JP5099065B2 - オルダムカップリング - Google Patents

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本発明は、例えばカムシャフトとサプライポンプの駆動軸との間等に介在するオルダムカップリングに関する。
カムシャフトとサプライポンプの駆動軸との間等に、偏心を吸収するオルダムカップリングが介在される。従来のオルダムカップリングとして、フローティングカムと第1軸継手本体、及びフローティングカムと第2継手本体には、180°回転した位置では噛み合わない逆挿入防止機構を有する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。これにより、フローティングカムが間違って装着されてしまうオルダムカップリングの誤組み付けを防止していた。
特開2003−184903号公報 特開2003−239875号公報
しかしながら、上記の技術では、単に逆挿入防止機構を設けるだけであるため、オルダムカップリングは、回転時の回転バランスが悪くばたつくおそれがあった。オルダムカップリングが回転時にばたつくと、オルダムカップリングに異常摩耗が生じ破損してしまうおそれがある。
本発明は上記問題点に鑑みたものであり、本発明の目的は、オルダムカップリングにおいて、誤組み付けを防止すると共に、回転時のバランスを良好にする技術を提供することにある。
本発明にあっては、以下の構成を採用する。すなわち、本発明は、
第1回転軸と結合する第1回転軸側部材と、第2回転軸と結合する第2回転軸側部材と、前記第1回転軸側部材と前記第2回転軸側部材との間に介挿される中間部材と、を備え、
前記第1回転軸側部材の凹部に前記中間部材が嵌め込まれ、前記第1回転軸側部材の前記凹部周りの前記第2回転軸側部材側に突出した外周部に周上180°隔てて設けられた2つの切欠き部に、前記中間部材に周上180°隔てて設けられた2つの係止突起が嵌合すると共に、前記第2回転軸側部材が前記中間部材の中心部に連結され、
前記第1回転軸側部材は、前記外周部の前記切欠き部から周上90°隔てられた部位を前記切欠き部よりも周上の幅が広く前記凹部内が露出するように切断された2つの切断部を有するオルダムカップリングであって、
前記中間部材に、前記第1回転軸側部材の前記切断部に嵌合する、前記係止突起から周上90°隔てて前記係止突起と同じ質量且つ前記切欠き部よりも周上の幅が広く前記切断部よりも周上の幅が狭く設けられる2つの非係止突起を備えたことを特徴とするオルダムカップリングである。
本発明によると、中間部材の非係止突起は、切欠き部よりも周上の幅が広いため、切欠き部には嵌合できず、切断部だけに嵌合できる。よって、切断部に係止突起を嵌合してし
まうオルダムカップリングの誤組み付けが防止できる。また、中間部材の非係止突起は、係止突起と同じ質量を有しており、係止突起から周上90°隔てて設けられるため、中間部材は、外周に係止突起と非係止突起とが交互に周上90°ごとにバランス良く点在することになる。このため、オルダムカップリングの回転時の回転バランスが良好となるので、回転時の回転バランスが悪いためにばたついてオルダムカップリングに異常摩耗が生じ破損してしまうということが防止できる。
本発明によると、オルダムカップリングにおいて、誤組み付けを防止できると共に、回転時のバランスを良好にできる。
実施例1に係るオルダムカップリングの概略構成を示す斜視図である。 実施例1に係るオルダムカップリングの組み付け状態を示す断面図である。 実施例1に係るオルダムカップリングの周辺に形成される工具を差し込み可能とする空間を示す図である。 従来技術のオルダムカップリングでの誤組み付け状態を示す断面図である。
以下に本発明の具体的な実施例を説明する。
<実施例1>
図1は、本実施例に係るオルダムカップリングの概略構成を示している。図2は、本実施例に係るオルダムカップリングの組み付け状態の断面を示している。図1及び図2に示すオルダムカップリング1は、内燃機関のカムシャフト2の駆動力をサプライポンプの駆動軸3に伝達する際に偏心を吸収するため、カムシャフト2とサプライポンプの駆動軸3との間に介在する。
オルダムカップリング1は、カムシャフト2と結合するソケット4と、サプライポンプの駆動軸3の端部に形成された差込部5と、ソケット4と差込部5との間に介挿される中間介挿体6と、を備える。
なお、カムシャフト2が本発明の第1回転軸に相当し、ソケット4が本発明の第1回転軸側部材に相当し、サプライポンプの駆動軸3が本発明の第2回転軸に相当し、差込部5が本発明の第2回転軸側部材に相当し、中間介挿体6が本発明の中間部材に相当する。また、本発明では、第2回転軸に第2回転軸側部材が結合するとしているが、これには本実施例のように第2回転軸自体に第2回転軸側部材を加工することも包含される。このことは、第1回転軸と第1回転軸側部材との関係においても同様である。
ソケット4は、連結されるサプライポンプの駆動軸3側に、内周が円形の凹部41を有している。ソケット4の凹部41周りの外周部42は、サプライポンプの駆動軸3側に突出している。外周部42には、周上180°隔てて外周部42を切り欠いた2つの切欠き部43が形成されている。また、外周部42には、切欠き部43から周上90°隔てられた部位を切欠き部43よりも周上の幅が広く凹部41内が露出するように切断された切断部44が形成されている。切断部44は、図3に示すように車両組み立て時にソケット4の隣を、ボルト等を締める工具7が差し込み可能な空間Sとするために形成される。このように、2つの切欠き部43と2つの切断部44を有するため、ソケット4の外周部42には、4つの外側へ開放された空隙が形成されている。
中間介挿体6は、円形をしており、ソケット4の凹部41にわずかな間隙を有して嵌め
込まれる。中間介挿体6の外周には、凹部41に嵌め込まれた際、切欠き部43に嵌合する係止突起61が周上180°隔てて2つ形成されている。係止突起61が切欠き部43にわずかな間隙を有して嵌合することにより、中間介挿体6がソケット4内で微小に可動でき、偏心吸収の効果を果たす。このため、係止突起61の周上の幅xは、切欠き部43よりも若干狭い程度である。一方、中間介挿体6の外周には、係止突起61から周上90°隔てて非係止突起62が2つ形成されている。非係止突起62は、係止突起61と同じ質量且つ切欠き部43よりも周上の幅yが広く、切断部44よりも周上の幅が狭い。このように、非係止突起62は、係止突起61と同じ質量でありながら切欠き部43よりも周上の幅が広いので、係止突起61の周上の幅よりも広く(y>x)、中間介挿体6の外周から突出する高さは係止突起61よりも低い。よって、ソケット4に中間介挿体6が嵌め込まれても、非係止突起62はソケット4の切断部44からあまり突出せず、図3に示すように車両組み立て時のソケット4の隣のボルト等を締める工具7を差し込み可能とする空間Sは確保することができる。非係止突起62は、切断部44に嵌合される。非係止突起62の周上の幅は、切欠き部43に嵌合できず切断部44に嵌合できれば、非係止突起62と切断部44との間隙の大きさは特に問題とならない。このように、2つの係止突起61と2つの非係止突起62を有するため、中間介挿体6には、外周に係止突起61と非係止突起62とが交互に周上90°ごとにバランス良く点在することになる。中間介挿体6の中心部には、長方形の角孔63が設けられている。
差込部5は、サプライポンプの駆動軸3端部の、中間介挿体6の角孔63に嵌合される角状突起である。差込部5が角孔63にわずかな間隙を有して嵌合されることにより、偏心吸収の効果を果たす。
ところで、図4に示すような従来のオルダムカップリング100においては、中間介挿体6の非係止突起62が設けられていなかった。このため、中間介挿体6は中心に対して縦横のバランスが悪く、オルダムカップリング100の回転時に回転バランスが悪く、大きくばたつくおそれがあった。また、図4に示すように、係止突起61を切断部44に嵌合してソケット4に中間介挿体6を嵌め込んでしまう誤組み付けが生じることがあった。このように誤組み付けが生じると、係止突起61と切断部44との間隙が大きすぎ、オルダムカップリング100の回転時に大きなガタが生じてしまい、内燃機関が破損するおそれがある。
これに対し、本実施例では、中間介挿体6に、ソケット4の切断部44に嵌合する、係止突起61から周上90°隔てて係止突起61と同じ質量且つ切欠き部43よりも周上の幅が広く切断部44よりも周上の幅が狭く設けられる2つの非係止突起62を設けるようにした。
本実施例によると、中間介挿体6の非係止突起62は、切欠き部43よりも周上の幅が広いため、非係止突起62を切欠き部43に嵌合させようとしても干渉して切欠き部43には嵌合できず、図2に示すように切断部44だけに嵌合できる。よって、図4に示すような切断部44に係止突起61を嵌合してしまうオルダムカップリング1の誤組み付けが防止できる。よって、オルダムカップリング1の回転時に大きなガタが生じてしまうことを回避し、これにより内燃機関が破損することを回避できる。
また、中間介挿体6の非係止突起62は、係止突起61と同じ質量を有しており、係止突起61から周上90°隔てて設けられるため、中間介挿体6は、外周に係止突起61と非係止突起62とが交互に周上90°ごとにバランス良く点在することになる。このため、オルダムカップリング1の回転時の回転バランスが良好となるので、回転時の回転バランスが悪いためにばたついてオルダムカップリング1に異常摩耗が生じ破損してしまうということが防止できる。このように、係止突起61と切欠き部43との間隙の摩耗や、角
孔63と差込部5との間隙の摩耗を抑制でき、オルダムカップリング1の耐久性を向上できる。
本発明に係るオルダムカップリングは、上述の実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加えてもよい。
1 オルダムカップリング
2 カムシャフト
3 サプライポンプの駆動軸
4 ソケット
5 差込部
6 中間介挿体
7 工具
41 凹部
42 外周部
43 切欠き部
44 切断部
61 係止突起
62 非係止突起
63 角孔
S ボルト等を締める工具が差し込み可能な空間

Claims (1)

  1. 第1回転軸と結合する第1回転軸側部材と、第2回転軸と結合する第2回転軸側部材と、前記第1回転軸側部材と前記第2回転軸側部材との間に介挿される中間部材と、を備え、
    前記第1回転軸側部材の凹部に前記中間部材が嵌め込まれ、前記第1回転軸側部材の前記凹部周りの前記第2回転軸側部材側に突出した外周部に周上180°隔てて設けられた2つの切欠き部に、前記中間部材に周上180°隔てて設けられた2つの係止突起が嵌合すると共に、前記第2回転軸側部材が前記中間部材の中心部に連結され、
    前記第1回転軸側部材は、前記外周部の前記切欠き部から周上90°隔てられた部位を前記切欠き部よりも周上の幅が広く前記凹部内が露出するように切断された2つの切断部を有するオルダムカップリングであって、
    前記中間部材に、前記第1回転軸側部材の前記切断部に嵌合する、前記係止突起から周上90°隔てて前記係止突起と同じ質量且つ前記切欠き部よりも周上の幅が広く前記切断部よりも周上の幅が狭く設けられる2つの非係止突起を備えたことを特徴とするオルダムカップリング。
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