JP2689546B2 - 回転支持部 - Google Patents
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- JP2689546B2 JP2689546B2 JP63315009A JP31500988A JP2689546B2 JP 2689546 B2 JP2689546 B2 JP 2689546B2 JP 63315009 A JP63315009 A JP 63315009A JP 31500988 A JP31500988 A JP 31500988A JP 2689546 B2 JP2689546 B2 JP 2689546B2
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- thrust bearing
- radial bearing
- inner peripheral
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/54—Systems consisting of a plurality of bearings with rolling friction
- F16C19/545—Systems comprising at least one rolling bearing for radial load in combination with at least one rolling bearing for axial load
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/22—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings
- F16C19/34—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load
- F16C19/38—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load with two or more rows of rollers
- F16C19/381—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load with two or more rows of rollers with at least one row for radial load in combination with at least one row for axial load
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2361/00—Apparatus or articles in engineering in general
- F16C2361/61—Toothed gear systems, e.g. support of pinion shafts
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/0018—Shaft assemblies for gearings
- F16H57/0031—Shaft assemblies for gearings with gearing elements rotatable supported on the shaft
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明に係る回転支持部は、例えば自動車用変速機
のメインシャフトに対してギヤを、このメインシャフト
に対する相対回転を自在に支持する為に利用する。
のメインシャフトに対してギヤを、このメインシャフト
に対する相対回転を自在に支持する為に利用する。
(従来の技術) 自動車用手動変速機に組み込まれるメインシャフトと
ギヤとは、従来から第9図に示す様な構造により、互い
に組み合わせている。この第9図に示したメインシャフ
ト1は、特許請求の範囲に記載した軸に相当する部材
で、大径部2と小径部3とを段部4で連続させた外周面
形状を有し、図示しないクラッチ機構を介して、エンジ
ンのクランクシャフトに結合している。又、全体を環状
に形成したギヤ5は、特許請求の範囲に記載した環対に
相当する部材で、上記メインシャフト1の小径部3の外
径よりも大きな内径を有する。このギヤ5の内周面と上
記小径部3の外周面との間にはラジアル軸受6を、上記
段部4とギヤ5の端面5aとの間にはスラスト軸受7を、
それぞれ設ける事により、上記メインシャフト1に対す
るギヤ5の回転を自在としている。上記ラジアル軸受6
は、上記メインシャフト1の外周面自体を内輪軌道と
し、上記ギヤ5の内周面自体を外輪軌道としている。
ギヤとは、従来から第9図に示す様な構造により、互い
に組み合わせている。この第9図に示したメインシャフ
ト1は、特許請求の範囲に記載した軸に相当する部材
で、大径部2と小径部3とを段部4で連続させた外周面
形状を有し、図示しないクラッチ機構を介して、エンジ
ンのクランクシャフトに結合している。又、全体を環状
に形成したギヤ5は、特許請求の範囲に記載した環対に
相当する部材で、上記メインシャフト1の小径部3の外
径よりも大きな内径を有する。このギヤ5の内周面と上
記小径部3の外周面との間にはラジアル軸受6を、上記
段部4とギヤ5の端面5aとの間にはスラスト軸受7を、
それぞれ設ける事により、上記メインシャフト1に対す
るギヤ5の回転を自在としている。上記ラジアル軸受6
は、上記メインシャフト1の外周面自体を内輪軌道と
し、上記ギヤ5の内周面自体を外輪軌道としている。
尚、上記ラジアル軸受6を構成する複数のころ9は保
持器8により、上記スラスト軸受7を構成する複数のこ
ろ11は保持器10により、それぞれ転動自在に保持してい
る。又、スラスト軸受7を構成するころ11とメインシャ
フト1の段部4との間には、レース12を設けている。
持器8により、上記スラスト軸受7を構成する複数のこ
ろ11は保持器10により、それぞれ転動自在に保持してい
る。又、スラスト軸受7を構成するころ11とメインシャ
フト1の段部4との間には、レース12を設けている。
又、上記メインシャフト1の外周面で、段部4の内周
側端部と小径部3の一端部とが交差する隅角部には、環
状のスペーサ13を外嵌している。そして、このスペーサ
13により、上記ラジアル軸受6の保持器8と上記スラス
ト軸受7の保持器10との干渉に基づく上記両軸受6、7
の損傷を防止し、これら各軸受6、7の機能が損なわれ
ない様にしている。
側端部と小径部3の一端部とが交差する隅角部には、環
状のスペーサ13を外嵌している。そして、このスペーサ
13により、上記ラジアル軸受6の保持器8と上記スラス
ト軸受7の保持器10との干渉に基づく上記両軸受6、7
の損傷を防止し、これら各軸受6、7の機能が損なわれ
ない様にしている。
この様に、ラジアル軸受6の保持器8とスラスト軸受
7の保持器10との干渉を防止する為の構造として従来か
ら、第9図に示した様なスペーサ13によるものの他、第
10図に示す様に、段部4の内周側端部と小径部3の一端
部とが交差する隅角部に段付部14を、メインシャフト1
と一体に形成する構造のものが知られている。
7の保持器10との干渉を防止する為の構造として従来か
ら、第9図に示した様なスペーサ13によるものの他、第
10図に示す様に、段部4の内周側端部と小径部3の一端
部とが交差する隅角部に段付部14を、メインシャフト1
と一体に形成する構造のものが知られている。
(発明が解決しようとする課題) ところが、上述の様に構成される従来の回転支持部の
場合、次に述べる様な解決すべき点がある。
場合、次に述べる様な解決すべき点がある。
先ず、第9図に示した構造の場合には、スペーサ13を
装着する分、組み立て工数が増えて、コストアップの原
因となるだけでなく、組立時の入れ忘れ等によりスペー
サ13が欠落する可能性がある。そして、欠落した場合に
は、回転支持部の耐久性、信頼性が損なわれる。
装着する分、組み立て工数が増えて、コストアップの原
因となるだけでなく、組立時の入れ忘れ等によりスペー
サ13が欠落する可能性がある。そして、欠落した場合に
は、回転支持部の耐久性、信頼性が損なわれる。
又、第10図に示した第2例の構造の場合には、段付部
14を形成する作業が面倒で、やはりコストアップの原因
となる。
14を形成する作業が面倒で、やはりコストアップの原因
となる。
特公昭58−29406号公報に記載されている回転支持部
の様に、スラスト軸受だけでなくラジアル軸受にもレー
スを組み込んだ構造の場合には、これら両軸受を構成す
るレース同士を結合する事により、各軸受の損傷に結び
付く様な有害な干渉を防止できる。但し、本願発明が対
象としている様に、低廉化と軽量化とを目的としてラジ
アル軸受のレースを省略し、メインシャフト1の外周面
自体を内輪軌道とし、上記ギヤ5の内周面自体を外輪軌
道とした構造には、上記公報に記載された様な構造を適
用する事はできない。
の様に、スラスト軸受だけでなくラジアル軸受にもレー
スを組み込んだ構造の場合には、これら両軸受を構成す
るレース同士を結合する事により、各軸受の損傷に結び
付く様な有害な干渉を防止できる。但し、本願発明が対
象としている様に、低廉化と軽量化とを目的としてラジ
アル軸受のレースを省略し、メインシャフト1の外周面
自体を内輪軌道とし、上記ギヤ5の内周面自体を外輪軌
道とした構造には、上記公報に記載された様な構造を適
用する事はできない。
本発明の回転支持部は、上述の様な不都合を何れも解
消すべく、発明したものである。
消すべく、発明したものである。
(課題を解決する為の手段) 本発明の回転支持部は、前述した従来の回転支持部と
同様に、大径部と小径部とを段部で連続させた外周面形
状を有する軸と、この軸の小径部の外径よりも大きな内
径を有する環体と、この環体の内周面と上記小径部の外
周面との間に設けた、上記軸の外周面自体を内輪軌道と
し、上記環体の内周面自体を外輪軌道としたラジアル軸
受と、上記段部と環体の端面との間に設けたスラスト軸
受とから成り、軸と環体との相対的回転を自在としてい
る。
同様に、大径部と小径部とを段部で連続させた外周面形
状を有する軸と、この軸の小径部の外径よりも大きな内
径を有する環体と、この環体の内周面と上記小径部の外
周面との間に設けた、上記軸の外周面自体を内輪軌道と
し、上記環体の内周面自体を外輪軌道としたラジアル軸
受と、上記段部と環体の端面との間に設けたスラスト軸
受とから成り、軸と環体との相対的回転を自在としてい
る。
特に、本発明の回転支持部に於いては、上記スラスト
軸受に付属したレースの内周部分をスラスト軸受の内周
縁よりも直径方向内方に延長して、上記レースの本体部
分と平行で上記ラジアル軸受の一端に近接する抑え部を
備えた内方延長部としている。そして、少なくともこの
内方延長部の一部を、上記ラジアル軸受の一端に近接さ
せて、このラジアル軸受と上記スラスト軸受との干渉を
防止している。
軸受に付属したレースの内周部分をスラスト軸受の内周
縁よりも直径方向内方に延長して、上記レースの本体部
分と平行で上記ラジアル軸受の一端に近接する抑え部を
備えた内方延長部としている。そして、少なくともこの
内方延長部の一部を、上記ラジアル軸受の一端に近接さ
せて、このラジアル軸受と上記スラスト軸受との干渉を
防止している。
(作 用) 上述の様に構成される本発明の回転支持部の場合、ス
ラスト軸受に付属したレース設けた内方延長部の一部
が、ラジアル軸受がスラスト軸受に向けて移動する事を
阻止する。この為、ラジアル軸受がレースを持たない構
造であっても、特に別個の部品を設ける事なく、ラジア
ル軸受とスラスト軸受との干渉を防止できる。
ラスト軸受に付属したレース設けた内方延長部の一部
が、ラジアル軸受がスラスト軸受に向けて移動する事を
阻止する。この為、ラジアル軸受がレースを持たない構
造であっても、特に別個の部品を設ける事なく、ラジア
ル軸受とスラスト軸受との干渉を防止できる。
(実施例) 第1図は、本発明の第一実施例を示している。図示し
ないクラッチ機構を介してエンジンのクランクシャフト
に結合されたメインシャフト1の外周面は、大径部2と
小径部3とを段部4で連続させた外周面形状としてい
る。そして、このうちの小径部3に、全体を環状に形成
されたギヤ5を装着している。そして、小径部3の外径
よりも大きな内径を有するギヤ5の内周面と上記小径部
3の外周面との間にはラジアル軸受6を、上記段部4と
ギヤ5の端面との間にはスラスト軸受7を、それぞれ設
ける事により、メインシャフト1に対するギヤ5の回転
を自在としている。
ないクラッチ機構を介してエンジンのクランクシャフト
に結合されたメインシャフト1の外周面は、大径部2と
小径部3とを段部4で連続させた外周面形状としてい
る。そして、このうちの小径部3に、全体を環状に形成
されたギヤ5を装着している。そして、小径部3の外径
よりも大きな内径を有するギヤ5の内周面と上記小径部
3の外周面との間にはラジアル軸受6を、上記段部4と
ギヤ5の端面との間にはスラスト軸受7を、それぞれ設
ける事により、メインシャフト1に対するギヤ5の回転
を自在としている。
上記ラジアル軸受6は、メインシャフト1の外周面自
体を内輪軌道とし、上記ギヤ5の内周面自体を外輪軌道
としている。又、上記ラジアル軸受6を構成する複数の
ころ9は保持器8により、スラスト軸受7を構成する複
数のころ11は保持器10により、それぞれ転動自在に保持
している。
体を内輪軌道とし、上記ギヤ5の内周面自体を外輪軌道
としている。又、上記ラジアル軸受6を構成する複数の
ころ9は保持器8により、スラスト軸受7を構成する複
数のころ11は保持器10により、それぞれ転動自在に保持
している。
一方、上記スラスト軸受7を構成するころ11とメイン
シャフト1の段部4との間には硬質金属板製のレース12
を設けて、上記ころ11が直接メインシャフト1に当接し
ない様にしている。そして、上記レース12の外周縁部に
は、ギヤ5に向けて折れ曲がったフランジ15を形成する
と共に、このフランジ15の端縁部複数箇所を直径方向内
方に折り曲げる事により、係止突部16としている。これ
ら各係止突部16は、スラスト軸受7を構成する保持器10
の外周縁と係合し、スラスト軸受7をメインシャフト1
の段部4とギヤ5の端面5aとの間に組み付ける以前に於
いても、保持器10とレース12とが分離する事を防止す
る。
シャフト1の段部4との間には硬質金属板製のレース12
を設けて、上記ころ11が直接メインシャフト1に当接し
ない様にしている。そして、上記レース12の外周縁部に
は、ギヤ5に向けて折れ曲がったフランジ15を形成する
と共に、このフランジ15の端縁部複数箇所を直径方向内
方に折り曲げる事により、係止突部16としている。これ
ら各係止突部16は、スラスト軸受7を構成する保持器10
の外周縁と係合し、スラスト軸受7をメインシャフト1
の段部4とギヤ5の端面5aとの間に組み付ける以前に於
いても、保持器10とレース12とが分離する事を防止す
る。
上述の構成に就いては、従来から知られた回転支持部
の構造と同様である。特に、本発明の回転支持部の場合
には、上記レース12の内周部分を、スラスト軸受7を構
成する保持器10の内周縁よりも直径方向内方に延長し
て、内方延長部17としている。
の構造と同様である。特に、本発明の回転支持部の場合
には、上記レース12の内周部分を、スラスト軸受7を構
成する保持器10の内周縁よりも直径方向内方に延長し
て、内方延長部17としている。
この内方延長部17は、レース12の本体部分12aの内周
縁から連続し、直径方向内方に向かう程上記ラジアル軸
受6に向かう方向に傾斜した傾斜部18と、この傾斜部18
の内周縁から連続し、上記本体部分12aと平行な抑え部1
9とから構成している。そして、この抑え部19を、上記
ギヤ5の端面5aの延長面上に位置させている。
縁から連続し、直径方向内方に向かう程上記ラジアル軸
受6に向かう方向に傾斜した傾斜部18と、この傾斜部18
の内周縁から連続し、上記本体部分12aと平行な抑え部1
9とから構成している。そして、この抑え部19を、上記
ギヤ5の端面5aの延長面上に位置させている。
上述の様に構成する本発明の回転支持部により、メイ
ンシャフト1に対してギヤ5を回転自在に支持する際の
作用自体は、前述した従来の回転支持部の場合と同様で
ある。
ンシャフト1に対してギヤ5を回転自在に支持する際の
作用自体は、前述した従来の回転支持部の場合と同様で
ある。
特に、本発明の回転支持部の場合には、レース12と一
体に設けた内方延長部17の抑え部19が、ラジアル軸受6
を構成する保持器8の端縁に近接し、この保持器8がス
ラスト軸受7の装着部分に向けて移動する事を防止す
る。
体に設けた内方延長部17の抑え部19が、ラジアル軸受6
を構成する保持器8の端縁に近接し、この保持器8がス
ラスト軸受7の装着部分に向けて移動する事を防止す
る。
この為、上記ラジアル軸受6がレースを持たない構造
であっても、特にスペーサ13(第9図)等の別個の部品
を設けたり、或はメインシャフト1の外周面に段付部14
(第10図)を形成したりしなくても、上記ラジアル軸受
6を構成する保持器8とスラスト軸受7を構成する保持
器10とが干渉する事を防止できる。
であっても、特にスペーサ13(第9図)等の別個の部品
を設けたり、或はメインシャフト1の外周面に段付部14
(第10図)を形成したりしなくても、上記ラジアル軸受
6を構成する保持器8とスラスト軸受7を構成する保持
器10とが干渉する事を防止できる。
次に、第2図は、本発明の第二実施例を示している。
本実施例の場合には、レース12の内方延長部17の抑え部
19の内周縁を、更に段部4に向け直角に折り曲げる事に
より、短円筒部20としている。そして、この短円筒部20
の存在に基づき、上記抑え部19の剛性を向上させて、ラ
ジアル軸受6の移動防止効果の確実化を図っている。
本実施例の場合には、レース12の内方延長部17の抑え部
19の内周縁を、更に段部4に向け直角に折り曲げる事に
より、短円筒部20としている。そして、この短円筒部20
の存在に基づき、上記抑え部19の剛性を向上させて、ラ
ジアル軸受6の移動防止効果の確実化を図っている。
その他の構成及び作用に就いては、上述した第一実施
例の場合と同様である為、同等部分には同一符号を付し
て、重複する説明を省略する。
例の場合と同様である為、同等部分には同一符号を付し
て、重複する説明を省略する。
次に、第3図は、本発明の第三実施例を示している。
本実施例の場合には、スラスト軸受7を構成するころ11
とメインシャフト1の段部4との間だけでなく、ころ11
とギヤ5の端面5aとの間にもレース21を設けている。こ
のレース21の内周縁部には、メインシャフト1の段部4
に向けて折れ曲ったフランジ15を形成している。そし
て、このフランジ15の端縁部複数箇所を外方に向けて折
り曲げる事により、保持器10の内周縁を係止する為の係
止突部16としている。その他の構成及び作用に就いて
は、上述の第二実施例の場合と同様である。
本実施例の場合には、スラスト軸受7を構成するころ11
とメインシャフト1の段部4との間だけでなく、ころ11
とギヤ5の端面5aとの間にもレース21を設けている。こ
のレース21の内周縁部には、メインシャフト1の段部4
に向けて折れ曲ったフランジ15を形成している。そし
て、このフランジ15の端縁部複数箇所を外方に向けて折
り曲げる事により、保持器10の内周縁を係止する為の係
止突部16としている。その他の構成及び作用に就いて
は、上述の第二実施例の場合と同様である。
次に、第4図は、本発明の第四実施例を示している。
本実施例の場合には、レース12の外周縁のフランジ15
(第1〜3図参照)を省略し、代りにレース12の本体部
分12aと抑え部19とを連続する部分を短円筒状として、
スラスト軸受7の保持器10の位置決めを図っている。そ
の他の構成及び作用に就いては、前述した第一実施例と
同様である。
本実施例の場合には、レース12の外周縁のフランジ15
(第1〜3図参照)を省略し、代りにレース12の本体部
分12aと抑え部19とを連続する部分を短円筒状として、
スラスト軸受7の保持器10の位置決めを図っている。そ
の他の構成及び作用に就いては、前述した第一実施例と
同様である。
次に、第5図は、本発明の第五実施例を示している。
本実施例の場合には、レース12の外周縁に、ギヤ5と反
対方向に向けて支持壁22を形成すると共に、この支持壁
22をメインシャフト1の大径部2に外嵌する事により、
レース12をメインシャフト1に装着している。
本実施例の場合には、レース12の外周縁に、ギヤ5と反
対方向に向けて支持壁22を形成すると共に、この支持壁
22をメインシャフト1の大径部2に外嵌する事により、
レース12をメインシャフト1に装着している。
更に、本実施例の場合には、上記メインシャフト1の
小径部3の外周面とギヤ5の内周面との間に設けるラジ
アル軸受6の保持器8(第1〜4図参照)を省略してい
る。そして、レース12の内方延長部17の先端に設けた抑
え部19を、その分(保持器8がない分)だけ、メインシ
ャフト1の小径部3の外周面とギヤ5の内周面との間に
進入させている。その他の構成及び作用に就いては、上
記第四実施例の場合と同様である。
小径部3の外周面とギヤ5の内周面との間に設けるラジ
アル軸受6の保持器8(第1〜4図参照)を省略してい
る。そして、レース12の内方延長部17の先端に設けた抑
え部19を、その分(保持器8がない分)だけ、メインシ
ャフト1の小径部3の外周面とギヤ5の内周面との間に
進入させている。その他の構成及び作用に就いては、上
記第四実施例の場合と同様である。
次に、第6図は、本発明の第六実施例を示している。
本実施例の場合には、ギヤ5の端面5aとスラスト軸受7
を構成するころ11との間に設けたレース21に内方延長部
17を形成している。そして、このレース21の外周縁に形
成したフランジ23により、保持器10の位置決め、及び、
保持器10とレース21との分離防止を図っている。その他
の構成及び作用に就いては、上記第五実施例の場合と同
様である。
本実施例の場合には、ギヤ5の端面5aとスラスト軸受7
を構成するころ11との間に設けたレース21に内方延長部
17を形成している。そして、このレース21の外周縁に形
成したフランジ23により、保持器10の位置決め、及び、
保持器10とレース21との分離防止を図っている。その他
の構成及び作用に就いては、上記第五実施例の場合と同
様である。
次に、第7図は、本発明の第七実施例を示している。
本実施例の場合には、前記第四実施例(第4図参照)に
於ける抑え部19の内周縁に短円筒部20を形成し、この抑
え部19の剛性を向上させている。その他の構成及び作用
に就いては、前記第四実施例の場合と同様である。
本実施例の場合には、前記第四実施例(第4図参照)に
於ける抑え部19の内周縁に短円筒部20を形成し、この抑
え部19の剛性を向上させている。その他の構成及び作用
に就いては、前記第四実施例の場合と同様である。
更に、第8図は、本発明の第八実施例を示している。
本実施例の場合には、ギヤ5の端面5aに装着したレース
21の内周縁部を、特に折り曲げたりする事なく、そのま
ま内方に延長して、ラジアル軸受6を構成する保持器8
の移動を抑える為の内方延長部17としている。即ち、本
実施例の場合には、上記ラジアル軸受6の一端に近接す
る抑え部が、上記レース21の本体部分と同一平面上に存
在する。その他の構成及び作用に就いては、前述の第六
実施例(第6図参照)の場合と同様である。
本実施例の場合には、ギヤ5の端面5aに装着したレース
21の内周縁部を、特に折り曲げたりする事なく、そのま
ま内方に延長して、ラジアル軸受6を構成する保持器8
の移動を抑える為の内方延長部17としている。即ち、本
実施例の場合には、上記ラジアル軸受6の一端に近接す
る抑え部が、上記レース21の本体部分と同一平面上に存
在する。その他の構成及び作用に就いては、前述の第六
実施例(第6図参照)の場合と同様である。
尚、本発明の回転支持部は、図示の実施例の場合の様
な、手動変速機のギヤ装着部分の他、自動変速機を構成
する遊星歯車機構部分にも応用できる。
な、手動変速機のギヤ装着部分の他、自動変速機を構成
する遊星歯車機構部分にも応用できる。
(発明の効果) 本発明の回転支持部は、以上に述べた通り構成され作
用する為、低廉化と軽量化とを目的としてラジアル軸受
のレースを省略した構造の場合でも、スラスト軸受とラ
ジアル軸受との干渉を防止する為の構造を簡単且つ安価
に製作できる。しかも、部品を組み忘れる事もなくな
り、各種回転支持部の耐久性、信頼性を向上させる事が
できる。
用する為、低廉化と軽量化とを目的としてラジアル軸受
のレースを省略した構造の場合でも、スラスト軸受とラ
ジアル軸受との干渉を防止する為の構造を簡単且つ安価
に製作できる。しかも、部品を組み忘れる事もなくな
り、各種回転支持部の耐久性、信頼性を向上させる事が
できる。
第1図は本発明の第一実施例を、第2図は同第二実施例
を、第3図は同第三実施例を、第4図は同第四実施例
を、第5図は同第五実施例を、第6図は同第六実施例
を、第7図は同第七実施例を、第8図は同第八実施例
を、それぞれ示す断面図、第9図は従来構造の第1例
を、第10図は同第2例を、それぞれ示す断面図である。 1:メインシャフト、2:大径部、3:小径部、4:段部、5:ギ
ヤ、5a:端面、6:ラジアル軸受、7:スラスト軸受、8:保
持器、9:ころ、10:保持器、11:ころ、12:レース、12a:
本体部分、13:スペーサ、14:段付部、15:フランジ、16:
係止突部、17:内方延長部、18:傾斜部、19:抑え部、20:
短円筒部、21:レース、22:支持壁、23:フランジ。
を、第3図は同第三実施例を、第4図は同第四実施例
を、第5図は同第五実施例を、第6図は同第六実施例
を、第7図は同第七実施例を、第8図は同第八実施例
を、それぞれ示す断面図、第9図は従来構造の第1例
を、第10図は同第2例を、それぞれ示す断面図である。 1:メインシャフト、2:大径部、3:小径部、4:段部、5:ギ
ヤ、5a:端面、6:ラジアル軸受、7:スラスト軸受、8:保
持器、9:ころ、10:保持器、11:ころ、12:レース、12a:
本体部分、13:スペーサ、14:段付部、15:フランジ、16:
係止突部、17:内方延長部、18:傾斜部、19:抑え部、20:
短円筒部、21:レース、22:支持壁、23:フランジ。
Claims (3)
- 【請求項1】大径部と小径部とを段部で連続させた外周
面形状を有する軸と、この軸の小径部の外径よりも大き
な内径を有する環体と、この環体の内周面と上記小径部
の外周面との間に設けた、上記軸の外周面自体を内輪軌
道とし、上記環体の内周面自体を外輪軌道としたラジア
ル軸受と、上記段部と環体の端面との間に設けたスラス
ト軸受とから成り、軸と環体との相対的回転を自在とし
た回転支持部に於いて、上記スラスト軸受に付属したレ
ースの内周部分をスラスト軸受の内周縁よりも直径方向
内方に延長して、上記レースの本体部分と平行で上記ラ
ジアル軸受の一端に近接する抑え部を備えた内方延長部
とし、少なくともこの内方延長部の一部を、上記ラジア
ル軸受の一端に近接させて、このラジアル軸受と上記ス
ラスト軸受との干渉を防止した事を特徴とする回転支持
部。 - 【請求項2】抑え部の内周縁から連続して上記段部に向
け直角に折れ曲がった短円筒部を備える、請求項1に記
載した回転支持部。 - 【請求項3】レースが環体の端面に装着されており、抑
え部がこのレースの本体部分と同一平面上に存在する、
請求項1に記載した回転支持部。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63315009A JP2689546B2 (ja) | 1988-12-15 | 1988-12-15 | 回転支持部 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63315009A JP2689546B2 (ja) | 1988-12-15 | 1988-12-15 | 回転支持部 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02163509A JPH02163509A (ja) | 1990-06-22 |
JP2689546B2 true JP2689546B2 (ja) | 1997-12-10 |
Family
ID=18060320
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63315009A Expired - Fee Related JP2689546B2 (ja) | 1988-12-15 | 1988-12-15 | 回転支持部 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2689546B2 (ja) |
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---|---|---|---|---|
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DE102010007706A1 (de) | 2010-02-11 | 2011-08-11 | Schaeffler Technologies GmbH & Co. KG, 91074 | Lagerkombination zur radialen und axialen Abstützung insbesondere für ein Los- oder Zwischenrad in einem Getriebe |
DE102011002565A1 (de) * | 2010-02-16 | 2011-08-18 | Continental Teves AG & Co. OHG, 60488 | Betätigungseinheit für eine elektromechanisch betätigbare Scheibenbremse |
EP2551537B1 (de) | 2011-07-28 | 2015-04-15 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Losradlagerung für ein Kraftfahrzeuggetriebe |
JP5812897B2 (ja) * | 2012-02-28 | 2015-11-17 | 住友重機械工業株式会社 | 撓み噛合い式歯車装置 |
DE102013208208A1 (de) * | 2013-05-06 | 2014-11-06 | Aktiebolaget Skf | Lageranordnung, Lagerung und Kegelritzelwelle |
JP6248674B2 (ja) * | 2014-02-12 | 2017-12-20 | 日本精工株式会社 | スラストころ軸受 |
DE102019112747A1 (de) * | 2019-05-15 | 2020-11-19 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Radmodul mit einem wälzgelagerten Rad eines Stirnrad- oder Zugmittelgetriebes |
DE102019125968A1 (de) * | 2019-09-26 | 2021-04-01 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Synchronisierungsvorrichtung mit einem Schaltrad sowie eine Losradanordnung für ein Getriebe |
CN111561516A (zh) * | 2020-04-29 | 2020-08-21 | 浙江天马轴承集团有限公司 | 一种带齿圈的定心驱动组合轴承 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5829406A (ja) * | 1981-08-17 | 1983-02-21 | 松下電器産業株式会社 | 棚板の取付装置 |
JPS63106915U (ja) * | 1986-12-27 | 1988-07-11 |
-
1988
- 1988-12-15 JP JP63315009A patent/JP2689546B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02163509A (ja) | 1990-06-22 |
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