JP2005048864A - 減速装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ヒートバランスを改善し、且つ、フローティングシールの密封機能を長期に亘って維持することができる減速装置を提供する。
【解決手段】 減速装置は、油圧モータ2を囲む固定ハウジング28と減速ギヤ機構44を収容した回転ケーシング32との間に設けられた環状のシール収容室74と、シール収容室74内に配置された環状のフローティングシール76とを備え、シール収容室74にはその内周面とフローティングシール76の内周面との間にフローティングシール76の径方向厚さよりも大の間隔を確保する。
【選択図】 図3
【解決手段】 減速装置は、油圧モータ2を囲む固定ハウジング28と減速ギヤ機構44を収容した回転ケーシング32との間に設けられた環状のシール収容室74と、シール収容室74内に配置された環状のフローティングシール76とを備え、シール収容室74にはその内周面とフローティングシール76の内周面との間にフローティングシール76の径方向厚さよりも大の間隔を確保する。
【選択図】 図3
Description
本発明は、油圧ショベルやクレーン等の建設機械に組込まれる減速装置に関する。
建設機械としての油圧ショベルはクローラ形の下部走行体を備え、この下部走行体は油圧モータの出力が減速装置を介してクローラの駆動スプロケットに伝達されることで走行される。
より詳しくは、この種の減速装置は、油圧モータを囲む固定ハウジングと、この固定ハウジングの外周面に軸受を介して回転自在に支持された回転ケーシングとを有し、これら固定ケーシング及び回転ケーシングは互いに協働してシール収容室を形成し、このシール収容室にフローティングシールが配置されている(例えば、特許文献1)。
より詳しくは、この種の減速装置は、油圧モータを囲む固定ハウジングと、この固定ハウジングの外周面に軸受を介して回転自在に支持された回転ケーシングとを有し、これら固定ケーシング及び回転ケーシングは互いに協働してシール収容室を形成し、このシール収容室にフローティングシールが配置されている(例えば、特許文献1)。
特許文献1のフローティングシールは減速装置の内部潤滑油をシールし、一般的には、互いに摺接する一対のシールリングがそれぞれOリングを介して固定ハウジング及び回転ケーシングに弾性的に支持された構成を有する。
特開2001-248735号公報
油圧ショベルの作業環境によっては、油圧ショベルに長時間に亘る連続走行が要求される場合があり、このような状況下ではフローティングシールから発熱によりシール収容室が過熱し、減速装置のヒートバランスが悪化する。
より詳しくは、フローティングシールのシール収容室はそのレイアウト上、回転ケーシング内の減速ギヤ室に対し軸受を介して区画されているから、減速ギヤ室とシール収容室との間での潤滑油の流通性は悪い。
より詳しくは、フローティングシールのシール収容室はそのレイアウト上、回転ケーシング内の減速ギヤ室に対し軸受を介して区画されているから、減速ギヤ室とシール収容室との間での潤滑油の流通性は悪い。
このため、フローティングシール、つまり、その一対のシールリングの摺動により発生する摺動熱がシール収容室内に籠もってしまい、シール収容室での過熱を招く。このような過熱は減速ギヤ室内の潤滑油をも早期に劣化させ、減速ギヤ室内のギヤや軸受等の寿命を短縮させてしまう。
また、前述したように潤滑油の流通性が悪いと、減速ギヤ室のギヤ等から発生した摩耗粉等が潤滑油とともにシール収容室に一旦侵入すると、摩耗粉等はシール収容室内に滞留したままとなる。そして、このような摩耗粉等が一対のシールリングの摺動面間に噛み込むと、これら摺動面に異常な摩耗を発生させ、フローティングシールによる潤滑油の密封性を長期に亘って維持することができない。
また、前述したように潤滑油の流通性が悪いと、減速ギヤ室のギヤ等から発生した摩耗粉等が潤滑油とともにシール収容室に一旦侵入すると、摩耗粉等はシール収容室内に滞留したままとなる。そして、このような摩耗粉等が一対のシールリングの摺動面間に噛み込むと、これら摺動面に異常な摩耗を発生させ、フローティングシールによる潤滑油の密封性を長期に亘って維持することができない。
本発明は上述の事情に基づいてなされ、その目的はヒートバランスを改善し、且つ、フローティングシールによる潤滑油の密封性を長期に亘り安定して維持することができる減速装置を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明の減速装置(請求項1)は、固定ハウジングと、この固定ハウジングの外周面に軸受を介して回転自在に支持される端壁を有し、内部の減速ギヤ室に減速ギヤ機構を収容した回転ケーシングと、固定ハウジングと回転ケーシングとの間に回転ケーシングの回転を許容して設けられ、端壁の外側に位置し且つ減速ギヤ室に軸受を介して隣接した環状のシール収容室と、このシール収容室内に配置され、外部に対してシール収容室を液密に密封する環状のフローティングシールとを備えており、シール収容室はその内周面とフローティングシールの内周面との間に、フローティングシールの径方向厚さよりも大の間隔を有している。
具体的には、軸受の外径はシール収容室の内径よりも大であり、軸受の外径とフローティングシールの内径との間の差がフローティングシールの径方向厚さよりも大となっている(請求項2)。
好ましくは、回転ケーシングの端壁にはフローティングシールの近傍に貫通孔が形成され、この貫通孔は減速ギヤ室とシール収容室との間を連通させている(請求項3)。
好ましくは、回転ケーシングの端壁にはフローティングシールの近傍に貫通孔が形成され、この貫通孔は減速ギヤ室とシール収容室との間を連通させている(請求項3)。
この場合、更に好ましくは、軸受は複列の円錐ころ軸受からなり、回転ケーシングの端壁は減速ギヤ室と円錐ころ軸受間の空所を連通させる連通路を有する(請求項4)。
請求項1,2の減速装置によれば、シール収容室内にフローティングシールの存在に拘わりなく十分な容積が確保されているので、シール収容室内に潤滑油を十分に蓄えることができる。それ故、長期に亘る減速装置の連続駆動に伴い、フローティングシールから摺動発熱量が多くても、シール収容室内における潤滑油の温度上昇が抑制される。
この結果、減速装置全体のヒートバランスが改善され、減速ギヤ室内の潤滑油が早期に熱劣化することもないし、この熱劣化に起因して減速ギヤ機構のギヤや軸受等の寿命が短くなることもない。
この結果、減速装置全体のヒートバランスが改善され、減速ギヤ室内の潤滑油が早期に熱劣化することもないし、この熱劣化に起因して減速ギヤ機構のギヤや軸受等の寿命が短くなることもない。
更に、シール収容室内に摩耗粉を含んだ潤滑油が流入しても、シール収容室の容積が大であるから、フローティングシールの摺動面に摩耗粉が噛み込む可能性は少なく、摺動面での摩耗やかじりが防止され、フローティングシールの密封機能を長期に亘って維持される。
請求項3の減速装置によれば、減速ギヤ室とシール収容室との間にて、潤滑油が貫通孔を通じて流通するので、シール収容室内にて熱が籠もることもなく、また、シール収容室内に潤滑油とともに摩耗粉が流入しても、この摩耗粉は貫通孔を通じて減速ギヤ室に排出される。
請求項3の減速装置によれば、減速ギヤ室とシール収容室との間にて、潤滑油が貫通孔を通じて流通するので、シール収容室内にて熱が籠もることもなく、また、シール収容室内に潤滑油とともに摩耗粉が流入しても、この摩耗粉は貫通孔を通じて減速ギヤ室に排出される。
請求項4の減速装置によれば、減速ギヤ室とシール収容室との間にて、連通路、空所、円錐ころ軸受及び貫通孔からなる潤滑油の循環経路が形成されるので、減速装置のヒートバランスが更に改善されるばかりでなく、摩耗粉の噛み込みに起因したフローティングシールの損傷をもより確実に防止される。
図1は建設機械としての油圧ショベルを示す。
油圧ショベルはクローラ形の下部走行体2と、この下部走行体2に旋回可能に設けられた上部旋回体4とを備え、この上部旋回体4上に運転室6、機械室8及びカウンタウエイト等が作業機本体10とともに搭載されている。なお、図1に示す作業機本体10は、起伏ブーム12の先端に回動可能にアーム14を取付け、そして、このアーム14の先端に回動可能なバケット16を取付けた構成となっている。
油圧ショベルはクローラ形の下部走行体2と、この下部走行体2に旋回可能に設けられた上部旋回体4とを備え、この上部旋回体4上に運転室6、機械室8及びカウンタウエイト等が作業機本体10とともに搭載されている。なお、図1に示す作業機本体10は、起伏ブーム12の先端に回動可能にアーム14を取付け、そして、このアーム14の先端に回動可能なバケット16を取付けた構成となっている。
下部走行体2はそのクローラ18を走行させる走行装置20を備えており、この走行装置20の詳細を図2に示す。
走行装置20は、油圧モータ22と、この油圧モータ22の出力をクローラ18の駆動スプロケット24に伝達する減速装置26とからなる。
減速装置26は円筒状の固定ハウジング28を有し、この固定ハウジング28は油圧モータ22の出力軸側を囲んでいる。固定ハウジング28はその一端に取付けフランジ30を有し、この取付けフランジ30を介して下部走行体2のサイドフレームに連結されている。
走行装置20は、油圧モータ22と、この油圧モータ22の出力をクローラ18の駆動スプロケット24に伝達する減速装置26とからなる。
減速装置26は円筒状の固定ハウジング28を有し、この固定ハウジング28は油圧モータ22の出力軸側を囲んでいる。固定ハウジング28はその一端に取付けフランジ30を有し、この取付けフランジ30を介して下部走行体2のサイドフレームに連結されている。
また、減速装置26は同じく円筒状の回転ケーシング32を有し、この回転ケーシング32は固定ハウジング28側の端壁32aが固定ハウジング28の他端部に複列の円錐ころ軸受34を介して回転自在に支持されている。より詳しくは、回転ケーシング32は固定ハウジング28側から、端壁32aを有した駆動筒36、中空円筒38及び蓋40からなり、これらは互いに連結されて回転ケーシング32内に減速ギヤ室42を形成する。なお、前述した駆動スプロケット24は駆動筒36に取付けられている。
減速ギヤ室42には減速ギヤ機構44が収容されており、例えば、減速ギヤ機構44は2段の遊星歯車機構からなる。具体的には、減速ギヤ機構44は入力軸46を有し、この入力軸46はその一端が油圧モータ22の出力軸22aに連結されている。そして、入力軸46の他端には第1段の遊星歯車機構のサンギヤ48が一体に形成され、このサンギヤ48は複数の遊星ギヤ50を介して中空円筒38の内周面に形成された内歯52に噛み合っている。遊星ギヤ50はピン54を介してキャリア56に支持され、このキャリア56は第2段の遊星歯車機構のサンギヤ58と一体に回転する。サンギヤ58は入力軸46に回転自在に支持され、複数の遊星ギヤ60を介して中空円筒38の内歯52に噛み合い、そして、遊星ギヤ60をピン62を介して支持するキャリア64は固定ハウジング28に回転不能に支持されている。
従って、油圧モータ2の出力は上述した減速ギヤ機構44を介して中空円筒38、つまり、回転ケーシング32に伝達され、この結果、回転ケーシング32とともに駆動スプロケット24が回転される。
一方、固定ハウジング28の取付けフランジ30からは回転ケーシング32の駆動筒36に向けて環状の固定スリーブ68が一体に突出し、また、駆動筒36からは取付けフランジ30に向けて回転スリーブ70が一体に突出している。これら固定及び回転スリーブ68,70はそれら先端が回転スリーブ70の回転を許容した状態で互いに係合し、固定ハウジング28の外周面及び回転ケーシング32の端壁32aと協働して環状のシール収容室74を形成し、このシール収容室74はその内径が円錐ころ軸受34の外径よりも小さい。
一方、固定ハウジング28の取付けフランジ30からは回転ケーシング32の駆動筒36に向けて環状の固定スリーブ68が一体に突出し、また、駆動筒36からは取付けフランジ30に向けて回転スリーブ70が一体に突出している。これら固定及び回転スリーブ68,70はそれら先端が回転スリーブ70の回転を許容した状態で互いに係合し、固定ハウジング28の外周面及び回転ケーシング32の端壁32aと協働して環状のシール収容室74を形成し、このシール収容室74はその内径が円錐ころ軸受34の外径よりも小さい。
シール収容室74は円錐ころ軸受34を介して減速ギヤ室42に隣接し、減速ギヤ室42内の潤滑油は円錐ころ軸受34を通じてシール収容室74に流入可能である。それ故、シール収容室74内には環状のフローティングシール76が収容され、このフローティングシール76はシール収容室74から外部への潤滑油の漏出を防止し、潤滑油を密封する。
図3はフローティングシール76の周辺を拡大して示しており、フローティングシール76は一対のシールリング78と、これらシールリング78をそれぞれ弾性的に支持するOリング80からなる。より詳しくは、一対のシールリング78は固定ハウジング28の軸線方向に並置されて互いに当接し、これら当接面が摺接面として形成されており、そして、それらの外周面に互いに逆向きの雄テーパ面が形成されている。一方、固定及び回転スリーブ68,70の内周面は、対応する側のシールリング78の雄テーパ面と平行な雌テーパ面としてそれぞれ形成され、これら雌雄のテーパ面間にOリング80が配置されている。これらOリング80は、対応するシールリング78と固定又は回転スリーブ68,70との間をシールする一方、一対のシールリング78を互いに押付け、これらシールリング78の摺接面を確実に密着させる。
従って、回転ケーシング32が回転されると、回転スリーブ70側のシールリング78は固定スリーブ68側のシールリング78に対して摺接し、これらシールリング78はOリング80と協働してシール収容室74を外部に対して密封する。
ここで、シール収容室74の容積はシール収容室74内にてフローティングシール76が占める体積よりも十分に大きく、シール収容室74は単にフローティングシール76を収容するのみならず、このフローティングシール76の外側に十分な潤滑油溜まりを確保する。
ここで、シール収容室74の容積はシール収容室74内にてフローティングシール76が占める体積よりも十分に大きく、シール収容室74は単にフローティングシール76を収容するのみならず、このフローティングシール76の外側に十分な潤滑油溜まりを確保する。
具体的には、前述した円錐ころ軸受34の外周面とフローティングシール76の内径との間の間隔をS、フローティングシール76の径方向の厚み(シールリング78の内周面と固定又は回転スリーブの内周面との間の距離)をTとしたとき、間隔Sは厚みTよりも大に設定されている(S>T)。
図3からも明らかなようにシール収容室74に十分な容積の潤滑油溜まりが確保されていると、フローティングシール76から摺動発熱が多くても、シール収容室74内の潤滑油の温度上昇が抑制され、減速装置のヒートバランスが改善される。従って、減速ギヤ室42が潤滑油が早期に熱劣化し、減速ギヤ機構44のギヤや軸受等の寿命が短くなることもない。
図3からも明らかなようにシール収容室74に十分な容積の潤滑油溜まりが確保されていると、フローティングシール76から摺動発熱が多くても、シール収容室74内の潤滑油の温度上昇が抑制され、減速装置のヒートバランスが改善される。従って、減速ギヤ室42が潤滑油が早期に熱劣化し、減速ギヤ機構44のギヤや軸受等の寿命が短くなることもない。
また、減速ギヤ室42から摩耗粉を含んだ潤滑油がシール収容室74に流入しても、シール収容室74はフローティングシール76の存在に拘わらず、十分に大きな潤滑油溜まりが確保されているので、摩耗粉が一対のシールリング78の摺動面間に噛み込んでしまう可能性は低く、フローティングシール76は長期に亘って潤滑油の密封性を維持することができる。
本発明は上述の一実施例に制約されるものではなく、種々の変形が可能であり、これら変形例について図4〜図10を参照しながら、以下に説明する。
なお、変形例を説明するにあたり、一実施例及び既に説明した変形例と同一の機能を有する部材及び部位には同一の参照符号を付して、それらの説明を省略する。
図4及び図5に示す変形例では、回転ケーシング32の駆動筒36に複数の貫通孔82が設けられている。これら貫通孔82は駆動筒36の周方向に離間し、フローティングシール76の近傍位置にて駆動筒36を回転ケーシング32の軸線方向に貫通し、シール収容室74と減速ギヤ室42との間を相互に連通させている。なお、図5中の1点鎖線は貫通孔82が配置される分布サークルDCを示す。
なお、変形例を説明するにあたり、一実施例及び既に説明した変形例と同一の機能を有する部材及び部位には同一の参照符号を付して、それらの説明を省略する。
図4及び図5に示す変形例では、回転ケーシング32の駆動筒36に複数の貫通孔82が設けられている。これら貫通孔82は駆動筒36の周方向に離間し、フローティングシール76の近傍位置にて駆動筒36を回転ケーシング32の軸線方向に貫通し、シール収容室74と減速ギヤ室42との間を相互に連通させている。なお、図5中の1点鎖線は貫通孔82が配置される分布サークルDCを示す。
このような貫通孔82は、減速ギヤ室42とシール収容室74との間での潤滑油の流通性を高めることから、シール収容室74内に熱が籠もることがなく、減速装置26のヒートバランスを更に改善することができる。
また、シール収容室74内の潤滑油に摩耗粉が含まれていても、摩耗粉は貫通孔82を通じて潤滑油とともに減速ギヤ室42に流出し易くなり、フローティングシール76の摺動面間に摩耗粉が噛み込む可能性を更に低下させることができる。
また、シール収容室74内の潤滑油に摩耗粉が含まれていても、摩耗粉は貫通孔82を通じて潤滑油とともに減速ギヤ室42に流出し易くなり、フローティングシール76の摺動面間に摩耗粉が噛み込む可能性を更に低下させることができる。
図6に示す変形例の貫通孔82は、回転ケーシング32の軸線に平行ではなく、分布サークルCに沿うように傾斜している。このような貫通孔82であれば、減速ギヤ室42とシール収容室74との間での潤滑油の流通性を更に向上することができる。
図7及び図8に示す変形例では、貫通孔82に代えて貫通孔84が形成され、これら貫通孔84は潤滑油の流通性を向上させるため、回転ケーシング32の径方向でみて、シール収容室74側の開口端が減速ギヤ室42側の開口端よりも内方に位置すべく傾斜されている。
図7及び図8に示す変形例では、貫通孔82に代えて貫通孔84が形成され、これら貫通孔84は潤滑油の流通性を向上させるため、回転ケーシング32の径方向でみて、シール収容室74側の開口端が減速ギヤ室42側の開口端よりも内方に位置すべく傾斜されている。
図9に示す変形例の貫通孔84は、図6の貫通孔82と同様に回転ケーシング32の周方向にも傾斜している。
更に、図10に示す変形例では、図7及び図8に示す貫通孔84に加えて、回転ケーシング32の駆動筒36の内周部に複数の連通路86を有する。これら連通路86は円錐ころ軸受34の周方向に間隔を存し、減速ギヤ室42と複列の円錐ころ軸受34間に形成された空所88との間を連通させている。
更に、図10に示す変形例では、図7及び図8に示す貫通孔84に加えて、回転ケーシング32の駆動筒36の内周部に複数の連通路86を有する。これら連通路86は円錐ころ軸受34の周方向に間隔を存し、減速ギヤ室42と複列の円錐ころ軸受34間に形成された空所88との間を連通させている。
連通路86は減速ギヤ室42内の潤滑油を図10中の1点鎖線aで示すように空所88に導き、そして、空所88内の潤滑油は各円錐ころ軸受34内を通じ、その円錐ころの小径側から大径側に送り出される。つまり、空所88内の潤滑油は1点鎖線bで示すように一方の円錐ころ軸受34を通じて減速ギヤ室42に戻され、そして、1点鎖線cで示すように他方の円錐ころ軸受34を通じてシール収容室74に送り込まれる。
このようにしてシール収容室74内に潤滑油が積極的に送り込まれると、貫通孔84はシール収容室74内の潤滑油を1点鎖線dで示すように減速ギヤ室42内に流出させる。従って、減速ギヤ室42とシール収容室74との間にて、潤滑油の循環経路が確立されることから、シール収容室74内の潤滑油は常時置換される。この結果、シール収容室74内の潤滑油の温度上昇が更に抑制されてばかりでなく、その潤滑油中の摩耗粉が減速ギヤ室42内に流出し、シール収容室74に摩耗粉が滞留することもない。
最後に、本発明は、走行装置20の減速装置のみならず、上部旋回体4を旋回させる旋回装置の減速装置にも適用可能である。
22 油圧モータ
28 固定ハウジング
32 回転ケーシング
34 円錐ころ軸受
42 減速ギヤ室
44 減速ギヤ機構
68 固定スリーブ
70 回転スリーブ
74 シール収容室
76 フローティングシール
78 シールリング
80 Oリング
82 貫通孔
84 貫通孔
86 連通路
88 空所
28 固定ハウジング
32 回転ケーシング
34 円錐ころ軸受
42 減速ギヤ室
44 減速ギヤ機構
68 固定スリーブ
70 回転スリーブ
74 シール収容室
76 フローティングシール
78 シールリング
80 Oリング
82 貫通孔
84 貫通孔
86 連通路
88 空所
Claims (4)
- 固定ハウジングと、
前記固定ハウジングの外周面に軸受を介して回転自在に支持される端壁を有し、内部の減速ギヤ室に減速ギヤ機構を収容した回転ケーシングと、
前記固定ハウジングと前記回転ケーシングとの間に前記回転ケーシングの回転を許容して設けられ、前記端壁の外側に位置し且つ前記減速ギヤ室に前記軸受を介して隣接した環状のシール収容室と、
前記シール収容室内に配置され、外部に対して前記シール収容室を液密に密封する環状のフローティングシールと
を備え、
前記シール収容室はその内周面と前記フローティングシールの内周面との間に、前記フローティングシールの径方向厚さよりも大の間隔を有することを特徴とする減速装置。 - 前記軸受の外径は前記シール収容室の内径よりも大であり、前記軸受の外径と前記フローティングシールの内径との間の差が前記径方向厚さよりも大であることを特徴とする請求項1に記載の減速装置。
- 前記フローティングシールの近傍にて前記端壁に形成され、前記減速ギヤ室と前記シール収容室との間を連通させる貫通孔を更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の減速装置。
- 前記軸受は複列の円錐ころ軸受からなり、
前記端壁は前記減速ギヤ室と前記円錐ころ軸受間の空所を連通させる連通路を有することを特徴とする請求項3に記載の減速装置。
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|---|---|---|---|---|
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