JP2010130364A - タイミング調整回路、固体撮像素子、およびカメラシステム - Google Patents

タイミング調整回路、固体撮像素子、およびカメラシステム Download PDF

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Abstract

【課題】データライン毎に独立した遅延時間の調節が可能で、しかも内蔵するPLLの発振周波数に依存することなく、遅延時間を調節することが可能なタイミング調整回路、固体撮像素子、およびカメラシステムを提供する。
【解決手段】少なくとも一つのデータラインDTLと、発振信号を発振する複数の発振遅延素子OSCD1〜3を有し、基準クロックRCLKとフィードバッククロックFCLKとを位相同期させて発振信号を発振する位相同期回路160と、データラインに配置された発振遅延素子OSCDと等価な遅延素子182を含み、データラインDTLを伝搬されるデータを遅延させる少なくとも一つの遅延回路181と、位相同期回路160の発振にかかわる信号を応じて遅延回路181の遅延素子182の遅延量を調節する遅延調節部170とを有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、CMOSイメージセンサに代表されるタイミング調整回路、固体撮像素子、およびカメラシステムに関するものである。
近年デジタルスチルカメラやカムコーダ、監視カメラ等の用途に、CCD(Charge Coupled Device)の他にCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサが広く使われるようになり、市場も拡大している。
CMOSイメージセンサは、各画素に入射した光を光電変換素子であるフォトダイオードで電子に変換し、それを一定期間蓄積した上で、その蓄積電荷量を反映した信号をデジタル化して外部のDSP等に出力する。
一般的に、外部とのタイミング調整には、配線負荷などにより発生する外部インタフェースの遅延時間を制御し、内部クロックとの同期を調整するDLL(Delay Locked Loop)回路が用いられる。
ところが、イメージセンサでは、多画素化の要求を受けて、画素以外の周辺回路は小型化する必要があり、各データライン毎にDLLを搭載するのは困難である。
特許文献1の技術を応用した遅延回路が提案されている。
この遅延回路では、PLL(Phase Locked Loop)を用いて精度の高い遅延時間を作り出し、それを各データラインに設置された遅延回路に供給する。
この遅延回路においては、遅延時間の制御はPLLの発振周波数を制御することで可能となる。この方式はPLL内部の発振器を遅延回路として用いることで、小型で精度の高い遅延回路の実現を可能にしている。
また、特許文献2には、データライン毎に遅延時間調節を可能としたワイドレンジクロック発生器が提案されている。
USP5982241 特表2007−538473号公報
しかし、上記した特許文献1に開示された技術を応用した回路では、各データライン毎に配置された遅延回路にはすべて共通のコントロール電圧が供給されているため、各データライン毎に独立した遅延時間の調節はできない。
特許文献2に開示された技術では、データライン毎に遅延時間調節を可能としているが、調節幅はPLLの発振周波数に依存するため、高精度のタイミング調整のためにはPLLを高周波で発振させる必要がある。
一例として、最小遅延時間を50psとした場合、PLLは5GHzで発振する必要があり、このようなPLLは現実的に設計困難である。
本発明は、データライン毎に独立した遅延時間の調節が可能で、しかも内蔵するPLLの発振周波数に依存することなく、遅延時間を調節することが可能なタイミング調整回路、固体撮像素子、およびカメラシステムを提供することにある。
本発明の第1の観点のタイミング調整回路は、少なくとも一つのデータラインと、発振遅延素子により発振信号を発振する複数の発振遅延素子を有し、基準クロックとフィードバッククロックとを位相同期させて上記発振信号を発振する位相同期回路と、上記データラインに配置された上記発振遅延素子と等価な遅延素子を含み、当該データラインを伝搬されるデータを遅延させる少なくとも一つの遅延回路と、上記位相同期回路の発振にかかわる信号を応じて上記遅延回路の遅延素子の遅延量を調節する遅延調節部とを有する。
本発明の第2の観点の固体撮像素子は、光電変換を行う複数の画素が行列状に配列された画素部と、上記画素部から画素信号の読み出しを行い、読み出したアナログ画素信号をデジタル信号に変換する機能を含む画素読み出し部と、上記画素読み出し部によるデジタル信号の遅延タイミングを調整可能なタイミング調整回路と、を有し、上記タイミング調整回路は、上記画素読み出し部によるデジタルデータが伝搬される少なくとも一つのデータラインと、発振遅延素子により発振信号を発振する複数の発振遅延素子を有し、基準クロックとフィードバッククロックとを位相同期させて上記発振信号を発振する位相同期回路と、上記データラインに配置された上記発振遅延素子と等価な遅延素子を含み、当該データラインを伝搬されるデータを遅延させる少なくとも一つの遅延回路と、上記位相同期回路の発振にかかわる信号を応じて上記遅延回路の遅延素子の遅延量を調節する遅延調節部と、を含む。
本発明の第3の観点のカメラシステムは、固体撮像素子と、上記固体撮像素子に被写体像を結像する光学系と、上記固体撮像素子の出力画像信号を処理する信号処理回路と、を有し、上記固体撮像素子は、光電変換を行う複数の画素が行列状に配列された画素部と、上記画素部から画素信号の読み出しを行い、読み出したアナログ画素信号をデジタル信号に変換する機能を含む画素読み出し部と、上記画素読み出し部によるデジタル信号の遅延タイミングを調整可能なタイミング調整回路と、を有し、上記タイミング調整回路は、上記画素読み出し部によるデジタルデータが伝搬される少なくとも一つのデータラインと、発振遅延素子により発振信号を発振する複数の発振遅延素子を有し、基準クロックとフィードバッククロックとを位相同期させて上記発振信号を発振する位相同期回路と、上記データラインに配置された上記発振遅延素子と等価な遅延素子を含み、当該データラインを伝搬されるデータを遅延させる少なくとも一つの遅延回路と、上記位相同期回路の発振にかかわる信号を応じて上記遅延回路の遅延素子の遅延量を調節する遅延調節部と、を含む。
本発明によれば、データラインに、位相同期回路の発振遅延素子と等価な遅延素子を含遅延回路が配置される。
そして、遅延回路の遅延量は、遅延調節部により、位相同期回路の発振にかかわる信号に応じて調節される。
本発明によれば、データライン毎に独立した遅延時間の調節ができ、しかも内蔵するPLLの発振周波数に依存することなく、遅延時間を調節することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に関連付けて説明する。
なお、説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施形態(タイミング調整回路を含む固体撮像素子の構成例)
2.第2の実施形態(カメラシステム)
<1.第1の実施形態>
図1は、本発明の実施形態に係るデータ転送回路を採用したCMOSイメージセンサ(固体撮像素子)の構成例を示す図である。
図2は、図1のデータ転送回路のより具体的な構成およびDSPとの接続状態の一例を示す図である。
本CMOSイメージセンサ100は、画素アレイ部110、画素駆動部としての行選択回路(Vdec)120、およびカラム読み出し回路(AFE)130を有する。行選択回路120およびカラム読み出し回路130により画素信号読み出し部が構成される。
CMOSイメージセンサ100は、デジタルデータのデータ転送回路200として、デジタル制御回路140、出力インタフェース部(IF)150、位相同期回路としてのPLL回路160、遅延調節部(電流調節部)170、および遅延回路群180を有する。
また、PLL回路160、遅延調節部(電流調節部)170、および遅延回路群180により遅延タイミング調整回路210が構成される。
この遅延タイミング調整回路210は、デジタル制御回路140と出力インタフェース部150間に配置される。
そして、CMOSイメージセンサ100は、DSP300と伝送線路400により接続され、デジタルデータをDSP300に転送する。
本実施形態のデータ転送回路200は、PLL回路160を内蔵し、遅延調節部170においてPLL回路160内部の発振遅延素子と同一の(等価な)遅延素子を用いた遅延回路が各データラインに配置されている。
これにより、データ転送回路200は、温度変動、電源電圧変動、トランジスタのしきい値バラツキの影響をうけない遅延時間を作り出すことができ、データライン毎に独立して遅延時間を設定することも可能となっている。
データ転送回路200は、各データライン毎に配置された遅延回路それぞれに遅延時間調節機能が内蔵されており、データチャネルごとに独立した遅延時間調節が可能に構成される。
これにより、データ転送回路200は、内蔵するPLL回路160の発振周波数に依存することなく、遅延時間を調節することが可能となっている。
このような特徴を有するデータ転送回路200のより具体的な構成および機能については、後で詳述する。
画素アレイ部110は、複数の画素回路110AがM行×N列の2次元状(マトリクス状)に配列されている。
本実施形態に係る画素回路110Aは、基本的に、光電変換素子、転送トランジスタ、リセットトランジスタ、増幅トランジスタ、行選択トランジスタ、およびフローティングディフュージョン(Floating Diffusion)FDを含んで構成される。
画素アレイ部110に配線されている転送制御線LTRG、リセット制御線LRST、および行選択線LSLが一組として画素配列の各行単位で配線されている。
転送制御線LTRG、リセット制御線LRST、および行選択線LSELの各制御線はそれぞれM本ずつ設けられている。
これらの転送制御線LTRG、リセット制御線LRST、および行選択線LSELは、行選択回路120により駆動される。
図3は、本実施形態に係る4つのトランジスタで構成されるCMOSイメージセンサの画素の一例を示す図である。
この画素回路110Aは、たとえばフォトダイオードからなる光電変換素子111を有する。
そして、画素回路110Aは、この1個の光電変換素子111に対して、転送トランジスタ112、リセットトランジスタ113、増幅トランジスタ114、および選択トランジスタ115の4つのトランジスタを能動素子として有する。
光電変換素子111は、入射光をその光量に応じた量の電荷(ここでは電子)に光電変換する。
転送トランジスタ112は、光電変換素子111と出力ノードとしてのフローティングディフュージョンFDとの間に接続され、転送制御線LTRGを通じてそのゲート(転送ゲート)に制御信号である送信信号TRGが与えられる。
これにより、転送トランジスタ112は、光電変換素子111で光電変換された電子をフローティングディフュージョンFDに転送する。
リセットトランジスタ113は、電源ラインLVDDとフローティングディフュージョンFDとの間に接続され、リセット制御線LRSTを通してそのゲートに制御信号であるリセット信号RSTが与えられる。
これにより、リセットトランジスタ113は、フローティングディフュージョンFDの電位を電源ラインLVDDの電位にリセットする。
フローティングディフュージョンFDには、増幅トランジスタ114のゲートが接続されている。増幅トランジスタ114は、選択トランジスタ115を介して信号線116に接続され、画素部外の定電流源とソースフォロアを構成している。
そして、選択制御線LSELを通してアドレス信号に応じた制御信号である選択信号SELが選択トランジスタ115のゲートに与えられ、選択トランジスタ115がオンする。
選択トランジスタ115がオンすると、増幅トランジスタ114はフローティングディフュージョンFDの電位を増幅してその電位に応じた電圧を信号線116に出力する。信号線116を通じて、各画素から出力された電圧は、カラム読み出し回路130に出力される。
これらの動作は、たとえば転送トランジスタ112、リセットトランジスタ113、および選択トランジスタ115の各ゲートが行単位で接続されていることから、1行分の各画素について同時並列的に行われる。
行選択回路120は、画素アレイ部110の中の任意の行に配置された画素の動作を制御する。行選択回路120は、転送制御線LTRG、リセット制御線LRST、および行選択線LESを通して画素回路を制御する。
カラム読み出し回路130は、行選択回路120により読み出し制御された画素行のデータを、信号線LSGNを介して受け取り、後段のデジタル制御回路140に転送する。
カラム読み出し回路130は、相関二重サンプリング(CDS:Correlated Double Sampling)回路やADC(アナログデジタルコンバータ)を含む。
以下に、本実施形態に係るデータ転送回路200のより具体的な構成および機能について詳述する。
デジタル制御回路140は、PLL回路160で生成されたクロック信号に同期して、カラム読み出し回路130により供給されるデジタルデータをラッチし、ラッチデータを出力する。
デジタル制御回路140は、図2に示すように、複数の出力チャネルを有する。デジタル制御回路140は、複数のデータラインDTL0〜DTLpに対応して配置されたラッチとしてのフリップフロップ(FF)141−0〜FF141−pを有する。
各FF141−0〜FF141−pは出力Qが対応するデータラインDTL0〜DTLpに接続され、ラッチしたデジタルデータを対応するデータラインDTL0〜DTLpに出力する。
出力インタフェース部(IF)150は、デジタル制御回路140から出力され、遅延回路群180で遅延調節され、タイミング調整された各データラインDTL0〜DTLpのデジタルデータを伝送線路400に転送する。
出力インタフェース部150は、各データラインDTL0〜DTLに対応して配置されたドライバ151−0〜151−pを有する。
ドライバ151−1〜151−pは、シングル信号から差動信号に変換して対応する伝送線路400に出力する。
図4は、本実施形態に係るデータ転送回路200におけるPLL回路160、遅延調節部170、および遅延回路群180を含む遅延タイミング調整回路210の構成例を示す回路図である。
PLL回路160は、マスタークロックMCKを分周した基準クロックRCLKに位相同期させたクロックを生成し、このクロックCLKをデジタル制御回路140に供給し、電流Idlを遅延調節部170に供給する。
PLL回路160は、図4に示すように、入力分周器(RDIV)161、位相比較器(PFD)162、チャージポンプ(CP)163、ループフィルタ(LPF)164、電圧制御発振器(VCO)165、および帰還分周器(1/N)166により構成される。
PLL回路160は、入力分周器161にマスタークロックMCKが外部から供給され、チャージポンプ163に外部からバイアス信号BIASが供給され、帰還分周器166に外部から分周数制御信号DCTLが供給される。
入力分周器161は、マスタークロックMCKを入力分周器161で比較周波数まで分周し、基準クロックRCLKとして位相比較器162に出力する。
位相比較器162は、基準クロックRCLKと帰還分周器166からのフィードバッククロックFCLKとの位相差を検出し、その結果をチャージポンプ163に出力する。
チャージポンプ163およびループフィルタ164は、入力された位相差結果を時間軸から電圧軸に変換し、ループフィルタ164が電圧信号を電圧制御発振器165に出力する。
電圧制御発振器165は、ループフィルタ164で得られた電圧信号を入力として、発振器に流す電流を決め、電圧信号に応じた周波数で発振し、発振信号CLKを帰還分周器166に出力する。
帰還分周器166は、発振信号CLKの周波数をN分周し、分周した発信信号をフィードバッククロックFCLKとして位相比較器162に出力する。
図4の電圧制御発振器165は、pチャネルMOS(PMOS)トランジスタPT1〜PT7、nチャネルMOS(NMOS)トランジスタNT1,NT2,NT3、発振遅延素子OSCD1,OSCD2,OSCD3、および出力バッファBF1を有する。
PMOSトランジスタPT1およびPT2のソースが電源電圧VDDの供給源に接続されている。NMOSトランジスタNT1およびNT2のソースが基準電位源VSSに接続されている。
PMOSトランジスタPT1のドレインがNMOSトランジスタNT1のドレインに接続され、その接続点がPMOSトランジスタPT1のゲートおよびPMOSトランジスタPT2のゲートに接続されている。
NMOSトランジスタNT1のゲートがループフィルタ164の電圧信号の出力に接続されている。すなわち、NMOSトランジスタNT1のゲートにより電圧制御発振器165の入力部が形成される。
PMOSトランジスタPT2のドレインがNMOSトランジスタNT2のドレインおよびゲートに接続され、その接続点によりノードND1が形成されている。
これらのPMOSトランジスタPT1,PT2、およびNMOSトランジスタNT1,NT2によりカレントミラー回路が形成されている。
PMOSトランジスタPT3のソースが電源電圧VDDの供給源に接続され、ドレインがNMOSトランジスタNT3のドレインが接続され、その接続点により接続ノードND2が形成されている。NMOSトランジスタNT3のソースが基準電位源VSSに接続されている。
NMOSトランジスタNT3のゲートがノードND1に接続され、ノードND2がPMOSトランジスタPT3〜PT6のゲートに共通に接続されている。
これらのPMOSトランジスタPT3〜PT6、およびNMOSNT2,NT3によりカレントミラー回路が形成されている。
そして、ノードND2に電流Idlが発現される。
また、ノードND1に対してNMOSトランジスタNT3に並列にデータチャネル数分のNMOSトランジスタNT3−0〜NT3−pが配置される。そして、各NMOSトランジスタNT3−0〜NT3−pのドレインに発現される電流Idlが電流調節部170に供給される。
このNMOSトランジスタNT3−0〜NT3−pは、各チャネルに対応して配置される電流調節部170に配置されてもよい。
PMOSトランジスタPT4〜PT6のソースが電源電圧VDDの供給源に接続され、ドレインが発振遅延素子OSCD1、OSCD2,OSCD3の差動対に接続されている。
発振遅延素子OSCD1,OSCD2,OSCD3は、正負入力および負正出力を有する差動回路により構成される。そして、上記PMOSトランジスタPT3〜PT6は、各発振遅延素子OSCD1,OSCD2,OSCD3の電流源としてそれぞれ機能する。
3段の発振遅延素子OSCD1,OSCD2,OSCD3は、正負入力および負正出力が交互に縦続接続され、最終段の出力が初段の出力に帰還されて発振ループが形成されている。
具体的には、初段の発振遅延素子OSCD1の負出力が2段目のOSCD2の正入力に接続され、初段の発振遅延素子OSCD1の正出力が2段目のOSCD2の負入力に接続されている。
2段目の発振遅延素子OSCD2の負出力が最終段のOSCD3の正入力に接続され、2段目の発振遅延素子OSCD2の正出力が最終段のOSCD3の負入力に接続されている。
最終段の発振遅延素子OSCD3の負出力が初段のOSCD1の正入力に接続され、最終段の発振遅延素子OSCD3の正出力が初段のOSCD1の負入力に接続されている。
このように複数段(基本的に奇数段)の発振遅延素子OSCD1〜3をループ状に接続されて、電圧制御発振器160の発振部OSCが形成されている。
PMOSトランジスタPT7のソースが電源電圧VDDの供給源に接続され、ドレインが出力バッファBF1の差動対に接続されている。PMOSトランジスタPT7のゲートは制御信号CTLの供給ラインに接続されている。
出力バッファBF1は、正負入力および1正出力を有する差動回路により構成される。そして、上記PMOSトランジスタPT7は、出力バッファBF1の電流源として機能する。
出力バッファBF1の正入力が発振部OSCの最終段の発振遅延素子OSCD3の負出力に接続され、負入力が発振遅延素子OSCD3の正出力に接続されている。
出力バッファBF1は発振部OSCの差動出力をシングル信号に変換し、その発振信号CLKを帰還分周器166に出力する。
電流調節部170は、PLL回路160の電圧制御発振器165のノードND1の信号を受けて発振遅延素子OSCD1〜3の電流源としてのPMOSトランジスタPT4〜PT6に供給される電流Idlに応じた調節信号としての電流を発生する機能を有する。
電流調節部170は、供給電流Idlに応じた電流Ioscを発生し、電流Ioscを遅延回路181の発振遅延素子に調節信号として供給する。
電流調節部170は、外部からのデータまたはデータクロックの遅延制御信号DDCTL、DCCTLに応じて電流を微調整可能である。
遅延回路群180は、データラインDTL0〜DTLpごとに配置された遅延回路181−0〜181−pを有する。
各遅延回路180−1〜181−pは、電流調節部170により供給される電流Ioscに応じた遅延量をもってデータの遅延量を調節し、このデータを出力インタフェース部150の対応するドライバ151−0〜151−pに出力する。
図5は、本実施形態に係る電流調節部170および遅延回路181の1チャネルあたりの構成例を示す図である。
図5の電流調節部170は、PMOSトランジスタPT11〜PT14、ミラー比が調節可能な可変ゲート部171、およびNMOSトランジスタNT11を有する。
PMOSトランジスタPT11〜PT14のソースは電源電圧VDDの供給源に接続されている。NMOSトランジスタ11のソースは基準電位源VSSに接続されている。
PMOSトランジスタPT11のドレインが電流Idlの供給ラインに接続され、その接続ノードND11がPMOSトランジスタPT11のゲートおよびPMOSトランジスタPT12のゲートに接続されている。
PMOSトランジスタPT12のドレインが可変ゲート部171に接続され、その接続ノードND12がNMOSトランジスタNT11のゲートに接続されている。
PMOSトランジスタPT13のドレインがNMOSトランジスタNT11のドレインに接続され、その接続ノードND13がPMOSトランジスタPT13のゲートおよびPMOSトランジスタPT14のゲートに接続されている。
そして、PMOSトランジスタPT14のドレインから電流Ioscが遅延回路181の遅延素子に供給される。すなわち、PMOSトランジスタPT14は電流源として遅延回路181と共用される。
可変ゲート部171は、NMOSトランジスタNT12を基本としたカレントミラー回路を形成し、外部からの制御信号DDCTLまたはDCCTLによりそのミラー比を調節可能に構成される。
図6は、本実施形態に係る電流調節部170のより具体的な構成例を示す回路図である。
なお、図6においては、電流源I11、NMOSトランジスタNT13,NT14により形成されるカレントミラー回路で電流Idlを供給するように構成されている。
図6の可変ゲート部171は、ノードND12と基準電位源VSSとの間に並列に接続されたNMOSトランジスタNT12,NT121〜NT126を有する。
NMOSトランジスタNT12は、ゲートがノードND12に直接接続されている。
NMOSトランジスタNT121〜NT126は、各ゲートとノードND12とを選択的に接続するスイッチSW11と、各ゲートと基準電位源VSSとを選択的に接続するスイッチSW12とが接続されている。
スイッチSW11,SW12は、6ビットの制御信号DDCTLにより相補的にオンオフされる。
たとえば対応するビットが1の場合はスイッチSW11がオンし、スイッチSW12がオフする。一方、対応するビットが0の場合はスイッチSW11がオフし、スイッチSW12がオンする。
これにより、電流ミラー機能のミラー比Kが調節され、これに応じて電流Ioscが微調整される。
遅延回路群180の各遅延回路181(−0〜−p)は、図5に示すように、遅延素子182、入力レベルシフタ183、出力レベルシフタ184、クロックドインバータ185,186、インバータ187、およびスイッチ188,189を有する。
そして、スイッチ188,189、インバータ187によりバイパス回路190が形成されている。
遅延回路181は、バッファBF181,BF182、データ入力端子TDIN、スタンバイ信号STBの入力端子TSTB、および出力端子TDOUTを有する。
本実施形態において、スタンバイ信号STBはハイレベルでアクティブであり、非スタンバイ時にはローレベルに設定される。
バッファBF181の入力がデータ入力端子TDINに接続され、出力がクロックドインバータ185の入力およびスイッチSW188の端子aに接続されている。スイッチSW188の端子bは出力レベルシフタ184の出力およびスイッチ189の端子aに接続されている。
クロックドインバータ185の出力はクロックドインバータ186の入力および入力レベルシフタ183の負入力に接続されている。そして、クロックドインバータ186の出力が入力レベルシフタ183の正入力に接続されている。
クロックドインバータ185,186の制御端子はスタンバイ信号STBの入力端子TSTBに接続されている。
入力レベルシフタ183の正出力が遅延素子182の負入力に接続され、負出力が遅延素子182の正入力に接続されている。遅延素子182の正出力が出力レベルシフタ184の負入力に接続され、負出力が出力レベルシフタ184の正入力に接続されている。
出力レベルシフタ184の出力がスイッチ189の端子aに接続され、スイッチ189の端子bがバッファBF182の入力に接続され、バッファBF182の出力が出力端子TDOUTに接続されている。
また、スイッチ188の制御端子およびインバータ187の入力がスタンバイ信号STBの入力端子TSTBに接続され、インバータ187の出力がスイッチ189の制御端子に接続されている。
遅延素子182は、PLL回路160の電圧制御発振器165内の3段縦続接続された発振遅延素子OSCD1、OSCD2、OSCD3のうちの1段のたとえば発振遅延素子OSCD2と同一の(等価な)遅延素子により形成されている。
遅延素子182は、電流調節部170により電流Ioscを受けて、この電流Ioscの値に応じた遅延量をもって入力レベルシフタ183の出力データを遅延させ、そのデータを出力レベルシフタ184に出力する。
図7は、本実施形態に係る遅延回路181に適用される遅延素子182の構成例を示す回路図である。
図7の遅延素子182は、PMOSトランジスタPT21,PT22,PT23、NMOSトランジスタNT21〜NT24、入力端子TI+,TI−、および出力端子TO+,TO−を有する。
なお、遅延素子182において、電流源としてのPMOSトランジスタPT21は図5に示す電流調節部170と共用するPMOSトランジスタPT14に相当する。
PMOSトランジスタPT21のソースが電源電圧VDDの供給源に接続され、ドレインがPMOSトランジスタPT22,PT23のソースに接続されている。
PMOSトランジスタPT21のゲートは、図5に示したように、ノードND13に接続されている。
PMOSトランジスタPT22のドレインがNMOSトランジスタNT21、NT23のドレインに接続され、その接続点によりノードND21が形成されている。PMOSトランジスタPT22のゲートが正の入力端子TI+に接続され、ノードND21が負の出力端子TO−に接続されている。正の入力端子TI+は上述したように、入力レベルシフタ183の負出力に接続され、負の出力端子TO−は出力レベルシフタ184の正入力に接続される。
PMOSトランジスタPT23のドレインがNMOSトランジスタNT22、NT24のドレインに接続され、その接続点によりノードND23が形成されている。PMOSトランジスタPT23のゲートが負の入力端子TI−に接続され、ノードND22が正の出力端子TO+に接続されている。負の入力端子TI+は上述したように、入力レベルシフタ183の正出力に接続され、正の出力端子TO+は出力レベルシフタ184の負入力に接続される。
NMOSトランジスタNT21およびNT23のソースが基準電位源VSSに接続されている。NMOSトランジスタNT21のゲートがノードND22に接続され、NMOSトランジスタNT23ゲートは自身のドレインおよびノードND21に接続されている。NMOSトランジスタNT23はダイオード接続されており、ノードND21の電位を所定電位に保持するリミッタとして機能する。
NMOSトランジスタNT22およびNT24のソースが基準電位源VSSに接続されている。NMOSトランジスタNT22のゲートがノードND21に接続され、NMOSトランジスタNT24ゲートは自身のドレインおよびノードND22に接続されている。NMOSトランジスタNT24はダイオード接続されており、ノードND22の電位を所定電位に保持するリミッタとして機能する。
このような構成を有する遅延素子182は、正の入力端子TI+に入力するデータのレベルを反転させて負の出力端子TO−から出力し、負の入力端子TI−に入力するデータのレベルを反転させて正の出力端子TO+から出力する。
このレベル反転動作の処理時間が電流調節部170から供給される電流Ioscの値で調節される。
入力レベルシフタ183は、クロックドインバータ185,186から出力される入力データの電圧振幅を次段の遅延素子182(osc)の入力電圧レンジに調節し、振幅調整したデータを遅延素子182に出力する。
たとえば遅延素子182の入力電圧レンジは、電圧最大値VMAXと電圧最小値VMINの範囲である。
図8は、本実施形態に係る遅延回路181に適用される入力レベルシフタ183の構成例を示す回路図である。
入力差動回路1831、および出力バッファ部1832,1833を有する。
入力差動回路1831は、PMOSトランジスタPT31、PT32、NMOSトランジスタNT31,NT32、正の入力端子TI+、および負の入力端子TI−を有する。
PMOSトランジスタPT31およびPT32のソースが電源電圧VDDの供給源に接続され、NMOSトランジスタNT31およびNT32のソースが基準電位源VSSに接続されている。
PMOSトランジスタPT31のゲートが正の入力端子TI+に接続され、ドレインがNMOSトランジスタNT31のドレインに接続され、その接続点によりノードND31が形成されている。
PMOSトランジスタPT32のゲートが負の入力端子TI−に接続され、ドレインがNMOSトランジスタNT32のドレインに接続され、その接続点によりノードND32が形成されている。
NMOSトランジスタNT31のゲートがノードND32に接続され、NMOSトランジスタNT32のゲートがノードND31に接続されている。
そして、ノードND31が出力バッファ部1832の入力に接続され、ノードND32が出力バッファ部1833の入力に接続されている。
出力バッファ部1832は、PMOSトランジスタPT33,PT34、NMOSトランジスタNT33,NT34,および負の出力端子TO−を有する。
PMOSトランジスタPT33,PT34のソースが遅延素子182の電圧最大値VMAXの供給端子TVMAXに接続されている。
NMOSトランジスタNT33,NT34のソースが遅延素子182の電圧最小値VMINの供給端子TVMINに接続されている。
PMOSトランジスタPT33のドレインがNMOSトランジスタNT33のドレインと接続され、その接続点によりノードND33が形成されている。
PMOSトランジスタPT34のドレインがNMOSトランジスタNT34のドレインと接続され、その接続点によりノードND34が形成されている。
PMOSトランジスタPT33のゲートおよびNMOSトランジスタNT33のゲートが入力差動回路1831のノードND31に接続されている。
PMOSトランジスタPT34のゲートおよびNMOSトランジスタNT34のゲートがノードND33に接続され、ノードND34が負の出力端子TO−に接続されている。
すなわち、出力バッファ部1832は、ノードND31と出力端子TO−との間に2つのCMOSインバータを縦続接続して構成されている。
出力バッファ部1833は、PMOSトランジスタPT33,PT34、NMOSトランジスタNT33,NT34,および正の出力端子TO+を有する。
PMOSトランジスタPT35,PT36のソースが遅延素子182の電圧最大値VMAXの供給端子TVMAXに接続されている。
NMOSトランジスタNT35,NT36のソースが遅延素子182の電圧最小値VMINの供給端子TVMINに接続されている。
PMOSトランジスタPT35のドレインがNMOSトランジスタNT35のドレインと接続され、その接続点によりノードND35が形成されている。
PMOSトランジスタPT36のドレインがNMOSトランジスタNT36のドレインと接続され、その接続点によりノードND36が形成されている。
PMOSトランジスタPT35のゲートおよびNMOSトランジスタNT35のゲートが入力差動回路1831のノードND32に接続されている。
PMOSトランジスタPT36のゲートおよびNMOSトランジスタNT36のゲートがノードND35に接続され、ノードND36が正の出力端子TO+に接続されている。
すなわち、出力バッファ部1833は、ノードND32と出力端子TO+との間に2つのCMOSインバータを縦続接続して構成されている。
入力レベルシフタ183は、正の入力端子TI+に入力するデータを入力差動回路1831でレベルを反転させ、出力バッファ部1832でデータの電圧振幅を次段の遅延素子182の入力電圧レンジに調節し、負の出力端子TO−から出力する。
また、入力レベルシフタ183は、負の入力端子TI−に入力するデータを入力差動回路1831でレベルを反転させ、出力バッファ部1833でデータの電圧振幅を次段の遅延素子182の入力電圧レンジに調節し、正の出力端子TO+から出力する。
出力レベルシフタ184は、遅延素子182から出力されたデータの出力電圧振幅を再びデータの電圧振幅(VDD−VSS)に戻し、差動からシングルに出力を変換する。
図9は、本実施形態に係る遅延回路181に適用される出力レベルシフタ184の構成例を示す回路図である。
図9の出力レベルシフタ184は、PMOSトランジスタPT41、PT42、NMOSトランジスタNT41,NT42、正の入力端子TI+、負の入力端子TI−、および出力端子TOを有する。
PMOSトランジスタPT41およびPT42のソースが電源電圧VDDの供給源に接続され、NMOSトランジスタNT41およびNT42のソースが基準電位源VSSに接続されている。
PMOSトランジスタPT41のゲートが正の入力端子TI+に接続され、ドレインがNMOSトランジスタNT41のドレインに接続され、その接続点によりノードND41が形成されている。
PMOSトランジスタPT42のゲートがFの入力端子TI−に接続され、ドレインがNMOSトランジスタNT42のドレインに接続され、その接続点によりノードND42が形成されている。
NMOSトランジスタNT41,NT42のゲートがノードND41に接続され、ノードND42が出力端子TOに接続されている。
このような構成を有する出力レベルシフタ184は、上述したように、遅延素子182から出力されたデータの出力電圧振幅を再びデータの電圧振幅(VDD−VSS)に戻し、差動からシングルに出力を変換する。
クロックドインバータ185,186はスタンバイ信号STBが非アクティブのローレベルのときに作動状態となり、入力データを反転して出力する。
スイッチ188,189はスタンバイ信号STBがハイレベルのときにオン状態となり、入力データの経路において、バッファBF181の出力を出力レベルシフタ184側に直接転送する。
すなわち、スイッチ188は、スタンバイ信号STBがアクティブのハイレベルのときに、データ経路におけるクロックドインバータ185,186、入力レベルシフタ183、遅延素子182、出力レベルシフタ184の経路をバイパスさせる。
スイッチ189は、スタンバイ信号STBがローレベルでインバータ187の出力がハイレベルのときにオン状態となり、出力レベルシフタ184の出力をバッファBF182を介して出力端子TDOUTに伝搬させる。
スイッチ189は、スタンバイ信号STBがハイレベルでインバータ187の出力がローレベルのときにオフ状態となり、出力レベルシフタ184の出力側をハイインピーダンス状態に保持する。
ここで、上記構成を有するデータ転送回路200における遅延タイミング調整回路210の動作について、図10、図11(A)〜(D)、および図12(A)〜(D)に関連付けて説明する。
図10は、遅延時間Tdと供給電流Ioscとの関係を説明するための図である。
図11(A)〜(D)は通常動作(非スタンバイ)時のタイミングチャートである。
図12(A)〜(D)はスタンバイ時のタイミングチャートである。
PLL回路160は、マスタークロックMCKを入力分周器161で比較周波数まで分周をかけた後、この基準クロックRCLKと帰還分周器166からのフィードバッククロックFCLKと位相比較器162で位相差を検出する。
検出された位相差はチャージポンプ163とループフィルタ164にて時間軸から電圧軸に変換される。
電圧制御発振器165の出力は帰還分周器166に供給され、そこで比較周波数に分周され位相比較器162にフィードバックされる。そして、フィードバッククロックFCLKと分周後のマスタークロックである基準クロックRCLKの位相が一致する周波数でロックがかかる。
このフィードバック制御により、温度変化や電源電圧変動、トランジスタのしきい値バラツキ等が発生した際にもロック周波数は一定となり、発振器で生じる位相差はこれらの変動の影響を受けずに安定する。
本実施形態においては、この位相差が遅延回路181の遅延時間の基準値として使用される。
ロック周波数はマスタークロックMCKの周波数、帰還分周器166の分周数、電圧制御発振器165のゲイン、チャージポンプ163の出力電流、ループフィルタ164の伝達関数により決定される。
ただし、本遅延タイミング調整回路210ではPLL回路160のロック周波数は直接遅延時間として使用しないため、任意のロック周波数に設定することが可能である。
遅延回路181はPLL回路160の電圧制御発振器165から発振遅延素子OSCD1〜3の供給電流Idlを受け取る。
この電流IdlはPLL回路160の電圧制御発振器165の発振遅延素子OSCD1〜3に供給されるものをミラー(折り返し)したものである。このため、遅延回路181の遅延素子182で生じる位相差はPLL回路160の発振遅延素子OSCD1〜3のうちの1段で生じる位相差と同一のものとなる。
したがって、遅延回路181の遅延素子182cで生じる位相差もPLL回路160と同様に温度変化、電源電圧変動、トランジスタのしきい値バラツキの影響を受けない。
遅延タイミング調整回路210は、図5および図6に示すように、電流調節部(遅延調節部)170にてPLL回路160から供給される電流Idlを微調整することが可能である。
この図5および図6例の場合、遅延時間Tdと遅延素子182への供給電流Ioscは以下のような関係式が成り立つ。
[数1]
ΔTd ∝ 1/√ΔIosc ・・・(式1)
このことから以下のように電流調節部(遅延調節部)170で電流Ioscを制御することで、遅延時間Tdを線形に調節することが可能である。
[数2]
ΔIosc = Idl/ΔK ・・・(式2)
ここで、Kは電流調節部(遅延調節部)170の電流調節係数を示す。IdlはPLL回路160から電流調節部(遅延調節部)170に供給される電流を現している。
ここで、式2を式1に代入すると、次の関係が得られる。
[数3]
ΔTd ∝ √ΔK/√Idl ・・・(式3)
√Idlは定数であることから、式3を変形すると次式が得られる。
[数4]
∴ΔTd ∝ √ΔK ・・・(式4)
遅延時間Tdと電流調節部(遅延調節部)170による電流調節係数Kの平方根とが比例関係になる。
図10は、供給電流Ioscと遅延時間Tdとの関係をグラフ化したものである。
電流調節部(遅延調節部)170は、図5および図6に示されるように、カレントミラー構成であり、ミラー比を外部からの制御信号DDCTLで調節できるように設定可能な構成となっている。
このミラー比がKに相当する。
電流調節部(遅延調節部)170は、カレントミラー比を制御信号DDCTLで切り替えられる構成であるため、ミラー比Kの選び方次第で平方根特性も実現可能である。
たとえば、Kを1,4,9,16,25・・・と切り替えた場合、Kの平方根は1,2,3,4,5・・・となり、ΔTdは線形に増加していくことが確認できる。
図6に電流調節部(遅延調節部)170の回路例を示すように、電流調節部(遅延調節部)170は6ビット制御の回路となっているが、6ビットに限定されることなく、目標とするΔTdにあわせてビット数を調節することが可能である。
以上のように、通常動作時(非スタンバイ時)には、遅延回路181でタイミング調整され、出力インタフェース部150を介して伝送線路400に出力される。
遅延回路181を使わない場合、スタンバイ信号STBがハイレベルに設定されて入力されることで、遅延回路181の入力レベルシフタ183、遅延素子182、出力レベルシフタ184をバイパスする経路で信号を送ることになる。
この場合、バッファの遅延のみに切り替えることができる。
このとき、入力レベルシフタ183、遅延素子182、出力レベルシフタ184は連動してスタンバイ状態となり、消費電力を抑えることができる。
なお、このときの出力レベルシフタ184の出力端子はハイインピーダンスに設定する。
たとえば、イメージセンサのデータレートを落とした際に、出力チャネルの数がそれに連動して減るとすると、減らされた出力チャネルはスタンバイに落とすことで、消費電力の削減を可能としている。
上述したように、図11(A)〜(D)が遅延回路動作時を、図12(A)〜(D)が遅延回路をバイパスした場合の入出力関係を表している。
スタンバイ信号STBがローレベルの場合、入力レベルシフタ183、遅延素子182、出力レベルシフタ184を介する。これにより、入力データDATAINに対して、制御信号DDCTLのミラーKの値に比例した遅延時間Tdだけ遅れて出力データDATAOUTが出力される。
スタンバイ信号STBがハイレベルになると、入力レベルシフタ183、遅延素子182、出力レベルシフタ184はスタンバイ状態となり、遅延時間Tdはほぼ0となる。
以上説明したように、本実施形態によれば、遅延タイミング調整回路210はPLL回路160を内蔵する。そして、PLL回路160の発振遅延素子と同一のものを遅延回路181の遅延素子182として使用することで温度変化、電源電圧変動、トランジスタのしきい値バラツキに依存しない遅延時間を作り出すことが可能である。
また、遅延タイミング調整回路210は、遅延回路181の遅延素子182に供給する電流を調節する電流調節部170を有しており、多チャネルインタフェースに応用する場合に各遅延回路毎に独立して遅延時間を設定することが可能である。
遅延タイミング調整回路210は、各データラインDTL0〜DTLp上に配置する回路がDLLに比べて少ないため、DLLに比べて小型化が可能であり、イメージセンサ等の周辺回路の小型化が必要なものに適している。
遅延タイミング調整回路210は、PLL回路160内部の発振遅延素子OSCD1〜3で生じる位相差を直接遅延時間として使用するのではない。このため、遅延時間に依らずPLL回路160のロック周波数を任意に定めることが可能であり、PLL回路160の設計難易度を下げることが可能である。
なお、各実施形態に係るCMOSイメージセンサは、特に限定されないが、たとえば列並列型のアナログ−デジタル変換装置(カラムADC(Analog digital converter)を搭載したCMOSイメージセンサとして構成することも可能である。
このような効果を有する固体撮像素子は、デジタルカメラやビデオカメラの撮像デバイスとして適用することができる。
<2.第2の実施形態>
図13は、本発明の実施形態に係る固体撮像素子が適用されるカメラシステムの構成の一例を示す図である。
本カメラシステム500は、図13に示すように、本実施形態に係るCMOSイメージセンサ(固体撮像素子)100が適用可能な撮像デバイス510を有する。
カメラシステム500は、この撮像デバイス510の画素領域に入射光を導く(被写体像を結像する)光学系、たとえば入射光(像光)を撮像面上に結像させるレンズ520を有する。
また、カメラシステム500は、撮像デバイス510を駆動する駆動回路(DRV)530と、撮像デバイス510の出力信号を処理する信号処理回路(PRC)540と、を有する。
駆動回路530は、撮像デバイス510内の回路を駆動するスタートパルスやクロックパルスを含む各種のタイミング信号を生成するタイミングジェネレータ(図示せず)を有し、所定のタイミング信号で撮像デバイス510を駆動する。
また、信号処理回路540は、撮像デバイス510の出力信号に対して所定の信号処理を施す。
信号処理回路540で処理された画像信号は、たとえばメモリなどの記録媒体に記録される。記録媒体に記録された画像情報は、プリンタなどによってハードコピーされる。また、信号処理回路540で処理された画像信号を液晶ディスプレイ等からなるモニターに動画として映し出される。
上述したように、デジタルスチルカメラ等の撮像装置において、撮像デバイス510として、先述した撮像素子100を搭載することで、低消費電力で、高精度なカメラが実現できる。
本発明の実施形態に係るデータ転送回路を採用したCMOSイメージセンサ(固体撮像素子)の構成例を示す図である。 図1のデータ転送回路のより具体的な構成およびDSPとの接続状態の一例を示す図である。4つのトランジスタで構成されるCMOSイメージセンサの画素例を示す図である。 本実施形態に係る4つのトランジスタで構成されるCMOSイメージセンサの画素の一例を示す図である。 本実施形態に係るデータ転送回路におけるPLL回路、遅延調節部、および遅延部を含む遅延タイミング調整回路の構成例を示す回路図である。 本実施形態に係る電流調節部および遅延回路の1チャネルあたりの構成例を示す図である。 本実施形態に係る電流調節部のより具体的な構成例を示す回路図である。 本実施形態に係る遅延回路に適用される遅延素子の構成例を示す回路図である。 本実施形態に係る遅延回路に適用される入力レベルシフタの構成例を示す回路図である。 本実施形態に係る遅延回路に適用される出力レベルシフタの構成例を示す回路図である。 遅延時間と供給電流との関係を説明するための図である。 通常動作(非スタンバイ)時のタイミングチャートである。 スタンバイ時のタイミングチャートである。 本発明の実施形態に係る固体撮像素子が適用されるカメラシステムの構成の一例を示す図である。
符号の説明
100・・・CMOSイメージセンサ(固体撮像素子)、110・・・画素アレイ部、120・・・行選択回路(Vdec)、130・・・カラム読み出し回路(AFE)、140・・・デジタル制御回路、150・・・出力インタフェース部(IF)、160・・・PLL回路、161・・・入力分周器(RDIV)、162・・・位相比較器(PFD)、163・・・チャージポンプ(CP)、164・・・ループフィルタ(LPF)、165・・・電圧制御発振器(VCO)、OSCD1〜3・・・発振遅延素子、166・・・帰還分周器(1/N)、170・・・遅延調節部(電流調節部)、180・・・遅延回路群、181・・・遅延回路、182・・・遅延素子、183・・・入力レベルシフタ、184・・・出力レベルシフタ、200・・・データ転送回路、210・・・遅延タイミング調整回路、500・・・カメラシステム、510・・・撮像デバイス、520・・・レンズ、530・・・駆動回路、540・・・信号処理回路。

Claims (13)

  1. 少なくとも一つのデータラインと、
    発振信号を発振する複数の発振遅延素子を有し、基準クロックとフィードバッククロックとを位相同期させて上記発振信号を発振する位相同期回路と、
    上記データラインに配置された上記発振遅延素子と等価な遅延素子を含み、当該データラインを伝搬されるデータを遅延させる少なくとも一つの遅延回路と、
    上記位相同期回路の発振にかかわる信号を応じて上記遅延回路の遅延素子の遅延量を調節する遅延調節部と
    を有するタイミング調整回路。
  2. 複数の上記データラインと、
    上記複数のデータラインにそれぞれ配置された複数の上記遅延回路と、
    複数の上記遅延調節部と、を有し、
    上記複数の遅延調節部は、
    上記遅延回路ごとに独立して配置され、データチャネルごとに上記位相同期回路の発振にかかわる信号に応じて対応する上記遅延回路の遅延素子の遅延量を調節する
    請求項1記載のタイミング調整回路。
  3. 上記位相同期回路は、
    基準クロックとフィードバッククロックとの位相比較結果に応じた電圧を受けて、カレントミラー回路により得られた電流を上記発振遅延素子に供給して発振動作を行う電圧制御発振器を含み、
    上記遅延調節部は、
    上記位相同期回路のカレントミラー回路により得られた上記電流に応じた電流を上記遅延素子の遅延量を調節する調節信号として当該遅延素子に供給する
    請求項1または2記載のタイミング調整回路。
  4. 上記遅延調節部は、
    制御信号に応じて上記遅延素子に供給する電流を微調整可能な機能を有する
    請求項3記載のタイミング調整回路。
  5. 上記遅延回路は、
    少なくとも上記遅延素子の入力側に配置され、入力データを上記遅延素子の入力電圧レンジに調節し、レベル調節したデータを当該遅延素子に供給する入力レベルシフタと、
    上記遅延素子から出力されたデータの出力振幅電圧をデータの電圧振幅に戻す出力レベルシフタと、
    スタンバイ時に、上記入力レベルシフタ、上記遅延素子、および上記出力レベルシフタのデータ経路をバイパスして、入力データを上記出力レベルシフタの出力側にバイパスするバイパス回路と、を含む
    請求項1から4のいずれか一に記載のタイミング調整回路。
  6. 上記バイパス回路は、
    上記スタンバイ時に、上記出力レベルシフタの出力側がハイインピーダンスに保持する機能を有する
    請求項5記載のタイミング調整回路。
  7. 光電変換を行う複数の画素が行列状に配列された画素部と、
    上記画素部から画素信号の読み出しを行い、読み出したアナログ画素信号をデジタル信号に変換する機能を含む画素読み出し部と、
    上記画素読み出し部によるデジタル信号の遅延タイミングを調整可能なタイミング調整回路と、を有し、
    上記タイミング調整回路は、
    上記画素読み出し部によるデジタルデータが伝搬される少なくとも一つのデータラインと、
    発振信号を発振する複数の発振遅延素子を有し、基準クロックとフィードバッククロックとを位相同期させて上記発振信号を発振する位相同期回路と、
    上記データラインに配置された上記発振遅延素子と等価な遅延素子を含み、当該データラインを伝搬されるデータを遅延させる少なくとも一つの遅延回路と、
    上記位相同期回路の発振にかかわる信号を応じて上記遅延回路の遅延素子の遅延量を調節する遅延調節部と、を含む
    固体撮像素子。
  8. 複数の上記データラインと、
    上記複数のデータラインにそれぞれ配置された複数の上記遅延回路と、
    複数の上記遅延調節部と、を有し、
    上記複数の遅延調節部は、
    上記遅延回路ごとに独立して配置され、データチャネルごと上記位相同期回路の発振にかかわる信号を応じて対応する上記遅延回路の遅延素子の遅延量を調節する
    請求項7記載の固体撮像素子。
  9. 上記位相同期回路は、
    基準クロックとフィードバッククロックとの位相比較結果に応じた電圧を受けて、カレントミラー回路により得られた電流を上記発振遅延素子に供給して発振動作を行う電圧制御発振器を含み、
    上記遅延調節部は、
    上記位相同期回路のカレントミラー回路により得られた上記電流に応じた電流を上記遅延素子の遅延量を調節する調節信号として当該遅延素子に供給する
    請求項7または8記載の固体撮像素子。
  10. 上記遅延調節部は、
    制御信号に応じて上記遅延素子に供給する電流を微調整可能な機能を有する
    請求項9記載の固体撮像素子。
  11. 上記遅延回路は、
    少なくとも上記遅延素子の入力側に配置され、入力データを上記遅延素子の入力電圧レンジに調節し、レベル調節したデータを当該遅延素子に供給する入力レベルシフタと、
    上記遅延素子から出力されたデータの出力振幅電圧をデータの電圧振幅に戻す出力レベルシフタと、
    スタンバイ時に、上記入力レベルシフタ、上記遅延素子、および上記出力レベルシフタのデータ経路をバイパスして、入力データを上記出力レベルシフタの出力側にバイパスするバイパス回路と、を含む
    請求項7から10のいずれか一に記載の固体撮像素子。
  12. 上記バイパス回路は、
    上記スタンバイ時に、上記出力レベルシフタの出力側がハイインピーダンスに保持する機能を有する
    請求項11記載の固体撮像素子。
  13. 固体撮像素子と、
    上記固体撮像素子に被写体像を結像する光学系と、
    上記固体撮像素子の出力画像信号を処理する信号処理回路と、を有し、
    上記固体撮像素子は、
    光電変換を行う複数の画素が行列状に配列された画素部と、
    上記画素部から画素信号の読み出しを行い、読み出したアナログ画素信号をデジタル信号に変換する機能を含む画素読み出し部と、
    上記画素読み出し部によるデジタル信号の遅延タイミングを調整可能なタイミング調整回路と、を有し、
    上記タイミング調整回路は、
    上記画素読み出し部によるデジタルデータが伝搬される少なくとも一つのデータラインと、
    発振信号を発振する複数の発振遅延素子を有し、基準クロックとフィードバッククロックとを位相同期させて上記発振信号を発振する位相同期回路と、
    上記データラインに配置された上記発振遅延素子と等価な遅延素子を含み、当該データラインを伝搬されるデータを遅延させる少なくとも一つの遅延回路と、
    上記位相同期回路の発振にかかわる信号を応じて上記遅延回路の遅延素子の遅延量を調節する遅延調節部と、を含む
    カメラシステム。
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