JP5310637B2 - 内燃機関の吸気装置 - Google Patents
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Description
しかしながら、このシール構造では、吸気脈動によってあそび112内で樹脂シール部材113が動くことがある。このため、樹脂シール部材113が連結シャフト105や貫通孔109の内周面に当たって異音(打音)が生じる虞がある。
請求項1に記載の内燃機関の吸気装置は、内燃機関の各気筒毎に吸入空気を供給する複数の吸気通路が並列配置されたハウジング、および、複数の吸気通路を各々開閉する複数のバルブと、隣り合うバルブ同士の間を連結する連結シャフトとを有し、ハウジングに回動自在に配されるバルブユニットを備える。
連結シャフトは、隣り合う吸気通路の間に形成された隔壁を貫通する貫通孔に配され、連結シャフトの外周面と貫通孔の内周面との間の隙間はラビリンス構造になっている。
これによれば、第1ピースと第2ピースとの間にバルブユニットを配して第1ピースと第2ピースとを接合することによりバルブユニットをハウジングに取り付けることができる。
吸気通路の並列方向に沿って型抜きして貫通孔を形成し、その貫通孔にバルブユニットを並列方向に沿って挿入する方法があるが、この方法では、型抜きのアンダーカットを考慮しなければならないため貫通孔の形状の自由度が狭く、ラビリンス構造の製造は困難である。
これによれば、ラビリンス構造の通路面積や、迷路段数等の設定がしやすくなり、吸気通路間の連通特性のチューニングが容易になる。
そこで、第1ピースと中間ピースとの間にバルブユニットを配し、第1ピースに中間ピースを圧入固定することにより、ラビリンス構造の寸法精度を高くすることができる。
請求項2に記載の内燃機関の吸気装置によれば、バルブユニットは、軸方向の両端に軸受部材により回動自在に軸受けされるシャフトを有し、軸受部材は、第1ピースと中間ピースとの間に挟持されている。
これによれば、上述のように、中間ピースは圧入固定されるので径方向の位置において高い寸法精度が得られやすいため、軸受部材を高い同軸精度で設置できる。また、軸受部材を第1ピースと中間ピースとの間に強固に固定することができるので、軸受部材のがたつきが生じない。
連結シャフトは、隣り合う吸気通路の間に形成された隔壁を貫通する貫通孔に配され、連結シャフトの外周面と貫通孔の内周面との間の隙間はラビリンス構造になっている。
実施例の内燃機関の吸気装置(以下、吸気装置1)の構成を、図1、図2を用いて説明する。
吸気装置1は、インテークマニホールド2(ハウジング)と、ロータリ型タンブル制御弁(以下、バルブユニット)3を備える。
バルブ10の閉弁時には、吸気通路5が絞られるため、燃焼室(図示せず)にタンブル流が発生する。
本実施例の吸気装置1では、連結シャフト11の外周面と貫通孔7の内周面との間の隙間15がラビリンス構造になっている。
これによれば、貫通孔7は、第1ピース21と中間ピース23とにより形成され、貫通孔7の内周面は、第1ピース21と中間ピース23とで構成される。
従って、突起17は、貫通孔7の内周面をなす第1ピース21と中間ピース23の部分に設けられている。
まず、第1ピース21の径方向一端側にバルブユニット3を配し、径方向一端側から第1ピース21に中間ピース23を圧入固定する。これにより、第1ピース21と中間ピース23との間にバルブユニット3が配される。
以上の手順により、インテークマニホールド2にバルブユニット3が組み付けられる。
本実施例の吸気装置1では、バルブ10間を連結する連結シャフト11が隣り合う吸気通路5の間に形成された隔壁6を貫通する貫通孔7に配され、連結シャフト11の外周面と貫通孔7の内周面との間の隙間15がラビリンス構造になっている。
一方、本実施例では、ラビリンス構造の通路面積や、迷路段数等の設定がしやすくなり、吸気通路間の連通特性のチューニングが容易になる。
そこで、第1ピース21と中間ピース23との間にバルブユニット3を配し、第1ピース21に中間ピース23を圧入固定することにより、ラビリンス構造の寸法精度を高くすることができる。なお、第1ピース21と第2ピース22とは、振動溶着で接合することにより高い接合強度を得ることができる。
吸気装置1の態様は、実施例に限定されず、様々な変形例を考えることができる。
例えば、実施例ではインテークマニホールド2は中間ピース23を有していたが、中間ピース23を設けず、第1ピース21と第2ピース22との間にバルブユニット3を配し、第1ピース21と第2ピース22とで貫通孔7の内周面をなしてもよい。
2 インテークマニホールド(ハウジング)
3 バルブユニット(ロータリ型タンブル制御弁)
5 吸気通路
6 隔壁
7 貫通孔
10 バルブ
11 連結シャフト
12 シャフト
13 軸受部材
15 隙間
21 第1ピース
22 第2ピース
23 中間ピース
Claims (2)
- 内燃機関の各気筒毎に吸入空気を供給する複数の吸気通路が並列配置されたハウジング、
および、前記複数の吸気通路を各々開閉する複数のバルブと、隣り合う前記バルブ同士の間を連結する連結シャフトとを有し、前記ハウジングに回動自在に配されるバルブユニットを備え、
前記連結シャフトは、隣り合う前記吸気通路の間に形成された隔壁を貫通する貫通孔に配され、
前記連結シャフトの外周面と前記貫通孔の内周面との間の隙間をラビリンス構造にし、
前記ハウジングは、少なくとも前記貫通孔の軸方向に沿って分割された第1ピースと第2ピースとを結合して形成されており、
前記第1ピースと前記第2ピースとの間に、前記バルブユニットが配された内燃機関の吸気装置であって、
前記ハウジングは、前記貫通孔の径方向において、前記第1ピースと前記第2ピースとの間に、中間ピースを有し、
前記中間ピースは、前記第1ピースに圧入固定されて、前記第1ピースと前記中間ピースとの間に前記バルブユニットが配されることを特徴とする内燃機関の吸気装置。 - 請求項1に記載の内燃機関の吸気装置において、
前記バルブユニットは、軸方向の両端に軸受部材により回動自在に軸受けされるシャフトを有し、
前記軸受部材は、前記第1ピースと前記中間ピースとの間に挟持されていることを特徴とする内燃機関の吸気装置。
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