JP2012014808A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】適切なステップ幅のプログラム電圧を用いてデータを書き込む不揮発性半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置は、選択ワード線にプログラムに必要なプログラム電圧を印加するプログラム動作及び選択ワード線にベリファイに必要なベリファイ電圧を印加するベリファイ動作からなる書き込みループを、選択ワード線で選択される複数のメモリセルからなるページ単位で、データが書き込まれるまでプログラム電圧を所定のステップ幅で変化させながら繰り返し実行するデータ書き込み部と、ページに属するメモリセルのエンデュランスを判定するエンデュランス判定部とを備え、データ書き込み部は、エンデュランスに応じたステップ幅のプログラム電圧を選択ワード線に供給することを特徴とする。
【選択図】図9

Description

実施形態は、不揮発性半導体記憶装置に関する。
電気的書き換えが可能でかつ、高集積化が可能な不揮発性半導体記憶装置として、NAND型フラッシュメモリが知られている。NAND型フラッシュメモリでは、複数のメモリセルを隣接するもの同士でソース/ドレイン拡散層を共有する形で直列接続して、NANDストリングを構成する。NANDストリングの両端はそれぞれ、選択ゲートトランジスタを介してビット線及びソース線に接続される。この様なNANDストリングの構成により、NOR型フラッシュメモリに比べて単位セル面積が小さく且つ大容量記憶が可能になる。
NAND型フラッシュメモリのメモリセルは、半導体基板にトンネル絶縁膜を介して形成された電荷蓄積層(浮遊ゲート)とその上にゲート間絶縁膜を介して積層された制御ゲートとを有し、浮遊ゲートの電荷蓄積状態によりデータを不揮発に記憶する。例えば、浮遊ゲートに電子を注入した閾値電圧の高い状態をデータ“0”、浮遊ゲートの電子を放出させた閾値電圧の低い状態をデータ“1”として、2値データの記憶を行う。書き込まれる閾値電圧分布をさらに細分化して、4値、8値等の多値記憶を行うこともできる。
このようなNAND型フラッシュメモリへのデータ書き込みは、通常、メモリセルの制御ゲートに対して、電荷蓄積に必要なプログラム電圧をステップアップさせながら繰り返し供給し、メモリセルの閾値電圧を所望の閾値電圧になるように徐々に遷移させることで実現する。この場合、プログラム電圧のステップ幅が大きいと、データ書き込み処理を迅速に行うことができる反面、閾値電圧分布が広くなってしまい信頼性を損なう恐れがある。逆に、プログラム電圧のステップ幅が小さいと、閾値電圧分布を狭くできるため信頼性が向上する反面、データ書き込み処理が遅くなってしまう恐れがある。したがって、メモリセルのプログラム速度に応じた適切なステップ幅を設定する必要がある。これらは、電荷蓄積層がMONOS膜などの絶縁膜で構成されるチャージトラップ型の不揮発性メモリに関しても同様である。
特開2008−257781号
実施形態は、適切なステップ幅のプログラム電圧を用いてデータを書き込む不揮発性半導体記憶装置を提供することを目的とする。
実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置は、複数のビット線、前記ビット線に交差する複数のワード線及びソース線、並びに、制御ゲートに前記ワード線が接続された直列接続された複数のメモリセルを含み、両端がそれぞれ前記ビット線及びソース線に接続された複数のNANDストリングを有するメモリセルアレイと、前記複数のワード線のうち選択した一の前記ワード線にプログラムに必要なプログラム電圧を印加するプログラム動作及び前記選択ワード線にベリファイに必要なベリファイ電圧を印加するベリファイ動作からなる書き込みループを、前記選択ワード線で選択される複数のメモリセルからなるページ単位で、データが書き込まれるまで前記プログラム電圧を所定のステップ幅で変化させながら繰り返し実行するデータ書き込み部と、前記ページに属するメモリセルのエンデュランスを判定するエンデュランス判定部とを備え、前記データ書き込み部は、前記エンデュランスに応じたステップ幅のプログラム電圧を前記選択ワード線に供給することを特徴とする。
第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置のブロック図である。 本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイの回路図である。 本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置において、1セル当たり2ビットを記憶する場合のデータ書き込み時のメモリセルの閾値電圧分布の変化を示す図である。 不揮発半導体記憶装置の選択ワード線に供給されるプログラム電圧及びベリファイ電圧の波形図である。 図4に示すプログラム電圧を選択ワード線に供給した場合の書き込みループ回数と閾値電圧分布の発生状況との関係を示す図である。 本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の初期電圧調整機能によるプログラム電圧の初期電圧の調整フローを示す図である。 図6に示す初期電圧調整機能を用いた不揮発性半導体記憶装置において、選択ワード線に供給されるプログラム電圧のイメージを示す図である。 不揮発性半導体記憶装置のメモリセルの閾値電圧分布を示す図である。 本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置のステップ幅調整機能によるステップ幅の導出フローの例を示す図である。 本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の選択ワード線に供給されるプログラム電圧のイメージを示す図である。 本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置のステップ幅調整機能によるステップ幅の導出フローの別の例を示す図である。 ベリファイスキップ機能を用いた場合において、選択ワード線に供給されるプログラム電圧及びベリファイ電圧の波形図である。 ベリファイスキップ機能のベリファイスキップすべき期間の変化を説明する図である。 第2の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置のベリファイスキップ機能によるベリファイスキップ期間の導出フローの例を示す図である。 本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置のベリファイスキップ機能によるベリファイスキップ期間の導出フローの別の例を示す図である。 第3の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイの回路図である。 不揮発性半導体記憶装置のデータ書き込み時のビット線の様子を示す図である。 不揮発性半導体記憶装置のデータ書き込み時のビット線の様子を示す図である。 本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の消費電流削減機能によるプログラム禁止期間の導出フローの例を示す図である。 本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の消費電流削減機能によるプログラム禁止期間の導出フローの別の例を示す図である。 第4の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置のNANDストリングの回路図である。 本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の初期電圧調整機能に用いる基準電圧の割り付け例を示す図である。 本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイの配置例を示す図である。 本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の初期値調整機能に用いる基準電圧の割り付け例を示す図である。
以下、図面を参照しながら実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置について説明する。
[第1の実施形態]
<全体構成>
先ず、第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の全体構成について説明する。
図1は、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置のブロック図である。
このNAND型フラッシュメモリは、NANDチップ10、このNANDチップ10を制御するコントローラ11及び後述するステップ調整機能で用いる情報を記憶するROMヒューズ12を備えて構成されている。
NANDチップ10を構成するメモリセルアレイ1は、後述するように、複数の浮遊ゲート型メモリセルMCをマトリクス配列して構成される。ロウデコーダ/ワード線ドライバ2a、カラムデコーダ2b、ページバッファ3及び電圧発生回路8は、メモリセルアレイ1に対してページ単位でデータの書き込み及び読み出しを行うデータ書き込み部を構成する。ロウデコーダ/ワード線ドライバ2aは、メモリセルアレイ1のワード線及び選択ゲート線を駆動する。ページバッファ3は、1ページ分のセンスアンプ回路とデータ保持回路を備えて、メモリセルアレイ1のページ単位のデータ読み出し及び書き込みを行う。
ページバッファ3の1ページ分の読み出しデータは、カラムデコーダ2bにより順次カラム選択されて、I/Oバッファ9を介して外部I/O端子に出力される。I/O端子から供給される書き込みデータは、カラムデコーダ2bにより選択されてページバッファ3にロードされる。ページバッファ3には1ページ分の書き込みデータがロードされる。ロウ及びカラムアドレス信号はI/Oバッファ9を介して入力され、それぞれ、ロウデコーダ2a及びカラムデコーダ2bに転送される。ロウアドレスレジスタ5aは、消去動作では、消去ブロックアドレスを保持し、書き込みや読み出し動作ではページアドレスを保持する。カラムアドレスレジスタ5bには、書き込み動作開始前の書き込みデータロードのための先頭カラムアドレスや、読み出し動作のための先頭カラムアドレスが入力される。書き込みイネーブル/WEや読み出しイネーブル/REが、所定の条件でトグルされるまで、カラムアドレスレジスタ5bは入力されたカラムアドレスを保持する。
ロジック制御回路6は、チップイネーブル信号/CE、コマンドイネーブル信号CLE、アドレスラッチイネーブル信号ALE、書き込みイネーブル信号/WE、読み出しイネーブル信号/RE等の制御信号に基づいて、コマンドやアドレスの入力、データの入出力を制御する。読み出し動作や書き込み動作はコマンドで実行される。コマンドを受けて、シーケンス制御回路7は、読み出し動作や、書き込み或いは消去のシーケンス制御を行う。電圧発生回路8は、制御回路7により制御されて、種々の動作に必要な所定の電圧を発生する。
コントローラ11は、NANDチップ10の現在の書込状態に適した条件でデータの書き込み及び読み出しの制御を実行する。なお、後述する読み出し制御の一部をNANDチップ10側で行うようにしても良いことは言うまでもない。
<メモリセルアレイ>
次に、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイ1について説明する。
図2は、メモリセルアレイ1の回路図である。図2の場合、64個の直列接続されたメモリセルMC0〜MC63とその両端に接続された選択ゲートトランジスタS1、S2により、NANDストリング4が構成されている。選択ゲートトランジスタS1のソースは、共通ソース線CELSRCに接続され、選択ゲートトランジスタS2のドレインはビット線BL(BL0〜BLn−1)に接続される。メモリセルMC0〜MC63の制御ゲートはそれぞれワード線WL(WL0〜WL63)に接続され、選択ゲートトランジスタS1、S2のゲートは、選択ゲート線SGS、SGDに接続される。
1つのワード線WLに沿う複数のメモリセルMCの範囲が、一括したデータ読み出し及びデータ書き込みの単位となるページになる。また、ワード線WL方向に並ぶ複数のNANDストリング4の範囲が、データ一括消去の単位となるセルブロックBLKを構成する。図2では、ビット線BL方向にビット線BLを共有する複数のセルブロックBLK0〜BLKm−1を配列して、セルアレイ1が構成されている。ワード線WL及び選択ゲート線SGS、SGDは、ロウデコーダ2aにより駆動される。各ビット線BLは、ページバッファ3のセンスアンプ回路S/Aに接続されている。
ここで、このようなNAND型フラッシュメモリのアクセス単位である「ページ」について説明する。以下の説明において、「ページ」とは、異なる2つの意味を有するので注意を要する。
第1は、1つのワード線に沿う一括したデータアクセス単位としての「ページ」であり、この場合、ワード線につながる全メモリセルを一括アクセスする場合(ABL方式)と、1つおきにアクセスする場合(E/O方式)がある。E/O方式の場合、同一のワード線につながる複数のメモリセルが「偶数ページ」と「奇数ページ」とに分かれる。図2では、一例としてABL方式の場合を示している。
第2は、1つのメモリセルに複数ビットを記憶する場合の記憶データの階層を示す「ページ」で、この場合、L(Lower)ページ、M(Middle)ページ、U(Upper)ページ等と呼ぶ。
<データ書き込み>
次に、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置のデータ書き込みについて説明する。
図3は、1セル当たり2ビットを記憶する場合のデータ書き込み時のメモリセルの閾値電圧分布の変化を示す図である。
始めに、ステップS101において、セルブロック全体に対して一括にデータ消去を実行する。これによって、セルブロック内の全てのメモリセルMCの閾値電圧は、最も低いERレベルになる。
続いて、ステップS102において、第1の書き込みステップであるLページ書き込みを書き込みデータの下位ビットに基づいて実行する。下位ビットが“1”の場合、メモリセルの閾値電圧はERレベルに維持される。下位ビットが“0”の場合、メモリセルの閾値電圧はERレベルからAレベルとBレベルとの中間レベルであるLMレベルに遷移する。
最後に、ステップS103において、第2の書き込みステップであるUページ書き込みを書き込みデータの上位ビットに基づいて実行する。もし、メモリセルMCの閾値電圧がERレベルならば、上位データが“1”の場合、メモリセルの閾値電圧はERレベルのままである。逆に、上位データが“0”の場合、メモリセルの閾値電圧はAレベルに遷移する。一方、メモリセルの閾値電圧がLMレベルならば、上位データが“0”の場合、メモリセルの閾値電圧はBレベルに遷移する。逆に、上位データが“1”の場合、メモリセルの閾値電圧はCレベルまで遷移する。
以上のように、メモリセルに対する2ビットデータの書き込みは、2つの書き込みステップによって実現される。
次に、データ書き込み時に選択ワード線に供給するプログラム電圧及びベリファイ電圧について説明する。
図4は、データ書き込み時に選択ワード線WLに供給されるプログラム電圧Vpgmと、A、B、及びCレベルのベリファイに必要なベリファイ電圧Va、Vb、及びVcの波形図である。また、図5は、図4に示すプログラム電圧Vpgmを供給した場合に遷移し得る閾値電圧を示している。
以下の説明において、閾値電圧をERレベルに遷移させるメモリセルを「メモリセルMC(ER)」と表現する。A、B、Cレベルに遷移させるメモリセルについても同様である。
なお、ここでは、Lページ書き込みは完了しているものとし、Uページ書き込みから説明する。したがって、既に、メモリセルMC(ER)、MC(A)の閾値電圧はERレベル、メモリセルMC(B)、MC(C)の閾値電圧はLMレベルにそれぞれ遷移している。
1回の書き込みループは、一例として、1回のプログラム動作と1回のベリファイ動作からなる場合で説明する。
プログラム動作では、図4に示すように、選択ワード線に対して1つのパルス状のプログラム電圧Vpgmが供給される。このプログラム電圧Vpgmは、書き込みループが繰り返されるたびに、ステップアップされる。例えば、図4及び図5に示す場合、1<Nb<Nc<Na´<Nb´<Nとすると、1〜Na´回目の書き込みループで供給されるプログラム電圧Vpgm(1)〜Vpgm(Na´)は、メモリセルの閾値電圧をAレベルに遷移させ得るプログラム電圧値をもつ。Nb〜Nb´回目の書き込みループで供給されるプログラム電圧Vpgm(Nb)〜Vpgm(Nb´)は、メモリセルの閾値電圧をBレベルに遷移させ得るプログラム電圧値をもつ。また、Nc〜N回目の書き込みループで供給されるプログラム電圧Nc〜Nは、メモリセルの閾値電圧をCレベルに遷移させ得るプログラム電圧値をもつ。このようなプログラム電圧Vpgmを供給した場合、メモリセルMC(A)では、1〜Na´回目の書き込みループの間に閾値電圧がERレベルからAレベルに遷移する。メモリセルMC(B)では、Nb〜Nb´回目の書き込みループの間に閾値電圧がLMレベルからBレベルに遷移する。また、メモリセルMC(C)では、Nc〜N回目の書き込みループの間に閾値電圧がLMレベルからCレベルに遷移する。その結果、N回の書き込みループによってページを構成する全てのメモリセルMCにデータが書き込まれる。
ベリファイ動作では、図4に示すように、選択ワード線に対して3つのベリファイ電圧Va、Vb、Vcが順次供給される。これによって、メモリセルMC(A)、MC(B)、MC(C)の閾値電圧が、それぞれAレベル、Bレベル、Cレベルに遷移したかがベリファイされる。その結果、ベリファイパスしたメモリセルについては、次以降の書き込みループにおいてプログラム動作を禁止する。
<プログラム電圧の初期電圧の調整>
図4及び図5の場合、N回の書き込みループでデータ書き込みが完了したが、プログラム速度は、ブロック毎、ワード線毎、ページ毎、及びメモリセル毎によって異なる。さらに、通常、同じページ、メモリセルであっても、書き込み/消去サイクルを重ねて行く毎に、プログラム速度が変化する。つまり、書き込み/消去サイクル数によって、プログラム電圧の初期電圧を適切にする必要がある。
そこで本実施形態では、各ページの書き込み特性に応じて、プログラム電圧の初期電圧を調整する(以下、この機能を「初期電圧調整機能」と呼ぶ)。
この初期電圧調整機能は、Lページ書き込みの所定の書き込みループにおいて、所定の閾値電圧に到達したメモリセル数をカウントし、所定のメモリセル数に到達したプログラム電圧が高い場合、Uページ書き込みのプログラム電圧の初期電圧を高めに調整し、所定のメモリセル数に到達したプログラム電圧が低い場合、Uページ書き込みのプログラム電圧の初期電圧を低めに調整する機能である。
この初期電圧調整機能によるデータ書き込み処理のフローを図6に示す。図6では、所定のメモリセル数に到達したプログラム電圧が高い場合、Uページ書き込みのプログラム電圧の初期電圧を高めに調整する場合を一例として示す。すなわち、Uページ書き込みで供給されるプログラム電圧の初期電圧Vpgm0(A)は、最もプログラム速度が速いメモリセルにとって適切な初期電圧Vpgm0に初期化されているものとする。
始めに、Lページ書き込みのステップS121において、書き込みループを実行する。
続いて、ステップS122において、所定の閾値電圧Vthaに到達したメモリセル数Nmcをカウントする。以上のステップS121、S122を、メモリセル数Nmcが予め定めたメモリセル数Nmcaに到達するまでプログラム電圧Vpgmをステップアップしながら繰り返す(S123)。
続いて、ステップS124において、閾値電圧Vthaに到達したメモリセル数NmcがNmca以上になった時点におけるプログラム電圧Vpgmと所定の基準値X1、X2(X1>X2)とを比較する。ここで、X1≦Vpgmであった場合、このページのプログラム速度は遅いと判定する。この場合、Uページ書き込みで供給するプログラム電圧の初期電圧をVpgm0(A)=Vpgm0+kA0×ΔVpgm0に調整する(ステップS125)。ここで、ΔVpgm0は初期電圧Vpgm0(A)の刻み幅、kA0は自然数を示す。また、X2≦Vpgm<X1であった場合、このページのプログラム速度はやや速いと判定する。この場合、初期電圧をVpgm0(A)=Vpgm0+kA1×ΔVpgm0に調整する(ステップS126)。ここで、kA1は、kA0よりも小さい自然数である。そして、Vpgm<X2であった場合、このページのプログラム速度は速いと判定する。この場合、初期電圧Vpgm0(A)を調整する必要はない(ステップS127)。なお、ステップS122〜S127は、データ書き込み部によって処理される。
続いて、ステップS128、S129において、Lページ書き込みの残りの書き込みループを実行する。これによって、ページを構成するメモリセルMCの閾値電圧は、ERレベル又はLMレベルに遷移する。
最後に、ステップS130において、ステップS124〜S127で設定された初期電圧Vpgm0(A)を用いて、Uページ書き込みを行う。なお、セル間干渉抑制のため、ステップS129とステップS130の間には、別のページの書き込み動作が実行される。
これによって、書き込み/消去サイクルの繰り返しによって変化する書き込み特性に対応する適切な初期電圧のプログラム電圧を用いてデータを書き込みすることができる。
<プログラム電圧のステップ幅の調整>
しかし、初期電圧調整機能だけでは、以下のような問題がある。
図7は、初期電圧調整機能によって、プログラム電圧の初期電圧を調整した場合のプログラム電圧のイメージである。この図7は、すでに実行された書き込み/消去サイクル数が少なくエンデュランスに余裕があるメモリセル(以下、「フレッシュセル」と呼ぶ)へのデータ書き込み時のプログラム電圧と、すでに実行された書き込み/消去サイクル数が多くエンデュランスに余裕がないメモリセル(以下、「サイクルドセル」と呼ぶ)へのデータ書き込み時のプログラム電圧とを比較している。
フレッシュセルの場合、サイクルドセルと比較すると、書き込み特性が遅いため、初期電圧調整機能によってプログラム電圧の初期電圧は高めに調整される。その後、プログラム電圧は所定のステップ幅ΔVpgmでステップアップされながら書き込みループが繰り返される。フレッシュセルは書き込み特性が遅いため、比較的多いループ回数によってデータ書き込みが完了する。
一方、サイクルドセルの場合、書き込み特性が速くなるため、初期電圧調整機能によってフレッシュセルの場合に比べて初期電圧は低めに調整される。その後、プログラム電圧はフレッシュセルの場合と同じステップ幅ΔVpgmでステップアップされながら書き込みループが繰り返される。サイクルドセルは、フレッシュセルに比べて、書き込み特性が速いため、フレッシュセルの場合に比べて、少ないループ回数でデータ書き込みが完了する。
図8は、図7に示すように、メモリセルの書き込み特性に関わらず一定のステップ幅でデータ書き込みした場合の閾値電圧分布を示す図である。
フレッシュセルの場合、書き込み特性が遅いため、プログラム電圧のステップ幅が多少大きくても、ある程度精密なプログラムが可能である。そのため、図8上図に示すように、メモリセルの閾値電圧分布を比較的狭くすることができる。
一方、サイクルドセルの場合、書き込み特性が速いため、プログラム電圧のステップ幅を十分に小さくしないと精密なプログラムができない。そのため、図8下図に示すように、フレッシュセルに比べて、メモリセルの閾値電圧分布が広がってしまう。その結果、データ読み出し/書き込みの信頼性が損なわれてしまう点が問題となる。
この問題を回避するためには、プログラム電圧のステップ幅をサイクルドセルに適切な値に設定しておくと良い。こうすることで、サイクルドセルの場合は勿論のこと、フレッシュセルの場合であっても信頼性を損なうことはない。しかし、この場合、フレッシュセルに対して小さいステップ幅のプログラム電圧でプログラムすることになり、より多くの書き込みループが必要となる。その結果、データ書き込みに要する処理時間が増大してしまう。
そこで、本実施形態では、上述した初期電圧調整機能の他に、メモリセルのエンデュランスに応じてプログラム電圧のステップ幅を調整するステップ幅調整機能を備える。
このステップ幅調整機能は、初期電圧調整機能で得られるプログラム電圧の初期電圧と、ROMヒューズ12等に記憶されている基準電圧とを比較し、両者の差に応じてプログラム電圧のステップ幅を調整するものである。なお、ステップ調整機能は、主にエンデュランス判定部で処理される。このエンデュランス判定部は、コントローラ11であっても良いし、NANDチップ10内に設けても良い。また、エンデュランス判定方法としては、初期電圧調整機能で得られるプログラム電圧と基準電圧とを比較する以外に、各ブロックへの書き込み/消去回数および基準回数をコントローラ11ないしNANDチップ10内で記憶し、両者の回数を比較することで行っても同様の効果が得られる。本実施例では、前者のエンデュランス判定方法である、初期電圧調整機能で得られるプログラム電圧と基準電圧を比較する方法を一例として示す。
図9は、ステップ幅調整機能によるステップ幅の導出フローの例である。なお、プログラム電圧のステップ幅はΔVpgm=M×ΔV(例えば、M=1〜7の整数、ΔV=0.1V、0.125V、0.15V、0.175V等である)で与えられるものとする。
始めに、ステップS151において、初期電圧調整機能で導出した調整後の初期電圧Vpgm0(A)と、予め定めた基準電圧Vpgm0(R)との差分Δ1を算出する。
続いて、ステップS152において、差分Δ1と所定の基準値X1とを比較する。ここで、Δ1<X1の場合、メモリセルのプログラム速度は遅いと考えられることから、メモリセルはエンデュランスに十分余裕があるフレッシュセルであると判定する。この場合、ステップ幅をΔVpgm=M0×ΔV0にする(ステップS153)。ここで、M0、ΔV0は、それぞれ上記M、ΔVが取り得るいずれかの値である。なお、ステップ幅をΔVpgm=M0×ΔV0で初期化しておくことで、ステップS153の処理は省略できる。
一方、Δ1≧X1の場合、処理はステップS154に遷移する。
ステップS154において、差分Δ1と基準値X1よりも大きい所定の基準値X2とを比較する。ここで、Δ1<X2、つまりX1≦Δ1<X2の場合、メモリセルのプログラム速度はやや速くなっていると考えられることから、メモリセルのエンデュランスはやや損なわれていると判定する。この場合、ステップ幅をM0×ΔV0よりも小さいΔVpgm=M1×ΔV1にする(ステップS155)。ここで、M0、ΔV0は、それぞれ上記M、ΔVが取り得るいずれかの値である。
一方、Δ1≧X2の場合、メモリセルのプログラム速度は速くなっていると考えられることから、メモリセルはエンデュランスに余裕がないサイクルドセルであると判定する。この場合、ステップ幅をM1×ΔV1よりも小さいΔVpgm=M2×ΔV2にする(ステップS156)。ここで、M0、ΔV0は、それぞれ上記M、ΔVが取り得るいずれかの値である。
図10は、ステップ幅調整機能を用いた場合のプログラム電圧のイメージである。比較例として、図7と同様、ステップ幅調整機能を用いない場合のイメージについても表わしている。
図10に示す通り、ステップ幅調整機能を用いた場合、サイクルドセルの場合のステップ幅ΔVpgmは、フレッシュセルの場合のステップ幅ΔVpgm=M0×ΔV0よりも小さいM2×ΔV2に調整される。したがって、プログラム速度が速いサイクルドセルの場合であっても、ステップ幅ΔVpgmを調整しない場合に比べ、精密なプログラムができる。その結果、サイクルドセルの閾値電圧分布の広がりを抑制することができ、データ書き込みの信頼性を向上させることができる。なお、ステップ幅ΔVpgmはより小さくすることが望ましいが、その分、データ書き込みに要する書き込みループ回数が増大してしまう。そのため、図10に示すように、書き込みループ回数が、フレッシュセルのデータ書き込みに要する書き込みループ回数を超えない範囲においてステップ幅ΔVpgmを小さくすることが好ましい。この場合、データ書き込みに要する処理時間の増大をある程度抑制することができる。
図11は、ステップ幅調整機能によるステップ幅の導出フローの別の例である。このフローは、ステップS151が新たなステップS151´に変更されている点を除き、図9に示す例と同じである。
図9に示す初期電圧調整機能による調整後のプログラム電圧の初期電圧Vpgm0(A)と基準電圧Vpgm0(R)とは、書き込みループ回数を用いてそれぞれ以下のように表わすことができる。つまり、初期電圧調整機能による調整前のプログラム電圧の初期電圧をVpgm0、プログラム電圧の刻み幅をΔVpgm0とすると、調整後の初期電圧は、Vpgm0(A)=Vpgm0+(kA−1)×ΔVpgm0となる。同様に、基準電圧は、Vpgm0(R)=Vpgm0+(kR−1)×ΔVpgm0となる。ここで、kA及びkRは自然数である。以上の等式から分かるように、調整後の初期電圧Vpgm0(A)及び基準電圧Vpgm0(R)は、それぞれ等差数列で算出されることが分かる。
そこで、図11に示す導出フローでは、ステップS151´において、差分をΔ1=kR−kAで算出する。このように、差分Δ1を書き込みループ回数差に相当する、プログラム電圧の刻み幅の個数で算出することで、図9に示す導出フローよりも、簡単な論理回路で実現することができる。
以上、本実施形態によれば、フレッシュセルの場合の処理時間を超えない程度で、サイクルドセルの閾値電圧分布の広がりを抑制した信頼性の高いデータ書き込みが可能になる。
なお、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置に対し、後述する第2の実施形態と同様のベリファイスキップ機能、第3の実施形態と同様の消費電流削減機能の両方又は一方の機能を追加することもできる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置は、第1の実施形態と同様の初期電圧調整機能の他、余計なベリファイ動作をスキップするベリファイスキップ機能を備えている。
図12は、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の選択ワード線に供給するプログラム電圧及びベリファイ電圧の様子である。なお、プログラム電圧Vpgm(1)〜Vpgm(N)については図4と同様である。また、これらプログラム電圧Vpgm(1)〜Vpgm(N)の供給によって遷移し得るメモリセルの閾値電圧については図5と同様である。
図5に示す通り、プログラム電圧Vpgm(1)〜Vpgm(Nb−1)は、メモリセルの閾値電圧をB、Cレベルに遷移させるには不十分な電圧である。したがって、1〜Nb−1回目の書き込みループでは、B、Cレベルに対するベリファイは無駄になる。そこで、本実施形態では、図12に示すように、1〜Nb−1回目の書き込みループでは、Aレベルに対するベリファイのみ実行する。同様に、Nb〜Nc−1回目の書き込みループでは、メモリセルの閾値電圧がCレベルに遷移し得ないため、A、Bレベルに対するベリファイのみ実行する。
このように余計なベリファイを省略させることで、データ書き込みの処理時間を短縮させることができる。
しかし、一律に特定の書き込みループでベリファイをスキップさせた場合、以下のような問題が生じる。
上述のように、通常、メモリセルはエンデュランスによって書き込み特性が異なり、フレッシュセルの場合、書き込み速度が遅く、サイクルドセルの場合、書き込み速度が速い。そのため、ベリファイスキップすべき書き込みループは、フレッシュセルとサイクルドセルとで図13のように異なる。
つまり、フレッシュセルの場合、図13上図に示すように、1〜Nb−1回目の書き込みループでは、メモリセルの閾値電圧は、B、Cレベルに遷移し得ないため、その間はAレベルに対するベリファイのみ実行すれば良い。同様に、1〜Nc1−1回目の書き込みループでは、メモリセルの閾値電圧は、Cレベルに遷移し得ないため、その間はA、Bレベルに対するベリファイのみを実行すれば良い。
一方、サイクルドセルの場合、図13下図に示すように、1〜Nb2−1(Nb2<Nb1)回目の書き込みループでは、メモリセルの閾値電圧はB、Cレベルに遷移し得ないため、その間はAレベルに対するベリファイのみ実行すれば良い。同様に、1〜Nc2−1(Nc2<Nc1)回目の書き込みループでは、メモリセルの閾値電圧はCレベルに遷移し得ないため、その間はB、Cレベルに対するベリファイのみ実行すれば良い。つまり、フレッシュセルの場合と比較して、B、Cレベルのベリファイスキップ期間は、それぞれNb1−Nb2回分、Nc1−Nc2回分だけ短くする必要がある。
この場合、ベリファイスキップ期間を、サイクルドセルに適切な設定にしておくと良い。これによって、サイクルドセルの場合は勿論のこと、フレッシュセルの場合であっても必要なベリファイが実行されることになる。しかし、フレッシュセルに対して短いベリファイスキップ期間を設定した場合、それだけ余分なベリファイが実行されることになり、十分な効果を得ることができなくなる。
そこで、本実施形態では、メモリセルのエンデュランスに応じてベリファイスキップ期間を調整するベリファイスキップ機能を備える。
このベリファイスキップ機能は、初期電圧調整機能で得られるプログラム電圧の初期電圧と、ROMヒューズ12等に記憶されている基準電圧とを比較し、両者の差に応じてベリファイスキップ期間を調整できる。なお、ベリファイスキップ機能は、主にエンデュランス判定部で処理される。このエンデュランス判定部は、コントローラ11であっても良いし、NANDチップ10内に設けても良い。また、エンデュランス判定方法としては、初期電圧調整機能で得られるプログラム電圧と基準電圧とを比較する以外に、各ブロックへの書き込み/消去回数および基準回数をコントローラ11ないしNANDチップ10内で記憶し、両者の回数を比較することで行っても同様の効果が得られる。本実施例では、前者のエンデュランス判定方法である、初期電圧調整機能で得られるプログラム電圧と基準電圧を比較する方法を一例として示す。
図14は、ベリファイスキップ機能によるベリファイスキップ期間の導出フローの例である。なお、Aレベルのベリファイスキップ期間VSL(A)、Bレベルのベリファイスキップ期間VSL(B)、及びCレベルのベリファイスキップ期間VSL(C)は、予めサイクルドセルの場合に適切なベリファイスキップ期間に初期化されているものとする。
始めに、ステップS201において、図9のステップS151と同様に差分Δ1を算出する。
続いて、ステップS202において、差分Δ1と所定の基準値X1とを比較する。ここで、Δ1<X1の場合、メモリセルはエンデュランスに十分余裕があるフレッシュセルであると判定する。この場合、Aレベルに対するベリファイスキップ期間VSL(A)にA0(A0は自然数)を加算する。同様に、Bレベルに対するベリファイスキップ期間VSL(B)にB0(B0は自然数)を加算し、Cレベルに対するベリファイスキップ期間VSL(C)にC0(C0は自然数)を加算する(ステップS203)。
一方、Δ1≧X1の場合、処理はステップS204に遷移する。
ステップS204において、差分Δ1と基準値X1よりも大きい所定の基準値X2とを比較する。ここで、Δ1<X2、つまりX1≦Δ1<X2の場合、メモリセルのエンデュランスはやや損なわれていると判定する。この場合、Aレベルに対するベリファイスキップ期間VSL(A)にA1(A1はA0より大きい自然数)を加算する。同様に、Bレベルに対するベリファイスキップ期間VSL(B)にB1(B1はB0より大きい自然数)を加算し、Cレベルに対するベリファイスキップ期間VSL(C)にC1(C1はC0よりも大きい自然数)を加算する(ステップS205)。
一方、Δ1≧X2の場合、メモリセルはエンデュランスに余裕がないサイクルドセルであると判定する。この場合、Aレベルに対するベリファイスキップ期間VSL(A)、Bレベルに対するベリファイスキップ期間VSL(B)、Cレベルに対するベリファイスキップ期間VSL(C)は既にサイクルドセルに適切な値となっているため調整しない(ステップS206)。
以上、図14に示すベリファイスキップ期間の導出によって、図13に示すような、メモリセルのエンデュランスに応じた適切なベリファイスキップを実現することができる。
図15は、ベリファイスキップ機能によるベリファイスキップ期間の導出フローの別の例である。
このフローでは、始めに、ステップS201´において、図11に示すステップS151´と同様、差分をΔ1=kR−kAで算出している。このように、差分Δ1を書き込みループ回数差に相当する、プログラム電圧の刻み幅の個数で算出するため、図14に示す導出フローよりも、簡単な論理回路で実現することができる。
その他のステップについては、図14に示すフローと同様であるため省略する。
以上、本実施形態によれば、余計なベリファイをスキップしない場合に比べて、データ書き込みの処理時間を短縮できるばかりでなく、メモリセルの書き込み特性に応じた適切なベリファイスキップ期間を導出するため、ベリファイスキップ期間が一定である場合よりも、よりデータ書き込み時間の短縮を図ることができる。
なお、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置に対し、第1の実施形態と同様のステップ幅調整機能、後述する第3の実施形態と同様の消費電流削減機能の両方又は一方の機能を追加することもできる。
[第3の実施形態]
第3の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置は、第1の実施形態と同様の初期電圧調整機能の他、データ書き込み時の余計な消費電流を削減する消費電流削減機能を備えている。
先ず、消費電流削減機能を説明する前に、その前提となる本不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイ1とその周辺の具体的構成について図16を用いて説明する。
本実施形態の場合、図16に示すように、偶数番目のビット線BLe(eは偶数)及びセンスアンプ回路S/A間に設けられたビット線選択トランジスタBLTeと、奇数番目のビット線BLo(oは奇数)及びセンスアンプ回路S/A間に設けられたビット線選択トランジスタBLToを備えている。
次に、本不揮発性半導体記憶装置のデータ書き込み方式について説明する。
不揮発性半導体記憶装置のデータ書き込みは、2つの方式に大別することができる。1つは、1本の選択ワード線に沿った全てのメモリセルに対し同時にデータ書き込みを実行するABL方式である。
もう1つの方式は、図17Aに示すように、1本の選択ワード線に沿ったメモリセルMCのうち、奇数番目のメモリセル、又は偶数番目のメモリセルのいずれか一方のみを書き込み対象として同時にデータ書き込みを実行し、その間、他方はデータ書き込みを禁止するE/O方式である。例えば、奇数番目のメモリセルを選択メモリセルにする場合には、奇数番目のビット線BLoには、書き込みデータに応じた電圧(Vss、又はVdd)を供給する一方、偶数番目のビット線BLeには、全て電源電圧Vddを供給し、データ書き込みを禁止する。逆に、偶数番目のメモリセルを選択メモリセルにする場合には、偶数番目のビット線BLeには、書き込みデータに応じた電圧(Vss又はVdd)を供給する一方、奇数番目のビット線BLoには、全て電源電圧Vddを供給し、書き込みを禁止する。
このE/O方式の場合、選択メモリセルが位置するチャネルに隣接するチャネルには、常に電圧Vdd程度の電圧が与えられる。したがって、ABL方式に比べ、隣接チャネルとの容量結合の影響により、選択メモリセルへのプログラミング条件のばらつきを抑制することができる。
しかし、E/O方式においても、選択ビット線BL(例えば、奇数番目のビット線BLo)において、プログラムのための電圧Vssが供給されるビット線BLの数が多くなると、隣接ビット線BL間の電位差が大きい箇所が多くなるため、非選択ビット線BL(例えば、偶数番目のビット線BLe)を電圧Vddに充電する際に大きな消費電流を必要とし、消費電力が増大するという問題が生じる(図17B参照)。したがって、消費電力の抑制のためには、選択ビット線BLにおいても、できるだけ電圧Vddを供給することが望ましい。ABL方式の場合でも、書き込みデータがランダムである場合は、隣接するセルの書き込みデータが異なっている確率が高いため、隣接ビット線BL間の電位差が大きい箇所が多くなりやすくなる。したがって、消費電力の抑制のためには、選択ビット線BLにおいても、できるだけ電圧Vddを供給することが望ましい。
ここで、図4及び図5に示すプログラム電圧及びベリファイ電圧によってデータ書き込みを行う場合について考える。この場合、図5に示す通り、プログラム電圧Vpgm(1)〜Vpgm(Nb−1)は、メモリセルの閾値電圧をB、Cレベルに遷移させるには不十分な電圧である。したがって、1〜Nb−1回目の書き込みループでは、メモリセルMC(A)に接続された選択ビット線BLに対しプログラム許可電圧Vssを供給する一方、メモリセルMC(B)、MC(C)に接続された選択ビット線BLに対しプログラム禁止電圧Vddを供給しプログラムを禁止する。同様に、Nb〜Nc−1回目の書き込みループでは、メモリセルの閾値電圧がCレベルに遷移し得ないため、メモリセルMC(C)に接続された選択ビット線BLに対しプログラム禁止電圧Vddを供給しプログラムを禁止する。
ここで、プログラムを禁止すべき期間は、概略、ベリファイをスキップすべき期間と同程度である。したがって、一律に特定の書き込みループでプログラムを禁止した場合、第2の実施形態で説明した問題と同様の問題が生じる。つまり、メモリセルのエンデュランスによって、プログラムを禁止すべき期間が異なるため、プログラム禁止期間をサイクルドセルに適切な設定にしていた場合、フレッシュセルに対するデータ書き込み時の消費電流の削減効率が低下してしまう。
そこで、本実施形態では、メモリセルのエンデュランスに応じてプログラム禁止期間を調整する消費電流削減機能を備える。
この消費電流削減機能は、初期電圧調整機能で得られるプログラム電圧の初期電圧と、ROMヒューズ12等に記憶されている基準電圧とを比較し、両者の差に応じてプログラム禁止期間を調整できる。なお、プログラム禁止期間調整機能は、主にエンデュランス判定部で処理される。このエンデュランス判定部は、コントローラ11であっても良いし、NANDチップ10内に設けても良い。また、エンデュランス判定方法としては、初期電圧調整機能で得られるプログラム電圧と基準電圧とを比較する以外に、各ブロックへの書き込み/消去回数および基準回数をコントローラ11ないしNANDチップ10内で記憶し、両者の回数を比較することで行っても同様の効果が得られる。本実施例では、前者のエンデュランス判定方法である、初期電圧調整機能で得られるプログラム電圧と基準電圧を比較する方法を一例として示す。
図18は、消費電流削減機能によるプログラム禁止期間の導出フローの例である。なお、Aレベルに遷移させるメモリセルMC(A)に対するプログラム禁止期間PIL(A)、Bレベルに遷移させるメモリセルMC(B)に対するプログラム禁止期間PIL(B)、及びCレベルに遷移させるメモリセルMC(C)に対するプログラム禁止期間PIL(C)は、予めサイクルドセルの場合に適切なプログラム禁止期間に初期化されているものとする。
始めに、ステップS301において、図9のステップS151と同様に差分Δ1を算出する。
続いて、ステップS302において、差分Δ1と所定の基準値X1とを比較する。ここで、Δ1<X1の場合、メモリセルはエンデュランスに十分余裕があるフレッシュセルであると判定する。この場合、メモリセルMC(A)に対するプログラム期間PIL(A)にA0(A0は自然数)を加算する。同様に、メモリセルMC(B)に対するプログラム禁止期間PIL(B)にB0(B0は自然数)を加算し、メモリセルMC(C)に対するプログラム禁止期間PIL(C)にC0(C0は自然数)を加算する(ステップS303)。
一方、Δ1≧X1の場合、処理はステップS304に遷移する。
ステップS304において、差分Δ1と基準値X1よりも大きい所定の基準値X2とを比較する。ここで、Δ1<X2、つまりX1≦Δ1<X2の場合、メモリセルのエンデュランスはやや損なわれていると判定する。この場合、メモリセルMC(A)に対するプログラム禁止期間PIL(A)にA1(A1はA0より大きい自然数)を加算する。同様に、メモリセルMC(B)に対するプログラム禁止期間PIL(B)にB1(B1はB0より大きい自然数)を加算し、メモリセルMC(C)に対するプログラム禁止期間PIL(C)にC1(C1はC0よりも大きい自然数)を加算する(ステップS305)。
一方、Δ1≧X2の場合、メモリセルはエンデュランスに余裕がないサイクルドセルであると判定する。この場合、メモリセルMC(A)に対するプログラム禁止期間PIL(A)、メモリセルMC(B)に対するプログラム禁止期間PIL(B)、メモリセルMC(C)に対するプログラム禁止期間PIL(C)は既にサイクルドセルに適切な値となっているため調整しない(ステップS306)。
以上、図18に示すプログラム禁止期間の導出によって、メモリセルのエンデュランスに応じた効果的な消費電流の削減を実現することができる。
図19は、消費電流削減機能によるプログラム禁止期間の導出フローの別の例である。
このフローでは、始めに、ステップS301´において、図11に示すステップS151´と同様、差分をΔ1=kR−kAで算出している。このように、書き込みループ回数差に相当する、差分Δ1をプログラム電圧の刻み幅の個数で算出するため、図18に示す導出フローよりも、簡単な論理回路で実現することができる。
その他のステップについては、図18に示すフローと同様であるため省略する。
以上、本実施形態によれば、選択ビット線に対し常にプログラム許可電圧Vssを供給するE/O方式の不揮発性半導体記憶装置よりもデータ書き込み時の消費電流を削減することができるばかりでなく、プログラム禁止期間をメモリセルの書き込み特性に応じて適切に調整するため、プログラム禁止期間が一定である場合よりも、より消費電流の削減効率を向上させることができる。
なお、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置に対し、第1の実施形態と同様のステップ幅調整機能、第2の実施形態と同様のベリファイスキップ機能の両方又は一方の機能を追加することもできる。特に、ベリファイスキップ機能を追加する場合、図18及び図19に示したフローのよって導出されたプログラム禁止期間PIL(A)、PIL(B)、PIL(C)と、図14及び図15に示したフローによって導出されたベリファイスキップ期間VSL(A)、VSL(B)、VSL(C)とを共通にすることもできる。
[第4の実施形態]
第1の実施形態では、基準電圧Vpgm0(R)が1つであった。しかし、メモリセルやページの書き込み特性は、メモリセルアレイ1における位置によって異なってくる。
例えば、図2のメモリセルアレイ1の場合、NANDストリング4の両端に近いワード線WL0やWL63は、他のワード線WL1〜WL62とは異なる書き込み特性を有する場合がある。更には、共通ソース線CELSRCに近いワード線WL0と、センスアンプ回路S/Aに近いワード線WL63でも書き込み特性は異なる。また、ワード線WL1〜WL62についても奇数番目、偶数番目のいずれのワード線WLであるかによっても書き込み特性にばらつきが生じ得る。
これは、図20に示すNANDストリング4´であっても例外ではない。このNANDストリング4´は、メモリセルMC0及び選択ゲートトランジスタS1間にダミーワード線WLDSで制御されるダミーセルDC1と、メモリセルMC63及び選択ゲートトランジスタS2間にダミーワード線WLDDで制御されるダミーセルDC2とを設けたものである。このように構成することで、両端のメモリセルMC0、MC63と、その他のメモリセルMC1〜MC62との書き込み特性等のばらつきは軽減されるが、それでも完全に取り除くことはできない。
そこで、第4の実施形態では、第1の実施形態と同様の初期電圧設定機能及びステップ幅調整機能を備えた上で、更に、ステップ幅調整機能で用いる基準電圧Vpgm0(R)を複数有する不揮発性半導体記憶装置について説明する。
図21は、ワード線WLの位置によって複数の基準電圧Vpgm0(R)を設けた例である。
この例では、ワード線WL0〜2k−1(kは自然数であり、図2、図20の場合k=32となる)を、共通ソース線CELSRCに最も近いワード線WL0、奇数番目のワード線WL2m−1(m=1〜k−1)、偶数番目のワード線WL2m、センスアンプ回路S/Aに最も近いワード線WL2k−1の4つのグループに分けている。そして、データ書き込みをするページを選択するワード線WLが、ワード線WL0、WL2m−1、WL2m、WL2k−1かによって、それぞれ異なる基準電圧Vpgm0(R,0)、Vpgm0(R,2m−1)、Vpgm0(R,2m)、Vpgm0(R,2k−1)を用いるようにする。これら基準電圧Vpgm0(R)をワード線WLの書き込み特性に合わせて適切に設定しておくことで、第1の実施形態の場合に比べ、より精密なプログラムが可能となり、データ書き込みの信頼性を向上させることができる。
図22及び図23は、本実施形態の別の例である。
この例では、メモリセルアレイを、ビット線方向に上部ブロック(Top)、中間ブロック(Middle)、下部ブロック(Bottom)の3つのブロックに大別し、更に、各ブロックを、図20及び図21の例と同様に、ワード線WLの位置によって4つのグループに分けた上で、ブロック毎に各エリアに適切な基準電圧Vpgm0(R,g,b)(gはワード線WLの位置で決まる0、2m−1、2m、2k−1のいずれかであり、bはブロックで決まるT(上部ブロック)、M(中間ブロック)、B(下部ブロック)のいずれかである)を設定しておく。
この例では、ブロックによって異なる書き込み特性を考慮し、ブロック毎に個別に4つの基準電圧が設定できるため、図21の例に比べ、より精密なプログラムが可能となり、データ書き込みの信頼性を向上させることができる。
なお、上記の例は、第1の実施形態のみならず、第2及び第3の実施形態であっても同様に適用することができる。この場合、ベリファイスキップ機能及び消費電流削減機能の効果を更に向上させることができる。
[その他]
以上、発明の実施の形態を説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更、追加等が可能である。
上記第1〜第4の実施形態の説明では、1セル当たり2ビットを記憶するメモリセルに対し、2つの書き込みステップでデータ書き込みをする不揮発性半導体記憶装置を例に説明したが、上記実施形態はいずれも、1セル当たりの記憶ビット数に関わらず、複数の書き込みステップでデータ書き込みをする不揮発性半導体記憶装置であれば適用することができる。
また、上記実施形態では、プログラム速度の違いに着目してメモリセルのエンデュランスを判定していたが、書き込み/消去サイクル数によってメモリセルのエンデュランスを判定することもできる。この場合、書き込み/消去サイクル数をカウントするためのカウンタを別に設ければ良い。
1・・・メモリセルアレイ、2a・・・ロウデコーダ/ワード線ドライバ、2b・・・カラムデコーダ、3・・・ページバッファ、4、4´・・・NANDストリング、5a・・・ロウアドレスレジスタ、5b・・・カラムアドレスレジスタ、6・・・ロジック制御回路、7・・・シーケンス制御回路、8・・・電圧発生回路、9・・・I/Oバッファ、11・・・コントローラ、12・・・ROMヒューズ。

Claims (6)

  1. 複数のビット線、前記ビット線に交差する複数のワード線及びソース線、並びに、制御ゲートに前記ワード線が接続された直列接続された複数のメモリセルを含み、両端がそれぞれ前記ビット線及びソース線に接続された複数のNANDセルユニットを有するメモリセルアレイと、
    前記複数のワード線のうち選択した一の前記ワード線にプログラムに必要なプログラム電圧を印加するプログラム動作及び前記選択ワード線にベリファイに必要なベリファイ電圧を印加するベリファイ動作からなる書き込みループを、前記選択ワード線で選択される複数のメモリセルからなるページ単位で、データが書き込まれるまで前記プログラム電圧を所定のステップ幅で変化させながら繰り返し実行するデータ書き込み部と、
    前記ページに属するメモリセルのエンデュランスを判定するエンデュランス判定部と
    を備え、
    前記データ書き込み部は、前記エンデュランスに応じたステップ幅のプログラム電圧を前記選択ワード線に供給する
    ことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. データ書き込み部は、前記データ書き込みの際、
    所定の前記書き込みループである第1の書き込みループを含む複数の前記書き込みループを実行すると共に、前記第1の書き込みループ後に所望の記憶状態に達したメモリセル数を数える第1の書き込みステップを実行し、
    その後、前記所望の記憶状態に達したメモリセル数が、所定のメモリセル数に到達したプログラム電圧に応じて、前記プログラム電圧の初期電圧を設定した上で、複数の前記書き込みループからなる第2の書き込みステップを実行する
    ことを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 前記エンデュランス判定部は、前記データ書き込み部が設定した前記第2の書き込みステップにおけるプログラム電圧の初期電圧と、予め定めた基準電圧とを比較して前記エンデュランスを判定する
    ことを特徴とする請求項2記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 前記基準電圧は、前記ページによって異なる
    ことを特徴とする請求項3記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 前記データ書き込み部は、前記データ書き込みの際、
    前記エンデュランス判定部によって判定されたエンデュランスに基づいて前記メモリセルに所望のデータが書き込まれるまでの書き込みループ回数を判定し、この回数に達するまで、前記書き込みループにおける当該データに関するベリファイ動作をスキップする
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の不揮発性半導体記憶装置。
  6. 前記データ書き込み部は、前記データ書き込みの際、
    前記エンデュランス判定部によって判定されたエンデュランスに基づいて前記メモリセルに所望のデータが書き込まれるまでの書き込みループ回数を判定し、この回数に達するまで、前記所望のデータをプログラムすべきメモリセルに接続された前記ビット線に対してプログラムを禁止するプログラム禁止電圧を印加し、
    前記メモリセルに前記所望のデータが書き込まれ得るプログラム電圧を用いたプログラム動作の際、前記所望のデータをプログラムすべきメモリセルに接続された前記ビット線に対してプログラムを許可するプログラム許可電圧を印加する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の不揮発性半導体記憶装置。
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