JPH08312521A - 油圧モータ減速機の潤滑装置 - Google Patents
油圧モータ減速機の潤滑装置Info
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- JPH08312521A JPH08312521A JP11975395A JP11975395A JPH08312521A JP H08312521 A JPH08312521 A JP H08312521A JP 11975395 A JP11975395 A JP 11975395A JP 11975395 A JP11975395 A JP 11975395A JP H08312521 A JPH08312521 A JP H08312521A
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- hydraulic motor
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 潤滑油の保守及び管理上の効率を著しく向上
させ、コストダウンを図ること。 【構成】 ケースを備えた油圧モータと、ハウジングを
備えた歯車式減速機とが相互に組み合わされ、油圧モー
タの潤滑は作動油の内部漏れによりケース内に溜められ
たドレンオイルにより行なわれ、歯車式減速機の潤滑は
ハウジング内に収容された潤滑油により行なわれるよう
構成された油圧モータ減速機の潤滑装置。歯車式減速機
を潤滑する潤滑油は前記作動油からなる。ケース内とハ
ウジング内との間にはオイル連通路手段が設けられ、ハ
ウジング内とオイルタンクとはドレンパイプにより接続
されている。
させ、コストダウンを図ること。 【構成】 ケースを備えた油圧モータと、ハウジングを
備えた歯車式減速機とが相互に組み合わされ、油圧モー
タの潤滑は作動油の内部漏れによりケース内に溜められ
たドレンオイルにより行なわれ、歯車式減速機の潤滑は
ハウジング内に収容された潤滑油により行なわれるよう
構成された油圧モータ減速機の潤滑装置。歯車式減速機
を潤滑する潤滑油は前記作動油からなる。ケース内とハ
ウジング内との間にはオイル連通路手段が設けられ、ハ
ウジング内とオイルタンクとはドレンパイプにより接続
されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧ショベル等の建設
機械において油圧モータにより駆動される旋回減速機あ
るいは走行減速機等の油圧モータ減速機に適用される潤
滑装置に関する。
機械において油圧モータにより駆動される旋回減速機あ
るいは走行減速機等の油圧モータ減速機に適用される潤
滑装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の油圧モータ減速機の潤滑装置の典
型例として、先ず、建設機械、例えば油圧ショベルの旋
回装置に適用されている油圧モータ減速機(旋回減速
機)の潤滑装置について説明する。油圧ショベルは、下
部走行体と、この下部走行体上に旋回軸を中心として旋
回自在に支持された上部旋回体を備えている。上部旋回
体には旋回減速機が装着されている。この旋回減速機
は、歯車式減速機である遊星歯車減速機と旋回油圧モー
タとが一体に組み合わされてなる。すなわち旋回油圧モ
ータのケースが遊星歯車減速機のハウジングに装着され
ることによりアセンブリが構成され、旋回油圧モータが
上側に、また遊星歯車減速機が下側に位置付けられる。
旋回油圧モータの駆動軸はそのケースの下端部から遊星
歯車減速機のハウジング内に突出して遊星歯車減速機に
駆動結合されている。ケースの下端部には駆動軸の一端
部を回転自在に支持する軸受及びオイルシールが配置さ
れている。遊星歯車減速機の出力軸はそのハウジングの
下端部から下方に突出するよう配置されている。前記駆
動軸と出力軸とは共通の鉛直軸線上に配置されている。
出力軸の下端にはピニオンギヤが設けられ、このピニオ
ンギヤは下部走行体に設けられたリングギヤに噛み合わ
されている。したがって旋回油圧モータの駆動軸の回転
力は、遊星歯車減速機を介して出力軸に減速して伝達さ
れる。ピニオンギヤは下部走行体のリングギヤに沿って
公転するため、上部旋回体は前記旋回軸まわりに旋回す
る。
型例として、先ず、建設機械、例えば油圧ショベルの旋
回装置に適用されている油圧モータ減速機(旋回減速
機)の潤滑装置について説明する。油圧ショベルは、下
部走行体と、この下部走行体上に旋回軸を中心として旋
回自在に支持された上部旋回体を備えている。上部旋回
体には旋回減速機が装着されている。この旋回減速機
は、歯車式減速機である遊星歯車減速機と旋回油圧モー
タとが一体に組み合わされてなる。すなわち旋回油圧モ
ータのケースが遊星歯車減速機のハウジングに装着され
ることによりアセンブリが構成され、旋回油圧モータが
上側に、また遊星歯車減速機が下側に位置付けられる。
旋回油圧モータの駆動軸はそのケースの下端部から遊星
歯車減速機のハウジング内に突出して遊星歯車減速機に
駆動結合されている。ケースの下端部には駆動軸の一端
部を回転自在に支持する軸受及びオイルシールが配置さ
れている。遊星歯車減速機の出力軸はそのハウジングの
下端部から下方に突出するよう配置されている。前記駆
動軸と出力軸とは共通の鉛直軸線上に配置されている。
出力軸の下端にはピニオンギヤが設けられ、このピニオ
ンギヤは下部走行体に設けられたリングギヤに噛み合わ
されている。したがって旋回油圧モータの駆動軸の回転
力は、遊星歯車減速機を介して出力軸に減速して伝達さ
れる。ピニオンギヤは下部走行体のリングギヤに沿って
公転するため、上部旋回体は前記旋回軸まわりに旋回す
る。
【0003】油圧ショベルにはオイルタンクが装着さ
れ、オイルタンク内の作動油は油圧ポンプにより旋回油
圧モータに供給されてそれを駆動した後、オイルタンク
に戻されるよう、その循環路が規定されている。旋回油
圧モータのケースにはドレンポートが形成され、このド
レンポートはオイルタンクにドレンパイプを介して接続
されている。旋回油圧モータの作動油の内部漏れによる
ドレンオイルはケース内に溜められる。このドレンオイ
ルは、旋回油圧モータの駆動時には、オイルタンクの圧
力より若干高い圧力でケース内に排出される。したがっ
て旋回油圧モータが駆動される度に、ドレンオイルの一
部が、ケースからドレンパイプを介してオイルタンクに
押し出される形態で戻される。オイルタンクに戻された
ドレンオイルは、他の作動油と共にオイルフィルタによ
り濾過される。そして再び油圧ポンプにより旋回油圧モ
ータ(他の油圧機器も含む)駆動用の作動油として旋回
油圧モータに供給される。このようにして、旋回油圧モ
ータのドレンオイルは、旋回油圧モータを含む油圧機器
の作動油の油圧回路を利用して循環される。すなわち旋
回油圧モータの潤滑は、作動油の内部漏れによるドレン
オイルにより行なわれると共に循環方式で行なわれる。
れ、オイルタンク内の作動油は油圧ポンプにより旋回油
圧モータに供給されてそれを駆動した後、オイルタンク
に戻されるよう、その循環路が規定されている。旋回油
圧モータのケースにはドレンポートが形成され、このド
レンポートはオイルタンクにドレンパイプを介して接続
されている。旋回油圧モータの作動油の内部漏れによる
ドレンオイルはケース内に溜められる。このドレンオイ
ルは、旋回油圧モータの駆動時には、オイルタンクの圧
力より若干高い圧力でケース内に排出される。したがっ
て旋回油圧モータが駆動される度に、ドレンオイルの一
部が、ケースからドレンパイプを介してオイルタンクに
押し出される形態で戻される。オイルタンクに戻された
ドレンオイルは、他の作動油と共にオイルフィルタによ
り濾過される。そして再び油圧ポンプにより旋回油圧モ
ータ(他の油圧機器も含む)駆動用の作動油として旋回
油圧モータに供給される。このようにして、旋回油圧モ
ータのドレンオイルは、旋回油圧モータを含む油圧機器
の作動油の油圧回路を利用して循環される。すなわち旋
回油圧モータの潤滑は、作動油の内部漏れによるドレン
オイルにより行なわれると共に循環方式で行なわれる。
【0004】遊星歯車減速機のハウジングの上端部に設
けられたボスにはパイプが直立して設けられ、このパイ
プには、その上端開口からオイルレベルゲージが離脱自
在に装着されている。遊星歯車減速機の潤滑油は、オイ
ルレベルゲージ装着用の前記パイプを介してハウジング
内に注入され、所定のレベルまで充填される。潤滑油は
ギヤオイルが使用されている。ハウジングの底部付近に
はドレンポートが形成され、このドレンポートにはドレ
ンパイプの一端が接続され、ドレンパイプの他端にはド
レンプラグが離脱自在に係合されている。したがって遊
星歯車減速機の潤滑は、ハウジング内に収容された潤滑
油により行なわれる。潤滑油の交換時、その排出は、ド
レンパイプを利用することにより行なわれる。なお旋回
油圧モータのケースの下端部に配置された前記オイルシ
ールは、主としてケース内の作動油が遊星歯車減速機の
ハウジング内に漏れるのを防ぐ機能を有している(もち
ろん逆の機能をも有している)。
けられたボスにはパイプが直立して設けられ、このパイ
プには、その上端開口からオイルレベルゲージが離脱自
在に装着されている。遊星歯車減速機の潤滑油は、オイ
ルレベルゲージ装着用の前記パイプを介してハウジング
内に注入され、所定のレベルまで充填される。潤滑油は
ギヤオイルが使用されている。ハウジングの底部付近に
はドレンポートが形成され、このドレンポートにはドレ
ンパイプの一端が接続され、ドレンパイプの他端にはド
レンプラグが離脱自在に係合されている。したがって遊
星歯車減速機の潤滑は、ハウジング内に収容された潤滑
油により行なわれる。潤滑油の交換時、その排出は、ド
レンパイプを利用することにより行なわれる。なお旋回
油圧モータのケースの下端部に配置された前記オイルシ
ールは、主としてケース内の作動油が遊星歯車減速機の
ハウジング内に漏れるのを防ぐ機能を有している(もち
ろん逆の機能をも有している)。
【0005】次に、油圧ショベルの走行装置に適用され
ている油圧モータ減速機(走行減速機)の潤滑装置につ
いて説明する。下部走行体は一対のトラックフレームを
備え、各トラックフレームの後端にはそれぞれ走行減速
機が装着されている。各走行減速機は実質上同一の構成
を有しているのでその一つについて説明する。走行減速
機は、歯車式減速機である遊星歯車減速機と走行油圧モ
ータとが一体に組み合わされてなる。すなわち、トラッ
クフレームには、円筒部を有するモータハウジングが固
着され、モータハウジングの円筒部内にその一部が位置
付けられるよう、走行油圧モータがモータハウジングに
取り付けられている。すなわち走行油圧モータは、その
ケースの一部がモータハウジングの円筒部内に挿入され
る形態でモータハウジングに装着されている。モータハ
ウジングの円筒部の外周側に遊星歯車減速機の減速機ハ
ウジングが回転自在に支持されている。減速機ハウジン
グにはスプロケットが装着されている。走行油圧モータ
の駆動軸はそのケースの一端部から減速機ハウジング内
に突出して遊星歯車減速機に駆動結合されている。なお
前記駆動軸は水平軸線上に配置されている。ケースの一
端部には駆動軸の一端部を回転自在に支持する軸受及び
オイルシールが配置されている。遊星歯車減速機の最終
減速段のキャリヤはモータハウジングに設けられたギヤ
カップリングによりその回転が阻止されているので、減
速機ハウジングが回転出力部を構成する。したがって走
行油圧モータの駆動軸の回転力は、遊星歯車減速機を介
して減速機ハウジングに減速して伝達され、減速機ハウ
ジングに装着されたスプロケットが回転駆動される。
ている油圧モータ減速機(走行減速機)の潤滑装置につ
いて説明する。下部走行体は一対のトラックフレームを
備え、各トラックフレームの後端にはそれぞれ走行減速
機が装着されている。各走行減速機は実質上同一の構成
を有しているのでその一つについて説明する。走行減速
機は、歯車式減速機である遊星歯車減速機と走行油圧モ
ータとが一体に組み合わされてなる。すなわち、トラッ
クフレームには、円筒部を有するモータハウジングが固
着され、モータハウジングの円筒部内にその一部が位置
付けられるよう、走行油圧モータがモータハウジングに
取り付けられている。すなわち走行油圧モータは、その
ケースの一部がモータハウジングの円筒部内に挿入され
る形態でモータハウジングに装着されている。モータハ
ウジングの円筒部の外周側に遊星歯車減速機の減速機ハ
ウジングが回転自在に支持されている。減速機ハウジン
グにはスプロケットが装着されている。走行油圧モータ
の駆動軸はそのケースの一端部から減速機ハウジング内
に突出して遊星歯車減速機に駆動結合されている。なお
前記駆動軸は水平軸線上に配置されている。ケースの一
端部には駆動軸の一端部を回転自在に支持する軸受及び
オイルシールが配置されている。遊星歯車減速機の最終
減速段のキャリヤはモータハウジングに設けられたギヤ
カップリングによりその回転が阻止されているので、減
速機ハウジングが回転出力部を構成する。したがって走
行油圧モータの駆動軸の回転力は、遊星歯車減速機を介
して減速機ハウジングに減速して伝達され、減速機ハウ
ジングに装着されたスプロケットが回転駆動される。
【0006】前記オイルタンク内の作動油は前記油圧ポ
ンプにより走行油圧モータに供給されてそれを駆動した
後、オイルタンクに戻されるよう、その循環路が規定さ
れている。走行油圧モータのケースにはドレンポートが
形成され、このドレンポートはオイルタンクにドレンパ
イプを介して接続されている。走行油圧モータの作動油
の内部漏れによるドレンオイルはケース内に溜められ
る。このドレンオイルは、走行油圧モータの駆動時に
は、オイルタンクの圧力より若干高い圧力でケース内に
排出される。したがって走行油圧モータが駆動される度
に、ドレンオイルの一部が、ケースからドレンパイプを
介してオイルタンクに押し出される形態で戻される。オ
イルタンクに戻されたドレンオイルは、他の作動油と共
に前記オイルフィルタにより濾過される。そして再び油
圧ポンプにより走行油圧モータ(他の油圧機器も含む)
駆動用の作動油として走行油圧モータに供給される。こ
のようにして、走行油圧モータのドレンオイルは、走行
油圧モータを含む油圧機器の作動油の油圧回路を利用し
て循環される。すなわち走行油圧モータの潤滑は、前記
した旋回油圧モータのそれと同様に、作動油の内部漏れ
によるドレンオイルにより行なわれると共に循環方式で
行なわれる。
ンプにより走行油圧モータに供給されてそれを駆動した
後、オイルタンクに戻されるよう、その循環路が規定さ
れている。走行油圧モータのケースにはドレンポートが
形成され、このドレンポートはオイルタンクにドレンパ
イプを介して接続されている。走行油圧モータの作動油
の内部漏れによるドレンオイルはケース内に溜められ
る。このドレンオイルは、走行油圧モータの駆動時に
は、オイルタンクの圧力より若干高い圧力でケース内に
排出される。したがって走行油圧モータが駆動される度
に、ドレンオイルの一部が、ケースからドレンパイプを
介してオイルタンクに押し出される形態で戻される。オ
イルタンクに戻されたドレンオイルは、他の作動油と共
に前記オイルフィルタにより濾過される。そして再び油
圧ポンプにより走行油圧モータ(他の油圧機器も含む)
駆動用の作動油として走行油圧モータに供給される。こ
のようにして、走行油圧モータのドレンオイルは、走行
油圧モータを含む油圧機器の作動油の油圧回路を利用し
て循環される。すなわち走行油圧モータの潤滑は、前記
した旋回油圧モータのそれと同様に、作動油の内部漏れ
によるドレンオイルにより行なわれると共に循環方式で
行なわれる。
【0007】遊星歯車減速機の減速機ハウジングの、走
行油圧モータと反対側の端部は離脱自在に装着されたカ
バーから構成されている。このカバーには給油ポート及
びドレンポートが形成されている。給油ポート及びドレ
ンポートには、それぞれ給油プラグ及びドレンプラグが
離脱自在に係合されている。減速機ハウジングが所定の
静止位置にある状態で、給油ポートはカバーの上部に位
置付けられ、ドレンポートはカバーの底部付近に位置付
けられる。遊星歯車減速機の潤滑油は、給油ポートから
減速機ハウジング内に注入され、所定のレベルまで充填
される。潤滑油はギヤオイルが使用されている。したが
って遊星歯車減速機の潤滑は、減速機ハウジング内に収
容された潤滑油により行なわれる。潤滑油の交換時、そ
の排出は、ドレンポートを利用して行なわれる。なお走
行油圧モータのケースの一端部に配置された前記オイル
シールは、ケース内の作動油が遊星歯車減速機の減速機
ハウジング内に漏れるのを防ぐ機能及び減速機ハウジン
グ内の潤滑油がケース内に漏れるのを防ぐ機能、の両機
能を有している。
行油圧モータと反対側の端部は離脱自在に装着されたカ
バーから構成されている。このカバーには給油ポート及
びドレンポートが形成されている。給油ポート及びドレ
ンポートには、それぞれ給油プラグ及びドレンプラグが
離脱自在に係合されている。減速機ハウジングが所定の
静止位置にある状態で、給油ポートはカバーの上部に位
置付けられ、ドレンポートはカバーの底部付近に位置付
けられる。遊星歯車減速機の潤滑油は、給油ポートから
減速機ハウジング内に注入され、所定のレベルまで充填
される。潤滑油はギヤオイルが使用されている。したが
って遊星歯車減速機の潤滑は、減速機ハウジング内に収
容された潤滑油により行なわれる。潤滑油の交換時、そ
の排出は、ドレンポートを利用して行なわれる。なお走
行油圧モータのケースの一端部に配置された前記オイル
シールは、ケース内の作動油が遊星歯車減速機の減速機
ハウジング内に漏れるのを防ぐ機能及び減速機ハウジン
グ内の潤滑油がケース内に漏れるのを防ぐ機能、の両機
能を有している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記旋回減速機におい
ても、また走行減速機においても、油圧モータの潤滑は
作動油により行なわれ、歯車式減速機の潤滑はギヤオイ
ルにより行なわれていた。そして油圧モータと減速機と
が相互に組み合わされているにもかかわらず、油圧モー
タの潤滑方式と減速機の潤滑方式とは互いに相違し、独
立したものとなっていた。すなわち、従来の油圧モータ
減速機の潤滑装置においては、2種類の潤滑油を必要と
し、潤滑油の保守及び管理が不便であった。また油圧モ
ータの潤滑は循環方式であるのに対し、減速機の潤滑は
循環方式ではなく、減速機ハウジング内の潤滑油は減速
機によって攪拌されるのみである。したがって減速機の
潤滑油は、作動油に比較して、所定の短期間毎に補充、
交換等を行なわなければならず、その保守及び管理に手
間を要し、非効率的であると共に費用が嵩むものであ
る。
ても、また走行減速機においても、油圧モータの潤滑は
作動油により行なわれ、歯車式減速機の潤滑はギヤオイ
ルにより行なわれていた。そして油圧モータと減速機と
が相互に組み合わされているにもかかわらず、油圧モー
タの潤滑方式と減速機の潤滑方式とは互いに相違し、独
立したものとなっていた。すなわち、従来の油圧モータ
減速機の潤滑装置においては、2種類の潤滑油を必要と
し、潤滑油の保守及び管理が不便であった。また油圧モ
ータの潤滑は循環方式であるのに対し、減速機の潤滑は
循環方式ではなく、減速機ハウジング内の潤滑油は減速
機によって攪拌されるのみである。したがって減速機の
潤滑油は、作動油に比較して、所定の短期間毎に補充、
交換等を行なわなければならず、その保守及び管理に手
間を要し、非効率的であると共に費用が嵩むものであ
る。
【0009】本発明の目的は、潤滑油の保守及び管理上
の効率を著しく向上させ、コストダウンを図ることがで
きる、改良された油圧モータ減速機の潤滑装置を提供す
ることである。
の効率を著しく向上させ、コストダウンを図ることがで
きる、改良された油圧モータ減速機の潤滑装置を提供す
ることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明においては、歯車式減速機の潤滑油として、
油圧モータの潤滑油と共通の作動油を使用する。更に、
歯車式減速機の潤滑方式を油圧モータの潤滑方式に統合
して一つの循環式潤滑方式とする。
に、本発明においては、歯車式減速機の潤滑油として、
油圧モータの潤滑油と共通の作動油を使用する。更に、
歯車式減速機の潤滑方式を油圧モータの潤滑方式に統合
して一つの循環式潤滑方式とする。
【0011】ずなわち本発明によれば、ケースを備えた
油圧モータと、ハウジングを備えた歯車式減速機とが相
互に組み合わされ、オイルタンク内の作動油が油圧ポン
プにより該油圧モータに供給されて該油圧モータを駆動
した後該オイルタンクに戻されるよう構成され、該油圧
モータの潤滑は該作動油の内部漏れにより該ケース内に
溜められたドレンオイルにより行なわれ、該歯車式減速
機の潤滑は該ハウジング内に収容された潤滑油により行
なわれるよう構成された油圧モータ減速機の潤滑装置に
おいて、該歯車式減速機を潤滑する該潤滑油は該作動油
からなり、該油圧モータの該ケース内と該歯車式減速機
の該ハウジング内との間にはオイル連通路手段が設けら
れ、該歯車式減速機の該ハウジング内と該オイルタンク
とはドレンパイプにより接続され、該油圧ポンプによる
該油圧モータの駆動時において、該油圧モータの該ドレ
ンオイルが該油圧モータ及び該歯車式減速機構を循環し
て該ドレンパイプから該オイルタンクに戻される、こと
を特徴とする油圧モータ減速機の潤滑装置、が提供され
る。
油圧モータと、ハウジングを備えた歯車式減速機とが相
互に組み合わされ、オイルタンク内の作動油が油圧ポン
プにより該油圧モータに供給されて該油圧モータを駆動
した後該オイルタンクに戻されるよう構成され、該油圧
モータの潤滑は該作動油の内部漏れにより該ケース内に
溜められたドレンオイルにより行なわれ、該歯車式減速
機の潤滑は該ハウジング内に収容された潤滑油により行
なわれるよう構成された油圧モータ減速機の潤滑装置に
おいて、該歯車式減速機を潤滑する該潤滑油は該作動油
からなり、該油圧モータの該ケース内と該歯車式減速機
の該ハウジング内との間にはオイル連通路手段が設けら
れ、該歯車式減速機の該ハウジング内と該オイルタンク
とはドレンパイプにより接続され、該油圧ポンプによる
該油圧モータの駆動時において、該油圧モータの該ドレ
ンオイルが該油圧モータ及び該歯車式減速機構を循環し
て該ドレンパイプから該オイルタンクに戻される、こと
を特徴とする油圧モータ減速機の潤滑装置、が提供され
る。
【0012】該油圧モータは駆動軸を備え、該駆動軸は
該油圧モータの該ケースの一端部から該歯車式減速機の
該ハウジング内に突出して該歯車式減速機に駆動結合さ
れ、該ケースの該一端部には該駆動軸の一端部を回転自
在に支持する軸受が配置され、該オイル連通路手段は該
軸受により規定される、ことが好ましい。
該油圧モータの該ケースの一端部から該歯車式減速機の
該ハウジング内に突出して該歯車式減速機に駆動結合さ
れ、該ケースの該一端部には該駆動軸の一端部を回転自
在に支持する軸受が配置され、該オイル連通路手段は該
軸受により規定される、ことが好ましい。
【0013】
【作用】本発明においては、歯車式減速機を潤滑する潤
滑油は、油圧モータの潤滑油と共通の作動油が使用され
る。したがって潤滑油は1種類で済み、潤滑油の保守及
び管理が容易となる。また油圧モータの駆動時におい
て、作動油の内部漏れによりケース内に溜められたドレ
ンオイルは油圧モータを潤滑すると共に、その一部がオ
イル連通路手段を介して歯車式減速機のハウジング内に
押し込まれる。ハウジング内のドレンオイルは減速機を
潤滑すると共に、その一部がドレンパイプを介してオイ
ルタンクに押し出される。オイルタンクに戻されたドレ
ンオイルは、他の作動油と共に当然に油圧機器の油圧回
路に設けられたオイルフィルタにより濾過される。そし
て再び油圧ポンプにより油圧モータ駆動用の作動油とし
て油圧モータに供給される。このようにして、油圧モー
タのドレンオイルは、油圧モータ及び歯車式減速機を潤
滑しながら、油圧モータを含む油圧機器の作動油の油圧
回路を利用して循環される。すなわち油圧モータ及び歯
車式減速機の潤滑は、共に作動油の内部漏れによるドレ
ンオイルにより行なわれると共に一つの統一された循環
方式で行なわれる。このため潤滑油である作動油は、循
環する過程で冷却され、また濾過されることにより浄化
される。その結果、歯車式減速機の潤滑性能が従来に比
較して向上する。また従来のように、歯車式減速機の潤
滑油だけ、所定の短期間毎に補充、交換等を行なう、と
の必要がなくなるので、潤滑油及び作動油の保守及び管
理上の効率が著しく向上し、コストダウンを図ることが
できる。油圧モータ及び歯車式減速機の潤滑油の循環は
油圧モータのドレンオイルを利用して行なわれるので、
循環のための特別な装置は不要であり、したがって容易
かつ低コストで実用化できる。
滑油は、油圧モータの潤滑油と共通の作動油が使用され
る。したがって潤滑油は1種類で済み、潤滑油の保守及
び管理が容易となる。また油圧モータの駆動時におい
て、作動油の内部漏れによりケース内に溜められたドレ
ンオイルは油圧モータを潤滑すると共に、その一部がオ
イル連通路手段を介して歯車式減速機のハウジング内に
押し込まれる。ハウジング内のドレンオイルは減速機を
潤滑すると共に、その一部がドレンパイプを介してオイ
ルタンクに押し出される。オイルタンクに戻されたドレ
ンオイルは、他の作動油と共に当然に油圧機器の油圧回
路に設けられたオイルフィルタにより濾過される。そし
て再び油圧ポンプにより油圧モータ駆動用の作動油とし
て油圧モータに供給される。このようにして、油圧モー
タのドレンオイルは、油圧モータ及び歯車式減速機を潤
滑しながら、油圧モータを含む油圧機器の作動油の油圧
回路を利用して循環される。すなわち油圧モータ及び歯
車式減速機の潤滑は、共に作動油の内部漏れによるドレ
ンオイルにより行なわれると共に一つの統一された循環
方式で行なわれる。このため潤滑油である作動油は、循
環する過程で冷却され、また濾過されることにより浄化
される。その結果、歯車式減速機の潤滑性能が従来に比
較して向上する。また従来のように、歯車式減速機の潤
滑油だけ、所定の短期間毎に補充、交換等を行なう、と
の必要がなくなるので、潤滑油及び作動油の保守及び管
理上の効率が著しく向上し、コストダウンを図ることが
できる。油圧モータ及び歯車式減速機の潤滑油の循環は
油圧モータのドレンオイルを利用して行なわれるので、
循環のための特別な装置は不要であり、したがって容易
かつ低コストで実用化できる。
【0014】油圧モータは駆動軸を備え、駆動軸は油圧
モータのケースの一端部から歯車式減速機のハウジング
内に突出して歯車式減速機に駆動結合され、ケースの一
端部には駆動軸の一端部を回転自在に支持する軸受が配
置され、オイル連通路手段は軸受により規定される、よ
う構成した場合には、従来ケースの一端部に配置されて
いたオイルシールを取り除くのみで、オイル連通路手段
を形成することができる。したがって、コストダウンを
図りながら本発明の一部を実用化することができる。
モータのケースの一端部から歯車式減速機のハウジング
内に突出して歯車式減速機に駆動結合され、ケースの一
端部には駆動軸の一端部を回転自在に支持する軸受が配
置され、オイル連通路手段は軸受により規定される、よ
う構成した場合には、従来ケースの一端部に配置されて
いたオイルシールを取り除くのみで、オイル連通路手段
を形成することができる。したがって、コストダウンを
図りながら本発明の一部を実用化することができる。
【0015】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明に従って
改良された油圧モータ減速機の潤滑装置の実施例を説明
する。先ず、本発明を油圧ショベルの旋回装置に適用し
た実施例を、図1を参照して説明する。油圧ショベル
は、下部走行体と、この下部走行体上に旋回軸を中心と
して旋回自在に支持された上部旋回体を備えている(い
ずれも図示せず)。上部旋回体には旋回減速機2が装着
されている。旋回減速機2は、歯車式減速機である遊星
歯車減速機4と旋回油圧モータ6とが一体に組み合わさ
れてなる。すなわち旋回油圧モータ6はケース8を有
し、また遊星歯車減速機4はハウジング10を有してい
る。旋回油圧モータ6のケース8が遊星歯車減速機4の
ハウジング10に装着されることにより旋回減速機2の
アセンブリが構成される。そして、旋回油圧モータ6が
上側に、遊星歯車減速機4が下側に位置付けられる。遊
星歯車減速機4のハウジング10は上部旋回体の旋回フ
レーム11に装着されている。旋回油圧モータ6は駆動
軸12を備えている。駆動軸12はケース8に軸受13
及び14により回転自在に支持されている。駆動軸12
はケース8の下端部から遊星歯車減速機4のハウジング
10内に突出して遊星歯車減速機4に駆動結合されてい
る。ケース8の下端部には駆動軸12の下端部を回転自
在に支持する前記軸受14が配置されている。
改良された油圧モータ減速機の潤滑装置の実施例を説明
する。先ず、本発明を油圧ショベルの旋回装置に適用し
た実施例を、図1を参照して説明する。油圧ショベル
は、下部走行体と、この下部走行体上に旋回軸を中心と
して旋回自在に支持された上部旋回体を備えている(い
ずれも図示せず)。上部旋回体には旋回減速機2が装着
されている。旋回減速機2は、歯車式減速機である遊星
歯車減速機4と旋回油圧モータ6とが一体に組み合わさ
れてなる。すなわち旋回油圧モータ6はケース8を有
し、また遊星歯車減速機4はハウジング10を有してい
る。旋回油圧モータ6のケース8が遊星歯車減速機4の
ハウジング10に装着されることにより旋回減速機2の
アセンブリが構成される。そして、旋回油圧モータ6が
上側に、遊星歯車減速機4が下側に位置付けられる。遊
星歯車減速機4のハウジング10は上部旋回体の旋回フ
レーム11に装着されている。旋回油圧モータ6は駆動
軸12を備えている。駆動軸12はケース8に軸受13
及び14により回転自在に支持されている。駆動軸12
はケース8の下端部から遊星歯車減速機4のハウジング
10内に突出して遊星歯車減速機4に駆動結合されてい
る。ケース8の下端部には駆動軸12の下端部を回転自
在に支持する前記軸受14が配置されている。
【0016】ハウジング10内には出力軸16が軸受1
8及び20により回転自在に支持されている。出力軸1
6の上端部は遊星歯車減速機4に駆動結合され、下端部
はハウジング10の下端部から下方に突出するよう配置
されている。駆動軸12と出力軸16とは共通の鉛直軸
線上に配置されている。出力軸16の下端にはピニオン
ギヤ22が設けられ、このピニオンギヤ22は下部走行
体のフレーム24に設けられたリングギヤ26に噛み合
わされている。リングギヤ26には旋回リング28が旋
回自在に支持され、旋回リング28上に前記旋回フレー
ム11が装着されている。したがって旋回油圧モータ6
の駆動軸12の回転力は、遊星歯車減速機4を介して出
力軸16に減速して伝達される。ピニオンギヤ22はフ
レーム24のリングギヤ26に沿って公転するため、旋
回フレーム11、したがって上部旋回体は前記旋回軸ま
わりに旋回する。
8及び20により回転自在に支持されている。出力軸1
6の上端部は遊星歯車減速機4に駆動結合され、下端部
はハウジング10の下端部から下方に突出するよう配置
されている。駆動軸12と出力軸16とは共通の鉛直軸
線上に配置されている。出力軸16の下端にはピニオン
ギヤ22が設けられ、このピニオンギヤ22は下部走行
体のフレーム24に設けられたリングギヤ26に噛み合
わされている。リングギヤ26には旋回リング28が旋
回自在に支持され、旋回リング28上に前記旋回フレー
ム11が装着されている。したがって旋回油圧モータ6
の駆動軸12の回転力は、遊星歯車減速機4を介して出
力軸16に減速して伝達される。ピニオンギヤ22はフ
レーム24のリングギヤ26に沿って公転するため、旋
回フレーム11、したがって上部旋回体は前記旋回軸ま
わりに旋回する。
【0017】旋回油圧モータ6のケース8の上端部に形
成されているドレンポート30には、盲プラグ32が係
合されている。したがってドレンポート30は盲プラグ
32により閉じられている。このドレンポート30に
は、従来、図示しないオイルタンクに接続されたドレン
パイプの一端が接続されていたものである。なお番号3
4はケース8の上端部に形成されている主ポート、番号
36は主ポート34に接続されたパイプである。遊星歯
車減速機4のハウジング10の上端のボス38には図示
しない鉛直ねじ孔が形成され、このねじ孔には盲プラグ
40が係合されている。したがってボス38のねじ孔は
盲プラグ40により閉じられている。このボス38のね
じ孔には、従来、パイプが直立して係止され、このパイ
プにオイルレベルゲージが係合されていたものである
(いずれも図示せず)。ハウジングの底部付近にはドレ
ンポート42が形成され、このドレンポート42にはド
レンパイプ44の一端が接続されている。ドレンパイプ
44の他端は前記オイルタンクに接続されている。旋回
油圧モータ6のケース8内には、潤滑油として旋回油圧
モータ6駆動用の作動油が充填される。この作動油はド
レンポート30から注入される。遊星歯車減速機4のハ
ウジング10内には、旋回油圧モータ6駆動用の作動油
と同じ作動油が潤滑油として充填されている。この作動
油は、ボス38の前記ねじ孔から注入される。
成されているドレンポート30には、盲プラグ32が係
合されている。したがってドレンポート30は盲プラグ
32により閉じられている。このドレンポート30に
は、従来、図示しないオイルタンクに接続されたドレン
パイプの一端が接続されていたものである。なお番号3
4はケース8の上端部に形成されている主ポート、番号
36は主ポート34に接続されたパイプである。遊星歯
車減速機4のハウジング10の上端のボス38には図示
しない鉛直ねじ孔が形成され、このねじ孔には盲プラグ
40が係合されている。したがってボス38のねじ孔は
盲プラグ40により閉じられている。このボス38のね
じ孔には、従来、パイプが直立して係止され、このパイ
プにオイルレベルゲージが係合されていたものである
(いずれも図示せず)。ハウジングの底部付近にはドレ
ンポート42が形成され、このドレンポート42にはド
レンパイプ44の一端が接続されている。ドレンパイプ
44の他端は前記オイルタンクに接続されている。旋回
油圧モータ6のケース8内には、潤滑油として旋回油圧
モータ6駆動用の作動油が充填される。この作動油はド
レンポート30から注入される。遊星歯車減速機4のハ
ウジング10内には、旋回油圧モータ6駆動用の作動油
と同じ作動油が潤滑油として充填されている。この作動
油は、ボス38の前記ねじ孔から注入される。
【0018】図示しない油圧ポンプからの吐出圧油(作
動油)がパイプ36を介して旋回油圧モータ6に供給さ
れると、旋回油圧モータ6が駆動される。なお旋回油圧
モータ6を駆動した作動油は図示しない他のパイプを介
してオイルタンクに戻される。旋回油圧モータ6のシリ
ンダに供給されてピストン(いずれも図示せず)に作用
する作動油の一部はその圧力によりケース8内に漏出さ
れ、ケース8内に溜められる。ケース8内に漏出される
ドレンオイルの圧力はオイルタンクの圧力よりは若干高
いので、このドレンオイルは旋回油圧モータ6を潤滑す
ると共に、その一部が軸受14を介して遊星歯車減速機
4のハウジング10内に押し込まれる。ハウジング10
内のドレンオイルは遊星歯車減速機4を潤滑すると共
に、その一部がドレンパイプ44を介してオイルタンク
に押し出される。オイルタンクに戻されたドレンオイル
は、他の作動油と共に当然に油圧機器の油圧回路中に設
けられた図示しないオイルフィルタにより濾過される。
そして再び油圧ポンプにより油圧モータ駆動用の作動油
として旋回油圧モータ6に供給される。このようにし
て、旋回油圧モータ6のドレンオイルは、旋回油圧モー
タ6及び遊星歯車減速機4を潤滑しながら、旋回油圧モ
ータ6を含む油圧機器の作動油の油圧回路を利用して循
環される。
動油)がパイプ36を介して旋回油圧モータ6に供給さ
れると、旋回油圧モータ6が駆動される。なお旋回油圧
モータ6を駆動した作動油は図示しない他のパイプを介
してオイルタンクに戻される。旋回油圧モータ6のシリ
ンダに供給されてピストン(いずれも図示せず)に作用
する作動油の一部はその圧力によりケース8内に漏出さ
れ、ケース8内に溜められる。ケース8内に漏出される
ドレンオイルの圧力はオイルタンクの圧力よりは若干高
いので、このドレンオイルは旋回油圧モータ6を潤滑す
ると共に、その一部が軸受14を介して遊星歯車減速機
4のハウジング10内に押し込まれる。ハウジング10
内のドレンオイルは遊星歯車減速機4を潤滑すると共
に、その一部がドレンパイプ44を介してオイルタンク
に押し出される。オイルタンクに戻されたドレンオイル
は、他の作動油と共に当然に油圧機器の油圧回路中に設
けられた図示しないオイルフィルタにより濾過される。
そして再び油圧ポンプにより油圧モータ駆動用の作動油
として旋回油圧モータ6に供給される。このようにし
て、旋回油圧モータ6のドレンオイルは、旋回油圧モー
タ6及び遊星歯車減速機4を潤滑しながら、旋回油圧モ
ータ6を含む油圧機器の作動油の油圧回路を利用して循
環される。
【0019】次に、本発明を油圧ショベルの走行装置に
適用した実施例を、図2を参照して説明する。前記した
下部走行体は一対の図示しないトラックフレームを備え
ている。各トラックフレームの後端にそれぞれ走行減速
機が装着されている。各走行減速機は実質上同一の構成
を有しているのでその一つについて説明する。全体を番
号50で示す走行減速機は、走行油圧モータ52と歯車
式減速機である遊星歯車減速機54とが組み合わされて
なる。すなわち、トラックフレーム56には円筒部を有
するモータハウジング58が固着されている。モータハ
ウジング58に走行油圧モータ52が取り付けられてい
る。走行油圧モータ52は、そのケース59の一部がモ
ータハウジング58の円筒部内に挿入される形態でモー
タハウジング58に装着されている。モータハウジング
58の円筒部の外周側に遊星歯車減速機54の減速機ハ
ウジング60が回転自在に支持されている。減速機ハウ
ジング60にはスプロケット62が装着されている。な
お、図示はされていないが、トラックフレーム56の前
端にはアイドルホイールが装着され、スプロケット62
とアイドルホイールとの間には無端状の履帯が巻き掛け
られている。
適用した実施例を、図2を参照して説明する。前記した
下部走行体は一対の図示しないトラックフレームを備え
ている。各トラックフレームの後端にそれぞれ走行減速
機が装着されている。各走行減速機は実質上同一の構成
を有しているのでその一つについて説明する。全体を番
号50で示す走行減速機は、走行油圧モータ52と歯車
式減速機である遊星歯車減速機54とが組み合わされて
なる。すなわち、トラックフレーム56には円筒部を有
するモータハウジング58が固着されている。モータハ
ウジング58に走行油圧モータ52が取り付けられてい
る。走行油圧モータ52は、そのケース59の一部がモ
ータハウジング58の円筒部内に挿入される形態でモー
タハウジング58に装着されている。モータハウジング
58の円筒部の外周側に遊星歯車減速機54の減速機ハ
ウジング60が回転自在に支持されている。減速機ハウ
ジング60にはスプロケット62が装着されている。な
お、図示はされていないが、トラックフレーム56の前
端にはアイドルホイールが装着され、スプロケット62
とアイドルホイールとの間には無端状の履帯が巻き掛け
られている。
【0020】走行油圧モータ52は駆動軸64を備えて
いる。駆動軸64はケース59に軸受66及び図示しな
い他の軸受により回転自在に支持されている。駆動軸6
4ははそのケース59の左端部である隔壁部68から減
速機ハウジング60内に突出して遊星歯車減速機54に
駆動結合されている。なお駆動軸64は水平軸線上に配
置されている。ケース54の隔壁部68には駆動軸64
の左端部を回転自在に支持する前記軸受66が配置され
ている。遊星歯車減速機54の最終減速段のキャリヤ7
0はモータハウジング58に設けられたギヤカップリン
グ72によりその回転が阻止されているので、減速機ハ
ウジング60が回転出力部を構成する。したがって走行
油圧モータ52の駆動軸64の回転力は、遊星歯車減速
機54を介して減速機ハウジング60に減速して伝達さ
れる。減速機ハウジング60に装着されたスプロケット
62が回転駆動されるため、走行装置が作動して油圧シ
ョベルは走行する。
いる。駆動軸64はケース59に軸受66及び図示しな
い他の軸受により回転自在に支持されている。駆動軸6
4ははそのケース59の左端部である隔壁部68から減
速機ハウジング60内に突出して遊星歯車減速機54に
駆動結合されている。なお駆動軸64は水平軸線上に配
置されている。ケース54の隔壁部68には駆動軸64
の左端部を回転自在に支持する前記軸受66が配置され
ている。遊星歯車減速機54の最終減速段のキャリヤ7
0はモータハウジング58に設けられたギヤカップリン
グ72によりその回転が阻止されているので、減速機ハ
ウジング60が回転出力部を構成する。したがって走行
油圧モータ52の駆動軸64の回転力は、遊星歯車減速
機54を介して減速機ハウジング60に減速して伝達さ
れる。減速機ハウジング60に装着されたスプロケット
62が回転駆動されるため、走行装置が作動して油圧シ
ョベルは走行する。
【0021】走行油圧モータ52のケース59の右端部
上方に形成されているドレンポート74には、盲プラグ
76が係合されている。したがってドレンポート74は
盲プラグ76により閉じられている。このドレンポート
74には、従来、図示しないオイルタンクに接続された
ドレンパイプの一端が接続されていたものである。なお
番号78はそれぞれケース59の右端部に形成されてい
る二つの主ポート、番号79はそれぞれ各主ポート78
に接続された主パイプである。減速機ハウジング60の
底部付近にはドレン油路80が形成されている。ドレン
油路80の左端は減速機ハウジング60内に開口し、右
端にはドレンポート82が形成されている。このドレン
ポート82にはドレンパイプ84の一端が接続されてい
る。ドレンパイプ84の他端は前記オイルタンクに接続
されている。
上方に形成されているドレンポート74には、盲プラグ
76が係合されている。したがってドレンポート74は
盲プラグ76により閉じられている。このドレンポート
74には、従来、図示しないオイルタンクに接続された
ドレンパイプの一端が接続されていたものである。なお
番号78はそれぞれケース59の右端部に形成されてい
る二つの主ポート、番号79はそれぞれ各主ポート78
に接続された主パイプである。減速機ハウジング60の
底部付近にはドレン油路80が形成されている。ドレン
油路80の左端は減速機ハウジング60内に開口し、右
端にはドレンポート82が形成されている。このドレン
ポート82にはドレンパイプ84の一端が接続されてい
る。ドレンパイプ84の他端は前記オイルタンクに接続
されている。
【0022】遊星歯車減速機54の減速機ハウジング6
0の左端部は離脱自在に装着されたカバー86から構成
されている。このカバー86には給油ポート88及びド
レンポート89が形成されている(この構成は従来と同
様である)。給油ポート88及びドレンポート89に
は、それぞれ盲プラグ90及び92が係合されている。
したがって給油ポート88及びドレンポート89はそれ
ぞれ盲プラグ90及び92により閉じられている。減速
機ハウジング60が所定の静止位置にある状態(図示の
位置)で、給油ポート88はカバー86の上部に位置付
けられ、ドレンポート89はカバー86の底部付近に位
置付けられる。走行油圧モータ52のケース59内に
は、潤滑油として走行油圧モータ52駆動用の作動油が
充填される。この作動油はドレンポート74から注入さ
れる。遊星歯車減速機54の減速機ハウジング60内に
は、走行油圧モータ52駆動用の作動油と同じ作動油が
潤滑油として充填される。この作動油は給油ポート88
から注入される。
0の左端部は離脱自在に装着されたカバー86から構成
されている。このカバー86には給油ポート88及びド
レンポート89が形成されている(この構成は従来と同
様である)。給油ポート88及びドレンポート89に
は、それぞれ盲プラグ90及び92が係合されている。
したがって給油ポート88及びドレンポート89はそれ
ぞれ盲プラグ90及び92により閉じられている。減速
機ハウジング60が所定の静止位置にある状態(図示の
位置)で、給油ポート88はカバー86の上部に位置付
けられ、ドレンポート89はカバー86の底部付近に位
置付けられる。走行油圧モータ52のケース59内に
は、潤滑油として走行油圧モータ52駆動用の作動油が
充填される。この作動油はドレンポート74から注入さ
れる。遊星歯車減速機54の減速機ハウジング60内に
は、走行油圧モータ52駆動用の作動油と同じ作動油が
潤滑油として充填される。この作動油は給油ポート88
から注入される。
【0023】油圧ポンプからの吐出圧油(作動油)が主
パイプ79の一方を介して旋回油圧モータ52に供給さ
れると、走行油圧モータ52が駆動される。なお走行油
圧モータ52を駆動した作動油は他の主パイプ79を介
してオイルタンクに戻される。走行油圧モータ52のシ
リンダに供給されてピストン(いずれも図示せず)に作
用する作動油の一部はその圧力によりケース59内に漏
出され、ケース59内に溜められる。ケース59内に漏
出されるドレンオイルの圧力はオイルタンクの圧力より
は若干高いので、このドレンオイルは走行油圧モータ5
2を潤滑すると共に、その一部が軸受66を介して遊星
歯車減速機54の減速機ハウジング60内に押し込まれ
る。減速機ハウジング60内のドレンオイルは遊星歯車
減速機54を潤滑すると共に、その一部がドレン油路8
0、ドレンパイプ84を介してオイルタンクに押し出さ
れる。オイルタンクに戻されたドレンオイルは、他の作
動油と共に当然に油圧機器の油圧回路中に設けられた前
記オイルフィルタにより濾過される。そして再び油圧ポ
ンプにより油圧モータ駆動用の作動油として走行油圧モ
ータ52に供給される。このようにして、走行油圧モー
タ52のドレンオイルは、走行油圧モータ52及び遊星
歯車減速機54を潤滑しながら、走行油圧モータ52を
含む油圧機器の作動油の油圧回路を利用して循環され
る。
パイプ79の一方を介して旋回油圧モータ52に供給さ
れると、走行油圧モータ52が駆動される。なお走行油
圧モータ52を駆動した作動油は他の主パイプ79を介
してオイルタンクに戻される。走行油圧モータ52のシ
リンダに供給されてピストン(いずれも図示せず)に作
用する作動油の一部はその圧力によりケース59内に漏
出され、ケース59内に溜められる。ケース59内に漏
出されるドレンオイルの圧力はオイルタンクの圧力より
は若干高いので、このドレンオイルは走行油圧モータ5
2を潤滑すると共に、その一部が軸受66を介して遊星
歯車減速機54の減速機ハウジング60内に押し込まれ
る。減速機ハウジング60内のドレンオイルは遊星歯車
減速機54を潤滑すると共に、その一部がドレン油路8
0、ドレンパイプ84を介してオイルタンクに押し出さ
れる。オイルタンクに戻されたドレンオイルは、他の作
動油と共に当然に油圧機器の油圧回路中に設けられた前
記オイルフィルタにより濾過される。そして再び油圧ポ
ンプにより油圧モータ駆動用の作動油として走行油圧モ
ータ52に供給される。このようにして、走行油圧モー
タ52のドレンオイルは、走行油圧モータ52及び遊星
歯車減速機54を潤滑しながら、走行油圧モータ52を
含む油圧機器の作動油の油圧回路を利用して循環され
る。
【0024】以上、本発明による油圧モータ減速機の潤
滑装置の一実施例について説明したが、本発明は前記実
施例に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱す
ることなく種々の変形あるいは修正が可能である。例え
ば、各実施例において、油圧モータ(6、52)のケー
ス(8、59)内と歯車式減速機(4、54)のハウジ
ング(10、60)内との間に設けられるオイル連通路
手段は、駆動軸(12、64)を回転自在に支持する軸
受(14、66)により規定されている。この構成は、
従来、前記軸受に隣接して配置されて、ケース内の潤滑
油とハウジング内の潤滑油とが相互に漏れないように区
画ていたオイルシール、を除去するのみで達成できるメ
リットを有している。これに対して、従来設けられてい
たオイルシールはそのまま残しておき、別途、ケースと
ハウジングとを連通する油路を形成することにより、オ
イル連通路手段を規定する構成も考えられる。そしてこ
の連通油路にスクリーンフィルタを装着しておけば、油
圧モータ又は歯車式減速機が破損した場合、その破片が
相手側であるハウジング又はケースに流入することを防
止できる。
滑装置の一実施例について説明したが、本発明は前記実
施例に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱す
ることなく種々の変形あるいは修正が可能である。例え
ば、各実施例において、油圧モータ(6、52)のケー
ス(8、59)内と歯車式減速機(4、54)のハウジ
ング(10、60)内との間に設けられるオイル連通路
手段は、駆動軸(12、64)を回転自在に支持する軸
受(14、66)により規定されている。この構成は、
従来、前記軸受に隣接して配置されて、ケース内の潤滑
油とハウジング内の潤滑油とが相互に漏れないように区
画ていたオイルシール、を除去するのみで達成できるメ
リットを有している。これに対して、従来設けられてい
たオイルシールはそのまま残しておき、別途、ケースと
ハウジングとを連通する油路を形成することにより、オ
イル連通路手段を規定する構成も考えられる。そしてこ
の連通油路にスクリーンフィルタを装着しておけば、油
圧モータ又は歯車式減速機が破損した場合、その破片が
相手側であるハウジング又はケースに流入することを防
止できる。
【0025】
【発明の効果】本発明に従って構成された油圧モータ減
速機の潤滑装置によれば、潤滑油の保守及び管理上の効
率を著しく向上させ、コストダウンを図ることができ
る。また本発明の実施にあたっては、特別な循環装置は
不要であり、したがって容易かつ低コストで実用化でき
る。
速機の潤滑装置によれば、潤滑油の保守及び管理上の効
率を著しく向上させ、コストダウンを図ることができ
る。また本発明の実施にあたっては、特別な循環装置は
不要であり、したがって容易かつ低コストで実用化でき
る。
【図1】図1は、本発明を旋回装置に適用した実施例を
示す要部断面図。
示す要部断面図。
【図2】図2は、本発明を走行装置に適用した実施例を
示す要部断面図。
示す要部断面図。
2 旋回減速機 4 遊星歯車減速機 6 油圧モータ 8 ケース 10 ハウジング 11 旋回フレーム 12 駆動軸 14 軸受 16 出力軸 42 ドレンポート 44 ドレンパイプ 50 走行減速機 52 油圧モータ 54 遊星歯車減速機 58 モータハウジング 60 減速機ハウジング 62 スプロケット 64 出力軸 66 軸受 80 ドレン油路 82 ドレンポート 84 ドレンパイプ
Claims (2)
- 【請求項1】 ケースを備えた油圧モータと、ハウジン
グを備えた歯車式減速機とが相互に組み合わされ、オイ
ルタンク内の作動油が油圧ポンプにより該油圧モータに
供給されて該油圧モータを駆動した後該オイルタンクに
戻されるよう構成され、該油圧モータの潤滑は該作動油
の内部漏れにより該ケース内に溜められたドレンオイル
により行なわれ、該歯車式減速機の潤滑は該ハウジング
内に収容された潤滑油により行なわれるよう構成された
油圧モータ減速機の潤滑装置において、 該歯車式減速機を潤滑する該潤滑油は該作動油からな
り、該油圧モータの該ケース内と該歯車式減速機の該ハ
ウジング内との間にはオイル連通路手段が設けられ、該
歯車式減速機の該ハウジング内と該オイルタンクとはド
レンパイプにより接続され、該油圧ポンプによる該油圧
モータの駆動時において、該油圧モータの該ドレンオイ
ルが該油圧モータ及び該歯車式減速機構を循環して該ド
レンパイプから該オイルタンクに戻される、ことを特徴
とする油圧モータ減速機の潤滑装置。 - 【請求項2】 該油圧モータは駆動軸を備え、該駆動軸
は該油圧モータの該ケースの一端部から該歯車式減速機
の該ハウジング内に突出して該歯車式減速機に駆動結合
され、該ケースの該一端部には該駆動軸の一端部を回転
自在に支持する軸受が配置され、該オイル連通路手段は
該軸受により規定される、請求項1記載の油圧モータ減
速機の潤滑装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11975395A JPH08312521A (ja) | 1995-05-18 | 1995-05-18 | 油圧モータ減速機の潤滑装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11975395A JPH08312521A (ja) | 1995-05-18 | 1995-05-18 | 油圧モータ減速機の潤滑装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08312521A true JPH08312521A (ja) | 1996-11-26 |
Family
ID=14769314
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11975395A Pending JPH08312521A (ja) | 1995-05-18 | 1995-05-18 | 油圧モータ減速機の潤滑装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08312521A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1311173C (zh) * | 2000-09-07 | 2007-04-18 | 波克莱恩液压工业公司 | 包括一液力发动机和一减速器的驱动装置 |
WO2012029229A1 (ja) * | 2010-08-31 | 2012-03-08 | 大久保歯車工業株式会社 | カムモータおよびカムモータ減速装置 |
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-
1995
- 1995-05-18 JP JP11975395A patent/JPH08312521A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010321 |