JP5812897B2 - 撓み噛合い式歯車装置 - Google Patents

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Description

本発明は、撓み噛合い式歯車装置に関する。
特許文献1に示す撓み噛合い式歯車装置は、起振体と、該起振体の外周に配置され該起振体の回転により撓み変形される可撓性を有した筒形状の外歯歯車と、該外歯歯車が内接噛合する剛性を有した第1内歯歯車と、該第1内歯歯車に並設され前記外歯歯車と内接噛合する剛性を有した第2内歯歯車と、を備えている。
特開2011−110976号公報
特許文献1に記載されているような撓み噛合い式歯車装置においては、外歯歯車が筒形状であることから、外歯歯車が軸方向で固定されていない。このため、撓み噛合い式歯車装置の外歯歯車の軸方向の側方に配置される部材(側方部材)のほうに外歯歯車が移動して、外歯歯車と側方部材とがぶつかり摩擦ロスを発生させるおそれがある。ここで、特許文献1には、外歯歯車が軸方向に移動することを制限する移動制限プレートが外歯歯車の軸方向端部(端面)に当接して側方部材などに固定配置されている。しかしながら、この移動制限プレートは外歯歯車の内周面と起振体の外周面との摩擦抵抗の増大を防止するためのものであり、特許文献1では外歯歯車と移動制限プレートとがぶつかることで生じる摩擦ロスについては考慮されていなかった。即ち、特許文献1は、側方部材のほうに外歯歯車が移動して、外歯歯車と側方部材とがぶつかり摩擦ロスを発生させるという問題については何ら解決手段を提起していなかった。
そこで、本発明は、前記の問題点を解決するべくなされたもので、外歯歯車と外歯歯車の軸方向の側方に配置される部材とのぶつかりによって生じる摩擦ロスを低減可能な撓み噛合い式歯車装置を提供することを課題とする。
本発明は、起振体と、該起振体の外周に配置され該起振体の回転により撓み変形される可撓性を有した筒形状の外歯歯車と、該外歯歯車が内接噛合する剛性を有した第1内歯歯車と、該第1内歯歯車に並設され前記外歯歯車と内接噛合する剛性を有した第2内歯歯車と、を備えた撓み噛合い式歯車装置において、前記外歯歯車の軸方向の側方に配置される側方部材と該外歯歯車との間に、該外歯歯車の該軸方向への移動を規制する規制部材が配置され、該外歯歯車の端面と前記側方部材との間の摩擦係数よりも、前記規制部材と該側方部材との間の摩擦係数が小さくされ、前記外歯歯車と前記起振体との間に配置される軸受を備え、該軸受は転動体と該転動体の外側に配置される外輪とを有し、前記外歯歯車の軸方向長が該外輪の軸方向長より短くされ、該外輪の外周に前記軸方向で該外歯歯車に隣接して前記規制部材が配置され、該外輪と前記側方部材との間の隙間よりも、該規制部材の該軸方向の厚みが大きくされていることにより、前記課題を解決したものである。あるいは、該外輪の外周に前記軸方向で該外歯歯車に隣接して前記規制部材が配置され、該規制部材が、該外輪の外周及び該外歯歯車の端面に接触することにより、前記課題を解決したものである。あるいは、該外輪の外周に前記軸方向で該外歯歯車に隣接して前記規制部材が配置され、該規制部材のヤング率が、該外歯歯車のヤング率よりも小さくされていることにより、前記課題を解決したものである。
本発明においては、側方部材と外歯歯車との間に規制部材を配置する。そして、外歯歯車の端面と前記側方部材との間の摩擦係数よりも、前記規制部材と該側方部材との間の摩擦係数を小さくしている。即ち、本発明では、第1、第2内歯歯車との噛合によって生じる外歯歯車の径方向の運動と自転運動とが側方部材と外歯歯車との間に配置される規制部材に伝達され、摩擦係数の小さい規制部材と側方部材とがぶつかり、そこで摺動がなされることとなる。つまり、本発明は、摩擦係数の大きい外歯歯車の端面と側方部材との直接的なぶつかりによって生じる摩擦ロスに比べ、摩擦ロスを小さくすることができる。
なお、本発明は、起振体と、該起振体の外周に配置され該起振体の回転により撓み変形される可撓性を有した筒形状の外歯歯車と、該外歯歯車が内接噛合する剛性を有した第1内歯歯車と、該第1内歯歯車に並設され前記外歯歯車と内接噛合する剛性を有した第2内歯歯車と、を備えた撓み噛合い式歯車装置において、前記外歯歯車の軸方向の側方に配置される側方部材と該外歯歯車との間に、該外歯歯車の該軸方向への移動を規制する規制部材が配置され、該外歯歯車の端面と前記側方部材との間の摩擦係数よりも、前記規制部材と該側方部材との間の摩擦係数が小さくされ、前記外歯歯車と前記起振体との間に配置される軸受を備え、該軸受は転動体と該転動体の外側に配置される外輪とを有し、前記規制部材が、前記外歯歯車に隣接して配置される外歯規制部と、該外歯規制部の軸方向端部から径方向内側に突出し前記側方部材と前記外輪との間に配置され、該外輪の前記軸方向への移動を規制する外輪規制部と、該外輪規制部の径方向内側端部から前記外輪の径方向内側に突出する突出部と、を備え、該外輪と前記側方部材との間の隙間よりも、該突出部の前記軸方向の厚みが大きくされている構成としても同様の効果を奏する。
本発明によれば、外歯歯車と外歯歯車の軸方向の側方に配置される部材とのぶつかりによって生じる摩擦ロスを低減することができる。
本発明の第1実施形態に係る撓み噛合い式歯車装置の全体構成の一例を示す断面図 同じく起振体を示す正面図(A)と断面図(B) 本発明の第2実施形態に係る撓み噛合い式歯車装置の全体構成の一例を示す断面図 本発明の第3実施形態に係る撓み噛合い式歯車装置の全体構成の一例を示す断面図 本発明の第4実施形態に係る撓み噛合い式歯車装置の全体構成の一例を示す断面図 本発明の第5実施形態に係る撓み噛合い式歯車装置の全体構成の一例を示す断面図
以下、図面を参照して、本発明の第1実施形態の一例を詳細に説明する。
最初に、本実施形態の全体構成について、概略的に説明する。
撓み噛合い式歯車装置100は、図1に示す如く、起振体104と、起振体104の外周に配置され起振体104の回転により撓み変形される可撓性を有した筒形状の外歯歯車120A、120B(120)と、外歯歯車120Aが内接噛合する剛性を有した減速用内歯歯車130A(第1内歯歯車)と、減速用内歯歯車130Aに並設され外歯歯車120Bと内接噛合する剛性を有した出力用内歯歯車130B(第2内歯歯車)と、を備えている(なお、減速用内歯歯車130Aと出力用内歯歯車130Bを併せて、単に内歯歯車130とも称する)。そして、外歯歯車120の軸方向Oの側方に配置される固定壁136、出力装置138(側方部材)と外歯歯車120との間に、外歯歯車120の軸方向Oへの移動を規制する第1規制部材150A、第2規制部材150B(規制部材150)がそれぞれ配置されている。ここで、外歯歯車120の端面120AC、120BC(側方部材側端面)と固定壁136、出力装置138の内側面136A、138A(外歯歯車側面)との間の摩擦係数μ0よりも、規制部材150の外側端面150AA、150BA(側方部材側端面)と固定壁136、出力装置138の内側面136A、138Aとの間の摩擦係数μ1が小さくされている。
起振体104は、図1、図2に示す如く、略柱形状である。詳しく説明すると、起振体104は、偏心(偏心量L)した位置を中心とする一定の曲率半径r1による噛合い範囲FAを備え、複数の曲率半径を組み合わせた形状とされている。そして、起振体104は、噛合い範囲FAで、外歯歯車120A、120Bと減速用内歯歯車130A、出力用内歯歯車130Bとの噛合い状態を実現するようにされている。起振体104には、中央に入力軸102が挿入される入力軸孔106が形成されている。入力軸102が挿入され回転した際に、起振体104が入力軸102と一体で回転するように、入力軸孔106にはキー溝108が設けられている。なお、入力軸102は、軸受140、142を介して固定壁136に回転可能に軸支されている。
起振体軸受110は、図1に示す如く、起振体104の外側と外歯歯車120の内側との間に配置される軸受である。起振体軸受110A(110B)は、内輪112、保持器114A(114B)、転動体としてのころ116A(116B)と、外輪118A(118B)と、から構成される。内輪112は、起振体軸受110A、110Bに対して一体化されており、起振体104の外周に接触配置され、ころ116A、116Bに接触している。ころ116A(116B)は保持器114A(114B)に回転可能に保持されている。なお、ころ116A(116B)は、円柱形状であればよく、ニードル形状も含む。転動体としては、ボールを用いてもよい。外輪118A(118B)は、ころ116A(116B)の外側に配置される。外輪118(118A、118B)は、起振体104の回転により撓み変形し、その外側に配置される外歯歯車120をその径方向に変形させる。
外歯歯車120は、図1に示す如く、基部材122と、外歯124(124A、124B)と、から構成され筒形状とされている。基部材122は、可撓性を有した筒状部材であり、起振体軸受110の外側に配置される。図1に示す如く、外歯124は軸方向Oに分割された形態であるが、それぞれを支持する基部材122が一体とされ共通とされている。なお、外歯124は、理論噛合を実現するようにトロコイド曲線に基づいて歯形が決定されている。また、外歯歯車120の軸方向長L1は、外輪118の軸方向長L2(外輪118A及び外輪118Bの軸方向長の和)より短くされている。外輪118の外周には、軸方向Oで外歯歯車120の両側の端面120AC、120BCに隣接して第1、第2規制部材150A、150Bがそれぞれ配置されている。なお、本実施形態においては、第1、第2規制部材150A、150Bは、外輪118の外周及び外歯歯車120の端面120AC、120BCとは隙間のない状態で配置されているが、いずれとの間にも隙間があってもよい。
第1、第2規制部材150A、150B(規制部材150)は、樹脂(摺動抵抗が低く耐熱性高分子樹脂のPEEK材、ナイロン、フッ素系樹脂など)でできており、外歯歯車120が内歯歯車130と噛合う際に、内歯歯車130と接触しない外形を有するリング形状とされている。そして、規制部材150のヤング率は外歯歯車120のヤング率よりも小さくされており、外輪118に追従して容易に撓むことが可能とされている。規制部材150の軸方向Oの厚みToは、外輪118と出力装置138(固定壁136)との間の隙間Gpよりも大きくされている。
減速用内歯歯車130Aは、図1に示す如く、剛性を有した部材で形成されている。減速用内歯歯車130Aは、外歯歯車120Aの外歯124Aの歯数よりもi(i=2、4、・・・)枚だけ多い歯数の内歯128Aを備える。減速用内歯歯車130Aには、撓み噛合い式歯車装置100を固定する固定壁136がボルト孔132Aを介してボルト134Aで固定される。減速用内歯歯車130Aは、外歯歯車120Aと噛合することによって、起振体104の回転の減速に寄与する。内歯128Aは、トロコイド曲線に基づいた外歯124Aに理論噛合するように成形されている。
一方、出力用内歯歯車130Bも、図1に示す如く、減速用内歯歯車130Aと同様に、剛性を有した部材で形成されている。出力用内歯歯車130Bは、外歯歯車120Bの外歯124Bの歯数と同一の内歯128Bの歯数を備えている(等速伝達)。出力用内歯歯車130Bには、撓み噛合い式歯車装置100からの出力が伝達される出力装置138がボルト孔132Bを介してボルト134Bで固定される。
次に、撓み噛合い式歯車装置100の動作について、図1を用いて説明する。
入力軸102の回転により、起振体104が回転すると、その回転状態に応じて、外歯歯車120が起振体軸受110を介して撓み変形する(即ち、外歯歯車120Bは外歯歯車120Aと同位相で撓み変形する)。
外歯歯車120が起振体104で撓み変形されることにより、噛合い範囲FAで、外歯124が径方向で外側に移動して、内歯歯車130の内歯128に噛合する。
そして、外歯124は、軸方向Oにおいて、減速用内歯歯車130Aに噛合する部分(外歯124A)と出力用内歯歯車130Bに噛合する部分(外歯124B)とに分割されている。このため、外歯歯車120Aと減速用内歯歯車130Aとが噛合する際に、仮に外歯124Bに変形などがあってもその変形で外歯124Aに変形を生じさせることがない。同様に、外歯歯車120Bと出力用内歯歯車130Bとが噛合する際に、仮に外歯124Aに変形などがあってもその変形で外歯124Bに変形を生じることがない。つまり、外歯124を分割しておくことで、一方の外歯124A(124B)の変形で他方の外歯124B(124A)を変形させてその噛合関係を悪化させるといったことを防ぐことができる。
外歯歯車120Aと減速用内歯歯車130Aとの噛合位置は、起振体104の回転に伴い回転移動する。ここで、起振体104が1回転すると、外歯歯車120Aは減速用内歯歯車130Aとの歯数差だけ、回転位相が遅れる。つまり、固定壁136に固定された減速用内歯歯車130Aによる外歯歯車120Aの減速比は((外歯歯車120Aの歯数−減速用内歯歯車130Aの歯数)/外歯歯車120Aの歯数)として求めることができる。
外歯歯車120Bと出力用内歯歯車130Bとは共に歯数が同一であるので、外歯歯車120Bと出力用内歯歯車130Bとは互いに噛合する部分が移動することなく、同一の歯同士で噛合することとなる。このため、出力用内歯歯車130Bから外歯歯車120B(外歯歯車120A)の自転と同一の回転が出力される。結果として、出力用内歯歯車130Bに接続された出力装置138は、入力軸102の回転を減速用内歯歯車130Aによる減速比に基づいて減速した出力を取り出すことができる。
本実施形態においては、固定壁136、出力装置138と外歯歯車120との間に、規制部材150が配置されている。ここで、外歯歯車120、固定部材136、及び出力装置138はそれぞれ、素材が金属とされ、規制部材150の素材は樹脂とされている。このため、外歯歯車120の端面120AC、120BCと固定壁136、出力装置138の内側面136A、138Aとの間の摩擦係数μ0よりも、規制部材150の外側端面150AA、150BAと固定壁136、出力装置138の内側面136A、138Aとの間の摩擦係数μ1を小さくしている。即ち、内歯歯車130との噛合により外歯歯車120が軸方向Oに移動しても、噛合によって生じる外歯歯車120の径方向の運動と自転運動とが規制部材150に伝達され、摩擦係数μ1の小さい規制部材150の外側端面150AA、150BAと固定壁136、出力装置138の内側面136A、138Aとがぶつかり、そこで摺動がなされることとなる。つまり、摩擦係数μ0の大きい外歯歯車120の端面120AC、120BCと固定壁136、出力装置138の内側面136A、138Aとの直接的なぶつかりによって生じる摩擦ロス(例えば外歯124が固定壁136、出力装置138に噛み込むことなどによるロスを含む)に比べ、摩擦ロスを小さくすることができる。
また、本実施形態においては、外歯歯車120の軸方向長L1が外輪118の軸方向長L2より短くされ、外輪118の外周に軸方向Oで外歯歯車120に隣接して規制部材150が配置されている。このため、確実に、外歯124による固定壁136、出力装置138への直接的なぶつかり(噛み込みを含む)を防止することができる。同時に、規制部材150が外輪118の外周及び外歯歯車120の端面120AC、120BCと隙間なく接触した状態とされて、外歯歯車120と規制部材150とが同じ動きをするので、外歯歯車120との間で規制部材150がすり減ることを回避できる。そして、外輪118と固定壁136、出力装置138との間の隙間Gpよりも、規制部材150の軸方向Oの厚みToが大きくされている。このため、規制部材150に例えば外歯歯車120から力が加わり規制部材150が軸方向Oへ移動しても、規制部材150が外輪118の外周から外れることなく、安定して摩擦ロスの低減の効果を維持することができる。
また、本実施形態においては、規制部材150のヤング率が外歯歯車120のヤング率よりも小さくされている。このため、規制部材150は、外輪118の撓みに遅れることなく追従して外歯歯車120と同時に撓む(弾性変形する)ことができる。このため、規制部材150の外歯歯車120によるすり減りを更に防止することができる。
即ち、本実施形態においては、外歯歯車120と外歯歯車120の軸方向Oの側方に配置される固定壁136、出力装置138とのぶつかりによって生じる摩擦ロスを低減することができる。
本発明について第1実施形態を挙げて説明したが、本発明は第1実施形態に限定されるものではない。即ち本発明の要旨を逸脱しない範囲においての改良並びに設計の変更が可能なことは言うまでも無い。
例えば第1実施形態においては、規制部材150は外歯歯車120の端面120AC、120BCにだけに配置されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、図3に示す第2実施形態の如くであってもよい。なお、規制部材250以外はすべて第1実施形態と同じなので、規制部材250以外については符号の下2桁を同一として重複する説明は省略する。また、規制部材250についても第1実施形態の規制部材150と同一の部分については符号の下2桁を同一として重複する説明は省略する。
第2実施形態では、図3に示す如く、更に、規制部材250は、固定壁236、出力装置238と外輪218との間に、外輪218の軸方向Oへの移動を規制する外輪規制部250AD、250BDを備えている。即ち、外輪規制部250AD、250BDは、外歯規制部250AC、250BC(軸方向Oで外歯歯車220に隣接して配置され、外歯歯車220の軸方向Oへの移動を規制する部分)の軸方向端部から外歯歯車220の径方向内側に突出した形態とされている。
本実施形態においては、外歯歯車220だけでなく、外輪218が軸方向Oに移動して固定壁236、出力装置238に直接的にぶつかることを回避できるので、外輪218によって生じる摩擦ロスを低減することも可能となる。なお、本実施形態においても、第1実施形態と同様に、規制部材250の外歯規制部250AC、250BCが外輪218の外周及び外歯歯車220の端部と隙間なく接触した状態とされて、外歯歯車220と規制部材250が同じ動きをする。このため、外歯歯車220との間で規制部材250がすり減ることを回避できる。そして、外輪218と固定壁236、出力装置238との間の隙間Gpよりも、外歯規制部250AC、250BCの軸方向Oの厚みToが大きくされている。このため、規制部材250の外歯規制部250AC、250BCが外輪218の外周から外れることなく、安定して摩擦ロスの低減の効果を維持することができる。なお、本実施形態においては、外輪規制部250AD、250BDが外輪218の厚みを超えて径方向内側に伸びているが、外輪規制部はわずかに外輪にかかる程度であってもよいし、外輪規制部は丁度外輪の厚みと同程度に伸びていてもよい。
或いは、図4に示す第3実施形態の如くであってもよい。なお、第3実施形態は、規制部材350以外はすべて第1実施形態と同じなので、規制部材350以外については符号の下2桁を同一として重複する説明は省略する。また、規制部材350についても第2実施形態の規制部材250と同一の部分については符号の下2桁を同一として重複する説明は省略する。
第3実施形態においては、更に、規制部材350が、外輪318の内側に突出する突出部350AE、350BEを備えている。即ち、突出部350AE、350BEは、外輪規制部350AD、350BD(第2実施形態の外輪規制部250AD、250BDのうちの外輪218の厚みに対応した長さの部分)から径方向内側に設けられている。そして、本実施形態においては、突出部350AE、350BEは外輪318の内周に当接するとともに、軸方向Oで起振体軸受310の保持器314A、314Bに接触するような形態とされているが、突出部と外輪の内周とが当接していなくてもよいし、保持器に接触していなくてもよい。そして、外輪318と固定壁336、出力装置338との間の隙間Gpよりも、突出部350AE、350BEと外歯規制部350AC、350BCの両方の軸方向Oの厚みTr、Toが大きくされている。そして、本実施形態においては、外輪318が外歯規制部350AC、350BCと突出部350AE、350BEとで隙間なく挟持されているが、隙間があってもよい。
このため、本実施形態においては、第2実施形態に比べて、更に、規制部材350は外輪318の変形に追従することができ外歯歯車320と同じ動きをする。このため、第2実施形態で得られる効果に加え、外歯歯車320との間で規制部材350がすり減ることを更に回避できる。
また、上記実施形態においては、外歯歯車の軸方向長L1が外輪の軸方向長L2より短くされていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、図5に示す第4実施形態の如く、外歯歯車420の軸方向長が外輪418の軸方向長と同等であってもよい。なお、規制部材450と外歯歯車420以外はすべて上記実施形態と同じなので、規制部材450と外歯歯車420以外については符号の下2桁を同一として重複する説明は省略する。また、規制部材450と外歯歯車420についても、上記実施形態と同一の部分については符号の下2桁を同一として重複する説明は省略する。
第4実施形態においては、規制部材450が、外歯規制部450AC、450BCに加え、外輪規制部450AD、450BDと、突出部450AE、450BEと、を備える。外輪規制部450AD、450BDは、外歯規制部450AC、450BCの軸方向厚みと同一の厚みを備え、外輪418の軸方向Oへの移動を規制する。突出部450AE、450BEは、外輪規制部450AD、450BDから外歯歯車420の径方向内側に設けられており、外輪418の内側に突出している。そして、本実施形態においても、突出部450AE、450BEは外輪418の内周に当接するとともに、軸方向Oで起振体軸受410の保持器414A、414Bに接触するような形態とされているが、突出部と外輪の内周とが当接していなくてもよいし、保持器に接触していなくてもよい。更に、外輪418と固定壁436、出力装置438との間の隙間Gpよりも、突出部450AE、450BEの軸方向Oの厚みTrが大きくされている。
このため、本実施形態においては、第2実施形態と同様の効果を得ることができる。即ち、外歯歯車420だけでなく、外輪418が軸方向Oに移動して固定壁436、出力装置438に直接的にぶつかることを回避できるので、外輪418によって生じる摩擦ロスを低減することが可能となる。そして、外歯歯車420との間で規制部材450がすり減ることも回避できる。更に、規制部材450の突出部450AE、450BEが外輪418の内周から外れることなく、安定して摩擦ロスの低減の効果を維持することができる。
更に、本実施形態においては、外歯歯車420を上記実施形態に比べて軸方向長を短くしなくて済むので、上記実施形態に比べて大きなトルク伝達や長寿命化が可能となる。
或いは、図6に示す第5実施形態の如くであってもよい。なお、第5実施形態は、規制部材550以外はすべて第4実施形態と同じなので、規制部材550以外については符号の下2桁を同一として重複する説明は省略する。また、規制部材550についても上記実施形態の規制部材と同一の部分については符号の下2桁を同一として重複する説明は省略する。
第5実施形態においては、上記実施形態と同様に、固定壁536、出力装置538と外歯歯車520との間に、外歯歯車520の軸方向Oへの移動を規制する規制部材550が配置されている。そして、第5実施形態においては、外歯歯車520の端面520AC、520BCと固定壁536、出力装置538の内側面536A、538Aとの間の摩擦係数μ0よりも、外歯歯車520の端面520AC、520BCと規制部材550の内側端面550AB、550BB(外歯歯車側端面)との間の摩擦係数μ2が小さくされている。そして、規制部材550は、リング形状の平板部材とされている。
本実施形態においては、内歯歯車530との噛合によって生じる外歯歯車520の径方向の運動と自転運動とが、固定壁536、出力装置538と外歯歯車520との間に配置される規制部材550に伝達される。即ち、摩擦係数μ2の小さい規制部材550の内側端面550AB、550BBと外歯歯車520の端面520AC、520BCとがぶつかり、そこで摺動がなされることとなる。つまり、本実施形態においては、上記実施形態と同様に、摩擦係数μ0の大きい外歯歯車520の端面520AC、520BCと固定壁536、出力装置538の内側面536A、538Aとの直接的なぶつかりによって生じる摩擦ロス(例えば外歯524が固定壁536、出力装置538に噛み込むことなどによるロスを含む)に比べ、摩擦ロスを小さくすることができる。しかも、本実施形態では、規制部材550は外輪518と固定壁536、出力装置538との間にも配置されているので、外輪518による摩擦ロスも低減することができる。
なお、規制部材550は、固定壁536、出力装置538にそれぞれ固定してもよいし、固定壁536、出力装置538にそれぞれ図示せぬ凹みを設けてそこに規制部材550を配置し、規制部材550が固定壁536、出力装置538に対して摺動可能とされていてもよい。
本実施形態においては、規制部材550が、外歯歯車520及び外輪518と固定壁536、出力装置538との間にも配置されていたが、外歯歯車と固定壁、出力装置の間だけに規制部材が配置されていてもよい。また、上記実施形態においても、第5実施形態の如く外歯歯車の端面と固定壁、出力装置の内側面との間の摩擦係数μ0よりも、外歯歯車の端面と規制部材の内側端面との間の摩擦係数μ2が小さくされて、規制部材が外歯歯車に対して摺動可能とされていてもよいし、規制部材が外歯歯車や外輪に固定されていてもよい。
また、上記実施形態においては、固定壁、出力装置、及び外歯歯車が金属で規制部材が樹脂とされていることで摩擦係数の大小を変えていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、固定壁、出力装置、及び外歯歯車が鉄系の金属であれば、規制部材が銅やアルミなどを主成分とする摺動性の高い金属としてもよい。或いは、規制部材が固定壁、出力装置、及び外歯歯車と同一の素材であっても、互いに表面処理、仕上げが異なるようにされているだけでもよい。このような構成の違いによっても摩擦係数の大小を変えることができる。
また、上記実施形態においては、外歯歯車の両側の端面に同じ規制部材が配置されていたが、本発明はこれに限定されず、外歯歯車のいずれか一方の端面に規制部材が配置されているだけでもよいし、第1規制部材と第2規制部材とが異なる構成(形状や素材)であってもよい。
また、上記実施形態においては、撓み噛合い式歯車装置が内輪、保持器、転動体、及び外輪を有する起振体軸受を備えていたが、本発明はこれに限定されず、起振体軸受は必ずしも内輪、保持器、転動体、及び外輪を有する必要はない。例えば、内輪がなく起振体と一体とされていてもよいし、外輪がなく転動体が直接的に外歯歯車を回転可能に支持してもよい。
また、外輪と固定壁、出力装置(側方部材)との間の隙間Gpよりも、第1実施形態の規制部材、第2、第3実施形態の外歯規制部、及び第3、第4実施形態の突出部の軸方向Oの厚みがいずれも大きくされていたが、本発明はこれに限定されず、いずれの厚みも隙間Gpより小さくされていてもよいし、外歯規制部と突出部のうちのいずれかだけの厚みが隙間Gpより小さくされていてもよい。
また、上記実施形態においては、規制部材のヤング率が外歯歯車のヤング率よりも小さくされていたが、本発明はこれに限定されず、規制部材のヤング率が外歯歯車のヤング率以上とされていてもよい。
また、第5実施形態においては、規制部材がリング形状の平板部材とされていたが、本発明はこれに限定されず、リング形状とされていなくてもよい。
また、上記実施形態においては、外歯にトロコイド曲線に基づいた歯形としたが、本発明はこれに限定されない。外歯は、円弧歯形でもよいし、その他の歯形を用いてもよい。
また、上記実施形態においては、側方部材が内歯歯車に固定された固定壁及び出力装置とされていたが、本発明はこれに限定されず、側方部材が内歯歯車に固定されている必要はなく、外歯歯車の軸方向Oの側方に配置される部材を広く側方部材としてよい。
本発明は、筒形状の外歯歯車を有する撓み噛合い式歯車装置に対して広く適用可能である。
100、200、300、400、500…撓み噛合い式歯車装置
104、204、304、404、504…起振体
110、110A、110B、210、210A、210B、310、310A、310B、410、410A、410B、510、510A、510B…起振体軸受
112、212、312、412、512…内輪
114A、114B、214A、214B、314A、314B、414A、414B、514A、514B…保持器
118、118A、118B、218、218A、218B、318、318A、318B、418、418A、418B、518、518A、518B…外輪
120、120A、120B、220、220A、220B、320、320A、320B、420、420A、420B、520、520A、520B…外歯歯車
120AC、120BC、520AC、520BC…端面
124、124A、124B、224、224A、224B、324、324A、324B、424、424A、424B、524、524A、524B…外歯
128、128A、128B、228、228A、228B、328、328A、328B、428、428A、428B、528、528A、528B…内歯
130、230、330、430、530…内歯歯車
130A、230A、330A、430A、530A…減速用内歯歯車
130B、230B、330B、430B、530B…出力用内歯歯車
136、236、336、436、536…固定壁
136A、138A、536A、538A…内側面
138、238、338、438、538…出力装置
150、250、350、450、550…規制部材
150A、250A、350A、450A、550A…第1規制部材
150B、250B、350B、450B、550B…第2規制部材
150AA、150BA…外側端面
250AC、250BC、350AC、350BC、450AC、450BC…外歯規制部
250AD、250BD、350AD、350BD、450AD、450BD…外輪規制部
350AE、350BE、450AE、450BE…突出部
550AB、550BB…内側端面

Claims (8)

  1. 起振体と、該起振体の外周に配置され該起振体の回転により撓み変形される可撓性を有した筒形状の外歯歯車と、該外歯歯車が内接噛合する剛性を有した第1内歯歯車と、該第1内歯歯車に並設され前記外歯歯車と内接噛合する剛性を有した第2内歯歯車と、を備えた撓み噛合い式歯車装置において、
    前記外歯歯車の軸方向の側方に配置される側方部材と該外歯歯車との間に、該外歯歯車の該軸方向への移動を規制する規制部材が配置され、
    該外歯歯車の端面と前記側方部材との間の摩擦係数よりも、前記規制部材と該側方部材との間の摩擦係数が小さくされ、
    前記外歯歯車と前記起振体との間に配置される軸受を備え、
    該軸受は転動体と該転動体の外側に配置される外輪とを有し、
    前記外歯歯車の軸方向長が該外輪の軸方向長より短くされ、
    該外輪の外周に前記軸方向で該外歯歯車に隣接して前記規制部材が配置され、
    外輪と前記側方部材との間の隙間よりも、規制部材の軸方向の厚みが大きくされている
    ことを特徴とする撓み噛合い式歯車装置。
  2. 起振体と、該起振体の外周に配置され該起振体の回転により撓み変形される可撓性を有した筒形状の外歯歯車と、該外歯歯車が内接噛合する剛性を有した第1内歯歯車と、該第1内歯歯車に並設され前記外歯歯車と内接噛合する剛性を有した第2内歯歯車と、を備えた撓み噛合い式歯車装置において、
    前記外歯歯車の軸方向の側方に配置される側方部材と該外歯歯車との間に、該外歯歯車の該軸方向への移動を規制する規制部材が配置され、
    該外歯歯車の端面と前記側方部材との間の摩擦係数よりも、前記規制部材と該側方部材との間の摩擦係数が小さくされ、
    前記外歯歯車と前記起振体との間に配置される軸受を備え、
    該軸受は転動体と該転動体の外側に配置される外輪とを有し、
    前記外歯歯車の軸方向長が該外輪の軸方向長より短くされ、
    該外輪の外周に前記軸方向で該外歯歯車に隣接して前記規制部材が配置され
    該規制部材が、該外輪の外周及び該外歯歯車の端面に接触する
    ことを特徴とする撓み噛合い式歯車装置。
  3. 起振体と、該起振体の外周に配置され該起振体の回転により撓み変形される可撓性を有した筒形状の外歯歯車と、該外歯歯車が内接噛合する剛性を有した第1内歯歯車と、該第1内歯歯車に並設され前記外歯歯車と内接噛合する剛性を有した第2内歯歯車と、を備えた撓み噛合い式歯車装置において、
    前記外歯歯車の軸方向の側方に配置される側方部材と該外歯歯車との間に、該外歯歯車の該軸方向への移動を規制する規制部材が配置され、
    該外歯歯車の端面と前記側方部材との間の摩擦係数よりも、前記規制部材と該側方部材との間の摩擦係数が小さくされ、
    前記外歯歯車と前記起振体との間に配置される軸受を備え、
    該軸受は転動体と該転動体の外側に配置される外輪とを有し、
    前記外歯歯車の軸方向長が該外輪の軸方向長より短くされ、
    該外輪の外周に前記軸方向で該外歯歯車に隣接して前記規制部材が配置され、
    該規制部材のヤング率が、該外歯歯車のヤング率よりも小さくされている
    ことを特徴とする撓み噛合い式歯車装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、更に、
    前記規制部材は、前記外歯歯車に隣接して配置される外歯規制部と、該外歯規制部の軸方向端部から径方向内側に突出し前記側方部材と前記外輪との間に配置され外輪の前記軸方向への移動を規制する外輪規制部と、を備える
    ことを特徴とする撓み噛合い式歯車装置。
  5. 請求項4において、更に、
    前記規制部材は、前記外輪規制部の径方向内側端部から前記外輪の径方向内側に突出する突出部を備える
    ことを特徴とする撓み噛合い式歯車装置。
  6. 起振体と、該起振体の外周に配置され該起振体の回転により撓み変形される可撓性を有した筒形状の外歯歯車と、該外歯歯車が内接噛合する剛性を有した第1内歯歯車と、該第1内歯歯車に並設され前記外歯歯車と内接噛合する剛性を有した第2内歯歯車と、を備えた撓み噛合い式歯車装置において、
    前記外歯歯車の軸方向の側方に配置される側方部材と該外歯歯車との間に、該外歯歯車の該軸方向への移動を規制する規制部材が配置され、
    該外歯歯車の端面と前記側方部材との間の摩擦係数よりも、前記規制部材と該側方部材との間の摩擦係数が小さくされ、
    前記外歯歯車と前記起振体との間に配置される軸受を備え、
    該軸受は転動体と該転動体の外側に配置される外輪とを有し、
    前記規制部材は、前記外歯歯車に隣接して配置される外歯規制部と、該外歯規制部の軸方向端部から径方向内側に突出し前記側方部材と前記外輪との間に配置され、該外輪の前記軸方向への移動を規制する外輪規制部と、該外輪規制部の径方向内側端部から前記外輪の径方向内側に突出する突出部と、を備え
    該外輪と前記側方部材との間の隙間よりも、該突出部の前記軸方向の厚みが大きくされている
    ことを特徴とする撓み噛合い式歯車装置。
  7. 請求項5または6において、
    前記突出部は、前記外輪の内周に接触するとともに、前記軸受の転動体を保持する保持器に接触する
    ことを特徴とする撓み噛合い式歯車装置。
  8. 請求項1、2及び6のいずれかにおいて、
    前記規制部材のヤング率は、前記外歯歯車のヤング率よりも小さくされている
    ことを特徴とする撓み噛合い式歯車装置。
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