JP5252206B2 - 内燃機関用ウォータポンプ - Google Patents
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Description
駆動手段によって回転駆動されるインペラを備えたポンプ本体と、
前記ポンプ本体に対向配置した状態で接合され、流体を前記インペラの吸込み側に導くための吸込み通路を形成するカバーケース部と、
前記ポンプ本体の接合部と前記カバーケース部の接合部とで挟着されるシール材とを備え、
前記ポンプ本体には内部に前記インペラを備えた吐出用空間が形成され、
前記カバーケース部には吸込み用空間が形成され、
前記吸込み用空間と前記吐出用空間とを仕切るセパレータが備えられ、
前記シール材より径方向内側であって、前記ポンプ本体の前記接合部と、前記カバーケース部の前記接合部とによって形成された間隙空間に少なくとも前記セパレータの一部が収納されている点にある。
さらに、ウォータポンプの組み立ての際に、仰向けに設置したカバーケース部の上にセパレータおよびポンプ本体を載置する一般的な組み立て手順を取る場合、カバーケース部の接合部にのみ凹部を設けておくと、セパレータの適正な載置位置を視覚などで簡単に判断できるため、組み立て作業が容易となる。
尚、この凹部の深さは、セパレータが移動可能な深さとして良いが、ポンプ本体の接合部とカバーケース部の接合部との間にシール材を挟着配置することによるシール効果が阻害されない範囲内であれば、セパレータの移動を規制可能なレベルの深さとしても良い。
図1に示すウォータポンプ1は、本発明による内燃機関用ウォータポンプをV型エンジン用に適用した例を示す。
ウォータポンプ1は、インペラ2を回転駆動させるための駆動軸3を支持するポンプ本体5と、ポンプ本体5およびインペラ2と対向配置されたカバーケース部26とを有する。カバーケース部26は、エンジンのチェーンカバーまたはシリンダブロックなどの一部によって構成されている。駆動軸3はボールベアリング4などで回転自在に支持されており、エンジンのクランク軸(不図示)などの動力によって回転駆動される。ボールベアリング4とインペラ2との間には、渦室18を液密状にシールするメカニカルシール6が配設されている。
ポンプ本体5とカバーケース部26との互いに対向する箇所には、両部材どうしをボルト20などによって接合するための接合部5J,26Jが設けられている。ポンプ本体5とカバーケース部26との接合時に、接合部5J,26Jの間には、水漏れ防止のシール材7が挟着配置される。シール材7は、合成樹脂や比較的硬質のゴムなど若干の弾性を備えた材料、または、板状の金属部材の両面にゴム、合成樹脂等の非金属部材をコーティングしたメタルガスケットで構成することができる。
〈1〉使用中におけるセパレータ10のガタツキや異音の発生を防止するための当接部10Pは、ポンプ本体5の接合部5Jに対して必ずしも弾性的な当接を得る必要はなく、ポンプ本体5とカバーケース部26との接合に基づいて、当接部10Pがポンプ本体5の接合部5Jなどに押し付けられて塑性変形することで、ガタツキなどの要因となる間隙が失われる構成でも良い。また、当接部10Pはポンプ本体5の接合部5Jに向かって突出している形態である必要はなく、カバーケース部26の接合部26Jに向かって突出している形態としても良い。
尚、図5にはカバーケース部26に凹部26Hが設けられている例のみを示すが、セパレータ10の外縁部10Eを収納する凹部がポンプ本体5に設けられた形態や、同凹部がカバーケース部26とポンプ本体5との双方に設けられた形態に対しても、シール材17の一部が凹部の内部まで進入し、セパレータ10の外縁部10Eの一部と重なり合うことで、セパレータ10のガタツキが防止された形態を適用することが可能である。
2 インペラ
3 駆動軸
5 ポンプ本体
5E 延長部
5F 入力部
5J 接合部
7 シール材
10a 吸入用開口部
10b 供給用開口部
10E 外縁部
10P 当接部
18 渦室
26 カバーケース部
26C 吸込み通路
26H 凹部(間隙空間)
26J 接合部
Claims (6)
- 駆動手段によって回転駆動されるインペラを備えたポンプ本体と、
前記ポンプ本体に対向配置した状態で接合され、流体を前記インペラの吸込み側に導くための吸込み通路を形成するカバーケース部と、
前記ポンプ本体の接合部と前記カバーケース部の接合部とで挟着されるシール材とを備え、
前記ポンプ本体には内部に前記インペラを備えた吐出用空間が形成され、
前記カバーケース部には吸込み用空間が形成され、
前記吸込み用空間と前記吐出用空間とを仕切るセパレータが備えられ、
前記シール材より径方向内側であって、前記ポンプ本体の前記接合部と、前記カバーケース部の前記接合部とによって形成された間隙空間に少なくとも前記セパレータの一部が収納されている内燃機関用ウォータポンプ。 - 前記カバーケース部の前記接合部における前記吸込み用空間寄りの位置に、前記間隙空間の一部を構成する凹部が形成されている請求項1に記載の内燃機関用ウォータポンプ。
- 前記セパレータに、前記各接合部の少なくともいずれか一方と当接する当接部が形成されている請求項1または2に記載の内燃機関用ウォータポンプ。
- 前記当接部が前記各接合部のいずれか一方に突出して弾性的に当接している請求項3に記載の内燃機関用ウォータポンプ。
- 前記シール材の前記インペラ側の端面と前記セパレータの外側の端面とが径方向で当接している請求項1または2に記載の内燃機関用ウォータポンプ。
- 前記シール材の端面と前記セパレータの端面とが弾性的に当接している請求項5に記載の内燃機関用ウォータポンプ。
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009011025A JP5252206B2 (ja) | 2009-01-21 | 2009-01-21 | 内燃機関用ウォータポンプ |
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Publication Number | Publication Date |
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JPS6117499U (ja) * | 1984-07-06 | 1986-01-31 | 本田技研工業株式会社 | ウオ−タポンプ |
JPH0484795U (ja) * | 1990-11-30 | 1992-07-23 |
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2009
- 2009-01-21 JP JP2009011025A patent/JP5252206B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2010168956A (ja) | 2010-08-05 |
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