JP6498157B2 - ベーンポンプ - Google Patents
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Description
図1に、本実施形態のベーンポンプの斜視分解断面図を示す。図2に、同ベーンポンプの径方向断面図を示す。なお、図1は、図2のI−I方向断面に対応する。また、図2は、図1の端板21よりも後側部分の前面図に対応する。
まず、本実施形態のベーンポンプの構成について説明する。ベーンポンプ1は、車両のブレーキ装置の倍力装置(図略)の負圧源である。図1、図2に示すように、ベーンポンプ1は、ハウジング2と、ロータ3と、ベーン4と、カップリング5と、圧入ピン6と、を備えている。
ハウジング2は、エンジン(図略)の側面に固定されている。ハウジング2は、ハウジング本体20と、端板21と、を備えている。ハウジング本体20は、ポンプ部20Aと、筒部20Bと、を備えている。ポンプ部20Aは、前側に開口する有底楕円筒状を呈している。ポンプ部20Aは、周壁部200と、底壁部201と、フランジ部202と、を備えている。ポンプ部20Aの内部には、ポンプ室Aが区画されている。周壁部200は、楕円筒状を呈している。図2に示すように、周壁部200には、吸入孔200aが開設されている。吸入孔200aの出口は、ポンプ室Aに開口している。吸入孔200aの入口は、吸気通路(図略)を介して、ブレーキ装置の倍力装置に連結されている。吸気通路には、一方向(倍力装置からポンプ室Aに向かう方向)にだけ空気の流れを許容する、逆止弁(図略)が配置されている。底壁部201は、周壁部200の後端(軸方向一端)に配置されている。底壁部201には、排出孔201aが穿設されている。排出孔201aは、底壁部201を前後方向(ロータ3の回転軸Xの軸方向)に貫通している。排出孔201aは、リードバルブ(図略)により、開閉可能である。図1に示すように、底壁部201の前面(ポンプ室Aの底面)には、段差面201bが凹設されている。フランジ部202は、周壁部200の前端(軸方向他端)に形成されている。
図3に、本実施形態のベーンポンプのカップリング付近の斜視図を示す。図4に、同カップリング付近の斜視分解図を示す。図5に、図3のV−V方向断面図を示す。図6(a)に、同カップリングの後面図を示す。図6(b)に、図6(a)のVIb−VIb方向断面図を示す。
図1に示すように、ベーン4は、ベーン本体40と、一対のキャップ41と、を備えている。ベーン本体40は、矩形板状を呈している。一対のキャップ41は、ベーン本体40の長手方向両端に配置されている。ベーン4は、ポンプ室Aに収容されている。ベーン4は、ロータ3と共に回転可能である。ベーン4は、一対のロータ溝部300に沿って直径方向に往復動可能である。図2に示すように、ベーン4は、回転角度に応じて、ポンプ室Aを複数の作動室A1〜A3に区画可能である。ベーン4の前端面は、端板21の後面に当接している。ベーン4の後端面は、底壁部201の前面に当接している。
カップリング5は、カムシャフト95の回転力(駆動力)を、ロータ3に伝達している。また、カップリング5は、カムシャフト95とロータ3との軸ずれを吸収している。図3〜図6(b)に示すように、カップリング5は、カップリング本体50と、一対の係合凹部51と、一対の係合凸部52と、補強壁部53と、四つの第一応力緩和部54と、四つの第二応力緩和部55と、を備えている。
図4に示すように、圧入ピン6は、頭部と軸部とを備えている。圧入ピン6の頭部の外径は、カップリング5のピン挿通孔530の内径よりも、大径である。圧入ピン6の頭部は、補強壁部53の後側に配置されている。圧入ピン6の軸部は、後側から前側に向かって、ピン挿通孔530に挿通されている。圧入ピン6の軸部の前端は、ロータ3のピン固定孔312に固定されている。図5に示すように、圧入ピン6の軸部の外径は、ピン挿通孔530の内径よりも、小径である。このため、圧入ピン6の軸部とピン挿通孔530との間には、隙間bが確保されている。また、ロータ側係合凸部311と係合凹部51との間には、隙間aが確保されている。隙間aは、隙間bよりも大きい。また、圧入ピン6の軸部の外径は、図4に示すピン固定孔312の内径よりも、大径である。このため、圧入ピン6の軸部は、ピン固定孔312に圧入されている。
次に、本実施形態のベーンポンプの動きについて説明する。ベーンポンプ1駆動時においては、カップリング5を介して、カムシャフト95からロータ3に回転力が伝達される。具体的には、図4に示すように、カムシャフト95の回転に伴って、カムシャフト側係合凹部950の回転方向後面950aが、カップリング5の係合凸部52の回転方向後面52aを、押圧する。このため、カップリング5が回転する。また、カップリング5の回転に伴って、係合凹部51の回転方向後面51aが、ロータ側係合凸部311の回転方向後面311aを、押圧する。このため、ロータ3が回転する。ロータ3の回転に伴って、ベーン4は、回転しながら一対のロータ溝部300を往復動する。ベーン4の回転に伴って、図2に示す複数の作動室A1〜A3の容積は、拡縮変化する。当該容積変化に伴って、吸入孔200aを介して、作動室A1〜A3は、倍力装置から、空気を吸引する。吸引された空気は、排出孔201aを介して、作動室A1〜A3から外部に排気される。
次に、本実施形態のベーンポンプの作用効果について説明する。ベーンポンプ1駆動時においては、図4に示す係合凸部52は、カムシャフト側係合凹部950により、回転方向後側θ−から回転方向前側θ+に向かって、捩られる。このため、図6(a)に示す後側境界Baには、引張方向の応力が発生する。並びに、前側境界Bbには、圧縮方向の応力が発生する。この点、本実施形態のベーンポンプ1によると、後側境界Baおよび前側境界Bbに、第一応力緩和部54が配置されている。このため、後側境界Baおよび前側境界Bbにおける局所的な応力集中を抑制することができる。また、図6(b)に示すように、第一応力緩和部54は、隅R形状(溝状)を呈している。このため、カムシャフト側係合凹部950の前縁(開口縁)の角部が、第一応力緩和部54に干渉しにくい。
本実施形態のベーンポンプと、第一実施形態のベーンポンプとの相違点は、後側境界だけに第一応力緩和部が配置されている点である。また、カップリング本体の外周面のうち、前側境界に対応する部分だけに、第二応力緩和部が配置されている点である。ここでは、相違点についてのみ説明する。
本実施形態のベーンポンプと、第一実施形態のベーンポンプとの相違点は、ロータ側係合凸部の回転方向後面、回転方向前面、係合凹部の回転方向後面、回転方向前面が、各々、径方向に延在している点である。ここでは、相違点についてのみ説明する。
以上、本発明のベーンポンプの実施の形態について説明した。しかしながら、実施の形態は上記形態に特に限定されるものではない。当業者が行いうる種々の変形的形態、改良的形態で実施することも可能である。
Claims (4)
- ロータ側係合凸部を有するロータと、
前記ロータと、カムシャフト側係合凹部を有するカムシャフトと、の間に介装され前記カムシャフトから前記ロータに回転力を伝達するカップリングと、
を備えるベーンポンプであって、
前記ロータの回転軸方向を軸方向として、
前記ロータ側係合凸部は、径方向内向きの凸部内周面を有し、
前記カップリングは、カップリング本体と、前記カップリング本体の外周面に凹設され前記ロータ側係合凸部に係合する係合凹部と、前記カップリング本体から前記軸方向に凸設され前記カムシャフト側係合凹部に係合する係合凸部と、を有し、
前記係合凹部は、径方向外向きであって、前記凸部内周面に径方向に対向する凹部外周面を有し、
前記カップリングを前記ロータの回転軸に調芯した状態で、前記凸部内周面と前記凹部外周面との間には、隙間が確保されており、前記凸部内周面および前記凹部外周面は、前記ロータの回転軸を中心とする、部分円弧面状を呈していることを特徴とするベーンポンプ。 - 前記カムシャフト側係合凹部は、カムシャフト側当接面を有し、
前記係合凸部は、前記カムシャフト側当接面に周方向に対向する第一当接面を有し、
前記ロータ側係合凸部は、ロータ側当接面を有し、
前記係合凹部は、前記ロータ側当接面に周方向に対向する第二当接面を有し、
以下の条件(a)および(b)のうち、少なくとも一方を充足する請求項1に記載のベーンポンプ。
(a)前記カムシャフト側当接面および前記第一当接面は、各々、径方向に延在している。
(b)前記ロータ側当接面および前記第二当接面は、各々、径方向に延在している。 - 前記係合凸部は、前記軸方向一方に向かって先細る挿入部を有する請求項1または請求項2に記載のベーンポンプ。
- 前記係合凸部は、前記カップリング本体の前記軸方向一面に複数凸設され、
前記カップリングは、前記軸方向一面に凸設され、複数の前記係合凸部同士を連結する補強壁部を有する請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のベーンポンプ。
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