JP2010102751A - 不揮発性半導体記憶装置とその書き込み方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置とその書き込み方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ベリファイ処理の回数を低減し、プログラムに必要な時間を短縮する。
【解決手段】複数の状態に対応する互いに異なる複数のしきい値電圧を各メモリセルに設定することにより多値の状態を記録する不揮発性のメモリセルアレイへの書き込みを制御する不揮発性半導体記憶装置において、所定のプログラム開始電圧からプログラム電圧を所定の増分電圧だけ順次増加させながらベリファイして上記メモリセルをプログラムするときに、前に行ったプログラムにおけるベリファイ処理がパスしたときのプログラムパルス数に基づいて、上記プログラム開始電圧を決定して設定しプログラムする。
【選択図】図9

Description

本発明は、例えばフラッシュメモリなどの電気的書き換え可能な不揮発性半導体記憶装置(EEPROM)とその書き込み方法に関する。
ビット線とソース線との間に複数のメモリセルトランジスタ(以下、メモリセルという)を直列に接続してNANDストリングを構成し、高集積化を実現したNAND型不揮発性半導体記憶装置が知られている(例えば、非特許文献1−4参照。)。
一般的なNAND型不揮発性半導体記憶装置において、消去は、半導体基板に例えば20Vの高電圧を印加し、ワード線に0Vを印加する。これにより、例えばポリシリコンなどからなる電荷蓄積層であるフローティングゲートより電子を引き抜いて、しきい値を消去しきい値(例えば、−3V)よりも低くする。一方、書き込み(プログラム)においては、半導体基板に0Vを与え、制御ゲートに例えば20Vの高電圧を印加する。これにより、半導体基板よりフローティングゲートに電子を注入することにより、しきい値を書き込みしきい値(例えば、1V)よりも高くする。これらのしきい値をとるメモリセルは、書き込みしきい値と読み出ししきい値の間の読み出し電圧(例えば、0V)を制御ゲートに印加することにより、そのメモリセルに電流が流れるか否かにより、その状態を判断することができる。
以上のように構成された不揮発性半導体記憶装置において、書き込み対象であるメモリセルにプログラム動作により書き込みを行うと、メモリセルトランジスタのフローティングゲートに電荷が注入されしきい値電圧が上昇する。これにより、ゲートにしきい値以下の電圧を印加しても電流が流れなくなり、データ「0」を書き込んだ状態が達成される。一般に、消去状態のメモリセルのしきい値電圧にはバラツキがある。従って、所定の書き込み電圧を印加してプログラム動作を実行し、しきい値電圧がベリファイレベル以上になるようにベリファイすると、書き込み後のメモリセルのしきい値電圧はベリファイレベル以上である程度分布を有するものとなる。
メモリセルを異なるしきい値電圧に設定することで多値を表現する多値メモリセルの不揮発性半導体記憶装置の場合には、しきい値電圧が広い分布を有すると、隣り合うレベル値の間の間隔が狭くなり確実なデータ記録を実行することが困難になる。この問題点を解決するために、特許文献5においては、メモリセルに複数の異なるしきい値を設定することにより多値を記録する不揮発性のメモリコア回路と、上記メモリコア回路への書き込みを制御する制御回路を含み、上記制御回路は、ある1つのしきい値にメモリセルをプログラムする際に上記1つのしきい値に設定されるメモリセル及び上記1つのしきい値より高いしきい値に設定されるメモリセルを上記1つのしきい値にプログラムし、上記複数の異なるしきい値の低い方のしきい値から順番にプログラムすることを特徴としている。
また、特許文献6においては、不揮発性半導体メモリのプログラム精度を向上するとともに、プログラム時間を短縮するための不揮発性半導体メモリが提案されている。この不揮発性半導体メモリでは、不揮発性のメモリセルにデータをプログラムするときに、プログラム電圧を徐々に増加させながらこのプログラム電圧がメモリセルに複数回印加される。この際、プログラムするすべてのメモリセルの閾値電圧が初期値に達するまで、プログラム電圧の増分は第1電圧に設定される。その後、閾値電圧が目標値に達するまで、プログラム電圧の増分は第2電圧に設定される。プログラム電圧をその増分を変えることなく上昇させることで、少ないプログラムパルス数で、メモリセルの閾値電圧を目標値に近づけることができる。また、閾値電圧が初期値を超えた後、プログラム電圧の増分を第2電圧に設定することで、閾値電圧の目標値に対する誤差を最小限にできる。この結果、メモリセルのプログラム時間を削減できる。
さらに、特許文献7においては、書き込みを完了する段階が状態毎に異ならないように初期の制御ゲート電圧及び段階が進む場合における制御ゲート電圧の増分の設定を適切に行い、閾値電圧を精度よく制御することができる不揮発性半導体記憶装置が提案されている。この不揮発性半導体記憶装置では、メモリセルアレイと制御回路とを備える不揮発性半導体記憶装置であって、書き込み動作において、制御回路が、書き込み対象のメモリセルの制御ゲートに印加する各書き込み状態に対応した制御ゲート電圧を、制御ゲート電圧の各書き込み状態間での電圧差が、各書き込み状態を判定するための閾値電圧の各書き込み状態間での電圧差に等しくなるように設定し、未書き込みメモリセルに対し書き込み状態に対応した制御ゲート電圧を印加する電圧印加処理と、メモリセルの閾値電圧が対応する書き込み状態の閾値電圧範囲内にあるか否かを判定するベリファイ処理を繰り返し実行する。
特開平9−147582号公報。 特開2000−285692号公報。 特開2003−346485号公報。 特開2001−028575号公報。 特開2001−325796号公報。 特開2003−173688号公報。 特開2007−193885号公報。
図4は従来技術に係るMLC(Multi Level Cell)フラッシュメモリのしきい値電圧の確率分布(Vt分布)を示す図であり、図5は図4のしきい値電圧の確率分布(Vt分布)において状態(10L)から状態(00)にプログラムするときの状態を示す図である。この従来例では、4値のフラッシュメモリの場合を示しており、一例として、図4に示すように、しきい値の低い方から状態(11)、(01)、(00)、(10)の順序で並置している。なお、(10L)はLSB(最下位ビット)プログラム時の状態であり、(10U)はMSB(最上位ビット)プログラム後の状態である。また、R1は読み出し電圧であり、VPV1は状態(01)のベリファイ電圧であり、VPV2は状態(00)のベリファイ電圧であり、VPV3は状態(10U)のベリファイ電圧である。
図6は従来技術に係るISPP(Increment Step Pulse Program)法を用いて状態(00)をプログラムした後、状態(10)をプログラムするときの書き込み電圧の時間経過を示す図である。図6において、状態(00)のプログラムにおいて5つのプログラムパルス101−105が用いられ、それらの印加直後でベリファイ処理111−115が行われている。また、状態(10)のプログラムにおいて5つのプログラムパルス201−205が用いられ、それらの印加直後でベリファイ処理211−215が行われている。
図4において、矢印301,302はそれぞれ、メモリセルを状態(10L)(LSBプログラム状態)から状態(10U)及び状態(00)(MSBプログラム状態)へプログラムする場合を示している。後者の場合において、図5に示すように、最初のプログラムパルスはセル分布をより高いしきい値電圧にシフトさせる。次いで、ISPP法により次の昇圧されたプログラムパルスはしきい値分布を狭めることを可能にする。従って、最初のプログラムパルスは、可能な限り最低電圧に維持する方がよいと考えられる。しかしながら、この方法はメモリセルの性能が劣化する場合の幾つかの制限事項を有する。
そして、メモリセルの劣化は、書き込み速度性能に直接に影響を与えるであろう。メモリセルが劣化すると、プログラムされるすべてのメモリセルのしきい値分布を望ましいものにするためにより多くのISPPステップが必要となる。従って、しきい値分布をシフトするためにより多くの時間が必要である。
図7は従来技術において状態(00)のプログラムのために1つ以上のステップが必要であり付加的な時間が必要であることを示す書き込み電圧の時間経過図である。なお、図7の符号は図6と同様である。最初のプログラムパルスに使用される初期電圧は変わらないことから、メモリセルの劣化は書き込み速度に直接に影響を与えることになる。そして最終的には、書き込み速度は仕様により決定されていることから、図7に示すように、所要時間が長くなり書き込み動作がフェイルとなる可能性が高くなる。
図8は従来技術に係るプログラム処理の一例を示すフローチャートである。図8において、ステップS1において所定のプログラム開始電圧Vstartdef(n)を設定し、ステップS2においてプログラム開始電圧Vstartdef(n)をプログラム電圧Vpgm(n)に設定する。そして、ステップS3においてプログラム電圧Vpgm(n)を有するプログラムパルスを印加し、ステップS4においてプログラムされたか否かについてベリファイし、ステップS5においてすべてのメモリセルについてパスしたか否かについて判断し、YESのときはステップS7に進む一方、NOのときはステップS6に進む。ステップS6では、プログラム電圧Vpgm(n)を増分Vstepだけインクリメントしてプログラム電圧Vpgm(n)を設定してステップS3に戻る。
次いで、ステップS7において所定のプログラム開始電圧Vstartdef(n+1)を設定し、ステップS8においてプログラム開始電圧Vstartdef(n+1)をプログラム電圧Vpgm(n+1)に設定する。そして、ステップS9においてプログラム電圧Vpgm(n+1)を有するプログラムパルスを印加し、ステップS10においてプログラムされたか否かについてベリファイし、ステップS11においてすべてのメモリセルについてパスしたか否かについて判断し、YESのときは当該プログラム処理を終了して次の所定の処理を行うが、NOのときはステップS12に進む。ステップS12では、プログラム電圧Vpgm(n+1)を増分Vstepだけインクリメントしてプログラム電圧Vpgm(n+1)を設定してステップS3に戻る。
図8のプログラム処理において、ステップS1からステップS6までの処理は、例えば状態(10L)からより高いしきい値の状態(00)にプログラムするための処理であり、ステップS7からステップS12までの処理は、例えば状態(10L)からより高いしきい値の状態(10U)にプログラムするための処理である。
上記のフローチャートは、従来技術に係るISPP法を使用すればプログラム動作がどのようにしてフェイルするかという可能性を例示しており、状態(00)のプログラムに6パルス以上が必要とされれば、劣化したセルのプログラムに必要な追加時間を回復できず、メモリはフェイルとなる。
すなわち、従来技術に係るMLC形フラッシュメモリにおいて、プログラムアルゴリズムは、プログラムパルスとベリファイステップとを組み合わせの連続からなる。ベリファイがフェイルすると、前のパルス電圧よりも高い電圧を用いて選択されたワード線を介してメモリセルに印加する。このプロセスは、ベリファイ処理がすべてのプログラムされるメモリセルがパスするまで繰り返される。このプロセスはISPP法と呼ばれている。
多くの消去又は書き込みサイクル後、並びに、プロセスのばらつきのために、多くのベリファイ処理が変化する。もしベリファイ処理が多くなれば、メモリの書き込み速度は低下し、最後には仕様値から離れた状態となる。
本発明の目的は以上の問題点を解決し、ベリファイ処理の回数を低減し、プログラムに必要な時間を短縮することができる不揮発性半導体記憶装置とその書き込み方法を提供することにある。
第1の発明に係る不揮発性半導体記憶装置は、複数の状態に対応する互いに異なる複数のしきい値電圧を各メモリセルに設定することにより多値の状態を記録する不揮発性のメモリセルアレイと、上記メモリセルアレイへの書き込みを制御する制御回路とを備えた不揮発性半導体記憶装置において、
上記制御回路は、所定のプログラム開始電圧からプログラム電圧を所定の増分電圧だけ順次増加させながらベリファイして上記メモリセルをプログラムするときに、前に行ったプログラムにおけるベリファイ処理がパスしたときのプログラムパルス数に基づいて、上記プログラム開始電圧を決定して設定しプログラムすることを特徴とする。
上記不揮発性半導体記憶装置において、上記ベリファイ処理がパスしたときのプログラムパルス数は、書き込み完了時のプログラムパルス数であることを特徴とする。
ここで、上記制御回路は、上記プログラムするためのプログラム開始電圧を、上記書き込み完了時のプログラムパルス数とその予め決められた基準値との差分に基づいて決定することを特徴とする。
また、上記不揮発性半導体記憶装置において、上記ベリファイ処理がパスしたときのプログラムパルス数は、最初に書き込みパスしたときのプログラムパルス数であることを特徴とする。
ここで、上記制御回路は、上記プログラムするためのプログラム開始電圧を、上記最初の書き込みパスしたときのプログラムパルス数とその予め決められた基準値との差分に基づいて決定することを特徴とする。
さらに、上記不揮発性半導体記憶装置において、上記制御回路は、上記プログラムするときの増分電圧を、上記書き込み完了時のプログラムパルス数と、上記最初の書き込みパスしたときのプログラムパルス数とに基づいて決定して設定することを特徴とする。
第2の発明に係る不揮発性半導体記憶装置の書き込み方法は、複数の状態に対応する互いに異なる複数のしきい値電圧を各メモリセルに設定することにより多値の状態を記録する不揮発性のメモリセルアレイと、上記メモリセルアレイへの書き込みを制御する制御回路とを備えた不揮発性半導体記憶装置の書き込み方法において、
所定のプログラム開始電圧からプログラム電圧を所定の増分電圧だけ順次増加させながらベリファイして上記メモリセルをプログラムするときに、前に行ったプログラムにおけるベリファイ処理がパスしたときのプログラムパルス数に基づいて、上記プログラム開始電圧を決定して設定しプログラムするステップを含むことを特徴とする。
上記不揮発性半導体記憶装置の書き込み方法において、上記ベリファイ処理がパスしたときのプログラムパルス数は、書き込み完了時のプログラムパルス数であることを特徴とする。
ここで、上記プログラムするステップは、上記プログラムするためのプログラム開始電圧を、上記書き込み完了時のプログラムパルス数とその予め決められた基準値との差分に基づいて決定することを特徴とする。
また、上記不揮発性半導体記憶装置の書き込み方法において、上記ベリファイ処理がパスしたときのプログラムパルス数は、最初に書き込みパスしたときのプログラムパルス数であることを特徴とする。
ここで、上記プログラムするステップは、上記プログラムするためのプログラム開始電圧を、上記最初の書き込みパスしたときのプログラムパルス数とその予め決められた基準値との差分に基づいて決定することを特徴とする。
さらに、上記不揮発性半導体記憶装置の書き込み方法において、上記プログラムするステップは、上記プログラムするときの増分電圧を、上記書き込み完了時のプログラムパルス数と、上記最初の書き込みパスしたときのプログラムパルス数とに基づいて決定して設定することを特徴とする。
従って、本発明に係る不揮発性半導体記憶装置とその書き込み方法によれば、所定のプログラム開始電圧からプログラム電圧を所定の増分電圧だけ順次増加させながらベリファイして上記メモリセルをプログラムするときに、前に行ったプログラムにおけるベリファイ処理がパスしたときのプログラムパルス数に基づいて、上記プログラム開始電圧を決定して設定しプログラムするので、ベリファイの処理数に依存するプログラム動作に用いられるプログラム電圧の動的な調整を行い、これにより、メモリアレイの歩留まりを向上でき、メモリセルの寿命を向上させることができる。当該装置及び方法により、「より遅い」プログラム特性を示すセルについて必要とされる場合に、プログラム電圧を動的に増大させることができる。従って、ベリファイ処理の回数を低減し、プログラムに必要な時間を短縮することができる。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の各実施形態において、同様の構成要素については同一の符号を付している。
図1は本発明の一実施形態に係るNAND型フラッシュEEPROMの全体構成を示すブロック図である。また、図2は図1のメモリセルアレイ10とその周辺回路の構成を示す回路図である。さらに、図3は図2のページバッファ(2本のビットライン分)の詳細構成を示す回路図である。まず、本実施形態に係るNAND型フラッシュEEPROMの構成について以下に説明する。
図1において、本実施形態に係るNAND型フラッシュEEPROMは、メモリセルアレイ10と、その動作を制御する制御回路11と、ロウデコーダ12と、高電圧発生回路13と、データ書き換え及び読み出し回路14と、カラムデコーダ15と、コマンドレジスタ17と、アドレスレジスタ18と、動作ロジックコントローラ19と、データ入出力バッファ50と、データ入出力端子51とを備えて構成される。
メモリセルアレイ10は、図2に示すように、例えば16個のスタックト・ゲート構造の電気的書き換え可能な不揮発性メモリセルMC0〜MC15を直列接続してNANDセルユニットNU(NU0,NU1, …)が構成される。各NANDセルユニットNUは、ドレイン側が選択ゲートトランジスタSG1を介してビット線BLに接続され、ソース側が選択ゲートトランジスタSG2を介して共通ソース線CELSRCに接続される。ロウ方向に並ぶメモリセルMCの制御ゲートは共通にワード線WLに接続され、選択ゲートトランジスタSG1,SG2のゲート電極はワード線WLと平行して配設される選択ゲート線SGD,SGSに接続される。1本のワード線WLにより選択されるメモリセルの範囲が書き込み及び読み出しの単位となる1ページである。1ページ又はその整数倍の範囲の複数のNANDセルユニットNUの範囲がデータ消去の単位である1ブロックとなる。書き換え及び読み出し回路14は、ページ単位のデータ書き込み及び読み出しを行うために、ビット線毎に設けられたセンスアンプ回路(SA)及びラッチ回路(DL)を含み、以下、ページバッファという。
図2のメモリセルアレイ10は、簡略化した構成を有し、複数のビット線でページバッファを共有してもよい。この場合は、データ書き込み又は読み出し動作時にページバッファに選択的に接続されるビット線数が1ページの単位となる。また、図2は、1個の入出力端子52との間でデータの入出力が行われるセルアレイの範囲を示している。メモリセルアレイ10のワード線WL及びビット線BLの選択を行うために、それぞれロウデコーダ12及びカラムデコーダ15が設けられている。制御回路11は、データ書き込み、消去及び読み出しのシーケンス制御を行う。制御回路11により制御される高電圧発生回路13は、データ書き換え、消去、読み出しに用いられる昇圧された高電圧や中間電圧を発生する。
入出力バッファ50は、データの入出力及びアドレス信号の入力に用いられる。すなわち、入出力バッファ50及びデータ線52を介して、入出力端子51とページバッファ14の間でデータの転送が行われる。入出力端子52から入力されるアドレス信号は、アドレスレジスタ18に保持され、ロウデコーダ12及びカラムデコーダ15に送られてデコードされる。入出力端子52からは動作制御のコマンドも入力される。入力されたコマンドはデコードされてコマンドレジスタ17に保持され、これにより制御回路11が制御される。チップイネーブル信号CEB、コマンドラッチイネーブルCLE、アドレスラッチイネーブル信号ALE、書き込みイネーブル信号WEB、読み出しイネーブル信号REB等の外部制御信号は動作ロジックコントロール回路19に取り込まれ、動作モードに応じて内部制御信号が発生される。内部制御信号は、入出力バッファ50でのデータラッチ、転送等の制御に用いられ、さらに制御回路11に送られて、動作制御が行われる。
ページバッファ14は、2個のラッチ回路14a,14bを備え、多値動作の機能とキャッシュの機能を切り換えて実行できるように構成されている。すなわち、1つのメモリセルに1ビットの2値データを記憶する場合に、キャッシュ機能を備え、1つのメモリセルに2ビットの4値データを記憶する場合には、キャッシュ機能とするか、又はアドレスによって制限されるがキャッシュ機能を有効とすることができる。そのような機能を実現するための具体的なページバッファ14A(2本のビットライン分)の詳細構成を図3に示す。
図3において、ページバッファ14Aは、2個のインバータ61,62にてなるラッチL1と、2個のインバータ63,64にてなるラッチL2と、ベリファイ用キャパシタ70と、プリチャージ用トランジスタ71と、ベリファイ用トランジスタ72乃至75と、ベリファイ・パスフェイル判定トランジスタ76,77と、カラムゲートトランジスタ81,82と、転送スイッチトランジスタ83乃至85,88,89と、ビットライン選択トランジスタ86,87と、ラッチイコライズトランジスタ90と、リセットトランジスタ91とを備えて構成される。
図3において、2本のビット線BLe,BLoがページバッファ14Aに選択的に接続されるようになっている。この場合、ビット線選択信号BLSE又はBLSOによって、ビットライン選択トランジスタ86又は87を導通させ、ビット線BLe又はビット線BLoの一方を選択的にページバッファ14Aに接続する。なお、一方のビット線が選択されている間、非選択状態である他方のビット線は、固定の接地電位や電源電圧電位にすることによって、隣接ビット線間のノイズを削減することが好ましい。
図3のページバッファ14Aは、第1のラッチL1と、第2のラッチL2とを有する。ページバッファ14Aは所定の動作制御によって、主に読み出し、書き込み動作に寄与する。また、第2のラッチL2は、2値動作においては、キャッシュ機能を実現する二次的なラッチ回路であり、キャッシュ機能を使用しない場合には当該ページバッファ14Aの動作に補助的に寄与して多値動作を実現する。
ラッチL1は、クロックト・インバータ61,62を逆並列接続して構成されている。メモリセルアレイ10のビット線BLは、転送スイッチトランジスタ85を介してセンスノードN4に接続され、センスノードN4はさらに転送スイッチトランジスタ83を介してラッチL1のデータ保持ノードN1に接続されている。センスノードN4には、プリチャージ用トランジスタ71が設けられている。ノードN1は、転送スイッチトランジスタ74,75を介してノードN1のデータを一時記憶するための一時記憶ノードN3に接続されている。さらに、ノードN4には、ビット線に対して電圧V1をプリチャージするためのプリチャージ用トランジスタ71も接続されている。ノードN4にはレベル保持のためのキャパシタ70が接続されている。キャパシタ70の他端は接地される。
第2のラッチL2は、第1のラッチL1と同様に、クロックト・インバータ63,64を逆並列接続して構成されている。ラッチL2の2つのデータノードN5,N6は、カラム選択信号CSLにより制御されるカラムゲートトランジスタ81,82を介して、データ入出力バッファ50に接続されるデータ線52に接続される。ノードN5は、転送スイッチトランジスタ84を介して、ノードN4に接続される。
図3は、メモリセルアレイ10と、ページバッファ14と、データ入出力バッファ50の接続関係を示す。NAND型フラッシュEEPROMの読み出し、書き込みの処理単位は、あるロウアドレスでの同時に選択される1ページ分の容量(例えば512バイト)となっている。8個のデータ入出力端子52があるため、1つのデータ入出力端子52に対しては、512ビットとなっており、図3ではその512ビット分の構成を示している。
データをメモリセルに書き込む場合には、データ信号線52から書き込みデータを第2のラッチL2に取り込む。書き込み動作を開始するには、書き込みデータが第1のラッチL1になければならないので、続いて、ラッチL2に保持したデータをラッチ回路L1に転送する。また、読み出し動作においては、データ入出力端子51にデータを出力するには、読み出したデータがラッチL2になければならないので、ラッチL1で読み出したデータをラッチL2に転送する必要がある。従って、転送スイッチトランジスタ83,84を導通状態にしてラッチL1とラッチL2の間でデータを転送を行うことが可能なように構成されている。このとき、転送先のラッチ回路を非活性状態にしてからデータを転送し、その後転送先のラッチ回路を活性状態に戻してデータを保持することなる。
なお、図1乃至図3において、メモリセルアレイ10へのデータの書き込み、消去の基本動作は例えば非特許文献4−5において開示されており周知技術であり、詳細説明を省略する。
本実施形態では、フラッシュEEPROMにおいて、ベリファイ処理の回数を低減し、プログラムに必要な時間を短縮することができる改良されたISPP法を用いた書き込み方法を提案する。
図9は実施形態に係るプログラム処理の一例を示すフローチャートである。図9のプログラム処理は、ワード線毎に実行される処理であって、図8の従来技術に係るプログラム処理に比較して、ステップS21,S22,S23を追加するとともに、ステップS7をステップS7Aの処理に置き換えたことを特徴としている。本実施形態では、特に、制御回路11は、メモリセルに対して例えば状態(11)から状態(01)にプログラムするときに(もしくは、例えば状態(10L)から状態(00)にプログラムするときに)順次プログラム電圧を所定の増分電圧Vstepだけ順次増加させながらベリファイし、すべてのメモリセルについてベリファイ処理がパスしたときの回数(図9の例では、プログラムパルス数Npactlast(n))に依存して例えば次に状態(10U)にプログラムするためのプログラム開始電圧Vstart(n+1)(=Vstartdef(n+1)+Δ(Npactlast(n)));ここで、Δ(Npactlast(n))はプログラムパルス数Npactlast(n))に依存する増分電圧である。)を設定し、当該プログラム開始電圧Vstart(n+1)からプログラム電圧を所定の増分電圧Vstepだけ順次増加させながらベリファイして上記メモリセルを例えば状態(10U)にプログラムすることを特徴としている。
図9において、ステップS1において所定のプログラム開始電圧Vstartdef(n)を設定し、ステップS21においてプログラムパルス数を計数するパラメータNpact(n)を1に初期化し、ステップS2においてプログラム開始電圧Vstartdef(n)をプログラム電圧Vpgm(n)に設定する。そして、ステップS3においてプログラム電圧Vpgm(n)を有するプログラムパルスを印加し、ステップS4においてプログラムされたか否かについてベリファイし、ステップS5においてすべてのメモリセルについてパスしたか否かについて判断し、YESのときはステップS23に進む一方、NOのときはステップS6に進む。ステップS6では、プログラム電圧Vpgm(n)を増分Vstepだけインクリメントした後、パラメータNpact(n)を1だけインクリメントしてプログラム電圧Vpgm(n)を設定してステップS3に戻る。
次いで、ステップS23においてパラメータNpact(n)を書き込み完了時のプログラムパルス数Npactlastに設定し、ステップS7Aにおいて書き込み完了時のプログラムパルス数Npactlastに基づいてプログラム開始電圧Vstart(n+1)を決定して設定し、ステップS8においてプログラム開始電圧Vstart(n+1)をプログラム電圧Vpgm(n+1)に設定する。そして、ステップS9においてプログラム電圧Vpgm(n+1)を有するプログラムパルスを印加し、ステップS10においてプログラムされたか否かについてベリファイし、ステップS11においてすべてのメモリセルについてパスしたか否かについて判断し、YESのときは当該プログラム処理を終了して次の所定の処理を行うが、NOのときはステップS12に進む。ステップS12では、プログラム電圧Vpgm(n+1)を増分Vstepだけインクリメントしてプログラム電圧Vpgm(n+1)を設定してステップS3に戻る。
図9において、例えば、書き込み完了時のプログラムパルス数Npactlast=5のとき増分電圧Δ(Npactlast(n))=0であり、書き込み完了時のプログラムパルス数Npactlast=5のとき増分電圧Δ(Npactlast(n))=0.5である。状態(10U)のプログラムパルスの初期電圧を調整することができれば、状態(00)のより長いプログラム時間をリカバーできる。なお、Nは制御回路11の内蔵メモリに格納される。
図10は、実施形態に係る改良形ISPP(Increment Step Pulse Program)法を用いて状態(00)をプログラムした後、状態(10)をプログラムするときの書き込み電圧の時間経過を示す図である。図10では、状態(00)のプログラム時のプログラム開始電圧はVstart2であるが、当該状態(00)のプログラム時のパス時のプログラムパルス数に依存して次の状態(10)のプログラム時のプログラム開始電圧Vstart3を決定して設定している。この設定はワード線毎に設定することもでき、メモリセルの寿命を通じて一定のプログラム時間を維持するために、各しきい値分布のプログラム電圧は動的に調整されるべきである。先行するプログラム時のISPP法によるプログラムパルス数に依存して書き込み電圧が動的に調整されれば、全体的なプログラム時間を仕様値内に保つことができる。一般に、この方法は他のしきい値分布のプログラムにも適用することができる。
図11は実施形態に係る4値フラッシュEEPROMのしきい値電圧の確率分布(Vt分布)を示す図である。図11において、VPV1は状態(01)のベリファイ電圧であり、VPV2は状態(00)のベリファイ電圧であり、VPV3は状態(10U)のベリファイ電圧である。1つのメモリセル当り2ビットのMLC型NANDフラッシュメモリの場合は、4つの状態(11)、(01)、(10)及び(00)のしきい値分布が存在する。
図11(a)のLSBのプログラムでは、状態(11)をそのままの状態とするか、もしくはプログラム処理401により状態(11)を状態(10L)にプログラムする。また、図11(b)のMSBのプログラムでは、状態(11)をそのままの状態とするか、もしくはプログラム処理402により状態(11)を状態(01)にプログラムする。さらに、プログラム処理403により状態(10L)を状態(00)にプログラムするか、もしくはプログラム処理404により状態(10L)を状態(10U)にプログラムする。
ここで、書き込み電圧の自動調整は、あらゆる状況に適用することができる。先の詳細な実施形態は、1つのMSB動作(1つのユーザコマンドに相当)の間に発生することから実装が容易である。書き込み電圧の自動調整方法の別の実装方法は、各分布毎にプログラム検証サイクル数を規則的に保存し、このデータを使用して各分布のプログラム開始電圧を調整するというものである。書き込み電圧の自動調整は、1つのメモリセル当り2ビットのMLC形NANDフラッシュメモリのすべてのしきい値分布に適用可能である。すなわち、本発明では、所定のプログラム開始電圧からプログラム電圧を所定の増分電圧だけ順次増加させながらベリファイして上記メモリセルをプログラムするときに、前に行ったプログラム(直前のプログラムに限定されない。)におけるベリファイ処理がパスしたときのプログラムパルス数に基づいて、上記プログラム開始電圧を決定して設定しプログラムすることを特徴としている。例えば、プログラム処理404において、プログラム処理401〜403のいずれか1つのプログラム処理におけるベリファイ処理がパスしたときのプログラムパルス数に基づいて、上記プログラム開始電圧を決定して設定しプログラムしてもよい。
実施形態のまとめ.
以上説明したように、本実施形態によれば、「遅い」セルのプログラムが、プログラム及びベリファイのサイクル数を増加させることにより書き込み性能を過度に低減するのを回避するために、プログラム電圧の自己調整法が用いられている。すなわち、グレイコードを用いたMLC分布において状態(00)が最初にプログラムされる場合、制御回路11がプログラム及びベリファイのサイクル数を記録する。この数が一定の限度を超える場合は、状態(10)に対するプログラム開始電圧を増大すべきである。このメカニズムを使用して、状態(10)のプログラムに用いられるプログラム及びベリファイのサイクルが次いで減じられ、これは全体のプログラム時間を、状態(00)のプログラムが一定の限度より少ない数のサイクルを要する場合と同一に保持するという効果を有する。
例えば、典型的な5つのパルスが状態(00)及び(10)のプログラムに用いられ得る。状態(00)及び(10)の両方のプログラムが、所望のV番目の分布においてすべてのセルのプログラムに最大5つのパルスを要する場合、書き込み性能は最低(仕様により許容される最高の時間に近い)になる(図6参照。)。
次いで、メモリセルの性能が耐久性の問題や処理のばらつきにより低下すると、状態(00)のプログラムについて、さらにもう1つのプログラム及びベリファイのサイクルが必要となり得る(図7参照。)。しかしながら、書き込み速度の仕様は常に維持される必要があるため、6番目のプログラムパルスがパスせず、プログラムの最後の状態でフェイルとなる。
他方、制御回路11が最大5サイクルの代わりにプログラム及びベリファイの6サイクルを許容する場合、状態(00)のプログラムはパスの可能性がより高い。そして、状態(10)のプログラムのためのプログラム開始電圧が増大することにより、プログラム及びベリファイのサイクル数は例えば4に減少することができる。従って、全体のプログラム時間は仕様を超えることなく、最後の状態でパスする(図10参照。)。
当該実施形態に係る書き込み方法は、ベリファイのプロセス数に依存するプログラム動作に用いられるプログラム電圧の動的な調整を示しており、メモリアレイの歩留まりを向上でき、メモリセルの寿命を向上させることができる。当該方法により、「より遅い」プログラム特性を示すセルについて必要とされる場合のみに、プログラム電圧を動的に増大させることができる。
変形例.
以上の実施形態においては、各ワード線毎に実行されるプログラム処理において、書き込み完了時(図9のステップS5でYES)のプログラムパルス数Npactlastに基づいてプログラム開始電圧Vstart(n+1)を決定して設定しているが、本発明はこれに限らず、図13の変形例に示すように、最初に書き込みパスしたプログラムパルス数Npactfirst(n)(図13のステップS31及びS32により計数する。)及び書き込み完了時のプログラムパルス数Npactlastに基づいてプログラム開始電圧Vstart(n+1)を決定して設定してもよい(図13のステップS7B参照。)。これについては、製造ばらつきが大きい場合においてプログラム電圧を適切に調整することができ、詳細後述する。
さらに、実施形態及び変形例に係るプログラム開始電圧Vstar(n+1)の種々の実施例について以下に説明する。
[表1]
各パラメータの定義とその値の一例
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
第nの状態のベリファイ電圧(設定値)Vpv(n)=0.5V;
第nの状態のプログラム開始電圧(設定値)Vstartdef(n)=16.5V;
第n+1の状態のベリファイ電圧(設定値)Vpv(n+1)=2.0V;
第n+1の状態のプログラム開始電圧(設定値)Vstartdef(n+1)=18.0V;
増分電圧(設定値)Vstep=0.4V;
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
第nの状態のプログラムパルス数(書き込み完了時の基準値)Npdeflast(n)=12;
第nの状態のプログラムパルス数(最初に書き込みパスした時の基準値)Npdeffirst(n)=3;
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
第nの状態のプログラムパルス数(書き込み完了時の実際値)Npactlast(n)=14;
第nの状態のプログラムパルス数(最初に書き込みパスした時の実際値)Npactfirst(n)=4;
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
(注)状態の一例:
第1の状態=状態(01)、第2の状態=状態(00)である。
各状態にプログラムパルス数の基準値がある場合のプログラム開始電圧は次式で表される。
[数1]
Vstart(n+1)
=Vstartdef(n+1)
+(Npactlast(n)−Npdeflast(n)−0.5]×Vstep
実施例1における数値例は次式の通りである。
[数2]
Vstart(n+1)
=18+(14−12−0.5)×0.4=18.6(V)
実施例1では、動作速度が少し遅めのページバッファ14やメモリブロックに対して、書き込み電圧が補正される。補正係数(−0.5)は補正しすぎるのを防ぐためで、プログラムパルスの半分に対応することを意味する。
直接にプログラムパルス数から算出する場合のプログラム開始電圧は次式で表される。
[数3]
Vstart(n+1)
=Vstart(n)
+(Npactlast(n)−Npdeflast(n)−0.5)×Vstep
+α×(Vpv(n+1)−Vpv(n))
ここで、αは所定の定数であり、例えば1.4である。実施例2における数値例は次式の通りである。
[数4]
Vstart(n+1)
=16.5+(14−12−0.5)×0.4+1.4×(2.0−0.5)
=18.2(V)
実施例2では、実施例1と同様にプログラム電圧が補正される。
最初に書き込みパスしたときのプログラムパルス数に基づいてプログラム開始電圧を決定する場合であって、各状態に基準値のある場合のプログラム開始電圧は次式で表される。
[数5]
Vstart(n+1)
=Vstartdef(n)
+(Npactfirst(n)−Npdeffirst(n)−0.5)×Vstep
実施例3における数値例は次式の通りである。
[数6]
Vstart(n+1)
=18+(5−3−0.5)×0.4=18.6(V)
実施例3では、書き込み完了時のプログラムパルス数の代わりに、最初に書き込みパスしたときのプログラムパルス数を用いてプログラム開始電圧を決定しているが、実施例1と同様の結果を得ることができる。
最初に書き込みパスしたときのプログラムパルス数に基づいてプログラム開始電圧を決定する場合であって、直接にプログラムパルス数から算出する場合のプログラム開始電圧は次式で表される。
[数7]
Vstart(n+1)
=Vstart(n)
+(Npactfirst(n)−Npdeffirst(n)−0.5)×Vstep
+α×(Vpv(n+1)−Vpv(n))
実施例4における数値例は次式の通りである。
[数8]
Vstart(n+1)
=16.5+(5−3−0.5)×0.4+1.4×(2.0−0.5)
=18.2(V)
実施例4では、書き込み完了時のプログラムパルス数の代わりに、最初に書き込みパスしたときのプログラムパルス数を用いてプログラム開始電圧を決定しているが、実施例2と同様の結果を得ることができる。
実施例5では、最初の書き込みパスしたプログラムパルス数と書き込み完了時のプログラムパルス数に基づいて増分電圧Vstepを決定して設定する場合において、増分電圧は次式で表される。
[数9]
Vstep(n+1)
=(Npactlast(n)−Npactfirst(n))
/(Npdeflast(n)−Npdeffirst(n))×Vstep(n)
実施例5における数値例は次式の通りである。
[数10]
Vstep(n+1)
=(14−5)/(12−3)×0.4=0.4
従って、設定値であるVstepと同様の値を得ることができる。
応用例.
図12は変形例に係る8値フラッシュEEPROMのしきい値電圧の確率分布(Vt分布)を示す図である。図12において、VPV1は状態(011)のベリファイ電圧であり、VPV2は状態(101U)のベリファイ電圧であり、VPV3は状態(001)のベリファイ電圧である。また、VPV4は状態(100U)のベリファイ電圧であり、VPV5は状態(000)のベリファイ電圧であり、VPV6は状態(110U)のベリファイ電圧であり、VPV7は状態(010)のベリファイ電圧である。
図12の(a)のLSBのプログラムでは、状態(111)をそのままの状態とするか、もしくはプログラム処理501により状態(111)を状態(110L)にプログラムする。また、図12(b)の中間ビット(最下位ビットと最上位ビットの中間のビットをいい、以下、MIBという。)のプログラムでは、状態(111)をそのままの状態とするか、もしくはプログラム処理502により状態(111)を状態(101M)にプログラムする。さらに、プログラム処理503により状態(110L)を状態(100M)にプログラムするか、もしくはプログラム処理504により状態(110L)を状態(110M)にプログラムする。
さらに、図12(c)のMSBのプログラムでは、状態(111)をそのままの状態とするか、もしくはプログラム処理505により状態(111)を状態(011)にプログラムする。また、プログラム処理506により状態(101M)を状態(101U)にプログラムするか、もしくはプログラム処理507により状態(101M)を状態(001)にプログラムする。また、プログラム処理508により状態(100M)を状態(100U)にプログラムするか、もしくはプログラム処理509により状態(100M)を状態(000)にプログラムする。また、プログラム処理510により状態(110M)を状態(110U)にプログラムするか、もしくはプログラム処理511により状態(110M)を状態(010)にプログラムする。
このように、本発明によれば、1メモリセル当り3ビットのNANDフラッシュメモリに適用することができる。これによりメモリアレイのシリコン面積を増大することなく密度を増加させることができる。この場合、8つの状態(111)、(110)、(100)、(101)、(001)、(011)、(001)及び(000)のしきい値分布が存在する。しきい値分布を4値から8値(MSBプログラム)に変更する場合も、必要な先のプログラムパルス数に依存して書き込み電圧の自動調整を各しきい値分布に適用することができる。3ビットのMLC形フラッシュメモリの場合、より多くの分布タイプが存在することから、書き込み電圧の自動調整は将来のNANDメモリ設計にとってこそより大きな意味を有する。すなわち、本発明では、所定のプログラム開始電圧からプログラム電圧を所定の増分電圧だけ順次増加させながらベリファイして上記メモリセルをプログラムするときに、前に行ったプログラム(直前のプログラムに限定されない。)におけるベリファイ処理がパスしたときのプログラムパルス数に基づいて、上記プログラム開始電圧を決定して設定しプログラムすることを特徴としている。例えば、プログラム処理511において、プログラム処理501〜510のいずれか1つのプログラム処理におけるベリファイ処理がパスしたときのプログラムパルス数に基づいて、上記プログラム開始電圧を決定して設定しプログラムしてもよい。
以上の実施形態及び変形例においては、複数の状態に対応する互いに異なる複数のしきい値電圧を各メモリセルに設定することにより多値の状態を記録する不揮発性のメモリセルアレイと、上記メモリセルアレイへの書き込みを制御する制御回路とを備えた不揮発性半導体記憶装置において、上記制御回路は、所定のプログラム開始電圧からプログラム電圧を所定の増分電圧だけ順次増加させながらベリファイして上記メモリセルをプログラムするときに、前に行ったプログラムにおけるベリファイ処理がパスしたときのプログラムパルス数に基づいて、上記プログラム開始電圧を決定して設定しプログラムすることを特徴としており、このように構成してもよい。
以上の実施形態においては、NAND型フラッシュEEPROMについて説明しているが、本発明はこれに限らず、NOR型フラッシュEEPROMなどのフローティングゲートにデータを書き込むことが可能な不揮発性半導体記憶装置に広く適用できる。以上の説明では、書き換えに伴いプログラムのスピードが遅くなる例をとって説明したが、書き込み及び消去原理により、スピードが逆に早くなるものがあり、NAND型フラッシュEEPROMもその1つである。このスピードが早くなる場合、それを見込んでプログラム開始電圧Vstartを低くしておかないとVth分布幅が設定より大きくなってしまい、読み出しフェイルとなってしまう。プログラム開始電圧Vstartを低く設定するということはそれだけプログラム時間が長くかかるわけで、その短縮にも本発明の適用が効果的である。書き換えが少ない間は、実際はもう少し高いプログラム開始電圧Vstartからプログラムできるのに対して、本発明は1つのレベルを書いた実績からそれを自動的に検出して、次のレベルは補正した少し高いプログラム開始電圧Vstartからプログラムするからである。
以上の実施形態においては、図4のしきい値分布を仮定して、最低の電圧を有するデータをプログラムすることを説明しているが、本発明はこれに限らず、多値のいずれかのデータをプログラムするときに適用できる。
以上詳述したように、本発明に係る不揮発性半導体記憶装置とその書き込み方法によれば、所定のプログラム開始電圧からプログラム電圧を所定の増分電圧だけ順次増加させながらベリファイして上記メモリセルをプログラムするときに、前に行ったプログラムにおけるベリファイ処理がパスしたときのプログラムパルス数に基づいて、上記プログラム開始電圧を決定して設定しプログラムするので、ベリファイの処理数に依存するプログラム動作に用いられるプログラム電圧の動的な調整を行い、これにより、メモリアレイの歩留まりを向上でき、メモリセルの寿命を向上させることができる。当該装置及び方法により、「より遅い」プログラム特性を示すセルについて必要とされる場合に、プログラム電圧を動的に増大させることができる。従って、ベリファイ処理の回数を低減し、プログラムに必要な時間を短縮することができる。
本発明の一実施形態に係るNAND型フラッシュEEPROMの全体構成を示すブロック図である。 図1のメモリセルアレイ10とその周辺回路の構成を示す回路図である。 図2のページバッファ(2本のビットライン分)の詳細構成を示す回路図である。 従来技術に係るMLC(Multi Level Cell)フラッシュメモリのしきい値電圧の確率分布(Vt分布)を示す図である。 図4のしきい値電圧の確率分布(Vt分布)において状態(10L)から状態(00)にプログラムするときの状態を示す図である。 従来技術に係るISPP(Increment Step Pulse Program)法を用いて状態(00)をプログラムした後、状態(10)をプログラムするときの書き込み電圧の時間経過を示す図である。 従来技術において状態(00)のプログラムのために1つ以上のステップが必要であり付加的な時間が必要であることを示す書き込み電圧の時間経過図である。 従来技術に係るプログラム処理の一例を示すフローチャートである。 実施形態に係るプログラム処理の一例を示すフローチャートである。 実施形態に係る改良形ISPP(Increment Step Pulse Program)法を用いて状態(00)をプログラムした後、状態(10)をプログラムするときの書き込み電圧の時間経過を示す図である。 実施形態に係る4値フラッシュEEPROMのしきい値電圧の確率分布(Vt分布)を示す図である。 変形例に係る8値フラッシュEEPROMのしきい値電圧の確率分布(Vt分布)を示す図である。 変形例に係るプログラム処理の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
10…メモリセルアレイ、
11…制御回路、
12…ロウデコーダ、
13…高電圧発生回路、
14,14A…データ書き換え及び読み出し回路(ページバッファ)、
14a,14b…ラッチ回路、
15…カラムデコーダ、
17…コマンドレジスタ、
18…アドレスレジスタ、
19…動作ロジックコントローラ、
50…データ入出力バッファ、
51…データ入出力端子、
52…データ線、
L1,L2…ラッチ。

Claims (12)

  1. 複数の状態に対応する互いに異なる複数のしきい値電圧を各メモリセルに設定することにより多値の状態を記録する不揮発性のメモリセルアレイと、上記メモリセルアレイへの書き込みを制御する制御回路とを備えた不揮発性半導体記憶装置において、
    上記制御回路は、所定のプログラム開始電圧からプログラム電圧を所定の増分電圧だけ順次増加させながらベリファイして上記メモリセルをプログラムするときに、前に行ったプログラムにおけるベリファイ処理がパスしたときのプログラムパルス数に基づいて、上記プログラム開始電圧を決定して設定しプログラムすることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 上記ベリファイ処理がパスしたときのプログラムパルス数は、書き込み完了時のプログラムパルス数であることを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 上記制御回路は、上記プログラム開始電圧を、上記書き込み完了時のプログラムパルス数とその予め決められた基準値との差分に基づいて決定することを特徴とする請求項2記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 上記ベリファイ処理がパスしたときのプログラムパルス数は、最初に書き込みパスしたときのプログラムパルス数であることを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 上記制御回路は、上記プログラム開始電圧を、上記最初の書き込みパスしたときのプログラムパルス数とその予め決められた基準値との差分に基づいて決定することを特徴とする請求項4記載の不揮発性半導体記憶装置。
  6. 上記制御回路は、上記プログラムするときの増分電圧を、上記書き込み完了時のプログラムパルス数と、上記最初の書き込みパスしたときのプログラムパルス数とに基づいて決定して設定することを特徴とする請求項1乃至5のうちのいずれか1つに記載の不揮発性半導体記憶装置。
  7. 複数の状態に対応する互いに異なる複数のしきい値電圧を各メモリセルに設定することにより多値の状態を記録する不揮発性のメモリセルアレイと、上記メモリセルアレイへの書き込みを制御する制御回路とを備えた不揮発性半導体記憶装置の書き込み方法において、
    所定のプログラム開始電圧からプログラム電圧を所定の増分電圧だけ順次増加させながらベリファイして上記メモリセルをプログラムするときに、前に行ったプログラムにおけるベリファイ処理がパスしたときのプログラムパルス数に基づいて、上記プログラム開始電圧を決定して設定しプログラムするステップを含むことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の書き込み方法。
  8. 上記ベリファイ処理がパスしたときのプログラムパルス数は、書き込み完了時のプログラムパルス数であることを特徴とする請求項7記載の不揮発性半導体記憶装置の書き込み方法。
  9. 上記プログラムするステップは、上記プログラムするためのプログラム開始電圧を、上記書き込み完了時のプログラムパルス数とその予め決められた基準値との差分に基づいて決定することを特徴とする請求項8記載の不揮発性半導体記憶装置の書き込み方法。
  10. 上記ベリファイ処理がパスしたときのプログラムパルス数は、最初に書き込みパスしたときのプログラムパルス数であることを特徴とする請求項7記載の不揮発性半導体記憶装置の書き込み方法。
  11. 上記プログラムするステップは、上記プログラムするためのプログラム開始電圧を、上記最初の書き込みパスしたときのプログラムパルス数とその予め決められた基準値との差分に基づいて決定することを特徴とする請求項10記載の不揮発性半導体記憶装置の書き込み方法。
  12. 上記プログラムするステップは、上記プログラムするときの増分電圧を、上記書き込み完了時のプログラムパルス数と、上記最初の書き込みパスしたときのプログラムパルス数とに基づいて決定して設定することを特徴とする請求項7乃至11のうちのいずれか1つに記載の不揮発性半導体記憶装置の書き込み方法。
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