JP4887917B2 - オルダム継手の潤滑構造 - Google Patents

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Description

この発明は、オルダム継手(オルダムカップリング)の潤滑構造に関する。
オルダム継手は、図6のような構成または図7のような構成のものがよく用いられる。
図6において、11は駆動源側に連結される入力軸であり、12は負荷側に連結される出力軸であり、これらの間にフローティングカム13が介装される。フローティングカム13は、円板の片面に径方向へ延びる凸部14aが設けられ、反対側の片面に凸部14aの延びる径方向と直交する径方向へ延びる凸部14bが設けられる。入力軸11の後端面に円板の径方向へ延びる溝15aが形成され、凸部14aが溝15aと摺動可能に係合する。出力軸12の前端面に円板の径方向へ延びる溝15bが形成され、凸部14bが溝15bと摺動可能に係合する。このため、フローティングカム13は、凸部14a,14bと溝15a,15bとの係合により、各軸11,12との相対回転が規制され、凸部14a,14bが溝15a,15bに沿って摺動するため、これら軸11,12間の芯ズレを吸収しつつ、入力軸11から出力軸12へ回転を伝達することができる。各軸11,12は、ハウジング(図示省略)に軸受を介して回転自在に支持され、フローティングカム13を含む継手要素がハウジングに収装される。
図7において、21は駆動源側に連結される入力軸であり、22は負荷側に連結される出力軸であり、これらの間にフローティングカム23が介装される。フローティングカム23は、楕円板の外周から径方向へ突き出る互いに対称の突起24と、楕円板の中央に突起24が突き出る径方向と直交する径方向へ延びる穴25と、を備える。入力軸21は、後端部にフローティングカム23を収容する凹部26が形成され、その周壁にフローティングカム23の突起24を径方向へ摺動可能に支持する溝27が形成される。出力軸22は、前端面にフローティングカム23の穴25に沿って摺動可能に嵌合する凸部28が設けられる。このため、フローティングカム23は、突起24と溝25との係合および穴25と凸部28との嵌合により、各軸21,22との相対回転が規制され、突起24が溝27に沿って摺動および穴25に沿って凸部28が摺動するため、これら軸21,22間の芯ズレを吸収しつつ、入力軸21から出力軸22へ回転を伝達することができる。各軸21,22は、ハウジング(図示省略)に軸受を介して回転自在に支持され、フローティングカム23を含む継手要素がハウジングに収装される。
図6の場合、フローティングカム13についても、凸部14a,14bと溝15a,15bとの係合部を含めてハウジングの内部に露出するため、ハウジングの内部へ潤滑油を供給すると、凸部14a,14bと溝15a,15bとの摺動面を良好に潤滑することができる。
図7の場合、フローティングカム23は、凹部26に収容され、突起24と溝27との係合部は、ハウジングの内部に露出するものの、穴25と凸部28との嵌合部は、凹部26の内側のさらにフローティングカム23の奥に隠され、ハウジングの内部に露出しないため、潤滑油の供給経路として入力軸21(または出力軸22)を軸方向へ貫通する油路29が備えられるのである(特許文献1,特許文献2)。油路29は、凹部26の底面中央に開口され、そこから潤滑油は、穴25と凸部28との摺動面を潤滑しつつ、遠心力で外径方向へ流れ、凸部24と溝27との摺動面を潤滑する(図8,図9、参照)。
特開2004−092504号 特開2000−257571号
図7のようなオルダム継手においては、潤滑油の供給経路として軸(入力軸21または出力軸22)に油路29を備えるが、負荷や駆動源を含むレイアウト上の制約から、軸21の油路29への給油が困難な場合が想定される。例えば、負荷がエンジンに搭載される燃料ポンプの場合、燃料ポンプは、エンジンの側面に配置される。オルダム継手は、エンジンのフロントプレートに支持され、出力軸22が燃料ポンプの回転軸を構成する一方、入力軸21の前端側にギヤトレーンの従動ギヤが取り付けられる。その場合、オルダム継手は、ギヤトレーンと燃料ポンプとの間に介在するため、油路29への給油が困難となってしまうのである。
この発明は、このようなオルダム継手において、軸(入力軸または出力軸)を通しての給油が困難な場合に対処しえる手段の提供を目的とする。
第1の発明は、駆動源側に連結する入力軸と、負荷側に連結する出力軸と、これらを回転自在に支持するハウジングと、これら軸間の何れか一方の軸端面に開口する凹部に収容されて前記入力軸と前記出力軸との芯ズレを吸収しつつ前記入力軸から前記出力軸へ回転を伝達するフローティングカムと、を備えるオルダム継手の潤滑構造において、外部からの潤滑油により前記フローティングカムと前記入力軸との摺動面および前記フローティングカムと前記出力軸との摺動面を潤滑するべく、前記フローティングカムを収容する前記凹部の周壁の一部にフローティングカムを前記ハウジングの内部に露出させる切り欠きを設ける一方、一端がハウジング内面の前記切り欠きに対応する部位に開口すると共に他端がハウジング外面に開口する第1油路を設け、前記第1油路のハウジング内面側の開口部を絞るオリフィスを設けたことを特徴とする。
第2の発明は、駆動源側に連結する入力軸と、負荷側に連結する出力軸と、これらを回転自在に支持するハウジングと、前記入力軸と前記出力軸との芯ズレを吸収しつつ前記入力軸から前記出力軸へ回転を伝達するフローティングカムと、を備えるオルダム継手において、前記フローティングカムは、外周から径方向へ突き出る互いに対称の突起、中央に前記突起が突き出る径方向と直交する径方向へ延びる穴、を備えるものであり、前記入力軸と前記出力軸との何れか一方は、軸端部に前記フローティングカムを収容する凹部、その周壁に前記フローティングカムの前記突起と径方向へ摺動可能に係合する溝、を備えてなり、同じく他方は、軸端面に前記フローティングカム前記穴とその長手方向へ摺動可能に嵌合する凸部、を備えるものにあって、外部からの潤滑油により前記フローティングカムと前記入力軸との摺動面および前記フローティングカムと前記出力軸との摺動面を潤滑するべく、前記フローティングカムを収容する前記凹部の周壁の一部に前記フローティングカムを前記ハウジングの内部に露出させる切り欠きを設ける一方、一端がハウジング内面の前記切り欠きに対応する部位に開口すると共に他端がハウジング外面に開口する第1油路を設け、前記第1油路のハウジング内面側の開口部を絞るオリフィスを設けたことを特徴とする。
第3の発明は、駆動源側に連結する入力軸と、負荷側に連結する出力軸と、これらを回転自在に支持するハウジングと、これら軸間の何れか一方の軸端面に開口する凹部に収容されて前記入力軸と前記出力軸との芯ズレを吸収しつつ前記入力軸から前記出力軸へ回転を伝達するフローティングカムと、を備えるオルダム継手の潤滑構造において、外部からの潤滑油により前記フローティングカムと前記入力軸との摺動面および前記フローティングカムと前記出力軸との摺動面を潤滑するべく、前記フローティングカムを収容する前記凹部の周壁の一部にフローティングカムを前記ハウジングの内部に露出させる切り欠きを設ける一方、一端がハウジング内面の前記切り欠きに対応する部位に開口すると共に他端がハウジング外面に開口する第1油路を設け、前記第1油路のハウジング外面側の開口に給油管を接続する一方、潤滑油の排出経路として前記凹部の底面に一端が開口すると共に他端が反対側の軸端面に開口する第2油路を設けたことを特徴とする。
第4の発明は、第3の発明に係るオルダム継手の潤滑構造において、潤滑油の排出経路として前記入力軸を支持する転がり軸受を経由して前記ハウジングの前面に開口する第3油路を設けたことを特徴とする。
第5の発明は、第3の発明または第4の発明に係るオルダム継手の潤滑構造において、前記第1油路のハウジング内面側の開口部を絞るオリフィスを設けたことを特徴とする。
第1の発明においては、フローティングカムを収容する凹部の周壁にフローティングカムをハウジングの内部に露出させる切り欠きを備えるため、潤滑油が凹部の内側へ進入しやすくなり、第1油路から切り欠きへ潤滑油を圧送することにより、各軸とフローティングカムとの摺動面を十分に潤滑することができる。また、第1油路を流れる潤滑油は、オリフィスにより、流速が加速され、ハウジング内面側の開口から凹部の切り欠きへ噴射される。そのため、潤滑油が凹部の内側からフローティングカムの奥へ入り込みやすくなり、各軸とフローティングカムとの摺動面を良好に潤滑することができる。
第2の発明においては、フローティングカムを収容する凹部の周壁にフローティングカムをハウジングの内部に露出させる切り欠きを備えるため、潤滑油が凹部の内側へ進入しやすくなり、第1油路から切り欠きへ潤滑油を圧送することにより、軸(入力軸または出力軸)の溝とフローティングカムの突起との摺動面ばかりでなく、フローティングカムの穴と軸(出力軸または入力軸)の凸部との摺動面を十分に潤滑することができる。また、第1油路を流れる潤滑油は、オリフィスにより、流速が加速され、ハウジング内面側の開口から凹部の切り欠きへ噴射される。そのため、潤滑油が凹部の内側からフローティングカムの奥へ入り込みやすくなり、各軸とフローティングカムとの摺動面を良好に潤滑することができる。
第3の発明においては、潤滑油は第1油路から凹部へ供給され、凹部の主に切り欠きから凹部の内側に入り込み、軸端部の凹部の底面に一端が開口すると共に他端が反対側の軸端面に開口する第2油路を通して排出される。第2油路により、潤滑油の排出が促進され、凹部の内側からフローティングカムの内側へ進みつつ凹部の底面に開口する第2油路へ至る潤滑油の流れも促進され、各軸とフローティングカムとの摺動面を効率よく良好に潤滑することができる。
第4の発明においては、第3油路により、転がり軸受を潤滑しつつ、潤滑油の排出が促進され、ハウジング内部の油圧を低く抑えつつ、各軸とフローティングカムとの摺動面を効率よく良好に潤滑することができる。
第5の発明においては、第1油路を流れる潤滑油は、オリフィスにより、流速が加速され、ハウジング内面側の開口から凹部の切り欠きへ噴射される。そのため、潤滑油が凹部の内側からフローティングカムの奥へ入り込みやすくなり、各軸とフローティングカムとの摺動面を良好に潤滑することができる。
図に基づいて、この発明に係る実施形態を説明する。
図1,図2において、34はオルダム継手のハウジングであり、2つのブロック34a,34bから組み立てられる。ブロック34aに入力軸31が軸受35を介して支持され、ブロック34bに出力軸32が軸受36を介して支持される。ハウジング34の内部において、これら軸31,32間にフローティングカム33が介装される。37はブロック34a,34b間を締結するボルトである。
フローティングカム33は、楕円板の外周から径方向へ突き出る互いに対称の突起38と、楕円板の中央に突起38が突き出る径方向と直交する径方向へ延びる穴39と、を備える。入力軸31は、後端部にフローティングカム33を収容する凹部40が形成され、その周壁にフローティングカム33の突起38を径方向へ摺動可能に支持する溝41が形成される。出力軸32の前端は、フローティングカム33の穴39に沿って径方向へ摺動可能に嵌合する凸部42が形成される。
ハウジング34の内部において、フローティングカム33は、突起38と溝41との係合および穴39と凸部42との嵌合により、各軸31,32との相対回転が規制され、突起38が溝41に沿って摺動および穴39に沿って凸部42が摺動するため、これら軸31,32間の芯ズレを吸収しつつ、入力軸31から出力軸32へ回転を伝達することができる。
フローティングカム33と入力軸31との摺動面およびフローティングカム33と出力軸32との摺動面を潤滑するべく、凹部40の周壁にフローティングカム33をハウジング34の内部に露出させる切り欠き45が形成され、ハウジング34を径方向へ貫通する第1油路46が設けられる。凹部40の切り欠き45は、溝41の両壁部48を残して円周上の対称位置に配置され、第1油路46は、一端がハウジング内面の切り欠き45に対応する部位に開口すると共に他端がハウジング外面に開口する。
第1油路46のハウジング外面側の開口に後述の給油管(パイプ)の一端が接続される。第1油路46のハウジング内面側の開口は、給油管からの潤滑油を噴射するオリフィス46a(図2、参照)に設定される。第1油路46は、給油管との連結(接続)時において、フロントプレート49との干渉を避ける上から、ハウジング内面側の開口からハウジング外面側の開口へ斜めに形成することが望ましく、斜めの第1油路46’(図1、参照)と直交する平面をもって斜めに座面(接続用のコネクタの締付面)を形成すると良い。50はフロントプレート49にハウジング34(ブロック34a)を締結するボルトである。
潤滑油の排出経路として第2油路51が入力軸31に設けられる。第2油路51は、一端が凹部40の底面中央に開口すると共に他端が反対側の軸端面に開口する。また、入力軸31の軸受35としてボールベアリング(転がり軸受)が用いられ、ハウジング34の内部から潤滑油がボールベアリング35の隙間を抜けてギヤトレーンへ排出されるようになっている。つまり、ボールベアリング35を用いることにより、潤滑油の排出経路として第3油路52が設けられる。
オルダム継手の負荷としてエンジンに搭載されるフューエルポンプが出力軸に連結される。図3において、56がフューエルポンプであり、シリンダブロック55の側面に配置される。オルダム継手のハウジング34は、エンジン前面のフロントプレート49に支持され、出力軸32がフューエルポンプ56の回転軸を構成する一方、入力軸31の前端側にギヤトレーン59の従動ギヤ57(図1、参照)が取り付けられる。61はオルダム継手の第1油路46に一端が接続される給油管であり、その他端はシリンダブロック55の油道(オイルギャラリ)出口に接続される。
図3において、58はバキュームポンプであり、バキュームポンプ58についても、オルダム継手が用いられる。バキュームポンプ58は、ギヤトレーンの前面に配置される。オルダム継手のハウジングは、ギヤトレーン59のカバー60に支持され、出力軸がバキュームポンプ58の回転軸を構成する一方、入力軸の前端側にギヤトレーン59の従動ギヤが取り付けられるのである。
バキュームポンプ58のオルダム継手は、図1において、フロントプレート49とギヤトレーンのカバー60が入れ替わり、ギヤトレーン59の従動ギヤ57がバキュームポンプ用の従動ギヤに変わるだけであり、他の構成については、変更がないため、図1と同一の部位に同一の符号を援用し、図示は省略する。図3において、62はバキュームポンプ58のオルダム継手の第1油路46に一端が接続される給油管であり、その他端はシリンダブロック55の油道(オイルギャラリ)出口に接続される。
図5は、エンジンの給油経路を例示するものであり、オイルパン63内の潤滑油は、オイルポンプ64の駆動により、オイルクーラ65,オイルフィルタ66,シリンダブロック55へ供給される。大半は、シリンダブロック55からシリンダヘッド68を経由してギヤトレーン59からオイルパン63へ戻され、一部がシリンダブロック55からフューエルポンプ56のオルダム継手,バキュームポンプ58のオルダム継手を経由してギヤトレーン59からオイルパン63へ戻されるのである。
オルダム継手において、給油管61または62からの圧油は、第1油路46を流れてハウジング内面側の開口から凹部40へ供給される。第1油路46は、ハウジング内面側の開口にオリフィス46aが設定され、潤滑油の流れを加速するため、潤滑油を凹部40へ噴射させることができる。凹部40の周壁にフローティングカム33をハウジング34の内部に露出させる切り欠き35を備えるため、潤滑油が凹部40の内側からさらにフローティングカム33の奥へ入り込み、凹部40の底面中央に一端が開口する第2油路51を通して反対側の軸端面からギヤトレーン59へ排出される(図4、参照)。潤滑油の一部は、ハウジング34の内部から第3油路52を通してボールベアリング35からギヤトレーン59へ排出される。
第2油路51により、潤滑油の排出が促進され、凹部40の内側からフローティングカム33の内側へ進みつつ凹部40の底面に開口する第2油路51へ至る潤滑油の流れも促進され、各軸31,32とフローティングカム33との摺動面を効率よく良好に潤滑することができる。第3油路52により、ボールベアリング35を潤滑しつつ、潤滑油の排出が促進され、ハウジング内部の油圧を低く抑えつつ、各軸31,32とフローティングカム33との摺動面を効率よく良好に潤滑することができる。ボールベアリング35については、第3油路52の潤滑油により、良好な潤滑が確保されるので、潤滑剤(グリス等)が不要となる。
この結果、負荷や駆動源を含むレイアウト上の制約から、軸(入力軸31または出力軸32)を通しての給油が困難な場合においても、外部からの給油によって各軸31、32とフローティングカム33との摺動面を十分に潤滑しえるのである。図1において、65はオイルシールであり、第2油路51および第3油路52により、ハウジング内部の油圧が低く抑えられるので、良好なシール性が得られる。
オルダム継手の構成図である。 オルダム継手の構成に係る説明図である。 エンジンまわりのレイアウトを例示する説明図である。 潤滑油の給排経路に係る説明図である。 エンジンの給油経路を例示する説明図である。 オルダム継手を説明する構成図である。 オルダム継手を説明する構成図である。 オルダム継手を説明する構成図である。 オルダム継手の潤滑に係る説明図である。
符号の説明
31 入力軸
32 出力軸
33 フローティングカム
34 ハウジング
35 ボールベアリング
38 突起
39 穴
40 凹部
41 溝
42 凸部
45 切り欠き
46 第1油路
46a オリフィス
51 第2油路
52 第3油路
55 シリンダブロック
56 フューエルポンプ
58 バキュームポンプ
59 ギヤトレーン
61,62 給油管

Claims (5)

  1. 駆動源側に連結する入力軸と、負荷側に連結する出力軸と、これらを回転自在に支持するハウジングと、これら軸間の何れか一方の軸端面に開口する凹部に収容されて前記入力軸と前記出力軸との芯ズレを吸収しつつ前記入力軸から前記出力軸へ回転を伝達するフローティングカムと、を備えるオルダム継手の潤滑構造において、外部からの潤滑油により前記フローティングカムと前記入力軸との摺動面および前記フローティングカムと前記出力軸との摺動面を潤滑するべく、前記フローティングカムを収容する前記凹部の周壁の一部にフローティングカムを前記ハウジングの内部に露出させる切り欠きを設ける一方、一端がハウジング内面の前記切り欠きに対応する部位に開口すると共に他端がハウジング外面に開口する第1油路を設け、前記第1油路のハウジング内面側の開口部を絞るオリフィスを設けたことを特徴とするオルダム継手の潤滑構造。
  2. 駆動源側に連結する入力軸と、負荷側に連結する出力軸と、これらを回転自在に支持するハウジングと、前記入力軸と前記出力軸との芯ズレを吸収しつつ前記入力軸から前記出力軸へ回転を伝達するフローティングカムと、を備えるオルダム継手において、前記フローティングカムは、外周から径方向へ突き出る互いに対称の突起、中央に前記突起が突き出る径方向と直交する径方向へ延びる穴、を備えるものであり、前記入力軸と前記出力軸との何れか一方は、軸端部に前記フローティングカムを収容する凹部、その周壁に前記フローティングカムの前記突起と径方向へ摺動可能に係合する溝、を備えてなり、同じく他方は、軸端面に前記フローティングカム前記穴とその長手方向へ摺動可能に嵌合する凸部、を備えるものにあって、外部からの潤滑油により前記フローティングカムと前記入力軸との摺動面および前記フローティングカムと前記出力軸との摺動面を潤滑するべく、前記フローティングカムを収容する前記凹部の周壁の一部に前記フローティングカムを前記ハウジングの内部に露出させる切り欠きを設ける一方、一端がハウジング内面の前記切り欠きに対応する部位に開口すると共に他端がハウジング外面に開口する第1油路を設け、前記第1油路のハウジング内面側の開口部を絞るオリフィスを設けたことを特徴とするオルダム継手の潤滑構造。
  3. 駆動源側に連結する入力軸と、負荷側に連結する出力軸と、これらを回転自在に支持するハウジングと、これら軸間の何れか一方の軸端面に開口する凹部に収容されて前記入力軸と前記出力軸との芯ズレを吸収しつつ前記入力軸から前記出力軸へ回転を伝達するフローティングカムと、を備えるオルダム継手の潤滑構造において、外部からの潤滑油により前記フローティングカムと前記入力軸との摺動面および前記フローティングカムと前記出力軸との摺動面を潤滑するべく、前記フローティングカムを収容する前記凹部の周壁の一部にフローティングカムを前記ハウジングの内部に露出させる切り欠きを設ける一方、一端がハウジング内面の前記切り欠きに対応する部位に開口すると共に他端がハウジング外面に開口する第1油路を設け、前記第1油路のハウジング外面側の開口に給油管を接続する一方、潤滑油の排出経路として前記凹部の底面に一端が開口すると共に他端が反対側の軸端面に開口する第2油路を設けたことを特徴とするオルダム継手の潤滑構造。
  4. 潤滑油の排出経路として前記入力軸を支持する転がり軸受を経由して前記ハウジングの前面に開口する第3油路を設けたことを特徴とする請求項3に係るオルダム継手の潤滑構造。
  5. 前記第1油路のハウジング内面側の開口部を絞るオリフィスを設けたことを特徴とする請求項請求項3または請求項4に係るオルダム継手の潤滑構造。
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