JP5301510B2 - 油圧モータ - Google Patents

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Description

本発明は、例えば油圧ショベル、油圧クレーン等の建設機械の旋回装置等に好適に用いられる油圧モータに関する。
一般に、建設機械の代表例としての油圧ショベルは、自走可能な下部走行体と、該下部走行体上に旋回輪を介して旋回可能に搭載された上部旋回体と、該上部旋回体の前部側に設けられた作業装置とにより大略構成されている。そして、下部走行体と上部旋回体との間には旋回装置が設けられ、この旋回装置を作動させることにより下部走行体上で上部旋回体が旋回する構成となっている。
ここで、旋回装置は、通常、上部旋回体に取付けられ入力回転を減速して出力する減速機と、該減速機の上側に設けられ減速機にモータ軸の回転を入力する旋回モータと、減速機によって減速されたモータ軸の回転を旋回輪に出力する出力軸とを備えて構成されている。そして、旋回装置を構成する旋回モータとしては、作動油が供給されることにより油圧モータ軸を回転させる油圧モータと、電力が供給されることにより電動モータ軸を回転させる電動モータと、これら油圧モータと電動モータとを組合せたハイブリッド型の旋回モータとが知られている。
ところで、旋回モータとして油圧モータを用い、この油圧モータを減速機の上側に取付けた旋回装置において、油圧モータに供給された作動油のうちの余剰分であるドレン油を利用して、減速機を潤滑する構成となったものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この従来技術による旋回装置は、減速機ハウジングの上側に油圧モータハウジングが取付けられ、油圧モータハウジングから突出した油圧モータ軸の下端側が、減速機ハウジング内に収容された遊星歯車減速機構に連結される構成となっている。この場合、油圧モータハウジングと油圧モータ軸との間には、油圧モータ軸を回転可能に支持する軸受が設けられ、該軸受を構成する内輪と外輪との間の隙間を通じて、油圧モータハウジング内のドレン油が減速機ハウジング内に供給される。これにより、油圧モータからのドレン油を利用して遊星歯車減速機構等を常時適正に潤滑することができる。
特開2004−116408号公報
しかし、上述した従来技術では、油圧モータハウジング内のドレン油が、軸受の内輪と外輪との間に形成された隙間を通じて下方(減速機側)に流下する構成となっている。このため、例えば油圧モータのメンテナンスを行うために減速機から油圧モータを取外し、この油圧モータを修理工場等に輸送するときに、油圧モータハウジング内のドレン油が、軸受の内輪と外輪との間に形成された隙間を通じて外部に漏れてしまう。この結果、油圧モータハウジングから漏れたドレン油によって油圧モータの周囲が汚損され、油圧モータに対するメンテナンスの作業性が低下してしまうという問題がある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、相手方部材にモータハウジングを取付けた状態では、ドレン油を利用して相手方部材に対する潤滑を行うことができ、かつ、相手方部材からモータハウジングを取外した状態では、ドレン油をモータハウジング内に保持しておくことができるようにした油圧モータを提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため、本発明は、相手方部材の上側に取付けられるモータハウジングと、下端側が該モータハウジングから突出して前記相手方部材に連結される油圧モータ軸と、前記モータハウジング内に位置して前記油圧モータ軸に取付けられ作動油が供給されることにより該油圧モータ軸を回転させる回転機構と、前記モータハウジングと前記油圧モータ軸との間に設けられ該モータハウジング内のドレン油を外部に対して封止するオイルシールとを備えてなる油圧モータに適用される。
そして、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記相手方部材は、前記モータハウジングの下側に取付けられると共に前記油圧モータ軸と連結され、電力が供給されることにより前記油圧モータ軸と一体に回転する電動モータ軸を備えた電動モータにより構成し、前記モータハウジングには、該モータハウジング内のドレン油を前記電動モータに向けて流出させる油路を設け、前記電動モータの上側に前記モータハウジングを取付けたときには前記油路を開いて前記モータハウジング内のドレン油を前記油路を通じて前記油圧モータ軸と前記電動モータ軸との連結部に供給し、前記電動モータから前記モータハウジングを取外したときには前記油路を閉塞する油路開閉手段を設けたことにある。
請求項2の発明は、相手方部材の上側に取付けられるモータハウジングと、下端側が該モータハウジングから突出して前記相手方部材に連結される油圧モータ軸と、前記モータハウジング内に位置して前記油圧モータ軸に取付けられ作動油が供給されることにより該油圧モータ軸を回転させる回転機構と、前記モータハウジングと前記油圧モータ軸との間に設けられ該モータハウジング内のドレン油を外部に対して封止するオイルシールとを備えてなる油圧モータにおいて、前記相手方部材は、前記モータハウジングの下側に取付けられると共に前記油圧モータ軸と連結され当該油圧モータ軸の回転を減速する減速機構を備えた減速機により構成し、前記モータハウジングには、該モータハウジング内のドレン油を前記減速機に向けて流出させる油路を設け、前記減速機の上側に前記モータハウジングを取付けたときには前記油路を開いて前記モータハウジング内のドレン油を前記油路を通じて前記減速機の減速機構に供給し、前記減速機から前記モータハウジングを取外したときには前記油路を閉塞する油路開閉手段を設ける構成としたことにある。
請求項3の発明は、前記油路開閉手段は、前記油路内に上,下方向に移動可能に挿通され上端側に前記モータハウジングに当接するストッパが設けられた軸体と、該軸体の下端側に設けられた錘部材と、前記軸体の軸方向に設けられ前記ストッパが前記モータハウジングから上方に持上げられたときに当該モータハウジングの内部と外部とを連通させる連通路とにより構成し、前記モータハウジングを前記電動モータから取外したときには前記錘部材により前記ストッパを前記モータハウジングに当接させ、前記モータハウジングを前記電動モータに取付けたときには前記錘部材が当該電動モータに衝合して前記ストッパを前記モータハウジングから上方に持上げる構成としたことにある。
請求項4の発明は、前記油路開閉手段は、前記油路内に上,下方向に移動可能に挿通され上端側に前記モータハウジングに当接するストッパが設けられた軸体と、該軸体の下端側に設けられた錘部材と、前記軸体の軸方向に設けられ前記ストッパが前記モータハウジングから上方に持上げられたときに当該モータハウジングの内部と外部とを連通させる連通路とにより構成し、前記モータハウジングを前記減速機から取外したときには前記錘部材により前記ストッパを前記モータハウジングに当接させ、前記モータハウジングを前記減速機に取付けたときには前記錘部材が当該減速機に衝合して前記ストッパを前記モータハウジングから上方に持上げる構成としたことにある。
請求項5の発明は、前記油路開閉手段は、前記モータハウジングに設けられ前記油路を開く開弁位置と前記油路を閉じる閉弁位置との間で移動する弁部材と、前記電動モータのうち前記油路と対応する部位に前記モータハウジングに向けて突設された突起部材とにより構成し、前記モータハウジングを前記電動モータから取外したときには前記弁部材が自重によって閉弁位置に移動し、前記モータハウジングを前記電動モータに取付けたときには前記突起部材が前記弁部材を上方に持上げて閉弁位置から開弁位置へと移動させる構成としたことにある。
請求項6の発明は、前記油路開閉手段は、前記モータハウジングに設けられ前記油路を開く開弁位置と前記油路を閉じる閉弁位置との間で移動する弁部材と、前記減速機のうち前記油路と対応する部位に前記モータハウジングに向けて突設された突起部材とにより構成し、前記モータハウジングを前記減速機から取外したときには前記弁部材が自重によって閉弁位置に移動し、前記モータハウジングを前記減速機に取付けたときには前記突起部材が前記弁部材を上方に持上げて閉弁位置から開弁位置へと移動させる構成としたことにある。
請求項1の発明によれば、電動モータの上側にモータハウジングを取付けた状態では、油路開閉手段が油路を開くことにより、モータハウジング内のドレン油を、油路を通じて電動モータ側に流下させることができる。この結果、モータハウジングからのドレン油を利用して油圧モータ軸と電動モータ軸との連結部を常時適正に潤滑することができる。
一方、例えばメンテナンス作業を行うため、電動モータからモータハウジングを取外した状態では、油路開閉手段が油路を閉じることにより、モータハウジング内にドレン油を保持しておくことができる。この結果、油圧モータの輸送時にドレン油が油路を通じて外部に漏れるのを確実に防止し、モータハウジングから漏れたドレン油によって周囲が汚損されるのを回避することができるので、メンテナンス作業の作業性を高めることができる。
請求項2の発明によれば、減速機の上側にモータハウジングを取付けたときに油路開閉手段が油路を開くことにより、モータハウジング内のドレン油が油路を通じて減速機側へと流下する。これにより、モータハウジングからのドレン油を、油路を通じて減速機の減速機構に供給することができ、当該減速機構を常時適正に潤滑することができる。一方、減速機からモータハウジングを取外した状態では、油路開閉手段が油路を閉じることにより、モータハウジング内にドレン油を保持しておくことができる。従って、ドレン油が油路を通じて外部に漏れるのを防止することができ、メンテナンス作業の作業性を高めることができる。
請求項3の発明によれば、モータハウジングを電動モータに取付けたときには、錘部材が電動モータに衝合して軸体が上方に移動することにより、ストッパがモータハウジングから上方に持上げられて連通路が開通する。この結果、連通路を介して油路を自動的に開くことができ、モータハウジング内のドレン油を油圧モータ軸と電動モータ軸との連結部に供給することができる。一方、モータハウジングを電動モータから取外したときには、錘部材によって軸体が下方に移動することにより、ストッパがモータハウジングに当接して連通路が遮断される。この結果、油路を自動的に閉じることができ、ドレン油をモータハウジング内に保持することができる。
請求項4の発明によれば、モータハウジングを減速機に取付けたときには、錘部材が減速機に衝合して軸体が上方に移動することにより、ストッパがモータハウジングから上方に持上げられて連通路が開通する。この結果、連通路を介して油路を自動的に開くことができ、モータハウジング内のドレン油を減速機の減速機構に供給することができる。一方、モータハウジングを減速機から取外したときには、錘部材によって軸体が下方に移動することにより、ストッパがモータハウジングに当接して連通路が遮断される。この結果、油路を自動的に閉じることができ、ドレン油をモータハウジング内に保持することができる。
請求項5の発明によれば、モータハウジングを電動モータに取付けたときには、弁部材が突起部材に持上げられて開弁位置へと移動するので、油路を自動的に開くことができ、モータハウジング内のドレン油を油圧モータ軸と電動モータ軸との連結部に供給することができる。一方、モータハウジングを電動モータから取外したときには、弁部材がその自重によって閉弁位置へと移動するので、油路を自動的に閉じることができ、ドレン油をモータハウジング内に保持することができる。
請求項6の発明によれば、モータハウジングを減速機に取付けたときには、弁部材が突起部材に持上げられて開弁位置へと移動するので、油路を自動的に開くことができ、モータハウジング内のドレン油を減速機の減速機構に供給することができる。一方、モータハウジングを減速機から取外したときには、弁部材がその自重によって閉弁位置へと移動するので、油路を自動的に閉じることができ、ドレン油をモータハウジング内に保持することができる。
本発明の第1の実施の形態による油圧モータが適用された旋回装置を備えた油圧ショベルを示す正面図である。 第1の実施の形態による油圧モータが適用された旋回装置を示す断面図である。 図2中の電動モータハウジング、電動モータ軸、油圧モータハウジング、油圧モータ軸、油路開閉手段等の要部を示す断面図である。 図3中の油路、油路開閉手段等を拡大して示す拡大断面図である。 油路、油路開閉手段を図4中の矢示V−V方向からみた断面図である。 電動モータから油圧モータを取外したときに油路開閉手段が油路を閉じた状態を示す図4と同様の拡大断面図である。 第2の実施の形態による油圧モータの要部を示す図3と同様な断面図である。 図7中の油路、油路開閉手段等を拡大して示す拡大断面図である。 電動モータから油圧モータを取外したときに油路開閉手段が油路を閉じた状態を示す図8と同様の拡大断面図である。 第3の実施の形態による油圧モータの油路、油路開閉手段等を拡大して示す拡大断面図である。 電動モータから油圧モータを取外したときに油路開閉手段が油路を閉じた状態を示す図10と同様の拡大断面図である。 本発明参考例による油圧モータの油路、油路開閉手段等を、油路を閉じた状態で示す断面図である。 油圧モータを減速機に取付けた変形例を示す断面図である。
以下、本発明に係る油圧モータの実施の形態を、油圧ショベルの旋回装置に適用した場合を例に挙げ、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
まず、図1ないし図6は本発明の第1の実施の形態を示している。図中、1は建設機械の代表例である油圧ショベルを示し、該油圧ショベル1は、自走可能なクローラ式の下部走行体2と、該下部走行体2上に旋回可能に搭載された上部旋回体3とにより大略構成され、上部旋回体3の前部側には作業装置4が俯仰動可能に設けられている。また、下部走行体2と上部旋回体3との間には後述の旋回輪5が設けられ、上部旋回体3は旋回輪5を介して下部走行体2上に旋回可能に支持されている。
5は下部走行体2と上部旋回体3との間に設けられた旋回輪を示し、該旋回輪5は、図1に示す下部走行体2の丸胴2A上に固定された内輪5Aと、上部旋回体3のベースとなる旋回フレーム3Aの下面側に固定された外輪5Bと、内輪5Aと外輪5Bとの間に設けられた多数の鋼球5C(1個のみ図示)とにより構成され、内輪5Aの内周側には、全周に亘って内歯5Dが形成されている。そして、後述の旋回装置11が作動して旋回フレーム3Aに固定された外輪5Bが内輪5Aの周囲を回転することにより、上部旋回体3が下部走行体2上で旋回動作を行う構成となっている。
11は旋回装置を示し、該旋回装置11は、旋回輪5を介して下部走行体2上に支持された上部旋回体3を旋回させるものである。ここで、旋回装置11は、後述の減速機12、出力軸18、電動モータ23、油圧モータ31等により構成され、電動モータ23と油圧モータ31とが協働して出力軸18を駆動する、いわゆるハイブリッド型の旋回装置として構成されている。
12は上部旋回体3の旋回フレーム3A上に上,下方向に延びる状態で取付けられた減速機で、該減速機12は、後述する電動モータ23および油圧モータ31から入力される入力回転を減速して出力軸18に出力するものである。ここで、減速機12は、後述の減速機ハウジング13と、1段目の遊星歯車減速機構16と、2段目の遊星歯車減速機構17とにより大略構成されている。
13は減速機12の外殻をなす減速機ハウジングで、該減速機ハウジング13は、旋回フレーム3Aの上面側に取付けられた円筒状の下側ハウジング14と、該下側ハウジング14の上端側に取付けられた円筒状の上側ハウジング15とからなり、旋回フレーム3Aの上面から上方(上,下方向)に延びている。
ここで、下側ハウジング14の下端側には、大径な環状の下フランジ部14Aが設けられ、該下フランジ部14Aは、旋回フレーム3Aにボルト締めされている。また、下側ハウジング14の上端側には、下フランジ部14Aよりも小径な環状の中間フランジ部14Bが設けられている。
一方、上側ハウジング15の下端側には、環状の中間フランジ部15Aが設けられ、該中間フランジ部15Aは、下側ハウジング14の中間フランジ部14Bにボルト締めされている。また、上側ハウジング15の上端側には上フランジ部15Bが設けられ、該上フランジ部15Bには、後述の電動モータ23が取付けられる構成となっている。また、上側ハウジング15の内周側には、上,下方向に離間して2つの内歯車15C,15Dが、それぞれ全周に亘って形成されている。
16は減速機ハウジング13の上側ハウジング15内に配設された1段目の遊星歯車減速機構で、該遊星歯車減速機構16は、後述する電動モータ軸27にスプライン結合された太陽歯車16Aと、該太陽歯車16Aと上側ハウジング15の内歯車15Cとに噛合し、太陽歯車16Aの周囲を自転しつつ公転する複数の遊星歯車16B(1個のみ図示)と、該各遊星歯車16Bを回転可能に支持するキャリア16Cとにより構成されている。
17は遊星歯車減速機構16の下側に配設された2段目(最終段)の遊星歯車減速機構で、該遊星歯車減速機構17は、1段目の遊星歯車減速機構16のキャリア16Cにスプライン結合された太陽歯車17Aと、該太陽歯車17Aと上側ハウジング15の内歯車15Dとに噛合し、太陽歯車17Aの周囲を自転しつつ公転する複数の遊星歯車17Bと、該各遊星歯車17Bを回転可能に支持するキャリア17Cとにより構成されている。そして、遊星歯車減速機構17のキャリア17Cは、後述する出力軸18の上端側にスプライン結合される構成となっている。
18は減速機ハウジング13内に回転可能に設けられた出力軸で、該出力軸18は、下側ハウジング14内に上側軸受19,下側軸受20を介して回転可能に支持され、減速機ハウジング13内を上,下方向に延びている。ここで、出力軸18の上端側には雄スプライン部18Aが形成され、該雄スプライン部18Aは、2段目の遊星歯車減速機構17のキャリア17Cにスプライン結合されている。一方、出力軸18の下端側にはピニオン18Bが一体に設けられ、該ピニオン18Bは、下側ハウジング14の下端部から下方に突出し、旋回輪5の内輪5Aに設けられた内歯5Dに噛合している。
従って、後述する電動モータ軸27の回転は、遊星歯車減速機構16,17によって2段減速された状態で出力軸18に伝達され、出力軸18は大きな回転力(トルク)をもって低速で回転する。これにより、出力軸18のピニオン18Bは、旋回輪5の内歯5Dに噛合しつつ内輪5Aに沿って公転し、このピニオン18Bの公転力が減速機ハウジング13を介して旋回フレーム3Aに伝わることにより、図1に示す上部旋回体3が、下部走行体2上で旋回動作を行う構成となっている。
21は出力軸18の下端側に挿嵌された円板状のスリーブで、該スリーブ21は、ピニオン18Bと下側軸受20との間に配置され、出力軸18と一体に回転するものである。また、下側ハウジング14の下端側の内周面とスリーブ21の外周面との間には、環状のオイルシール22が設けられ、該オイルシール22によって減速機ハウジング13内に潤滑油が保持されている。
次に、23は電動モータを示し、該電動モータ23の上側には後述する油圧モータ31が設けられ、これら電動モータ23と油圧モータ31とが協働して出力軸18を回転駆動する構成となっている。即ち、電動モータ23は、本実施の形態による油圧モータ31の相手方部材を構成している。
ここで、電動モータ23は、減速機12の上側ハウジング15に取付けられる電動モータハウジング24と、該電動モータハウジング24内に固定して設けられた固定子25と、該固定子25の内周側に回転可能に設けられた回転子26と、後述する電動モータ軸27とにより大略構成されている。
この場合、電動モータハウジング24は、上,下方向の両端側が開口した円筒部24Aと、該円筒部24Aの上端側を施蓋する円板状の蓋部24Bと、円筒部24Aの下端側に環状に設けられた下フランジ部24Cとにより大略構成されている。そして、下フランジ部24Cは、減速機12(上側ハウジング15)の上フランジ部15Bにボルト締めされている。また、蓋部24Bの外周側には、後述する油圧モータ31の下フランジ部32Jが取付けられる構成となっている。
24Dは蓋部24Bの中心部に設けられた軸挿通孔で、該軸挿通孔24Dは、後述する電動モータ軸27の上端側が挿通されるものである。ここで、軸挿通孔24Dの内周側には、後述の軸受28が取付けられる軸受取付段部24Eと、後述のオイルシール29が取付けられるシール取付段部24Fとが、上,下に離間して設けられている。
27は回転子26と一体に回転する電動モータ軸を示し、該電動モータ軸27は、軸方向の中間部が回転子26に固定された状態で電動モータハウジング24に回転可能に支持され、電動モータハウジング24の中心部を上,下方向に延びている。ここで、電動モータ軸27の下端側には、全周に亘って雄スプライン部(軸スプライン部)27Aが形成され、この雄スプライン部27Aは、電動モータハウジング24の下端側から減速機ハウジング13内に突出し、1段目の太陽歯車16Aにスプライン結合される構成となっている。
また、電動モータ軸27の上端側は、電動モータハウジング24の蓋部24Bに設けた軸挿通孔24D内に挿通され、軸受取付段部24Eに取付けられた後述の軸受28によって回転可能に支持されている。そして、電動モータ軸27の上端部には、有底穴からなる雌スプライン部(穴スプライン部)27Bが形成され、該雌スプライン部27Bは、後述する油圧モータ軸27の雄スプライン部27Aにスプライン結合される構成となっている。
28は電動モータハウジング24の軸挿通孔24Dと電動モータ軸27の上端側との間に設けられた軸受で、該軸受28は、雌スプライン部27Bが設けられた電動モータ軸27の上端側に配置されることにより、電動モータ軸27と後述する油圧モータ軸34との連結部を回転可能に支持するものである。
29は電動モータハウジング24の軸挿通孔24Dと電動モータ軸27との間に設けられたオイルシールを示し、該オイルシール29は、軸受28よりも上側に位置して軸挿通孔24Dのシール取付段部24Fと電動モータ軸27の外周面との間に全周に亘って設けられている。そして、オイルシール29は、後述の油圧モータ31から流下するドレン油の圧力に抗して電動モータハウジング24の軸挿通孔24Dと電動モータ軸27との間を液密に封止するものである。
次に、31は本実施の形態による油圧モータを示している。この油圧モータ31は、相手方部材としての電動モータ23の上側に配置され、該電動モータ23と協働して出力軸18を回転駆動するものである。ここで、油圧モータ31は、例えば斜板式油圧モータからなり、後述の油圧モータハウジング32と、油圧モータ軸34と、回転機構36と、オイルシール37と、油路38と、油路開閉手段39とにより大略構成されている。
32は油圧モータ31の外殻をなす油圧モータハウジングで、該油圧モータハウジング32は、上,下方向に延び上端側が開口すると共に下端側が底部となった有底筒状のハウジング本体32Aと、該ハウジング本体32Aの上端側を施蓋する蓋体32Bとにより構成され、ハウジング本体32Aの内周側は、後述する回転機構36を収容する回転機構収容室32Cとなっている。
ここで、ハウジング本体32Aの下端側に形成された底部32Dには、後述の油圧モータ軸34が挿通される軸挿通孔32Eと、後述の軸受35が取付けられる軸受取付段部32Fと、後述のオイルシール37が取付けられるシール取付段部32Gと、後述の斜板36Dを支持する斜板支持部32Hとが形成されている。また、ハウジング本体32Aの下端部外周側には、電動モータ23に向けてラッパ状に膨出した下フランジ部32Jが一体形成されている。そして、この下フランジ部32Jを、電動モータハウジング24の蓋部24Bにボルト締めすることにより、電動モータ23の上側に油圧モータ31が取付けられている。
一方、下フランジ部32Jと電動モータハウジング24の蓋部24Bとの間には、電動モータハウジング24の軸挿通孔24Dと同心状に環状シール33が設けられ、下フランジ部32Jと電動モータハウジング24の蓋部24Bとの間には、ドレン油室32Kが画成されている。そして、油圧モータハウジング32の回転機構収容室32Cとドレン油室32Kとの間は、後述の油路38を介して連通する構成となっている。また、油圧モータハウジング32の下端側には、ドレン油室32Kに開口するドレン油排出口(図示せず)が設けられ、ドレン油室32K内のドレン油は、ドレン油排出口からドレン管路を介して作動油タンク(いずれも図示せず)に環流する構成となっている。
34は油圧モータハウジング32内に回転可能に支持された油圧モータ軸で、該油圧モータ軸34は、下端側が油圧モータハウジング32の軸挿通孔32Eを通じて下方に突出し、電動モータ23の電動モータ軸27に連結されている。ここで、油圧モータ軸34の下端側は、油圧モータハウジング32の軸受取付段部32Fに取付けられた軸受35によって回転可能に支持され、油圧モータ軸34の上端側は、油圧モータハウジング32の蓋部32Bに軸受等(図示せず)を介して回転可能に支持されている。
そして、油圧モータ軸34は、軸方向の中間部位が後述する回転機構36のシリンダブロック36Aにスプライン結合され、当該シリンダブロック36Aと一体に回転する。また、油圧モータハウジング32から突出した油圧モータ軸34の下端部には、雄スプライン部(軸スプライン部)34Aが形成され、該雄スプライン部34Aは、電動モータ軸27の上端部に形成された雌スプライン部27Bにスプライン結合されている。このように、電動モータ23の電動モータ軸27と油圧モータ31の油圧モータ軸34とは、雌スプライン部27Bと雄スプライン部34Aとのスプライン結合によって同軸上に連結され、常に一体に回転するものである。
36は油圧モータハウジング32の回転機構収容室32C内に設けられた回転機構を示し、該回転機構36は、作動油が供給されることにより油圧モータ軸34を回転させるものである。ここで、回転機構36は、内周側が油圧モータ軸34にスプライン結合され、周方向に離間して軸方向に延びる複数のシリンダが形成されたシリンダブロック36Aと、該シリンダブロック36Aの各シリンダ内に往復動可能に挿嵌された複数のピストン36Bと、該各ピストン36Bの先端部に揺動可能に設けられたシュー36Cと、油圧モータハウジング32の斜板支持部32Hに支持され、各シュー36Cが摺動する平滑面を有する斜板36Dとを備えて構成されている。また、油圧モータハウジング32の蓋部32Bとシリンダブロック36Aとの間には、シリンダブロック36Aの各シリンダと間欠的に連通する一対の給排ポートを有する弁板(いずれも図示せず)が設けられている。
そして、回転機構36は、弁板の給排ポート(図示せず)を通じてシリンダブロック36Aの各シリンダ内に圧油(作動油)が供給されることにより、各シリンダ内に挿嵌されたピストン36Bが斜板36D側に伸長し、各ピストン36Bに取付けたシュー36Cが、斜板36Dの平滑面を押圧しつつ該平滑面に沿って周方向に滑動することにより、各ピストン36Bがシリンダブロック36Aと共に回転する。これにより、シリンダブロック36Aにスプライン結合された油圧モータ軸34が、シリンダブロック36Aと一体に回転する構成となっている。
37は油圧モータハウジング32のシール取付段部32Gに取付けられたオイルシールを示し、該オイルシール37は、軸受35の下側に位置して油圧モータハウジング32と油圧モータ軸34との間に設けられている。そして、オイルシール37は、油圧モータ31の作動時に油圧モータハウジング32(回転機構収容室32C)内に滞留したドレン油を、外部に対して封止するものである。
次に、38は本実施の形態による油圧モータ31に設けられた油路を示している。この油路38は、油圧モータハウジング32の底部32Dに上,下方向に貫通して設けられ、油圧モータハウジング32の回転機構収容室32Cとドレン油室32Kとの間を連通するものである。
これにより、油圧モータハウジング32の回転機構収容室32C内に滞留したドレン油は、油路38を通じてドレン油室32K内に流下する。この場合、ドレン油室32Kは、電動モータハウジング24の蓋部24Bと油圧モータハウジング32の下フランジ部32Jとの間に設けられた環状シール33と、電動モータ23の蓋部24Bと電動モータ軸27との間に設けられたオイルシール29によって封止されている。
このため、油路38を通じてドレン油室32Kに流下した油圧モータ31からのドレン油は、電動モータハウジング24内に流込むことなく、電動モータ軸27と油圧モータ軸34との連結部、即ち、電動モータ軸27の上端部に形成された雌スプライン部27Bと油圧モータ軸34の下端部に形成された雄スプライン部34Aとのスプライン結合部に供給され、当該スプライン結合部を常時潤滑する。また、ドレン油室32K内の余剰のドレン油は、ドレン油室32Kに開口するドレン油排出口からドレン管路を介して作動油タンク(いずれも図示せず)に環流する構成となっている。
次に、39は油路38を開,閉する油路開閉手段を示している。この油路開閉手段39は、図4に示すように、電動モータ23の上側に油圧モータ31を取付けた状態では油路38を開き、図6に示すように、電動モータ23から油圧モータ31を取外した状態では油路38を閉じるものである。ここで、油路開閉手段39は、後述の軸体40と、ストッパ41と、錘部材42と、連通路43とにより構成されている。
40は油路38内に上,下方向に移動可能に挿通された軸体を示し、該軸体40は、例えば油路38の内径寸法よりも僅かに小さな外径寸法を有する中空なパイプ材を用いて形成され、その内周側は後述の軸方向通路43Aとなっている。そして、軸体40は、油路38内を上,下方向に延び、その上端部に後述のストッパ41が取付けられると共に下端部に後述の錘部材42が取付けられている。
41は軸体40の上端部に取付けられたストッパで、該ストッパ41は、油路38の内径寸法よりも大きな外径寸法を有する円板状に形成され、軸体40の上端部を施蓋している。そして、ストッパ41は、図6に示すように、油圧モータハウジング32の底部32Dに当接することにより軸体40の下限位置を設定し、このときに油路38を閉塞するものである。
42は軸体40の下端部に取付けられた錘部材で、該錘部材42は、油路38の内径寸法よりも大きな外径寸法を有する厚肉な円板状(円柱状)に形成され、軸体40の下端部を施蓋している。そして、錘部材42は、図6に示すように、油圧モータハウジング32を電動モータハウジング24から取外した状態では、その自重によって軸体40を下方(電動モータハウジング24側)に移動させ、ストッパ41を油圧モータハウジング32の底部32Dに当接させる。
一方、錘部材42は、図4に示すように、油圧モータハウジング32を電動モータハウジング24に取付けた状態では、電動モータハウジング24の蓋部24Bに衝合することにより軸体40を上方(油圧モータハウジング32側)に移動させ、ストッパ41を油圧モータハウジング32の底部32Dから上方に持上げるものである。
43は軸体40の軸方向に設けられた連通路を示し、該連通路43は、ストッパ41が油圧モータハウジング32の底部32Dから上方に持上げられたときに、油圧モータハウジング32の回転機構収容室32Cとドレン油室32Kとの間を連通するものである(図4参照)。ここで、連通路43は、パイプ材からなる軸体40の内周側によって構成され、ストッパ41と錘部材42との間を軸方向に延びる軸方向通路43Aと、ストッパ41の近傍に配置されて軸体40の外周面から径方向に延び、軸方向通路43Aの上端側に開口する複数の上側径方向通路43Bと、錘部材42の近傍に配置されて軸体40の外周面から径方向に延び、軸方向通路43Aの下端側に開口する複数の下側径方向通路43Cとにより構成されている。
従って、図4に示すように、電動モータハウジング24の上側に油圧モータハウジング32を取付けた状態では、錘部材42が電動モータハウジング24の蓋部24Bに衝合することにより、軸体40が上方に移動してストッパ41が油圧モータハウジング32の底部32Dから上方に持上げられる。これにより、連通路43の上側径方向通路43Bが、油圧モータハウジング32の回転機構収容室32C内に移動し、この上側径方向通路43B、軸方向通路43A、下側径方向通路43Cが、回転機構収容室32Cとドレン油室32Kとの間を連通させる。このように、連通路43を介して油路38が開くことにより、回転機構収容室32C内のドレン油をドレン油室32Kへと流下させることができる。
一方、図6に示すように、電動モータハウジング24から油圧モータハウジング32を取外した状態では、錘部材42の重量によって軸体40が下方に引張られることにより、ストッパ41が油圧モータハウジング32の底部32Dに当接する。これにより、ストッパ41によって油路38が閉塞され、回転機構収容室32C内にドレン油を保持しておくことができる構成となっている。
本実施の形態による油圧モータ31は上述の如き構成を有するもので、以下、この油圧モータ31を備えたハイブリッド型の旋回装置11の作動について説明する。
まず、電動モータ23に電力が供給されると共に油圧モータ31に作動油が供給されることにより、電動モータ軸27と油圧モータ軸34とが、コントローラ(図示せず)によって設定された動力配分に基づいて同時に回転する。この場合、電動モータ軸27と油圧モータ軸34とは互いに同軸上に連結されているので、電動モータ23による電動モータ軸27の回転力と、油圧モータ31による油圧モータ軸34の回転力とが合算された状態で電動モータ軸27から減速機12に伝達される。
そして、油圧モータ軸34の回転力が合算された電動モータ軸27の回転は、減速機12の各遊星歯車減速機構16,17によって2段減速されて出力軸18に伝わり、ピニオン18Bは大きな回転力(トルク)をもって回転する。そして、ピニオン18Bが、旋回輪5の内輪5Aに設けた内歯5Dに噛合しつつ内輪5Aに沿って公転し、このピニオン18Bの公転力が減速機ハウジング13を介して旋回フレーム3Aに伝わることにより、上部旋回体3が下部走行体2上で旋回動作を行う。
ここで、ハイブリッド型の旋回装置11を構成する電動モータ23の上側に油圧モータ31を取付けたときには、図4に示すように、油路開閉手段39の錘部材42が電動モータハウジング24の蓋部24Bに衝合することにより、軸体40が上方に移動してストッパ41が油圧モータハウジング32の底部32Dから上方に持上げられる。
このため、旋回装置11の作動時には、油圧モータ31(油圧モータハウジング32)の回転機構収容室32C内に滞留したドレン油は、軸体40の連通路43を介して開いた油路38を通じてドレン油室32K内に流下し、電動モータ軸27と油圧モータ軸34との連結部、即ち、電動モータ軸27の上端部に形成された雌スプライン部27Bと油圧モータ軸34の下端部に形成された雄スプライン部34Aとのスプライン結合部に供給され、当該スプライン結合部を潤滑する。また、ドレン油室32K内の余剰のドレン油は、ドレン油室32Kに開口するドレン油排出口からドレン管路を介して作動油タンク(いずれも図示せず)に環流する。
このように、本実施の形態によれば、油圧モータハウジング32に油路38を設けることにより、油圧モータ31からのドレン油を利用して、電動モータ軸27の雌スプライン部27Bと油圧モータ軸34の雄スプライン部34Aとのスプライン結合部を常時適正に潤滑することができ、旋回装置11の信頼性を高めることができる。
一方、例えば油圧モータ31のメンテナンス等を行うため、電動モータ23から油圧モータ31を取外したときには、図6に示すように、錘部材42の重量によって軸体40が下方に引張られることにより、ストッパ41が油圧モータハウジング32の底部32Dに当接する。これにより、ストッパ41によって油路38が閉塞され、回転機構収容室32C内にドレン油を保持しておくことができる。
この結果、取外した油圧モータ31を修理工場に輸送するときに、油圧モータハウジング32の回転機構収容室32C内に滞留したドレン油が油路38を通じて外部にドレン油が漏れるのを確実に防止することができ、油圧モータ31の周囲が汚損されるのを回避することができるので、メンテナンス作業の作業性を高めることができる。
かくして、本実施の形態によれば、油圧モータ31の油圧モータケーシング32に油路38を設けることにより、油圧モータ31が取付けられる相手方部材としての電動モータ23に向けて、油圧モータハウジング32の回転機構収容室32C内に滞留したドレン油を、油路38を通じてドレン油室32Kに流下させることができる。この結果、油圧モータ31からのドレン油を利用して、電動モータ軸27の雌スプライン部27Bと油圧モータ軸34の雄スプライン部34Aとの連結部を常時適正に潤滑することができ、電動モータ23と油圧モータ31とを用いた旋回装置11の信頼性を高めることができる。
また、油圧モータハウジング32に油路38を開,閉する油路開閉手段39を設けることにより、電動モータハウジング24の上側に油圧モータハウジング32を取付けたときには、油路開閉手段39によって自動的に油路38を開くことができる。この結果、油圧モータハウジング32の回転機構収容室32C内に滞留したドレン油を、油路38を通じてドレン油室32Kに確実に流下させることができ、電動モータ軸27の雌スプライン部27Bと油圧モータ軸34の雄スプライン部34Aとの連結部を潤滑することができる。
一方、メンテナンス等を行うために油圧モータハウジング32を電動モータハウジング24から取外したときには、油路開閉手段39によって自動的に油路38を閉じることができる。このため、油圧モータハウジング32の回転機構収容室32C内にドレン油を保持しておくことができ、該ドレン油が油圧モータ31の外部に漏れるのを防止することができる。この結果、例えば取外した油圧モータ31を修理工場等に輸送する場合に、油圧モータ31の周囲がドレン油によって汚損されるのを防止することができ、メンテナンス作業の作業性を高めることができる。
次に、図7ないし図9は本発明の第2の実施の形態を示している。本実施の形態の特徴は、弁部材と突起部材とにより油路開閉手段を構成したことにある。なお、本実施の形態では、上述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一符号を付し、その説明を省略するものとする。
図中、51は第2の実施の形態による油圧モータを示し、該油圧モータ51は、第1の実施の形態による油圧モータ31とほぼ同様に、油圧モータハウジング32、油圧モータ軸34、回転機構36、オイルシール37等により構成されている。しかし、油圧モータ51は、後述の油路52と、油路開閉手段53の構成の点で第1の実施の形態による油圧モータ31とは異なるものである。
52は第2の実施の形態に用いられる油路を示し、該油路52は、第1の実施の形態による油路38と同様に、油圧モータハウジング32の回転機構収容室32Cとドレン油室32Kとの間を貫通して設けられている。しかし、油路52は、油路38のように一様な内径寸法を有するものではなく、内径寸法がそれぞれ異なる下側油路52A、中間油路52B、上側油路52Cによって構成されている。
ここで、油路52の下端部を構成する下側油路52Aは、後述する球状弁体54の外径寸法よりも小さな内径寸法を有し、上,下方向に延びている。油路52の中間部を構成する中間油路52Bは、球状弁体54の外径寸法よりも大きな内径寸法を有し、下側油路52Aと同心上に配置されている。油路52の上端部を構成する上側油路52Cは、中間油路52Bよりも大きな内径寸法を有し、該中間油路52Bと同心上に配置されている。そして、下側油路52Aと中間油路52Bとの間の段差部は、後述の球状弁体54が離着座する環状の弁座52Dとなっている。また、上側油路52C内には、後述の蓋部材56が取付けられる構成となっている。
次に、53は第2の実施の形態による油路開閉手段を示し、該油路開閉手段53は、電動モータハウジング23に対する油圧モータハウジング32の取付け、取外しに応じて油路52を開,閉するものである。ここで、油路開閉手段53は、後述の球状弁体54と、突起部材55とにより構成されている。
54は油路開閉手段53を構成する弁部材としての球状弁体で、該球状弁体54は、油路52を構成する下側油路52Aの内径寸法よりも大きく、中間油路52Bの内径寸法よりも小さい外径寸法を有する鋼球により構成されている。そして、球状弁体54は、図8に示すように、油路52の弁座52Dから離座して該油路52を開く開弁位置と、図9に示すように、油路52の弁座52Dに着座して該油路52を閉じる閉弁位置との間で移動するものである。
55は相手方部材となる電動モータ23の電動モータハウジング24に設けられた突起部材で、該突起部材55は、球状弁体54を閉弁位置と開弁位置とに移動させるものである。この突起部材55は、油路52を構成する下側油路52Aの内径寸法よりも小さな外径寸法を有する小径軸部55Aと、該小径軸部55Aよりも大きな外径寸法を有する大径軸部55Bとにより段付き円柱状に形成されている。そして、突起部材55は、電動モータハウジング24の蓋部24Bのうち油路52と上,下方向で対向する部位に大径軸部55Bの下端部を固着することにより、蓋部24Bから油圧モータハウジング32の油路52に向けて突出している。
従って、図8に示すように、電動モータハウジング24の上側に油圧モータハウジング32を取付けたときには、突起部材55の小径軸部55Aが、油路52の下側油路52Aから中間油路52B内に挿通される。これにより、球状弁体54が、突起部材55によって上方に持上げられて開弁位置に移動し、油路52が開く構成となっている。一方、図9に示すように、電動モータハウジング24から油圧モータハウジング32を取外したときには、突起部材55の小径軸部55Aが、油路52の下側油路52Aから下方に離脱する。これにより、球状弁体54が自重によって閉弁位置に移動し、油路52が閉じる構成となっている。
56は油路52の上側油路52Cに取付けられた蓋部材で、該蓋部材56は、球状弁体54の外径寸法よりも小さな貫通孔56Aが穿設された環状体からなっている。そして、蓋部材56は、油路52の中間油路52B内に球状弁体54を配置した状態で上側油路52Cに取付けることにより、球状弁体54を中間油路52B内で移動可能に保持するものである。
第2の実施の形態による油圧モータ51は上述の如き油路52と油路開閉手段53とを有するもので、電動モータハウジング24の上側に油圧モータハウジング32を取付けたときには、図8に示すように、突起部材55の小径軸部55Aが、油路52の下側油路52Aから中間油路52B内に挿通される。これにより、球状弁体54が突起部材55によって上方に持上げられ、球状弁体54が開弁位置に移動して油路52が自動的に開く。この結果、油圧モータ51からのドレン油を利用して、電動モータ軸27の雌スプライン部27Bと油圧モータ軸34の雄スプライン部34Aとの連結部を常時適正に潤滑することができる。
一方、電動モータハウジング24から油圧モータハウジング32を取外したときには、図9に示すように、突起部材55の小径軸部55Aが、油路52の下側油路52Aから下方に離脱する。これにより、球状弁体54が自重によって閉弁位置に移動し、油路52が自動的に閉じる。この結果、油圧モータハウジング32の回転機構収容室32C内にドレン油を保持しておくことができ、該ドレン油が外部に漏れるのを防止することができる。
次に、図10および図11は本発明の第3の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、板状弁体と突起部材とによって油路開閉手段を構成したことにある。なお、本実施の形態では、上述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一符号を付し、その説明を省略するものとする。
図中、61は第3の実施の形態による油圧モータを示し、該油圧モータ61は、第1の実施の形態による油圧モータ31とほぼ同様に、油圧モータハウジング32、油圧モータ軸34、回転機構36、オイルシール37、油路38等により構成されるものの、後述の油路開閉手段62の構成の点で第1の実施の形態による油圧モータ31とは異なるものである。
62は第3の実施の形態による油路開閉手段を示し、該油路開閉手段62は、電動モータハウジング23に対する油圧モータハウジング32の取付け、取外しに応じて油路38を開,閉するものである。ここで、油路開閉手段62は、後述の板状弁体63と、突起部材64により構成されている。
63は弁部材としての板状弁体で、該板状弁体63は、油圧モータハウジング32の底部32Dのうち油路38の周囲に形成された弁座32Lの近傍に配置され、ヒンジ部63Aを中心として、弁座32Lから離座することにより油路38を開く開弁位置(図10の位置)と、弁座32Lに着座することにより油路38を閉じる閉弁位置(図11の位置)との間で移動するものである。
64は相手方部材となる電動モータ23の電動モータハウジング24に設けられた突起部材で、該突起部材64は、油路38の内径寸法よりも小さな外径寸法を有する小径軸部64Aと、該小径軸部64Aよりも大きな外径寸法を有する大径軸部64Bとにより段付き円柱状に形成されている。そして、突起部材64は、電動モータハウジング24の蓋部24Bのうち油路38と上,下方向で対向する部位に大径軸部64Bを固着することにより、蓋部24Bから油圧モータハウジング32の油路38に向けて突出している。
第3の実施の形態による油圧モータ61は上述の如き油路開閉手段62を有するもので、電動モータハウジング24の上側に油圧モータハウジング32を取付けたときには、図10に示すように、突起部材64の小径軸部64Aが油路38内に挿通される。このため、板状弁体63が突起部材64によって上方に持上げられ、ヒンジ部63Aを中心として開弁位置に移動することにより油路38が自動的に開く。この結果、油圧モータ61からのドレン油を利用して、電動モータ軸27の雌スプライン部27Bと油圧モータ軸34の雄スプライン部34Aとの連結部を常時適正に潤滑することができる。
一方、電動モータハウジング24から油圧モータハウジング32を取外したときには、図11に示すように、突起部材64の小径軸部64Aが油路38から下方に離脱する。これにより、板状弁体63が自重によって閉弁位置に移動し、油路38が自動的に閉じるので、油圧モータハウジング32の回転機構収容室32C内にドレン油を保持しておくことができ、該ドレン油が外部に漏れるのを防止することができる。
次に、図12は本発明の参考例を示し、本参考例は、油路開閉手段として封止栓を用いたことにある。なお、本参考例では、上述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一符号を付し、その説明を省略するものとする。
図中、71は参考例による油圧モータを示し、該油圧モータ71は、第1の実施の形態による油圧モータ31とほぼ同様に、油圧モータハウジング32、油圧モータ軸34、回転機構36、オイルシール37、油路38等により構成されるものの、後述の封止栓72によって油路開閉手段を構成した点で第1の実施の形態による油圧モータ31とは異なるものである。
72は油路38を開,閉する油路開閉手段としての封止栓を示している。この封止栓72は、例えばゴム等の弾性を有する材料を用いて形成され、油路38の内径寸法よりも若干大きな外径寸法を有し、油路38に締め代をもって嵌合する軸部72Aと、該軸部72Aよりも大径な円板状をなし、油圧モータハウジング32の下面に当接することにより軸部72Aを油路38から抜取るときの摘みとなるストッパ72Bとにより構成されている。
参考例による油圧モータ71は上述の如き封止栓72を有するもので、電動モータ23の上側に油圧モータ71を取付けるときには、作業者は、予め油路38から封止栓72を抜取ることにより該油路38を開いた状態で、電動モータハウジング24の蓋部24B上に油圧モータハウジング32を取付ける。
一方、電動モータ23から油圧モータ31を取外すときには、作業者は、封止栓72の軸部72Aを油圧モータハウジング32の下面側から油路38に嵌合させる。ことにより、油圧モータハウジング32の回転機構収容室32C内にドレン油を保持することができ、該ドレン油が外部に漏れるのを防止することができる。
なお、上述した第1の実施の形態では、油圧モータ31を取付ける相手方部材として電動モータ23を例示している。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えば図13に示す変形例のように、相手方部材として減速機12を用い、この減速機12の上側に油圧モータ31を取付ける構成としてもよい。この場合には、減速機12の上側ハウジング15の上端側に、その内周面から油圧モータハウジング32の油路38の下方に向けて突出する衝合板73を設けることにより、油圧モータハウジング32を上側ハウジング15の上側に取付けた状態で、衝合板73に油路開閉手段39の錘部材42が衝合して油路38を開くことができる。
また、油圧モータが取付けられる相手方部材としては、上述した電動モータ23、減速機12の他に、例えば油圧モータ用の試験装置も適用することができる。
12 減速機(相手方部材)
16,17 遊星歯車減速機構(減速機構)
23 電動モータ(相手方部材)
27 電動モータ軸
31,51,61,71 油圧モータ
32 油圧モータハウジング(モータハウジング)
34 油圧モータ軸
36 回転機構
37 オイルシール
38,52 油路
39,53,62 油路開閉手段
40 軸体
41 ストッパ
42 錘部材
43 連通路
54 球状弁体(弁部材)
55,64 突起部材
63 板状弁体(弁部材)
72 封止栓(油路開閉手段)

Claims (6)

  1. 相手方部材の上側に取付けられるモータハウジングと、下端側が該モータハウジングから突出して前記相手方部材に連結される油圧モータ軸と、前記モータハウジング内に位置して前記油圧モータ軸に取付けられ作動油が供給されることにより該油圧モータ軸を回転させる回転機構と、前記モータハウジングと前記油圧モータ軸との間に設けられ該モータハウジング内のドレン油を外部に対して封止するオイルシールとを備えてなる油圧モータにおいて、
    前記相手方部材は、前記モータハウジングの下側に取付けられると共に前記油圧モータ軸と連結され、電力が供給されることにより前記油圧モータ軸と一体に回転する電動モータ軸を備えた電動モータにより構成し、
    前記モータハウジングには、該モータハウジング内のドレン油を前記電動モータに向けて流出させる油路を設け、
    前記電動モータの上側に前記モータハウジングを取付けたときには前記油路を開いて前記モータハウジング内のドレン油を前記油路を通じて前記油圧モータ軸と前記電動モータ軸との連結部に供給し、前記電動モータから前記モータハウジングを取外したときには前記油路を閉塞する油路開閉手段を設ける構成としたことを特徴とする油圧モータ。
  2. 相手方部材の上側に取付けられるモータハウジングと、下端側が該モータハウジングから突出して前記相手方部材に連結される油圧モータ軸と、前記モータハウジング内に位置して前記油圧モータ軸に取付けられ作動油が供給されることにより該油圧モータ軸を回転させる回転機構と、前記モータハウジングと前記油圧モータ軸との間に設けられ該モータハウジング内のドレン油を外部に対して封止するオイルシールとを備えてなる油圧モータにおいて、
    前記相手方部材は、前記モータハウジングの下側に取付けられると共に前記油圧モータ軸と連結され当該油圧モータ軸の回転を減速する減速機構を備えた減速機により構成し、
    前記モータハウジングには、該モータハウジング内のドレン油を前記減速機に向けて流出させる油路を設け、
    前記減速機の上側に前記モータハウジングを取付けたときには前記油路を開いて前記モータハウジング内のドレン油を前記油路を通じて前記減速機の減速機構に供給し、前記減速機から前記モータハウジングを取外したときには前記油路を閉塞する油路開閉手段を設ける構成としたことを特徴とする油圧モータ。
  3. 前記油路開閉手段は、前記油路内に上,下方向に移動可能に挿通され上端側に前記モータハウジングに当接するストッパが設けられた軸体と、該軸体の下端側に設けられた錘部材と、前記軸体の軸方向に設けられ前記ストッパが前記モータハウジングから上方に持上げられたときに当該モータハウジングの内部と外部とを連通させる連通路とにより構成し、
    前記モータハウジングを前記電動モータから取外したときには前記錘部材により前記ストッパを前記モータハウジングに当接させ、前記モータハウジングを前記電動モータに取付けたときには前記錘部材が当該電動モータに衝合して前記ストッパを前記モータハウジングから上方に持上げる構成としてなる請求項1に記載の油圧モータ。
  4. 前記油路開閉手段は、前記油路内に上,下方向に移動可能に挿通され上端側に前記モータハウジングに当接するストッパが設けられた軸体と、該軸体の下端側に設けられた錘部材と、前記軸体の軸方向に設けられ前記ストッパが前記モータハウジングから上方に持上げられたときに当該モータハウジングの内部と外部とを連通させる連通路とにより構成し、
    前記モータハウジングを前記減速機から取外したときには前記錘部材により前記ストッパを前記モータハウジングに当接させ、前記モータハウジングを前記減速機に取付けたときには前記錘部材が当該減速機に衝合して前記ストッパを前記モータハウジングから上方に持上げる構成としてなる請求項2に記載の油圧モータ。
  5. 前記油路開閉手段は、前記モータハウジングに設けられ前記油路を開く開弁位置と前記油路を閉じる閉弁位置との間で移動する弁部材と、前記電動モータのうち前記油路と対応する部位に前記モータハウジングに向けて突設された突起部材とにより構成し、
    前記モータハウジングを前記電動モータから取外したときには前記弁部材が自重によって閉弁位置に移動し、前記モータハウジングを前記電動モータに取付けたときには前記突起部材が前記弁部材を上方に持上げて閉弁位置から開弁位置へと移動させる構成としてなる請求項1に記載の油圧モータ。
  6. 前記油路開閉手段は、前記モータハウジングに設けられ前記油路を開く開弁位置と前記油路を閉じる閉弁位置との間で移動する弁部材と、前記減速機のうち前記油路と対応する部位に前記モータハウジングに向けて突設された突起部材とにより構成し、
    前記モータハウジングを前記減速機から取外したときには前記弁部材が自重によって閉弁位置に移動し、前記モータハウジングを前記減速機に取付けたときには前記突起部材が前記弁部材を上方に持上げて閉弁位置から開弁位置へと移動させる構成としてなる請求項2に記載の油圧モータ。
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