JP2017078435A - シール構造 - Google Patents

シール構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2017078435A
JP2017078435A JP2015205363A JP2015205363A JP2017078435A JP 2017078435 A JP2017078435 A JP 2017078435A JP 2015205363 A JP2015205363 A JP 2015205363A JP 2015205363 A JP2015205363 A JP 2015205363A JP 2017078435 A JP2017078435 A JP 2017078435A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
seal ring
housing
bearing housing
seal structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015205363A
Other languages
English (en)
Inventor
マキ 青木
Maki Aoki
マキ 青木
覚 神原
Satoru Kanbara
覚 神原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiho Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Taiho Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taiho Kogyo Co Ltd filed Critical Taiho Kogyo Co Ltd
Priority to JP2015205363A priority Critical patent/JP2017078435A/ja
Publication of JP2017078435A publication Critical patent/JP2017078435A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Supercharger (AREA)
  • Sealing Devices (AREA)

Abstract

【課題】シール部材の組み付けが容易なシール構造を提供する。【解決手段】第一部材21、及び第一部材21に対して同軸上に固定され、第一部材21側の端部に縮径部22bが形成された第二部材22を具備するシャフト20と、シャフト20を回転可能に支持するベアリングハウジング10と、縮径部22bを外側から囲むようにして、シャフト20とベアリングハウジング10との間に配置され、ベアリングハウジング10に圧入されたシールリング30と、を具備した。【選択図】図3

Description

本発明は、軸部材とハウジングとの間のシール性を向上させるためのシール構造の技術に関する。
従来、軸部材とハウジングとの間のシール性を向上させるためのシール構造の技術は公知となっている。例えば、特許文献1に記載の如くである。
特許文献1には、タービンホイールとコンプレッサホイールとを連結するタービンシャフトと、タービンシャフトを支持する軸受ハウジングと、タービンシャフトに形成されたリング溝を外側から囲むように配置され、タービンシャフトと軸受ハウジングとの間をシールするシールリングと、シールリングと隣接するように軸受ハウジングの内周面に圧入されたシールリングストッパと、を具備するターボチャージャのシール構造が開示されている。
このように構成されたシール構造においては、シールリングによって、軸受ハウジング内の潤滑油がタービンホイール側やコンプレッサホイール側に漏れ出るのを抑制することができる。また、シールリングストッパによってシールリングの移動を規制することで、シール性能の低下を抑制することができる。
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、周方向の1箇所に合い口が形成された略C字状のシールリングが用いられている。このため、当該合い口を介して潤滑油が軸受ハウジングから漏れ出るおそれがある。
そこで、シール性能を向上させる(潤滑油の漏れ量を低減する)方法として、合い口が形成されていない円環状のシールリングを用いる方法が考えられる。しかしながら、このように合い口が形成されていないシールリングは、組み付ける際に径(外径及び内径)を変化させ難いため、タービンシャフトへの組み付けが困難である。
特開2006−22791号公報
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、シール部材の組み付けが容易なシール構造を提供することである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、第一の部材、及び前記第一の部材に対して同軸上に固定され、前記第一の部材側の端部に縮径部が形成された第二の部材を具備する軸部材と、前記軸部材を回転可能に支持するハウジングと、前記縮径部を外側から囲むようにして、前記軸部材と前記ハウジングとの間に配置されたシール部材と、を具備したものである。
請求項2においては、前記縮径部は、前記第一の部材の、前記第二の部材側の端部に比べて径が小さくなるように形成されているものである。
請求項3においては、前記シール部材は、前記ハウジング又は前記軸部材のいずれか一方に対して圧入されているものである。
請求項4においては、前記第一の部材又は前記第二の部材のうちのいずれか一方には、雌ねじ部が形成され、前記第一の部材又は前記第二の部材のうちのいずれか他方には、前記雌ねじ部にねじ込まれる雄ねじ部が形成されているものである。
請求項5においては、前記シール構造は、ターボチャージャに適用されるものである。
請求項6においては、前記軸部材は、前記ハウジングの一側方においてタービンホイールと連結されると共に、前記ハウジングの他側方においてコンプレッサホイールと連結され、前記シール部材は、前記ハウジングのうち、前記タービンホイール側の端部又は前記コンプレッサホイール側の端部のうち少なくとも一方に配置されているものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、シール部材の組み付けが容易になる。
請求項2においては、シール性能を向上させることができる。
請求項3においては、シール性能を向上させることができる。
請求項4においては、第一の部材と第二の部材とを容易に固定することができる。
請求項5においては、ターボチャージャのシール性能を向上させることができる。
請求項6においては、ハウジングからタービンホイール側又はコンプレッサホイール側へと潤滑油が漏れ出すのを抑制することができる。
本発明の一実施形態に係るシール構造を具備するターボチャージャの構成を示した側面断面図。 図1におけるA−A断面図。 シール構造を示した側面断面図。 同じく、分解一部断面図。 図3におけるB−B断面図(正面断面図)。 変形例に係るシール構造を示した分解一部断面図。 同じく、正面断面図。
以下では、図中の矢印U、矢印D、矢印F、矢印B、矢印L及び矢印Rで示した方向を、それぞれ上方向、下方向、前方向、後方向、左方向及び右方向と定義して説明を行う。
まず、図1及び図2を用いて、ターボチャージャ1の概略構成について説明する。
ターボチャージャ1は、エンジンのシリンダに圧縮空気を送り込むものである。ターボチャージャ1は、主としてベアリングハウジング10、シャフト20、シールリング30、コンプレッサホイール40、タービンホイール50、すべり軸受60、スラストカラー70、スラストベアリング80及びシールリングカラー90を具備する。
ベアリングハウジング10は、後述するシャフト20を回転可能に支持するものである。ベアリングハウジング10は、略箱状に形成される。ベアリングハウジング10は、第一ハウジング10aと、当該第一ハウジング10aの前部に固定される第二ハウジング10bと、を具備する。ベアリングハウジング10は、前後(第一ハウジング10aと第二ハウジング10b)に分割可能となるように構成される。ベアリングハウジング10には、軸受部11、第一開口部12、第二開口部13、供給油路14及び排出油路15が形成される。
軸受部11は、後述するシャフト20を間接的に回転可能に支持する部分である。軸受部11は、軸線方向を前後方向に向けると共に、円形断面を有する孔である。軸受部11は、ベアリングハウジング10の内部に形成される。
第一開口部12は、ベアリングハウジング10(第一ハウジング10a)の後端部に形成される孔である。第一開口部12は、軸受部11と同軸上に形成される。第一開口部12は、円形断面を有するように形成される。当該第一開口部12を介して、ベアリングハウジング10の内部と外部(当該ベアリングハウジング10の後方の空間)とが連通される。
第二開口部13は、ベアリングハウジング10(第二ハウジング10b)の前端部に形成される孔である。第二開口部13は、軸受部11と同軸上に形成される。第二開口部13は、円形断面を有するように形成される。当該第二開口部13を介して、ベアリングハウジング10の内部と外部(当該ベアリングハウジング10の前方の空間)とが連通される。
供給油路14は、潤滑油を軸受部11へと案内するものである。供給油路14は、ベアリングハウジング10の底面から上方に向かって形成される。供給油路14の上端は、前後に分岐されて軸受部11の前部及び後部にそれぞれ接続される。供給油路14の下端は、図示せぬオイルポンプに接続される。図示せぬオイルパンに貯溜された潤滑油は、前記オイルポンプにより圧送され、供給油路14を介して軸受部11へと供給される。
排出油路15は、潤滑油を軸受部11から排出するものである。排出油路15は、供給油路14の左方において、ベアリングハウジング10の底面から上方に向かって形成される。排出油路15の上端は適宜に分岐されて軸受部11の前端部、後端部及び前後中途部にそれぞれ接続される。排出油路15の下端は、前記オイルパンに接続される。軸受部11を潤滑した潤滑油は、排出油路15を介して前記オイルパンへと戻される。
シャフト20は、後述するコンプレッサホイール40とタービンホイール50とを連結するものである。シャフト20は、適宜の金属材料によって形成される。シャフト20は、その長手方向(軸線方向)を前後方向に向けて配置される。シャフト20は、ベアリングハウジング10の軸受部11、第一開口部12及び第二開口部13に挿通される。シャフト20は、第一部材21と、当該第一部材21の前部に固定される第二部材22と、を具備する。シャフト20は、前後(第一部材21と第二部材22)に分割可能となるように構成される。
なお、シャフト20の詳細な構成については後述する。
シールリング30は、シャフト20と第二開口部13との隙間からの潤滑油の流出を抑制するものである。シールリング30は、適宜の金属材料によって形成される。シールリング30は、切れ目(合い口)のない円環状に形成される。シールリング30は、シャフト20と第二開口部13との間に配置される。具体的には、シールリング30は、シャフト20(第二部材22)を外側から囲むようにして、第二開口部13の内側に配置される。
コンプレッサホイール40は、複数の羽根を有し、回転駆動されることによって空気を圧縮するものである。コンプレッサホイール40は、ベアリングハウジング10の後方において、シャフト20の後端部に固定される。
タービンホイール50は、複数の羽根を有し、エンジンからの排気を受けて回転することで駆動力を発生させるものである。タービンホイール50は、ベアリングハウジング10の前方において、シャフト20の前端部に固定される。
すべり軸受60は、シャフト20を回転可能に支持するものである。すべり軸受60は、略円筒状に形成される。すべり軸受60は、ベアリングハウジング10の軸受部11の前端部及び後端部(供給油路14と対向する部分)にそれぞれ配置される。当該すべり軸受60にはシャフト20が挿通される。
スラストカラー70は、略円筒状に形成され、軸線方向を前後方向に向けて軸受部11の後方に配置される。スラストカラー70は、シャフト20に対して相対回転不能となるように固定される。
スラストベアリング80は、軸受部11の後方においてベアリングハウジング10と接するように配置される。スラストベアリング80は、スラストカラー70の前後中途部に外嵌される。このようにして、スラストベアリング80は、スラストカラー70を介してシャフト20に加わる軸線方向の荷重を受けることができる。
シールリングカラー90は、略円筒状に形成され、軸線方向を前後方向に向けてスラストカラー70の後方に配置される。シールリングカラー90は、第一開口部12の内側において、シャフト20に外嵌される。
以下では、ターボチャージャ1のシール構造について詳細に説明する。なお、シール構造とは、シャフト20とベアリングハウジング10との間のシール性を向上させるための構造であり、特に本実施形態では、第二開口部13を介してタービンホイール50側へと潤滑油が漏れ出すのを抑制するための構造を意味する。
まず、図1、図3及び図4を用いて、シャフト20(第一部材21及び第二部材22)の詳細な構成について説明する。
第一部材21は、シャフト20の後端から前端部近傍までを形成するものである。第一部材21は、その長手方向(軸線方向)を前後方向に向けた略円柱状に形成される。第一部材21の後部(軸受部11よりも後方の部分)は、前部に比べて若干径が小さくなるように形成される(図1参照)。第一部材21には、主としてスリンガ21a、第一拡径部21b及び雌ねじ部21cが形成される。
スリンガ21aは、第一部材21を拡径させて形成された部分である。スリンガ21aは、第一部材21の前端部近傍(軸受部11の前方)に形成される。回転するシャフト20に付着した潤滑油は、当該シャフト20の遠心力によってスリンガ21aから外周方向に向かって飛び散ることになる。これによって、潤滑油がシャフト20を伝って第二開口部13から前方(タービンホイール50側)へと漏れ出すのを抑制することができる。
第一拡径部21bは、第一部材21を拡径させて形成された部分である。第一拡径部21bは、スリンガ21aと所定の間隔を空けて、第一部材21の前端に形成される。第一拡径部21bの外径は、シールリング30の外径よりも若干小さくなるように形成される。
雌ねじ部21cは、第一部材21の前端面に形成される。雌ねじ部21cは、第一部材21の中心(軸心)上に形成される。
第二部材22は、シャフト20の前端部を形成するものである。第二部材22は、その長手方向(軸線方向)を前後方向に向けた略円柱状に形成される。第二部材22には、主として第二拡径部22a、縮径部22b及び雄ねじ部22cが形成される。
第二拡径部22aは、第二部材22を拡径させて形成された部分である。第二拡径部22aは、第二部材22の前後中途部に形成される。第二拡径部22aの外径は、第一部材21の第一拡径部21bの外径と略同一となるように形成される。
縮径部22bは、隣接する部分に比べて縮径するように形成された部分である。縮径部22bは、第二部材22の後端に、第二拡径部22aと隣接するように形成される。縮径部22bの前後方向幅は、シールリング30の前後方向幅と略同一となるように形成される。縮径部22bの外径は、第二拡径部22aの外径よりも小さくなるように形成される。縮径部22bの外径は、シールリング30の内径よりも若干小さくなるように形成される。
雄ねじ部22cは、第二部材22の後端面に形成される。雄ねじ部22cは、第二部材22の中心(軸心)上に形成される。
次に、図3及び図4を用いて、上述の如く構成されたシャフト20及びシールリング30のベアリングハウジング10への組み付け方について説明する。
まず、シールリング30が、ベアリングハウジング10の第二開口部13に圧入される。これによって、シールリング30の外周面が第二開口部13の内周面に密着した状態で、シールリング30がベアリングハウジング10に固定される。
次に、第二部材22の縮径部22bが、シールリング30に挿通される。またこの状態で、第二部材22の雄ねじ部22cが第一部材21の雌ねじ部21cにねじ込まれる。これによって、第一部材21の前端面と第二部材22の後端面とが当接した状態で、第一部材21と第二部材22とが固定される。またこの状態では、第一部材21と第二部材22は同軸上に位置することになる。
このようにして、図3に示すように、第一拡径部21b、第二拡径部22a及び縮径部22bによって、シャフト20の周方向に亘る溝が形成され、当該溝にシールリング30が収容されることになる。
上述の如く、シャフト20を前後(第一部材21と第二部材22)に分割可能とすることによって、シールリング30をシャフト20の溝に収容する際に、当該シールリング30の径(内径)を拡げる必要がなくなる。したがって、本実施形態の如く合い口のない円環状のシールリング30であっても、容易に組み付けることができる。
円環状のシールリング30を用いた場合、図5に示すように、シャフト20の周方向全域に亘って切れ目(合い口)が無いため、当該切れ目を介して潤滑油が流通することがなく、シール性能を向上させることができる。
以上の如く、本実施形態に係るシール構造は、第一部材21(第一の部材)、及び第一部材21に対して同軸上に固定され、第一部材21側の端部に縮径部22bが形成された第二部材22(第二の部材)を具備するシャフト20(軸部材)と、シャフト20を回転可能に支持するベアリングハウジング10(ハウジング)と、縮径部22bを外側から囲むようにして、シャフト20とベアリングハウジング10との間に配置されたシールリング30(シール部材)と、を具備するものである。
このように構成することにより、シールリング30の組み付けが容易になる。
すなわち、第一部材21と第二部材22とを分割した状態で、第二部材22の縮径部22bをシールリング30に挿通することができるため、シールリング30の径を拡げる必要がなくなる。これによって、径を拡げることが困難な合い口のない円環状のシールリング30を容易に用いることが可能となる。また円環状のシールリング30を用いた場合には、合い口からの潤滑油の漏れが無くなるため、シール性能を向上させることができる。
また、縮径部22bは、第一部材21の、第二部材22側の端部(第一拡径部21b)に比べて径が小さくなるように形成されているものである。
このように構成することにより、シール性能を向上させることができる。
すなわち、第一拡径部21bと縮径部22bとの間で段差(外径の差)を形成することで、潤滑油を漏れ出し難くすることができる。
また、シールリング30は、ベアリングハウジング10に対して圧入されているものである。
このように構成することにより、シール性能を向上させることができる。
すなわち、シールリング30とベアリングハウジング10とを密着させることで、潤滑油を漏れ出し難くすることができる。
また、第一部材21には、雌ねじ部21cが形成され、第二部材22には、雌ねじ部21cにねじ込まれる雄ねじ部22cが形成されているものである。
このように構成することにより、第一部材21と第二部材22とを容易に固定することができる。また、その他の固定方法(例えば、溶接や圧入等)に比べて第一部材21と第二部材22との位置合わせが容易になり、ひいては固定作業が容易になる。
また、前記シール構造は、ターボチャージャ1に適用されるものである。
このように構成することにより、ターボチャージャ1のシール性能を向上させることができる。
また、シャフト20は、ベアリングハウジング10の一側方においてタービンホイール50と連結されると共に、ベアリングハウジング10の他側方においてコンプレッサホイール40と連結され、シールリング30は、ベアリングハウジング10のうち、タービンホイール50側の端部に配置されているものである。
このように構成することにより、ベアリングハウジング10からタービンホイール50側へと潤滑油が漏れ出すのを抑制することができる。これによって、白煙の発生や潤滑油の減少等を抑制することができる。
なお、本実施形態に係る第一部材21は、本発明に係る第一の部材の実施の一形態である。
また、本実施形態に係る第二部材22は、本発明に係る第二の部材の実施の一形態である。
また、本実施形態に係るベアリングハウジング10は、本発明に係るハウジングの実施の一形態である。
また、本実施形態に係るシールリング30は、本発明に係るシール部材の実施の一形態である。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能である。
例えば、本実施形態においては、シール構造をターボチャージャ1に適用した例を示したが、本発明はこれに限るものではなく、その他種々の装置に適用することが可能である。
また、本実施形態においては、第二部材22に縮径部22b(シールリング30によって外側から囲まれる部分)を形成するものとしたが、第一部材21に形成することも、第一部材21と第二部材22の両方に形成することも可能である。なお、この場合、第一部材21及び第二部材22のうち縮径部22bが形成された部材が、本発明に係る第二の部材に対応する。
また、本実施形態においては、シールリング30をベアリングハウジング10の第二開口部13に対して圧入するものとしたが、シャフト20(縮径部22b)に対して圧入する構成とすることも可能である。
また、本実施形態においては、第一部材21と第二部材22とを雌ねじ部21c及び雄ねじ部22cによって互いに固定するものとしたが、その他の方法(例えば、圧入、溶接等)によって固定することも可能である。
また、第一部材21と第二部材22とを、互いに異なる種類の金属材料で形成することも可能である。例えば、第一部材21を鉄系の金属材料、第二部材22をアルミニウム系の金属材料でそれぞれ形成することも可能である。このように、高温になるタービンホイール50に近い部分を、放熱性の高いアルミニウム形の金属材料を用いて形成することで、シャフト20の温度上昇を抑制することができる。
また、本実施形態においては、ベアリングハウジング10のタービンホイール50側の端部(第二開口部13)にシールリング30を配置し、当該タービンホイール50側への潤滑油の漏れを抑制するものとしたが、シールリング30をベアリングハウジング10のコンプレッサホイール40側の端部(第一開口部12)に配置することも可能である。この場合、例えばシールリングカラー90を前後に分割可能に構成し、当該シールリングカラー90を外側から囲むようにシールリング30を配置することも可能である。
また、本実施形態においては、切れ目(合い口)のない円環状のシールリング30を用いるものとしたが、例えば合い口のある略C字状のシールリングを用いる構成とすることも可能である。図6及び図7には、切れ目(合い口131)のある略C字状のシールリング130を用いた変形例を図示している。
図6及び図7に示した変形例では、ベアリングハウジング10の第二開口部13の上部に、突起部13aを形成している。突起部13aは、シールリング130が第二開口部13に圧入された際に、合い口131と係合する(図7参照)。突起部13aを合い口131に係合させることで、シールリング130の回転を規制すること(回り止め)ができる。また、当該突起部13aによってシールリング130の合い口131の隙間が埋められるため、当該合い口131から漏れる潤滑油の量を低減することができる。すなわち、シール性能を向上させることができる。
1 ターボチャージャ
10 ベアリングハウジング
20 シャフト
21 第一部材
21b 第一拡径部
21c 雌ねじ部
22 第二部材
22a 第二拡径部
22b 縮径部
22c 雄ねじ部
30 シールリング
40 コンプレッサホイール
50 タービンホイール

Claims (6)

  1. 第一の部材、及び前記第一の部材に対して同軸上に固定され、前記第一の部材側の端部に縮径部が形成された第二の部材を具備する軸部材と、
    前記軸部材を回転可能に支持するハウジングと、
    前記縮径部を外側から囲むようにして、前記軸部材と前記ハウジングとの間に配置されたシール部材と、
    を具備するシール構造。
  2. 前記縮径部は、
    前記第一の部材の、前記第二の部材側の端部に比べて径が小さくなるように形成されている、
    請求項1に記載のシール構造。
  3. 前記シール部材は、
    前記ハウジング又は前記軸部材のいずれか一方に対して圧入されている、
    請求項1に記載のシール構造。
  4. 前記第一の部材又は前記第二の部材のうちのいずれか一方には、
    雌ねじ部が形成され、
    前記第一の部材又は前記第二の部材のうちのいずれか他方には、
    前記雌ねじ部にねじ込まれる雄ねじ部が形成されている、
    請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載のシール構造。
  5. 前記シール構造は、
    ターボチャージャに適用される、
    請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載のシール構造。
  6. 前記軸部材は、
    前記ハウジングの一側方においてタービンホイールと連結されると共に、前記ハウジングの他側方においてコンプレッサホイールと連結され、
    前記シール部材は、
    前記ハウジングのうち、前記タービンホイール側の端部又は前記コンプレッサホイール側の端部のうち少なくとも一方に配置されている、
    請求項5に記載のシール構造。
JP2015205363A 2015-10-19 2015-10-19 シール構造 Pending JP2017078435A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015205363A JP2017078435A (ja) 2015-10-19 2015-10-19 シール構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015205363A JP2017078435A (ja) 2015-10-19 2015-10-19 シール構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017078435A true JP2017078435A (ja) 2017-04-27

Family

ID=58665982

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015205363A Pending JP2017078435A (ja) 2015-10-19 2015-10-19 シール構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017078435A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3660278A1 (en) 2018-11-29 2020-06-03 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Turbocharger
EP3660326A1 (en) 2018-11-29 2020-06-03 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Turbocharger
EP3660325A1 (en) 2018-11-29 2020-06-03 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Turbocharger with inlet guide vanes
EP3660283A1 (en) 2018-11-29 2020-06-03 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Turbocharger

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3660278A1 (en) 2018-11-29 2020-06-03 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Turbocharger
EP3660326A1 (en) 2018-11-29 2020-06-03 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Turbocharger
EP3660325A1 (en) 2018-11-29 2020-06-03 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Turbocharger with inlet guide vanes
EP3660283A1 (en) 2018-11-29 2020-06-03 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Turbocharger
US11002151B2 (en) 2018-11-29 2021-05-11 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Turbocharger
US11060448B2 (en) 2018-11-29 2021-07-13 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Turbocharger

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8794905B2 (en) Turbocharger
US10330152B2 (en) Floating bush bearing device and turbocharger provided with the bearing device
WO2012081491A1 (ja) ターボチャージャハウジングのシール構造
JP2017078435A (ja) シール構造
WO2018189798A1 (ja) シルクハット型波動歯車装置
RU2621854C2 (ru) Устройство приводного вала газотурбинного двигателя, газотурбинный двигатель и воздушное судно
JP2007205253A (ja) タービンロータ、タービン軸およびホイール
JP2010025138A (ja) 密封装置
KR20140089555A (ko) 회전 기계의 시일 구조 및 이를 구비한 가스 터빈
JP6597780B2 (ja) シール構造および過給機
JP2010180944A (ja) ユニット化された封止部材
JP5816356B2 (ja) ターボチャージャハウジングのシール構造
WO2012155009A1 (en) Thrust plate for an internal combustion engine and method of operating same
JP2015224676A (ja) スラスト軸受
CN102312995B (zh) 贯通式驱动桥的轴间差速器润滑结构和车辆
JP6297414B2 (ja) スラスト軸受及びスラスト軸受構造
JP2008025392A (ja) クランクシャフト用オイルシールの取り付け構造
JP6622530B2 (ja) トルクコンバータ
WO2017104844A1 (ja) ポンプ装置
JP2017072212A (ja) シールリング及びそれを具備するターボチャージャ
JP2011058524A (ja) 自動車用伝動装置の回転軸シール構造
JP2007327621A (ja) オルダム継手の潤滑構造
JP2020029940A (ja) 油圧嵌め用ハブのシール機構
JP5364426B2 (ja) ターボ機械
JP5409314B2 (ja) アクスルハウジングの終減速機取付構造