された側壁132を左側壁132という場合がある。
底壁131の前縁は、両角部が切り欠かれており、この切り欠き部における上縁をさらに切り欠くことにより、端部に向かうにつれて板厚が小さくなるテーパ面131Aが形成されている。また、底壁131の両側縁における一方の接触片134と対応する側縁には、ハウジング110の樹脂に食い込み可能な食い込み部131Bが張り出し形成されている。
両側壁132は、底壁131の両側縁における後端部に連結されている。両側壁132の後縁における下側部分は、後壁133の板厚分だけ切り欠かれている。この切り欠き部132Bには、後壁133の両側縁における下側部分133Aが嵌り込んでいる。後壁133の両側縁における下側部分133Aは、両側壁132の切り欠き部132Bに対して前後方向に係止している。これにより、後壁133は、図43に示すように、内側(前方)に倒れることが規制されている。
一方、後壁133の両側縁における上側部分は、図40に示すように、両側壁132の板厚分だけ切り欠かれている。この切り欠き部133Bには、両側壁132の後縁における上側部分132Aが嵌り込んでいる。両側壁132の後縁における上側部分132Aは、切り欠き部133Bに対して左右方向に係止している。これにより、両側壁132は、図44に示すように、内側(左右方向)に倒れることが規制されている。
一方の接触片134は、図42に示すように、右側壁132の前縁を第1支点134Aとして、この第1支点134Aから前方に延出された第1本体部134Bと、第1本体部134Bの前縁を第2支点134Cとして、この第2支点134Cで外側に折り返され、第2支点134Cから斜め後方に延出された第2本体部134Dと、第2本体部134Dの後縁を接点134Eとして、この接点134Eで内側に曲げられ、接点134Eから斜め後方に延出された第3本体部134Fとを備えて構成されている。
第1本体部134Bは、第2支点134Cが内側に力を受けた場合に、第1支点134Aを基端部として内側に撓み可能である。つまり、第2支点134Cは、第1本体部134Bの力点として機能する。一方、第2本体部134Dは、接点134Eが内側に力を受けた場合に、第2支点134Cを基端部として内側に撓み可能である。第3本体部134Fは、接点134Eが内側に力を受けた場合に、第2本体部134Dと一体となって内側に撓み可能である。
このようにすると、第1支点134Aから接点134Eまでの距離よりも第1支点134Aから第2支点134Cまでの距離のほうが長くなるため、接点134Eで受けた力よりも小さい力が第2支点134Cにかかることになる。そして、第1支点134Aは、第2支点134Cにかかる力を支持すればよいため、接点134Eが第1支点134Aの力点として機能する場合(例えば他方の接触片135のような構成とした場合)よりも第1支点134Aの弾性力を小さく設定することができる。
また、第2支点134Cの弾性力は、第1支点134Aの弾性力よりも小さく設定されている。このため、接点134Eが力を内側に受けると、まず、第2本体部134Dと第3本体部134Fが一体となって、第2支点134Cを基端部として内側に変位し、次に、第1本体部134Bと第2本体部134Dと第3本体部134Fが一体となって、第1支点134Aを基端部として内側に変位する。このように、一方の接触片134は、第1支点134Aと第2支点134Cの2支点で撓み可能な2支点構造とされている。
一方、他方の接触片135は、図42に示すように、左側壁132の前縁を支点135Aとして、支点135Aから前方に延出された第1本体部135Bと、第1本体部135Bの前縁で外側に曲げられ、第1本体部135Bの前縁から斜め前方に延出された第2本体部135Cと、第2本体部135Cの前縁を接点135Dとして、この接点135Dで内側に曲げられ、接点135Dから斜め前方に延出された第3本体部135Eとを備えて構成されている。
ここで、一方の接触片134の第1本体部134Bは、図45に示すように、内側に曲げ形成された曲げ部134Gを有している。この曲げ部134Gは、図46に示すように、両接触片134,135が互いに接近した接近姿勢となったときに、他方の接触片135の第3本体部135Eの先端と一方の接触片134の第1本体部134Bとが干渉しないようにするために設けられている。このため、自然状態における一方の接触片134の第1本体部134Bは、詳細には図42に示すように、第1支点134Aから曲げ部134Gまで前方に延出され、曲げ部134Gで内側に曲げられ、曲げ部134Gから第2支点134Cまで斜め前方に延出されている。これにより、両接触片134,135は、図47に示すように、接近姿勢のまま端子収容部112の内部に挿入され、図48に示す正規の挿入位置に至ると、自然状態に復帰する。
一方の接触片134は、正規の挿入位置では、第2支点134Cが開放リブRの進入経路を避けるように端子収容部112の内部に配置され、接点134Eがキャビティ111の内部に配置されている。このため、進入孔113の内部には、第2本体部134Dの前側傾斜面のみが臨んだ状態とされ、この前側傾斜面が開放リブRを後方へ案内する前側案内面として機能する。一方、第3本体部134Fの後端は、進入孔113の内部に配置され、キャビティ111の内部には、第3本体部134Fの後側傾斜面が臨んだ状態とされ、この後側傾斜面が端子金具120を前方へ案内する後側傾斜面として機能する。
ここで、両接触片134,135は、図43に示すように、底壁131に対して平行姿勢で配置されている。一方、両接触片134,135を内部に収容する端子収容部112は、図49または図50に示すように、底壁131を圧入状態で収容可能とする下側収容部112Aと、両接触片134,135を収容する上側収容部112Bとから構成されている。底壁131の食い込み部131Bは、図52に示すように、途中位置に至ると、下側収容部112Aの右側面に食い込み始める。なお、途中位置とは、図47、図51、および図52に示すショート端子130の位置をいう。
また、下側収容部112Aの上面を構成する支持壁114は、図51に示すように、下側収容部112Aの前面から後方に突出する片持ち状をなしている。支持壁114は、図49に示すように、左右方向に所定の間隔を空けて一対設けられている。両支持壁114と下側収容部112Aの下面との間隔は、底壁131の板厚とほぼ同じ寸法とされている。
底壁131を両支持壁114と下側収容部112Aの下面との間に挿入する際には、テーパ面131Aによって底壁131を両支持壁114と下側収容部112Aの下面との間に円滑に挿入することができる。なお、途中位置では、両側壁132の上縁が端子収容部112の上面とほぼ接触した状態となっている。したがって、ショート端子130が端子収容部112の内部で上下方向にがたつくことを規制して正規姿勢に保持できる。
途中位置にある底壁131を下側収容部112Aに対して圧入していくと、食い込み部131Bが下側収容部112Aの右側面に食い込むことで底壁131が後方に抜け止めされるとともに、底壁131が両支持壁114と下側収容部112Aの下面との間に挟持されることで底壁131の前端の持ち上がりが規制される。このようにして、正規姿勢に保持された状態でショート端子130を正規の挿入位置に至るまで挿入することができる。
上側収容部112Bの略前半部においては、端子収容部112とキャビティ111との隔壁115を貫通することによって挿通孔116が形成されている。ショート端子130を端子収容部112の内部に挿入していくと、図47に示すように、両接点134E,135Dが両隔壁115に摺接しながら前方へ向かい、ショート端子130が正規の挿入位置に至ると、図48に示すように、両接触片134,135は、各挿通孔116を通って各キャビティ111の内部に入り込み、自然状態に復帰する。
次に、展開状態におけるショート端子130について簡単に説明する。ショート端子130の前後方向における寸法を短くするという観点からは、図43において両接触片134,135を後壁133の両側縁から前方に延出させることにより、側壁132をなくして、その分だけ前後方向に短くすることが有効である。しかし、両接触片134,135を後壁133と一体に形成すると、図41の展開状態において両接触片134,135が後壁133の左右両側に張り出すこととなり、ショート端子130間のピッチが大きくなってしまう。これでは、単位面積あたりのショート端子130の取り数が減少してしまうため、得策ではない。そのため、本実施形態では、両側壁132を設けて、両側壁132の前縁からそれぞれ前方に張り出す形態で両接触片134,135を設けている。このようにすると、底壁131と両接触片134,135とを並列に配置することができ、ショート端子130間のピッチが小さくなるため、単位面積あたりのショート端子130の取り数を増加させることができる。
本実施形態は以上のような構成であって、続いてその作用を説明する。まず、本実施形態のコネクタにおいては、全てのキャビティ111の内部に端子金具120が収容されているとは限らず、キャビティ111の内部に端子金具120が収容されていない場合もある。この場合であっても、ショート端子130は、全ての端子収容部112の内部に収容されており、全ての進入孔113の内部に開放リブRが挿入されるようになっている。このため、以下においては、キャビティ111の内部に端子金具120が収容されている場合と、キャビティ111の内部に端子金具120が収容されていない場合とに分けて説明する。
最初に、キャビティ111の内部に端子金具120が収容されている場合について図34および図35を参照しながら説明する。キャビティ111の内部に後方から端子金具120を挿入すると、端子金具120の前端が第3本体部134Fの後側傾斜面に摺接しながら、第2支点134Cを基端部として第2本体部134Dおよび第3本体部134Fが第1本体部134Bよりも優先的に内側に変位する。第2支点134Cの撓み変形が弾性限界に近づくと、今度は第1支点134Aを基端部として第1本体部134Bが内側に変位し始める。こうして、接点134Eが端子金具120の側面に乗り上げると、両支点134A,134Cのばね弾性によって接点134Eと端子金具120とが接触状態に保持される。
端子金具120をキャビティ111に対して図34に示す正規の挿入位置まで挿入すると、ショート端子130を通じて両端子金具120が電気的に短絡した状態に保持される。この後、両コネクタの嵌合を行う。開放リブRは、進入孔113の内部に前方から進入し、開放リブRの先端が第2本体部134Dの前側傾斜面に摺接することで進入孔113の後方へ案内される。
この後、開放リブRは、図35に示すように、接点134Eと端子金具120との間に割って入り、両端子金具120は、電気的に開放された状態となる。ここで、接点134Eが開放リブRから受けた力は、第2支点134Cに伝えられ、この第2支点134Cを力点として第1支点134Aが撓み変形する。第2支点134Cは、接点134Eよりも第1支点134Aから遠くに位置しているため、第2支点134Cには、接点134Eにかかる力よりも小さい力がかかる。したがって、従来構造(例えば他方の接触片135のように、接点135Dが受ける力がそのまま支点135Aにかかる構造)よりもばね弾性の小さな接触片134を形成することができる。よって、ショート端子130の小型化や軽量化などに寄与しうる。
次に、キャビティ111の内部に端子金具120が収容されていない場合について図36ないし図38を参照しながら説明する。この場合、キャビティ111の内部に端子金具120が収容されている場合よりも、第2本体部134Dの前側傾斜面が急になっているため、一見すると、開放リブRによって第2本体部134Dが座屈しやすいようにも思われる。しかしながら、第2支点134Cの弾性力は、第1支点134Aの弾性力よりも小さいため、第2支点134Cが優先的に撓み変形し、第2本体部134Dが座屈することはない。さらに、第2本体部134Dの前側傾斜面を急にすることができるため、第2本体部134Dの前側傾斜面を緩やかに形成した場合よりも一方の接触片134を前後方向に短くすることができる。
このような構成において、端子金具120をキャビティ111に対して図36に示す正規の挿入位置まで挿入し、両コネクタの嵌合を行うと、開放リブRは、進入孔113の内部に前方から進入し、開放リブRの先端が第2本体部134Dの前側傾斜面に摺接することで進入孔113の後方へ案内される。
この後、第2支点134Cの撓み変形が弾性限界に近づくと、今度は第1支点134Aを基端部として第1本体部134Bが内側に変位し始める。こうして、接点134Eが開放リブRの側面に乗り上げると、図38に示すように、両支点134A,134Cのばね弾性によって接点134Eと開放リブRとが接触状態に保持される。
以上のように本実施形態では一方の接触片134を第1支点134Aと第2支点134Cとの2支点で撓み可能な2支点構造とし、かつ、第2支点134Cの弾性力を第1支点134Aの弾性力よりも小さくしたから、第2本体部134Dの前側傾斜面を急にすることができ、一方の接触片134を前後方向に短くすることができる。また、第1支点134Aの力点となる第2支点134Cを接点134Eよりも前方に配置したから、第1支点134Aにかかる力を軽減することができ、ばね弾性の小さな接触片134を形成することができる。
また、両側壁132と後壁133とが左右方向および前後方向に係止し合う構造としたから、右側壁132が左側に倒れることを防ぐことができるとともに左側壁132が右側に倒れることを防ぐことができ、同時に後壁133が前側に倒れることを防ぐことができる。
また、両接触片134,135を、左右に隣り合う両端子金具120の間に配設したから、ショート端子130をハウジング110に効率良く配設することができ、ハウジング110を小型化することができる。また、第2支点134Cを、開放リブRの進入経路を避けるように端子収容部112の内部に配置したから、進入孔113に進入した開放リブが第2支点134Cと干渉することを回避できる。また、第1本体部134Bに曲げ部134Gを形成したから、両接触片134,135が接近姿勢にあるときに、他方の接触片135の第3本体部135Eの先端が一方の接触片134の第1本体部134Bに干渉することを回避できる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)本実施形態ではショート端子は支持台を備えているものの、本発明によると、ショート端子は両接触片のみを備えた構成としてもよい。例えば、端子収容部の前後に前後一対の壁を設けて両接触片の抜止を行うとともに、後側の壁に両接触片を端子収容部の内部に進入させる進入孔を設けてもよい。
(2)本実施形態では雄コネクタ30として基板用コネクタを例示しているものの、本発明によると、雄コネクタ30を電線Wに直結されたコネクタとしてもよい。
(3)実施形態1では2本の開放リブ35で両接触片41と両雌端子金具20との間を非接触状態にしているものの、本発明によると、1本の開放リブ35でいずれか一方の接触片41と雌端子金具20との間を非接触状態にしてもよい。
(4)実施形態2では両接触片51A,51Bの先端部を前後方向にずらして配置しているものの、本発明によると、両接触片51A,51Bの先端部を上下方向にずらして配置してもよい。
(5)実施形態3では両接触片61が下方に変位しつつ互いに近づく方向に変位するものを例示しているものの、本発明によると、案内部70Cを垂直に形成して両接触片61が下方にのみ変位するようにしてもよい。この場合、下方に変位した両接触片61が元の姿勢に復帰できるように両接触片61の支持台62に対する弾性力を強めに設定することが望ましい。
(6)実施形態4ではつなぎ部83が支持台82に連結されているものを例示しているものの、本発明によると、つなぎ部83以外の部分を支持台82に連結してもよい。要するに、本発明における「連結部」と「つなぎ部」とは必ずしも同じにしなくてもよい。
(7)実施形態4では折り返し部84で撓み変形するものを例示しているものの、本発明によると、折り返し部84から一方の接触片81Aの先端に至る全体を撓み変形させてもよい。
(8)実施形態5ではつなぎ部52が端子収容部13の左右方向ほぼ中央に配置されているものの、本発明によると、つなぎ部52を支持台で連結することにより端子収容部13の右側にずらして配置してもよい。
(9)実施形態4または5では一方の接触片81Aの形状に丸みをもたせたり、あるいは左側接触片51Aを長くするなどして応力集中を回避しているものの、本発明によると、接触片の厚みや幅を調整することによって応力集中し難い形状としてもよい。
(10)実施形態6では第2支点134Cの弾性限界に近づいてから、第1支点134Aが撓み変形を開始しているものの、本発明によると、第1支点134Aよりも第2支点134Cの撓み変形量のほうが大きければよく、両支点134A,134Cが同時に撓み変形を開始してもよい。
(11)実施形態6では両側壁132が底壁131によって支持されているものの、本発明によると、底壁131を設けることなく、両側壁132が後壁133によって連結されている構成としてもよい。
(12)実施形態6では後壁133が両側壁132によって内側に倒れることが規制されているものの、本発明によると、必ずしも後壁133の倒れ防止構造を設けなくてもよい。
(13)実施形態6では左右に隣り合う両端子金具120の間にショート端子130を配置しているものの、本発明によると、上下に隣り合う両端子金具120の間にショート端子130を配置してもよい。
(14)実施形態6では第2支点134Cが端子金具120の挿入前から開放リブRの進入経路を避けるように配置されているものの、本発明によると、端子金具120の挿入前においては第2支点134Cを開放リブRの進入経路上に配置してもよく、端子金具120が挿入されることで第2本体部134Dが内側に変位し、第2支点134Cが開放リブRの進入経路を避ける配置となるようにしてもよい。
(15)実施形態6では、第1本体部134Bの途中を内側に曲げて曲げ部134Gを形成しているものの、本発明によると、第1本体部134Bの途中を一旦外側に曲げてから内側に折り返すように曲げ部を形成してもよい。
10…雌コネクタ(コネクタ)
11…サブコネクタ(ハウジング)
13,70…端子収容部
20…雌端子金具(端子金具)
35,36…開放リブ
40,50,60,80…ショート端子
41,61…接触片
41A,61A…連結部
42,62,82…支持台
51A…左側接触片(一方の接触片)
51B…右側接触片(他方の接触片)
52,83…つなぎ部
81A…一方の接触片
81B…他方の接触片
110…ハウジング
112…端子収容部
113…進入孔
120…端子金具
130…ショート端子
131…底壁
132…側壁
133…後壁
134…一方の接触片
134A…第1支点
134C…第2支点
134E…接点
134G…曲げ部
135…他方の接触片
R…開放リブ

Claims (13)

  1. ハウジングの内部において上下方向および左右方向に並んで配設されている複数の端子金具のうち左右に隣り合う一対の前記端子金具にそれぞれ接触して前記一対の端子金具を短絡させる一対の接触片を有し、接触状態にある前記接触片と前記端子金具との間に開放リブが割って入ることにより、一対の前記端子金具を開放させるショート端子であって、
    前記両接触片は、左右に隣り合う前記一対の端子金具の間に配設されていることを特徴とするショート端子。
  2. ハウジングと、
    前記ハウジングの内部において上下方向および左右方向に並んで配設されている複数の端子金具と、
    左右に隣り合う一対の前記端子金具にそれぞれ接触して前記一対の端子金具を短絡させる一対の接触片を有し、接触状態にある前記接触片と前記端子金具との間に開放リブが割って入ることにより、一対の前記端子金具を開放させるショート端子とを備えたコネクタであって、
    前記両接触片は、左右に隣り合う前記一対の端子金具の間に配設されていることを特徴とするコネクタ。
  3. 前記両接触片は左右方向に対向して配置され、前記両接触片の先端側は、それぞれ内側に折り返され、かつ、上下方向および左右方向の双方に対して交差する前後方向にずらして配置されていることを特徴とする請求項2に記載のコネクタ。
  4. 前記両接触片は、前記開放リブの進入経路上に配置され、前記開放リブと摺接することにより上下方向に変位して前記開放リブの進入経路から退避した位置へ移動することを特徴とする請求項2または請求項3に記載のコネクタ。
  5. 前記両接触片を構成する一方の接触片と他方の接触片のうち前記一方の接触片と前記端子金具との間にのみ前記開放リブが割って入ることにより、前記一対の端子金具を開放させるようにしたコネクタにおいて、
    前記一方の接触片は、前記開放リブから応力を受けた際に応力集中し難い形状としたことを特徴とする請求項2に記載のコネクタ。
  6. 前記両接触片は全体として略U字状をなしており、前記両接触片の基端側を互いに連結したつなぎ部は、前記一対の端子金具のうち前記一方の接触片と接触する端子金具よりも前記他方の接触片と接触する端子金具寄りに配置されていることを特徴とする請求項5に記載のコネクタ。
  7. 前記両接触片の基端側を互いに連結したつなぎ部から前記一方の接触片の先端までの距離は、前記つなぎ部から前記他方の接触片の先端までの距離よりも長いことを特徴とする請求項5または請求項6に記載のコネクタ。
  8. 前記ショート端子は、前記両接触片の基端側を互いに連結した連結部を支持するとともに、左右に隣り合う前記一対の端子金具の間で前記ハウジングに固着されることで、前記両接触片を前記ハウジングの内部に保持する支持台を備えたことを特徴とする請求項2ないし請求項7のいずれか一項に記載のコネクタ。
  9. 隣り合う両端子金具の間に配設され、前記両端子金具を短絡させるショート端子であって、
    前記両端子金具にそれぞれ接触する両接触片における一方の前記接触片は、第1支点から第2支点に向けて前方に延出され、その第2支点で外側に折り返されて接点に向けて後方に延出され、その接点で内側に折り返されて後方に延出されることにより、前記第1支点と前記第2支点の2支点で撓み可能とされており、
    接触状態にある前記接点と前記端子金具との間に開放リブが割って入ることにより、前記両端子金具を開放させ、
    前記第2支点の弾性力は、前記第1支点の弾性力よりも小さいことを特徴とするショート端子。
  10. 底壁と、前記底壁の後縁から立ち上がる後壁と、前記両接触片をそれぞれ支持する一対の側壁とを備え、前記両側壁は、前記底壁の両側縁から対向状態をなして立ち上がる形態とされており、前記後壁は、前記両側壁の間に配置されている請求項9に記載のショート端子。
  11. ハウジングと、
    前記ハウジングの内部において上下方向および左右方向に並んで配設されている複数の端子金具と、
    請求項9または請求項10に記載のショート端子とを備え、
    前記両接触片は、左右に隣り合う前記両端子金具の間に配設されていることを特徴とするコネクタ。
  12. 前記ハウジングは、前方から前記開放リブを進入させる進入孔と、前記進入孔の内部と連通し、後方から前記ショート端子を収容する端子収容部とを有し、前記第2支点は、前記開放リブの進入経路を避けるように前記端子収容部の内部に配置されている請求項11に記載のコネクタ。
  13. 前記ショート端子は、前記両接触片を互いに接近させた接近姿勢で後方から前記端子収容部の内部に挿入され、前記一方の接触片は、前記接近姿勢では前記両接触片における他方の前記接触片と接触しないように曲げ形成されている請求項12に記載のコネクタ。
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