JP2006266176A - 減速機付き油圧モータ装置 - Google Patents
減速機付き油圧モータ装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006266176A JP2006266176A JP2005086435A JP2005086435A JP2006266176A JP 2006266176 A JP2006266176 A JP 2006266176A JP 2005086435 A JP2005086435 A JP 2005086435A JP 2005086435 A JP2005086435 A JP 2005086435A JP 2006266176 A JP2006266176 A JP 2006266176A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hydraulic motor
- reduction gear
- hydraulic
- motor
- casing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Hydraulic Motors (AREA)
Abstract
【課題】油圧モータを潤滑する作動油を減速機の潤滑に活用できると共に、油圧モータのケーシングの大型化を抑えることができる減速機付き油圧モータ装置の提供。
【解決手段】例えば油圧ショベルの旋回装置として活用され、油圧モータ1と、この油圧モータ1に一体に組み付けられる減速機2とを含み、油圧モータ1のモータ軸3の回転を減速機2で減速して出力軸8に伝達すると共に、油圧モータ1と減速機2との間をシールするオイルシール7を備え、油圧モータ1のモータ軸3の例えば軸心の位置に、油圧モータ1のケーシング11内と減速機2のハウジング12内とを連通させる通路、例えば貫通穴4を設け、この貫通穴4にフィルタ5を配置した構成にしてある。
【選択図】図1
【解決手段】例えば油圧ショベルの旋回装置として活用され、油圧モータ1と、この油圧モータ1に一体に組み付けられる減速機2とを含み、油圧モータ1のモータ軸3の回転を減速機2で減速して出力軸8に伝達すると共に、油圧モータ1と減速機2との間をシールするオイルシール7を備え、油圧モータ1のモータ軸3の例えば軸心の位置に、油圧モータ1のケーシング11内と減速機2のハウジング12内とを連通させる通路、例えば貫通穴4を設け、この貫通穴4にフィルタ5を配置した構成にしてある。
【選択図】図1
Description
本発明は、油圧ショベルなどの油圧作業機に備えられ、油圧モータと、この油圧モータに一体に設けられる減速機とを含む減速機付き油圧モータ装置に関する。
この種の従来技術として、特許文献1に示されるものがある。この従来技術は、油圧モータと、この油圧モータに一体に組み付けられる減速機とを含み、油圧モータのモータ軸の回転を減速機で減速して出力軸に伝達するものであり、油圧モータと減速機との間をシールするオイルシールを備えている。また、油圧モータのケーシングに、油圧モータ内と減速機内とを連通させる通路、すなわち小孔を形成し、この小孔にフィルタを配置した構成になっている。
実開昭56−138162号公報
上述した従来技術では、油圧モータを潤滑する作動油をケーシングに設けた小孔を介して減速機に導き、この減速機の潤滑に活用できるので、それ以前にしばしば行なわれていた減速機固有の潤滑剤の劣化等に伴う煩雑で時間がかかる保守、点検が不要になり、このような減速機付き油圧モータ装置の保守、点検が容易になり、また、オイルシール及びフィルタによって減速機の歯車部における磨耗粉等の油圧モータ内への混入を防ぐことができる。しかしながら、油圧モータのケーシングに小孔を形成することから、この油圧モータのケーシングの大型化を招き、配置設計に制約を与えてしまう問題がある。
特に、油圧ショベルなどの油圧作業機の旋回装置として活用することを考えると、この旋回装置の配置空間は周囲部品との関係から狭く、したがって上述した従来技術のように大型化したケーシングを有する油圧モータを含むものを設置するのは、現実には難しい。
本発明は、上述した従来技術における実状からなされたもので、その目的は、油圧モータを潤滑する作動油を減速機の潤滑に活用できると共に、油圧モータのケーシングの大型化を抑えることができる減速機付き油圧モータ装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、油圧モータと、この油圧モータに一体に組み付けられる減速機とを含み、上記油圧モータのモータ軸の回転を上記減速機が減速して出力軸に伝達すると共に、上記油圧モータと上記減速機との間をシールするオイルシールを備えた減速機付き油圧モータ装置において、上記油圧モータのモータ軸に、上記油圧モータのケーシング内と上記減速機のハウジング内とを連通させる通路を設け、この通路にフィルタを配置したことを特徴としている。
このように構成した本発明は、油圧モータのケーシング内と減速機のハウジング内とを連通する通路を油圧モータのモータ軸に設けたことから、この通路を介して油圧モータを潤滑する作動油を減速機内に供給して、減速機の潤滑に活用できる。また、油圧モータと減速機との間をシールするオイルシールと、通路に配置したフィルタとによって、減速機の歯車部における磨耗粉等の油圧モータ内への混入を防ぐことができる。
そして特に、上述の通路を油圧モータのモータ軸に設けたことから、ケーシングには通路を形成する領域を設ける必要がなく、したがってケーシングの大型化を抑えることができる。
また、本発明は、上記発明において、上記通路が、上記モータ軸の軸心の位置に形成された貫通穴から成ることを特徴としている。
また、本発明は、上記発明において、油圧作業機に備えられる旋回装置であることを特徴としている。
本発明は、油圧モータのモータ軸に、油圧モータのケーシング内と減速機のハウジング内とを連通させる通路を設けたことから、従来のように油圧モータのケーシングに通路を設ける必要がなく、これによってこの油圧モータのケーシングの大型化を抑えることができ、従来よりも配置設計に対する制約を緩和させることができる。
以下、本発明に係る減速機付き油圧モータ装置を実施するための最良の形態を図に基づいて説明する。
図1は本発明に係る減速機付き油圧モータ装置の一実施形態を示す要部断面図である。
本実施形態は、油圧作業機、例えば油圧ショベルの旋回装置として活用されるものであり、図1に示すように、油圧モータ1と、ボルトによってこの油圧モータ1に一体に組み付けられる減速機2とを含んでいる。油圧モータ1のモータ軸3の回転が減速機2で減速され出力軸8に伝えられるようになっている。油圧モータ1と減速機2との間には、オイルシール7を設けてある。
特に本実施形態は、油圧モータ1のモータ軸3の例えば軸心位置には、油圧モータ1のケーシング11内と減速機2のハウジング12内とを連通させる通路を形成する貫通穴4を設けてあり、この貫通穴4中にフィルタ5を配置してある。また、この貫通穴5に連通するドレン6を設けてある。
このように構成した本発明は、モータ軸3の貫通穴4を介して油圧モータ1を自己潤滑する作動油を減速機2内に供給して、減速機2の潤滑に活用できる。したがって、上述の従来技術と同様に、保守、点検が容易である。
また、油圧モータ1と減速機2との間をシールするオイルシールと、貫通穴4に配置したフィルタ5とによって上述した従来技術と同様に、減速機2の歯車部における磨耗粉等の油圧モータ1内への混入を防ぐことができ、これらの磨耗粉等による油圧モータ1内の部品の破損を防ぐことができる。
そして特に、油圧モータ1のモータ軸3に、油圧モータ1のケーシング11内と減速機2のハウジング12内とを連通させる貫通穴4を設けたことから、ケーシング11には貫通穴4を設ける必要がない。したがって、ケーシング11の大型化を抑えることができ、配置設計に対する制約を緩和させることができる。これに伴い、周囲部品との関係から、配置空間が狭くて配置に制約を受けやすい油圧ショベルの旋回装置として、支障なく活用することができる。
1 油圧モータ
2 減速機
3 モータ軸
4 貫通穴(通路)
5 フィルタ
6 ドレン
7 オイルシール
8 出力軸
11 ケーシング
12 ハウジング
2 減速機
3 モータ軸
4 貫通穴(通路)
5 フィルタ
6 ドレン
7 オイルシール
8 出力軸
11 ケーシング
12 ハウジング
Claims (3)
- 油圧モータと、この油圧モータに一体に組み付けられる減速機とを含み、上記油圧モータのモータ軸の回転を上記減速機が減速して出力軸に伝達すると共に、上記油圧モータと上記減速機との間をシールするオイルシールを備えた減速機付き油圧モータ装置において、
上記油圧モータのモータ軸に、上記油圧モータのケーシング内と上記減速機のハウジング内とを連通させる通路を設け、この通路にフィルタを配置したことを特徴とする減速機付き油圧モータ装置。 - 上記請求項1記載の発明において、
上記通路が、上記モータ軸の軸心の位置に形成された貫通穴から成ることを特徴とする減速機付き油圧モータ装置。 - 上記請求項1または2記載の発明において、
油圧作業機に備えられる旋回装置であることを特徴とする減速機付き油圧モータ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005086435A JP2006266176A (ja) | 2005-03-24 | 2005-03-24 | 減速機付き油圧モータ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005086435A JP2006266176A (ja) | 2005-03-24 | 2005-03-24 | 減速機付き油圧モータ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006266176A true JP2006266176A (ja) | 2006-10-05 |
Family
ID=37202407
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005086435A Pending JP2006266176A (ja) | 2005-03-24 | 2005-03-24 | 減速機付き油圧モータ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006266176A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009013598A (ja) * | 2007-06-30 | 2009-01-22 | Toshiba Mach Co Ltd | 建設機械における旋回駆動機構の潤滑方法および装置 |
JP2012057589A (ja) * | 2010-09-13 | 2012-03-22 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 油圧モータ |
-
2005
- 2005-03-24 JP JP2005086435A patent/JP2006266176A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009013598A (ja) * | 2007-06-30 | 2009-01-22 | Toshiba Mach Co Ltd | 建設機械における旋回駆動機構の潤滑方法および装置 |
JP2012057589A (ja) * | 2010-09-13 | 2012-03-22 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 油圧モータ |
KR20120028252A (ko) * | 2010-09-13 | 2012-03-22 | 히다찌 겐끼 가부시키가이샤 | 유압 모터 |
CN102434381A (zh) * | 2010-09-13 | 2012-05-02 | 日立建机株式会社 | 液压马达 |
KR101668886B1 (ko) | 2010-09-13 | 2016-10-24 | 히다찌 겐끼 가부시키가이샤 | 유압 모터 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7935017B2 (en) | Eccentrically oscillating speed reducer | |
KR20130100922A (ko) | 건설 기계의 선회 장치 | |
EP3674579B1 (en) | Wave motion gear device provided with lubricant mixing prevention part | |
CN103328757B (zh) | 用于降低旋转牙轮凿岩钻头内的润滑剂压力脉动的方法和设备 | |
JP5548596B2 (ja) | 水中ポンプ用軸封装置 | |
JP5315266B2 (ja) | ホロー出力軸と被駆動軸との連結構造、及び減速機 | |
JP2006316932A (ja) | トランスファーの潤滑機構 | |
JP2006266176A (ja) | 減速機付き油圧モータ装置 | |
WO2016101425A1 (zh) | 行星轮系的润滑支路 | |
WO2016008306A1 (zh) | 动力设备、铣槽机驱动装置及铣槽机 | |
JP2010180944A (ja) | ユニット化された封止部材 | |
CN202732909U (zh) | 单向离合器润滑油路结构 | |
CN201593603U (zh) | 减速机轴端密封结构 | |
JP2008286357A (ja) | シール機構及びこれを備えた動力伝達装置 | |
JP2006029148A (ja) | ターボチャージャー | |
WO2010001934A1 (ja) | 建設機械の旋回装置 | |
JP2019002310A (ja) | 減速機付油圧走行モータ | |
JP2008190609A (ja) | 減速装置およびそれを備えたロボット装置 | |
JP4331989B2 (ja) | ギヤードモータ | |
JP4887917B2 (ja) | オルダム継手の潤滑構造 | |
JP2005048864A (ja) | 減速装置 | |
JP2007002936A (ja) | トランスミッション装置 | |
JP6055393B2 (ja) | 単純遊星減速装置 | |
JP2015030601A (ja) | スクリュージャッキ | |
CN201636326U (zh) | 离心式无损密封结构 |