JP2010144869A - 遊星歯車減速装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊星歯車を支持する軸受にスラスト方向の力が作用した場合でも、軸受を保持する保持器と、遊星歯車及び軸受の側方への移動を規制するプレートとの接触を抑えることができる遊星歯車減速装置の提供。
【解決手段】遊星歯車18と、この遊星歯車18を回転自在に支持する軸受22と、この軸受22を保持する保持器23と、遊星歯車18及び軸受22それぞれの側方への移動を規制するプレート24とを備えた遊星歯車減速装置12において、軸受22の内輪20のプレート24に対向する端面20aを、遊星歯車18のプレート24に対向する端面18aよりも突出させ、軸受22の内輪20の端面20aをプレート24に当接させるように軸受22及び遊星歯車18を配置した構成にしてある。
【選択図】図3

Description

本発明は、油圧ショベル、クレーン等の建設機械に備えられる走行装置、旋回装置などに含まれ、遊星歯車、及びこの遊星歯車を支持する軸受それぞれの側方への移動を規制するプレートを備えた遊星歯車減速装置に関する。
図8は従来の遊星歯車減速装置の要部を示す側面図、図9は図8に示す従来の遊星歯車減速装置に備えられるプレートの装着状態を示す要部正面図である。
図8に要部を示す遊星歯車装置40は、例えば走行モータと、履帯を駆動するスプロケットとを有する走行体の走行装置に含まれるものであって、走行モータの出力軸を介して回転力が伝えられるものである。この遊星歯車減速装置40は、例えば2段に構成されており、図示しない走行モータの出力軸によって回転する1段目の太陽歯車41と、この太陽歯車41とリングギヤ43との間に配置され、太陽歯車41の回転に伴って自転及び公転する1段目の遊星歯車42と、この遊星歯車42の回転によって太陽歯車41の周りを回転するキャリア44とを備えている。また、キャリア44の回転に伴って回転する2段目の太陽歯車45と、ハウジングに形成されたピン部47に軸受50を介して回転自在に支持され、また、太陽歯車45とリングギヤ43との間に配置され、太陽歯車45の回転に伴って自転して上述のリングギヤ43を回転させる2段目の遊星歯車46とを備えている。図示しないが、リングギヤ43には、走行体の履帯に駆動力を伝えるスプロケットが取り付けられている。
図9にも示すように、2段目の遊星歯車46を支持し、ハウジングのピン部47に装着される上述の軸受50は、ピン部47に取り付けられる内輪48と、この内輪48の外周に配置される複数本のニードル49とを含んでいる。この軸受50は保持器51によって保持されている。また、ピン部47の端面には、ボルト53によって、遊星歯車46及び軸受50それぞれの側方への移動を規制するドーナツ形のプレート52が取り付けられている。このプレート52の幅寸法は、軸受50への潤滑油の供給を考慮して軸受50の直径よりも小さく設定されている。図8に示すように、キャリア44側に位置する軸受50の内輪48の端面と、保持器51の側面と、遊星歯車46の端面とは、同一面内に配置されている。これに伴って、図9に示すように、プレート52は、軸受50の内輪48の端面と、保持器51の側面と、遊星歯車46の端面とに当接するようにピン部47に取り付けられている。この種の公知文献として、特許文献1に示されるものがある。
特開2000−274515号公報
上述した図8,9図に示す従来技術は、軸受50にスラスト方向の力が作用した状態で遊星歯車46が回転すると、保持器51がプレート52側に強く押付けられながら保持器51が回転する状態となる。これによって保持器51の端縁部がプレート52の端縁部によって削られて保持器51が摩耗したり、プレート52によって保持器51が押し潰されてしまうことが起こる。すなわち、従来技術は保持器51の損耗を生じやすい。このように保持器51が損耗した場合には、新しい保持器に交換する煩雑な作業が必要になり、補修費用がかかる問題がある。
なお、従来技術は、プレート52をハウジングのピン部47に固定するために、ボルト53等の固定具を要している。したがって、この固定具のための費用がかかる問題もある。
本発明は、上述した従来技術における実状からなされたもので、その目的は、遊星歯車を支持する軸受にスラスト方向の力が作用した場合でも、軸受を保持する保持器と、遊星歯車及び軸受の側方への移動を規制するプレートとの接触を抑えることができる遊星歯車減速装置を提供することにある。
この目的を達成するために、本発明に係る遊星歯車減速装置は、遊星歯車と、この遊星歯車を回転自在に支持する軸受と、この軸受を保持する保持器と、上記遊星歯車及び上記軸受それぞれの側方への移動を規制するプレートとを備えた遊星歯車減速装置において、上記軸受の内輪の上記プレートに対向する端面を、上記遊星歯車の上記プレートに対向する端面よりも突出させ、上記軸受の上記内輪の上記端面を上記プレートに当接させるように上記軸受及び上記遊星歯車を配置したことを特徴としている。
このように構成した本発明は、従来技術と同様に、軸受を保持する保持器の側面と、軸受によって支持される遊星歯車の端面とが同一面内に含まれるように保持器を配置した状態では、軸受の内輪の端面が遊星歯車の端面から突出し、軸受の内輪の端面にプレートが当接するので、保持器の側面とプレートとの間に隙間が形成される。したがって、軸受にスラスト方向の力が作用した場合でも、保持器とプレートとの接触を隙間によって避けることができる。これにより、プレートとの当接による保持器の損耗を抑えることができる。また、保持器とプレートとの間に隙間が形成されるので、この隙間を通してハウジング内の潤滑油を軸受に供給することができる。
また、本発明に係る遊星歯車減速装置は、上記発明において、上記プレートの上記遊星歯車の上記端面側に位置する隅角部に面取り部を設けたことを特徴としている。このように構成した本発明は、ハウジング内の潤滑油をプレートの面取り部によって案内させて、保持器とプレートとの間に形成された隙間に導き、軸受に供給することができる。
また、本発明に係る遊星歯車減速装置は、上記発明において、上記プレートの周端部に潤滑油を収容可能な油溜め部を設けたことを特徴としている。このように構成した本発明は、油溜め部に溜められた潤滑油を、保持器とプレートとの間に形成された隙間に導き、軸受に供給することができる。
また、本発明に係る遊星歯車減速装置は、上記発明において、上記プレートの上記遊星歯車の上記端面側に位置する面部に潤滑油を収納可能な切欠き部を設けたことを特徴としている。このように構成した本発明は、プレートの面部に形成した切欠き部に溜められた潤滑油を、保持器とプレートとの間に形成された隙間に導き、軸受に供給することができる。
また、本発明に係る遊星歯車減速装置は、上記発明において、走行モータと、履帯を駆動するスプロケットとを有する走行体の走行装置に含まれるものから成り、上記遊星歯車に対向するように配置されるキャリアを備え、上記プレートを上記軸受の上記内輪と上記キャリアとによって挟持させたことを特徴としている。このように構成した本発明は、油圧ショベル等の走行体に備えられる走行装置に含まれる遊星歯車減速装置として有効に活用させることができるとともに、プレートが軸受の内輪とキャリアとによって挟持されることから、プレートを固定する固定具を要することなく、このプレートを支持させることができる。したがって、このプレートの固定具の数だけ部品数を少なくすることができる。
本発明は、遊星歯車を支持する軸受の内輪の、遊星歯車及び軸受それぞれの側方への移動を規制するプレートに対向する端面を、遊星歯車のプレートに対する端面よりも突出させ、軸受の内輪の端面をプレートに当接させるように軸受及び遊星歯車を配置したことから、従来と同様に軸受を保持する保持器の側面を遊星歯車の端面と同一面内に含ませるように保持器を設けた際に、保持器の側面とプレートとの間に隙間を形成させることができる。したがって、遊星歯車を支持する軸受にスラスト方向の力が作用した場合でも、保持器とプレートとの接触を避けることができ、プレートとの当接による保持器の損耗を抑えることができる。これにより、保持器の耐久性を従来よりも向上させることができ、この保持器に関係する費用を従来よりも低減できる。
また、保持器とプレートとの間に隙間が形成されるので、この隙間を通して潤滑油を軸受に供給できる。これにより、従来に比べて軸受に対する潤滑性能を向上させることができる。
以下、本発明に係る遊星歯車減速装置を実施するための最良の形態を図に基づいて説明する。
図1は本発明に係る遊星歯車減速装置の第1実施形態が備えられる建設機械の一例として挙げた油圧ショベルを示す側面図である。
この図1に示すように、油圧ショベルは、走行体1と、この走行体1上に旋回輪2を介して設けられる旋回体3と、この旋回体3に上下方向の回動可能に設けられるフロント作業機4とを備えている。フロント作業機4は、旋回体3に取り付けられるブーム5と、このブーム5の先端に取り付けられるアーム6と、このアーム6の先端に取り付けられるバケット7とを含んでいる。走行体1と旋回体3との間には、旋回体3を旋回させる旋回装置8を備えている。走行体1は、履帯と、履帯に駆動力を伝えるスプロケットを有する走行装置10とを備えている。例えば上述した旋回装置8や走行装置10に、本発明が対象としている遊星歯車減速装置が含まれている。以下にあっては、走行装置10に含まれる遊星歯車装置を例に挙げて説明する。
図2は本発明の第1実施形態に係る遊星歯車減速装置を含む走行装置を示す側面図、図3は図2の要部を拡大して示した側面図である。
図1に示す走行装置10は、図2に示すように、油圧モータから成る走行モータ11と、この走行モータ11に接続される本発明の第1実施形態に係る遊星歯車減速装置12とを含んでいる。本発明の第1実施形態に係る遊星歯車減速装置12の基本構成は、上述した図8に示すものと例えば同じである。
すなわち、本発明の第1実施形態に係る遊星歯車減速装置12は、例えば2段に構成されており、走行モータ11の出力軸11aによって回転する1段目の太陽歯車13を備えている。また、太陽歯車13とリングギヤ15との間に配置され、太陽歯車13の回転に伴って自転及び公転する1段目の遊星歯車14を備えている。リングギヤ15には、履帯に駆動力を伝える上述したスプロケット9を取り付けてある。また、遊星歯車14の回転に伴って太陽歯車13の周りを回転するキャリア16を備えている。
また、キャリア16の回転に伴って回転する2段目の太陽歯車17と、ハウジングに形成されたピン部19に軸受22を介して支持され、また、太陽歯車17とリングギヤ15との間に配置され、太陽歯車17の回転に伴って自転し、上述のリングギヤ15を回転させる2段目の遊星歯車18とを備えている。遊星歯車18を支持する軸受22は、ピン部19に取り付けられる内輪20と、この内輪20の外周に配置される複数本のニードル21とを含んでいる。この軸受22は保持器23によって保持されている。図3に示すように保持器23の側面と、遊星歯車18の端面とが同一面内に含まれるように、保持器23を配置してある。
また、遊星歯車18及び軸受22それぞれの側方への移動、すなわちキャリア16方向への移動を規制するドーナツ形のプレート24を設けてある。以上の構成については、前述した図8に示すものと同等である。
この第1実施形態に係る遊星歯車減速装置12は、図3に示すように、軸受22の内輪20の端面20aを遊星歯車18のプレート24に対向する端面18aよりも突出させ、軸受22の内輪20の端面20aにプレート24を当接させるように、軸受22及び遊星歯車18を配置してある。また、プレート24を軸受22の内輪20とキャリア16とによって挟持させた構成にしてある。
この第1実施形態に係る遊星歯車減速装置12は、走行装置10の走行モータ11の駆動による出力軸11aの回転が太陽歯車13に伝えられる。この太陽歯車13の回転によって、1段目の遊星歯車14が自転及び公転し、これに伴ってキャリア16が太陽歯車13の周りに回転する。このキャリア16の回転が太陽歯車17に伝えられる。太陽歯車17の回転に伴って遊星歯車18が自転し、これに伴ってリングギヤ15が回転する。したがって、リングギヤ15に取り付けられたスプロケット9が回転して、このスプロケット9によって図1に示す履帯が作動し、走行体2が走行する操作が実施される。
このように構成した第1実施形態に係る遊星歯車減速装置12によれば、図3に示す軸受22を保持する保持器23の側面と、軸受22によって支持される遊星歯車18の端面18aとが同一面を形成するとともに、軸受22の内輪20の端面20aが遊星歯車18の端面18aから突出し、軸受22の内輪20の端面20aにプレート24が当接するので、保持器23の側面とプレート24との間に隙間25が形成される。したがって、遊星歯車18の回転時に軸受22にスラスト方向の力が作用した場合でも、隙間25によって保持器23とプレート24との接触を避けることができ、プレート24との当接による保持器23の損耗を抑えることができる。これにより、保持器23の耐久性を向上させることができ、この保持器23に関係する費用を低減させることができる。
また、保持器23とプレート24との間に隙間25が形成されるので、この隙間25を通して潤滑油を軸受22に供給することができる。これにより軸受22に対する潤滑性能を向上させることができる。
また、この第1実施形態は、図1に示すように、油圧ショベルの走行体1に備えられる走行装置10に含まれる遊星歯車減速装置12として有効に活用できるとともに、プレート24を軸受22の内輪20とキャリア16とによって挟持させたことから、プレート24を固定する固定具を要することがない。したがって、プレート24の固定具の数だけ部品数を低減でき、これによって製作費を安くすることができる。
図4は本発明の第2実施形態の要部を示す側面図である。この第2実施形態は、プレート24の遊星歯車18の端面18a側に位置する隅角部にテーパ状、あるいは曲面状の面取り部24aを設けた構成にしてある。その他の構成は、上述した第1実施形態における構成と同等である。
このように構成した第2実施形態は、上述した第1実施形態におけるのと同等の作用効果が得られる他、ハウジング内の潤滑油をプレート24の面取り部24aに案内させて保持器23とプレート24との間に形成された隙間25に導き、軸受22に供給することができ、軸受22に対する潤滑性能の向上に貢献する。
図5は本発明の第3実施形態の要部を示す側面図である。この第3実施形態は、プレート24の周縁部に潤滑油を収容する油溜め部26を設けてある。この油溜め部26は、プレート24のキャリア16側に位置するテーパ状の隅角部と、この隅角部に対向するようにキャリア16に設けた凹部とによって形成されている。その他の構成は、上述した第1実施形態における構成と同等である。
このように構成した第3実施形態は、上述した第1実施形態におけるのと同等の作用効果が得られる他、油溜め部26に溜められた潤滑油を、キャリア16とプレート24との当接面に供給してこの当接面を潤滑させることができる。また、油溜め部26に溜められた潤滑油を、保持器23とプレート24との間に形成される隙間25を通して軸受22に供給することができ、軸受22に対する潤滑性能の向上に貢献する。
図6は本発明の第4実施形態の要部を示す側面図、図7は図6に示す第4実施形態に備えられるプレートを示す図で、(a)図は正面図、(b)図は側面図、(c)図は要部を拡大して示した斜視図である。この第4実施形態は、プレート24の遊星歯車18の端面18a側に位置する面部に、潤滑油の収容が可能な複数の切欠き部24bを設けてある。その他の構成は、上述した第1実施形態における構成と同等である。
このように構成した第4実施形態は、上述した第1実施形態におけるのと同等の作用効果が得られる他、切欠き部24bに溜められた潤滑油を隙間25を通して軸受22に供給することができ、軸受22に対する潤滑性能の向上に貢献する。
なお、上記の各実施形態は、油圧ショベルに備えられる走行装置10に含まれる遊星歯車減速装置12であるが、本発明は、このように走行装置10に備えられることには限定されない。旋回装置8に備えられるものであってもよい。また、走行装置10や旋回装置8とは異なる装置に備えてもよい。
本発明に係る遊星歯車減速装置の第1実施形態が備えられる建設機械の一例として挙げた油圧ショベルを示す側面図である。 本発明の第1実施形態に係る遊星歯車減速装置を含む走行装置を示す側面図である。 図2の要部を拡大して示した側面図である。 本発明の第2実施形態の要部を示す側面図である。 本発明の第3実施形態の要部を示す側面図である。 本発明の第4実施形態の要部を示す側面図である。 図6に示す第4実施形態に備えられるプレートを示す図で、(a)図は正面図、(b)図は側面図、(c)図は要部を拡大して示した斜視図である。 従来の遊星歯車減速装置の要部を示す側面図である。 図8に示す従来の遊星歯車減速装置に備えられるプレートの装着状態を示す要部正面図である。
符号の説明
1 走行体
9 スプロケット
10 走行装置
11 走行モータ
11a 出力軸
12 遊星歯車減速装置
13 太陽歯車
14 遊星歯車
15 リングギヤ
16 キャリア
17 太陽歯車
18 遊星歯車
18a 端面
19 ピン部
20 内輪
20a 端面
21 ニードル
22 軸受
23 保持器
24 プレート
24a 面取り部
24b 切欠き部
25 隙間
26 油溜め部

Claims (5)

  1. 遊星歯車と、この遊星歯車を回転自在に支持する軸受と、この軸受を保持する保持器と、上記遊星歯車及び上記軸受それぞれの側方への移動を規制するプレートとを備えた遊星歯車減速装置において、
    上記軸受の内輪の上記プレートに対向する端面を、上記遊星歯車の上記プレートに対向する端面よりも突出させ、上記軸受の上記内輪の上記端面を上記プレートに当接させるように上記軸受及び上記遊星歯車を配置したことを特徴とする遊星歯車減速装置。
  2. 請求項1に記載の遊星歯車減速装置において、
    上記プレートの上記遊星歯車の上記端面側に位置する隅角部に面取り部を設けたことを特徴とする遊星歯車減速装置。
  3. 請求項1に記載の遊星歯車減速装置において、
    上記プレートの周端部に潤滑油を収容可能な油溜め部を設けたことを特徴とする遊星歯車減速装置。
  4. 請求項1項に記載の遊星歯車減速装置において、
    上記プレートの上記遊星歯車の上記端面側に位置する面部に潤滑油を収納可能な切欠き部を設けたことを特徴とする遊星歯車減速装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の遊星歯車減速装置において、
    走行モータと、履帯を駆動するスプロケットとを有する走行体の走行装置に含まれるものから成り、
    上記遊星歯車に対向するように配置されるキャリアを備え、上記プレートを上記軸受の上記内輪と上記キャリアとによって挟持させたことを特徴とする遊星歯車減速装置。
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