JP4363271B2 - 可変吸気装置のシール構造 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関への可変共鳴過給のための一対の吸気集合部およびこれら吸気集合部を相互に連通・遮断する制御弁を備える可変吸気装置のシール構造に関するものである。
従来から内燃機関のトルク特性を改善するため、一対の吸気集合部と、これら一対の吸気集合部を相互に連通させる連通路と、連通路を運転条件に応じて開閉する制御弁とを備えて、共鳴過給および慣性過給を効果的に両立させる内燃機関の可変吸気装置は知られている(特許文献1参照)。
これは、点火順序の連続しない気筒群に連通する分枝管同士を集合させる一対の吸気集合部同士を、アルミニウム合金等の鋳物で形成され且つ仕切り壁によって複数に画成した連通路により相互に連通させ、各連通路の中央部に制御弁を備える。そして、内燃機関の低速回転領域では、制御弁を閉弁して一対の吸気集合部の連通を遮断することにより、吸気の脈動効果を利用して共鳴過給を行うとともに、内燃機関の高速回転領域では、制御弁を開弁して一対の吸気集合部を連通路を介して相互に連通させることにより、吸気の気柱慣性を利用して慣性過給を行うようにしている。前記制御弁は、各連通路の中央部において仕切り壁および側壁に前記各制御弁の弁軸を回転可能に支持する軸受穴を形成し、この軸受穴で支持した弁軸に制御弁の矩形の弁体を固定するよう構成している。
特開平6−2625号公報
ところで、このような可変共鳴過給は、一対の吸気集合部が互いに相殺する状態の圧力脈動を伴うため、閉弁時には共鳴効果を阻害しないよう一対の吸気集合部を確実に制御弁により分離させる必要がある。
しかしながら、上記従来例の制御弁では、連通路を構成するアルミニウム合金等の鋳物で形成した通路構造体に機械加工により弁軸を支持する軸受穴や弁座を機械加工するものであるため、制御弁の閉弁時の気密性を高く保持するためには高精度の機械加工を必要とし、コスト高となる課題があった。
上記制御弁の弁体および弁座による気密性を高めることによるコスト高の課題は、弁体および弁座からなる制御弁を通路構造体とは別体で構成して、通路構造体に組付けることで解決可能であるが、共鳴効果を阻害しないよう制御弁と通路構造体との間の気密性も併せて向上させる必要がある。
そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、弁体および弁座からなる制御弁を通路構造体とは別体で形成する場合における一対の吸気集合部間のシール性を向上可能な可変吸気装置のシール構造を提供することを目的とする。
本発明は、内燃機関の点火順序の連続しない気筒群に連通する分枝管同士を集合させる複数の集合部と、これら集合部を連通させる通路を運転条件に応じて開閉する制御弁とを備え、前記制御弁は開閉可能なポートを有するベースプレートを通路要素に挿入口から挿入してベースプレートの外周と通路要素の構成体との間にシール部材を介在させている可変吸気装置のシール構造において、前記通路要素の構成体のシール部材が接触する部位に壁面が互いに対向して傾斜している凹溝を形成し、前記ベースプレートの外周には外周面に沿って周溝を形成し、前記シール部材は内方突起を前記周溝に嵌合させてベースプレート外周に保持され、 前記ベースプレートに配置するシール部材の外周に前記凹溝の断面形状に沿った高さを備える少なくとも左右ビードからなる複数のビードを形成し、前記周溝の幅を前記左右ビードの両外側の幅より小さく且つ前記左右ビードの両内側の幅より大きく形成し、前記複数のビードの先端部分と前記通路要素の凹溝の底部および壁面との接触によりベースプレート外周部をシールするようにした。
したがって、本発明では、通路要素の構成体のシール部材が接触する部位に壁面が互いに対向して傾斜している凹溝を形成し、制御弁のベースプレートに配置するシール部材の外周に前記凹溝の断面形状に沿った高さを備える複数のビードを形成し、前記複数のビードの先端部分と前記通路要素の凹溝の底部および壁面との接触によりベースプレート外周をシールするため、多重のシール機能によりシール性能を向上させることができる。
しかも、ベースプレートの外周には外周面に沿って周溝を形成し、シール部材は内方突起を前記周溝に嵌合させてベースプレート外周に保持され、前記ベースプレートに配置するシール部材の外周に前記凹溝の断面形状に沿った高さを備える少なくとも左右ビードからなる複数のビードを形成し、前記周溝の幅を前記左右ビードの両外側の幅より小さく且つ前記左右ビードの両内側の幅より大きく形成しているため、左右ビ一ドの下面が周溝の角部に積極的に圧接され、ベースプレートとシール部材間のシール性能を向上させることができる。
以下、本発明の可変吸気装置のシール構造の一実施形態を図1〜図4に基づいて説明する。図1は本発明を適用した可変吸気装置のシール構造を適用した内燃機関の可変吸気装置の断面図、図2は図1におけるA矢視図、図3は制御弁の斜視図、図4は制御弁と通路構造体とのシール構造を示す断面図である。
図1および図2に示す可変吸気装置は、一対の吸気集合部1A、1Bを形成するマニホールド2と、マニホールド2の夫々の吸気集合部1A、1Bを夫々分岐してシリンダヘッドに接続される図示しないロアマニホールドに接続する分岐マニホールド3と、マニホールド2の一対の吸気集合部1A、1Bへ吸気を独立させて導入する一対の吸気通路5A、5Bを備える導入管4と、マニホールド2の一対の吸気集合部1A、1Bを分離させている隔壁6を貫通する連通孔を開閉する制御弁7とを備える。前記導入管4の入口側は図示しないスロットルチャンバを介してエアクリーナ等に連結される。
前記マニホールド2は、図2に示すように、ケーシング内を隔壁6により分割して一対の吸気集合部1A、1Bとなる空間(チャンバ)を形成している。図1に示すマニホールド2は、隔壁6で分離された一方(図中の手前側)の吸気集合部1Aが示されている。前記一対の吸気集合部1A、1Bを構成する空間は、前記分岐マニホールド3に連結される側で開口して夫々の吸気集合部1A、1Bを該当する分岐マニホールド3の各入口に連通される。図1に示す一方の吸気集合部1Aの開口14は、前方側(図中の右側)から第2、4、6番気筒への分岐管3A、3B、3Cに連通され、隔壁6を挟んだ他方(図中の隔壁を挟んだ奥側)の吸気集合部1Bの開口は、図示していない第1、3、5番気筒への分岐管に連通されている。
また、前記マニホールド2は、前記導入管4に連結される側で導入管4の仕切り壁10により分割された一対の通路5A、5Bの夫々の出口に一対の吸気集合部1A、1Bを連通させる開口15A、15Bを夫々備える。即ち、隔壁6と仕切り壁10とは、導入管4の出口とマニホールド2の入口15A、15Bとで接続している。
また、前記マニホールド2の一方の端部には制御弁7を取付けるためのフランジ11が形成され、フランジ11の内側に露出する隔壁6の端面はマニホールド2内に台形状に後退させて制御弁7のベースプレート12の外周と隔壁シール13を介して接続される。制御弁7のベースプレート12と接続するマニホールド2側の隔壁6は厚肉に形成され、後述するように、端面には窪んだ半円溝24に形成している。この半円溝はエンドミル等の機械加工により成形することができる。
前記制御弁7は、図3に示すように、弁座を構成するベースプレート12と、ベースプレート12に直交させて形成した取付フランジ16と、弁座を構成するようベースプレート12に設けた弁穴17を開閉可能な弁体18と、弁体18と一体となった弁軸を取付フランジ16の外側から回動操作するアクチュエータ19とを備える。取付フランジ16は、マニホールド2および分岐マニホールド3に形成したフランジ11にシールリング20を介して結合可能である。前記ベースプレート12および取付フランジ16は、ポリアミド系の合成高分子樹脂(商標名 ナイロン)等の射出成形により一体に形成しており、高い形状精度を備えるようにしている。また、隔壁シール13はゴム(合成ゴムを含む)等の弾性体で形成している。
前記取付フランジ16から起立したベースプレート12の外周は、ベースプレート12の先端に移行するに連れて幅が狭くなる台形状に形成され、その外周面にはマニホールド2の隔壁6との接合時にマニホールド2側の隔壁6の台形状端部に接触して、吸気集合部1A、1B間の連通を遮断する隔壁シール13を保持・係合する周溝21が形成されている。
前記制御弁7のベースプレート12の外周に保持・係合させた隔壁シール13は、ベースプレート12の外周に沿う台形状に底辺部分を開いて形成される。隔壁シール13の断面形状は、図4に示すように、ベースプレート12の外周に嵌合するベース部分22と、ベース部分22からベースプレート12外周の周溝21側に突出して周溝21に嵌合するストッパ部分23と、ベース部分22からマニホールド2の隔壁6側に突出して隔壁6の端面に形成した半円溝24に係合する複数のビード部分25とを、隔壁シール13の全長に亙って備える。なお、図4は制御弁7をマニホールド2に組付ける途中段階の隔壁シール13と隔壁6端面の半円溝24との接触開始時の状態を示しており、組立てた状態は破線で概略形状を示している。
前記ベース部分22は、制御弁7のベースプレート12の厚さより幅広に形成され、その両幅端をベースプレート12の両面から突出してベースプレート12外周に嵌合する。突出しているストッパ部分23の両側のベース部分(背面)22は、周溝21両側のベースプレート12の外周面に当接し、隔壁シール13のビード部分25が隔壁6の端面に弾接してシールする際の反力によりストッパ部分23が周溝21内に後退するとき、周溝21の縁部分と高い面圧で接触してベースプレート12と隔壁シール13との間のシール機能を発揮する第1内側シール部26を構成する。
また、前記ベース部分22の両端部は、相手側部材である隔壁6の端部に形成されている半円溝24の縁に当接して制御弁7のベースプレート12側に曲げられることによりその背面がベースプレート12の外周面の縁に高い面圧で接触して、ここでも、ベースプレート12と隔壁シール13との間のシール機能を発揮する第2内側シール部27を構成する。
前記ストッパ部分23は、ベース部分22からベースプレート12外周の周溝21内に突出して、周溝21の底部および側壁と隙間を開けて嵌合する。前記ストッパ23先端と周溝21の底部との隙間は、ベース部分22の周溝21内への変形を許容し、前記ベース部分22の背面部と周溝21の縁部分とで構成する第1内側シール部26が高い面圧で接触することを許容する。
また、前記隙間は、後述するビード部分25を構成する中央ビード28の隔壁6側の半円溝24との接触圧を当接初期にはベース部22およびストッパ部23の曲げ変形により柔らかく接触させ、ストッパ23先端が周溝21の底部に接触した際にはベース部22およびストッパ部23の圧縮変形により前記接触圧を急激に高めるように設定する。前記ベース部22およびストッパ部23の曲げ変形および圧縮変形の強さを調節するためにストッパ部23には、図示例のように、複数の矩形空間30を隔壁シール13の全長に亙って設けている。
また、ストッパ23先端とベースプレート12の周溝21の底部との間の隙間(d)は、中央ビード28と左右ビード29の高さの差(e)より小さく設定して中央ビード28先端が左右ビード29先端より低くなることを防止している。
前記ビード部分25は、ベース部分22からマニホールド2の隔壁6側に突出して隔壁6の端面に形成した半円溝24に係合する3本のビード28、29を備える。各ビード28、29の高さは相手側である隔壁6端面の半円溝24の形状に沿うように、中央ビード28が左右ビード29より高く設定される。中央ビード28は隔壁6端面の半円溝24の中央底部に正面から接触して隔壁6と隔壁シール13との間のシール機能を発揮する第1外側シール部31を構成する。
また、左右ビード29は半円溝24の傾斜している左右中間壁面にその肩部が接触して中央ビード28側に曲げられつつ半円溝24に弾接して隔壁6と隔壁シール13との間のシール機能を発揮する第2外側シール部32を構成する。左右ビード29が立設しているベース部分22の背面は周溝21の縁部分と高い面圧で接触する第1内側シール部26に構成されている。即ち、左右ビード29の両外側の幅(a)を周溝21の幅(b)より大きくし且つ左右ビード29の両内側の幅(c)を周溝21の幅(b)より小さくして、周溝21の幅(b)を幅(a)と幅(c)の間に設定している。このため、左右ビード29で形成する第2外側シール部32のシール反力が第1内側シール部26の接触圧となり、両シール部26、32のシール性能が互いに高められる。
また第2外側シール部32を構成する左右ビード29の中央ビード28側への曲げに対する反力は隔壁6の半円溝24に対して深さ方向と直交する横方向に作用し且つ左右ビード29で前記横方向力が対向するため、隔壁シール13と半円溝24とのセンターずれを防止するセンタリング機能を発揮する。
以上の構成の可変吸気装置のシール構造においては、一体となった取付フランジ16とベースプレート12に弁軸、弁体18およびアクチュエータ19を取付、ベースプレート12の周溝21に隔壁シール13のストッパ部23を嵌合させて制御弁7を組立て、マニホールド2の隔壁6の端部に隔壁シール13が正対するよう位置合せしつつ制御弁7をマニホールド2内に挿入し、隔壁6とベースプレート12とで隔壁シール13を挟んだ状態で取付フランジ16をマニホールド2のフランジ11に固定することで組立てることができる。
上記の組立てに当たって、隔壁6の端部およびベースプレート12の外周はいずれも台形状となっているため、両者が隔壁シール13を挟んでフランジ同士を接合する直前において、隔壁シール13の中央ビード28および左右ビード29が隔壁6側の半円溝24に接触し、半円溝24と左右ビード29とによりガイドされつつ隔壁シール13およびベースプレート13の位置決めが行われる。このため、図4の破線で示すように、隔壁シール13を所期した位置において所期した形状に変形させつつ組付けることができ、組付精度および組付作業性を向上でき、確実なシール機能を発揮させることができる。
しかも、隔壁6の端部およびベースプレート12の外周を台形状としているため、両者が隔壁シール13を挟んで接合する直前において、隔壁シール13の中央ビード28および左右ビード29が隔壁6側の半円溝24に接触するため、隔壁シール13が隔壁6端部に擦れたりして傷つくことがなく、組付挿入力を増加させることなく組付けることができ、組付作業性を高めることができる。
そして、組立て後の隔壁シール13は、ビード部分25と隔壁6側の半円溝24により第1および第2外側シール31、32からなる多重のシール機能をもつよう構成するため、隔壁6と隔壁シール13との間のシール性能を向上させることができる。また、隔壁シール13は制御弁7のベースプレート12外周に第1および第2内側シール26、27からなる多重のシール機能をもつよう構成するため、この面でもベースプレート12と隔壁シール13との間のシール性能を向上させることができる。このため、一対の吸気集合部1A、1B間の圧力洩れ等を確実に防止することができる。
本実施形態においては、以下に記載する効果を奏することができる。
(ア)内燃機関の点火順序の連続しない気筒群に連通する分枝管3同士を集合させる複数の吸気集合部1A、1Bを連通させる通路としてのポート17を運転条件に応じて開閉する制御弁7を備え、制御弁7の開閉可能なポート17を有するベースプレート12を、制御弁7を収容する通路要素であるマニホールド2に挿入口から挿入してベースプレート12の外周と通路要素の構成体である隔壁6との間にシール部材13を介在させることにより構成する可変吸気装置のシール構造であり、前記通路要素の構成体である隔壁6のシール部材である隔壁シール13が接触する端面に壁面が互いに対向して傾斜している凹溝、例えば、半円溝24を形成し、前記ベースプレート12に配置する隔壁シール13の外周に高さが前記凹溝24の断面形状に沿った高い中央ビード28と低い左右ビード29を形成し、前記中央ビード28および左右ビード29の先端部分と前記通路要素の凹溝24の底部および壁面との接触によりベースプレート12外周部をシールするようにしている。このため、多重のシール機能によりシール性能を向上させることができる。
また、中央ビード28先端は凹溝24の底部に接触する一方、左右ビード29先端は凹溝24の壁面に接触するため、組付時に、これらビード28、29が相手側の凹溝24に沿って組付ガイドの役割を果たし、組付性を向上させ、中央ビード28より左右ビード29を低く設定するため、組付け時における左右ビード29の外側への倒れを防止できる。
(イ)ベースプレート12の外周には外周面に沿って周溝21を形成し、シール部材としての隔壁シール13は内方突起としてのストッパ23を前記周溝21に嵌合させて隔壁シール13がベースプレート12外周に保持され、前記周溝21の幅を前記左右ビード29の両外側の幅より小さく且つ前記左右ビードの両内側の幅より大きく形成しているため、左右ビ一ド29の下面が周溝21の角部に積極的に圧接され、ベースプレート12と隔壁シール13間のシール性能を向上させることができる。
(ウ)シール部材13の内方突起としてのストッパ23の高さをベースプレート12の周溝21の深さより低く形成しているため、周溝21底部と隔壁シール13間に隙間があり、ビード28が凹溝24に圧接された際に、先に周溝21底部にシール部材13下面が接することで、左右ビード29下面と周溝21の角部との圧接を防止し、シール性能が低下することを回避できる。
(エ)ベースプレート12の外周は、挿入口から通路要素の奥側に向かって幅が狭くなる台形状を成しているため、挿入口からベースプレート12を挿入する際に挿入完了の直前において、シール部材13の中央ビード28および左右ビード29が対向する通路要素の凹溝24に接触し、凹溝24と左右ビード29とによりガイドされつつシール部材13およびベースプレート12の位置決めが行われる。このため、隔壁シール13を所期した位置において所期した形状に変形させつつ組付けることができ、組付精度および組付作業性を向上できる。
(オ)通路要素の構成体は、マニホールド2を隔壁6により分離して複数の集合部1A、1Bを形成し、隔壁6の一部をマニホールド2のケースを含めて切欠いて得られる隔壁6の端面にベースプレート12外周のシール部材13と係合する凹溝24を形成して構成したため、通路要素を用いることなく吸気集合部1A、1B同士の連通および遮断を制御弁7により行うことができる。
なお、上記実施形態において、凹溝21として、半円溝とするものについて説明したが、図示はしないが、壁面が互いに対向して傾斜している凹溝であればよく、例えば、台形断面や三角断面の溝であってもよい。
また、上記実施形態において、制御弁7として、隔壁6により複数に分離した吸気集合部1A、1Bを備えるものについて説明したが、図示しないが、吸気集合部1A、1B同士を連通させる連通管に配置する制御弁であってもよい。
本発明の一実施形態を示す可変吸気装置のシール構造を適用した内燃機関の可変吸気装置の断面図。 同じく図1におけるA矢視図。 制御弁の斜視図。 制御弁と通路構造体とのシール構造を示す図3のB−B断面図。
符号の説明
1A、1B 吸気集合部(集合部)
2 マニホールド
3 分岐マニホールド
4 導入管
5A、5B 通路
6 隔壁
7 制御弁
10 仕切り壁
12 ベースプレート
13 シール部材としての隔壁シール
17 通路、弁穴
18 弁体
21 周溝
22 ベース部分
23 ストッパ部分
24 凹溝としての半円溝
25 ビード部分
26 第1内側シール
27 第2内側シール
28 中央ビード
29 左右ビード
31 第1外側シール
32 第2外側シール

Claims (5)

  1. 内燃機関の点火順序の連続しない気筒群に連通する分枝管同士を集合させる複数の集合部と、これら集合部を連通させる通路を運転条件に応じて開閉する制御弁とを備え、前記制御弁は開閉可能なポートを有するベースプレートを通路要素に挿入口から挿入してベースプレートの外周と通路要素の構成体との間にシール部材を介在させている可変吸気装置のシール構造において、
    前記通路要素の構成体のシール部材が接触する部位に壁面が互いに対向して傾斜している凹溝を形成し、
    前記ベースプレートの外周には外周面に沿って周溝を形成し、
    前記シール部材は内方突起を前記周溝に嵌合させてベースプレート外周に保持され、
    前記ベースプレートに配置するシール部材の外周に前記凹溝の断面形状に沿った高さを備える少なくとも左右ビードからなる複数のビードを形成し、
    前記周溝の幅を前記左右ビードの両外側の幅より小さく且つ前記左右ビードの両内側の幅より大きく形成し、
    前記複数のビードの先端部分と前記通路要素の凹溝の底部および壁面との接触によりベースプレート外周部をシールすることを特徴とする可変吸気装置のシール構造。
  2. 前記シール部材の内方突起の高さは、前記ベースプレートの周溝の深さより低く形成していることを特徴とする請求項1に記載の可変吸気装置のシール構造。
  3. 前記ベースプレートの外周は、ベースプレートの挿入口から通路要素の奥側に向かって幅が狭くなる台形状に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の可変吸気装置のシール構造。
  4. 前記通路要素の構成体は、マニホールドを隔壁により分離して複数の集合部を形成し、マニホールドケースを含めて隔壁の一部を切欠いて得られる隔壁の端面にベースプレート外周のシール部材と係合する凹溝を形成して構成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一つに記載の可変吸気装置のシール構造。
  5. 内燃機関の点火順序の連続しない気筒群に連通する分枝管同士を集合させる複数の集合部と、これら集合部を連通させる通路を運転条件に応じて開閉する制御弁とを備え、前記制御弁は開閉可能なポートを有するベースプレートを通路要素に挿入口から挿入してベースプレートの外周と通路要素の構成体との間にシール部材を介在させている可変吸気装置のシール構造において、
    前記通路要素の構成体のシール部材が接触する部位に凹溝を形成し、
    前記ベースプレートの外周には外周面に沿って周溝を形成し、
    前記シール部材は、前記ベースプレートの周溝の深さより低く形成した内方突起を前記周溝に嵌合させてベースプレート外周に保持され、
    前記シール部材の外周に前記凹溝の断面形状に沿った高さを夫々備える少なくとも左右ビードからなる複数のビードを形成し、
    前記周溝の幅を前記複数のビードの前記左右ビードの両内側の幅より大きく形成し、
    前記複数のビードの先端部分と前記通路要素の凹溝の底部および壁面との接触によりベースプレート外周部をシールすることを特徴とする可変吸気装置のシール構造。
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